ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B55907-05
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

2 Oracle Identity Managementのインストールの準備

この章では、Oracle Identity Management 11g リリース1(11.1.1)コンポーネントをインストールする前に確認する必要のある情報を提供します。

次の項目が含まれます。


注意:

Oracle Internet Directory (OID)、Oracle Virtual Directory (OVD)、Oracle Directory Services Manager (ODSM)、Oracle Directory Integration Platform (ODIP)およびOracle Identity Federation (OIF)の11g (11.1.1.6.0)バージョンをインストールするための前提条件は、「Oracle Identity Management (11.1.1.6.0)をインストールする前に」を参照してください。

Oracle Identity Manager (OIM)、Oracle Access Manager (OAM)、Oracle Adaptive Access Manager (OAAM)、Oracle Entitlements Server (OES)およびOracle Identity Navigator (OIN)の11g (11.1.1.5.0)バージョンをインストールするための前提条件は、「Oracle Identity and Access Management (11.1.1.5.0)をインストールする前に」を参照してください。


2.1 Oracle Identity Management (11.1.1.6.0)をインストールする前に

このトピックでは、OID、OVD、ODSM、ODIPおよびOIF(11.1.1.6.0)をインストールする前に確認する必要のある情報を提供します。

この項の内容は次のとおりです。

2.1.1 システム要件および動作保証の確認

インストールを実行する前に、システム要件および動作保証のドキュメントを読み、インストールする製品の最小インストール要件を環境が満たしていることを確認します。

  • 次の場所にあるOracle Fusion Middlewareのシステム要件および仕様

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html

    このドキュメントには、ハードウェアおよびソフトウェア要件、最小ディスク容量およびメモリー要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関する情報が記載されています。

  • 次の場所にあるOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

    このドキュメントには、サポートされるインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品が記載されています。

  • インストールの際に発生する相互運用性および互換性の問題については、『Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド』を参照してください。

    Oracle Fusion Middleware製品が旧バージョンの他のOracle Fusion Middleware、Oracleまたはサード・パーティ製品と機能するために重要な情報がこのマニュアルに記載されています。この情報は、既存の環境をアップグレードする既存ユーザーと新しいOracle Fusion Middlewareユーザーの両方に適用されます。

2.1.2 Oracle Fusion Middlewareの64ビットJDKのサポートについて

現在の環境で64ビットJVMを使用している場合、すべてのOracle Fusion Middlewareコンポーネントで64ビットJVMを使用していることを確認してください。32ビットJVMを使用するコンポーネントと64ビットJVMを使用するコンポーネントを混在させることはできません。

詳細は、次のページで入手可能なOracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件およびサポートされるプラットフォームに関するドキュメントを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントを64ビットJVM環境で実行する場合は、WebLogic Serverが64ビットJDKとともにインストールされていることを確認してください。32ビットJVMサポートの場合は、使用プラットフォームの32ビットJVMサポート用に使用環境を構成する方法について、『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』を参照してください。

2.1.3 Java Access Bridgeのインストールと構成(Windowsのみ)

Oracle Identity ManagementをWindowsシステムにインストールする場合、第508条のアクセシビリティに対応するJava Access Bridgeをインストールおよび構成することもできます。これは、第508条のアクセシビリティ機能が必要な場合にのみ必要です。

  1. 次のWebサイトからJava Access Bridgeをダウンロードします。

    http://java.sun.com/javase/technologies/accessibility/accessbridge/
    
  2. Java Access Bridgeをインストールします。

  3. access-bridge.jarjaccess-1_4.jarをインストール場所からjre\lib\extディレクトリにコピーします。

  4. WindowsAccessBridge.dllJavaAccessBridge.dllおよびJAWTAccessBridge.dllの各ファイルをインストール場所からjre\binディレクトリにコピーします。

  5. accessibility.propertiesファイルをjre\libディレクトリにコピーします。

2.1.4 Oracle Identity Managementのインストール用のOracle WebLogic Serverノード・マネージャ・ユーティリティの管理

Oracle Directory Integration Platform (ODIP)とOracle Identity Federation (OIF)はWebLogicドメインとともに構成されます。Oracle Internet Directory (OID)とOracle Virtual Directory (OVD)はWebLogicドメインの有無にかかわらず構成できます。WebLogicドメインを必要とするOracle Identity Management製品については、ノード・マネージャを構成する必要があります。

