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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorスタート・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B65041-01
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2 Oracle Data Integratorとデモンストレーション環境のインストール

この章では、Oracle Data Integratorとデモンストレーション環境のインストールの概要を示します。この章に示す手順は、Oracle Data Integrator Studioでデモンストレーション環境を使用するために必要な手順です。

この章の内容は、次のとおりです。


注意:

このスタート・ガイドで説明するタスクを実行するには、Oracle Data Integrator Studioとデモンストレーション環境をシステムにインストールする必要があります。

2.1 インストールの準備

インストールを開始する前に、この項に記載する次の情報を確認してください。

2.1.1 システム要件および動作保証の確認

Oracle Data Integrator (ODI)コンポーネントをインストールする前に、システム要件と動作保証に関するドキュメントを読み、現在の環境がインストールの最低要件を満たしていることを確認する必要があります。これらのドキュメントはどちらもOracle Technology Network (OTN)で入手できます。

このシステム要件のドキュメントには、ハードウェアおよびソフトウェア要件、最低ディスク領域およびメモリー要件、および必須のシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチなどの情報が記載されています。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm

この動作保証のドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサードパーティ製品が記載されています。

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

注意:

32ビット版の製品をインストールする場合は、インストール先のシステムも32ビット・システムをサポートしている必要があります。32ビット版の製品の64ビット・システムへのインストールはサポートされていません。

2.1.2 Oracle Fusion Middlewareによる64ビットJDKのサポートの理解

現在の環境で64ビットJava仮想マシン(JVM)を使用している場合、すべてのOracle Fusion Middlewareコンポーネントで64ビットJVMを使用していることを確認してください。32ビットJVMを使用するコンポーネントと64ビットJVMを使用するコンポーネントを混在させることはできません。

64ビットJDKをサポートするプラットフォームの詳細は、次の場所にあるOracle Fusion Middlewareの動作保証マトリックスを参照してください:

http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

2.1.3 ODIリポジトリの作成

ODI Studioでデモンストレーション環境を使用する場合、ODIリポジトリを作成する必要はありません。デモンストレーション環境には、必要なリポジトリがあらかじめ構成されて用意されています。

2.2 Oracle Data Integratorのインストール

この項では、Oracle Data Integrator Studioのインストールに関する情報と手順について説明します。この章に示す手順は、Oracle Data Integrator Studioでデモンストレーション環境を使用するために必要な手順です。

インストール手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド』を参照してください。

この項の内容は次のとおりです。


注意:

UNIXシステムに最初にインストールする場合には、rootユーザーとしてORACLE_HOME/oracleRoot.shスクリプトを実行して、必要なインストール・ディレクトリをすべて作成するよう求められる場合があります。

2.2.1 インストーラとデモ環境のダウンロード

インストーラおよびデモ環境は、Oracle Technology Network (OTN)のOracle Data Integratorのダウンロード・ページから入手できます。

インストーラとデモ環境をダウンロードするには:

  1. OTNのOracle Data Integratorのダウンロード・ページ(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/downloads/index.html)に移動します。

  2. ご使用のプラットフォームの11g Oracle Data Integratorメディア・パックと11gデモ環境を一時フォルダにダウンロードします。

2.2.2 インストーラの起動

インストーラを起動するには、一時フォルダにダウンロードしたOracle Data Integratorメディア・パックを解凍し、このフォルダから次のコマンドを実行します:

  • UNIXオペレーティング・システム:

    ./runInstaller
    
  • Windowsオペレーティング・システム:

    setup.exe
    

注意:

Oracle Data IntegratorにはJDK1.6以上が必要です。使用しているシステムでサポートされるJDKを確認するには、Oracle Fusion Middlewareの動作保証に関するドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html

2.2.3 インストール・タイプ

デモ環境を使用するには、次のコンポーネントをインストールする必要があります。

  • ODI Studio

  • スタンドアロン・エージェント

これは、「開発者」と「スタンドアロン」インストール・タイプに相当します。

2.2.4 インストール手順

次の手順に従って、Oracle Data Integrator Studioをインストールし、構成します。


注意:

