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Oracle® WebCenter Content Site Studio Contributorユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B69394-01
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用語集

Site Studioアプリケーション・スイートで頻繁に使用される用語を次に示します。用語はアルファベット順に記載されています。

Active Server Pages (ASP)

1つ以上のスクリプト(小規模な埋込み実行可能コード)を含むHTMLページ。スクリプトはMicrosoft Webサーバーで処理されてから、Webブラウザに送信されます。ASPページのファイル拡張子は.aspです。Site Studioでは、Idocスクリプト、JSP (JavaServer Pages)またはASPを使用してWebサイトを作成できます。

ASPで作成されたサイトの機能は、Site Studio 10gR3に制限されることに注意してください。

「レガシー・サイト」も参照してください。

アドレス

「サイト・アドレス」を参照。

管理者

コンテンツ・サーバーでSite Studio管理タスクを実行する担当者。このタスクには、サイトのWebアドレスの割当て、バックアップ、レプリケーションなどが含まれます。

「デザイナ」「コントリビュータ」「マネージャ」も参照してください。

ASP

「Active Server Pages (ASP)」を参照してください。

バックアップ

アーカイブまたは保護のために、Webサイトとそれに関連するすべてのファイルのコピーを作成するプロセス。Site Studioのバックアップ機能は、Oracle Content ServerのWebインタフェース(「Site Studio Administration」ページ)から使用できます。

「管理者」「リストア」も参照してください。

Cascading Style Sheet(CSS)

ページ・コンテンツをどのように表示するかを制御するファイル。具体的には、ページでのヘッダーやリンクなどの異なるHTML要素の表示を制御します。構造とプレゼンテーションを分離して、コンテンツの書式設定とレイアウトを1か所にまとめて管理する手段です。スタイル・シートをHTMLドキュメントに含めるには、外部のスタイル・シートにリンクするか、ドキュメントの<HEAD>タグにドキュメント全体のスタイルを埋め込むか、必要な箇所にインライン・スタイルで埋め込みます。

コンテンツID

コンテンツ・サーバーの各コンテンツ・アイテムの一意の識別子。コンテンツIDは、コンテンツ・アイテムがコンテンツ・サーバーにチェックインされると割り当てられます。サーバー構成によって、IDが自動的に割り当てられる場合と、アイテムをチェックインするユーザーがIDを割り当てる場合があります。コンテンツIDはdDocNameというメタデータ・フィールドに格納されます。

コンテンツ・サーバー

Site Studio Webサイトに関連するすべてのファイルの中央リポジトリ。サーバーは、ライブラリ・サービス(チェックイン、チェックアウトなど)、バージョン管理、ワークフロー、コンテンツの変換およびその他の高度なコンテンツ管理機能を提供します。

コンテンツ・サーバー・フォーム

特別に書式設定されたWebフォーム。サイト・ビジターが情報をSite Studio Webサイトに送信するために使用できます。

コンテンツ追跡レポート

コンテンツが参照された回数を示す詳細なレポート。Site StudioとContent Tracker (Oracle Content Serverのアドオン)の統合により、レポートが利用可能となります。

「サイト・レポート」も参照してください。

コントリビューション・グラフィック

ページをコントリビューション・モードで表示する際、Webページの各コントリビューション・リージョンの横に表示されるグラフィック。編集アイコンをクリックするとContributor(ネイティブ・ドキュメントの場合はサード・パーティ・アプリケーション)が開き、リージョンに割り当てられたリージョン・コンテンツを編集できます。メニュー・アイコンをクリックすると、リージョンに割り当てられたファイルを変更するオプションや、ワークフロー・ドキュメントの承認または却下を行うオプションなどが表示されます。

コントリビューション・モード

WebブラウザにWebページを表示する方法の1つで、ページにコントリビューション・リージョン(およびManagerインスタンス)が表示され、編集できます。

ページをコントリビューション・モードで表示すると、編集可能な各リージョンの横にコントリビューション・グラフィックが表示されます。このグラフィックをクリックして、リージョンのコンテンツ(データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)の編集、コンテンツの承認または却下(ワークフローを使用する場合)、メタデータの更新などを行います。コントリビューション・モードにするには、キーストロークの組合せを使用します(デフォルトは[Ctrl] + [Shift] + [F5])。

コントリビューション・リージョン

サイト・デザイナの定義に従って、コントリビュータがWebページのコンテンツを追加および編集する領域。Webページがコントリビューション・モードで表示されている場合、コントリビュータは、Contributor(コントリビュータ・データファイルの場合)またはコンテンツに関連付けられているアプリケーション(ネイティブ・ドキュメントの場合)を使用してリージョン内のコンテンツを編集できます。

「プレースホルダ」「交換可能なリージョン」も参照してください。

Contributor

Site Studioの3つのアプリケーションのうちの1つ。コントリビューション・リージョンに関連付けられているコントリビュータ・データファイルの編集に使用します。Contributorアプリケーションの外観と動作は、Designerでのコントリビューション・リージョンおよびコントリビューション要素の設定方法に左右されます。通常、多数の異なるコントリビュータがContributorアプリケーションを使用します。

「Designer」「Manager」も参照してください。

コントリビュータ

Contributorアプリケーションまたはサード・パーティ製アプリケーションを使用して、Site Studio Webサイトのコンテンツを編集する担当者。Webサイトのコンテンツに精通しているユーザーであれば、誰でもコントリビュータになることができます(マネージャ、販売またはマーケティング・チームのメンバー、人事部のメンバーなど)。Site Studioでは、一般的に、複数のコントリビュータが少数のマネージャおよび1人のデザイナと作業を行います。

