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Oracle® WebCenter Contentインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B65039-02
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6 Imagingの構成の完了

この章では、Oracle WebLogic Serverドメインで、Oracle WebCenter Content: Imagingの初期構成を完了する方法について説明します。

この章では、次の項目について説明します。

6.1 Imagingの初期構成の完了

Imagingの構成を完了する前に、システムでOracle WebCenter Contentをインストールし、構成しておく必要があります。ImagingはWebCenter Contentをリポジトリとして使用します。

Imagingのリポジトリとしては、WebCenter Content 11gとOracle Universal Content Management (Oracle UCM) 10gR3のいずれかを使用できます。WebCenter Content 11gの構成の詳細は、第3章「Oracle WebCenter Contentアプリケーションの構成」第4章「WebCenter Contentの構成の完了」、および第6.1.1.1項「Imagingと併用するWebCenter Content 11gの構成」を参照してください。リポジトリとしてOracle UCM 10gR3を使用する方法の詳細は、第6.1.1.2項「Imagingと併用するOracle UCM 10gR3のインストールと構成」を参照してください。


注意:

本番システムでは、Oracle WebCenter Contentアプリケーションは、デフォルト構成の一部であるOracle WebLogic Server組込みのLDAPサーバーではなく、外部Lightweight Directory Application Protocol (LDAP)認証プロバイダを使用する必要があります。Imagingのアイデンティティ・ストアを外部LDAP認証プロバイダと再関連付けする場合は、まずこの再関連付けを実施し、その後Imaging管理対象サーバーの構成を完了して、それをWebCenter Content 11gまたはOracle UCM 10gR3リポジトリに接続する方が簡単です。詳細は、第3.9項「アイデンティティ・ストアと外部LDAP認証プロバイダの再関連付け」を参照してください。

Imaging管理対象サーバーに最初にログインしたユーザーが、サーバー全体のセキュリティとともにプロビジョニングされます。このユーザーが初めてログインすると、Imagingにより、リポジトリおよびワークフロー・サーバー(オプション)への接続も含めた構成を完了するためのユーザー・インタフェースが表示されます。

Imagingセキュリティを初期化する前にDefaultSecurityGroup MBeanに値が指定されている場合、最初のユーザーがログインすると、ログインしたこのユーザーとともに、指定したグループにも完全な管理権限を割り当てられます。

Imaging構成を完了するには、システムに適用される次のタスクをすべて実行する必要があります。

  1. Imaging用のWebCenter Contentリポジトリの構成

  2. 第9章「Oracle WebCenter Contentの構成の検証」の説明に従って、管理サーバーとWebCenter Content管理対象サーバーを起動

  3. Imaging管理対象サーバーの起動およびWebクライアントへのアクセス

  4. WebCenter Contentリポジトリへの接続

  5. UNIXシステム用のGDFontPath MBeanの構成

  6. Solaris 11gのUNIX Exalogic環境で、Imagingビューアに対するDISPLAYを設定

  7. 定義のインポート

6.1.1 Imaging用のWebCenter Contentリポジトリの構成

WebCenter Content 11g Oracle UCM (Oracle Content Server) 10g R3のいずれかを、Imagingのリポジトリとして構成できます。


注意:

リポジトリ接続を作成しないと、Imagingシステムにコンテンツをインポートまたはアップロードできません。

6.1.1.1 Imagingと併用するWebCenter Content 11gの構成

WebCenter Content 11gは、Oracle WebCenter Contentとともにインストールされます。WebCenter Content管理対象サーバーとImaging管理対象サーバーが同じホスト・マシン上のOracle WebLogic Serverドメインに構成されている場合、Imagingと併用するためのWebCenter Content 11gの構成が自動的に行われます。

WebCenter Contentが、Imagingによって後から拡張されたドメインにインストールされている場合、WebCenter Content管理対象サーバーを次に再起動するまで、WebCenter ContentはImagingと併用するように再構成されません。この場合は、まず第9.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従ってWebCenter Contentを起動してから、第6.1.3項「WebCenter Contentリポジトリへの接続」の説明に従ってImaging WebクライアントからOracle WebCenter Content Serverに接続します。

WebCenter ContentとImagingの管理対象サーバーが異なるマシン上で実行されるように構成されている場合は、Imagingを構成してもWebCenter Contentはそれと併用されるように構成されません。この場合、手動構成手順に従って、WebCenter Contentを構成する必要があります。

Imagingと併用するWebCenter Content 11gを手動で構成するには、次の手順を実行します。

  1. 第9.2項「管理対象サーバーの起動」の説明に従って、WebCenter Content管理対象サーバーを起動します。

  2. 第4.3.1項「コンテンツ・サーバーの起動」の説明に従って、コンテンツ・サーバーにアクセスします。

  3. IpmRepositoryコンポーネントを有効にします。

    1. 「管理」トレイまたはメニューから、「管理サーバー」を選択します。

    2. コンテンツ管理サーバーのコンポーネント・マネージャ・ページで、「統合」を選択します。

    3. IpmRepositoryを選択し、「更新」ボタンをクリックします。

      Fusion Middleware構成ウィザードを使用してOracle WebLogic Serverドメインを構成した場合には、このオプションはデフォルトで選択されています。このオプションがすでに選択されている場合は、「更新」をクリックしたり、コンテンツ・サーバーを再起動しなくても、コンポーネント・マネージャを閉じることができます。

