| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.6.0) B72084-01 |
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アクティビティ・グラフ
WebCenter Portalサービスの1つ。ユーザーが関心を寄せている可能性のある人、アイテムおよびスペースを提案する。
エンタープライズ・アプリケーションによって収集されたアクション用の集中リポジトリが用意されている、アクティビティ・グラフ・サービスで使用されるエンジン。アクティビティ・グラフに格納されているデータは、ノードのランクの計算、新しいアクションの予想および推奨を行うために分析される。
管理者
Spacesアプリケーションの管理者には、次の2つのタイプがある。
Fusion Middleware管理者: システム管理者ともいう。すべての管理機能を持つユーザー。この管理者は、セキュリティ上重要な管理業務の全範囲、およびすべてのインストール・タスク、構成タスクおよび監査タスクを実行できる。
Spaces管理者: Spacesの即時カスタマイズ、アプリケーション・ロールの管理と付与、および使用時のアプリケーションの保守に対して責任を持つユーザー。
Ajax
非同期のJavaScript、ダイナミックHTML (DHTML)、XMLおよびXmlHttpRequest通信チャネルを組み合せたもの。この組合せにより、ページ全体を完全に再レンダリングすることなく、サーバーにリクエストを送信できるようになる。Ajaxによって、リッチ・クライアントのようなアプリケーションで標準インターネット・テクノロジを使用できる。
分析サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。ポータルのリアルタイムの使用状況およびアクティビティのレポートを提供する。Spacesアプリケーションでは、ユーザーは、Spacesのトラフィックおよび使用状況を追跡し、分析できる。
API
Application Program Interface。アプリケーションが、ポートレットなどのアプリケーション・オブジェクトでサービスを起動するために使用できる公開されたデータ構造および関数の集合。
アプリケーションのカスタマイズ
管理者によって実行され、すべてのユーザーが変更を認識する。これらは、アプリケーションのコードまたはスキーマに対する変更を伴わない、サイトに影響を与えるアプリケーションに対する静的な変更である。
「ユーザーのカスタマイズ」および「パーソナライズ」も参照。
アプリケーション・スキン
アプリケーションの背景色、画面フォント、および一部のスキンではアプリケーションのボタンとアイコンに使用する図形やイメージを指定する。Spacesアプリケーションでは、管理者がデフォルトのアプリケーション・スキンを選択し、Spacesのユーザーは「プリファレンス」ダイアログの「一般」タブでアプリケーション・スキンを変更できる。
アプリケーション・テンプレート
WebCenter Portalには、2種類のアプリケーション(FrameworkアプリケーションおよびPortlet Producerアプリケーション)を作成するためのテンプレートが用意されている。テンプレートにより、適切なテクノロジ・スコープを設定し、タグ・ライブラリを追加して、必要になるJavaクラスをクラス・パスに追加することができる。このようにしておくと、関連するコンポーネントがコンポーネント・パレットに取り込まれ、関連するポップアップ・メニューがJDeveloperで使用できるようになる。
「Frameworkアプリケーション・テンプレート」および「Portlet Producerアプリケーション・テンプレート」も参照。
認証されたユーザー
WebCenter Portalアプリケーションにログインするユーザー。このユーザーの資格証明は、アイデンティティ・ストアに対して検証される。デフォルトでは、認証されたユーザーは、パブリックな情報にアクセスできる。ページやポートレットなど、セキュアな情報にアクセスするには、ポリシー・ストアと資格証明ストアを介してこのユーザーを認証する必要がある。
ログインしていない、パブリック・コンテンツにのみアクセスできる「パブリック・ユーザー」と対比。
認証
アイデンティティ管理システムを介したユーザーの識別。ADF認証が必要になるのは、ユーザーに対して、Frameworkアプリケーションにのみアクセスできる資格証明を適用する場合であり(アプリケーション内のすべてのADFリソースにそのままアクセス可能)、認証および認可が必要になるのは、ユーザーに対して、Frameworkアプリケーションおよびアプリケーション内のセキュリティ保護されている任意のADFリソースにアクセスできる資格証明を適用する場合である。
AviTrust Portal Demonstration for WebCenter Portal
WebCenter Portal機能の例を提供するために使用される、Oracle WebCenter Portal: FrameworkおよびWebCenter Portal: Spacesを含む、Oracle Fusion Middlewareを使用して構築されたエンタープライズ銀行取引アプリケーション。
ボックス・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。Spacesアプリケーションで作成されたコンテンツの、ページへの配置を可能にするコンテナ。コンポーザでは、ボックスは、破線で構成される矩形としてレンダリングされる。Frameworkアプリケーションでは、これは、Panel Customizableコンポーネントと同等のランタイムである。
BPEL
Business Process Execution Language。エンド・ツー・エンドのプロセス・フローに対して一連の個別のWebサービスを作成するためのXMLベースのマークアップ言語。
ビジネス・ロール・ページ
Spacesアプリケーションで管理者によって作成された、特に組織内の特定のロールに対して提供されるページ。ビジネス・ロール・ページは、タイムリーな関係のある情報を、他のビジネス分野からの関係のない情報のノイズを入れずに個々のロールに配信することによって、特定のロールのユーザーに対してターゲット環境を提供する。ビジネス・ロール・ページには、指定されたロールの下で分類されたユーザーのホーム・スペースに表示される。
チェックアウト/チェックイン(check out/check in)
ユーザーが、情報をチェックアウトによりロックし、他のユーザーが同じ情報を変更できないようにすることができるメカニズム。これにより、ユーザーが互いに変更を上書きできないようになる。ユーザーが、変更を行った後、その情報をチェックインしてリリースすると、再び他のユーザーがその情報を編集できるようになる。
クロム
処理のアクセス・ポイントを提供するポートレットまたはタスク・フローを囲む視覚的要素。たとえば、「処理」メニュー上のものや、クロム自体内に埋め込まれたもの(最小化アイコンまたはサイズ変更ハンドルなど)がある。
CMIS
Content Management Interoperability Services (CMIS)標準は、アプリケーションが1つ以上のコンテンツ管理リポジトリまたはシステムと連携するために使用できる、ドメイン・モデルおよびWebサービスおよびRestful AtomPubバインディングを定義する。
コンポーザ
ページの移入、改訂および構成を行うためのシームレスに統合された環境。コンポーザにより、ユーザーはページ・レイアウトやコンテンツを簡単に構築または改訂できる。また、タスク・フロー、ポートレット、コンテンツおよびその他のオブジェクトなどの様々なコンポーネントをページに追加し、これらのコンポーネントをリンクしてより関連性のあるパーソナライズされた情報ビューを実現する手段が提供される。
コンテンツ統合サービス
開発者が、データ・コントロールを作成するなどにより、コンテンツ・リポジトリからコンテンツを表示できるようにするために、Oracle WebCenter Portalで提供されるサービス。
コンテンツ・プレゼンタ
エンド・ユーザーが、コンテンツ・アイテムを検索および選択し、利用可能な表示テンプレートを使用してこれらのアイテムを表示できる、ドキュメント・サービスの機能。Oracle WebCenter Portalは、ページ上に単一および複数のコンテンツ・アイテムを表示するための即時利用可能なテンプレートを提供する。Frameworkアプリケーションに表示したいコンテンツのためのカスタム・テンプレート、または実行時にエンド・ユーザーが選択するためのカスタム・テンプレートも定義できる。
コンテンツ・リポジトリ(content repository)
作成者ベースのバージョニング、全文検索、コンテンツのカテゴリ化および属性などを提供する、専用ストレージおよび管理メカニズム。コンテンツ・リポジトリは、構造化されていない情報の格納用に最適化されており、データ・リポジトリと区別される。
コンテンツ・リポジトリ・データ・コントロール(content repository data control)