Oracle WebLogic Serverのインストール後、Oracle Identity Managementをインストールする前に次の手順を実行します。

  1. Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ・ユーティリティが停止していることを確認します。実行中の場合は、プロセスを停止します。次のコマンドを使用して、実行中のプロセスを識別して停止します。

    UNIXの場合の例:

    1)ps-ef | grep -i nodemanager

    このコマンドによってノード・マネージャ・プロセスのプロセスIDが返されます。

    2)kill -9 <ノード・マネージャ・プロセスのプロセスID>

    Windowsの場合:

    Windowsタスク マネージャを使用して、実行中のノード・マネージャ・プロセスを識別して停止します。

  2. WL_HOME/common/nodemanager/ディレクトリにnodemanager.propertiesファイルがあるかどうかを確認します。

    • nodemanager.propertiesファイルが存在しない場合は、次の手順を実行します。

      UNIXの場合:

      (<WL_HOME>/server/binディレクトリにある)startNodeManager.shを実行し、ノード・マネージャを起動します。

      Windowsの場合:

      (<WL_HOME>\server\binディレクトリにある)startNodeManager.cmdを実行し、ノード・マネージャを起動します。

    • nodemanager.propertiesファイルが存在しない場合、ファイルを開き、ListenPortパラメータが含まれていて、値が設定されていることを確認します。ListenPortパラメータが含まれていないか、設定されていない場合、次のようにnodemanager.propertiesファイルを編集して、NODE_MANAGER_LISTEN_PORTがノード・マネージャのリスニング対象となるポートを示すようにします(5556など)。

      ListenPort=NODE_MANAGER_LISTEN_PORT
      

2.2 Oracle Identity and Access Management (11.1.1.5.0)をインストールする前に

この項の内容は次のとおりです。

2.2.1 システム要件および動作保証の確認

インストールを実行する前に、システム要件および動作保証のドキュメントを読み、インストールする製品の最小インストール要件を環境が満たしていることを確認します。

  • 次の場所にあるOracle Fusion Middlewareのシステム要件および仕様

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html

    このドキュメントには、ハードウェアおよびソフトウェア要件、最小ディスク容量およびメモリー要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関する情報が記載されています。

  • 次の場所にあるOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

    このドキュメントには、サポートされるインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品が記載されています。

  • インストールの際に発生する相互運用性および互換性の問題については、『Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド』を参照してください。

    Oracle Fusion Middleware製品が旧バージョンの他のOracle Fusion Middleware、Oracleまたはサード・パーティ製品と機能するために重要な情報がこのマニュアルに記載されています。この情報は、既存の環境をアップグレードする既存ユーザーと新しいOracle Fusion Middlewareユーザーの両方に適用されます。

2.2.2 Java Access Bridgeのインストールと構成(Windowsのみ)

Oracle Identity and Access ManagementをWindowsオペレーティング・システムにインストールする場合、第508条のアクセシビリティに対応するJava Access Bridgeをインストールおよび構成することもできます。これは、第508条のアクセシビリティ機能が必要な場合にのみ必要です。

  1. 次のURLからJava Access Bridgeをダウンロードします。

    http://java.sun.com/javase/technologies/accessibility/accessbridge/
    
  2. Java Access Bridgeをインストールします。

  3. access-bridge.jarjaccess-1_4.jarをインストール場所からjre\lib\extディレクトリにコピーします。

  4. WindowsAccessBridge.dllJavaAccessBridge.dllおよびJAWTAccessBridge.dllの各ファイルをインストール場所からjre\binディレクトリにコピーします。

  5. accessibility.propertiesファイルをjre\libディレクトリにコピーします。

2.2.3 最新のOracle WebLogic ServerおよびOracle Fusion Middleware 11gソフトウェアの入手

最新のOracle WebLogic ServerおよびOracle Fusion Middleware 11gソフトウェアの詳細は、次の記述を参照してください。