    4. 「OK」ボタンをクリックして、この機能を有効にします。

    5. 第9.3項「管理対象サーバーの再起動」の説明に従って、コンテンツ・サーバーを再起動します。

      IpmRepositoryがすでに選択されていた場合は、サーバーを再起動する必要はありません。

6.1.1.2 Imagingと併用するOracle UCM 10gR3のインストールと構成

Oracle UCM 10gR3リポジトリの場合、ImagingにはOracle Content Server 10gR3とも呼ばれるOracle Universal Content Management 10gR3 (10.1.3.3.3)が必要です。Oracle Content Server 10gR3をインストールして構成した後、Content Server 10g更新バンドルでシステムを更新する必要があります。Oracle UCM 10gR3がImaging 11gと併用するには、両方が必要です。

Oracle Content Server 10gR3とContent Server 10g更新バンドルのどちらも、Oracle Software Delivery CloudまたはOracle Technology Network (OTN)からダウンロードできます。ソフトウェアの場所の詳細は、第1.2.2項「Oracle WebCenter Contentをインストールおよび構成するためのソフトウェアのダウンロード」を参照してください。

Oracle UCM 10gR3をインストールして構成する方法の詳細は、Oracle Technology NetworkのOracle Content Serverページを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/content-management/cs-088869.html

Imaging 11gをOracle UCM 10gR3と併用している場合は、最新の更新パッチを使用してOracle Content Server 10gR3を更新してください。

6.1.1.2.1 Oracle UCM 10gR3のJDKバージョンのアップグレード

ImagingをOracle WebLogic Server管理対象サーバーにデプロイした後、ドメインを作成または拡張して、Oracle Content Server 10gR3インストールのJDKバージョンを、Imagingが使用しているものと同じJDK 1.6バージョンにアップグレードする必要があります。これは、Fusion Middleware構成ウィザードの「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面でImaging管理対象サーバー用に指定したJDKバージョンです。ImagingでサポートされているJDKバージョンの詳細は、次のOracle Technology NetworkにあるOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成のページを参照してください。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.x)製品領域で、ImagingおよびWebCenter Contentのシステム要件とサポートされているプラットフォーム(xls)を参照してください。

Oracle Content Server 10gR3が使用しているJDKバージョンを変更する方法の詳細は、バージョン10gR3のOracle Universal Content Management Content Serverインストール・ガイドを参照してください。

6.1.1.2.2 Imagingと併用するOracle Content Server 10gR3の構成

Imagingと併用する前に、Oracle Content Server 10gR3を構成する必要があります。構成中、Oracle Content Server 10gR3を再起動するように求められたときは、その都度再起動してください。

Imagingと併用するOracle Content Server 10gR3を構成するには、次の手順を実行します。

  1. IPアドレス・フィルタを更新します。

    1. Oracle UCM 10gR3がインストールされているシステムで、次のコマンドを実行します。

      • UNIXコマンド: UCM_ORACLE_HOME/bin/SystemProperties

      • Windowsコマンド: UCM_ORACLE_HOME\bin\SystemProperties

    2. システムのDISPLAY環境変数を有効なXサーバーに設定した状態で、その表示の「サーバー」タブをクリックします。

    3. 「IPアドレス・フィルタ」フィールドに、まず縦線(|)を入力し、その後にImagingがインストールされているシステムのIPアドレスを続けます。

      例: 192.0.2.1|192.0.2.130

      Imagingシステムが認証なしでOracle UCM 10gR3システムにアクセスするには、IPアドレスが必要です。

    4. 「OK」をクリックします。

      この変更を行った場合は、Oracle Content Server 10gR3の再起動が必要です。再起動は、この手順の最後、Oracle UCM 10gR3コンポーネントをインストールした後に行うことができます。

  2. WebブラウザでOracle UCM 10gR3 Webクライアント(http://managedServerHost:managedServerPort/location、たとえばhttp://myhost.example.com:8000/idc)を開き、ログインします。

  3. 「管理」トレイを開きます。

  4. デフォルトのファイル・ストアをアップグレードします。

    1. 「管理」で、「プロバイダ」を選択します。

    2. DefaultFileStore行の「アクション」列で「情報」を選択します。

    3. ファイル・ストアをアップグレードするかどうか尋ねられた場合は、「アップグレード」をクリックし、次に「ファイル・ストア・プロバイダの編集」ダイアログ・ボックスの「更新」をクリックします。

      Oracle UCM 10gR3は自動的にアップグレードされます。

    Imagingコンテンツに、Webストアからアクセスすることはできません。Oracle Content Server 10gR3では、従来から、ファイル・システム上の/weblayoutディレクトリを使用して、Webブラウザに表示できるフォーマットでコンテンツを保存していますが、この機能はImagingソリューションではあまり使用されず、余分なディスク領域を使用します。ファイル・ストアのアップグレード後、Oracle Content Server 10gR3ではweblayout機能を無効にして、ファイル・ストア・プロバイダをImagingボリュームとして使用するように構成することをお薦めします。