コンテンツ・リポジトリを介して供給されるデータ・コントロール。Frameworkアプリケーションでは、Oracle Portal、Oracle WebCenter Content、Javaコンテンツ・リポジトリ(JCR)標準をサポートするサードパーティのリポジトリ、およびローカル・ファイル・システムなどのコンテンツ・リポジトリ用に、コンテンツ・リポジトリ・データ・コントロールを作成できる。
資格証明プロビジョニング・ページ(credential provisioning page)
外部アプリケーションに対する認証に使用されるJSF (*.jspx)ページ。実行時に、資格証明プロビジョニング・ページには、外部アプリケーション登録で指定されたデータ・フィールドから成るログイン・データ・フィールドが表示される。ログイン情報はプロデューサに渡され、プロデューサはログイン値を外部アプリケーションに渡す。アプリケーションは、リクエストされたポートレットをプロデューサに提供する。
認証後、ユーザーのログイン資格証明は資格証明ストアに保存され、それ以降のセッションではその情報が提供される。情報に変更がなければ、ユーザーは資格証明を1回のみ提供する。
資格証明ストア(credential store)
関連ドメインのためのログイン資格証明用のストレージを提供する。ユーザーが外部アプリケーションに対する認証のために提供するログイン資格証明も保存する。通常、資格証明ストアは、単一論理ストアとしてポリシー・ストアと結合される。
資格証明ストアに格納された資格証明は、後続のログイン時に認証のために使用されるが、このストアの主要な機能は、これらのアカウントの認可を提供することである。
カスタム・アクション
ヘッダー上またはタスク・フローを囲むShow Detail Frameコンポーネントの「処理」メニュー上でレンダリングされるアイコンまたはメニュー・アイテム。カスタム・アクションでは、作成時にタスク・フローで定義されたアクションを表すことができる。たとえば、設計時に、開発者はカスタム・パーソナライズ設定を使用してタスク・フローを作成できる。実行時に、ユーザーは、タスク・フローの周りのクロム(またはShow Detail Frame)に表示される「処理」メニュー・アイテムまたはアイコンを介してこれらの設定にアクセスできる。
カスタム属性
Spacesアプリケーションのカスタム属性では、組込み属性によって提供される情報に加えて、情報を指定できる。カスタム属性を使用すると、渡されるパラメータに基づいて、スペース内のコンポーネントのコンテンツを決定できる。たとえば、顧客IDを渡すことによって、特定の顧客のデータを表示することができる。カスタム属性は、customerId=400、orderId=11、userName=Smithなど、単純な名前と値のペアである。カスタム属性は、スペース・テンプレート内に格納される。
カスタム表示テンプレート
コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートは、コンテンツ・プレゼンタがFrameworkアプリケーション・ページ上でコンテンツ・アイテムをレンダリングする方法を定義するJSFFファイル(JSFページ・フラグメント)である。WebCenter Portalにはデフォルトの表示テンプレートがいくつか装備されており、これらを使用してすぐに作業を開始できるほか、独自のテンプレートを作成できる。
カスタマイズ可能コンポーネント
実行時にページに追加できるWebCenter Portalコンポーネント。これにより、エンド・ユーザーは、これらのコンポーネント内のコンテンツに対して、移動、最小化、リストアまたは削除などのパーソナライズを実行できる。カスタマイズ可能コンポーネントは、Panel CustomizableコンポーネントおよびShow Detail Frameコンポーネントである。
データ・コントロール(data control)
ビジネス・サービスのデータ・モデルの抽象化を提供するメカニズム。ADFデータ・コントロールは、クライアントおよびWebアプリケーション・コントローラがデータ・オブジェクト、コレクション、メソッドおよび操作にアクセスする一貫したメカニズムを提供する。
デフォルト言語(アプリケーションレベル)
Spaces管理者が指定する表示言語。ユーザーがSpacesアプリケーションにログインするときに使用される。Spaces管理者は、「管理」ページの「一般」タブでアプリケーションレベルのデフォルト言語を設定する。個々のユーザーは、「プリファレンス」ダイアログの「一般」タブで独自のユーザーレベルのデフォルト言語を設定できる。
デフォルト言語(ユーザー・プリファレンス)
ユーザーがSpacesアプリケーションにログインするときにレンダリングされる、ユーザー指定の表示言語。ユーザーが別のデフォルト言語を指定するまで、この言語の選択が持続する。この言語は、セッション言語によって上書きすることができるが、セッションCookieが消去されるか期限切れになったときにデフォルト値に戻る。この値は、「プリファレンス」ダイアログの「一般」で設定される。
デフォルト・リソース・カタログ
アプリケーション対してデフォルトで提供されるリソース・カタログ。これには、アプリケーションに使用可能なOracle ADFコンポーネントおよびポートレットがすべて含まれる。
「カスタム・リソース・カタログ」と対比。
デプロイメント・プロファイル
アプリケーション・デプロイメントで使用されるファイルで、次のタイプの情報を指定する。
パッケージ化されるソース・ファイル、デプロイメント・ディスクリプタ、その他の補助ファイル
作成するアーカイブのタイプおよび名前
依存情報
プラットフォーム固有の指示
その他の情報
Oracle WebCenter Portal: Servicesには、専用のデプロイメント・プロファイル、FrameworkアプリケーションWARデプロイメント・プロファイルが用意されており、これにはプロジェクト・メタデータをエクスポートするオプションが含まれている。
検出可能なスペース
検索などを介して、Spacesアプリケーションにログインしたユーザーが検出できるスペース。パブリックまたはプライベートなスペースはすべて検出可能である。「表示」リストから「すべてのスペース」を選択した場合、「スペース」ページに検出可能なスペースがリストされる。スペースに参加したいユーザーは、セルフサービス(有効になっている場合)を使用するかスペース・モデレータに連絡して、メンバーシップをリクエストできる。
表示言語
ボタン、フィールド・ラベルおよび画面テキストなどのアプリケーション・ユーザー・インタフェース要素をブラウザでレンダリングする際の言語を制御する。Frameworkアプリケーション表示言語設定の優先順位は、弱いものから強いものの順に、ブラウザ設定、アプリケーション設定、ユーザー・プリファレンス設定、セッション設定、スペース設定となっている。
ドキュメント・サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。ページ上にフォルダおよびファイルを表示するための様々なフォーマットを備えた複数のタスク・フローを提供する。アプリケーションに合ったタスク・フローを選択することによって、接続されたコンテンツ・リポジトリに格納されているフォルダとファイルへのアクセス、追加および管理を行うための機能、それらのファイルとフォルダのプロパティを構成および表示するための機能、およびファイルとフォルダのコンテンツを検索するための機能が提供される。
EAR
エンタープライズ・アーカイブ・ファイル。Java EEアプリケーション・サーバーでアプリケーションのデプロイに使用されるJava EEアーカイブ・ファイル。Frameworkアプリケーションは、アプリケーションと個々のランタイム・カスタマイズを含む汎用EARファイルと、アプリケーション・サーバーへのデプロイ用のアプリケーションのみを含むターゲットEARファイルの両方を使用してデプロイされる。EARファイルは、開発からテスト、テストから本番へアプリケーションを移行する際に発生する可能性のあるエラーを減らすことで、アプリケーションのデプロイメントを簡略化する。
「WAR」も参照。
ECMAScript
ECMA-262仕様に従いEcma Internationalによって標準化されたスクリプト・プログラミング言語。しばしばJavaScriptまたはJScriptと呼ばれる。どちらもECMA-262仕様の拡張。
デフォルト編集モード(Edit Defaults mode)
(JSR 286ポートレットのみ。)JSR 286ポートレットのパーソナライズを可能にするポートレット・モード。デフォルト編集モードは、JSR 286ポートレットのプロパティ用の表示モード。Frameworkアプリケーションでは、デフォルト編集モードがポートレットの「処理」メニューに「カスタマイズ」コマンドとして表示される。
「編集モード」も参照。
EL
Expression Language。Java EE Webコンテナに入っているアプリケーション・データを取得および操作するための演算子を提供することにより、Webアプリケーション・データを処理する簡単な表記法を提供する。Frameworkアプリケーションでは、EL式は#{と}で囲まれ、通常は#{object.data}の形式になる。objectは、Java EE Webコンテナのページ、リクエスト、セッションまたはアプリケーションの有効範囲にある任意のJavaオブジェクトまたはOracle ADFコンポーネントを表す。
