Oracle® Fusion Middleware Oracle Java CAPS Migration Toolユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.6.0) B66433-01 |
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この章では、Oracle Java CAPS Migration Toolおよび関連するJARファイルのインストール方法と、移行のためのOracle Java CAPS環境の構成方法について説明します。
この章には次のトピックが含まれます:
移行ツールはZIPファイルで提供され、ツールをインストールするには、このファイルをダウンロードして解凍するだけです。インストールに含まれるファイルは次のとおりです。
MigrationTool.jar
: このユーティリティは、Oracle Java CAPSプロジェクトをOracle SOA Suiteプロジェクトに変換します。また、OTD形式をXSDに変換して、XSD形式をJAXBオブジェクトに変換する際にも使用します。
logging.properties
: このファイルは、移行プロセスのロギング・レベルを設定します。
oracle.migrationtool.jcaps.libraries
: このフォルダには、移行ツールに必要なすべてのライブラリが含まれています。
移行ツールを使用する前に、追加のJARファイルをインストールして、Oracle Java CAPS IDEを構成する必要があります。両方のプロセスについて、この章で説明します。
移行ツールのインストールでは、使用しているコンピュータ上の場所へのツールの解凍、追加のJARファイルのインストール、およびOracle Java CAPS環境の構成を行います。
移行ツールをインストールする手順は、次のとおりです。
ツールを保存するコンピュータ上のフォルダにMigrationTool.zip
をダウンロードします。
ZIPファイルを解凍します。
サードパーティのJARファイルをインストールする手順は、次のとおりです。
移行ツールのインストールのoracle.migrationtool.jcaps.libraries/lib
フォルダに、次の3つのファイルをダウンロードします。
Swing Application Framework: http://download.java.net/maven/2/org/jdesktop/appframework/1.0.3/appframework-1.0.3.jar
Swing Worker API: http://download.java.net/maven/2/org/jdesktop/swing-worker/1.1/swing-worker-1.1.jar
Java Parser: https://docs.google.com/uc?id=0B6K9IqkgGbcgZTg3ZWMzMzYtNDQ4Zi00NzBmLWI1OTUtOTM2MTViMjYyMmEw&export=download&hl=en_US
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Oracle Java CAPS環境を設定する手順は、次のとおりです。
Oracle Java CAPS IDEに新しいフラグを追加すると、生成されるEARファイルですべてのJCDのJavaコードが保持されるようになり、これは移行を正常に完了するために必要です。
Javaコラボレーション定義(JCD)が含まれるOracle Java CAPS 6.xリポジトリ・プロジェクトを移行する場合は、次の手順を実行します。
Oracle Java CAPSホーム・ディレクトリ内の/netbeans/etc
にナビゲートします。
テキスト・エディタでnetbeans.conf
を開きます。
netbeans_default_options
プロパティの最後(終了の二重引用符の前)に、次のフラグを追加します。
-J-Drun.mode=debug
このファイルを保存して閉じます。
Oracle Java CAPS 5.xプロジェクトを移行する場合は、次の手順を実行します。
Oracle Java CAPSホーム・ディレクトリ内の/edesigner/bin
にナビゲートします。
テキスト・エディタでruned.bat
を開きます。
ファイルをダブルクリックして開かないでください。ファイルをダブルクリックすると、Enterprise Designerが起動します。
netbeans_default_options
プロパティの最後(終了の二重引用符の前)に、次のフラグを追加します。
"-J-Drun.mode=debug"
このファイルを保存して閉じます。