F 構成スクリプトにより追加されるLDAPコンテナ

Oracle Authentication Services for Operating Systemsのサーバー構成スクリプトにより、次の空のコンテナがレルムDNの下に追加されます。これらのコンテナは、ローカル・ファイル（/etc/passwdや/etc/groupなど）またはNISデータベースからデータを移行するときのデータのデフォルトの場所です。

表F-1 サーバー構成スクリプトにより追加されるLDAPコンテナ

コンテナ	用途
ou=people	/etc/passwordや/etc/shadowのようなログインおよびパスワードの情報を格納します。オブジェクトposixAccountおよびshadowAccountがここに格納されます。
ou=group	/etc/groupのようなグループ情報を格納します。タイプposixGroupのオブジェクトがここに格納されます。
ou=services	/etc/servicesのような使用可能サービスに関する情報を格納します。タイプipServiceのオブジェクトがここに格納されます。
ou=protocols	/etc/protocolsのようなプロトコルに関する情報が格納されます。タイプipProtocolsのオブジェクトがここに格納されます。
ou=rpc	/etc/rpcのようなリモート・プロシージャ・コール（RPC）に関する情報を格納します。タイプoncRPCのオブジェクトがここに格納されます。
ou=hosts	/etc/hostsのようなホスト表を格納します。タイプipHostのオブジェクトがここに格納されます。
ou=networks	/etc/networksのようなネットワークの名前を格納します。ipNetworkタイプのオブジェクトがここに格納されます。
ou=netgroup	オブジェクト・タイプnisNetwork、nisNetgroup内のネットグループ情報を格納します。
ou=aliases	オブジェクト・タイプmailGroup内のメールグループ情報を格納します。
ou=mounts	自動マウント情報を格納します。
nismapname=netgroup.byuser	グループ名、ユーザー名およびホスト名を含むNISマップを設定します。ユーザー名はマップ内のキーです。