イベント・サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。会議、予定などをスケジュールするためのカレンダを提供する。Spacesアプリケーションでは、特定のスペースに関連するイベントを記録するためのカレンダを提供する。イベント・サービスをMicrosoft Exchange Serverと統合して、個々のユーザーがホーム・スペースの個人カレンダにアクセスすることもできる。個人カレンダは、Frameworkアプリケーションでも使用可能である。
有効期限ベースのキャッシュ(expiry-based caching)
保持期間を使用して、アイテムがキャッシュ内で有効である期間を指定するキャッシュ方法。この期間が経過すると、更新が必要になる。保持期間を経過してからアイテムに対するリクエストが発生したとき、そのアイテムはキャッシュ内で更新される。
「有効化ベースのキャッシュ」も参照。
外部アプリケーション(external application)
シングル・サインオン・サーバーに認証を委譲しないアプリケーション。かわりに、アプリケーション・ユーザーの名前とパスワードを要求するHTMLログイン・フォームが表示される。最初のログイン時に、ユーザーは、これらの資格証明をシングル・サインオン・サーバーで取得するように選択することができる。その後、これらのアプリケーションに透過的にログインされる。
ファーム
Fusion Middleware Controlによって管理されるコンポーネントのコレクション。ファームには、管理対象サーバー・ドメイン、およびそのドメインでインストール、構成および実行されるその他のOracle Fusion Middlewareシステムのコンポーネントを含めることができる。
FPA
フェデレーテッド・ポータル・アダプタ。Oracle Portalのコンポーネント。Oracle PortalインスタンスがWebポートレット・インタフェースを通じてデータベース・ポートレットを共有することを可能にする。FPAを使用すると、PL/SQLポートレット、Portlet Builderポートレットおよびページ・ポートレットなどのOracle Portalデータベース・ポートレットを、Frameworkアプリケーションで使用できるようにすることができる。
Frameworkアプリケーション
Frameworkアプリケーションは、WebCenter PortalのOracle JDeveloper用拡張機能を使用してADFの最上部に構築される。このアプリケーションにより、Webコンテンツ、ポートレットおよび共同サービスが、エンド・ユーザー向けに結合される。開発者および管理者は、組織内での役割やスキルのレベルに応じて、Frameworkアプリケーションを作成できる。
ポータルには、ページ階層、ナビゲーション・モデルおよび委任管理も含まれる。
Frameworkアプリケーション管理者
Frameworkアプリケーションの保守を担当する管理者。たとえば、Spacesでは、Frameworkアプリケーションのブランド設定の実装、新規コンテンツの使用可能化、ページの変更、権限の付与および取消などの作業を実行する。
Fusion Middlewareの機能全体の管理権限を持つシステム管理者と対比。Fusion Middleware管理者は、 Frameworkアプリケーションのデプロイ、設定および構成、さらに、Fusion Middleware Controlを介したFrameworkアプリケーションおよびその他のWebCenter Portalコンポーネントに対する進行中の管理タスクの実行にも責任を負う。
Frameworkアプリケーション開発者
Oracle Application Development Framework、Oracle JDeveloperおよびOracle WebCenter Portalを使用して、Frameworkアプリケーションを計画、構築および保守する開発者。
Frameworkアプリケーション・エンド・ユーザー
ページ、ポートレットおよびコンテンツにアクセスし、(適切な権限を持っている場合)ポートレットをカスタマイズする、Frameworkアプリケーションのランタイム・ユーザー。
Frameworkアプリケーション・ライフ・サイクル
Frameworkアプリケーションの設計時環境での作成とテスト、本番システムへのデプロイ、および定期的なメンテナンス(パフォーマンスの監視やカスタマイズ・データの移行など)のプロセス。アプリケーションのライフ・サイクルには、さらなる拡張の実行、再ステージングおよび本番システムへのアプリケーションの再デプロイも含まれる。
Frameworkアプリケーション・テンプレート
サイト・ナビゲーション、ページ階層、委任管理、ページ・テンプレートなど、WebCenter Portal: Framework機能を含む、JDeveloperテンプレート。
Fusion Middleware Control
Oracle WebCenter Portalをインストールするときにデプロイされるブラウザベースの管理アプリケーション。Fusion Middleware Controlから、ファーム(Oracle WebCenter Portalなど)を監視および管理できる。
HA
高可用性。シングル・ポイント障害を排除してサービスの停止をゼロまたは最小限にとどめることにより、ビジネスの目的を達成するために必要な可用性をアプリケーションに持たせることができる、ソリューション一式が持つ性能。
ホーム・スペース
個人コンテンツの格納、ノートの記録、割当ての表示と対応、オンラインの友人リストの保守、および一意の作業日に関連する多数のその他のタスクの実行のために、各ユーザーにプライベート領域を提供するSpaces内の作業領域。ユーザーは、追加の個人用ページおよびカスタム・コンテンツを作成することにより、この環境を拡張することもできる。
HTMLマークアップ・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。ページ上にRaw HTMLとJavaScriptマークアップをインラインでレンダリングする単純なHTMLコンポーネント。
ハイパーリンク・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。内外のWebページへのリンク。Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、実行リンク・コンポーネントと同等のランタイムである。
アイデンティティ伝播
Frameworkアプリケーションおよび関連するコンテンツ・リポジトリに対して、このオプションを選択すると、アプリケーションとプロセス全体にわたる現在のユーザーのアイデンティティの伝播が可能になる。伝播されたアイデンティティは受信者の側で検証され、ロール・ベースのアクセス制御の割当てなどの決定を下すために使用される。
イメージ・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。ハイパーリンクを組み込むことができる図。Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、イメージ・リンク・コンポーネントと同等のランタイムである。
初期化パラメータ(initialization parameters)
標準JSR 286ポートレットの起動時に初期化されるパラメータ。初期化パラメータは、JNDI (Java Naming and Directory Interface)変数に代わるもの。JNDIのかわりに初期化パラメータを使用して、ポートレットの様々なコンポーネント(たとえば、サーブレットや他のポートレット)すべての動作を互換性のある方法で構成する。Oracle WebCenter Portalでは、初期化パラメータはportlet.xmlファイルに入力される。
インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。ユーザーが他の認証ユーザーのプレゼンス・ステータスを確認でき、インスタント・メッセージやメールなどの対話オプションに簡単にアクセスできるようになる。
統合WLS
統合WebLogicサーバー。Frameworkアプリケーションのデプロイをローカル・コンピュータ上で事前テストするためのプラットフォームとして使用されるWLSインスタンス。統合WLSには、事前構成のポートレット・プロデューサといくつかの有用な事前構築のポートレットも含まれる。
反復開発
反復開発を使用すると、統合WebLogicサーバー上で稼働中にFrameworkアプリケーションを変更でき、ブラウザで現在のページをリフレッシュするだけで直接その変更を反映できる。反復開発機能は、特定の最適化機能を無効化することで動作する。反復開発機能により、開発者はFrameworkアプリケーションを作成する際、より迅速かつ効率的に作業できるようになる。
JAAS
Java Authentication and Authorization Service (JAAS)は、アプリケーションによる認証およびユーザーに対するアクセス制御の実行を可能にするJavaパッケージ。JAASは、Java 2セキュリティを補完するためのもので、標準プラッガブル認証モジュール(PAM)フレームワークのJavaバージョンを実装する。これにより、アプリケーションは、認証サービスから独立したまま状態を維持でき、カスタム認証モジュールの使用をサポートする。