  5. システム・プロパティを構成します。

    1. SearchIndexerEngineName変数が、使用するOracle UCM 10gR3システムのタイプ(DATABASE.METADATADATABASE.FULLTEXTまたはOracleTextSearch)に一致することを確認します。

    2. 「管理」トレイで、「管理サーバー」を選択します。

    3. 「idc」をクリックします。

    4. 左側の「一般構成」を選択します。

    5. 「チェックイン時にコンテンツIDを自動割当てする」を選択します。

    6. 「自動採番接頭辞」の値を指定します。たとえば、ucm1とします。

    7. 「追加の構成変数」ボックスに次の行を追加して、EnableIdcProfileField変数を1に設定します。

      EnableIdcProfileField=1
      
    8. 「保存」をクリックします。

  6. Oracle UCM 10gR3のコンポーネントをインストールします。

    1. 左側の「コンポーネント・マネージャ」を選択します。

    2. 「新規コンポーネントのインストール」セクションで、「参照」をクリックして/extrasディレクトリを参照し、インストールするコンポーネントを選択します。

    3. 「開く」をクリックします。

    4. 「インストール」をクリックします。

      コンポーネント・マネージャがリクエストをポート80にリダイレクトする場合は、ポート80を使用するようにWebサーバーを再構成できます。

      画面の指示に従ってOracle Content Server 10gR3を再起動します。

    5. 選択したコンポーネントごとに必須の詳細を入力し、次に「続行」をクリックします。

      メニューに選択項目がいくつか表示され、その一部はあらかじめ選択されています。デフォルトの選択を使用できます。

    6. ここをクリックして、コンポーネント・マネージャに戻ります。

    7. 「新規コンポーネントのインストール」セクションで、「参照」をクリックします。

    8. WC_CONTENT_ORACLE_HOME/ipm/libディレクトリを参照し、IpmRepository.zipを選択します。

    9. 「開く」をクリックします。

    10. 「インストール」をクリックします。

      画面の指示に従ってOracle Content Server 10gR3を再起動します。

    11. 「続行」をクリックします。

    12. ここをクリックして、コンポーネント・マネージャに戻ります。

    13. 「新規コンポーネントのインストール」セクションで、「参照」をクリックし、/extrasディレクトリを参照します。

    14. /extrasディレクトリ内の任意のコンポーネントおよびIpmRepositoryを選択します。

    15. 「有効化」をクリックします。

    16. 選択したコンポーネントごとに必須の詳細を入力し、次に「続行」をクリックします。

      画面の指示に従ってOracle Content Server 10gR3を再起動します。

    17. ここをクリックして、コンポーネント・マネージャに戻ります。

    18. 左側の「オプション」リストから、「Content Serverの起動または終了」を選択します。

    19. 「再起動」を選択します。

    20. 再起動後、Oracle Content Server 10gR3が稼働していることを確認します。

6.1.1.2.3 Oracle UCM 10gR3への管理者ユーザーおよび管理者グループの追加

管理者ユーザーがOracle UCMで管理タスクを実行できるようにするには、管理者ユーザーをOracle UCM 10gR3に追加し、それを管理者グループに割り当てる必要があります。

管理者ユーザーおよび管理者グループをOracle UCM 10gR3に追加するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle UCM 10gR3 Webクライアントで、「管理」「管理アプレット」を選択します。

  2. 「ユーザー管理」をクリックします。

  3. 「セキュリティ」タブで、「ロールの権限」を選択します。

  4. 「新しいロールの追加」を選択します。

  5. 「ロール名」フィールドに、Administratorsと入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「閉じる」をクリックします。

  8. 「追加」をクリックします。

  9. 認可タイプ: ローカルについて、「OK」をクリックします。

  10. 管理者ユーザーを作成し、パスワードを入力します。

  11. 「ロール」タブをクリックします。

  12. 「ロールの追加」をクリックします。

  13. 「管理者」を選択し、次に「OK」をクリックします。

  14. 「OK」をクリックします。

  15. 「ユーザー管理」アプレットを閉じます。

6.1.1.3 コンテンツ記憶域用のファイル・ストア・プロバイダの構成

管理者は、Content Server 11gのファイル・ストア・プロバイダを構成することにより、コンテンツ・サーバー内でのファイルの保管および管理の場所と方法を制御できます。ファイル・ストア・プロバイダを使用すると、すべてのコンテンツを単一のファイル・システムに保存するのではなく、複数のファイル・システムにも単一のデータベース内にも保存できます。WebCenter Contentのインストールと構成により、ファイル・ストア・プロバイダ・コンポーネントがデフォルトでインストールされ、有効になっています。

Imagingの場合、デフォルトのファイル・ストア・プロバイダではなく、使用するファイル・ストア・プロバイダを追加することをお薦めします。また、ファイル・ストアに対しては従来のWebレイアウト機能を無効にする必要があります。

