4 テキストの操作

Contributorの操作では、テキストの追加と編集にほとんどの時間を費やします。コントリビュータ・エディタには、多くのワードプロセッサ・プログラムにある一般的な編集および書式設定オプションがあります(切取り、コピー、貼付け、フォントおよびテキスト・サイズの変更、テキストの色の変更、テキストの位置合せなど)。コントリビュータ・エディタで使用可能な書式設定オプションは、サイト・デザイナによって管理されます。

この項の内容は次のとおりです。

• 「テキストの書式設定」

• 「テキストへのCSSスタイルの適用」

• 「テキストのインデントおよびアウトデント」

• 「テキストの位置合せ」

• 「番号付きリストおよび箇条書きリストの追加」

• 「書体とフォント・サイズの変更」

• 「文字色およびテキスト・ハイライト色の変更」

• 「横罫線の追加」

• 「スペルのチェック」

4.1 テキストの書式設定

テキストの外観を変更するには、太字や下線などの標準の書式設定オプションを使用します。

テキストを書式設定するには、次の作業を行います。

1. 書式設定するテキストをハイライト表示します。

2. 編集ツールバーで、選択したテキストに適用する書式設定オプションを選択します。サイト・デザイナによって選択されたエディタで使用可能なオプションに応じて、次の表に示された一部の書式設定オプションを使用できない場合もあります。

ツールバーのオプション	説明
	ハイライトされたテキストからすべての書式を削除します。
	太字、イタリック、下線または取消し線の書式をハイライトされたテキストに適用します。
	上付きまたは下付きの書式をハイライトされたテキストに適用します。
	テキスト・ブロックを書式設定して引用(他のソースからのテキスト)を識別します。
Style	CSSの書式設定を選択されたテキストに適用します。使用可能なスタイルのリストは、サイト・デザイナによって定義されます。適用したスタイルを削除するには、スタイル名を再度選択します。
Format	選択されたテキストにHTML書式のタグ(<H1>など)を適用します。使用可能なスタイルのリストは、サイト・デザイナによって定義されます。
Font	選択されたテキストにフォントを適用します。
Size	選択されたテキストにフォント・サイズを適用します。
	テキストの色を変更します。
	テキストの背景(ハイライト)の色を変更します。

4.2 テキストへのCSSスタイルの適用

Webページのテキスト(またはグラフィック)を書式設定するには2つの方法があります。書式の属性(太字、イタリック、フォントの色など)を手動で適用するか、編集ツールバーのスタイル・メニューを使用して、Cascading Style Sheet(CSS)のスタイルを適用できます。

書体、フォントおよび位置などの属性をスタイルで保存できます。スタイルはサイト・デザイナやサイト・マネージャによって事前に作成され、Webページの書式設定プロセスを容易にし、Webページの一貫性を保持します。指定のWebページのテキストを手動で書式設定して、次のページにその設定を記憶させるのではなく、単純にテキストにスタイルを適用できます。

テキストにCSSクラスを適用するには、次の作業を行います。

1. 適切なテキスト(またはイメージ)をハイライトします。

2. 編集ツールバーで、テキストに適用するスタイルをクリックします。

図4-1 「Style」メニュー(例)

特定のスタイルに保存された書式の属性がテキストに適用されます。Contributorの同じフィールドの用語やグラフィックに対してクラスを個別に割り当てることができます。リストの使用可能なスタイルは、フィールドごと、およびWebページごとに異なります(サイトの設定状況によって異なります)。