「デザイナ」「管理者」「マネージャ」も参照してください。

コントリビュータ・データファイル

Site Studioで作成され、Contributorアプリケーションで開いて編集するように設計されたXMLファイル。コントリビュータ・データファイルにサイトのコンテンツを保存し、コントリビューション・リージョンに割り当て、Webサイトに表示できます。ただし、ファイル自体は、ページ・テンプレート、リージョン・テンプレート、サブテンプレートおよび他の管理対象サイト・アセットとは別に、管理対象コンテンツ・アイテムとしてコンテンツ・サーバーに格納されます。これにより、(コントリビュータが作成する)コンテンツと(サイト・デザイナが作成する)プレゼンテーションの分離が可能になります。

「ネイティブ・ドキュメント」も参照してください。

コントリビュータ専用セクション

サイト階層内のセクションの1つで、コントリビューション・モードで表示する場合にのみサイトに表示されます。コントリビュータ専用セクションは、サイトのコントリビューション手順などの情報をデザイナからマネージャへ、マネージャからコントリビュータへと伝達するのに役立ちます。

変換定義

Webサイトのネイティブ・ドキュメントの変換ルールを指定するファイル。各変換定義は、ネイティブ・ドキュメントをHTMLに変換してページに表示する方法を定義するルール、テンプレート、またはルールとテンプレートの組合せです。

変換ルール

特定の変換テンプレートを使用してコンテンツ・サーバー上のネイティブ・ドキュメントを変換する場合に、ドキュメントが満たす必要がある基準を指定する文。

変換テンプレート

Dynamic Converterの構成要素の1つ。Site Studioで使用され、Webブラウザに表示するネイティブ・ドキュメントのHTMLへの変換方法を定義します。コンテンツ・サーバーのネイティブ・ドキュメントは、メタデータおよびファイル・タイプに基づいて変換されます。

CSS

「Cascading Style Sheet(CSS)」を参照してください。

カスタム構成スクリプト

デフォルトのコントリビュータ・エディタ構成よりも優先されるJavaScriptファイル。カスタマイズした編集操作をコントリビュータに提供します。各構成スクリプトを使用して、コマンド、ツールバー・ボタンおよびコンテキスト・メニュー項目を追加または置換できます。特定の要件に合せてエディタの任意の部分をカスタマイズできます。

カスタム要素

カスタム要素フォームを使用する要素タイプ。カスタム要素は、Contributorアプリケーションにカスタム・インタフェース(Webベースのフォーム)を作成するために使用されるという点で、他の要素(WYSIWYG、プレーン・テキスト、動的リスト、静的リストおよびイメージ)とは大きく異なります。コントリビュータはこのインタフェースを使用して様々なタイプのコンテンツを追加し、他の要素で実行できないアクションを実行します。

「WYSIWYG要素」「プレーン・テキスト要素」「イメージ要素」「静的リスト要素」、「カスタム要素フォーム」も参照してください。

カスタム要素フォーム

要素で使用するカスタム・フォーム(特定のファイル・タイプの選択フォームなど)を定義するHTMLファイル。カスタム要素フォームを使用して、カスタム・インタフェースを作成します。カスタム・インタフェースは、コントリビュータがWebサイトでの様々なタイプのコンテンツの追加や制御のために使用します。

設計ビュー

サイト・アセットを表示する3つのビューの1つ。サイト・アセットはテンプレート(ページ・テンプレート、サブテンプレート、リージョン・テンプレート)です。設計ビューでは、設計しながらテンプレートの表示を確認できます。書式設定ツールバー、プロパティ・ペイン、ドラッグ・アンド・ドロップ、マウスの右クリックで表示されるオプション、および一般的なワード・プロセッサのコマンドを使用して、このビューでコンテンツを編集できます。Site Studioでは、フラグメントやプレースホルダ、および動的WYSIWYG環境で正しく表示されないおよび同様のアイテムについてはマーカーを使用します。

「プレビュー」、「ソース・ビュー」、「フォーム・ビュー」も参照してください。

Designer

Site Studioの3つのアプリケーションのうちの1つ。Designerは、デザイナがサイトおよびサイト・アセットの作成、フラグメントの追加、コントリビューション・リージョンの構築などを行う開発環境を提供します。Designerアプリケーションは、ManagerおよびContributorとともにサイトの構築および管理のために使用されます。

「Manager」「Contributor」も参照してください。

デザイナ

Designerアプリケーションを使用してWebサイトを構築する担当者。Webマスター、Web開発者またはWebチームのメンバーがデザイナとなる場合があります。デザイナは、ページの構造、ページのレイアウト、イメージ、コーポレート・アイデンティティなど、Webサイトの外観に重点を置いて作業します。一般に、実際のサイト・コンテンツは、コントリビュータによって作成および維持されます。

「コントリビュータ」「マネージャ」「管理者」も参照してください。

動的コンテンツ

ページ・テンプレート使用される場所に基づいて、プレースホルダによって定義された領域に表示されるコンテンツ。場合によっては、動的に生成されるコンテンツがフラグメントにも表示されます。動的コンテンツを含むテンプレートをDesignerで表示すると、フラグメントまたはプレースホルダの名前が小さな枠内に表示されます。

「静的コンテンツ」も参照してください。

動的リスト

コンテンツ・サーバーで実行される問合せに基づいたファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)のリスト。たとえば、ドキュメント・タイプが「Press Releases」であるファイルについて、コンテンツ・サーバーに問合せを実行し、その項目をページに表示することができます。リンクのリストのような単純なリストや、各ファイルのタイトル、引用およびリンクを示す複雑なリストもあります。動的リストは要素としてもフラグメントとしても実装できます。Designerのツールボックスには「Dynamic List Fragments」というカテゴリがあり、サンプルの動的リストが含まれます。

