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Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6.0)
B55905-06
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1 インストールの概要

Oracle Web Tierには、次の2つの主要なコンポーネントが含まれています。

  1. Oracle HTTP Server

  2. Oracle Web Cache

Oracle Process Manager and Notification Server (OPMN)も、デフォルトでインストールされます。

これらの製品は協働して、着信HTTPリクエストの管理、Webメッセージのキャッシング、クライアントへのXMLとHTMLの返信を実行します。

Oracle Web Tierのインストールでは、Oracle HTTP ServerとOracle Web Cacheをインストールすることもできます。Oracle Process Manager and Notification Server (OPMN)はデフォルトでインストールされます。この製品の選択を解除することはできません。

この章の構成は、次のとおりです。

1.1 Oracle Web Tierのアプリケーション

Oracle Web Tierには、次のコンポーネントが含まれています。

これらのコンポーネントの詳細は、Oracle Fusion Middlewareコンセプトを参照してください。

1.2 インストール方法

Oracle Web Tierソリューションは、次のどちらかの方法で構築できます。

1.3 インストールのロードマップ

この項では、第1.2項「インストール方法」に説明されている各インストール・オプションの概要について説明します。お使いの環境に合わせて使用するインストール方法を判別し、その項の指示に従ってください。

1.3.1 スタンドアロン・モードでのOracle Web Tierのインストールのタスク

表1-1は、スタンドアロン・モードでのOracle Web Tierのインストールと構成の全体的なタスクを示しています。この表には、各タスクの詳細情報の入手先も説明されています。

表1-1 スタンドアロンでのOracle Web Tierのインストールのタスク

タスク 説明 ドキュメント

1 - インストール計画要件の完了

システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Web Tierの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。

第2.1項「インストール前の作業の実行」


2 - ソフトウェアの入手とインストーラの起動。

Oracle Technology Networkからソフトウェアをダウンロードして、Oracle Web Tierインストーラを起動します。

第2.3項「インストールの開始」


3 - Oracle Web Tierのインストールと構成。

Oracle Web Tierのインストールには、インストーラを使用します。「インストール・タイプの選択」画面「インストールと構成」オプションを選択します。

Middlewareホーム・ディレクトリは、「インストール場所の指定」画面で指定した場所に作成されます。

「コンポーネントの構成」画面「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されていないことを確認します。

第3.1項「Oracle Web Tierのインストールと構成」

インストール・タイプの詳細は、第2.4項「インストール・タイプの選択」を参照してください。

4 - インストール後の作業の実行。

インストールと構成が完了した後、トポロジと構成によっては、インストール後の作業を実行する必要があります。

第3.2項「インストール後の作業の実行」


5 - インストールの検証。

インストールおよび構成の完了後、成功したかどうかを確認できます。

第3.3項「インストールの検証」



1.3.2 Oracle Web Tierのインストールおよび既存のFusion Middleware (EM) Controlとの関連付けのタスク

表1-2は、Oracle Web Tierのインストールと構成、およびそのコンポーネントと既存のFusion Middleware (EM) Controlとの関連付けの全体的なタスクを示しています。この表には、各タスクの詳細情報の入手先も説明されています。

表1-2 Oracle Web Tierのインストールと既存のドメインを使用した構成のタスク

タスク 説明 ドキュメント

1 - インストール計画要件の完了

システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Web Tierの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。

第2.1項「インストール前の作業の実行」


2 - Oracle JRFおよびEnterprise Manager (EM)を含むWebLogic Serverドメインがすでに構成されていることの確認。

WebLogic Serverドメインは、Oracle SOA SuiteやOracle Application Developerなど他のOracle Fusion Middleware製品で構成できます。

詳細は、他のOracle Fusion Middleware製品のインストーレーション・ガイド(『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteインストレーション・ガイド』など)を参照してください。

3 - ソフトウェアの入手とインストーラの起動。

Oracle Technology Networkからソフトウェアをダウンロードして、Oracle Web Tierインストーラを起動します。

第2.3項「インストールの開始」


4 - Oracle Web Tierのインストールと構成。

Oracle Web Tierのインストールには、インストーラを使用します。「インストール・タイプの選択」画面「インストールと構成」オプションを選択します。

「インストール場所の指定」画面で、WebLogic Serverドメインの作成に使用した既存のMiddlewareホーム・ディレクトリを指定してください。

「コンポーネントの構成」画面「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されていることを確認します。