WebCenter Contentのインストール時に作成されるデフォルトの記憶域プロバイダ構成は、本番のドキュメント・ボリューム用ではありません。ドキュメント数が10,000未満のコンセプト検証システムやデモンストレーション・システムには、このデフォルト構成で十分です。本番システムの構成には、さらに詳細なオプションを選択する必要があります。

Oracleデータベース用のファイル・ストア・プロバイダを構成できます。

WebCenter ContentインストールがMicrosoft SQL ServerまたはIBM DB2データベースを使用している場合は、ファイル・ストア・プロバイダを構成しないでください。これらのデータベースのいずれかを使用してWebCenter Content管理対象サーバーを構成している場合は、コンテンツ・サーバーに対してデフォルトで有効になっているファイル・ストア・プロバイダを無効にする必要があります。

詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverシステム管理者ガイド』のファイル・ストア・システムの構成に関する項を参照してください。

6.1.1.3.1 ファイル・ストア・プロバイダの構成

コンテンツ・サーバーでサポートされているメディアを任意に組み合せて、ファイル・ストア・プロバイダにできます。記憶域に使用するメディアではドキュメントの記憶域の場所が定義されていないため、Imagingユーザー・インタフェースでアプリケーションを定義するときには、記憶域の場所を表すためにボリュームという用語が使用されます。Imagingは、管理者がコンテンツ・サーバーに定義および構成したボリュームに接続します。Imagingを使用して、ボリュームを作成したり、定義することはできません。

コンテンツ・サーバー管理者が、ファイル・ストア・プロバイダを構成できます。詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverシステム管理者ガイド』のファイル・ストア管理インタフェースに関する項を参照してください。

6.1.1.3.2 ImagingのWebレイアウト機能の無効化

コンテンツ・サーバーでは、従来から、ファイル・システム上の/weblayoutディレクトリを使用して、Webブラウザに表示できるフォーマットでコンテンツを保存しています。このことは、メインの記憶域ボリュームがデータベースに設定されている場合も同じです。このファイル・システム・ストアは、Webサイトのコンテンツを素早く取得する場合や、プライマリ・コンテンツ・アイテムの説明を記載したセカンダリ・ファイルを保存する場合に便利ですが、Imagingソリューションではそれほど有用ではありません。Imagingソリューションでのみ/weblayoutディレクトリにコピーされるファイルは、使用されることがないため、不要な記憶領域が使用されることになります。Imagingボリュームとして使用するように構成されているファイル・ストア・プロバイダについては、Webレイアウト機能を無効にすることをお薦めします。

Webレイアウト機能を無効にするには、管理者がコンテンツ・サーバーでファイル・ストア・プロバイダの記憶域ルールの追加/編集ページにある「Web表示非対応のファイル・ストア」オプションを選択します。詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverシステム管理者ガイド』の記憶域ルールの追加/編集ページに関する項を参照してください。

6.1.2 Imaging管理対象サーバーの起動およびWebクライアントへのアクセス

管理サーバーと、ImagingおよびWebCenter Content管理対象サーバーを起動すると、Imaging Webクライアントにアクセスできます。

Imaging Webクライアントにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. 第9.2項「管理対象サーバーの起動」の説明に従って、Imaging管理対象サーバーを起動します。

  2. 次のURLでWebクライアントにアクセスします。http://managedServerHost:16000/imaging

    管理者のユーザー名とパスワードでログインします。


    注意:

    Imagingシステムに最初に接続するこのユーザーが、Imaging管理者として登録されます。

6.1.3 WebCenter Contentリポジトリへの接続

ImagingでWebCenter Contentリポジトリを使用するには、コンテンツ・サーバーへの接続を構成する必要があります。接続は、Imagingから作成できます。

WebCenter Contentリポジトリに接続するには、次の手順を実行します。

  1. Webブラウザを開き、次のWebサイトに移動します。

    http://managedServerHost:16000/imaging

  2. 管理者のユーザー名とパスワードでログインします。

  3. 「接続の管理」トレイに移動し、リストから「Content Server接続の作成」を選択します。

  4. 基本情報ページで接続の名前を入力し、オプションで説明を入力し、「次へ」をクリックします。

  5. 選択内容を変更できます。接続設定ページで次のように設定します。

    • SSL: セキュアなSSL通信を行う場合に選択します。

    • サーバー・ポート: WebCenter ContentインスタンスのIDCポート。Imaging用のデフォルトは4444です。

    • ローカルContent Serverの使用: コンテンツ・サーバーがImagingサーバーと同じマシン上にある場合は、デフォルトで選択されます。

      サーバーが同じマシンにインストールされていない場合、コンテンツ・サーバーのマシン名をコンテンツ・サーバー・プールの一部として構成する必要があります。

  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 接続の「接続セキュリティ」値を入力します。

    この接続定義に対するアクセス権、変更権限、削除権限および他のユーザーへのアクセス権の付与権限を、どのユーザーおよびグループに与えるかを選択します。少なくとも1人のユーザーまたは1つのグループにアクセス権の付与権限を与える必要があります。