10gR4より前のSite Studioリリースでは、動的リストの作成にフラグメントが使用されていました。10gR4リリース以上では、フラグメントを使用するか、動的リスト要素定義を作成して、動的リストを作成できます。動的リストの機能はほぼ同じですが、動的リストを要素として実装すると、サイト・アセットの再利用性が最も大きくなります。

「リスト・フラグメント」「静的リスト」も参照してください。

編集領域

コントリビュータ・エディタの作業領域の一部。コントリビュータはこの領域で、Webページのコントリビューション・リージョンに関連付けられたコントリビュータ・データファイルを変更します。各編集領域には、独自のツールバーと、データを入力するためのフィールドがあります。イメージまたはカスタム要素など、編集領域にテキストを入力する場所がない場合もあります。多くのケースでは、データの編集領域が、画面に表示されるデータよりも多くなります。それは、Webページに表示されないデータがコントリビュータ・データファイルに含まれているか、(デザイナの設定によって)Contributorが開いている場合にのみ表示される領域が含まれるためです。

「要素ツールバー」、「コントリビュータ専用セクション」も参照してください。

要素

Site Studio Webサイトで最も小さい再利用可能な情報のチャンク。サイトでコントリビュータ・データファイルを使用する場合、各コントリビューション・リージョンに1つ以上の要素を作成する必要があります。各要素は、特定のタイプ(WYSIWYG、テキストのみ、イメージのみ、静的リスト、動的リスト、またはカスタム)で定義されます。これらのタイプは、要素のコンテンツの構成内容を表し、また、要素の定義を通じて、コントリビュータが使用可能な編集オプションを示します。要素を1つだけ追加すると、Contributorでコントリビュータに対して1つのフィールドが表示されます。複数の要素を追加すると、Contributorでコントリビュータに対して複数のフィールドが表示されます。要素は、コントリビュータ・データファイルでのみ使用され、ネイティブ・ドキュメントでは使用されません。

「WYSIWYG要素」「プレーン・テキスト要素」「イメージ要素」「静的リスト要素」「動的リスト要素」「カスタム要素」も参照してください。

要素定義

要素タイプの編集操作を定義するファイル。特に、コントリビュータが要素を編集するときに実行できる処理が指定されます。要素定義は、検証スクリプトの指定にも使用されます。

要素ツールバー

コントリビュータ・エディタの各編集領域には、領域のタイプに固有のツールバーがあります。ツールバーには、WYSIWYGアイテムがあるものや、テキストのみまたはイメージのみのものがあります。静的リストおよび動的リストにも独自のツールバーがあります。

「編集領域」も参照してください。

要素検証

Contributorで追加されるコンテンツにデザイナが特定のルールを適用する方法。追加するコンテンツの量や、特定の方法で書式設定するかどうかなどを規定できます。要素検証は要素定義で設定します。Site Studioに含まれるデフォルトの検証スクリプトを使用するか、独自の検証スクリプトを作成できます。

eXtensible Markup Language(XML)

広く使用されているプログラミング言語(W3Cの標準)で、コンピュータ・アプリケーション間のデータ交換が容易になります。XMLとHTML(Webページに使用される言語)は、どちらもマークアップ・タグを使用するという点で類似しています。ただし、HTMLとは対照的に、XMLタグは、タグに含まれるデータのプレゼンテーションについては記述せず、データ構造のみを記述します。コンピュータ・プログラムは、関連付けられたDTDに従ってXMLドキュメントからデータを自動的に抽出します。

フォーム・ビュー

Designerで使用可能なサイト・アセットのビューの1つ。このビューは、様々な定義(プレースホルダ定義、リージョン定義、要素定義)および構成設定(Managerの構成設定など)のグラフィカル・インタフェースです。定義と設定を表示できるもう1つのビューは、ソース・ビューです。

「ソース・ビュー」も参照してください。

フラグメント

コード、そのコードが参照するファイル、およびテンプレートへのコードの追加方法を制御するパラメータのためのコンテナ。フラグメントを使用すると、サイトの機能をサイトから切り離して作成および編集できます。Site Studioには多数のサンプル・フラグメントが含まれ、Designerのツールボックスで提供されます。フラグメントを開いて編集するにはフラグメント・エディタを使用します。フラグメントはeXtensible Markup Language (XML)で記述され、コンテンツ・サーバーのフラグメント・ライブラリに格納されます。

「スニペット」、「ツールボックス」も参照してください。

フラグメント・アセット

フラグメントによって参照されるファイル。フラグメントと一緒にコンテンツ・サーバーのフラグメント・ライブラリに格納されます。グラフィック、Cascading Style SheetおよびJavaScriptファイルは、使用頻度の高いフラグメント・アセットです。アセットをフラグメントに追加すると、フラグメント内の各スニペットから簡単に参照できます。

フラグメント・エディタ

Designerアプリケーションの一部で、フラグメントを開いて編集するために使用します。フラグメント・エディタを使用して、フラグメントのプロパティ、スニペット、アセット、パラメータなどを追加および編集できます。新しいフラグメントを作成するとき、またはDesignerのツールボックスにある既存のフラグメントを編集するたびに、フラグメント・エディタを開きます。

フラグメント・ライブラリ

Site Studio Webサイトで使用するための1つ以上のフラグメントとそのアセットのコレクション。コンテンツ・サーバーに管理対象コンテンツ・アイテムとして格納されます。フラグメント・ライブラリは、すべてのコンテンツを記述するXML (eXtensible Markup Language)ファイルと、コンテンツを格納するzipファイルで構成されます。Site Studioに含まれているサンプル・フラグメント・ライブラリは、コンポーネントをインストールしたときに自動的にコンテンツ・サーバーにチェックインされます。

