Site Studioでは、Webサイトを実行するために複数のIdocスクリプト拡張機能を使用します。
注意: これらのスクリプト拡張機能は、Site Studioの各リリースで変更される可能性があります。 |
Idocスクリプトは、Oracle Content Server用のサーバー側カスタムスクリプト言語です。変数の参照、HTMLページへの条件によるコンテンツのインクルードおよび問合せによって返される結果でのループを行えます。
コンポーネントがOracle Content Serverにインストールされると、コンポーネントによってIdocスクリプトと変数に拡張機能が追加され、更なるカスタマイズが可能になります。
Idocスクリプトは、主にHTMLテンプレートのプレゼンテーションと構成設定に使用されます。Site Studioコンポーネントによって、この項で説明する多くのスクリプト拡張機能が追加されます。
説明
wcmPlaceholder()関数は、コンテンツを含めるページ上の領域を定義します。プレースホルダが表示する実際のコンテンツは、プレースホルダに関連付けられているデータ・ファイル、サブテンプレートおよびその他のWebサイト・オブジェクトによって異なります。
パラメータ
placeholderName: プレースホルダの名前。必須。
dataFileDocName: プレースホルダに関連付けるデータ・ファイルのdDocName。
templateDocName: プレースホルダに関連付けるリージョン・テンプレートまたはサブテンプレートのdDocName。
placeholderDefinitionDocName: プレースホルダにマップするプレースホルダ定義のdDocName。
regionDefinitionDocName: templateDocNameで指定されたリージョン・テンプレートに関連付けるリージョン定義のdDocName。
placeholderActions: プレースホルダ定義の許可されるアクション。次のものがあります。
Eは、コントリビュータの更新を許可します。
Pは、ワークフローの承認を許可します。
Rは、ワークフローの却下を許可します。
Iは、docInfoの表示を許可します。
Sは、データ・ファイルの切替えを許可します。
Uは、Web使用状況レポートの表示を許可します。
Tは、Webトラッカ・レポートの表示を許可します。
Mは、docInfoの更新を許可します。
Vは、リージョン・テンプレートの切替えを許可します。
Nは、コンテンツの削除を許可します。
各選択肢は、デザイナのプレースホルダ定義の設計ビューにあるアクションのチェックボックスに対応します。
同時に使用できないパラメータを使用する(たとえば、サブテンプレートとリージョン定義を指定するなど)と、スクリプトは、ここでリストされたパラメータの順序に基づいて実行します。
サンプル・コード
<!--$wcmPlaceholder("placeholderName")--> <!--$wcmPlaceholder("placeholderName","dataFileDocName=dDocName", "templateDocName=[region template dDocName|subtemplate dDocName]","placeholderDefinitionDocName=dDocName", "regionDefinitionDocName=dDocName", placeholderActions=EPRISUTMVN")-->
説明
wcmElement()スクリプトは、リージョン・テンプレートに要素を挿入します。要素は、リージョン定義にリストされる必要はありません。
このスクリプトによって、指定された要素に関連付けられているコンテンツをデータ・ファイルから取得できます。これは、WYSIWYG、イメージ、テキストおよびカスタム要素のみを対象とします。挿入される要素のコンテンツは、現在のレイアウト・ページの有効範囲で詳細に評価され、必要に応じて追加のサーバー側Idocスクリプトがインクルードされます。
パラメータ
dDocName: elementNameを含むデータ・ファイルのdDocName。dDocNameが指定されない場合、プレースホルダに関連付けられている現在のデータ・ファイルが使用されます。
elementName: 要素の名前。必須。
サンプル・コード
<!--$wcmElement("elementName")--> <!--$wcmElement("dDocName", "elementName")-->
説明
この関数は、リスト要素の始まりを定義します。
パラメータ
elementName: リスト要素の名前。必須。
サンプル・コード
<!--$wcmListStart("elementName")-->
説明
この関数は、リスト要素の終わりを定義します。
パラメータ
elementName: リスト要素の名前。必須。
サンプル・コード
<!--$wcmListEnd("elementName")-->
説明
これは、wcmElementと同じ機能ですが、静的リスト要素のコンテンツをリージョン・テンプレートに配置するためのものです。このスクリプトによって、指定された静的リスト要素に関連付けられているコンテンツをデータ・ファイルから取得できます。挿入される要素のコンテンツは、現在のレイアウト・ページの有効範囲で詳細に評価され、必要に応じて追加のサーバー側Idocスクリプトがインクルードされます。