  8. 「次へ」をクリックします。

  9. 「サマリー」画面で、「送信」をクリックします。

6.1.4 UNIXシステム用のGDFontPath MBeanの構成

UNIXオペレーティング・システムで変換が正しく機能するためには、TrueTypeフォントが使用可能になっている必要があります。それらのフォントがシステムにない場合は、インストールする必要があります。UNIXオペレーティング・システムでフォント・パスを設定するには、GDFontpath MBeanを構成する必要があります。構成するには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlでシステムMBeanブラウザを使用します。

UNIXシステム用のGDFontPath MBeanを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のURLで、Fusion Middleware ControlのImagingドメインにアクセスします。

    http://adminServerHost:adminServerPort/em
    

    adminServerHostに、ドメインの管理サーバーをホストするコンピュータの名前を指定します。adminServerPortに、管理サーバーをリスニングするポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は7001です。次に例を示します。

    http://myHost.example.com:7001/em
    

    ログインするには、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名およびパスワードを入力します。

  2. 左側のナビゲーション・ツリーで、「アプリケーション・デプロイメント」を展開し、次にイメージング(IPM_server1)をクリックします。

  3. 「アプリケーション・デプロイメント」メニューで、「システムMBeanブラウザ」を選択します。

  4. システムMBeanブラウザ・ページのナビゲーション・ツリーで、「MBeanの構成」の下にあるcom.beaフォルダを閉じます。

  5. 「アプリケーション定義のMBeans」の下で、oracle.imagingフォルダを展開します。

  6. Server: IPM_server1フォルダとconfigフォルダを展開します。

  7. configをクリックします。

  8. GDFontPath属性の値をTrue Typeフォント(TTF)ファイルの場所に設定します。たとえば、次のようにします。

    /usr/share/X11/fonts/TTF
    

    Oracle WebLogic ServerによりJDKが組み込まれているシステムの場合、TTFファイルはJDK/jre/lib/fontsディレクトリにあります。

    各種UNIXプラットフォームの標準フォントの場所は、次のとおりです。

    • Solaris SPARC: /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType


      注意:

      Solaris SPARCプラットフォームでドキュメント変換を実施する場合、Imagingには/usr/local/packagesディレクトリにGNU Compiler Collection (GCC)パッケージ3.4.2以降が必要です。

      Imagingを実行するSolarisオペレーティング・システムにこのパッケージをインストールします。Sunfreeware WebサイトからGCCをダウンロードできます。

      http://www.sunfreeware.com
      

      Imaging管理対象サーバーを起動する前に、LD_LIBRARY_PATH環境変数を/usr/local/packages/gcc-3.4.2/libに設定する必要もあります。使用しているGCCのバージョンが3.4.2よりも後のバージョンである場合は、そのバージョンに設定します。


    • AIX: /usr/lpp/X11/lib/X11/fonts/TrueType

    • HP-UX Itanium: /usr/lib/X11/fonts/TrueType

    • Linux: /usr/lib/X11/fonts/TrueType

  9. 「適用」をクリックします。

  10. 第9.3項「管理対象サーバーの再起動」を参照してImagingを再起動します。

6.1.5 Solaris 11gのUNIX Exalogic環境で、Imagingビューアに対するDISPLAYを設定

Solaris 11gを使用するExalogic環境では、Imagingビューアが基本モードで正しく動作するように、DISPLAY環境変数を設定する必要があります。

Solaris 11gのUNIX Exalogic環境で、Imagingビューアに対するDISPLAYを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 新しいターミナル・ウィンドウを開いて次のコマンドを実行します。

    xhost +
    
  2. Imagingターミナルで、Imagingが稼働しているサーバーとポートを次の形式でDISPLAY環境変数に設定します。

    servername:port
    
  3. 第9.3項「管理対象サーバーの再起動」を参照してImagingを再起動します。

6.1.6 定義のインポート

インストール・プロセスのこの時点でインポート・ツールを使用し、以前にエクスポートしたImaging定義(アプリケーション、検索、入力)をインポートできます。

6.2 WebCenter Contentリポジトリでの全文検索機能の構成

Imagingは、WebCenter ContentでDATABASE.FULLTEXTOracleTextSearchの2つのタイプの全文検索をサポートしています。Imagingで全文検索機能を使用できるのは、事前にWebCenter Contentリポジトリで全文検索を構成した場合です。DATABASE.FULLTEXTシステムの場合、索引を再構築した後、Imaging側では何もする必要がありません。一方、OracleTextSearchの場合、FullTextが有効になっているアプリケーションが作成または削除されるか、またはそのアプリケーションに対してフィールド定義に関連する変更が加えられたときには、索引を再構築する必要があります。

全文検索を構成する方法の詳細は、第4.4項「コンテンツ・サーバー用のOracleTextSearchの構成」を参照してください。

全文検索構成に関するその他のオプションは、『Oracle WebCenter Content Content Serverシステム管理者ガイド』の検索索引の構成に関する項を参照してください。