フラグメントのプロパティ

フラグメントを識別する特徴(名前、タイプ、スクリプト言語など)。フラグメントを作成または編集するときに最初に行うのがプロパティの指定です。

HCSP

「Hyper Content Server Page (HCSP)」を参照してください。

Hyper Content Server Page (HCSP)

HTMLおよびIdocスクリプト・コード(独自のスクリプト言語)を含む動的Webページ。HCSPページは、コンテンツ・サーバーにサービスを要求できます。ファイル拡張子は.hcspです。Site Studioでは、ページ・テンプレートおよびフラグメントをIdocスクリプトで構築できます。

ホームページ

Webサイトへのエントリ・ポイントとして機能するページ。通常は、サイトの主なセクションへのリンクが含まれます。DesignerとManagerではホームページはプライマリ・ページと同じですが、サイト階層のセクションの1つではなくサイト階層のルートに追加する点だけが違います。ツールボックスの多数のナビゲーション・フラグメントはホームページへのリンクを含みます。

Hypertext Markup Language(HTML)

World Wide Web(WWW)でドキュメントに使用される整形言語。HTMLファイルは、書式設定コードを含むプレーン・テキスト・ファイルで、テキストの表示方法、グラフィックおよびオブジェクトの配置方法、他のWebページへのリンクの表示方法をWebブラウザ(またはWeb対応デバイス)に伝えます。

HTML

「Hypertext Markup Language(HTML)」を参照。

HTML表

コンテンツを表形式で表示する方法。Webサイトで、HTML表を使用してコンテンツを配置し、Webページをデザインできます。Site Studioでは、HTML表を使用してページ・テンプレートをデザインできます(表の各セルのフラグメントおよびコントリビューション・リージョンの配置など)。

Idocスクリプト

Oracle Content Serverで動的Webページを作成するために使用される独自のスクリプト言語。Idocスクリプトには、変数の参照、HTMLページへの条件付きでのコンテンツの組込み、問合せ結果のループ処理などの機能があります。Site Studioでは、テンプレートおよびフラグメントをIdocスクリプトで構築できます。Idocスクリプトで記述されたアセットのファイル拡張子は.hcspです。

イメージ要素

1つ以上のイメージのみを使用できる要素タイプ。イメージ要素は、イメージの追加に固有のオプションをコントリビュータに提供します(コンテンツ・サーバーのイメージの参照、既存イメージの置換、イメージへのCSSクラスの適用など)。この要素が役立つのは、Webページ上でイメージのみ(テキストなし)が表示される領域を指定する場合です。

「WYSIWYG要素」「プレーン・テキスト要素」「静的リスト要素」「カスタム要素」も参照してください。

JavaScript

クロス・プラットフォームのスクリプト言語。Webページの既存のHTMLコードに追加して、基本的なオンライン機能および対話性を付加できます。

JavaServer Pages (JSP)

Webサーバーで実行するサーブレット(小規模プログラム)をサーバー側で利用するためのスクリプト言語。JSPは、MicrosoftのActive Server Pages (ASP)と似ています。両方ともWebサーバーにプログラムを要求してから、結果をクライアントWebブラウザに表示します。JSPページのファイル拡張子は.jspです。Site Studioでは、Idocスクリプト、JSPまたはASPを使用してWebサイトを作成できます。

JSPで作成されたサイトは、Site Studio 10gR3の機能のみを使用できることに注意してください。

「レガシー・サイト」、「Active Server Pages (ASP)」を参照してください。

JSP

「JavaServer Pages (JSP)」を参照してください。

レイアウト・ページ

レイアウト・ページは、10gR4よりも前のSite Studioリリースの用語です。現在の用語はページ・テンプレートです。

「レガシー・サイト」、「ページ・テンプレート」も参照してください。

レガシー・サイト

10gR4アーキテクチャより前の機能を使用して作成されたサイト。レガシー・サイトをSite Studio 10gR4以上で引き続き使用できますが、Site Studio 10gR4以上で導入された新しいアーキテクチャおよび機能は利用できません。

リンク

Webページのアイテムの1つで、ユーザーを別のWebページまたは同じWebページ内の異なる位置に移動します。ビジターはリンクを使用してWebサイトをナビゲートできます。Designerでは、ナビゲーション・フラグメントをテンプレートに追加するとリンクが自動的に作成されます。リンクはさらに追加することができ、一般的にはサイトの別の部分または別のサイトの相互参照のために使用されます。また、Contributorアプリケーションを使用してコントリビュータがWebサイトにリンクを作成することも可能です。

リンク・ウィザード

Site Studio(DesignerおよびContributor)の機能で、他のセクション、他のファイル、およびコンテンツ・サーバーの他のサイトに対するリンクを迅速かつ容易に作成できます。複数のステップで構成されたウィザードにより、リンクの作成、リンクのターゲット・セクションまたはファイルの選択、リンク形式の選択のために必要なステップを実行できます。

リスト・フラグメント

静的リストまたは動的リストを表示するフラグメントのタイプ。静的リスト・フラグメントには、各行と列に要素(WYSIWYG、プレーン・テキストまたはイメージ)が含まれる、固定数の行と列が表示されます。コントリビュータは、行や列の情報の追加、編集および削除を行ってリストを変更できます。動的リスト・フラグメントには、コンテンツ・サーバーで実行される問合せに基づいたファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)のリストが表示されます。コントリビュータは、このリストに表示されるファイルを追加および削除できます。

