Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.6.0) B72084-01 |
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この章では、実行時にページの作成および管理を行うページ・サービスの使用方法について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
ページ・サービスを使用すると、実行時にアプリケーションで新しいページおよびタスク・フローを作成できます。デフォルトまたはカスタムのスタイルおよびテンプレートに基づいてページを作成できます。これらは、ページ - 新規作成タスク・フローまたはページ・サービスAPIのいずれかを使用して作成できます。
ページまたはタスク・フローを作成した後、ユーザーは、ページ・サービス・データ・コントロールまたはページ・サービスAPIのいずれかを使用してこれを表示および管理できます。APIは、アプリケーション内にスコープと呼ばれる作業領域を定義する方法を提供します。スコープは、特定のチームまたはコミュニティを対象とするカスタム・ページを分類する際に便利です(Oracle WebCenter Portal: Spacesのグループ・スペースと似ています)。
表19-1は、ページ・サービスに含まれている開発者ツールについて説明しています。
表19-1 ページ・サービスの開発者ツール
ツール | 説明 |
---|---|
ページ - 新規作成タスク・フロー |
実行時にページまたはタスク・フローを作成するタスク・フロー。 |
PageServiceDCデータ・コントロール |
実行時にリストされたページおよびタスク・フローに関する情報を表示または削除するためのデータ・コントロール。PageServiceDCは、設計時に、ページ・サービス・ライブラリをアプリケーションに追加した後で使用できます。 デフォルトでは、ページ・サービス・ライブラリは、WebCenter Portalのアプリケーション・テンプレートを使用するときまたはページ - 新規作成タスク・フローを追加するときにアプリケーションに追加されます。 |
ページ・サービスAPI |
実行時にページおよびタスク・フローを作成および管理するためのAPI。 |
ページ・サービスは、多くのOracle WebCenter Portal: Services(リンク、検索、タグのサービスなど)と統合されます。最近のアクティビティ・サービスを使用してページでの最新の変更を追跡できます。最近のアクティビティ・サービスと組み合せて動作するように事前に構成されているため、ページ・サービスは、最近のアクティビティ・サービスが使用する情報を自動的に生成し、ページでの最新の追加、変更または削除を表示します。
実行時のサービスの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドを参照してください。
ページ - 新規作成タスク・フローまたはページ・サービスAPIのいずれかを使用して、実行時にページおよびタスク・フローを作成できます。
注意: ページ - 新規作成タスク・フローは、ページおよびタスク・フローを作成し、タスク・フローのパラメータを編集する方法を提供します。コピー、名前変更、スコープの作成などの操作を実行するには、ページ - 新規作成タスク・フローとともにページ・サービスAPIを使用する必要があります。ページ・サービスAPIは、ページ・サービス内のカスタマイズに柔軟性をもたらします。 |
ページ - 新規作成タスク・フローを使用すると、実行時に「ページの作成」ダイアログを起動できます。「ページの作成」ダイアログでは、ユーザーは、事前定義されたスタイル、スキームおよびテンプレートに基づいてページを作成できます。
ページのスタイル、スキームおよびテンプレートは、コンテンツを配置できる領域(つまり、ページ・レイアウト)を記述しているデフォルト・ページ構造とページのルック・アンド・フィールに寄与する背景色およびイメージの両方を提供します。ページを作成するときにページのスタイル、スキーム、スキームの背景色およびテンプレートを選択できます。さらに、ページ・レイアウトのコンポーネントを使用してページの有用性や体裁を向上できます。これらのコンポーネントには、インプレースHTMLテキスト・エディタ、イメージ、レイアウト・ボックス、ハイパーリンクなどが含まれます。
図19-1に実行時の「ページの作成」ダイアログを示します。
一部のページ・スタイルには、ページの特定の使用法を示すプロパティが含まれています。たとえば、Webページ・スタイルには、URLを指定するための構成可能なプロパティが含まれています。多くの使用法の中でも、Webページ・スタイルには、Wikiページまたはブログ・ページを埋め込み、外部のWebコンテンツをアプリケーション内で公開する方法が用意されています。多くの場合、ページを修正するときに、ページ・スキーム、スキームの背景色およびレイアウトを切り替えられます。空白ページで開始し、レイアウトやルック・アンド・フィールを初めから作成することも可能です。
実行時、ページ - 新規作成タスク・フローを使用して作成したページのリストを表示し、これらのページを作成、コピー、更新または削除できます。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのページのレイアウト、スタイルおよびスキームの使用に関する項を参照してください。
この項では、ページ - 新規作成タスク・フローをアプリケーションに追加して、実行時にページを作成できるようにする方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