パラメータ
listName: リスト要素の名前。wcmListElementがwcmListStartとwcmListEndの間で使用される場合、listNameを省略できます。
elementName: listElementの作成に使用されるリスト内の要素の名前。
rowNum: listName内のelementNameの行位置。
サンプル・コード
<!--$wcmListElement("Wysiwyg", rowNum)-->
前述の例では、elementNameおよびrowNumのみ使用しています。
コンテキスト内の例:
<!--$wcmListStart("StaticList")--> <!--$wcmListIndex = 0--> <!--$wcmListNumRows = wcmListRowCount()--> <table><!--$loopwhile wcmListIndex < wcmListNumRows--> <tr> <td><!--$wcmListElement("Wysiwyg", wcmListIndex)--></td> <td><!--$wcmListElement("plaintext", wcmListIndex)--></td> </tr> <!--$wcmListIndex = wcmListIndex + 1--> <!--$endloop--></table> <!--$wcmListEnd("StaticList")-->
説明
このスクリプトは、リスト要素の行の数を取得します。整数値が返されます。
パラメータ
listName: リスト要素の名前。wcmListRowCountがwcmListStartとwcmListEndの間で使用される場合、listNameを省略できます。
サンプル・コード
<!--$wcmListRowCount("listName")-->
コンテキスト内の例:
<!--$wcmListStart("listName")--> <!--$wcmListIndex = 0--> <!--$wcmListNumRows = wcmListRowCount()--> <table><!--$loopwhile wcmListIndex < wcmListNumRows--> <tr> <td><!--$wcmListElement("Wysiwyg", wcmListIndex)--></td> <td><!--$wcmListElement("plaintext", wcmListIndex)--></td> </tr> <!--$wcmListIndex = wcmListIndex + 1--> <!--$endloop--></table> <!--$wcmListEnd("listName")-->
説明
指定された動的リスト要素から検索パラメータを取得して、SS_GET_SEARCH_RESULTSをコールするためのサービス・バインダの準備をします。成功または失敗を示すブール値を返します。
パラメータ
elementName: listElementの作成に使用されるリスト内の要素の名前
戻り値
これは、成功または失敗を示すブール値を返します。
サンプル・コード
<!--$wcmDynamicList("elementName")-->
コンテキスト内の例:
<!--$if wcmDynamicList("dynamicList")--> <!--$executeService("SS_GET_SEARCH_RESULTS")--> <!--$loop SearchResults--> <!--$xml(dDocTitle)--><br /> <!--$endloop--> <!--$endif-->
説明
このスクリプトは、要素のコンテンツがリージョンのコンテキスト外に表示されることを許可します。要素がリージョンのコンテキスト(つまり、リージョン・テンプレート)にある場合、そのリージョン・テンプレートに基づいて暗黙的にデータ・ファイルが関連付けられます。
wcmIncludeElementを使用すると、要素がリージョンのコンテキスト外にある場合に強制的にデータ・ファイルを関連付けられます。
パラメータ
dDocName: データ・ファイルのdDocName。
expression: XPath式(XMLデータ・ファイルの1つ以上の特定ノードを識別する式)
戻り値
要素のコンテンツが返されます。
サンプル・コード
queryVal = <!--$wcmIncludeElement("datafiledDocName", "wcm:root/wcm:element[@name='elementName']/node()")-->
説明
ネイティブ・ドキュメントの動的変換の作成に使用されます。
パラメータ
ruleName: ConversionsDefinitionファイルで定義されたルールの名前。必須。
dataFileDocName: 変換するネイティブ・ドキュメントのdDocName。
pageNum: 変換するネイティブ・ドキュメント内のページ番号。
conversionsDefinitionDocName: 変換定義のdDocName。
conversionType: 使用可能なタイプ値は、simple、full、rule、engineまたはcommandです。
conversionTemplate: テンプレートのdDocName。conversionType="full"を使用する場合にのみ有効です。
