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Oracle Fusion Middleware PL/SQL Web Toolkitリファレンス
11gリリース1（11.1.1）
B56250-01
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1 htpおよびhtfパッケージ

htp（hypertext procedures）パッケージおよびhtf（hypertext functions）パッケージにより、HTMLタグが生成されます。たとえば、htp.anchorプロシージャにより、HTMLのアンカー・タグ<A>が生成されます。次のコマンドは、簡単なHTMLドキュメントを生成します。

create or replace procedure hello AS
BEGIN
    htp.htmlopen;           -- generates <HTML>
    htp.headopen;           -- generates <HEAD>
    htp.title('Hello');     -- generates <TITLE>Hello</TITLE>
    htp.headclose;          -- generates </HEAD>
    htp.bodyopen;           -- generates <BODY>
    htp.header(1, 'Hello'); -- generates <H1>Hello</H1>
    htp.bodyclose;          -- generates </BODY>
    htp.htmlclose;          -- generates </HTML>
END;

HTMLタグを生成するhtpプロシージャにはすべて、同じパラメータを持った、対応するhtfファンクションが存在します。ファンクション・バージョンは、出力を直接Webページに生成しません。かわりに、出力を呼び出し元の文に戻り値として渡します。コールをネストする必要がある場合は、ファンクションを使用します。htfファンクションを調べるには、対応するhtpプロシージャのエントリを参照してください。

htfファンクションの結果を出力するには、htp.printプロシージャ内でファンクションをコールします。その結果、生成されたWebページにパラメータが出力されます。


注意:

htp.print、htp.prn、htp.prints、htp.pa、owa_util.cellsprintなどのプロシージャでLONGデータ型の値を使用する場合は、LONGデータの最初の32Kのみが使用されます。LONGデータは、プロシージャまたはファンクションのvarchar2データ型にバインドされます。

1.1 サマリー

HTMLタグ、HEADタグおよびBODYタグ

htp.htmlOpen、htp.htmlClose: <HTML>および</HTML>を生成します。

htp.headOpen、htp.headClose: <HEAD>および</HEAD>を生成します。

htp.bodyOpen、htp.bodyClose: <BODY>および</BODY>を生成します。

コメント・タグ

htp.comment: <!-- and -->を生成します。

<HEAD>領域のタグ

htp.base: <BASE>を生成します。

htp.linkRel: REL属性を含む<LINK>を生成します。

htp.linkRev: REV属性を含む<LINK>を生成します。

htp.title: <TITLE>を生成します。

htp.meta: <META>を生成します。

htp.script: <SCRIPT>を生成します。

htp.style: <STYLE>を生成します。

htp.isindex: <ISINDEX>を生成します。

アプレット・タグ

htp.appletopen、htp.appletclose: <APPLET>および</APPLET>を生成します。

htp.param: <PARAM>を生成します。

リスト・タグ

htp.olistOpen、htp.olistClose: <OL>および</OL>を生成します。

htp.ulistOpen、htp.ulistClose: <UL>および</UL>を生成します。

htp.dlistOpen、htp.dlistClose: <DL>および</DL>を生成します。

htp.dlistTerm: <DT>を生成します。

htp.dlistDef: <DD>を生成します。

htp.dirlistOpen、htp.dirlistClose: <DIR>および</DIR>を生成します。

htp.listHeader: <LH>を生成します。

htp.listingOpen、htp.listingClose: <LISTING>および</LISTING>を生成します。

htp.menulistOpen、htp.menulistClose: <MENU>および</MENU>を生成します。

htp.listItem: <LI>を生成します。

フォーム・タグ

htp.formOpen、htp.formClose: <FORM>および</FORM>を生成します。

htp.formCheckbox: <INPUT TYPE="CHECKBOX">を生成します。

htp.formHidden: <INPUT TYPE="HIDDEN">を生成します。

htp.formImage: <INPUT TYPE="IMAGE">を生成します。

htp.formPassword: <INPUT TYPE="PASSWORD">を生成します。

htp.formRadio: <INPUT TYPE="RADIO">を生成します。

htp.formSelectOpen、htp.formSelectClose: <SELECT>および</SELECT>を生成します。

htp.formSelectOption: <OPTION>を生成します。

htp.formText: <INPUT TYPE="TEXT">を生成します。

htp.formTextarea、htp.formTextarea2: <TEXTAREA>を生成します。

htp.formTextareaOpen、htp.formTextareaOpen2、htp.formTextareaClose: <TEXTAREA>および</TEXTAREA>を生成します。

htp.formReset: <INPUT TYPE="RESET">を生成します。

htp.formSubmit: <INPUT TYPE="SUBMIT">を生成します。

テーブル・タグ

htp.tableOpen、htp.tableClose: <TABLE>および</TABLE>を生成します。

htp.tableCaption: <CAPTION>を生成します。

htp.tableRowOpen、htp.tableRowClose: <TR>および</TR>を生成します。

htp.tableHeader: <TH>を生成します。

htp.tableData: <TD>を生成します。

htf.format_cell: <TD>を生成します。

IMGタグ、HRタグおよびAタグ

htp.line、htp.hr: <HR>を生成します。

htp.img、htp.img2: <IMG>を生成します。

htp.anchor、htp.anchor2: <A>を生成します。

htp.mapOpen、htp.mapClose: <MAP>および</MAP>を生成します。

段落書式設定タグ

htp.header: 見出しタグ（<H1>〜<H6>）を生成します。

htp.para、htp.paragraph: <P>を生成します。

htp.print、htp.prn: 受け渡す任意のテキストを生成します。

htp.prints、htp.ps: 受け渡す任意のテキストを生成します。HTMLの特殊文字はエスケープされます。

htp.preOpen、htp.preClose: <PRE>および</PRE>を生成します。

htp.blockquoteOpen、htp.blockquoteClose: <BLOCKQUOTE>および</BLOCKQUOTE>を生成します。

htp.div: <DIV>を生成します。

htp.nl、htp.br: <BR>を生成します。

htp.nobr: <NOBR>を生成します。

htp.wbr: <WBR>を生成します。

htp.plaintext: <PLAINTEXT>を生成します。

htp.address: <ADDRESS>を生成します。

htp.mailto: MAILTO属性を含む<A>を生成します。

htp.area: <AREA>を生成します。

htp.bgsound: <BGSOUND>を生成します。

文字書式設定タグ

htp.basefont: <BASEFONT>を生成します。

htp.big: <BIG>を生成します。

htp.bold: <B>を生成します。

htp.center: <CENTER>および</CENTER>を生成します。

htp.centerOpen、htp.centerClose: <CENTER>および</CENTER>を生成します。

htp.cite: <CITE>を生成します。

htp.code: <CODE>を生成します。

htp.dfn: <DFN>を生成します。

htp.get_download_files_list: <EM>を生成します。

htp.fontOpen、htp.fontClose: <FONT>および</FONT>を生成します。

htp.italic: <I>を生成します。

htp.keyboard、htp.kbd: <KBD>および</KBD>を生成します。

htp.s: <S>を生成します。

htp.sample: <SAMP>を生成します。

htp.small: <SMALL>を生成します。

htp.strike: <STRIKE>を生成します。

htp.strong: <STRONG>を生成します。

htp.sub: <SUB>を生成します。

htp.sup: <SUP>を生成します。

htp.teletype: <TT>を生成します。

htp.underline: <U>を生成します。

htp.variable: <VAR>を生成します。

フレーム・タグ

htp.frame: <FRAME>を生成します。

htp.framesetOpen、htp.framesetClose: <FRAMESET>および</FRAMESET>を生成します。

htp.noframesOpen、htp.noframesClose: <NOFRAMES>および</NOFRAMES>を生成します。

1.2 htp.address

<ADDRESS>タグおよび</ADDRESS>タグを生成します。このタグは、ドキュメントのアドレス、作成者、および署名を指定します。

表1-1にhtp.addressのプロパティを示します。

表1-1 htp.address

プロパティ 定義

構文:

 
htp.address (
   cvalue         in       varchar2
   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT
NULL);
htf.address (cvalue, cnowrap, cclear, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cvalue: <ADDRESS>タグと</ADDRESS>タグの間に挿入する文字列。

cnowrap: このパラメータの値がNULLではない場合、NOWRAP属性がタグに追加される。

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<ADDRESS CLEAR="cclear" NOWRAP cattributes>cvalue</ADDRESS>

1.3 htp.anchor、htp.anchor2

HTMLの<A>タグおよび</A>タグを生成します。このタグは、ハイパーテキスト・リンクのソースまたはリンク先を指定します。このタグには複数の属性を使用できますが、HREFまたはNAMEのどちらかの属性は必須です。HREFはリンク先を指定します。NAMEを使用すると、このタグをハイパーテキスト・リンクのターゲットにすることができます。この2つのサブプログラムの違いは、htp.anchor2はターゲットを生成することによりフレームに使用できる点です。