JAASは、Java 2セキュリティ・モデルのアクセス制御アーキテクチャを拡張し、サブジェクトベースの認証をサポートする。デプロイメント・ディスクリプタで、コードベースのセキュリティ設定に制限されるかわりに、宣言型セキュリティの設定もサポートする。
Java EE
Java EE 5ともいう。Java Enterprise Edition 5プラットフォーム。アプリケーション開発者が複数層からなるサーバー中心の企業レベル・アプリケーションを開発、デプロイおよび管理するためのプラットフォーム。Java EEプラットフォームは、複数層からなる分散アプリケーション・モデル、統合されたXMLベースのデータ交換、統合セキュリティ・モデル、および柔軟なトランザクション制御を提供する。独自のJava EEポートレットを構築し、Webプロデューサを介して公開できる。
Javaポートレット仕様
ポータル・サーバーのコンポーネントの開発方法を標準化。この仕様は、一般的なポートレットAPIと、パーソナライズ、プレゼンテーションおよびセキュリティの機能を提供するインフラストラクチャを定義する。このAPIを使用し、仕様に準拠するポートレットは、製品にとらわれず、仕様に準拠するどのポータル製品にもデプロイできる。「JSR 286」も参照。
JSF
JavaServer Faces。Webアプリケーションを作成するための標準Javaフレームワーク。Java Webユーザー・インタフェースへのコンポーネント中心のアプローチを提供することで、開発を簡略化する。JSFは、プログラミングの柔軟性をもたらす豊富で堅牢なAPIを提供し、Model-View-Controller (MVC)設計パターンをアーキテクチャに統合することにより、保守性のより高いアプリケーションをうまく設計できるようにする。JSFは、Javaコミュニティ・プロセスを介して開発されたJava標準であるので、Oracle JDeveloperのような開発ツールは十分に強化され、使いやすく、ビジュアルで生産的なJSF開発環境を実現する。
JSF JSP
JavaServer Faces JavaServer Page。JSF JSPは、ユーザー・インタフェースにOracle ADF Facesコンポーネントをサポートし、ページ・ナビゲーションにはJSFテクノロジをサポートする点で、プレーンJSPとは異なる。JSF JSPページは、ページ内のコンポーネントのADFモデル・バインディング機能を使用することにより、Oracle Application Development Framework (Oracle ADF)の利点を活用する。
JSP
JavaServer Page。Webページに対して簡単なプログラムによるインタフェースを提供するサーブレットの拡張機能。JSPは、専用のタグとWebやアプリケーション・サーバー上で実行される埋込みJavaコードが含まれたHTMLページである。HTMLページに動的機能を与える。JSPは最初にリクエストされたときに実際にサーブレットにコンパイルされ、サーブレット・コンテナ内で稼働する。
「JSPタグ」も参照。
JSPタグ(JSP tags)
JSPに埋め込んでJavaコードを囲むためのタグ。JSPタグでは<jsp:構文が使用され、JSP内のアクション要素はXML要素と同様にbeginタグとendタグで囲まれる。
JSR 286
Java Specification Request (JSR) 286。Javaを使用して標準ベースのポートレットを構築するための一連のAPIを定義する。この仕様に準拠して構築されたポートレットは、ポータルにローカルにレンダリングするか、またはWSRPコンテナにデプロイしてリモートでレンダリングできる。詳細は、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=286を参照。
キーストア
認証やデータ整合性に使用される、使用可能な公開鍵および秘密鍵の情報を提供するファイル。また、ピアの証明書の検証に必要なユーザー資格証明およびトラスト・ポイントも、キーストア内にセキュアに格納される。
レイアウト・コンポーネント
指定したページの有用性と外観を強化するオブジェクト。レイアウト・コンポーネントには、レイアウト・ボックス、リッチ・テキスト・エディタ、イメージ、ハイパーリンクなどが含まれる。
Layout Customizableコンポーネント
コンポーザ・タグ・ライブラリ内にあるコンポーネント。ユーザーが一連の事前定義のレイアウト(2列、3列、2行など)から選択しこれをページに適用できるようにする。ユーザーはこのレイアウトを、ページの特定の領域にもページ全体にも適用できる。
LDAP
Lightweight Directory Access Protocol。標準的で拡張可能なディレクトリ・アクセス・プロトコル。LDAPクライアントとサーバーが通信するために使用する共通言語。Oracle Internet Directoryなどの業界標準のディレクトリ製品をサポートする設計規則のフレームワーク。
リスト・サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。実行時にリストを作成し、それらを公開してアプリケーション・ページ上に配置する手段を提供する。設計時には、実行時リソース・カタログでリスト・タスク・フローを使用できるようにすることができる。実行時にユーザーは、タスク・フローをカタログからページに追加し、タスク・フローを使用してリストを作成できる。
ルック・アンド・フィール
ルック・アンド・フィールにより、ポータル・ページ上の要素の配置や動作からポートレット・タイトル・バーで使用される色に至るまで、アプリケーションの外観が決定される。ルック・アンド・フィールは、スキン、ナビゲーション、ページ・テンプレート、レイアウト、コンテンツ表示テンプレートおよびその他の同様のコンポーネントによって決定される。
管理対象サーバー
本番環境では、管理対象サーバーによりアプリケーションおよびこれらのアプリケーションに必要なリソースがホストされる。ドメインは、Oracle WebLogic Serverリソースの論理的に関連付けられたグループであり、任意の個数の管理対象サーバーが属することができる。これらのサーバーは管理サーバーによりホストされる。
MBeanブラウザ
Fusion Middleware Controlでは、MBeanブラウザを使用して、管理者が、特定の監視タスクおよび構成タスクを実行し、 Oracle WebLogic Serverまたは選択したアプリケーションについてMBeansを参照することができる。
MDS
Oracle Metadata Services。Application Development Frameworkのコア・テクノロジ。MDSは、メタデータを拡張可能でカスタマイズ可能な形で定義および使用するための統一アーキテクチャを提供する。
MDSリポジトリ
アプリケーション・サーバーであるとともに、これらの領域にファイルベースのリポジトリ、ディクショナリ表(組込み関数からアクセス)およびメタデータ・レジストリのメタデータが保存されているOracleリレーショナル・データベースでもある。MDSの主な用途の1つは、Oracleアプリケーションのカスタマイズおよび永続的なパーソナライズの内容を格納することである。
メタデータ
タイトル、作成者、セキュリティ・グループなどのコンテンツ・アイテムに関する情報。メタデータは、コンテンツ・アイテムを記述、検索およびグループ化するために使用される。コンテンツ情報ともいう。
モデレータ
特定のスペースを管理する責任を持つSpacesユーザー。スペース・モデレータは、メンバーの追加と削除、新しいメンバーの招待、自己登録の有効化、スペース・メタデータの提供と更新、およびスペースで利用できるサービスの管理を実行できる。
移動可能ボックス・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。Spacesアプリケーションで作成されたコンテンツの、ページへの配置を可能にするコンテナ。移動可能ボックスは、そのコンテンツとともに、ページ上で移動することができる。Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、Show Detail Frameコンポーネントと同等のランタイムである。
MVC
Model-View-Controller。多くの場合、同じデータの複数のビューを保持する機能を必要とするアプリケーションによって使用される標準的な設計パターン。MVCパターンを使用するには、データを保持するモデル、データのすべてまたは一部を表示するビュー、モデルまたはビューに影響するイベントを処理するコントローラという3つのカテゴリのいずれかに各オブジェクトを整然と分類することが重要である。この分類により、複数のビューおよびコントローラが同じモデルとインタフェースをとれるようになる。ポートレットなどの以前は存在しなかった新しいタイプのビューおよびコントローラでも、モデルの設計を変更せずにモデルとインタフェースをとることができる。
マイ・スペース・ページ
現在ログインしているユーザーが使用できるすべてのスペースのリストを表示する事前定義済ページ。ユーザーは、「表示」メニューから選択して、すべてのスペース、ユーザーがメンバーとなっているスペースのみ(本人による参加)またはユーザーがモデレータとなっているスペースのみ(本人によるモデレート)を表示することができる。
