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Oracle Smart Update Oracle WebLogic Serverへのパッチの適用
リリース3.3.0
B61614-03
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用語集

BEA_HOMEディレクトリ

Oracleソフトウェア製品がインストールされるルート・ディレクトリ。環境変数BEA_HOMEで表されます。

Oracle Fusion Middleware 11gR1リリースから、BEA_HOMEにかわってMW_HOMEが新たに使用されています(デフォルトはC:\Oracle\Middleware)。また、WL_HOMEはWebLogic Serverホームを表す変数です(デフォルトはC:\Oracle\Middleware\wlserver_version)。

bsuコマンド

Smart Updateコマンド・ライン・インタフェースを実行するためのコマンド。コマンド・ライン・インタフェースを実行するには、まずMW_HOME\utils\bsuディレクトリに移動する必要があります。第8章「コマンド・ライン・インタフェースの使用」を参照してください。

カスタム・パッチ・プロファイル

デフォルト・パッチ・プロファイルの他に、ユーザーが作成できるパッチ・プロファイル。カスタム・パッチ・プロファイルを使用すると、特定のOracle製品インストール環境で実行されている一部のサーバー(個別のドメイン、クラスタ、サーバーなど)に有効範囲を限定してパッチ・セットを適用できます。カスタム・パッチ・プロファイルについては、第5章「インストールおよびアプリケーションにおける適用済パッチのアクティブ化」を参照してください。

依存関係違反

既存のパッチが依存しているパッチを削除しようとしたときに報告される競合。

インストール・レベルのパッチ・ディレクトリ

パッチJARファイル、ネイティブ・パッチ、プロファイル・サブディレクトリ、パッチ・レジストリ、パッチ・マニフェストJARファイルのある、Smart Updateによって作成されたディレクトリ。

無効なパッチ

My Oracle Supportによって置き換えられたかまたは非推奨になったパッチ。Smart Updateで、パッチ・ダウンロード・ディレクトリ内に無効なパッチが検出された場合、そのことが自動的に通知されます。無効なパッチが適用されている場合は、パッチ・プロファイル内のエントリでそのパッチが強調表示されます。パッチのアイコンをクリックすると、代替パッチが提供されている場合は、無効なパッチの置換えに関する情報が表示されます。

メンテナンス・パック

既存のリリースに対する更新。既知の問題のソリューションや、その他の製品の機能強化が含まれます。メンテナンス・パックは、Oracle製品を置き換えるものではなく、製品に対する変更や追加をまとめたパッケージです。

サービス・パックは、WebLogic Platform 9.2メンテナンス・パック1からメンテナンス・パックにかわりました。メンテナンス・パックは、Oracle WebLogic Server 10.3.xから、バージョン・アップグレード(Oracleパッチ・セット・リリース)で置き換えられます。

メンテナンス・パックの適用または削除、バージョン・アップグレード、サービス・パックにSmart Updateを使用できなくなったことに注意してください。

メンテナンス・スナップショット

Smart Updateを使用して生成できるテキスト・ファイル。特定のパッチ・プロファイルのターゲット・インストール環境に関する現在のメンテナンス・レベルの詳細が記述されています。

モジュール・パッチ

共通モジュールと製品固有モジュールを更新するパッチ。

相互に排他的です

ダウンロードや適用を選択したパッチが、ターゲット・インストール環境で既存のパッチと共存できない場合に報告される競合。競合の原因となる既存のパッチのIDが示されます。

ミドルウェア・ホーム(MW_HOME)ディレクトリ

環境変数MW_HOMEで表され、Oracleソフトウェア製品がインストールされるルート・ディレクトリ。Oracle Fusion Middleware 11gR1リリースから、BEA_HOMEにかわってMW_HOMEが新たに使用されています。

ネイティブ・アーティファクト・ファイル

オペレーティング・システム固有のファイル。バイナリ・ファイルまたは他のリソースの場合があります。

順序が間違っています

複数のパッチを間違った順序でダウンロードまたは適用しようとした場合に報告される、パッチ間の競合。この競合が報告された場合は、選択したパッチの正しい適用順序が示されます。

パッチ・マニフェストJAR

MW_HOME\patch_wls1032\\patch_jarsディレクトリに存在するパッチJARを参照するファイル

パスコード

Oracleサポートから提供される英数字の文字列。プライベート・パッチを取得するためにパッチIDとともに使用します。プライベート・パッチはSmart Updateでは利用できなくなりました。

パッチ

個別のコンポーネントのバグ修正用に発行されるメンテナンス・パック更新の間に発行されるパッチ。パッチでは、製品の機能強化は行われません。

パッチ・バックアップ・マニフェスト

パッチの適用によって置き換えられたファイルを格納する、MW_HOME\patch_wls1032\backupディレクトリに保存されるファイル。このディレクトリには、システムを以前のパッチ・メンテナンス・レベルに復元するために必要なファイルが格納されます。

パッチ間の競合

ターゲット・インストール環境にダウンロード、適用、削除のために選択したパッチと、その環境にすでに適用されている他のパッチとの間でSmart Updateによって検出される互換性の問題。

パッチ・コンテナ

パッチ・ダウンロード・ディレクトリに保持される、Oracleサポートからダウンロードしたファイル。パッチそのものと、検証に使用されるパッチのメタデータを含みます。

パッチJARファイル

クラスパスに挿入される予定のクラスを含むJARファイル。たとえば、WebLogicシステム・クラスパス、またはWebLogic Serverにデプロイされたアプリケーションのクラスパスに挿入されます。パッチJARファイルは、インストール・レベル・パッチ・ディレクトリのpatch_jarsサブディレクトリに配置されます。パッチJARファイルの詳細は、「インストール・レベルのパッチ・ディレクトリの構造」を参照してください。

パッチ・プロファイル

特定のOracle製品インストール環境にインストールされており、適用されるパッチをSmart Updateが検証するためのメカニズムとして機能するパッチ・セット。

パッチ・セット

単一のエンティティとしてダウンロードやインストールが可能になった複数のパッチのセット。パッチ・セット内に含まれるメンバー・パッチは、強制的に正しい順序でターゲット・インストール環境に適用されます。ただし、パッチ・セットに含まれるパッチを個別に選択して削除することも可能です。

前提条件が満たされていません

パッチのダウンロード時または適用時に報告される競合。この競合は、他のパッチを先にインストールしておく必要のあるパッチのダウンロード時または適用時に発生します。この競合が報告された場合は、事前に適用する必要があるパッチのIDが表示されます。

プライベート・パッチ

My Oracle Supportが、個別のユーザーのサポート・ニーズに応じて利用可能にするパッチ。プライベート・パッチはSmart Updateでは利用できなくなりました。

公開パッチ

My Oracle Supportが、有効なサポート契約を締結しているユーザーに対して利用可能にしているパッチ。My Oracle Supportから、システムにインストールされている特定のOracle製品に対する公開パッチの詳細情報を表示および入手できます。

サポートID

Oracleに登録したときに取得するユーザー・アカウントのID。

ターゲット・インストール

Smart Updateの「ターゲット・インストール」パネルで現在選択されているOracle製品インストール。

検証

パッチが、ターゲット・インストール環境に適用されている他のパッチと競合するかどうかを判断するプロセス。