conversionLayout: レイアウトのdDocName。conversionType="full"を使用する場合にのみ有効です。
conversionRuleName: ルールの名前。conversionType="rule"を使用する場合にのみ有効です。
conversionCommand: ページのコンテキストで実行されるIdocスクリプトの断片。conversionType="command"を使用する場合にのみ有効です。
戻り値
パラメータに基づいて動的変換で生成されたHTML。
サンプル・コード
デフォルトの使用:
<!--$wcmDynamicConversion("ruleName")-->
タイプ値のインクルード:
<!--$wcmDynamicConversion("ruleName","dataFileDocName=dDocName","pageNum=number","conversionsDefinitionDocName=dDocName", "conversionType=engine")-->
説明
このタグは、静的リスト・コンテンツおよびResultSetとして使用可能なコンテンツの取得に使用されます。
パラメータ
dDocName: コントリビュータ・データ・ファイルのdDocName名。これが省略された場合、現在のデータ・ファイルが使用されます。
listName: リスト要素の名前。必須。
resultSetName: 作成するResultSetの名前。これが省略された場合、ResultSet名はlistNameと同じです。
evaluateList: リスト要素のIdoc式を評価するかどうかを示すブール値。デフォルトは、trueです。
戻り値
これは、成功または失敗を示すブール値を返します。
サンプル・コード
<!--$wcmGetListAsResultSet("dDocName","List_Element","name_of_ResultSet","false")--> <!--$wcmGetListAsResultSet("List_Element", "name_of_ResultSet")-->
説明
このタグは、フラグメントを追加するためにテンプレートで使用されます。タグがリージョン・テンプレートまたはサブテンプレートで使用される場合、最初のドロップポイント・スニペットのみが使用されます。
パラメータ
fragmentInstanceId: ページ上のフラグメント・インスタンスのID。動的リストなど複数ページを返すフラグメントの区別に使用されます。IDによって、動的リストで問合せ結果の異なるページを表示できます。たとえば、あるフラグメントは問合せ結果の1ページ目で、他のフラグメントは独自の結果の3ページ目を表示できます。両方のフラグメントに同じIDが使用されている場合、一方の問合せの結果の特定のページに移動するようクリックすると、他方のフラグメントで独自の結果の同じ番号のページが表示されます。
fragmentDocName: フラグメント・ライブラリのdDocName。
fragmentId: 指定されたライブラリ内のフラグメントのID。
snippetId: 指定されたフラグメント内のスニペットのID。
tagProperties: フラグメントのプロパティの名前付き値ペア。
サンプル・コード
<!--$wcmFragment("fragmentInstanceID", "fragmentDocName", "fragmentID", "snippetID", "ssTheme=default", "ssHoverColor=", "ssTextColor=", "ssFocusColor=", "ssShowHome=true", "ssShowNext=false", "ssClassName=IDocNavTabsTop")-->
説明
これは、すべてのリンク形式の作成に使用される単一スクリプトです。レガシー・サイトでは、Site Studioで使用可能な異なるタイプのリンクを生成するために3つの異なるスクリプトが必要でした。
パラメータ
type: リンクのタイプ。nodelink、link、resourceまたはrenditionのいずれかが入力されます。
nodelinkはセクションへのリンクの作成に使用されます。リンクは、デフォルトではindex.htmで終わります。
linkはコンテンツへのリンクの作成に使用されます。リンクは、デフォルトではcontentIdで終わります。
resourceは、イメージなどのweblayout静的リソースへのリンクに使用されます。
renditionは、Digital Asset Manager (DAM)レンディションへのリンクに使用されます。
nodeId: 参照されるノードのID。タイプがnodelinkまたはlinkのいずれかに設定されている場合にのみ使用されます。
siteId: 参照されるWebサイトのサイトID。タイプがnodelinkまたはlinkのいずれかに設定されている場合にのみ使用されます。
dDocName: 参照されるコンテンツのdDocName。タイプがlinkまたはresourceのいずれかに設定されている場合にのみ使用されます。
path: 参照されるコンテンツのパス。タイプがlinkまたはresourceのいずれかに設定されている場合にのみ使用されます。
renditionName: リンクされるレンディションの名前。タイプがrenditionに設定されている場合にのみ使用されます。
サンプル・コード