WebCenter Contentで全文検索が有効になった後、アプリケーションを作成し、アプリケーションで「全文」オプションを選択する必要があります。詳細は、Oracle WebCenter Content Imaging管理者ガイドの一般プロパティの指定に関する項を参照してください。

6.3 ワークフロー・サーバーへの接続

ソリューションでタスク・リストを取得するためには、ワークフロー・サーバーへの接続が必要です。アプリケーション・フィールドをワークフロー・ペイロード要素にマップする際、Imagingをワークフロー・サーバーに接続します。接続するには、Web Services Inspection Language (WSIL)を使用して、プロバイダ、ポートおよび資格証明の情報を渡します。WSILは、HTTPプロトコルおよび特定のXML形式を使用して、サーバーでWebサービス・エンドポイントを検出できるようにします。Imagingは、特定の条件を満たすWSILのリンクをたどって、デプロイ済コンポジットを検出します。

接続先は、Oracle Business Process Management (Oracle BPM)サーバーまたはBusiness Process Execution Language (BPEL)サーバーにすることができます。Imagingが既存のドメイン内のBPMおよびOracle BPEL Process Managerを利用できるようにするには、Oracle BPM Suite - 11.1.1.0を使用してドメインを拡張する必要があります。Oracle BPM Suiteをインストールしたときには、依存関係として自動的にOracle SOA Suite - 11.1.1.0が選択されました。Oracle BPEL Process Managerを使用し、Oracle BPMを使用しない場合は、Oracle SOA Suiteのインストールおよび構成によりドメインを拡張できます。Oracle SOA SuiteおよびOracle BPMをインストールして構成する手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteインストレーション・ガイド』を参照してください。

ワークフロー・サーバーに接続する方法の詳細は、Oracle WebCenter Content Imaging管理者ガイドのワークフロー接続の確立に関する項を参照してください。

ワークフロー接続を確立した後、ソリューションのAXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表にその接続の名前を入力します。たとえば、Business Process Execution Language (BPEL)サーバーのパラメータ・キーはBPEL_CONNECTIONという名前であり、HelloBPELサンプル・スクリプトはtestという接続名を使用します。

6.4 Imagingシステム・セキュリティの設定

新しいImagingシステムでは、最初にログインしたユーザーに自動的にFULL権限が付与されます。通常、この初期ユーザーが他のユーザーまたはグループを関連付け、その後、初期ユーザーの権限は必要に応じて変更されたり、取り消されます。


注意:

Oracle Access Managerで使用するようにImagingを構成する場合は、imaging/faces/ディレクトリを保護する必要があります。保護できないと、Imagingビューアにアクセスできなくなります。

この最初のユーザーがImagingにログインした後にセキュリティ・プロバイダに変更を加えた場合は、次の手順を実行してImagingシステム・セキュリティをリセットします。たとえば、Oracle Internet DirectoryプロバイダまたはMicrosoft Active Directoryプロバイダを指すように後でセキュリティ構成を変更した場合は、Imagingシステム・セキュリティをリセットする必要があります。

  1. 必要に応じてユーティリティを使用して、ユーザーおよびグループを手動で作成するか、新しい外部のセキュリティ・プロバイダに移行します。

    詳細は、第3.9項「アイデンティティ・ストアと外部LDAP認証プロバイダの再関連付け」を参照してください。

  2. refreshIPMSecurity() WLST MBeanコマンドを実行します。

    手順は、Oracle Fusion Middleware WebLogicスクリプト・ツール・コマンド・リファレンスを参照してください。


    注意:

    リフレッシュ中、対応する識別情報が見つからないユーザーまたはグループは無視されます。セキュリティに変更を加えると、無効なユーザーまたはグループがImagingデータベースから削除されます。

6.5 Oracle Application Extension Frameworkのインストールおよび構成

Oracle Application Extension Framework (AXF)は、Imagingとともに自動的にインストールされます。AXFおよびAXFデータベース表を構成して使用する方法の詳細は、『Oracle WebCenter Application Adapters管理者ガイド』を参照してください。

Oracle Application Extension Framework (AXF)を、クラスタまたは他の分散構成で稼働するImaging管理対象サーバーと連携させるには、Javaオブジェクト・キャッシュ(JOC)がすべての管理対象サーバーに分散されるように構成する必要があります。

AXFインフラストラクチャが正しくインストールされていることを確認できるように、AXFには簡単なソリューションとしてHelloWorldHelloBpelの2つが付属しています。HelloWorldは、文字列Helloを返す基本的なソリューションです。HelloBpelソリューションには、BPEL統合を検証するBPELプロセスが含まれています。

6.5.1 分散Imaging管理対象サーバーのAXFに対するJavaオブジェクト・キャッシュの構成

クラスタで稼働するImaging管理対象サーバーのOracle Application Extension Framework(AXF)は、Java Object Cache(JOC)を構成してすべての管理対象サーバーに配布する必要があります。Oracle WebLogic Server管理コンソールでHAパワー・ツールを使用すると、分散モードで稼働するすべてのImaging管理対象サーバーに対してJOCを構成できます。


注意:

Java Object Cacheを構成した後、構成を有効にするために、影響を受けるすべての管理対象サーバーを再起動してください。詳細は、9.3項「管理対象サーバーの再起動」を参照してください。