  • 最新のOracle Fusion Middleware 11gソフトウェアは、Oracle Technology Network (OTN)からダウンロードできます。

    http://www.oracle.com/technetwork/index.html

    Oracle WebLogic Serverのダウンロードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の製品の配布に関する項を参照してください。

  • Oracle Fusion Middleware 11gに最新リリースへのパッチを適用する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照してください。

2.2.4 Oracle WebLogic ServerのインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成

Oracle Identity and Access Management 11gリリース1 (11.1.1)コンポーネントをインストールするには、Oracle WebLogic Serverをインストールし、Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリを作成する必要があります。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle WebLogic Serverのインストールに関する項を参照してください。

また、Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。

Oracle WebLogic Serverのディレクトリ構造

Oracle WebLogic Serverをインストールしてミドルウェア・ホームを作成すると、Oracle WebLogic Serverに対するホーム・ディレクトリ(wlserver_10.3など)がミドルウェア・ホームの下に作成されます。このホーム・ディレクトリはWL_HOMEと呼ばれます。

WL_HOMEと同じレベルに、Oracle WebLogic Serverに関連付けられた次のコンポーネント用に、個別のディレクトリが作成されます。

  • Sun JDK - jdk160_24

  • Oracle JRockit - jrockit_1.6.0_24


注意:

選択するJDKバージョンがJava SE 6 Update 24以上であることを確認します。

WebLogicドメインは、ミドルウェア・ホームの下のuser_projectsディレクトリにあるdomainsというディレクトリに作成されます。WebLogic管理ドメインでOracle Identity and Access Management製品を構成すると、ドメインの新しいディレクトリがdomainsディレクトリに作成されます。また、applicationsというディレクトリがuser_projectsディレクトリに作成されます。このapplicationsディレクトリには、ドメインにデプロイされたアプリケーションが含まれます。

2.2.5 Oracle Databaseのインストール

一部のOracle Identity and Access Managementコンポーネントをインストールする場合、事前にOracle Databaseをインストールしておく必要があります。関連するOracle Identity and Access Managementコンポーネントをインストールするには、データベースが起動して稼働している必要があります。データベースは、Oracle Identity and Access Managementコンポーネントをインストールするシステムに置く必要はありません。

次のデータベース・バージョンがサポートされています。

  • 10.2.0.4

  • 11.1.0.7

  • 11.2


注意:

サポート対象のデータベースの最新情報については、この章の「システム要件および動作保証の確認」を参照してください。

表2-1に、公開時のRCUのデータベース要件を示します。

表2-1 RCUのデータベース要件

カテゴリ 最小値または許可される値

バージョン

Oracle Database 10.2.0.4、11.1.0.7または11.2(非XEデータベースの場合は11.1.0.7以上)。

注意: データベースをインストールする際にAL32UTF8キャラクタ・セットを選択してください。

共有プール・サイズ

147456KB

SGA最大サイズ

147456KB

ブロック・サイズ

8KB

プロセス

500



注意:

Oracle Identity ManagerにOracle Database 11.1.0.7を使用している場合は、Oracle Identity Managerスキーマを作成する前に、プラットフォーム固有のパッチ・セットをインストールする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』を参照してください。

Oracle 11gデータベースのインストール後、次の手順を実行する必要があります。

  1. sys(デフォルト)ユーザーとしてデータベースにログインします。

  2. 次のコマンドを実行します。

    alter system set session_cached_cursors=100 scope=spfile;

    alter system set processes=500 scope=spfile;

  3. データベースをバウンスして、Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utility (RCU)のインストールとスキーマのロードを続行します。


2.2.6 Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utility (RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成