セクションへのリンク: デフォルトでは、これらのリンクはindex.htmで終わります。
<!--$wcmUrl('nodelink',nodeId)--> <!--$wcmUrl('nodelink',nodeId,siteId)-->
コンテンツへのリンク: デフォルトでは、これらのリンクはcontentIdで終わります。
<!--$wcmUrl('link','dDocName')--> <!--$wcmUrl('link','dDocName','nodeId')--> <!--$wcmUrl('link','dDocName",'nodeId','siteId')-->
イメージなどのweblayout静的リソースへのリンク:
<!--$wcmUrl('resource','dDocName')--> <!--$wcmUrl('resource','groups/public/documents/adacct/mydocname.jpg')-->
9.40項「ssWeblayoutUrl」も参照してください。
DAMレンディションへのリンク:
<!--$wcmUrl('rendition', dDocName, 'smallimage')-->
説明
このスクリプト拡張機能は、管理対象XMLファイル内の任意の要素を抽出してIdoc文字列変数で返すことができるSite Studioのコア・メソッドです。Idoc文字列変数は、HTMLスニペットとしてWebページ上に直接配置できます。抽出されるXMLノードのコンテンツは、現在のレイアウト・ページの有効範囲で詳細に評価され、必要に応じて追加のサーバー側Idocスクリプトがインクルードされます。
パラメータ
dDocName: XMLデータ・ファイルのdDocName。
expression: XPath式(XMLデータ・ファイルの1つ以上の特定ノードを識別する式)
戻り値
Xpathにリストされた要素のコンテンツ。
サンプル・コード
<!--$ssIncludeXml("dDocName", "expression"--> <!--$ssIncludeXml("dDocName", "wcm:portal/wcm:element[@name = "eleName"]/node()"-->
説明
このスクリプト拡張機能は、指定されたdDocNameのDOC_INFO結果セットを取得します。
パラメータ
dDocName: DOC_INFOが取得されるドキュメントの識別子。
戻り値
操作の成功を示すブール値。
サンプル・コード
<!--$ssGetDocInfo("MyDocName")--> <!--$if ssGetDocInfo("MyDocName")--> <!--$endif-->
説明
このスクリプト拡張機能は、管理対象XMLファイルにおける特定の要素の反復インスタンスの数を返します。この拡張機能は、反復コントリビューション要素のセットを表示するために、静的リスト・フラグメントの実装で主に使用されます。
パラメータ
dDocName: XMLデータ・ファイルのdDocName。
expression: XPath式(XMLデータ・ファイルの1つ以上の特定ノードを識別する式)
戻り値
リスト内の行の数を示す整数値。
サンプル・コード
<!--$ssGetXmlNodeCount("dDocName", "expression"--> <!--$ssGetXmlNodeCount("dDocName", 'wcm:portal/wcm:element[@name = "eleName"]'-->
説明
このスクリプト拡張機能は、ネイティブ・ドキュメントの動的変換を実行するために使用できます。この変換で生成されるHTMLは、HTMLスニペットの形式でWebページ上に直接配置できるIdoc文字列変数で返されます。このメソッドでは、コール元は、使用する管理対象変換テンプレートおよび変換レイアウトを指定できます。
パラメータ
dDocName1: 変換するネイティブ・ドキュメントのdDocName。
dDocName2: 変換に使用するテンプレートのdDocName。
dDocName3: 変換に使用するレイアウト・テンプレートのdDocName。
dcPageNum: 変換するドキュメントのページ番号(オプション)。
戻り値
ドキュメント変換のHTML文字列スニペット。
サンプル・コード
<!--$ssIncDynamicConversion("dDocName1", "dDocName2", "dDocName3", "3")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、ssIncDynamicConversion拡張機能と同様に、ネイティブ・ドキュメントの動的変換を実行するために使用できます。この変換で生成されるHTMLは、HTMLスニペットの形式でWebページ上に直接配置できるIdoc文字列変数で返されます。
ssIncDynamicConversionとは異なり、この拡張機能では、使用する変換テンプレートを決定するためにDynamic Converterルール・エンジンで指定されたルールを使用します。したがって、コール元は、管理対象変換テンプレートまたは変換レイアウトを指定する必要がありません。
パラメータ
dDocName: 変換するネイティブ・ドキュメントのdDocName。
rule: 使用するDynamic Converterルールの名前。
dcPageNum: 変換するドキュメントのページ番号(オプション)。