表1-2にhtp.anchor、htp.anchor2のプロパティを示します。

表1-2 htp.anchor、htp.anchor2

プロパティ 定義

構文:

 
htp.anchor (
   curl           in       varchar2
   ctext          in       varchar2
   cname          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.anchor (curl, ctext, cname, cattributes) return varchar2;

htp.anchor2 (
   curl           in       varchar2
   ctext          in       varchar2
   cname          in       varchar2   DEFAULT NULL
   ctarget        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.anchor2 (curl, ctext, cname, ctarget, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

curl: HREF属性の値。

ctext: <A>タグと</A>タグの間に挿入する文字列。

cname: NAME属性の値。

ctarget: TARGET属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<A HREF="curl" NAME="cname" cattributes>ctext</A>

<A HREF="curl" NAME="cname" TARGET = "ctarget" cattributes>ctext</A>

1.4 htp.appletopen、htp.appletclose

htp.appletopenは、HTMLの<APPLET>タグを生成します。このタグは、Javaアプレットの呼び出しを開始します。アプレットの呼び出しは、HTMLの</APPLET>タグを生成するhtp.appletcloseを使用して終了します。

htp.paramプロシージャを使用して、Javaアプレットに対するパラメータを指定します。

PL/SQLカートリッジにはクラス・ファイルを検索する場所がわからないため、cattributesパラメータを使用してCODEBASE属性を指定します。CODEBASE属性では、クラス・ファイルを含む仮想パスを指定します。

表1-3にhtp.appletopen、htp.appletcloseのプロパティを示します。

表1-3 htp.appleton、htp.appletclose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.appletopen(
   ccode          in       varchar2
   cheight        in       number
   cwidth         in       number
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.appletopen(ccode, cheight, cwidth, cattributes) return varchar2;

htp.appletclose;
htf.appletclose return varchar2;

パラメータ:

ccode: CODE属性の値。アプレット・クラスの名前を指定する。

cheight: HEIGHT属性の値。

cwidth: WIDTH属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<APPLET CODE=ccode HEIGHT=cheight WIDTH=cwidth cattributes>

</APPLET>

例:

 
htp.appletopen('testclass.class', 100, 200, 'CODEBASE="/ows-applets"')
generates

<APPLET CODE="testclass.class" height=100 width=200 CODEBASE="/ows-applets">

1.5 htp.area

HTMLの<AREA>タグを生成します。このタグは、クライアント側のイメージ・マップを定義します。<AREA>タグでは、イメージ内の領域と、その領域のリンク先を定義します。

表1-4にhtp.areaのプロパティを示します。

表1-4 htp.area

プロパティ 定義

構文:

 
htp.area(
   ccoords        in       varchar2
   cshape         in       varchar2   DEFAULT NULL
   chref          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cnohref        in       varchar2   DEFAULT NULL
   ctarget        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.area(ccoords, cshape, chref, cnohref, ctarget, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ccoords: COORDS属性の値。

cshape: SHAPE属性の値。

chref: HREF属性の値。

cnohref: このパラメータの値がNULLではない場合、NOHREF属性がタグに追加される。

ctarget: TARGET属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<AREA COORDS="ccoords" SHAPE="cshape" HREF="chref" NOHREF TARGET="ctarget" cattributes>

1.6 htp.base

HTMLの<BASE>タグを生成します。このタグは、ドキュメントのURLを記録します。

表1-5にhtp.baseのプロパティを示します。

表1-5 htp.base

プロパティ 定義

構文:

 
htp.base(
   ctarget        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.base(ctarget, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctarget: TARGET属性の値。ドキュメント内の全リンクの対象となるウィンドウ名を設定する。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<BASE HREF="<current URL>" TARGET="ctarget" cattributes>

1.7 htp.basefont

HTMLの<BASEFONT>タグを生成します。このタグは、Webページの基本フォント・サイズを指定します。

表1-6にhtp.basefontのプロパティを示します。

表1-6 htp.basefont

プロパティ 定義

構文:

 
htp.basefont(nsize in integer);
htf.basefont(nsize) return varchar2;

パラメータ:

nsize: SIZE属性の値。

実行結果:

<BASEFONT SIZE="nsize">

1.8 htp.bgsound

HTMLの<BGSOUND>タグを生成します。このタグは、Webページに音声を組み込みます。

表1-7にhtp.bgsoundのプロパティを示します。

表1-7 htp.bgsound

プロパティ 定義

構文:

 
htp.bgsound(
   csrc           in       varchar2
   cloop          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.bgsound(csrc, cloop, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

csrc: SRC属性の値。

cloop: LOOP属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<BGSOUND SRC="csrc" LOOP="cloop" cattributes>

1.9 htp.big

<BIG>タグおよび</BIG>タグを生成します。このタグは、大きいフォントでテキストをレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-8にhtp.bigのプロパティを示します。

表1-8 htp.big

プロパティ 定義

構文:

 
htp.big(
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.big(ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: タグの間に挿入するテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<BIG cattributes>ctext</BIG>

1.10 htp.blockquoteOpen、htp.blockquoteClose

<BLOCKQUOTE>タグおよび</BLOCKQUOTE>タグを生成します。このタグは、引用されたテキストを表示する場所を定義します。

表1-9にhtp.blockquoteOpen、htp.blockquoteCloseのプロパティを示します。

表1-9 htp.blockquoteOpen、htp.blockquoteClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.blockquoteOpen (
   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.blockquoteOpen (cnowrap, cclear, cattributes) return varchar2;

htp.blockquoteClose;
htf.blockquoteClose return varchar2;

パラメータ:

cnowrap: このパラメータの値がNULLでない場合は、NOWRAP属性がタグに追加される。

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<BLOCKQUOTE CLEAR="cclear" NOWRAP cattributes>

</BLOCKQUOTE>

1.11 htp.bodyOpen、htp.bodyClose

<BODY>タグおよび</BODY>タグを生成します。このタグは、HTMLドキュメントのボディ・セクションを定義します。

表1-10にhtp.bodyOpen、htp.bodyCloseのプロパティを示します。

表1-10 htp.bodyOpen、htp.bodyClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.bodyOpen(
   cbackground    in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.bodyOpen(cbackground, cattributes) return varchar2;

htp.bodyClose;
htf.bodyClose return varchar2;

パラメータ:

cbackground: BACKGROUND属性の値。この属性は、ドキュメントの背景に使用するグラフィック・ファイルを指定する。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<BODY background="cbackground" cattributes>

</BODY>

例:

 
htp.bodyOpen('/img/background.gif');
generates:
<BODY background="/img/background.gif">

1.12 htp.bold

<B>タグおよび</B>タグを生成します。このタグは、太字でテキストを表示するようブラウザに指示します。

表1-11にhtp.boldのプロパティを示します。

表1-11 htp.bold

プロパティ 定義

構文:

 
htp.bold (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.bold (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: タグの間に挿入するテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<B cattributes>ctext</B>

1.13 htp.center

<CENTER>タグおよび</CENTER>タグを生成します。このタグは、Webページでテキストのセクションを中央揃えにします。

表1-12にhtp.centerのプロパティを示します。

表1-12 htp.center

プロパティ 定義

構文:

 
htp.center(ctext in varchar2);
htf.center(ctext in varchar2) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 中央揃えにするテキスト。

実行結果:

<CENTER>ctext</CENTER>

1.14 htp.centerOpen、htp.centerClose

<CENTER>タグおよび</CENTER>タグを生成します。このタグは、テキストのセクションを中央揃えにすることを定義します。

表1-13にhtp.centerOpen、htp.centerCloseのプロパティを示します。

表1-13 htp.centerOpen、htp.centerClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.centerOpen;
htf.centerOpen return varchar2;

htp.centerClose;
htf.centerClose return varchar2;

パラメータ:

なし

実行結果:

<CENTER>

</CENTER>

1.15 htp.cite

<CITE>タグおよび</CITE>タグを生成します。このタグは、引用としてテキストをレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-14にhtp.citeのプロパティを示します。

表1-14 htp.cite

プロパティ 定義

構文:

 
htp.cite (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.cite (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 引用としてレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<CITE cattributes>ctext</CITE>

1.16 htp.code

<CODE>タグおよび</CODE>タグを生成します。このタグは、等幅フォントでテキストをレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-15にhtp.codeのプロパティを示します。