ナビゲーション
WebCenter Portalには、ポータル・ナビゲーションを作成する3つのナビゲーション・コンポーネントが用意されている。これらのコンポーネントは、ブレッドクラム・ナビゲーション、メニュー・ナビゲーションおよびツリー・ナビゲーションである。
ナビゲーション・モデル
ナビゲーション・モデルは、ナビゲーション・ユーザー・インタフェースにデータを提供し、アプリケーションのリソース(ページ、ページ階層、タスク・フロー、外部サイト、ポートレットおよびその他のエンティティ)へのナビゲーションを可能にする。設計時と実行時の両方でナビゲーション・モデルを構成できる。
ノート・サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。個人的なノートや注意を書き込む際に役立つ機能を提供する。このサービスはSpacesでのみ使用でき、Frameworkアプリケーションでは使用できない。
通知サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。電話、メール、ワークリストなどの異なるメッセージ・チャネルを通じて通知をトリガーする自動的な手段を提供する。サブスクライブしているスペースおよびアプリケーション・オブジェクトが変更されると、メッセージがトリガーされる。
Oracle ADF
Oracle Application Development Framework。Java EEアプリケーション開発の時間を短縮し、容易にするための一連のテクノロジ。同時に、検証済のソフトウェア・パターンを利用して、開発されたアプリケーションがスケーラブルで、パフォーマンスが高いことなどを確認する。
OmniPortlet
Oracle WebCenter Portalのコンポーネントで、ポートレット、コンテンツ統合、カスタマイズのようなポータル同様の機能をOracle ADF Facesアプリケーションに挿入できる。
Oracle Access Manager (OAM)
Oracle Access Managerは、Oracleのアイデンティティ管理およびセキュリティ用のエンタープライズ・クラス製品スイートの一部であり、SpacesアプリケーションおよびFrameworkアプリケーションに対する複数のシングル・サインオン・オプションを含む、広範なアイデンティティ管理機能およびセキュリティ機能を提供する。OAMは、Oracle WebCenter Portal 11gのインストールに推奨するシングル・サインオン・ソリューションである。
Oracle ADF Faces
Oracle Oracle ADF Facesは、新しいJavaServer Faces JSR (JSR 127)に基づいたユーザー・インタフェース・コンポーネントを豊富に揃えたセット。Oracle ADF Facesには、データ表、階層型の表、カラー・ピッカーおよび日付ピッカーなどの組込み機能を持つ各種ユーザー・インタフェース・コンポーネントが用意されており、これらはアプリケーション内でカスタマイズや再利用が可能。
Oracle WebCenter Content: Content Server
チェックインとチェックアウト、リビジョン管理、およびWeb対応フォーマットでの自動公開を含む、セキュリティ保護されたビジネス・ライブラリを構築するためのコンテンツ・リポジトリ。権限のあるユーザーは、現在の情報をいつでも、どこでも使用できる。
Oracle WebCenter: Content Serverは、 Oracle WebCenter Contentのコンポーネントである。
Oracle Enterprise Manager
管理者がOracle Fusion Middlewareのサービスを一元的に管理できるようにするコンポーネント。Fusion Middleware管理者はEnterprise Managerを使用して、 Frameworkアプリケーションを構成、管理および監視する。
Oracle HTTP Server (OHS)
Hypertext Transfer Protocol (HTTP)を使用するWebトランザクションを処理するソフトウェア。OracleではApache Groupが開発したHTTPソフトウェアを使用する。
Oracle Internet Directory
OracleのLDAP V3準拠のLDAPサーバー。ユーザーおよびグループをプロビジョニングするためのリポジトリとして使用される。デフォルトでは、分散しているユーザーおよびネットワーク・リソースについてのOracle Internet Directory情報と照らし合せて、Oracle Single Sign-On (OSSO)がユーザー資格証明を認証する。Oracle Internet Directoryによって、LDAPバージョン3に、Oracleデータベースの高度なパフォーマンス、スケーラビリティ、堅牢性および可用性が取り込まれる。
Oracle JDeveloper
Oracle JDeveloperは、Java、XMLおよびSQLの最新の業界規格を使用してアプリケーションおよびWebサービスを構築するための統合開発環境(IDE)である。開発者は、Oracle JDeveloperを使用してJavaポートレットを作成できる。
Oracle JSF Portlet Bridge
Oracle JSF Portlet Bridgeでは、JSR 329に基づきかつ準拠して、アプリケーション開発者がJSFアプリケーションまたはタスク・フローをJSR 286ポートレットとして公開し、別のアプリケーションで消費することができる。
Oracle Portal
企業クラスのポータルを開発、デプロイ、管理および構成するために使用するコンポーネント。Oracle Portalにはポータル構築用のフレームワークとセルフサービスの公開機能が組み込まれており、ポータル内でアクセスされる情報の作成と管理が可能。
Oracle Secure Enterprise Search (SES)
統合されたランキング結果を含む、パブリックでセキュアなデータに対して使いやすい検索を提供。Frameworkアプリケーションの場合、 Oracle SESがデフォルトの推奨検索プラットフォームとして設定される。
Spacesアプリケーションの場合、WebCenter Portalの内部ライブ検索アダプタがデフォルトの検索プラットフォームとして設定される。ただし、大規模な実装で最高のパフォーマンスを得るには、Oracle SESを使用するように構成することが必要。
Oracle Single Sign-On (OSSO)
ユーザーが単一のユーザー名とパスワードを使用してOracle Fusion Middleware製品群のすべての機能、および他のWebアプリケーションにログインできるようにするコンポーネント。
Oracle WebCenter ContentのSite Studio
企業規模のWebサイトを設計、構築およびメンテナンスする包括的なアプローチを提供する強力で柔軟なWeb開発アプリケーション・スイート。Site Studioでは、Oracle WebCenter Content: Content ServerをWebサイトのメイン・リポジトリとして使用する。
WebCenterでは、コンテンツ・プレゼンタとSite Studioを統合することにより、Site Studioリージョン・テンプレートまたはカスタム・コンテンツ・プレゼンタ表示テンプレートで、Site Studioコントリビュータ・データ・ファイルの作成、アクセス、編集および表示を実行することができる。
Oracle SOA Suite
Oracle Fusion Middlewareのミドルウェア・コンポーネント。Oracle SOA Suiteでは、サービスの作成、管理、およびSOAコンポジット・アプリケーションへのオーケストレーションを可能にする。コンポジットにより、複数のテクノロジ・コンポーネントを1つのSOAコンポジット・アプリケーションに容易にアセンブルできる。Oracle SOA Suiteは異機種間インフラストラクチャに組み込まれるため、企業は段階的にSOAを採用できる。
Oracle WebCenter Content
コンテンツ・ライフサイクルのすべてのフェーズ(作成と承認から公開、検索、失効およびアーカイブや配置に至るまで)を管理する、柔軟かつセキュアで集中化されたWebベースのリポジトリを提供する。コントリビュータが、ネイティブ・デスクトップ・アプリケーションからコンテンツを簡単に提供し、リッチ・ライブラリ・サービスを介してビジネス・コンテンツを効率的に管理し、Webブラウザを使用してどこからでもそれらのコンテンツに安全にアクセスできる。コンテンツ・タイプに関係なく、すべてのコンテンツが、管理、再利用およびアクセスのためにWebリポジトリまたはデータベースに保存される。
Oracle WebCenter Portal
Oracle WebCenter Portalアプリケーションの構築を可能にする一連のサービス。サービス指向アーキテクチャ(SOA)の概念を利用することにより、必要なビジネス・コンポーネントをユーザーに提供するためにこれまで必要だった初期段階の労力が軽減される。ユーザーが必要とするアプリケーションの構築を容易にする様々なプラグアンドプレイ製品、ツールおよびサービスが含まれている。