戻り値
ドキュメント変換のHTML文字列スニペット。
サンプル・コード
<!--$ssIncDynamicConversionByRule("dDocName", "rule", "1")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、ssIncDynamicConversion拡張機能と同様に、ネイティブ・ドキュメントの動的変換を実行するために使用できます。この変換で生成されるHTMLは、HTMLスニペットの形式でWebページ上に直接配置できるIdoc文字列変数で返されます。
ssIncDynamicConversionとは異なり、この拡張機能では、使用する変換テンプレートを決定するために標準のDynamic Converterルール・エンジンを使用します。したがって、コール元は、管理対象変換テンプレートまたは変換レイアウトを指定する必要がありません。
パラメータ
dDocName: 変換するネイティブ・ドキュメントのdDocName。
dcPageNum: 変換するドキュメントのページ番号(オプション)。
戻り値
ドキュメント変換のHTML文字列スニペット。
サンプル・コード
<!--$ssIncDynamicConversionByRulesEngine("dDocName", "1")-->
このスクリプト拡張機能は、ssIncDynamicConversion拡張機能と同様に、ネイティブ・ドキュメントの動的変換を実行するために使用できます。この変換で生成されるHTMLは、HTMLスニペットの形式でWebページ上に直接配置できるIdoc文字列変数で返されます。ssIncDynamicConversionとは異なり、この拡張機能では、動的変換用に空白の組込みテンプレートを使用するため、コール元は管理対象変換テンプレートまたは変換レイアウトを指定する必要がありません。
パラメータ
dDocName: 変換するネイティブ・ドキュメントのdDocName。
dcPageNum: 変換するドキュメントのページ番号(オプション)。
戻り値
ドキュメント変換のHTML文字列スニペット。
サンプル・コード
<!--$ssIncInlineDynamicConversion("dDocName", "1")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、管理対象ドキュメントが、動的変換を実行できるネイティブ・ドキュメントであるか、変換の不要なコントリビュータ・データ・ファイルであるかを検出するために使用できます。
比較はネイティブ・ドキュメントの選択テストではなく、データ・ファイルの除外テストです。yesという結果が返された場合、ドキュメントはデータ・ファイルではないとみなされたということです。
パラメータ
dDocName: テストするドキュメントのdDocName。
戻り値
ブール値[1 | 0]。
サンプル・コード
<!--$Variable = ssIsNativeDoc("dDocName")-->
説明
パラメータ
パラメータはありません。
戻り値
負ではない整数の乱数。
サンプル・コード
<!--$ssRandom()--> <!--$Variable = ssRandom()-->
説明
このスクリプト拡張機能は、現在のセクションまたは明示的に指定したセクションのノード・プロパティを取得するために使用できます。通常は、カスタム・ノード・プロパティへのアクセスに使用します。
パラメータ
nodeId: 問い合せるセクションのnodeId(オプション)。省略された場合、現在のセクションが使用されます。
name: プロパティ名。
戻り値
指定されたプロパティの値を返します。"label"が使用された場合、セクション・ラベルが返されますが、他のプロパティも指定できます。
サンプル・コード
たとえば、次のコマンドでは、現在のセクションのセクション・ラベルを取得します。
<!--$ssGetNodeProperty('label')-->
また、次のコマンドでは、セクション474のセクション・ラベルを取得します。
<!--$ssGetNodeProperty('474', 'label') -->
説明
このスクリプト拡張機能は、サイト・ノード(階層のルート)と通常のセクション・ノードの違いを判別するために使用できます。また、ASPサイトとASP以外のサイト(またはセクション・ノード)の違いも判別できます。
パラメータ
siteId: 問い合せるWebサイトのsiteId(オプション)。
nodeId: 問い合せるセクションのnodeId。
戻り値
戻り値は次のいずれかです。
0: HCSP/JSPタイプのサイトのサイト・ノード。
2: HCSP/JSPタイプのサイトのセクション・ノード。
100: ASPタイプのサイトのサイト・ノード。
102: ASPタイプのサイトのセクション・ノード。
サンプル・コード
<!--$ssGetWebsiteNodeType("siteId", "nodeId")--> <!--$Variable = ssGetWebsiteNodeType("nodeId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、基礎となるコンテンツ・サーバーのメジャー・バージョンを取得するために使用できます。
パラメータ
パラメータはありません。
戻り値
Oracle Content Serverのメジャー・バージョン番号。