表1-15 htp.code

プロパティ 定義

構文:

 
htp.code (
   ctext          in        varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.code (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: コードとしてレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<CODE cattributes>ctext</CODE>

1.17 htp.comment

コメント・タグを生成します。

表1-16にhtp.commentのプロパティを示します。

表1-16 htp.comment

プロパティ 定義

構文:

 
htp.comment (ctext in varchar2);
htf.comment (ctext in varchar2) return varchar2;

パラメータ:

ctext: コメント。

実行結果:

<!-- ctext -->

1.18 htp.dfn

<DFN>タグおよび</DFN>タグを生成します。このタグは、イタリックでテキストをレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-17にhtp.dfnのプロパティを示します。

表1-17 htp.dfn

プロパティ 定義

構文:

 
htp.dfn(ctext in varchar2);
htf.dfn(ctext in varchar2) return varchar2;

パラメータ:

ctext: イタリックでレンダリングするテキスト。

実行結果:

<DFN>ctext</DFN>

1.19 htp.dirlistOpen、htp.dirlistClose

<DIR>タグおよび</DIR>タグを生成します。このタグは、ディレクトリ・リスト・セクションを作成します。ディレクトリ・リストは、最大で20文字を含む項目のリストを表します。このリストの項目は、通常、24文字幅の列に配置されます。このタグの直後に<LI>タグを指定して、リストの項目を定義する必要があります。

表1-18にhtp.dirlistOpen、htp.dirlistCloseのプロパティを示します。

表1-18 htp.dirlistOpen、htp.dirlistClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.dirlistOpen;
htf.dirlistOpen return varchar2;

htp.dirlistClose;
htf.dirlistClose return varchar2;

パラメータ:

なし

実行結果:

<DIR>

</DIR>

1.20 htp.div

<DIV>タグを生成します。このタグは、ドキュメントの範囲を設定します。

表1-19にhtp.divのプロパティを示します。

表1-19 htp.div

プロパティ 定義

構文:

 
htp.div(
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.div(calign, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

calign: ALIGN属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<DIV ALIGN="calign" cattributes>

1.21 htp.dlistOpen、htp.dlistClose

<DL>タグおよび</DL>タグを生成します。このタグは、定義リストを作成します。定義リストは用語集に似ており、用語と定義が含まれています。用語はhtp.dlistTermを使用して挿入され、定義はhtp.dlistDefを使用して挿入されます。

表1-20にhtp.dlistOpen、htp.dlistCloseのプロパティを示します。

表1-20 htp.dlistOpen、htp.dlistClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.dlistOpen (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.dlistOpen (cclear, cattributes) return varchar2;

htp.dlistClose;
htf.dlistClose return varchar2;

パラメータ:

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<DL CLEAR="cclear" cattributes>

</DL>

1.22 htp.dlistDef

<DD>タグを生成します。このタグは、用語の定義を挿入します。定義リスト<DL>で使用します。用語には<DT>タグが付き、定義には<DD>タグが付きます。

表1-21にhtp.dlistDefのプロパティを示します。

表1-21 htp.dlistDef

プロパティ 定義

構文:

 
htp.dlistDef(
   ctext          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.dlistDef(ctext, cclear, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 用語の定義。

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<DD CLEAR="cclear" cattributes>ctext

1.23 htp.dlistTerm

<DT>タグを生成します。このタグは、定義リスト<DL>の用語を定義します。

表1-22にhtp.dlistTermのプロパティを示します。

表1-22 htp.dlistTerm

プロパティ 定義

構文:

 
htp.dlistTerm (
   ctext          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.dlistTerm (ctext, cclear, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 用語。

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<DT CLEAR="cclear" cattributes>ctext

1.24 htp.download_file

データベースにファイルをアップロードした後は、ファイルをダウンロードしたり、データベースからファイルを削除したり、ファイルの属性を読み取ったり書き込んだりすることができます。

表1-23にhtp.download_fileのプロパティを示します。

表1-23 htp.download_file

プロパティ 定義

構文:

 
htp.download_file(
    sFileName  in  varchar2
    bCompress  in  boolean  DEFAULT FALSE);

パラメータ:

sFileName: ダウンロードするファイル。

bCompress: ファイルを圧縮するかどうか。

実行結果:

ダウンロードしたファイル。

1.25 htp.get_download_files_list

データベースにファイルをダウンロードした後に、ファイルを取得する必要がある場合に使用します。

表1-24にhtp.get_download_files_listのプロパティを示します。

表1-24 htp.get_download_files_list

プロパティ 定義

構文:

 
htp.get_download_files_list(
    sFileName  out varchar2
    bCompress  out binary_integer);

パラメータ:

sFileName: 取得するファイル。

bCompress: ファイルを圧縮するかどうか。

実行結果:

ダウンロードしたファイル。

1.26 htp.emphasis、htp.em

<EM>タグおよび</EM>タグを生成します。このタグは、強調表示するテキストを定義します。

表1-25にhtp.emphasis、htp.emのプロパティを示します。

表1-25 htp.emphasis、htp.em

プロパティ 定義

構文:

 
htp.em (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.em (ctext, cattributes) return varchar2;

htp.emphasis (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.emphasis (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 強調表示するテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<EM cattributes>ctext</EM>

1.27 htf.escape_sc

HTMLで特殊な意味を持つ文字を、エスケープ・シーケンスに置き換えます。次の文字が変換されます。

&→&amp;
"→&quot;
<→&lt;
>→&gt;

このサブプログラムのプロシージャ・バージョンは、htp.printsおよびhtp.psと同じ処理を行います。

表1-26にhtf.escape_scのプロパティを示します。

表1-26 htf.escape_sc

プロパティ 定義

構文:

 
htf.escape_sc(ctext in varchar2) return varchar2;
htp.escape_sc(ctext in varchar2);

パラメータ:

ctext: 変換する文字列。

実行結果:

変換された文字列。

1.28 htf.escape_url

HTMLおよびHTTPで特殊な意味を持つ文字を、エスケープ・シーケンスに置き換えます。次の文字が変換されます。

&→&amp;
"→&quot;
<→&lt;
>→&gt;
%→%25

表1-27にhtf.escape_urlのプロパティを示します。

表1-27 htf.escape_url

プロパティ 定義

構文:

 
htf.escape_url(p_url in varchar2) return varchar2;

パラメータ:

p_url: 変換する文字列。

実行結果:

変換された文字列。


注意:

このプロシージャは、下位互換性のためにのみ提供されています。URLエンコーディングに関するInternet Engineering Task Force（IETF）のRequest for Comments（RFC）の標準には準拠していません。URLをエンコードする必要がある場合は、Oracle Databaseで提供されるPL/SQLパッケージで使用できるutl_url.escape()ファンクションを使用することをお薦めします。

1.29 htp.fontOpen、htp.fontClose

<FONT>タグおよび</FONT>タグを生成します。このタグは、指定したフォント特性を使用するテキストのセクションを定義します。

表1-28にhtp.fontOpen、htp.fontCloseのプロパティを示します。

表1-28 htp.fontOpen、htp.fontClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.fontOpen(
   ccolor         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cface          in       varchar2   DEFAULT NULL
   csize          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.fontOpen(ccolor, cface, csize, cattributes) return varchar2;

htp.fontClose;
htf.fontClose return varchar2;

パラメータ:

ccolor: COLOR属性の値。

cface: FACE属性の値。

csize: SIZE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<FONT COLOR="ccolor" FACE="cface" SIZE="csize" cattributes>

</FONT>

1.30 htf.format_cell

htf.tableDataを使用して、HTML表内の列の値の書式を設定します。これにより、HTML表をより詳細に制御できます。

表1-29にhtf.format_cellのプロパティを示します。

表1-29 htf.format_cell

プロパティ 定義

構文:

 
htf.format_cell (
   columnValue          in       varchar2
   format_numbers       in       varchar2   DEFAULT NULL) return varchar2;

パラメータ:

columnValue: HTML表内で書式を設定する必要がある値。

format_numbers: 数値データを表示する書式。このパラメータの値がNULLでない場合は、数値フィールドは右揃えされ、小数点以下第2位に四捨五入される。

実行結果:

<TD>columnValue</TD>

1.31 htp.formCheckbox

TYPE="checkbox"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、チェック・ボックス要素をフォームに挿入します。チェック・ボックス要素は、オンとオフの切替えができるボタンです。

表1-30にhtp.formCheckboxのプロパティを示します。

表1-30 htp.formCheckbox

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formCheckbox (
   cname          in       varchar2
   cvalue         in       varchar2   DEFAULT 'on'
   cchecked       in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formCheckbox (cname, cvalue, cchecked, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

cvalue: VALUE属性の値。

cchecked: このパラメータの値がNULLではない場合は、CHECKED属性がタグに追加される。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="checkbox" NAME="cname" VALUE="cvalue" CHECKED cattributes>