「静的リスト」、「動的リスト」も参照してください。

Manager

Site Studioの3つのアプリケーションのうちの1つ。サイトの構造を管理するために1人以上のサイト・マネージャによって使用されるWebベースのサイト管理コンソールです。サイト・デザイナは、DesignerでManagerアプリケーションをサイトに追加できます。各Managerインスタンスのルック・アンド・フィールおよび動作の変更が可能です。

「Designer」「Contributor」も参照してください。

マネージャ

Managerアプリケーションを使用して、サイトのナビゲーションおよび階層を整理する担当者。サイト・マネージャは、サイト・デザイナにより使用可能に設定されたWebベースのツールを使用して、Site Studio Designerを使用することなく、サイトのセクションを追加または削除できます。通常、マネージャは、1人のデザイナおよび複数のコントリビュータと共同で作業します。

Managerの構成設定

Site Studio Managerで使用できる機能を定義するファイル。Managerの構成設定は、マネージャがManagerアプリケーションにアクセスする際のアクセス・レベルを制御するために使用されます。これらの設定には、マネージャが階層を制御して再配置できるかどうか、ページ・テンプレートをセクションに再割当てできるかどうかが含まれます。

メタデータ

データに関するデータ。つまり、アイテムの特性およびプロパティを表す情報(タイトル、作成者、コンテンツIDなど)です。サイトを構築するとき、特定のドキュメント・タイプまたはセキュリティと一致するコンテンツ・アイテムを問い合せる動的リストの作成など、このメタデータを使用してコンテンツを様々な方法で処理できます。

ネイティブ・ドキュメント

Microsoft Wordなどのよく知られているサード・パーティ製アプリケーションを使用して作成されたコンテンツ・ファイル。ネイティブ・ドキュメントは、Dynamic Converterを使用してHTML形式に変換されます。編集では、ネイティブ・ドキュメントに関連付けられたアプリケーションを使用します。

「コントリビュータ・データファイル」も参照してください。

ナビゲーション

ビジターがWebサイトを閲覧する方法。通常、Webサイトのナビゲーションは、サイトの各メイン・カテゴリまたはセクションを指すリンクの集合です。Site Studioでは、ツールボックスからナビゲーション・フラグメントを追加すると、サイト階層の各セクションを指すナビゲーション・メニューがすぐに作成されます。

ページ・テンプレート

Webページのレイアウトと大まかなルックアンドフィールを定義する、完全に成形されたHTMLファイル。コントリビューション・リージョン(ページの編集可能領域)、ナビゲーション支援機能(フラグメント形式)およびサイトの共通イメージ(バナーなど)が含まれます。ページ・テンプレートは最高レベルのサイト設計オブジェクトです。

Site Studioのページ・テンプレートは、サイト階層のセクションに関連付けるWebページです。HTML、XML、JavaScript、Idocスクリプトおよび他の要素(グローバル・イメージなど)を含むことができます。ページ・テンプレートはサイト内で再利用できます。ページ・テンプレートが一般のWebページと異なるのは、一般のWebページの場合には、通常は背景情報を追加し、プレースホルダを使用して配置するために大量のコンテンツを保存する点です。

パラメータ

フラグメントまたは他の管理対象コンテンツの表示と動作を制御する属性。新しいフラグメントを作成するときに一連のパラメータを指定できます。また、フラグメントをページ・テンプレート、サブテンプレートまたはリージョン・テンプレートに追加するときに、定義済のパラメータに値を入力できます。

プレースホルダ

Webページのコントリビューション・リージョン(編集可能領域)を示す、ページ・テンプレート上の挿入点(タグ)。これは概念上の場所です。ページ・テンプレートまたはサブテンプレートがWebサイトのコンテキストで表示されるときに、他のコンテンツがそこに表示されます。

「交換可能なリージョン」、「コントリビューション・リージョン」も参照してください。

プレースホルダ定義

対応するプレースホルダに設定できるリージョン定義、リージョン・テンプレートおよびサブテンプレートを定義するファイル。そのプレースホルダでコントリビュータが実行できる処理も指定されます。

プレーン・テキスト要素

テキストのみを使用できる要素タイプ。フォントやその他の書式の変更はできません。プレーン・テキスト要素は、通常、コントリビュータに最小限の編集オプションのみを提供します(切取り、貼付け、スペル・チェッカーなど)。この要素が役立つのは、Webページのテキスト(タイトルや見出しなど)をコントリビュータが手動で書式設定するのを防ぐ場合です。

「WYSIWYG要素」「イメージ要素」「静的リスト要素」「カスタム要素」も参照してください。

プレビュー

テンプレート(ページ・テンプレート、サブテンプレートおよびリージョン・テンプレート)を表示するDesignerの3つのビューの1つ。「Preview」タブでは、ページ・テンプレート、サブテンプレートまたはリージョン・テンプレートがWebブラウザに表示されるときの実際のビューが提供されます。プレビューは、動的(サーバー側)コンテンツ、フラグメントおよびコントリビューション・リージョンのプレビューに役立ちます。これらのケースでコンテンツの全体を確認するためには、コンテンツを生成する必要があるためです。

「ソース・ビュー」、「設計ビュー」も参照してください。

プライマリ・ページ

サイト・セクションの開始ページ。このページは、ビジターがそのセクションに初めてアクセスしたときに表示されるページです。これは、サイト・セクションの索引ファイルに相当します。

「セカンダリ・ページ」も参照してください。

プロジェクト・ファイル

コンテンツ・サーバー上のSite Studio Webサイトのすべての情報を格納するXMLファイル。新しいサイトがDesignerで作成されると、プロジェクト・ファイルがSite Studioによって作成されます。ファイルはコンテンツ・サーバーに管理対象コンテンツ・アイテムとして格納されます。