サンプル・コード
<!--$Variable = ssGetCoreMajorVersion()-->
説明
このスクリプト拡張機能は、指定したデリミタに基づいて文字列をセグメントに分割するために使用できます。
パラメータ
string: 分割する文字列。
delimiter: 文字列の分割に使用するデリミタ(","など)。
name: 分割操作の結果を格納する結果セットの名前。
戻り値
戻り値は、指定した文字列から切り出されたセグメントの数を示す整数です。この拡張機能では、分割文字列をリストしたStringという名前の1つの列を持つResultSetも生成されます。
サンプル・コード
<!--$ssSplitString("ABC;123;XYZ" , ";" , "StorageRows")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、コンテンツ・サーバーで任意のWebサイトのWebサイト名を取得するために使用できます。
パラメータ
パラメータは次のとおりです。
siteId: Webサイトの一意の識別子。
戻り値
siteIdのWebサイト名(ラベル)。
サンプル・コード
<!--$ssGetWebsiteName("siteId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、コンテンツ・サーバーで任意のWebサイトのサイト・プロパティを取得するために使用できます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
propertyName: 必要な値を保持するプロパティの名前。
戻り値
propertyName
にリストしたプロパティ(文字列)。
サンプル・コード
<!--$ssGetSiteProperty("siteId" , "propertyName")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、コンテンツ・サーバーで任意のWebサイトのルート・ノードの識別子(nodeId)を取得するために使用できます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
戻り値
最初のノードのID。
サンプル・コード
<!--$Variable = ssGetFirstNodeId("siteId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、特定のノードを基準としてノードの識別子(nodeId)を取得するために使用できます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
nodeId: コンテキスト・ノードの一意の識別子。
relative: 関係。child、parent、priorまたはnextのいずれかである必要があります。
respectContribOnly: ブール値。デフォルトはyesです(オプション)。
戻り値
コンテキスト・ノードと指定された関係を持つノードのnodeId。指定された関係を持つノードがない場合、空の文字列。
サンプル・コード
<!--$Variable = ssGetRelativeNodeId("siteId" , "nodeId" , "child" , "no")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、コンテンツ・サーバーの任意のWebサイトに対応するアクティブ階層を含むSiteStudioNavNodesというResultSetを、Idoc実行環境に作成するために使用できます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
戻り値
SiteStudioNavNodesと呼ばれるWebサイト階層のResultSet。
"SiteStudioNavNodes" ResultSetは、構成フラグSSAdditionalNavResultSetFieldsの設定に応じて5つ以上の列を持ちます(詳細は、12.14項「SSAdditionalNavResultSetFields」を参照)。
nodeId: ノードの一意の識別子。
parentNodeId: 親ノードの一意の識別子。
label: ノードのラベル。
level: サイト階層におけるノードの深さ。ルート・セクションのレベルは0(ゼロ)です。
href: ノードのプライマリ・ページに対するパス・ベースのサイト相対URL。
サンプル・コード
<!--$ssLoadSiteNavResultSet("siteId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、指定したノードのプライマリ・レイアウトに対するサーバー相対URLを生成するために使用できます。この相対URLには、末尾のurlPageName(通常はindex.htm)が含まれます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
nodeId: ノードの一意の識別子。
戻り値
サーバーを基準とした完全フレンドリURL。
サンプル・コード