1.32 htp.formOpen、htp.formClose

<FORM>タグおよび</FORM>タグを生成します。このタグは、HTMLドキュメント内のフォーム・セクションを作成します。

表1-31にhtp.formOpen、htp.formCloseのプロパティを示します。

表1-31 htp.formOpen、htp.formClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formOpen (
   curl           in       varchar2
   cmethod        in       varchar2   DEFAULT 'POST'
   ctarget        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cenctype       in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formOpen (curl, cmethod, ctarget, cenctype, cattributes) return varchar2;

htp.formClose;
htf.formClose return varchar2;

パラメータ:

curl: フォームの内容の送信先であるWRBスクリプトまたはCGIスクリプトのURL。このパラメータは必須。

cmethod: METHOD属性の値。指定できる値はGETまたはPOST。

ctarget: TARGET属性の値。

cenctype: ENCTYPE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<FORM ACTION="curl" METHOD="cmethod" TARGET="ctarget" ENCTYPE="cenctype" cattributes>

</FORM>

1.33 htp.formFile

TYPE="file"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグを使用してファイルを選択すると、フォームとともにそのファイル内容を送信できます。

表1-32にhtp.formFileのプロパティを示します。

表1-32 htp.formFile

プロパティ 定義

構文:

 
function formFile(
   cname          in       varchar2
   caccept        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formFile (cname, caccept, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

caccept: アップロードで使用するMIMEタイプのカンマ区切りリスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="file" NAME="cname" ACCEPT="caccept" cattributes>

1.34 htp.formHidden

TYPE="hidden"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、表示されないフォーム要素を挿入します。この要素は、ユーザーからは見えません。スクリプトに追加の値を送信します。

表1-33にhtp.formHiddenのプロパティを示します。

表1-33 htp.formHidden

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formHidden (
   cname          in       varchar2
   cvalue         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formHidden (cname, cvalue, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

cvalue: VALUE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="hidden" NAME="cname" VALUE="cvalue" cattributes>

1.35 htp.formImage

TYPE="image"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、クリックするとフォームがただちに送信されるイメージ・フィールドを作成します。クリックされた点の座標はピクセルで測定され、名前と値の2つのペアで（フォームの他の内容とともに）返されます。X座標は.xが付加されたフィールド名で送信され、Y座標は.yが付加されたフィールド名で送信されます。VALUE属性はすべて無視されます。

表1-34にhtp.formImageのプロパティを示します。

表1-34 htp.formImage

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formImage (
   cname          in       varchar2
   csrc           in       varchar2
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formImage (cname, csrc, calign, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

csrc: SRC属性の値。イメージ・ファイルを指定する。

calign: ALIGN属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="image" NAME="cname" SRC="csrc" ALIGN="calign" cattributes>

1.36 htp.formPassword

TYPE="password"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、1行のテキスト入力フィールドを作成します。ユーザーがフィールドにテキストを入力すると、各文字がアスタリスクで表示されます。このフィールドは、パスワードの入力に使用されます。

表1-35にhtp.formPasswordのプロパティを示します。

表1-35 htp.formPassword

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formPassword (
   cname          in       varchar2
   csize          in       varchar2
   cmaxlength     in       varchar2   DEFAULT NULL
   cvalue         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formPassword (cname, csize, cmaxlength, cvalue, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

csize: SIZE属性の値。

cmaxlength: MAXLENGTH属性の値。

cvalue: VALUE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="password" NAME="cname" SIZE="csize" MAXLENGTH="cmaxlength" VALUE="cvalue" cattributes>

1.37 htp.formRadio

TYPE="radio"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、ラジオ・ボタンをHTMLフォームに作成します。ラジオ・ボタンのセットの中で、選択できるものは1つのみです。同じセット内の各ラジオ・ボタンは、名前は同じですが値が異なります。ラジオ・ボタンが選択されると、名前と値のペアが生成されます。

表1-36にhtp.formRadioのプロパティを示します。

表1-36 htp.formRadio

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formRadio (
   cname          in       varchar2
   cvalue         in       varchar2
   cchecked       in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formRadio (cname, cvalue, cchecked, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

cvalue: VALUE属性の値。

cchecked: このパラメータの値がNULLではない場合は、CHECKED属性がタグに追加される。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="radio" NAME="cname" VALUE="cvalue" CHECKED cattributes>

1.38 htp.formReset

TYPE="reset"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、クリックするとフォームのフィールドが初期値にリセットされるボタンを作成します。

表1-37にhtp.formResetのプロパティを示します。

表1-37 htp.formReset

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formReset (
   cvalue         in       varchar2   DEFAULT 'Reset'
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formReset (cvalue, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cvalue: VALUE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="reset" VALUE="cvalue" cattributes>

1.39 htp.formSelectOpen、htp.formSelectClose

<SELECT>タグおよび</SELECT>タグを生成します。このタグは、選択フォーム要素を作成します。選択フォーム要素は、1つ以上の値を選択できるリストボックスです。値は、htp.formSelectOptionを使用して挿入されます。

表1-38にhtp.formSelectOpen、htp.formSelectCloseのプロパティを示します。

表1-38 htp.formSelectOpen、htp.formSelectClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formSelectOpen (
   cname          in       varchar2
   cprompt        in       varchar2   DEFAULT NULL
   nsize          in       integer    DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formSelectOpen (cname, cprompt, nsize, cattributes) return varchar2;

htp.formSelectClose;
htf.formSelectClose return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

cprompt: リストボックスの前に付加する文字列。

nsize: SIZE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

cprompt <SELECT NAME="cname" SIZE="nsize" cattributes>

</SELECT>

例:

 
htp.formSelectOpen('greatest_player',
    'Pick the greatest player:');
htp.formSelectOption('Messier');
htp.formSelectOption('Howe');
htp.formSelectOption('Gretzky');.
htp.formSelectClose;

Generates:
Pick the greatest player:
<SELECT NAME="greatest_player">
<OPTION>Messier
<OPTION>Howe
<OPTION>Gretzky
</SELECT>

1.40 htp.formSelectOption

<OPTION>タグを生成します。選択要素内の1つの選択肢を表します。

表1-39にhtp.formSelectOptionのプロパティを示します。

表1-39 htp.formSelectOption

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formSelectOption (
   cvalue         in       varchar2
   cselected      in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formSelectOption (cvalue, cselected, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cvalue: オプションのテキスト。

cselected: このパラメータの値がNULLでない場合は、SELECTED属性がタグに追加される。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<OPTION SELECTED cattributes>cvalue

例:

htp.formSelectOpen、htp.formSelectCloseを参照。

1.41 htp.formSubmit

TYPE="submit"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、クリックするとフォームが送信されるボタンを作成します。

ボタンにNAME属性がある場合には、送信されるデータに名前と値のペアが付加されます。

表1-40にhtp.formSubmitのプロパティを示します。

表1-40 htp.formSubmit

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formSubmit (
   cname          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cvalue        in       varchar2   DEFAULT 'Submit'
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formSubmit (cname, cvalue, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

cvalue: VALUE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="submit" NAME="cname" VALUE="cvalue" cattributes>

1.42 htp.formText

TYPE="text"属性を含む<INPUT>タグを生成します。このタグは、単一行のテキストのフィールドを作成します。

表1-41にhtp.formTextのプロパティを示します。

表1-41 htp.formText

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formText (
   cname          in       varchar2
   csize          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cmaxlength    in       varchar2   DEFAULT NULL
   cvalue         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formText (cname, csize, cmaxlength, cvalue, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

csize: SIZE属性の値。

cmaxlength: MAXLENGTH属性の値。

cvalue: VALUE属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<INPUT TYPE="text" NAME="cname" SIZE="csize" MAXLENGTH="cmaxlength" VALUE="cvalue" cattributes>

1.43 htp.formTextarea、htp.formTextarea2

<TEXTAREA>タグを生成します。このタグは、テキスト領域にテキストが事前に定義されていないテキスト・フィールドを作成します。このフィールドを使用すると、複数行のテキストを入力できます。

htp.formTextareaとhtp.formTextarea2の違いは、htp.formTextarea2には折り返しのスタイルを指定するcwrapパラメータがある点です。