ページ - 新規作成タスク・フローをWebCenterアプリケーションに追加する手順は、次のとおりです。
第5.3項「ポータルへのページの追加」に記載された手順に従います。
サービスを追加するカスタマイズ可能ページを開きます。
リソース・パレットで「カタログ」、「WebCenter Portal - サービス・カタログ」、「タスク・フロー」と開きます。
「ページ - 新規作成」タスク・フローをページにドラッグ・アンド・ドロップします。
要求されたら、タスク・フローの作成方法として「リージョン」を選択します。
「OK」をクリックします。
ページを保存します。
アプリケーションを実行し、「ページの作成」がページに表示されることを確認します。
「ページの作成」をクリックします。
「ページの作成」ダイアログが開きます(図19-1を参照)。
ページ名を入力し、スキーム、スキームの背景色およびテンプレートを選択します。
「作成」をクリックします。
選択した情報に基づいてページが作成されます。ページが作成される場所の詳細は、第19.2.1.4項「実行時に作成したページの構造」を参照してください。
注意: タスク・フローを追加した後、タスク・フローのパラメータを編集できます。ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータの詳細は、第19.3項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータの値の定義」を参照してください。 ページの詳細情報(実行時に作成したページの削除方法など)は、第19.5項「ページの管理」を参照してください。 |
ページ・サービスは、ADFセキュリティの独自の固有の構成を必要としません。これは、Frameworkアプリケーションのセキュリティ設定に従います。保護されていないアプリケーションでは、「ページの作成」ダイアログで作成されたすべてのページは、データ・コントロールに表示され、すべての人が表示できます。保護されているアプリケーションでは、ユーザーは、自分で作成したページまたは権限を付与されているページのみを表示できます。
アプリケーションおよびページ - 新規作成タスク・フローを保護する手順は次のとおりです。
第7.2.1.1項「サービスのセキュリティの実装」の手順に従います。
アプリケーション・ページにページ - 新規作成タスク・フローを追加した後、アプリケーション・リソースで「jazn-data.xml」
ファイルをダブルクリックし、ADFセキュリティ・ポリシー・エディタを開きます。
必要に応じて、「タスク・フロー」タブをクリックしてこれを表示します。
「タスク・フロー」列で、page-create-newタスク・フローを選択します(図19-2)。
「ロールに付与済」で「追加」アイコンをクリックし、タスク・フローのアクセス権限を付与するユーザー・ロールを追加します。
ユーザー・ロールを追加した後、「ADFセキュリティ・ポリシー」ダイアログでロールを選択し、「アクション」で、選択したロールに適用する権限を選択します。
「Webページ」タブをクリックし、ページ - 新規作成タスク・フローを追加したページにセキュリティを適用します(図19-3)。
手順3から6で説明した同じ手順(ページの選択、ロールの追加、権限の適用)に従います。
注意: PageServiceDCデータ・コントロールは、保護されたアプリケーションまたは保護されていないアプリケーションに対するセキュリティ設定を必要としません。 |
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドの章「ページ・サービスとOracle Composerの概要」を参照してください。
ページ - 新規作成タスク・フローまたはページ・サービスAPIを使用して実行時に作成したページは、アプリケーションのルートの下にあるmds
フォルダに格納されます。表19-2に、ページおよびタスク・フローのファイル名に使用されるデフォルトの書式の例を示します。
表19-2 デフォルトのファイル名の書式
ファイル・タイプ | 書式 |
---|---|
ページ |
例: |
ページ定義 |
|
タスク・フローのビュー・ページ |
|
タスク・フローのビュー・ページ定義 |
|
タスク・フロー定義 |
|
ページ・サービスAPIを使用してページを作成する場合、ファイル名の書式にカスタム値を指定できます。例: myPage<N>.jspx (Nの値は1から始まります)
次の例は、ユーザーuser1
によって実行時に作成されたページ(Page1.jspx
)およびそれに関連するページ定義(Page1PageDef.xml
)の構造を示しています。
例19-1 デフォルトのスコープで作成されたページ
mds\oracle\webcenter\page\scopedMD\s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed\user\user1\Page1.jspx
例19-2 デフォルトのスコープで作成されたページ定義
mds\pageDefs\oracle\webcenter\page\scopedMD\s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed\user\user1\Page1PageDef.xml
例19-4で、scopeGUID
は、ページ・サービスによって特定のスコープに割り当てられた一意のIDです。
例19-5 デフォルトのスコープで作成されたタスク・フローのビュー・ページ
