Webページのテキストの追加および編集の他に、イメージも追加できます。イメージは、ポイントを例示したり、ページに色や多様性を追加したりするための優れた手段です。Contributorでイメージを追加、変更および削除できます。イメージの形式はJPEG、GIFまたはPNGで、コンテンツ・サーバーにチェックインする必要があります。
通常、イメージを使用して次の作業を行います。
Webサイトにイメージを追加するには、その前に、イメージをコンテンツ・サーバーにチェックインする必要があります。ネイティブ・ドキュメントの場合と同様に(第10章「ネイティブ・ドキュメントの操作」を参照)、コンテンツ・サーバーで使用可能な様々な方法のうち、いずれかを使用してイメージをチェックインできます。
イメージをチェックインする際は次の点に注意してください。
イメージは、JPEG、GIFまたはPNG形式である必要があります。これらのファイルに関する質問は、サイト・デザイナまたはサイト・マネージャに連絡してください。
イメージがWebサイトに属するものとして認識されるように、適切なSite Studioメタデータを使用してイメージをチェックインする必要があります。特に、「Web Sites」および「Website Object Type」に正しい値を指定してください。正しい値を指定しないと、サイトが別のサーバーに移動された場合、イメージが失われる可能性があります。
イメージは、会社のスタイル・ガイドライン(ファイル・タイプ、サイズ、縦横比など)に従う必要があります。これらのポリシーに関する質問は、サイト・デザイナまたはサイト・マネージャに連絡してください。
注意: コンテンツ・サーバーへのコンテンツのチェックインの詳細は、『Oracle WebCenter Content Content Serverユーザーズ・ガイド』を参照してください。 |
編集ツールバーを使用して、Contributorでイメージを追加できます。イメージを追加した後、そのサイズやプロパティなどを変更できます。
イメージを追加する場所にカーソルを置きます。
編集ツールバーで、イメージ挿入アイコン(図5-1)をクリックします。
コンテンツ・サーバーの検索結果ページがウィンドウに表示されます。使用するイメージのそばにある「Select」をクリックします。追加するイメージが表示されない場合は、コンテンツ・サーバーにイメージが適切にチェックインされていない可能性があります。詳細は、「コンテンツ・サーバーへのイメージのチェックイン」を参照してください。
コンテンツ・サーバーにデジタル・アセット管理が含まれる場合、結果ページの「Actions」列に青い情報アイコンとデジタル・アセット管理アイコン(図5-2)が表示されます。アイコンをクリックすると、Webサイトで使用するイメージの複数のレンダリングがリストされます。各レンダリングは、イメージがチェックインされたときにコンテンツ・サーバーによって作成されたイメージのバージョンです。リストされるレンダリングはコンテンツ・サーバーの設定方法によって異なりますが、通常は、サムネイル・バージョン、プレビュー・バージョン、Webサイトですぐに使用できるイメージに近い縮小バージョンです。
使用するイメージの特定のレンダリングのそばにある「Select」をクリックします。
検索結果ページを閉じ、Contributorに戻ると、ページにイメージが表示されます。
以前に、自分で(または別のコントリビュータが)Contributorに追加したイメージを簡単に置き換えることができます。
既存のイメージを置き換えるには、次のいずれかの作業を行います。
イメージをクリックして選択します。イメージにフレームが表示されていれば、そのイメージが選択されている状態です(図5-3)。これで、イメージを追加すると、古いイメージが置換されます。詳細は、「イメージの追加」を参照してください。
イメージをクリックして選択します。イメージにフレームが表示されていれば、そのイメージは選択されている状態です。右クリックして「Image Properties」を選択します。これで、「Browse Server」をクリックして、サーバー上の別のイメージを選択できます。
イメージをクリックして選択します。既存のイメージを削除し(キーボードの[Del]キーを押す)、イメージを挿入します。詳細は、「イメージの追加」を参照してください。
マウスまたはイメージ・プロパティ・ダイアログを使用して、Contributorでイメージをサイズ変更できます。
マウスを使用してのサイズ変更
イメージのサイズを変更するには、次の作業を行います。
イメージを選択して、フレーム内にイメージが表示されている状態にします(図5-4)。
フレームのいずれかのボックスをクリックおよびドラッグして、イメージのサイズを変更します。
イメージ・プロパティ・ダイアログでのサイズ変更
