Oracle SOA Governance Suiteでは、ユーザー、プロセスおよびテクノロジの組合せを使用して、リスクの低減、ビジネス整合性の維持、SOA投資に対するビジネス・バリューの表示を行う手段が提供されるため、組織はサービス指向アーキテクチャ(SOA)に容易に移行できます。OracleのSOAガバナンス・ソリューション全体によって、重要なSOAガバナンス・プロセスが自動化されるため、組織はSOAの利点である敏捷性を実現化する一方、SOAへのトランスフォーメーションにおけるリスクを管理できます。また、SOAガバナンス作業をサポートするエンドツーエンド機能が、組織におけるSOAトランスフォーメーションのステータスや進捗状況に関係なく提供されます。SOAプログラムをこれから開始する場合も、プロジェクトやパイロットからさらに広範に展開する場合も、Oracle SOA Governance Suiteソリューションは、実証済で測定可能なSOAの成功へと組織を導きます。Oracle SOA Governance Suiteは、SOAを管理するためのOracle Fusion Middlewareの戦略的アプローチです。
SOAのイニシアティブを成功させるために、Oracle SOA Governance Suiteの次のコンポーネントによって、可視性、制御および分析が提供されます。
Oracle SOA Governanceのコアとして機能します。このコンポーネントの主な機能は、サービスのライフ・サイクルのデザインタイム・ステージに関連付けられている詳細な資産メタデータを管理し、それらの資産をライフ・サイクルの異なるステージに推進するための構造を適用することです。
このコンポーネントには、Oracle Enterprise Repository内で管理されるメタデータのサブセットが含まれており、ランタイム・インフラストラクチャでサービスとポリシーを動的に検出する際に役立ちます。サービスの説明、サービスの場所とエンドポイント、サービス操作とパラメータ、およびサービス・ポリシーはすべて、このレジストリ内で使用可能な情報の例です。Oracle Enterprise Repositoryは、ライフ・サイクルの各ステージで、サービス、ポリシー、エンドポイント、分類およびアーティファクトをOracle Service Registryに公開します。同様に、Oracle Service Registryの資産は、可視性およびガバナンスのためにOracle Enterprise Repositoryに戻すことができます。