表1-42にhtp.formTextarea、htp.formTextarea2のプロパティを示します。

表1-42 htp.formTextarea、htp.formTextarea2

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formTextarea (
   cname          in       varchar2
   nrows          in       integer
   ncolumns       in       integer
   calign       in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formTextarea (cname, nrows, ncolumns, calign, cattributes) return varchar2;

htp.formTextarea2 (
   cname          in       varchar2
   nrows          in       integer
   ncolumns       in       integer
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cwrap          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes  in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formTextarea2 (cname, nrows, ncolumns, calign, cwrap, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

nrows: ROWS属性の値。整数。

ncolumns: COLS属性の値。整数。

calign: ALIGN属性の値。

cwrap: WRAP属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<TEXTAREA NAME="cname" ROWS="nrows" COLS="ncolumns" ALIGN="calign" cattributes></TEXTAREA>

<TEXTAREA NAME="cname" ROWS="nrows" COLS="ncolumns" ALIGN="calign" WRAP="cwrap" cattributes></TEXTAREA>

1.44 htp.formTextareaOpen、htp.formTextareaOpen2、htp.formTextareaClose

<TEXTAREA>タグおよび</TEXTAREA>タグを生成します。このタグは、テキスト領域フォーム要素を作成します。htp.formTextareaOpenとhtp.formTextareaOpen2の違いは、htp.formTextareaOpen2には折り返しのスタイルを指定するcwrapパラメータがある点です。

表1-43にhtp.formTextareaOpen、htp.formTextareaOpen2、htp.formTextareaCloseのプロパティを示します。

表1-43 htp.formTextareaOpen、htp.formTextareaOpen2、htp.formTextareaClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.formTextareaOpen (
   cname          in       varchar2
   nrows          in       integer
   ncolumns       in       integer
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formTextareaOpen (cname, nrows, ncolumns, calign, cattributes) return varchar2;

htp.formTextareaOpen2(
   cname          in       varchar2
   nrows          in       integer
   ncolumns       in       integer
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cwrap          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.formTextareaOpen2(cname, nrows, ncolumns, calign, cwrap, cattributes) return varchar2;

htp.formTextareaClose;
htf.formTextareaClose return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

nrows: ROWS属性の値。整数。

ncolumns: COLS属性の値。整数。

calign: ALIGN属性の値。

cwrap: WRAP属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<TEXTAREA NAME="cname" ROWS="nrows" COLS="ncolumns" ALIGN="calign" cattributes>

<TEXTAREA NAME="cname" ROWS="nrows" COLS="ncolumns" ALIGN="calign" WRAP = "cwrap" cattributes>

</TEXTAREA>

1.45 htp.frame

<FRAME>タグを生成します。このタグは、<FRAMESET>タグによって作成されるフレームの特性を定義します。

表1-44にhtp.frameのプロパティを示します。

表1-44 htp.frame

プロパティ 定義

構文:

 
htp.frame(
   csrc           in       varchar2
   cname          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cmarginwidth   in       varchar2   DEFAULT NULL
   cmarginheight  in       varchar2   DEFAULT NULL
   cscrolling     in       varchar2   DEFAULT NULL
   cnoresize      in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.frame(csrc, cname, cmarginwidth, cmarginheight, cscrolling, cnoresize, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

csrc: フレームに表示するURL。

cname: NAME属性の値。

cmarginwidth: MARGINWIDTH属性の値。

cmarginheight: MARGINHEIGHT属性の値。

cscrolling: SCROLLING属性の値。

noresize: このパラメータの値がNULLでない場合は、NORESIZE属性がタグに追加される。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<FRAME SRC="csrc" NAME="cname" MARGINWIDTH="cmarginwidth" MARGINHEIGHT="cmarginheight" SCROLLING="cscrolling" NORESIZE cattributes>

1.46 htp.framesetOpen、htp.framesetClose

<FRAMESET>タグおよび</FRAMESET>タグを生成します。このタグは、フレームセット・セクションを定義します。

表1-45にhtp.framesetOpen、htp.framesetCloseのプロパティを示します。

表1-45 htp.framesetOpen、htp.framesetClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.framesetOpen(
   crows          in       varchar2   DEFAULT NULL
   ccols          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.framesetOpen(crows, ccols, cattributes) return varchar2;

htp.framesetClose;
htf.framesetClose return varchar2;

パラメータ:

crows: ROWS属性の値。

ccols: COLS属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<FRAMESET ROWS="crows" COLS="ccols" cattributes>

</FRAMESET>

1.47 htp.headOpen、htp.headClose

<HEAD>タグおよび</HEAD>タグを生成します。このタグは、HTMLドキュメントのヘッダー・セクションを定義します。

表1-46にhtp.headOpen、htp.headCloseのプロパティを示します。

表1-46 htp.headOpen、htp.headClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.headOpen;
htf.headOpen return varchar2;

htp.headClose;
htf.headClose return varchar2;

パラメータ:

なし

実行結果:

<HEAD>

</HEAD>

1.48 htp.header

見出し開始タグ（<H1>〜<H6>）と、それに対応する終了タグ（</H1>〜</H6>）を生成します。

表1-47にhtp.headerのプロパティを示します。

表1-47 htp.header

プロパティ 定義

構文:

htp.header (

   nsize          in       integer

   cheader        in       varchar2

   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL

   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL

   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL

   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);

htf.header (nsize, cheader, calign, cnowrap, cclear, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

nsize: 見出しレベル。1〜6の整数値。

calign: ALIGN属性の値。

cheader: 見出しに表示するテキスト。

cnowrap: NOWRAP属性の値。

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<Hnsize ALIGN="calign" NOWRAP CLEAR="cclear" cattributes>cheader</Hnsize>

例:

htp.header (1,'Overview');

次のような結果が生成される。

<H1>Overview</H1>

1.49 htp.htmlOpen、htp.htmlClose

<HTML>タグおよび</HTML>タグを生成します。これらのタグは、HTMLドキュメントの開始と終了を定義します。

表1-48にhtp.htmlOpen、htp.htmlCloseのプロパティを示します。

表1-48 htp.htmlOpen、htp.htmlClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.htmlOpen;
htf.htmlOpen return varchar2;

htp.htmlClose;
htf.htmlClose return varchar2;

パラメータ:

なし

実行結果:

<HTML>

</HTML>

1.50 htp.img、htp.img2

<IMG>タグを生成します。このタグは、HTMLページにイメージをロードするようブラウザに指示します。htp.imgとhtp.img2の違いは、htp.img2はcusemapパラメータを使用する点です。

表1-49にhtp.img、htp.img2のプロパティを示します。

表1-49 htp.img、htp.img2

プロパティ 定義

構文:

 
htp.img (
   curl           in       varchar2   DEFAULT NULL
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   calt           in       varchar2   DEFAULT NULL
   cismap         in       varchar2  DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.img (curl, calign, calt, cismap, cattributes) return varchar2;

htp.img2(
   curl           in       varchar2   DEFAULT NULL
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   calt           in       varchar2   DEFAULT NULL
   cismap         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cusemap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.img2(curl, calign, calt, cismap, cusemap, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

curl: SRC属性の値。

calign: ALIGN属性の値。

calt: ALT属性の値。ブラウザがイメージをサポートしていない場合に表示する代替テキストを指定する。

cismap: このパラメータの値がNULLでない場合は、ISMAP属性がタグに追加される。この属性は、イメージがイメージ・マップであることを示す。

cusemap: USEMAP属性の値。この属性は、クライアント側のイメージ・マップを指定する。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<IMG SRC="curl" ALIGN="calign" ALT="calt" ISMAP cattributes>

<IMG SRC="curl" ALIGN="calign" ALT="calt" ISMAP USEMAP="cusemap" cattributes>

1.51 htp.isindex

「値を入力してください」のようなプロンプト・テキストが付いた単一の入力フィールドを作成し、入力された値をページまたはプログラムのURLに送信します。

表1-50にhtp.isindexのプロパティを示します。

表1-50 htp.isindex

プロパティ 定義

構文:

 
htp.isindex (
   cprompt        in       varchar2    DEFAULT NULL
   curl           in       varchar2    DEFAULT NULL);
htf.isindex (cprompt, curl) return varchar2;

パラメータ:

cprompt: PROMPT属性の値。

curl: HREF属性の値。

実行結果:

<ISINDEX PROMPT="cprompt" HREF="curl">

1.52 htp.italic

<I>タグおよび</I>タグを生成します。このタグは、イタリックでテキストをレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-51にhtp.italicのプロパティを示します。

表1-51 htp.italic

プロパティ 定義

構文:

 
htp.italic (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.italic (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: イタリックでレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<I cattributes>ctext</I>

1.53 htp.keyboard、htp.kbd

<KBD>タグおよび</KBD>タグを生成します。このタグは、等幅でテキストをレンダリングするようブラウザに指示します。htp.keyboardとhtp.kbdの機能は同じです。