4.3 テキストのインデントおよびアウトデント

左マージンは、編集ツールバーのインデント・ボタンまたはアウトデント・ボタンで増減できます。

テキストのインデントまたはアウトデントを行うには、次の作業を行います。

1. マージンを変更する場所にカーソルを置きます。

2. 左マージンを増やすには、編集ツールバーの「Indent」アイコン(図4-2)をクリックします。

   また、左マージンを減らすには「Outdent」アイコン(図4-2)をクリックします。

図4-2 テキスト・インデント・アイコン

4.4 テキストの位置合せ

編集ツールバーの位置合せアイコンを使用して、テキストの位置合せを行います(左、中央、右、両端)。

テキストの位置を合せるには、次の作業を行います。

1. テキストの位置を変更する場所にカーソルを置きます。

2. 編集ツールバーで、次のいずれかを選択します。

   • テキストを左マージンに揃えるには、「Left Align」アイコン(図4-3)をクリックします。

   • テキストを中央に揃えるには、「Center」アイコン(図4-3)をクリックします。

   • テキストを右マージンに揃えるには、「Right Align」アイコン(図4-3)をクリックします。

   • テキストを左右のマージンに揃えるには、「Justification」アイコン(図4-3)をクリックします。

図4-3 テキスト位置合せのアイコン

4.5 番号付きリストおよび箇条書きリストの追加

ツールバーで、番号付き(順序付き)リストおよび箇条書き(順序なし)リストを追加できます。

順序付きリストまたは順序なしリストを作成するには、次の手順を実行します。

1. 新しい行、またはリストに含めるテキスト・ブロック内にカーソルを置きます。

2. 編集ツールバーで、次のいずれかを選択します。

   • 作成するリストの各項目に番号を付けるには、「Numbered List」アイコン(図4-4)をクリックします。

   • 作成するリストの各項目に中点を付けるには、「Bulleted List」アイコン(図4-4)をクリックします。

図4-4 リスト・アイコン

リストを削除する場合は、リストのテキストを選択して、該当するリスト・アイコンをクリックします。

4.6 書体とフォント・サイズの変更

書体とフォント・サイズは、編集ツールバーの2つのメニューで変更できます。

書体の変更

書体を変更するには、テキストを選択して、使用可能な書体のリストから使用する書体(Arial、Verdana、Times New Romanなど)を選択します(図4-5)。このリストには、ほとんどのWebブラウザで使用できるWebセーフなフォントが含まれます。

図4-5 「Font」メニュー

フォント・サイズの変更

フォント・サイズを変更するには、テキストをハイライトして、使用可能なサイズのリストからサイズを選択します(図4-6)。

図4-6 「Size」メニュー

4.7 文字色およびテキスト・ハイライト色の変更

フォントの色および背景(ハイライト)色は、編集ツールバーの色のボタンで変更できます。

フォントの色の変更

フォントの色を変更するには、次の作業を行います。

1. テキストをハイライト表示します。

2. 「Font Color」アイコン(図4-7)をクリックします。

3. 色のセレクタを使用して、テキストの色を選択します。

図4-7 「Text Color」アイコン

ハイライトの色の変更

フォントの背景(ハイライト)色を変更するには、次の手順を実行します。

1. テキストをハイライト表示します。

2. 「Highlight Color」アイコン(図4-8)をクリックします。

3. 色のセレクタを使用して、テキストのハイライトの色を選択します。

図4-8 テキストのハイライト色

4.8 横罫線の追加

横罫線はWebページのコンテンツの分割に役立ちます。横罫線を使用して、テキストやグラフィックを大きく分割できます。横罫線を追加するには、編集ツールバーを使用します。

横罫線を追加するには、次の作業を行います。

1. 罫線を表示する場所にカーソルを置きます。

2. 編集ツールバーで、「Horizontal Line」アイコン(図4-9)をクリックします。

   罫線はページを横断して表示されます(幅は親フィールドから継承されます)。

図4-9 「Horizontal Line」アイコン

4.9 スペルのチェック

テキストの書式設定と編集を終えると、作業内容のスペル・チェックを行うことができます。スペル・チェックを行うには、Contributorのスペル・チェッカーを使用します。

スペル・チェックを行うには、次の作業を行います。

1. スペル・チェックを行う要素にカーソルを置きます。

2. 編集ツールバーで、「Spell Checker」アイコン(図4-10)をクリックします。

図4-10 「Spell Checker」アイコン