プロパティ・ペイン

セクション、ページ・テンプレート、デフォルト・プレースホルダ定義、要素、フラグメント、HTMLタグなどのプロパティが要約されているDesignerのペイン。プロパティ・ペインでは、テンプレートのHTMLタグを表示および編集できます。テンプレートに対して直接行える変更の多くはプロパティ・ペインで行えます。背景色、ページ余白および表幅の指定など、設計ビューで直接実行できない処理に関してプロパティ・ペインが特に役立ちます。

公開

ビジターが参照できる場所に完成したWebサイトをデプロイするプロセス。Site Studioでは、Site Studioパブリッシャを使用してWebサイトをデプロイできます。この作業には、Webサイトに関連するすべてのファイルの収集、Webサイトの静的コピーの作成、および完成したサイトのライブ・サイトへのコピーが含まれます。

リージョン・コンテンツ

Webページの編集可能な領域(コントリビューション・リージョン)に表示されるデータ。これはコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントです。通常は、コントリビュータがリージョン・コンテンツに対して責任を負います(これはデザイナがページ・テンプレートおよびフラグメントに対して責任を負うのと同様です)。コントリビューション・リージョンにリージョン・コンテンツが割り当てられた後、コントリビュータは、Contributor(コントリビュータ・データファイルの場合)またはサード・パーティ製アプリケーション(ネイティブ・ドキュメントの場合)を使用してコンテンツを編集できます。

リージョン定義

特定タイプの要素を構成するコンテンツ・タイプを定義するファイル。コントリビューション・リージョンでコントリビュータが使用できるコンテンツの作成および変更のオプションも指定し、これらのリージョンに関連付けられたコンテンツ・ファイルのデフォルト・メタデータも設定します。

リージョン・テンプレート

部分的なHTMLファイル(つまり、ヘッドおよび本文のセクションがありません)。Webページのコントリビューション・リージョンのデータのレイアウトとルックアンドフィールを定義します。

交換可能なリージョン

他のファイル(特に、新しいコントリビュータ・データファイルとネイティブ・ドキュメント)を表示できる、セカンダリ・ページのリージョン。コントリビュータが新しいコンテンツをサイトに追加すると、そのコンテンツはセカンダリ・ページの交換可能なリージョンに表示されます。このように、デザイナが新しいセクションや新しいページ・テンプレートを毎回作成しなくても、コントリビュータが新しいWebページをサイトに追加できます。

「プレースホルダ」、「コントリビューション・リージョン」も参照してください。

レプリケーション

Site Studio Webサイトをコンテンツ・サーバー間でコピーするプロセス。開発環境から本番環境にサイトを移すときや、サイトのコンテンツをバックアップするときなどに実行します。Site Studio Replicatorまたはコンテンツ・サーバー・アーカイバ/レプリケータを使用して、Site Studioでサイトをレプリケートします。

リストア

コンテンツ・サーバーの「Site Studio Administration」ページからアクセスできるSite Studioの機能。バックアップとリストアの機能を使用すると、サイト(1つまたは複数)全体をバックアップし、圧縮してzipファイルに格納し、別の場所に移動して、そのファイルからサイトをリストアするプロセスを迅速かつ容易に実行できます。

レビューア

サイトのコンテンツを承認する担当者。レビューアは、コントリビューション・アイコンのワークフロー・オプションを使用して、コンテンツを承認および却下できます。レビューアの役割はコンテンツのレビューのみの場合と、コントリビュータも兼任して2つの役割を果す場合があります。

スクリプト

情報の表示やユーザーとの対話を効果的に行うためにWebページに追加するコード。

セカンダリ・ページ

通常、動的コンテンツの表示に使用されるセクションのページ。セカンダリ・ページは静的コンテンツを含むこともできますが、セカンダリ・ページが役立つのは、動的に配置される交換可能なコンテンツを表示できるためです。つまり、1つのサイト・セクション内でページの複数のバージョンを作成するためにセカンダリ・ページが使用されます。セカンダリ・ページによって、サイト・セクションの異なるコンテンツ・ビューが提供されます。セカンダリ・ページを使用することで、数千ものページを物理的に作成せずに大規模なサイトを扱うことができます。

「プライマリ・ページ」、「ページ・テンプレート」も参照してください。

セクション

サイト階層内のカテゴリまたは特定の領域。通常は、Webサイトの共通部分(「Products」「Services」および「About Us」など)を表すセクションをサイト階層に作成します。サイト階層のセクションは、Webサイトのナビゲーション・メニューに表示されます。コントリビュータはセクションを使用してサイトを整理し、ビジターはセクションを使用してサイトをナビゲートできます。DesignerおよびManagerでは、「Site Hierarchy」ペインでセクションを作成し、プライマリ・ページとセカンダリ・ページ(オプション)を各セクションに追加します。

サイト・アドレス

Webサイトに関連付けられた名前。これにより、ビジターはWebブラウザを使用してサイトを見つけることができます。

使用できるアドレスには、ドメイン名アドレスとフォルダ名アドレスの2種類があります。たとえば、ドメイン名アドレスはhttp://www.mycompany.com (www.mycompany.comはドメイン名)、フォルダ名アドレスはhttp://UserPC/mysite (UserPCはサイトのホスト・コンピュータ名、mysiteはサイトのID)です。

サイト・アセット

Site Studio Webサイトに関連付けられたファイルで、なんらかの形でWebページの構築に使用されます(ページ・テンプレートのフラグメントまたはリージョン定義も含まれます)。グラフィック、Cascading Style Sheetおよびカスタム・スクリプトは、使用頻度の高いサイト・アセットです。Designerの「Site Assets」ペインを使用してこれらのファイルを追加および編集します。