次のOracle Identity and Access Managementコンポーネントおよび構成をインストールする前に、データベースで適切なOracle Fusion Middlewareスキーマを作成し、ロードしておく必要があります。

  • Oracle Identity Manager

  • Oracle Access Manager

  • Oracle Adaptive Access Manager

  • Oracle Entitlements Server

Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utility (RCU)を使用してデータベースでOracle Fusion Middlewareスキーマを作成し、ロードします。RCUは、Oracle Fusion Middleware 11g リリース1(11.1.1)リリース・メディアおよびOracle Technology Network (OTN)のWebサイトで入手できます。次のURLでOTNのWebサイトにアクセスできます:

http://www.oracle.com/technetwork/index.html


注意:

RCUは、LinuxおよびWindowsプラットフォームでのみ使用できます。LinuxのRCUを使用して、サポートされるUNIXデータベースでスキーマを作成します。WindowsのRCUを使用して、サポートされるWindowsデータベースでスキーマを作成します。rcuHome.zipファイルのコンテンツをディレクトリに解凍すると、BINディレクトリに実行可能ファイルrcuが表示されます。

RCUの起動および実行の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』の様々な方法でのRCUの起動およびOracle Fusion Middleware Repository Creation Utility (RCU)の実行に関する項を参照してください。RCUのトラブルシューティングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のRepository Creation Utilityのトラブルシューティングに関する項を参照してください。


RCUを実行する場合、インストールしているOracle Identity and Access Managementコンポーネントの次のスキーマのみを作成してロードし、RCUで使用可能な他のスキーマは選択しないでください。

  • Oracle Identity Managerの場合、Identity Management - Oracle Identity Managerスキーマを選択します。デフォルトで、SOAインフラストラクチャ・スキーマ、ユーザー・メッセージング・サービス・スキーマおよびメタデータ・サービス・スキーマも選択されます。

  • Oracle Adaptive Access Managerの場合、Identity Management - Oracle Adaptive Access Managerスキーマを選択します。デフォルトで、AS共通スキーマ - メタデータ・サービス・スキーマも選択されます。

    パーティション・スキーマ・サポート付きのOracle Adaptive Access Managerの場合、Identity Management - Oracle Adaptive Access Manager(パーティション・サポート)スキーマを選択します。デフォルトで、AS共通スキーマ - メタデータ・サービス・スキーマも選択されます。


    注意:

    Oracle Adaptive Access Managerスキーマ・パーティションの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOAAMパーティション・スキーマ・リファレンスに関する項を参照してください。

  • Oracle Access Managerの場合、Identity Manager - Oracle Access Managerスキーマを選択します。デフォルトで、AS共通スキーマ - 監査サービス・スキーマも選択されます。

  • Oracle Entitlements Serverの場合、Identity Management - Oracle Entitlements Serverスキーマを選択します。デフォルトで、AS共通スキーマ - メタデータ・サービス・スキーマも選択されます。


注意:

スキーマを作成する場合、RCUに表示されるスキーマの所有者とパスワードを必ず覚えておいてください。

Oracle Database Vaultがインストールされているデータベースでスキーマを作成する場合、CREATE USER、ALTER USER、DROP USER、CREATE PROFILE、ALTER PROFILEおよびDROP PROFILEなどの文は、DV_ACCTMGRロールを持つユーザーのみが発行できます。「アカウント/プロファイルを保守可能」ルール・セットを変更して発行できるようにした場合にかぎり、SYSDBAがこれらの文を発行できます。



関連項目:

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。

2.2.7 既存のデータベース・スキーマのアップグレード

既存のデータベース・スキーマを再利用する場合は、Oracle Fusion Middleware 11g製品およびコンポーネントを使用できるように、古いデータベース・スキーマをアップグレードする必要があります。

既存のデータベース・スキーマのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。

2.2.8 Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール(Oracle Identity Managerユーザーのみ)