Oracle WebCenter Portal: Framework
Oracle WebCenter Portalにより提供される機能のセットで、追加の統合およびランタイム・カスタマイズのオプションを提供することにより、Java Server Faces (JSF)環境を強化する。これまでポータル製品に組み込まれていた機能(サイト・ナビゲーション、ページ階層、ポートレット、カスタマイズ機能、パーソナライズ機能および統合機能など)をJSF環境のファブリックに直接統合する。これによって、ユーザーの人為的な障壁が取り除かれ、コンテキスト・リッチなアプリケーションを開発するための基礎が提供される。必要なOracle WebCenter Portalコンポーネントやサービスのみを選択してFrameworkアプリケーションに追加できる。
Oracle WebCenter Portal: Spaces
JSF、Oracle ADF、WebCenter Portal: Framework、WebCenter Portal: Servicesおよびコンポーザを使用して構築されたWebCenter Portalアプリケーション。本番ドキュメントでは、通常、Spacesアプリケーション(Spaces)とも呼ばれる。
Oracle WebLogic Server管理コンソール
WebLogic Serverドメインを管理するブラウザ・ベースのグラフィカル・ユーザー・インタフェース。次の操作に使用。
WebLogic Serverインスタンスの構成、起動および停止
WebLogic Serverクラスタの構成
WebLogic Serverサービスの構成(データベース接続(JDBC)およびメッセージング(JMS)など)
セキュリティ・パラメータの構成(ユーザー、グループおよびロールの作成および管理を含む)
アプリケーションの構成およびデプロイ
サーバーおよびアプリケーションのパフォーマンスの監視
サーバーおよびドメインのログ・ファイルの表示
アプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタの表示
選択したランタイム・アプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ要素の編集
OTN
Oracle Technology Network。オンラインのOracleテクニカル・コミュニティ。Oracleに基づくアプリケーションを構築するための多様な技術上のリソースを提供する。OTNには、http://www.oracle.com/technetworkからアクセスできる。
Oracle WebLogic Portal
WebLogic Portalには、アプリケーションを統合するためのユーザー・インタフェースが用意されている。WebLogic Portalを使用して、異機種環境から収集したアプリケーション・データと機能を、統合された動的でカスタマイズ可能なWebベースのポータル・ユーザー・インタフェースに表示すると同時に、複数のデバイスをサポートすることができる。強力なポータル・フレームワークとJ2EEセキュリティ基盤に加え、WebLogic Portalには、コンテンツ管理、コミュニティ、パーソナライゼーション、検索、ユーザー管理など、様々なビジネス・サービスが用意されている。WebLogic Portalは、外部コンテンツ管理システムを単一の管理インタフェースに結合できる仮想コンテンツ・リポジトリを提供する。これらの外部リソースのコンテンツを使用してポータルを構築することができる。WebLogic Portalは、コンテンツを作成し、管理するWLPコンテンツ・リポジトリも提供する。
Page Customizableコンポーネント
コンポーザ・タグ・ライブラリに用意されているコンポーネント。実行時に編集可能なページの領域を定義する。この領域内で、ユーザーはコンポーネントのプロパティの編集、ページへのコンテンツの追加、コンテンツの配置などを行える。
ページ階層
ページ同士を親子関係で関連付けるモデル。どのページにも1ページまたは複数ページのサブページを追加できる。この親子モデルはポータルの構造全体の定義に使用できるほか、子ページにその親からセキュリティ・ポリシーを継承させることもできる。
ページ・パラメータ(page parameter)
ページに関連付けられているパラメータ。このパラメータを使用して値を保存し、ページ上のコンポーネントに渡すことができる。また、ページでそのURLを介して値が取れるようにする。ページ・パラメータは、PageDef.xmlの最上部にある<parameter>タグを使用して定義される。ページ・パラメータはページ変数にバインドできる。
ページ・スキーム
ページで使用される背景イメージを決定する。Spacesアプリケーションには、複数のデフォルト・ページ・スキームとカスタム・ページ・スキームを指定するためのオプションが用意されている。
ページ・スタイル
1列または2列など、初期ページ構造を決定する。一部のデフォルト・ページ・スタイルには、特定の目的に役立つタスク・フロー、コンポーネントおよびページ・プロパティも含まれている。たとえば、テキスト・ページ・スタイルを使用して作成されたページには、テキスト・レイアウト・コンポーネントが含まれている。
ページ・テンプレート
全ページにわたって共通にするビュー・エレメントを指定できる。ページ・テンプレート・ファイルとは、ADFレイアウト・コンポーネントやその他のエレメントを持つJSPXファイルのことをいう。一般的に、ページ・テンプレートでは、ヘッダー、フッターおよびコンテンツ領域を含むページ・レイアウトが定義される。また、ページ・テンプレートでは通常、ページに対するナビゲーションUIの配置およびスタイルが指定される。
ページ変数(page variable)
パブリック・ポートレット・パラメータをページにバインドする変数。ページ変数は、PageDef.xmlの<variableIterator>内で定義される。1つのページ変数を、複数のパブリック・ポートレット・パラメータにバインドできる。
Panel Customizableコンポーネント
Composer・タグ・ライブラリに用意されているコンポーネント。実行時にカスタマイズ可能にするOracle ADFコンポーネントおよびポートレットのグループに対し、コンテナ・リージョンを提供する。Panel Customizableコンポーネントの子として追加されたShow Detail Frameコンポーネントおよびポートレットは、Panel Customizableコンポーネントとともに移動または最大化できる。
親コンポーネント
他のコンポーネントを含むコンポーネント。たとえば、タスク・フローを含むボックス・レイアウト・コンポーネントがあげられる。この場合、ボックスはタスク・フローの親コンポーネントである。対照的に、タスク・フローはボックスの子コンポーネントである。
「子コンポーネント」も参照。
参加者
スペースのコンテンツを操作できるSpacesユーザー。参加者は、ドキュメントのアップロードと共有、他のメンバーとのチャットの開始およびチャットへの参加、ディスカッション・トピックの作成、リストの新規作成または既存のリストの表示を行うことができる。
PDK-Java
Java Portlet Developer Kit。Oracle WebCenter Portalを使用してWebコンテンツとアプリケーションを構築および統合するための開発用フレームワーク。ポータルの開発を簡略化する際に役立つツールキット、サンプルおよび技術記事が含まれている。既存のJavaサーブレット、JSP、URLでアクセス可能なコンテンツおよびWebサービスを使用して、それらをポートレットにすることができる。一般的には、外部の開発者とベンダーが、ポートレットとサービスを作成するために使用する。
ピープル・コネクション・サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。ユーザーのエンタープライズ・コネクションを作成し、そのコネクションと対話し、そのコネクションのアクティビティを追跡するためのソーシャル・ネットワーキング・ツールを提供する。
「アクティビティ・ストリーム」、 「コネクション」、「フィードバック」、「メッセージ・ボード」および「プロファイル」も参照。
WebCenter Portalのパーソナライズ
WebCenter Portalサービスの1つ。自分のアプリケーション内のコンテンツを、選択した条件に基づいて対象を定めたアプリケーション・ユーザーに配信できる。WebCenter Portalのパーソナライズによって、動的なアプリケーション・フローを指定するための宣言手段も提供される。
投票サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。アプリケーションのページにオンラインの投票を作成、編集および実施できる。投票によって、対象読者に対するサーベイ(彼らの意見や経験レベルなど)の実施、彼らが重要な情報を思い出すことができるかどうかの調査、およびプレゼンテーションの有効性に対するフィードバックの収集を行える。
ポータル(portal)
Webベース・アプリケーションとの対話および個別のユーザーまたはユーザーのクラスに関連する情報のパーソナライズされた単一のポイントを提供する共通インタフェース(つまり、Webページ)。
ポートレット(portlet)