「Site Assets」ペイン

Webサイトで使用されるファイルが要約されているDesignerのペイン。ファイルは用途に基づいてグループ分けされています(ページ・テンプレート、イメージ、コントリビュータ・データファイル、ネイティブ・ドキュメントなど)。「Site Assets」ペインを使用して、アセットのプレビューや編集、またアセットの場所の指定を行うことができます。また、「Site Assets」ペインでは、新規ファイルや既存ファイルを追加して、それらのファイルをサイトに含めることもできます。

サイト接続

Designerがコンテンツ・サーバー上のWebサイトに接続して更新するために使用します。サイト接続は、リモート・ファイルにすぐにアクセスするためにデスクトップに配置する通常のショートカットとよく似ています。サイト接続を、追加、変更または削除しても、コンテンツ・サーバーの実際のWebサイトには影響しません。必要に応じて任意の数のサイトの接続を追加できます。それぞれが、同一コンテンツ・サーバー上の異なるWebサイトを指すことも、別のコンテンツ・サーバーを指すことも可能です。

サイト階層

サイトの構造を構成する個々のセクションとページ・テンプレートのコレクション。サイト階層は、階層の最上位にすべてのセクションを配置して平面的に構成することも、セクション内に別のセクションを配置して深い階層を構成することもできます。フォルダ階層のフォルダと同じく、サイト階層の各セクションは関連するコンテンツを格納するために必要です。サイトのコンテンツを分類して管理する場所としてサイト階層を考えることもできますが、Site Studioでは、サイト階層を使用してページ・テンプレートを管理し、Webサイトのナビゲーション・リンクを生成します。これらはいずれも、Webサイトを構成する上で不可欠です。

「セクション」も参照してください。

「Site Hierarchy」ペイン

Webサイトのサイト階層を作成および管理できる、DesignerおよびManagerのペイン。このペインのデフォルトの位置は作業領域の左上です。

サイト・レポート

Webサイト(1つまたは複数)で使用されるファイルの合計数を表示するリスト。それらのファイルが使用されている場所も示されます。Webサイト・オブジェクト・レポート、Webサイトの使用状況レポート、コンテンツ追跡レポートという、3種類のサイト・レポートを表示できます。

「コンテンツ追跡レポート」、「Webサイトの使用状況レポート」、「Webサイト・オブジェクト・レポート」も参照してください。

Site Studio

エンタープライズ規模のWebサイトを設計、構築および管理する包括的アプローチを提供する高性能で柔軟性の高いWeb開発アプリケーション・スイート。Webサイトの作成とコンテンツ管理を一体化することで、従来のWebサイト開発の枠を越えたソリューションを提供します。すべてのサイト・アセット(テンプレート、グラフィック、CSSファイルなど)を含め、Webサイトに関連するすべてがコンテンツ・サーバーに格納されて管理されます。

Site Studio Administration

Oracle Content Server Webインタフェースのセクション。Webアドレスのサイトへの割当てやサイトのバックアップなど、Site Studioの多くの管理タスクを実行できます。

スニペット

ページ・テンプレートの挿入点で定義されているように、フラグメントに格納されるテキストすなわちコード。フラグメントを作成するときは、1つ以上のスニペットをフラグメントに追加する必要があります。スニペットごとに、フラグメントに挿入する方法(ドロップポイント、ヘッド、本文先頭、本文末尾)を指定してください。フラグメントを使用して、テンプレートの1箇所にテキストまたはコードを挿入している場合は、1つだけスニペットを作成できます。ただし、フラグメントの部分をページ・テンプレートの複数の場所に挿入する必要がある場合は、それぞれのスニペットを作成する必要があります。ヘッドに配置するように定義されているスニペットは、サブテンプレートまたはリージョン・テンプレートで使用しないでください。これらのテンプレートにはヘッダーがないためです。スニペットはフラグメント・エディタで追加、編集および削除します。

「フラグメント」も参照してください。

ソース・ビュー

テンプレート(ページ・テンプレート、サブテンプレートおよびリージョン・テンプレート)を表示するDesignerの3つのビューの1つ。ソース・ビューには、テンプレートを構成するコードが表示されます。ソース・ビューを使用するとテンプレートを完全に制御できます。表示を変更したい部分が設計ビューで見つかった場合は、いつでもソース・ビューに切り替えて変更できます。実際には、まず設計ビューを使用してテンプレートの作成を開始し、その後ソース・ビューに切り替えて、テンプレートの表示や動作を細かく調整することができます。

「プレビュー」、「設計ビュー」、「フォーム・ビュー」も参照してください。

静的コンテンツ

テンプレートに直接配置されるすべてのコンテンツ。コントリビュータは編集できません。

「動的コンテンツ」も参照してください。

静的リスト

固定数の行と列で、各行と列にはコントリビューション要素(WYSIWYG、プレーン・テキストまたはイメージ)が含まれます。静的リストを使用して、表のようなレイアウトに複数の要素をまとめることができます。コントリビュータは、情報の行と列を追加、編集、削除および再配置できます。各要素内では、スタンドアロンの要素と同じ編集を行うことが可能です。静的リストは、要素またはフラグメントとして実装できます。Designerのツールボックスには「Static List Fragments」というカテゴリがあり、サンプルの静的リストが含まれます。

「動的リスト」も参照してください。

静的リスト要素

10gR4より前のSite Studioリリースでは、静的リストの作成にフラグメントが使用されていました。10gR4リリース以降では、フラグメントを使用するか、静的リスト要素定義を作成して、静的リストを作成できます。静的リストの機能はほぼ同じですが、静的リストを要素として実装すると、すべてのサイト・アセットで再利用性が最も大きくなります。