<!--$ssGetServerRelativeUrl("siteId" , "nodeId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、指定したノードのプライマリ・レイアウトに対するサーバー相対URLを生成するために使用できます。この相対URLには、末尾のurlPageName(通常はindex.htm)は含まれません。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
nodeId: ノードの一意の識別子。
戻り値
ページ名を含まない、サーバーを基準とした完全フレンドリURL。
サンプル・コード
<!--$ssGetServerRelativePath("siteId" , "nodeId")-->
このスクリプト拡張機能は、指定したノードのurlPageNameを取得するために使用できます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
nodeId: ノードの一意の識別子。
戻り値
ノードのurlPageName。通常これはindex.htmです。
サンプル・コード
<!--$ssGetUrlPageName("siteId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、指定したノードのラベルを取得するために使用できます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
nodeId: ノードの一意の識別子。
戻り値
指定されたノードのラベル。
サンプル・コード
<!--$ssGetNodeLabel("siteId" , "nodeId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、GUIラベルに使用できる、Webサイトのルートを基準とする「/」区切りの文字列(/products/servers/web serverなど)を取得するために使用できます。
パラメータ
siteId: Webサイトの一意の識別子。
nodeId: ノードの一意の識別子。
戻り値
スクリプトは、指定されたWebサイトの指定されたノードのフォルダを表す"/"で区切られた文字列を返します。
サンプル・コード
<!--$ssGetNodeLabelPath("siteId" , "nodeId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、使用可能なすべてのWebサイトのリストを含むResultSetを生成するために使用できます。
パラメータ
resultSetName: 生成するResultSetの名前。
戻り値
サーバー上の使用可能なすべてのWebサイトのリストがResultSetで返されます。
サンプル・コード
<!--$ssGetServerRelativePath("resultSetName")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、指定されたドキュメントに対するパス・ベースのURLを生成するために使用します。これは非推奨で、wcmUrlが推奨されます(9.13項「wcmUrl」を参照)。
詳細は、4.3項「サーバー側スクリプト・リンクの使用」を参照してください。
パラメータ
dDocName: 管理対象アイテムのdDocName。
targetNodeId: ターゲット・コンテキストとして使用するノードの一意の識別子(オプション)。
targetSiteId: ターゲット・コンテキストとして使用するWebサイトの一意の識別子(オプション)。
戻り値
特定のコンテンツの断片へのフレンドリ・リンクである文字列。
サンプル・コード
<!--$ssLink("dDocName" , "targetSiteId")--> <!--$ssLink("dDocName")--> <!--$ssLink("dDocName" , "targetNodeId" , "targetSiteId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、指定したノードに対するパス・ベースのURLを生成するために使用します。これは非推奨で、wcmUrlが推奨されます(9.13項「wcmUrl」を参照)。
詳細は、4.3項「サーバー側スクリプト・リンクの使用」を参照してください。
パラメータ
nodeId: ノードの一意の識別子。
siteId: ノードを含むWebサイトの一意の識別子(オプション)。
戻り値
ノードのプライマリ(ランディング)ページのフレンドリ・リンク。
サンプル・コード
<!--$ssNodeLink("nodeId" , "siteId")--> <!--$ssNodeLink("nodeId")-->
説明
このスクリプト拡張機能は、パスまたはdDocNameからファイルの完全なWebアドレスを特定するために使用します。この拡張機能は、通常、データ・ファイルのイメージへのパスに対して使用されます。これは非推奨で、wcmUrlが推奨されます(9.13項「wcmUrl」を参照)。
詳細は、4.3項「サーバー側スクリプト・リンクの使用」を参照してください。
パラメータ
targetId: ファイルのパスまたはファイルのdDocName値のいずれか。
戻り値
パス・ベースのweblayout URL。
サンプル・コード
<!--$ssWeblayoutUrl('mydocname')--> <!--$ssWeblayoutUrl('groups/public/documents/adacct/mydocname.jpg')-->