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Oracle Fusion Middleware PL/SQL Web Toolkitリファレンス
11gリリース1(11.1.1)
B56250-01
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2 owa_cacheパッケージ

owa_cacheパッケージには、PL/SQL Webアプリケーションのパフォーマンスを向上するために、PL/SQL Gatewayのキャッシュ機能を使用可能にする、ファンクションとプロシージャが含まれています。この項では、これらのファンクションとプロシージャの仕様について説明します。

2.1 サマリー

owa_cache.disable: 特定のリクエストに対してキャッシュを無効にします。

owa_cache.set_expires: 有効期限モデルのキャッシュ・タイプにキャッシュ・ヘッダーを設定します。

owa_cache.set_cache: 検証モデルのキャッシュ・タイプにキャッシュ・ヘッダーを設定します。

owa_cache.set_not_modified: 変更されていないキャッシュ・ヒット用のヘッダーを設定します(検証方式モデルでのみ使用)。

owa_cache.get_level: キャッシュ・レベルを返します(検証方式モデルでのみ使用)。

owa_cache.get_etag: キャッシュされているコンテンツに関連したタグを返します(検証方式モデルでのみ使用)。

2.2 owa_cache.disable

特定のリクエストに対してキャッシュを無効にします。

表2-1にowa_cache.disableのプロパティを示します。

表2-1 owa_cache.disable

プロパティ 定義

パラメータ:

なし

例外:

なし


2.3 owa_cache.set_expires

キャッシュ・ヘッダーを有効期限モデル・キャッシュ・タイプに設定します。

表2-2にowa_cache.set_expiresのプロパティを示します。

表2-2 owa_cache.set_expires

プロパティ 定義

パラメータ:

p_expires IN: コンテンツが有効になっている時間(分単位)。

p_level IN: キャッシュ・レベル。

例外:

次のいずれかの場合は、VALUE_ERRORが発生する。

p_expiresが負またはゼロである。

p_level isがUSERまたはSYSTEMではない。

p_expiresが525600(1年)より大きい。


2.4 owa_cache.set_cache

キャッシュ・ヘッダーを検証モデル・キャッシュ・タイプに設定します。

表2-3にowa_cache.set_cacheのプロパティを示します。

表2-3 owa_cache.set_cache

プロパティ 定義

パラメータ:

p_etag IN: そのコンテンツに関連したタグ。

p_level IN: キャッシュ・レベル。

例外:

次のいずれかの場合は、VALUE_ERRORが発生する。

p_etagが55より大きい。

p_levelがUSERまたはSYSTEMではない。


2.5 owa_cache.set_not_modified

変更されていないキャッシュ・ヒット用のヘッダーを設定します。検証方式でのみ使用します。

表2-4にowa_cache.set_not_modifiedのプロパティを示します。

表2-4 owa_cache.set_not_modified

プロパティ 定義

例外:

ETagを渡さないと、VALUE_ERRORが発生する。


2.6 owa_cache.get_level

キャッシュ・レベルを返します。検証方式モデルでのみ使用します。

表2-5にowa_cache.get_levelのプロパティを示します。

表2-5 owa_cache.get_level

プロパティ 定義

戻り値:

キャッシュ・ヒットに対するキャッシュ・レベルの文字列(USERまたはSYSTEM)。それ以外の場合はNULL。


2.7 owa_cache.get_etag

キャッシュされているコンテンツに関連したタグを返します。検証方式でのみ使用します。

表2-6にowa_cache.get_etagのプロパティを示します。

表2-6 owa_cache.get_etag

プロパティ 定義

戻り値:

キャッシュ・ヒットに対するタグ。それ以外の場合はNULL。