表1-52にhtp.keyboard、htp.kbdのプロパティを示します。

表1-52 htp.keyboard、htp.kbd

プロパティ 定義

構文:

 
htp.keyboard (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.keyboard (ctext, cattributes) return varchar2;

htp.kbd (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.kbd (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 等幅でレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<KBD cattributes>ctext</KBD>

1.54 htp.line、htp.hr

<HR>タグを生成します。このタグは、HTMLドキュメントに罫線を作成します。

表1-53にhtp.line、htp.hrのプロパティを示します。

表1-53 htp.line、htp.hr

プロパティ 定義

用途

<HR>タグの生成。このタグは、HTMLドキュメントに罫線を作成する。

構文:

 
htp.line (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   csrc           in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.line (cclear, csrc, cattributes) return varchar2;

htp.hr (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   csrc           in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.hr (cclear, csrc, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cclear: CLEAR属性の値。

csrc: SRC属性の値。この属性は、罫線のソースとして使用するカスタム・イメージを指定する。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<HR CLEAR="cclear" SRC="csrc" cattributes>

1.55 htp.linkRel

REL属性を含む<LINK>タグを生成します。このタグは、アンカーからターゲットへのハイパーテキスト・リンクによって記述される関係を指定します。このタグは、HREF属性がある場合にのみ使用します。このタグは、ドキュメント間の関係は示しますが、リンクは作成しません。リンクを作成するには、htp.anchor、htp.anchor2を使用します。

表1-54にhtp.linkRelのプロパティを示します。

表1-54 htp.linkRel

プロパティ 定義

構文:

 
htp.linkRel (
   crel           in       varchar2
   curl           in       varchar2
   ctitle         in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.linkRel (crel, curl, ctitle) return varchar2;

パラメータ:

crel: REL属性の値。

curl: HREF属性の値。

ctitle: TITLE属性の値。

実行結果:

<LINK REL="crel" HREF="curl" TITLE="ctitle">

1.56 htp.linkRev

REV属性を含む<LINK>タグを生成します。このタグは、ターゲットからアンカーへのハイパーテキスト・リンクによって記述される関係を指定します。このプロシージャは、htp.linkRelと逆の機能です。このタグは、ドキュメント間の関係は示しますが、リンクは作成しません。リンクを作成するには、htp.anchor、htp.anchor2を使用します。

表1-55にhtp.linkRevのプロパティを示します。

表1-55 htp.linkRev

プロパティ 定義

構文:

 
htp.linkRev (
   crev           in       varchar2
   curl           in       varchar2
   ctitle         in    varchar2   DEFAULT NULL);
htf.linkRev (crev, curl, ctitle) return varchar2;

パラメータ:

crev: REV属性の値。

curl: HREF属性の値。

ctitle: TITLE属性の値。

実行結果:

<LINK REV="crev" HREF="curl" TITLE="ctitle">

1.57 htp.listHeader

<LH>タグおよび</LH>タグを生成します。このタグは、リストの先頭のHTMLタグを作成します。

表1-56にhtp.listHeaderのプロパティを示します。

表1-56 htp.listHeader

プロパティ 定義

構文:

 
htp.listHeader (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.listHeader (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: <LH>と</LH>の間に挿入するテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<LH cattributes>ctext</LH>

1.58 htp.listingOpen、htp.listingClose

<LISTING>タグおよび</LISTING>タグを生成します。このタグは、HTMLページのボディ内での固定幅テキストのセクションを定義します。

表1-57にhtp.listingOpen、htp.listingCloseのプロパティを示します。

表1-57 htp.listingOpen、htp.listingClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.listingOpen;
htf.listingOpen return varchar2;

htp.listingClose;
htf.listingClose return varchar2;

パラメータ:

なし

実行結果:

<LISTING>

</LISTING>

1.59 htp.listItem

<LI>タグを生成します。このタグは、リスト項目を示します。

表1-58にhtp.listItemのプロパティを示します。

表1-58 htp.listltem

プロパティ 定義

構文:

 
htp.listItem (
   ctext          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cdingbat       in       varchar2   DEFAULT NULL
   csrc           in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.listItem (ctext, cclear, cdingbat, csrc, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: リスト項目のテキスト。

cclear: CLEAR属性の値。

cdingbat: DINGBAT属性の値。

csrc: SRC属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<LI CLEAR="cclear" DINGBAT="cdingbat" SRC="csrc" cattributes>ctext

1.60 htp.mailto

メール・アドレス引数の前にmailtoが付加されたHREF属性を含む<A>タグを生成します。

表1-59にhtp.mailtoのプロパティを示します。

表1-59 htp.mailto

プロパティ 定義

構文:

 
htp.mailto (
   caddress       in       varchar2
   ctext          in    varchar2
   cname          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.mailto (caddress, ctext, cname, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

caddress: 受信者の電子メール・アドレス。

ctext: リンクのクリック可能な部分。

cname: NAME属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<A HREF="mailto:caddress" NAME="cname" cattributes>ctext</A>

例:

htp.mailto('pres@white_house.gov','Send Email to the President');

次のような結果が生成される。

<A HREF="mailto:pres@white_house.gov">Send Email to the President</A>

1.61 htp.mapOpen、htp.mapClose

<MAP>タグおよび</MAP>タグを生成します。このタグは、クライアント側のイメージ・マップにおけるリージョンのセットを定義します。

表1-60にhtp.mapOpen、htp.mapCloseのプロパティを示します。

表1-60 htp.mapOpen、htp.mapClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.mapOpen(
   cname          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.mapOpen(cname, cattributes) return varchar2;
htp.mapClose;
htf.mapClose return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<MAP NAME="cname" cattributes>

</MAP>

1.62 htp.menulistOpen、htp.menulistClose

<MENU>タグおよび</MENU>タグを生成します。このタグは、各項目を1行で表すリストを作成します。リスト内の項目の表示は、番号なしリストよりコンパクトです。メニュー・リスト内のリスト項目は、htp.listItemで定義します。

表1-61にhtp.menulistOpen、htp.menulistCloseのプロパティを示します。

表1-61 htp.menulistOpen、htp.menulistClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.menulistOpen;
htf.menulistOpen return varchar2;

htp.menulistClose;
htf.menulistClose return varchar2;

パラメータ:

なし

実行結果:

<MENU>

</MENU>

1.63 htp.meta

<META>タグを生成します。このタグは、ドキュメントに関するメタ情報を埋め込み、HTTPヘッダーの値も指定します。たとえば、有効期限、キーワード、作成者名などを指定します。

表1-62にhtp.metaのプロパティを示します。

表1-62 htp.meta

プロパティ 定義

構文:

 
htp.meta (
   chttp_equiv    in       varchar2
   cname          in       varchar2
   ccontent       in       varchar2);
htf.meta (chttp_equiv, cname, ccontent) return varchar2;

パラメータ:

chttp_equiv: HTTP-EQUIV属性の値。

cname: NAME属性の値。

ccontent: CONTENT属性の値。

実行結果:

<META HTTP-EQUIV="chttp_equiv" NAME ="cname" CONTENT="ccontent">

例:

htp.meta ('Refresh', NULL, 120);

次のような結果が生成される。

<META HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT=120>

一部のWebブラウザでは、このようなタグを指定すると、現在のURLが120秒ごとに自動的にリロードされる。

1.64 htp.nl、htp.br

<BR>タグを生成します。このタグは、新しいテキスト行を開始します。

表1-63にhtp.nl、htp.brのプロパティを示します。

表1-63 htp.nl、htp.br

プロパティ 定義

構文:

 
htp.nl (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.nl (cclear, cattributes) return varchar2;

htp.br (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.br (cclear, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<BR CLEAR="cclear" cattributes>

1.65 htp.nobr

<NOBR>タグおよび</NOBR>タグを生成します。このタグは、テキストのセクション内で自動改行を無効にします。

表1-64にhtp.nobrのプロパティを示します。

表1-64 htp.nobr

プロパティ 定義

構文:

 
htp.nobr(ctext in varchar2);
htf.nobr(ctext) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 1行にレンダリングするテキスト。

実行結果:

<NOBR>ctext</NOBR>

1.66 htp.noframesOpen、htp.noframesClose

<NOFRAMES>タグおよび</NOFRAMES>タグを生成します。このタグは、noframesセクションを指定します。

表1-65にhtp.noframesOpen、htp.noframesCloseのプロパティを示します。

表1-65 htp.noframesOpen、htp.noframesClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.noframesOpen
htf.noframesOpen return varchar2;

htp.noframesClose
htf.noframesClose return varchar2;

パラメータ:

なし

実行結果:

<NOFRAMES>

</NOFRAMES>

関連項目:

「htp.frame」、「htp.framesetOpen、htp.framesetClose」

1.67 htp.olistOpen、htp.olistClose

<OL>タグおよび</OL>タグを生成します。このタグは、番号付きリストを定義します。番号付きリストは、番号の付いた項目のリストを表します。番号の付いた項目は、htp.listItemを使用して追加します。

表1-66にhtp.olistOpen、htp.olistCloseのプロパティを示します。

表1-66 htp.olistOpen、htp.olistClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.olistOpen (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cwrap          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.olistOpen (cclear, cwrap, cattributes) return varchar2;

htp.olistClose;
htf.olistClose return varchar2;

パラメータ:

cclear: CLEAR属性の値。

cwrap: WRAP属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<OL CLEAR="cclear" WRAP="cwrap" cattributes>

</OL>

1.68 htp.para、htp.paragraph

<P>タグを生成します。このタグは、タグの後に続くテキストを段落として書式設定することを示します。htp.paragraphを使用すると、属性をタグに追加できます。

表1-67にhtp.para、htp.paragraphのプロパティを示します。

表1-67 htp.para、htp.paragraph

プロパティ 定義

構文:

 
htp.para;
htf.para return varcahr2;

htp.paragraph (
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.paragraph (calign, cnowrap, cclear, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

calign: ALIGN属性の値。

cnowrap: このパラメータの値がNULLでない場合は、NOWRAP属性がタグに追加される。

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<P>

<P ALIGN="calign" NOWRAP CLEAR="cclear" cattributes>

1.69 htp.param

<PARAM>タグを生成します。このタグは、Javaアプレットに対するパラメータ値を指定します。値ではHTML変数を参照できます。WebページからJavaアプレットを呼び出すには、htp.appletopenを使用して呼び出しを開始します。必要な名前と値のペアごとに1つのhtp.paramを使用し、htp.appletcloseを使用してアプレットの呼び出しを終了します。

表1-68にhtp.paramのプロパティを示します。

表1-68 htp.param

プロパティ 定義

構文:

 
htp.param(
   cname          in       varchar2
   cvalue         in       varchar2);
htf.param(cname, cvalue) return varchar2;

パラメータ:

cname: NAME属性の値。

cvalue: VALUE属性の値。

実行結果:

<PARAM NAME=cname VALUE="cvalue">

1.70 htp.plaintext

<PLAINTEXT>タグおよび</PLAINTEXT>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを固定幅タイプでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-69にhtp.plaintextのプロパティを示します。

表1-69 htp.plaintext

プロパティ 定義

構文:

 
htp.plaintext(
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.plaintext(ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 固定幅フォントでレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<PLAINTEXT cattributes>ctext</PLAINTEXT>

1.71 htp.preOpen、htp.preClose

<PRE>タグおよび</PRE>タグを生成します。このタグは、HTMLページのボディ内で事前に書式設定されているテキストのセクションを定義します。

表1-70にhtp.preOpen、htp.preCloseのプロパティを示します。

表1-70 htp.preOpen、htp.preClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.preOpen (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cwidth         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.preOpen (cclear, cwidth, cattributes) return varchar2;

htp.preClose;
htf.preClose return varchar2;

パラメータ:

cclear: CLEAR属性の値。

cwidth: WIDTH属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<PRE CLEAR="cclear" WIDTH="cwidth" cattributes>

</PRE>

1.72 htp.print、htp.prn

htp.printは、指定されたパラメータを、改行文字\nで終了する文字列として生成します。文字\nは、<BR>とは異なります。文字\nはHTMLソースの書式を設定します。ブラウザがHTMLソースをレンダリングする方法には影響を与えません。ブラウザがHTMLソースをレンダリングする方法を制御するには、<BR>を使用します。

htp.prnは、指定されたパラメータを文字列として生成します。htp.printとは異なり、文字列の最後には改行文字\nは付加されません。これらのサブプログラムはプロシージャのみで、同名のファンクションはありません。

表1-71にhtp.print、htp.prnのプロパティを示します。

表1-71 htp.print、htp.prn

プロパティ 定義

構文:

 
htp.print (cbuf in varchar2);
htp.print (dbuf in date);
htp.print (nbuf in number);

htp.prn (cbuf in varchar2);
htp.prn (dbuf in date);
htp.prn (nbuf in number);

パラメータ:

cbuf、dbuf、nbuf: 生成する文字列。

実行結果:

htp.print: 改行で終了する文字列。

htp.prn: 指定された文字列。改行では終了しない。

1.73 htp.prints、htp.ps

このサブプログラムはどちらも、文字列を生成し、次の文字を対応するエスケープ・シーケンスに置き換えます。

<→&lt;
>→&gt;
"→&quot;
&→&amp;

これらの文字を置き換えないと、特殊文字はHTMLの制御文字として解釈され、想定外の出力が生成される可能性があります。このプロシージャは、文字が置換されること以外は、htp.prnと同じ機能です。これらのサブプログラムはプロシージャのみで、同名のファンクションはありません。文字列変換ファンクションが必要な場合は、htf.escape_scを使用してください。

表1-72にhtp.prints、htp.psのプロパティを示します。

表1-72 htp.prints、htp.ps

プロパティ 定義

構文:

 
htp.prints(ctext in varchar2);
htp.ps(ctext in varchar2);

パラメータ:

ctext: 文字の置換を行う文字列。

実行結果:

文字列。

1.74 htp.s

<S>タグおよび</S>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストに取消し線を入れるようブラウザに指示します。

表1-73にhtp.sのプロパティを示します。

表1-73 htp.s

プロパティ 定義

構文:

 
htp.s(
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.s(ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 取消し線を入れるテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<S cattributes>ctext</S>

1.75 htp.sample

<SAMP>タグおよび</SAMP>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを等幅フォントでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-74にhtp.sampleのプロパティを示します。

表1-74 htp.sample

プロパティ 定義

構文:

 
htp.sample (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.sample (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 等幅フォントでレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<SAMP cattributes>ctext</SAMP>

1.76 htp.script

<SCRIPT>タグおよび</SCRIPT>タグを生成します。このタグは、JavaScriptやVBscriptなどの言語で記述されたスクリプトを含みます。

表1-75にhtp.scriptのプロパティを示します。

表1-75 htp.script

プロパティ 定義

構文:

 
htp.script(
   cscript        in       varchar2
   clanguage      in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.script(cscript, clanguage) return varchar2;

パラメータ:

cscript: スクリプトのテキスト。これは、スクリプト自体を構成するテキストであり、スクリプトを含むファイルの名前ではない。

clanguage: スクリプトの記述に使用されている言語。このパラメータを省略すると、ユーザーのブラウザがスクリプト言語を判別する。

実行結果:

<SCRIPT LANGUAGE=clanguage>cscript</SCRIPT>

例:

 
htp.script ('script text here', 'Javascript');

generates:
<SCRIPT LANGUAGE=Javascript>"script text here"
</SCRIPT>

This causes the browser to run the script enclosed in the tags.

1.77 htp.small

<SMALL>タグおよび</SMALL>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを小さいフォントでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-76にhtp.smallのプロパティを示します。

表1-76 htp.small

プロパティ 定義

構文:

 
htp.small(
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.small(ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 小さいフォントでレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<SMALL cattributes>ctext</SMALL>

1.78 htp.strike

<STRIKE>タグおよび</STRIKE>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストに取消し線を入れるようブラウザに指示します。

表1-77にhtp.strikeのプロパティを示します。

表1-77 htp.strike

プロパティ 定義

構文:

 
htp.strike(
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.strike(ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 取消し線を入れるテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<STRIKE cattributes>ctext</STRIKE>

1.79 htp.strong

<STRONG>タグおよび</STRONG>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを太字でレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-78にhtp.strongのプロパティを示します。

表1-78 htp.strong

プロパティ 定義

構文:

 
htp.strong (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.strong (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 強調するテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<STRONG cattributes>ctext</STRONG>

1.80 htp.style

<STYLE>タグおよび</STYLE>タグを生成します。このタグは、Webページにスタイル・シートを追加します。スタイル・シートはHTML 3.2の機能です。スタイル・シートの詳細は、http://www.w3.orgを参照してください。この機能は、HTMLバージョン2.0以下のみサポートするブラウザとは互換性がありません。このようなブラウザの場合、このタグを無視します。

表1-79にhtp.styleのプロパティを示します。

表1-79 htp.style

プロパティ 定義

構文:

htp.style(cstyle in varchar2);

htf.style(cstyle) return varchar2;

パラメータ:

cstyle: 組み込むスタイル情報。

実行結果:

<STYLE>cstyle</STYLE>

1.81 htp.sub

<SUB>タグおよび</SUB>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを下付きでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-80にhtp.subのプロパティを示します。

表1-80 htp.sub

プロパティ 定義

構文:

 
htp.sub(
   ctext          in       varchar2
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.sub(ctext, calign, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 下付きでレンダリングするテキスト。

calign: ALIGN属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<SUB ALIGN="calign" cattributes>ctext</SUB>

1.82 htp.sup

<SUP>タグおよび</SUP>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを上付きでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-81にhtp.supのプロパティを示します。

表1-81 htp.sup

プロパティ 定義

構文:

 
htp.sup(
   ctext          in       varchar2
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.sup(ctext, calign, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 上付きでレンダリングするテキスト。

calign: ALIGN属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<SUP ALIGN="calign" cattributes>ctext</SUB>

1.83 htp.tableCaption

<CAPTION>タグおよび</CAPTION>タグを生成します。このタグは、HTML表の見出しを設定します。

表1-82にhtp.tableCaptionのプロパティを示します。

表1-82 htp.tableCaption

プロパティ 定義

構文:

 
htp.tableCaption (
   ccaption       in       varchar2
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.tableCaption (ccaption, calign, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ccaption: 見出しのテキスト。

calign: ALIGN属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<CAPTION ALIGN="calign" cattributes>ccaption</CAPTION>

1.84 htp.tableData

<TD>タグおよび</TD>タグを生成します。このタグは、HTML表のセルにデータを挿入します。

表1-83にhtp.tableDataのプロパティを示します。

表1-83 htp.tableData

プロパティ 定義

構文:

 
htp.tableData (
   cvalue         in       varchar2   DEFAULT NULL
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cdp            in       varchar2   DEFAULT NULL
   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   crowspan       in       varchar2   DEFAULT NULL
   ccolspan       in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.tableData (cvalue, calign, cdp, cnowrap, crowspan, ccolspan, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cvalue: テーブルのセルに挿入するデータ。

calign: ALIGN属性の値。

cdp: DP属性の値。

cnowrap: このパラメータの値がNULLでない場合は、NOWRAP属性がタグに追加される。

crowspan: ROWSPAN属性の値。

ccolspan: COLSPAN属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<TD ALIGN="calign" DP="cdp" ROWSPAN="crowspan" COLSPAN="ccolspan" NOWRAP cattributes>cvalue</TD>

1.85 htp.tableHeader

<TH>タグおよび</TH>タグを生成します。このタグは、HTMLテーブルにヘッダー・セルを挿入します。<TH>タグは<TD>タグと似ています。ただし、<TH>タグの場合、行のテキストは通常、太字でレンダリングされます。

表1-84にhtp.tableHeaderのプロパティを示します。

表1-84 htp.tableHeader

プロパティ 定義

構文:

 
htp.tableHeader (
   cvalue         in       varchar2   DEFAULT NULL
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cdp            in       varchar2   DEFAULT NULL
   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   crowspan       in       varchar2   DEFAULT NULL
   ccolspan       in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.tableHeader (cvalue, calign, cdp, cnowrap, crowspan, ccolspan, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

cvalue: テーブルのセルに挿入するデータ。

calign: ALIGN属性の値。

cdp: DP属性の値。

cnowrap: このパラメータの値がNULLでない場合は、NOWRAP属性がタグに追加される。

crowspan: ROWSPAN属性の値。

ccolspan: COLSPAN属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<TH ALIGN="calign" DP="cdp" ROWSPAN="crowspan" COLSPAN="ccolspan" NOWRAP cattributes>cvalue</TH>

1.86 htp.tableOpen、htp.tableClose

<TABLE>タグおよび</TABLE>タグを生成します。このタグは、HTML表を定義します。

表1-85にhtp.tableOpen、htp.tableCloseのプロパティを示します。

表1-85 htp.tableOpen、htp.tableClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.tableOpen (
   cborder        in       varchar2   DEFAULT NULL
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.tableOpen (cborder, calign, cnowrap, cclear, cattributes) return varchar2;

htp.tableClose;
htf.tableClose return varchar2;

パラメータ:

cborder: BORDER属性の値。

calign: ALIGN属性の値。

cnowrap: このパラメータの値がNULLでない場合は、NOWRAP属性がタグに追加される。

cclear: CLEAR属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<TABLE "cborder" NOWRAP ALIGN="calign" CLEAR="cclear" cattributes>

</TABLE>

1.87 htp.tableRowOpen、htp.tableRowClose

<TR>タグおよび</TR>タグを生成します。このタグは、HTML表に新しい行を挿入します。

表1-86にhtp.tableRowOpen、htp.tableRowCloseのプロパティを示します。

表1-86 htp.tableRowOpen、htp.tableRowClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.tableRowOpen (
   calign         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cvalign        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cdp            in       varchar2   DEFAULT NULL
   cnowrap        in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.tableRowOpen (calign, cvalign,cdp, cnowrap, cattributes) return varchar2;

htp.tableRowClose;
htp.tableRowClose return varchar2;

パラメータ:

calign: ALIGN属性の値。

cvalign: VALIGN属性の値。

cdp: DP属性の値。

cnowrap: このパラメータの値がNULLでない場合は、NOWRAP属性がタグに追加される。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<TR ALIGN="calign" VALIGN="cvalign" DP="cdp" NOWRAP catttributes>

</TR>

1.88 htp.teletype

<TT>タグおよび</TT>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを、courierフォントなどの固定幅のタイプライタ・フォントでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-87にhtp.teletypeのプロパティを示します。

表1-87 htp.teletype

プロパティ 定義

構文:

 
htp.teletype (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.teletype (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 固定幅のタイプライタ・フォントでレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<TT cattributes>ctext</TT>

1.89 htp.title

<TITLE>タグおよび</TITLE>タグを生成します。このタグは、ブラウザ・ウィンドウのタイトル・バーに表示するテキストを指定します。

表1-88にhtp.titleのプロパティを示します。

表1-88 htp.title

プロパティ 定義

構文:

 
htp.title (ctitle in varchar2);
htf.title (ctitle) return varchar2;

パラメータ:

ctitle: ブラウザ・ウィンドウのタイトル・バーに表示するテキスト。

実行結果:

<TITLE>ctitle</TITLE>

1.90 htp.ulistOpen、htp.ulistClose

<UL>タグおよび</UL>タグを生成します。このタグは、番号なしリストを定義します。番号なしリストでは、箇条書きの項目が表示されます。リストの項目は、htp.listItemで追加します。

表1-89にhtp.ulistOpen、htp.ulistCloseのプロパティを示します。

表1-89 htp.ulistOpen、htp.ulistClose

プロパティ 定義

構文:

 
htp.ulistOpen (
   cclear         in       varchar2   DEFAULT NULL
   cwrap          in       varchar2   DEFAULT NULL
   cdingbat       in       varchar2   DEFAULT NULL
   csrc           in       varchar2   DEFAULT NULL
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL
htf.ulistOpen (cclear, cwrap, cdingbat, csrc, cattributes) return varchar2;

htp.ulistClose;
htf.ulistClose return varhar2;

パラメータ:

cclear: CLEAR属性の値。

cwrap: WRAP属性の値。

cdingbat: DINGBAT属性の値。

csrc: SRC属性の値。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<UL CLEAR="cclear" WRAP="cwrap" DINGBAT="cdingbat" SRC="csrc" cattributes>

</UL>

1.91 htp.underline

<U>タグおよび</U>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストを下線付きでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-90にhtp.underlineのプロパティを示します。

表1-90 htp.underline

プロパティ 定義

構文:

 
htp.underline(
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.underline(ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: 下線付きでレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<U cattributes>ctext</U>

1.92 htp.variable

<VAR>タグおよび</VAR>タグを生成します。このタグは、タグで囲まれているテキストをイタリックでレンダリングするようブラウザに指示します。

表1-91にhtp.variableのプロパティを示します。

表1-91 htp.variable

プロパティ 定義

構文:

 
htp.variable (
   ctext          in       varchar2
   cattributes    in       varchar2   DEFAULT NULL);
htf.variable (ctext, cattributes) return varchar2;

パラメータ:

ctext: イタリックでレンダリングするテキスト。

cattributes: タグにそのまま追加するその他の属性。

実行結果:

<VAR cattributes>ctext</VAR>

1.93 htp.wbr

<WBR>タグを生成します。このタグは、NOBRテキストのセクション内にソフト改行を挿入します。

表1-92にhtp.wbrのプロパティを示します。

表1-92 htp.wbr

プロパティ 定義

構文:

 
htp.wbr;
htf.wbr return wbr;

パラメータ:

なし

実行結果:

<WBR>

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