「リスト・フラグメント」「プレーン・テキスト要素」「イメージ要素」「静的リスト要素」「動的リスト要素」「カスタム要素」も参照してください。

サブテンプレート

部分的なHTMLファイル(つまり、ヘッドおよび本文のセクションがありません)。ページ・テンプレートのプレースホルダに挿入して、独自のプレースホルダとコントリビューション・リージョンを持つさらに小さな再利用可能な領域に分割できます。サブテンプレートには、非常に簡単なHTMLコードが含まれる場合も、独自のスクリプトなどが含まれて非常に複雑なものになる場合もあります。

Switch Contentウィザード

Site Studio(DesignerおよびContributor)の機能で、コントリビューション・リージョンのコンテンツを迅速かつ容易に変更できます。複数のステップで構成されたウィザードにより、コントリビュータ・データファイル、ネイティブ・ドキュメント、サブテンプレート(サイト・デザイナがサブテンプレートを変更できるように設定した場合)の変更に必要なステップを実行できます。

ターゲット・セクション

対応するリンクをクリックすると、コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントが表示される、サイトのセクション。サイトでこれらのファイルのターゲット・セクションを指定できます。または、Site Studioでリンク評価を実行して、コンテンツを表示する場所を判別できます。ターゲット・セクションを使用すると、コンテンツ・サーバーでファイルを移動したりメタデータ属性を変更したりせずに、Webサイトでファイルを表示することができます。このため、ターゲット・セクションを使用する1つ以上のWebサイトでコンテンツを共有して再利用できます。

テンプレート

再利用可能なHTMLコードの一部(スクリプト・コードなどを含む)。Site Studio 10gR4では、3種類のテンプレート(ページ・テンプレート、サブテンプレートおよびリージョン・テンプレート)が使用されます。

「ページ・テンプレート」、「リージョン・テンプレート」、「サブテンプレート」も参照してください。

ツールボックス

コンテンツ・サーバー上のすべてのフラグメントが表示されるDesignerのウィンドウ。ナビゲーション・フラグメント、動的リスト・フラグメント、静的リスト・フラグメント、その他のフラグメントの4つのカテゴリに分かれています。ツールボックスを使用してフラグメントをテンプレートに追加したり、フラグメント・エディタを使用してフラグメントを直接編集したりできます。場合によっては、コンテンツ・サーバーで使用可能な最新フラグメントを確認するためにDesignerをリフレッシュする必要があります(組織に複数のデザイナがいる場合)。

「フラグメント」、「フラグメント・エディタ」も参照してください。

Uniform Resource Locator(URL)

インターネット・サーバー(Webサーバー、FTPサーバー、メール・サーバーなど)のファイルへのルートを定義するアドレス。

URL

「Uniform Resource Locator(URL)」を参照。

検証スクリプト

データが要件(特定の最大長を超過していないこと、不正な文字が含まれていないこと、など)を満たしていることを確認するために、要素データの検証ルールを定義するJavaScriptファイル。

Webページ

HTMLおよび(場合によっては)スクリプトを含むファイル。Webブラウザでの表示を目的とします。Site Studioでは、ページ・テンプレートとコントリビューション・リージョン、コントリビュータ・データファイル、ネイティブ・ドキュメント、イメージおよびその他のサイト・アセットを組み合せて、Webブラウザに表示されるWebページを形成します。

Webサイト

リンクで結合され、サーバーに格納されるHTMLまたはスクリプトベースのWebページの集合。Site StudioのWebサイトは、サイト階層、ナビゲーション・スキームおよびページ・テンプレートで定義されます。Webサイトの格納、管理および処理はOracle Content Serverで行われます(サーバーでは多数の組込みのコンテンツ管理機能を利用できます)。

Webサイト・オブジェクト・レポート

サイトで使用されるファイルのうち、コンテンツ・サーバー上の明示的に参照されているすべてのファイルを示すレポート。このレポートでは、カテゴリ(ページ・テンプレート、コントリビュータ・データファイル、フラグメント・ライブラリなど)ごとにファイルが表示されます。

「サイト・レポート」も参照してください。

Webサイトの使用状況レポート

1つのファイルの詳細情報(特に使用されている場所)を示すレポート。レポートでは、ファイルが使用されているWebサイト、セクションなどに基づいて情報が分類されます。

「サイト・レポート」も参照してください。

ワークフロー

Site Studioで使用できるOracle Content Serverの機能。Webサイトのコンテンツをリリースして公開する前に、コンテンツをレビューできます。1つのワークフローで、1つのWebページの一部、またはサイトのすべてのコンテンツを処理できます。通常は、複数のワークフローを使用して、Webサイトの様々な部分をレビューします。指名されたレビューアは、ワークフロー・プロセスでコンテンツを承認または却下する権限があります。

作業領域

Designerの(中央の)領域。ここで、サイト・アセットおよびフラグメントの処理を行います。

WYSIWYG要素

コンテンツでのすべての書式設定および編集が可能な要素タイプ。通常、WYSIWYG要素では、フォントの変更、テキストの中央揃え、新規および既存ファイルへのリンクの作成など、可能なすべての書式設定オプションおよび編集オプションを提供します。サイト・デザイナは、各オプションの有効と無効を切り替えて、コントリビュータの操作環境をカスタマイズすることができます。

「プレーン・テキスト要素」「イメージ要素」「静的リスト要素」「動的リスト要素」「カスタム要素」も参照してください。

XML

「eXtensible Markup Language(XML)」を参照してください。