Oracle Identity Managerをインストールする場合、最新バージョンのOracle SOA Suite(11.1.1.5.0)をインストールする必要があります。

この項の手順に従って、最新のOracle SOA Suiteソフトウェアをインストールします。Oracle Identity Managerを構成するにあたっては、Oracle SOA Suiteがインストールされていることが前提となります。

Oracle SOA Suite 11gの最新バージョンのインストールは、次の手順で行われます。

  1. 最新のOracle WebLogic ServerおよびOracle SOAソフトウェアの入手

  2. Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成

  3. Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール

2.2.8.1 最新のOracle WebLogic ServerおよびOracle SOAソフトウェアの入手

最新のOracle WebLogic ServerおよびOracle Fusion Middleware 11gソフトウェアの詳細は、次の記述を参照してください。

  • 最新のOracle Fusion Middleware 11gソフトウェアは、Oracle Technology Network (OTN)からダウンロードできます。

    http://www.oracle.com/technetwork/index.html
    
  • このドキュメントの公開時点では、Oracle Fusion Middleware 11gの最新リリースは11gリリース1 (11.1.1.5.0)で、このリリースでは、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1.1.0)と11gリリース1 (11.1.1.2.0)に取ってかわる新機能が提供されています。

  • Oracle Fusion Middleware 11gに最新リリースへのパッチを適用する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照してください。

2.2.8.2 Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成

Oracle SOA Suiteには、Oracle WebLogic Serverおよびミドルウェア・ホーム・ディレクトリが必要です。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle WebLogic Serverのインストールに関する項を参照してください。また、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のグラフィカル・モードでのインストール・プログラムの実行に関する項も参照してください。


注意:

Oracle Identity and Access Managementコンポーネントをインストールする前にすでにミドルウェア・ホームを作成している場合、新しいミドルウェア・ホームを再度作成する必要はありません。Oracle SOA Suiteのインストールには、同じミドルウェア・ホームを使用する必要があります。

2.2.8.3 Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール

Oracle Identity Managerには、Oracle SOA Suite 11g(11.1.1.5.0)が必要です。この手順が必要な理由は、Oracle Identity ManagerはOracle SOA Suiteのプロセス・ワークフローを使用してリクエスト承認を管理するためです。

表2-2の手順に従って、Oracle SOA Suiteをインストールします。インストール画面の詳細なヘルプが必要な場合は、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスします。

Oracle SOA Suiteインストール・ウィザードを起動するには、次の手順を実行する必要があります。

  1. soa.zip(11.1.1.5.0)のコンテンツを、soaなどのディレクトリに解凍します。

  2. 現在作業しているディレクトリから、soaの下のDisk1に移動します。

  3. Disk1ディレクトリからrunInstaller(UNIX)またはsetup.exe(Windows)実行可能ファイルを実行して、Oracle SOA Suite 11.1.1.5.0インストール・ウィザードを起動します。

表2-2 「インストールのみ」オプションのインストールの流れ

番号 画面 説明および必要な操作

1

「ようこそ」画面

「次へ」をクリックして続行します。

2

「前提条件のチェック」画面

「次へ」をクリックして続行します。

3

「インストール場所の指定」画面

ミドルウェア・ホームとOracleホームの場所を指定します。Oracle Identity and Access Managementコンポーネントが含まれているミドルウェア・ホームの場所を指定する必要があります。

これらのディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造と概念に関する項を参照してください。

「次へ」をクリックして続行します。

4

セキュリティ更新の指定画面

製品に関する最新の問題を通知する電子メール・アドレスを指定します。

「次へ」をクリックして続行します。

5

「インストール・サマリー」画面

画面上の情報を検証します。

「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

6

「インストールの進行状況」画面

UNIXシステムにインストールしている場合、ORACLE_HOME/oracleRoot.shスクリプトを実行して適切なファイル権限およびディレクトリ権限を設定するよう要求されることがあります。

「次へ」をクリックして続行します。

7

「インストール完了」画面

「終了」をクリックしてインストーラを終了します。