イメージ・プロパティ・ダイアログで、イメージのサイズを変更することもできます。「イメージのプロパティの変更」を参照してください。
考慮事項
イメージを追加する前に、コンテンツ・サーバーにイメージをチェックインする必要があります(「コンテンツ・サーバーへのイメージのチェックイン」を参照)。
BMPファイルはコンテンツ・サーバーで表示できますが、Webページに追加することはできません。使用できるファイルは、GIF、JPEGまたはPNGのみです。
ファイルの拡張子が.gif、.jpgまたは.pngのイメージと、「Website Object Type」として「Image」でチェックインしたイメージのみが、検索結果のページに表示されます。
「Insert Image」オプションは、Contributorでのみ使用できるオプションです。これは、サイトの設定状況によって異なります。
また、イメージのサイズを変更するには、イメージ・プロパティ・ダイアログでその高さと幅を変更する方法もあります(「イメージのプロパティの変更」を参照)。
4隅にあるドラッグ・ハンドル以外のものを使用すると、イメージの縦横比が変更されます。イメージ・プロパティ・ダイアログで、幅および高さフィールドの右側にあるアイコンを使用して、イメージの縦横比をロックするか、イメージを元のサイズ(幅および高さ)にリセットできます。
Contributorのイメージ・プロパティ・ダイアログを使用して、イメージの高さ、幅、枠線などのプロパティを変更できます。
イメージのプロパティを変更するには、次の作業を行います。
イメージ上の任意の場所に、マウス・カーソルを置きます。
右クリックして、メニューから「Image Properties」を選択します。
イメージ・プロパティ・ダイアログが表示されます(図5-5)。
「Image Info」タブ
URL: コンテンツ・サーバー上のイメージのURLです。「Browse Server」ボタンを使用して別のイメージを選択して、現在のイメージを置換できます。
Alternative Text: イメージの代替テキストです(IMG
タグのAlt
属性の値)。デフォルトは、コンテンツ・サーバー上のイメージのタイトルです。(代替テキストの一般的な使用方法は、後述の「注意」を参照してください。)
Width: イメージの幅を指定します(ピクセル)。デフォルトは、実際のイメージの幅です。
Height: イメージの高さを指定します(ピクセル)。デフォルトは、実際のイメージの高さです。
注意: フィールドの右側にあるアイコンを使用して、イメージの縦横比をロックするか、イメージを元のサイズ(幅と高さ)にリセットできます。 |
Border: イメージを囲む枠線のサイズを指定します(ピクセル)。
HSpace: イメージの左右の水平間隔を制御します。
VSpace: イメージの上下の垂直間隔を制御します。
Align: ページの他の項目とのイメージの位置合せをします(左、中央、右、上など)。プレビュー領域に、現在の設定を使用して調整されたイメージが表示されます。
Id: イメージのIDを指定します。
Language Direction: イメージの言語の方向を、左から右へ(LTR)または右から左へ(RTL)に設定します。
Language Code: イメージの言語コードを指定します(en、de、frなど)。
Long Description URL: ページの説明を指定します。
「Stylesheet Classes: イメージのCSSクラスの名前を指定します(IMG
タグのclass
属性値)。
Advisory Title: ターゲット・オブジェクトの説明を指定します。
Style: スタイルを指定します。
「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
考慮事項
イメージ・プロパティ・フォームの設定(高さ、幅、枠線、水平間隔、行間)の値は、多くの場合、ピクセル単位で指定します。(ピクセルの詳細は、サイト・デザイナまたはサイト・マネージャに問い合せてください。)
イメージの代替テキストは非常に便利です。alt属性値を使用すると、イメージ上にマウスを置いたとき、またはWebページにイメージが適切に表示されない場合に、代替テキストを表示することができます。また、これは、視覚障害者が使用するほとんどのスクリーン・リーダー・プログラムで機能します。
以前に自分で(または別のコントリビュータが)Contributorに追加したイメージを簡単に削除できます。
イメージを削除するには、次の作業を行います。
イメージがフレーム内に表示されるようにクリックして選択します(図5-6)。
キーボードの[Del]キーを押します。
注意: イメージはWebページから削除されますが、コンテンツ・サーバーからは削除されません。 |