各インストール画面の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド』を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。

  1. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックして続行します。

  2. 図2-1に示すように、「インストール・タイプの選択」画面で開発者インストール「スタンドアロン・インストール」の両方を選択します。ODI StudioおよびODI SDKは自動的に選択されることに注意してください。

    図2-1 「インストール・タイプの選択」画面

    図2-1については周囲のテキストで説明しています。
  3. 「次へ」をクリックして続行します。

  4. 「前提条件のチェック」画面で「次へ」をクリックして続行します。

  5. 「インストール場所の指定」画面で、Oracleホームの場所(このガイドではこれ以降ODI_HOMEと呼びます)の絶対パスを入力します。例:

    C:\oracle\ODI_HOME1


    注意:

    指定するディレクトリは空のディレクトリか、既存のOracle Data Integratorホームの場所にする必要があります。

  6. 次へ」をクリックして続行します。

  7. リポジトリの構成画面で、「リポジトリの構成のスキップ」を選択します。

  8. 次へ」をクリックして続行します。

  9. エージェントの詳細の指定画面で、次のエージェントの詳細を入力します。

    • エージェント名: DemoAgent

    • エージェント・ポート: 20910

      ポート番号が他のプロセスで使用されていないことと、エージェント名がトポロジ内ですでに宣言されている他のエージェントと異なることに注意してください。

    エージェントの詳細の指定画面を図2-2に示します。

    図2-2 エージェントの詳細の指定画面

    図2-2については周囲のテキストで説明しています。
  10. セキュリティ・アップデートの指定画面で、セキュリティの問題に関する通知を受ける方法を選択します。

    • セキュリティ問題の通知を電子メールで受けとる場合は、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ問題の通知をMy Oracle Support(以前のメタリンク)から受けとる場合は、My Oracle Supportオプションを選択してMy Oracle Supportパスワードを入力します。

    • セキュリティ問題の通知を行わない場合は、すべてのフィールドを空のままにします。次のメッセージが表示されます。My Oracle Supportユーザー名または電子メール・アドレスが指定されていません。「はい」をクリックして続行します。

  11. セキュリティ・アップデートの指定画面で「次へ」をクリックして続行します。

  12. 「インストール・サマリー」画面で情報を確認します。

  13. 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

  14. 「インストールの進行状況」画面で「次へ」をクリックして続行します。

  15. 構成の進行状況画面で「次へ」をクリックして続行します。

  16. 「インストールが完了しました。」画面で「終了」をクリックしてインストーラを閉じます。

これでOracle Data Integratorがインストールされました。

2.3 デモンストレーション環境のインストール

Oracle Data Integratorデモンストレーション環境はOracle Data IntegratorコンパニオンCDに含まれています。次に示すOracle Technology Network (OTN)のOracle Data Integratorのダウンロード・ページからダウンロードすることもできます。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/downloads/index.html

デモンストレーション環境のデモンストレーション・ファイルとサンプルは、コンパニオンCDの/demoフォルダにあります。


注意:

デモンストレーション(デモ)環境は、ODI Studioコンポーネントを含む既存のインストールを使用してインストールする必要があります。

デモンストレーション環境を手動でインストールするには、次の手順に従います:

  1. ODI_HOMEフォルダ内のoracledi-demo.zipを解凍します。

  2. JAVA_HOME環境変数が設定され、Oracle Data Integratorに適したJVMのパスが含まれていることを確認します。

    この変数が正しく設定されていない場合、有効なJavaマシンの場所に設定します。

    例:

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    setenv JAVA_HOME/usr/local/java

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    GUIでJAVA_HOME変数を設定します。

    動作保証されているJVMバージョンのリストについては、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.htmlを参照してください。

これで、デモンストレーション環境をOracle Data Integrator Studioで使用できます。