多数の異なるソースからコンテンツを描画できる再利用可能なWebコンポーネント。ポートレットでは、他のWebサイトからの抜粋の表示、主要情報のサマリーの生成、検索の実行および多様なデータソースの情報を収集したコレクションへのアクセスなどを実行できる。共通のページに様々なポートレットを配置できるため、コンテンツが複数のソースから導出されている場合でも、ユーザーは単一のソースとして利用できる。ポートレット・リソースには、そのまますぐに使用できる多数の構築済のポートレットや、WebCenterのJSR 286、PDK-Javaポートレット・ウィザード、およびその他のポートレット構築ツールを使用して構築されたプログラム的なポートレットが含まれる。
ポートレット・フィルタ
JSR 286の機能の1つ。ポートレットへのリクエストおよびポートレットからのレスポンスの両方で、情報のオンザフライ変換を可能にする。ポートレット・フィルタは、ポートレット・リクエストおよびポートレット・レスポンスのコンテンツを変換できる、再利用可能なコードの断片である。
ポートレット・プロデューサ・アプリケーション・テンプレート
ポートレットの開発に必要な推奨されるプロジェクトおよびテクノロジ・スコープを使用してアプリケーションを作成するために、JDeveloperに用意されているアプリケーション・テンプレート。ポートレット・プロデューサ・アプリケーション・テンプレートは、ポートレットの作成用にスコープ設定された1つのプロジェクト(ポートレット)で構成される。
デプロイ前ツール(Predeployment Tool)
Frameworkアプリケーション用のユーティリティ。Oracle JDeveloperでアプリケーションに追加した新規のプロデューサ登録により、ターゲット・システムの構成を支援する。このユーティリティは、アプリケーションをデプロイする前に実行する必要がある。デプロイ後に、たとえば自分のカスタマイズをエクスポートおよびインポートする場合に、メタデータをステージング環境から本番環境に移行するためにこのユーティリティを使用することもできる。このツールを使用すれば、MDSリポジトリの場所を定義して、ランタイム・カスタマイズを移行できるようにすることも可能。
プライベート・パラメータ(private parameter)
ポートレットにのみ認識されていて、ポートレットが存在するページへの接続がないポートレット・パラメータ。
「パブリック・パラメータ」と対比。
プロデューサ(producer)
ポートレット・コンシューマ(Frameworkアプリケーションまたはポータルなど)間の通信リンク。ポートレットをレンダリングする際、コンシューマ・アプリケーションではそのポートレットのプロデューサをコールし、次にプロデューサがそのポートレットを実行して、その結果をポートレット・コンテンツの形で返す。1つのプロデューサには、1つ以上のポートレットが含まれる。1つのポートレットは、1つのプロデューサにのみ含めることができる。
Oracle WebCenter Portalでは2つのタイプのプロデューサをサポートする。
Oracle PDK-Javaプロデューサ: Java EEアプリケーション・サーバーにデプロイされる。多くの場合、サーバーはリモートで、HTTPでSimple Object Access Protocol (SOAP)を介して通信する。
Web Services for Remote Portlets (WSRP): ユーザーを対象とした視覚的なWebサービスを、ポータルまたは他の中間Webアプリケーションにプラグ・アンド・プレイできるようにするWebサービスの標準。その標準性により、特定の言語(JSR 286、.NET、Perlなど)をベースとする標準対応のコンテナと任意のWSRPポータル間の相互運用が可能。WSRP対応のコンテナにデプロイされたポートレットは、その言語に関係なく、この標準をサポートするあらゆるアプリケーションでレンダリングできる。
パブリック・ユーザー(public user)
WebCenter Portalアプリケーションにアクセスはできるが、ログインできないユーザー。パブリック・ユーザーは、パブリックとして指定されたすべてのページを表示できるが、そのコンテンツをパーソナライズまたは編集することや、なんらかのアクセス制御があるページを表示することはできない。
「認証されたユーザー」と対比。
リソース
ページ・テンプレート、スキン、タスク・フロー、ナビゲーションなど、ユーザーがリソース・マネージャを使用して管理できるアイテム。Spacesでは、構造、外観とレイアウトおよびマッシュアップというカテゴリでリソースを分類する。
リソース・カタログ
統合された検索および参照のユーザー・インタフェースに、本来であれば関連しない1つ以上のリポジトリの結合ビューを提供するカタログ。リソースはソース・リポジトリに作成および公開され、JDeveloperのリソース・パレットを使用している開発者とリソース・カタログ・ビューアを使用しているエンド・ユーザーに公開される。リソース・カタログには、レイアウト・コンポーネント、Oracle ADFコンポーネント、ポートレット、サービス・タスク・フローおよびドキュメントを含めることができる。
リソース索引
WebCenter Portal REST APIにアクセスする際の開始ポイント。GETリクエストをリソース索引URIに送信すると、使用可能なすべてのサービスに対するエントリ・ポイントへのリンクのリストが返される。
リソース・マネージャ
適切な権限のあるユーザーは、アプリケーションのデプロイ後もポータルの開発を続けることができる。リソース・マネージャを使用すると、ユーザーはランタイム・ポータル・リソースを(FrameworkアプリケーションおよびSpacesから)ダウンロードして、さらに開発するためにOracle JDeveloperにインポートすることもできる。これらのリソースをJDeveloperからエクスポートして、デプロイ済アプリケーションにアップロードし直すこともできる。
リソース・タイプ
WebCenter Portal REST APIリンクが識別するリソースのタイプを定義する。リソース・タイプを使用して、GETリクエストのレスポンス本文およびPOSTとPUTの受入可能なリクエスト本文を決定する。また、エンティティに対するresourceType属性を使用してそれらのタイプを一意に識別する。
REST API
Oracle WebCenter Portalは、クライアントから動的にサーバー・データを取得および変更するための、一連のWebベースのREST (REpresentational State Transfer) APIを備えている。REST APIは、ディスカッション・サービス、 ピープル・コネクション・サービスおよびSpacesアプリケーション(Spaces)で使用できる。
リバース・プロキシ・サーバー(Reverse Proxy Server)
サーバーを単一のパブリック・サイトとして公開することで、内部サーバーの物理的な場所を非表示にするサーバー・プロセス。パブリック・サイトへのリクエストは、該当する内部サーバーにルーティングされる。
ラウンドトリップ開発
ラウンドトリップ開発とは、デプロイされた実行時ポータルからリソースを取得し、JDeveloperに戻してメンテナンスや拡張を行う機能および手法である。JDeveloperでリソースを編集した後、リソース・マネージャを使用して、デプロイされたポータルにリソースをアップロードし直すことができる。WebCenter Portalのラウンドトリップ開発機能は、アプリケーション全体を再デプロイせずにポータル・リソースを変更できる、簡単で便利な手段を提供する。
RSSリーダー
アプリケーション・ページに外部ソースからのパブリック・ニュース・フィードを組み込む、Spacesアプリケーションに用意されているRSSリーダー。このRSSリーダーはSpacesでのみ使用でき、Frameworkアプリケーションでは使用できない。
RSSサービス
WebCenter Portalサービスの1つ。他のサービスからのコンテンツをニュース・フィードとして公開する手段を提供する。RSSサービスでは、RSS 2.0とAtom 1.0フォーマットの両方がサポートされている。
自己登録ページ
ユーザーがSpacesアプリケーションに登録し、アイデンティティ・ストア・ログイン・アカウントをユーザー自身で作成できる事前定義済ページ。管理者はこのページの特定の側面をカスタマイズできる。
サービスID (service ID)
Expression Languageでは、特定のサービスを識別する文字列のことをいう。たとえば、文字列oracle.webcenter.collab.announcementはお知らせサービスに対するサービスIDである。
PDK-Javaプロデューサの一意の識別子。PDK-Javaでは、1つのアダプタ・サーブレットの下に複数のプロデューサをデプロイできる。異なるプロデューサは、それぞれの一意のサービスIDによって識別される。サービスIDは、サービスID/プロデューサ名がURLエンドポイントに追加されていない場合にのみ必要。
サーブレット(servlet)
通常はWebサーバー上で実行されるJavaプログラムで、Webサーバーの機能を拡張する。HTTPサーブレットは、クライアントのHTTPリクエストを受け取り、(データベースの問合せなどによって)動的コンテンツを生成し、HTTPレスポンスを返す。
セッション言語