第3.1項「Oracle Web Tierのインストールと構成」

インストール・タイプの詳細は、第2.4項「インストール・タイプの選択」を参照してください。

5 - インストール後の作業の実行。

インストールと構成が完了した後、トポロジと構成によっては、インストール後の作業を実行する必要があります。

第3.2項「インストール後の作業の実行」


6 - インストールの検証。

インストールおよび構成の完了後、成功したかどうかを確認できます。

第3.3項「インストールの検証」



1.3.3 Oracle Web Tierとインストール後に作成したFusion Middleware (EM) Controlとの関連付けのタスク

表1-3は、Oracle Web Tierをインストールした後、WebLogic Serverドメインを作成し、コンポーネントをそのWebLogic Serverドメインに関連付ける全体的なタスクを示しています。この表には、各タスクの詳細情報の入手先も説明されています。

表1-3 Oracle Web Tierのインストール、ドメインの作成、コンポーネントとそのドメインの関連付けのタスク

タスク 説明 ドキュメント

1 - インストール計画要件の完了

システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Web Tierの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。

第2.1項「インストール前の作業の実行」


2 - Oracle WebLogic ServerのインストールとMiddlewareホーム・ディレクトリの作成。

WebLogic Server ドメインにコンポーネントを関連付ける場合に既存のドメインがない場合は、ドメインを作成するために、Oracle Web Tierをインストールする前にまずOracle WebLogic Serverをインストールする必要があります。

最新のOracle WebLogic Serverをダウンロードするには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の製品の配布に関する項を参照してください。

インストールの手順は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドのインストール・プログラムのグラフィック・モードでの実行に関する項を参照してください。

3 - Oracle Web Tierソフトウェアの入手とインストーラの起動。

Oracle Technology Networkからソフトウェアをダウンロードして、Oracle Web Tierインストーラを起動します。

第2.3項「インストールの開始」


4 - Oracle Web Tierのインストール(構成なし)。

Oracle Web Tierのインストールには、インストーラを使用します。「インストール・タイプの選択」画面「ソフトウェアのインストール - 構成なし」オプションを選択します。

「インストール場所の指定」画面で、Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに作成されたMiddlewareホーム・ディレクトリを指定してください。

第4.1項「インストール手順の実行」

インストール・タイプの詳細は、第2.4項「インストール・タイプの選択」を参照してください。

5 - WebLogic Serverドメインの作成。

Oracle共通ホーム・ディレクトリに移動し、構成ツールを実行してWebLogic Serverドメインを作成します。

作成したWebLogicに、Oracle Java Required Files (JRF)およびEnterprise Managerが含まれていることを確認します。

第2.2.1項「Oracle Web Tierコンポーネント用のWebLogic Serverドメインの作成」


6 - Oracle Web Tierの構成。

構成ツールを実行して、Oracle Web Tierコンポーネントを構成します。

「コンポーネントの構成」画面「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されていることを確認します。

第4.2項「構成手順の実行」


7 - ノード・マネージャの起動。

Web TierコンポーネントとWebLogic Serverドメインを関連付ける場合、ノード・マネージャを起動する必要があります。

第2.2.2項「ノード・マネージャの起動(Oracle Web TierをWebLogic Serverドメインに登録する場合)」


8 - インストール後の作業の実行。

インストールと構成が完了した後、トポロジと構成によっては、インストール後の作業を実行する必要があります。

第3.2項「インストール後の作業の実行」


9 - インストールの検証。

インストールおよび構成の完了後、成功したかどうかを確認できます。

第4.3項「インストールの検証」



1.4 インストール・トポロジ

図1-1は、すべてデフォルト値を使用して単一ホストにインストールした簡単なOracle Web Tierのディレクトリ構造を示しています。

図1-1 Oracle Web Tierインストールのディレクトリ構造

図1-1の説明が続きます
「図1-1 Oracle Web Tierインストールのディレクトリ構造」の説明


注意:

スタンドアロン・モードでのOracle Web Tierのインストールを完了するために、Oracle WebLogic Serverは必要ありませんが、Middlewareホームのディレクトリ構造は存在している必要があります。これは、Oracle Web Tierのディレクトリ構造を、その他のOracle Fusion Middleware製品と一致させるためです。すべてのOracle Fusion Middleware製品では、WebLogic Serverおよび対応するディレクトリ構造の存在が必須です。

Oracle Web Tierをスタンドアロン・モードでインストールする場合、Oracle WebLogic Serverは存在しませんが、ディレクトリ構造は作成されます。