次の手順では、MW_HOMEはOracle Fusion MiddlewareがインストールされているMiddlewareのホームを示し、DomainHomeはOracle WebLogic ServerドメインのOracleホームへのパスを示します。

分散管理対象サーバーのクラスタに対してJava Object Cacheを構成する方法は次のとおりです。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソールでHAパワー・ツールを有効化します。

    1. 次の2つのWARファイルをMW_HOME/oracle_common/hapowertoolsディレクトリからDomainHome/console-extディレクトリにコピーします。

      • powertools-core.war

      • powertools-configurejoc.war

      次に例を示します。

      cd middlewarehome
      cp oracle_common/hapowertools/powertools-co* user_projects/domains/base_domain/console-ext/
      
    2. Oracle WebLogic Server管理サーバーを再起動します。

      詳細は、第9.1項「管理サーバーの起動」第9.3項「管理対象サーバーの再起動」を参照してください。

    3. Oracle WebLogic Server管理コンソール(http://adminServerHost:adminServerPort/console)にアクセスし、左側のナビゲーション・ツリーから使用しているドメイン名をクリックします。

      ドメインの「設定」ページにHAパワー・ツール・タブが表示されます。

  2. 分散キャッシュを構成します。

    1. 管理コンソールのドメイン名の「設定」ページで、HAパワー・ツール・タブをクリックします。

    2. JOC構成タブで、クラスタのJOCの構成を選択します。

    3. 「クラスタ名」フィールドで、リストからクラスタ名を選択します。

    4. 「検出ポート」フィールドで、クラスタのリスニング・ポート番号を入力します。

    5. 「ホスト」フィールドには、すべての管理対象サーバーのホスト名をカンマで区切って入力します。

    6. JOCの構成ボタンをクリックします。

  3. 管理対象サーバーのクラスタを再起動します。

  4. JOCの分散キャッシュ・モードを確認します。

    1. 次の例のように、ある管理対象サーバーのホスト上のミドルウェア・ホームからCacheWatcherユーティリティを実行します。

      java -classpath oracle_common/modules/oracle.javacache_11.1.1/cache.jar:oracle_common/modules/oracle.odl_11.1.1/ojdl.jar
      oracle.ias.cache.CacheUtil watch -config=user_projects/domains/base_domain/config/fmwconfig/servers/IPM_server2/javacache.xml
      

      この例では、2つのJARファイルへのクラスパスは現在のディレクトリ(MW_HOME)に対する相対的な位置を示します。

      javacache.xmlファイルは、JOC分散キャッシュに参加しているImagingサーバーで使用されるファイルです。仮想または物理IPアドレスを持つ分散Javaキャッシュの場合、リスナー・アドレスはjavacache.xmlで設定する必要があります。各ファイルには、ディストリビュータの場所を示すエントリがすべて含まれていますが、<listener-address>は1つだけで、各キャッシュ・メンバーと同じポート番号に設定されています。

       <listener-address port="portNumber1" host="hostName1"/> 
       <distributor-location ssl="true" port="portNumber1" host="hostName1"/> 
       <distributor-location ssl="true" port="portNumber1" host="hostName2"/> 
       <distributor-location ssl="true" port="portNumber1" host="hostName3"/> 
       <distributor-location ssl="true" port="portNumber1" host="hostName4"/> 
      
    2. lcコマンドを入力して、キャッシュ情報を取得します。

      INFO: JOC is initialized from oracle.ias.cache.CacheUtil.main, . . .
      cache> lc
      
    3. lcコマンドからの出力で、分散キャッシュの各メンバーのエントリが分散表に表示されていることを確認します。

    4. exitコマンドを入力してCacheWatcherユーティリティを停止します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』のHAパワー・ツールの使用に関する項、およびCacheWatcherの実行に関する項を参照してください。

6.5.2 HelloWorldによるAXFインストールの検証

HelloWorldソリューションを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Imagingスキーマを所有するユーザーとして、次のディレクトリからinsertHelloCommand.sqlスクリプトを実行します。

    • UNIXパス:
      MW_HOME
      /WC_CONTENT_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloWorld/dbscripts

    • Windowsパス:
      MW_HOME
      \WC_CONTENT_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloWorld\dbscripts


    注意:

    IBM DB2の場合のみ、insertHelloCommand.sqlスクリプトを実行する前に次の行をスクリプトの先頭に追加します。
    CONNECT TO soadb USER am3_ipm USING oracle;
    

  2. 次のURLを使用して、AXF Webアプリケーションのドライバ・ページにアクセスします。

    http://host:port/imaging/faces/Driver.jspx
    
  3. 次の値を入力します。

    • ソリューション・ネームスペース: HelloWorld

    • コマンド・ネームスペース: Hi

    • ユーザー名: jcooper


      注意:

      このユーザー名は、アプリケーション・サーバーに組込みのjazn.xmlセキュリティを使用している場合にのみ有効です。

  4. 「コマンドの実行」をクリックします。

    AXFレスポンスが対話IDとともに表示されます。レスポンスが返された場合は、AXFインフラストラクチャが正しく機能し、コマンドを追加して実行できます。

6.5.3 HelloBpelによるAXFインストールの検証

HelloBpelソリューションには、BPELプロセスと、そのプロセスでHelloBpel SolutionNamespaceを使用するように設定するためのSQLスクリプトが含まれています。BPELプロセスとデータベース・スクリプトは、インストール・パッケージの次のディレクトリにあります。

  • UNIXパス:
    MW_HOME
    /WC_CONTENT_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel

  • Windowsパス:
    MW_HOME
    \WC_CONTENT_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel

HelloBpelソリューションを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 次のHelloBPEL SQLスクリプトのいずれかを実行します。

    • UNIXスクリプト:

      MW_HOME/WC_CONTENT_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel/dbscripts
      /oracle/insertHelloBPELData.sql MW_HOME/WC_CONTENT_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel/dbscripts
      /sqlserver-db2/insertHelloBPELData.sql
    • Windowsスクリプト:

      MW_HOME\WC_CONTENT_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel\dbscripts
      \oracle\insertHelloBPELData.sql MW_HOME\WC_CONTENT_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel\dbscripts
      \sqlserver-db2\insertHelloBPELData.sql

    データベースがOracleである場合は、oracleディレクトリからスクリプトを実行します。

    データベースがIBM DB2またはMicrosoft SQL Serverである場合は、sqlserver-db2ディレクトリからスクリプトを実行します。

    IBM DB2の場合のみ、HelloBPEL SQLスクリプトを実行する前に、スクリプトに次の変更を加えます。

    • 次の行をスクリプトの先頭に追加します。

      CONNECT TO soadb USER am3_ipm USING oracle;
      
    • 次の行を変更して、Oracle IPMのManage Connectionsセクションに実際のBPEL接続があるかどうかを指定します。

      Insert into AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES (SOLUTION_NAMESPACE,PARAMETER_KEY,PARAMETER_VALUE) values ('HelloBPEL','BPEL_CONNECTION','test');
      
  2. insertHelloBPELData.sqlスクリプトを実行します。

  3. Oracle JDeveloper 11gで、次のディレクトリからHelloBPEL.jwsを開きます。

    • UNIXパス:
      MW_HOME
      /WC_CONTENT_ORACLE_HOME/axf/drivers/HelloBpel/bpel

    • Windowsパス:
      MW_HOME
      \WC_CONTENT_ORACLE_HOME\axf\drivers\HelloBpel\bpel

    プロセスをBPELサーバーにデプロイします。このタスクの詳細は、Oracle JDeveloperのドキュメントを参照してください。


    注意:

    HelloBPELサンプル・ソリューションは、デフォルトではインスタンスをCaliforniaというグループに割り当てます。Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、Californiaグループをmyrealmセキュリティ・レルムに追加する必要があります。

    Oracle Internet Directoryなどの代替のアイデンティティ・ストアを使用している場合は、デプロイ前にOracle JDeveloper内のHelloBpelHumanTask.taskファイルを変更して、グループ割当を変更できます。


  4. 次のURLを使用して、AXF Webアプリケーションのドライバ・ページにアクセスします。

    http://host:port/imaging/faces/Driver.jspx
    
  5. 「AXFコマンド・ドライバ」画面で、次の値を入力します。

    • ソリューション・ネームスペース: HelloBPEL

    • コマンド・ネームスペース: StartHelloBPEL

    • ユーザー名: 有効なImagingユーザー(例: weblogic)

    前出のImagingユーザーは、Californiaという名前のグループに含まれている必要があります。このグループが存在しない場合は、グループを作成してユーザーをグループに追加してください。

  6. 「コマンドの実行」をクリックします。

    レスポンス画面にレスポンスが表示されます。

  7. 「レスポンスの実行」をクリックし、画面の指示に従ってログインします。

    AXFのタスク・リスト画面が表示されます。タスク・リストにタスクがない場合は、BPELコンソールを開き、HelloBPELProcessのインスタンスを新規に作成し、タスク・リストをリフレッシュします。

6.6 Oracle Document CaptureとOracle Distributed Document Captureのインストールおよび構成

Oracle Document Captureでは、一元的な大量の本番スキャンを実行でき、Oracle Distributed Document Captureには、分散型の企業がリモートの場所からイメージを簡単に取得できるわかりやすいWebインタフェースが備えられています。

Oracle Document Captureをインストールして構成する方法の詳細は、Oracle Document Captureインストール・ガイドおよびOracle Document Capture管理者ガイドを参照してください。

Oracle Distributed Document Captureをインストールして構成する方法の詳細は、Oracle Distributed Document Captureインストール・ガイドおよびOracle Distributed Document Capture管理者ガイドを参照してください。

いずれかの取得アプリケーションからWebCenter Contentにドキュメントをコミットするには、Imaging 11g Commit Driverが必要です。Imaging 11g Commit Driverの使用方法の詳細は、Oracle Distributed Document Captureインストール・ガイドおよびOracle Distributed Document Capture管理者ガイドを参照してください。