ユーザーが指定する表示言語。セッションCookieの有効期間(ログオンからログオフまで)の間有効となる。ユーザーがブラウザCookieをクリアすると、表示言語がユーザーレベルのデフォルト言語に戻る。指定した場合は、Spaces管理者が設定したアプリケーションレベルのデフォルト言語に戻る。「ようこそ」ページからアクセス可能な「言語の変更」ポップアップでセッション言語を設定する。
共有画面モード(Shared Screen mode)
ポートレットの本体をレンダリングするポートレット・モード。他のポートレットも含むページ上にポートレットを表示できる。各ポートレットには、少なくとも共有画面モードが必要である。
「表示モード」も参照。
Show Detail Frameコンポーネント
コンポーザ・タグ・ライブラリに用意されているコンポーネント。子コンポーネントの周りに境界線またはクロムをレンダリングする。アクション・メニューを含むヘッダーを備えているため、子コンポーネントの表示をカスタマイズするユーザー・インタフェース(UI)コントロールとなる。ただし、子コンポーネントの表示をカスタマイズするには、Show Detail FrameコンポーネントをPanel Customizableコンポーネント内に含める必要がある。
詳細ページを表示モード(Show Details Page mode)
ポートレットをフル・ブラウザで表示するポートレット・モード。たとえば、ページを表示モードのポートレットでは、最近送信した経費報告書10件のみを表示するように制限されるのに対し、詳細ページを表示モードの同じポートレットでは、すべての送信を表示できる。
「ページを表示モード」と対比。
ページを表示モード(Show Page mode)
ブラウザ・ウィンドウ内で追加のポートレットやその他のオブジェクトにスペースを割けるように、小さいポートレット表示を行うポートレット・モード。たとえば、ページを表示モードのポートレットでは、最近送信した経費報告書10件のみを表示するように制限されるのに対し、詳細ページを表示モードの同じポートレットでは、すべての送信を表示できる。
「詳細ページを表示モード」と対比。
類似度計算
特定の条件下で2つのオブジェクトがどの程度類似しているかを指定する類似度スコア(ゼロから1までの数値)を提供するために、アクティビティ・グラフ・サービスによって使用される。それぞれの計算の重み付けによって、その計算が推奨の総合スコアに与える影響が変化する。推奨は、推奨スコアの合計によって順序付けされる。
スキン
アプリケーション全体に対して1か所に設定される、CSS 3.0構文に基づいたスタイルシート。各コンポーネントのスタイルシートを用意したり、各ページにスタイルシートを挿入しなくても、アプリケーション全体に対して1つのスキンを作成できる。
Spacesアプリケーション(Spaces)
ソーシャル・ネットワーキング、コミュニケーション、コラボレーションおよび個人の生産性に対し最新テクノロジを提供する、Webベースのアプリケーション。Spacesでは、サービスとアプリケーションを使用して、他者とのアイディアの交換、個人の仕事関連タスクの経過の記録、重要なアプリケーションとの対話およびプロジェクトと関心事への集中にユーザーが必要とするものをすべて統合する。
スペース・ロゴ
スペースの視覚的なアイデンティティを提供するために「ホーム・スペース」ページ上に表示されるイメージ。全画面モードでは、ページ上部のスペース名の横にもホーム・スペースのロゴが表示される。
スペース・テンプレート
新しいスペースを作成する際の開始点。Spacesにはデフォルトのテンプレートがいくつか組み込まれており、これらを使用してすぐに作業を開始できるほか、既存のスペースを基にしてカスタム・スペース・テンプレートを作成できる。
スペース・スイッチャ
3つの領域を表示するメニュー。「最近のスペース」は、最近アクセスした最大10個のスペースをリストし、その後に、現在のユーザーが直前にアクセスしたスペースを表示する。「マイ・スペース」は、現在のユーザーがアクセス権を持つすべてのスペースをアルファベット順にリストする。リンクのリストを使用すると、メニューからホーム・スペース、Spacesブラウザ・ページおよび「スペースの作成」ダイアログに直接アクセスできる。
タグ・サービス
WebCenter Portalサービスの1つ。ユーザーが、アプリケーションのオブジェクトに独自の条件を適用して、個人的に意味のある条件を使用してこれらのオブジェクトを検索できるようにする。
タスク・フロー
ADF Controllerアクティビティ、制御フロー・ルールおよびユーザーがタスクを完了できるように作用するマネージドBeanのセット。タスク・フローを使用すると、モジュール単位でアプリケーションに制御フローを定義できる。開発者は、アプリケーションを単一のJSFページ・フローとして表すかわりに、再利用可能なタスク・フローのコレクションに分割できる。
テキスト・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。静的ページ・テキストを提供するリッチ・テキスト・エディタ。Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、Rich Text Editorコンポーネントと同等のランタイムである。
有効化ベースのキャッシュ(validation-based caching)
妥当性チェックを使用してキャッシュ・アイテムがまだ有効であるかどうかを確認するキャッシュ方法。
「有効期限ベースのキャッシュ」と対比。
表示モード(View mode)
(JSR 286ポートレットのみ。)他のポートレットも含まれるページ上にJSR 286ポートレットを表示できるポートレット・モード。JSR 286ポートレットに必要なモードはこれのみ。
「共有画面モード」も参照。
WAR
Webアプリケーション・アーカイブ・ファイル。このファイルは、Java EEアプリケーション・サーバーへのアプリケーションのデプロイに使用される。WARファイルは、単一モジュール内にアプリケーションの実行に必要なコンポーネントをすべてカプセル化する。WARファイルには通常、アプリケーションのサーブレット、JSPおよびJSF JSPコンポーネントが含まれる。
「EAR」も参照。
Webクリッピング・ポートレット(Web Clipping portlet)
WebアプリケーションをFrameworkアプリケーションと統合できるブラウザ・ベースの宣言型ツール。このツールは、Webアプリケーションの既存のユーザー・インタフェースを利用して迅速に統合できるように設計されている。Webクリッピング・ポートレットを*.jspxページにドラッグ・アンド・ドロップできる。
Webページ・レイアウト・コンポーネント
コンポーザを介して使用可能なレイアウト・コンポーネント。Spacesアプリケーションで作成された別のWebサイト、wikiまたはブログをページのコンテキスト内に埋め込む手段。Frameworkアプリケーションの設計者にとって、これは、Inline Frameコンポーネントと同等である。
WebCenter Portalアプリケーション
Oracle WebCenter Portal: FrameworkまたはOracle WebCenter Portal: Spacesに基づくWebCenter Portalアプリケーション。
WebCenter PortalのOracle JDeveloper用拡張機能
Oracle JDeveloperの更新ウィザードから使用可能な拡張機能で、FrameworkアプリケーションをOracle JDeveloper内で構築およびデプロイするために必要なライブラリ、テンプレート、ウィザードおよびダイアログをインストールする。
ようこそページ
ようこそページには次の2つのタイプがある。
パブリックようこそページ: Spacesアプリケーションにログインする前にユーザーに表示される事前定義済ページ。
個人用ようこそページ: ユーザーをそのホーム・スペースに案内する事前定義済ページ。
WLS
WebLogic Server。スケーラブルな企業向けのJava Platform, Enterprise Edition (Java EE)アプリケーション・サーバー。WebLogic Serverインフラストラクチャは、様々なタイプの分散アプリケーションのデプロイをサポートしており、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づいてアプリケーションを構築するための理想的な基盤となる。
「統合WLS」も参照。
WLST
WebLogic Scripting Tool。Oracle WebCenter PortalなどのOracle Fusion Middlewareコンポーネントを管理するためのコマンド・ライン・ツール。
WSRP
Web Services for Remote Portlets (WSRP)は、ユーザーを対象とした視覚的なWebサービスを、ポータルまたは他の中間Webアプリケーションにプラグ・アンド・プレイできるようにするWebサービスの標準。その標準性により、特定の言語(JSR 286、.NET、Perlなど)をベースとする標準対応のコンテナと任意のWSRPポータル間の相互運用が可能。WSRP対応のコンテナにデプロイされたポートレットは、その言語に関係なく、この標準をサポートするあらゆるポータル上にレンダリングできる。