mds\oracle\webcenter\page\scopedMD\s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed\user\user1\Page1.jspx
例19-6 デフォルトのスコープで作成されたタスク・フロー定義
mds\oracle\webcenter\page\scopedMD\s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed\user\user1\Page1.xml
例19-7 デフォルトのスコープで作成されたタスク・フローのビュー・ページ定義
mds\pageDefs\oracle\webcenter\page\scopedMD\s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed\user\user1\Page1PageDef.xml
例19-10 カスタム・スコープで作成されたタスク・フローのページ定義
mds\pageDefs\oracle\webcenter\page\scopedMD\<scopeGUID>\Page1PageDef.xml
例19-10で、scopeGUID
は、ページ・サービスによって特定のスコープに割り当てられた一意のIDです。
デフォルトのスコープのページにアクセスするには、次のURLを入力します。
http://<server>:<port>/<app name>/faces/oracle/webcenter/page/scopedMD/s8bba98ff_4cbb_40b8_beee_296c916a23ed/user/<user guid>/Page1.jspx
カスタム・スコープのページにアクセスするには、次のURLを入力します。
http://<server>:<port>/<app name>/faces/oracle/webcenter/page/scopedMD/<scope guid>/Page1.jspx
この項では、ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータの値にアクセスし、これを定義する方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする手順は、次のとおりです。
アプリケーション・ナビゲータに移動し、「ページ - 新規作成」タスク・フローで.jspx
ページを右クリックします。
「ページ定義に移動」を選択し、スクロールして「ページの作成」タスク・フローを選択します。
「編集」(鉛筆)アイコンをクリックし、任意のパラメータを編集します。
設計ビューの「ページ・データ・バインディング定義」を図19-4に示します。
図19-5に示すように、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログが開きます。
次のページ - 新規作成のオプション・パラメータを使用できます。
詳細は、第19.3.2項「ページ - 新規作成タスク・フローのスコープの設定」を参照してください。
詳細は、第19.3.3項「結果パラメータの設定」を参照してください。
詳細は、第19.3.4項「スタイルの指定」を参照してください。
詳細は、第19.3.5項「ADFテンプレートの指定」を参照してください。
詳細は、第19.3.6項「コマンド・リンクの表示」を参照してください。
詳細は、第19.3.7項「イメージの表示」を参照してください。
詳細は、第19.3.8項「ラベルのカスタマイズ」を参照してください。
デフォルトでは、ページ - 新規作成タスク・フローを使用して作成したページおよびタスク・フローはデフォルトのスコープに格納されます。ページ - 新規作成タスク・フローに特定のスコープを割り当てるには、図19-6に示すように、スコープ名をoracle_webcenter_page_createpage_scopename
パラメータに割り当てる必要があります。
図19-6 oracle_webcenter_page_createpage_scopenameパラメータ
図19-6で、PageViewBean
は、getScopeName()
メソッドを起動してscopeName
の値をフェッチするカスタム・マネージドBeanです。これは、ページ・サービスAPIを使用します。これを実行することによって、ページ - 新規作成タスク・フローは、すべてのページおよびタスク・フローをデフォルトのスコープではなく指定したスコープの下に作成します。
次のサンプル・コードは、スコープの作成のみを強調しています。スコープがすでに存在する場合、ユーザーは、スコープ名をScope
オブジェクトから取得できます。
例19-11 アプリケーション・ページのスコープの作成
import oracle.webcenter.framework.service.Scope; import oracle.webcenter.framework.service.ScopeAlreadyExistsException; import oracle.webcenter.framework.service.ServiceContext; public class PageViewBean { private String scopeName; public String getScopeName() { String scopeName = "MyScope"; ServiceContext sContext = ServiceContext.getContext(); try { Scope scope = sContext.createScope(scopeName); // Creates a new scope this.scopeName = scope.getName(); // Returns the scope name sContext.setScope(scope); // Setting the Scope. This step is important. } catch (ScopeAlreadyExistsException scopeExistsException) { System.out.println("Scope Already Exists..."); } return this.scopeName; } public void setScopeName(String scopeName) { this.scopeName = scopeName; } }
結果パラメータは、ページが作成された後にコールされるJavaメソッドを定義します。このメソッドでは、動的コンテンツのページへの追加、ダイアログをコールして新しいページの作成を確認するユーザー・インタフェースのリフレッシュ、または新しく作成したページへのブラウザ・ナビゲーションの開始を実行できます。ページ作成後に起動されるようにJavaメソッドを指定するには(つまり、ユーザーが「ページの作成」ダイアログで「作成」ボタンをクリックした後にJavaメソッドがコールされる)、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログで次のように入力します。
oracle_webcenter_page_createpage_outcome = ${'view.MyTestClass.go'}
文字列パラメータを使用するかまたはパラメータなしのいずれかでメソッドを定義できます。この文字列パラメータ値は、フルパスでの新しいページの名前です。メソッドが両方の方法で定義される場合、パラメータ付きの方が起動されます。
次の例では、メソッドgo(String newPagePath)
が起動されます。このメソッドは、JavaクラスMyTestClass.java
のある新しく作成されたページにユーザーをリダイレクトします。newPagepath
の値は、ページ・サービスによって渡されます。
package view; import javax.faces.context.ExternalContext; import javax.faces.context.FacesContext; import javax.faces.event.ActionEvent; public class MyTestClass { public MyTestClass() { } /* This method is executed only when there is no other go(String newPagePath) method with a String argument . */ public void go() { System.out.println("go() method without parameters executed."); } /* This method is prioritized and executed even when there are other go() methods without arguments. */ public void go(String newPagePath) { System.out.println("go(String newPagePath) method with parameter executed."); try { FacesContext context = FacesContext.getCurrentInstance(); String viewID = context.getViewRoot().getViewId(); System.out.println("ViewID=" + viewID); ExternalContext extCtx = context.getExternalContext(); String targetURI = extCtx.getRequestContextPath() + "/faces" + viewID; System.out.println("Navigate to: " + targetURI); extCtx.redirect(targetURI); context.responseComplete(); } catch (Exception ee) { System.out.println("Error: " + ee.toString()); } } }
ページ・サービスには、ページ・サービス・ライブラリ内にパッケージ化されている、即時利用可能なスタイルが用意されています。これらのスタイルを使用するかまたは独自のカスタム・スタイルを作成できます。
この項では、即時利用可能なスタイルおよびカスタム・スタイルの適用方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
次の即時利用可能なスタイルが用意されています(図19-1を参照)。
空白
左を狭く
右を狭く
3列
ストレッチ
テキスト・ページ
Webページ
即時利用可能なスタイルをページ - 新規作成タスク・フローと関連付けるには、オプションのパラメータoracle_webcenter_page_createpage_templatefile
を使用します。このパラメータ値を使用して即時利用可能なスタイルのリストを含むファイルの場所を指定します。
即時利用可能なスタイルをページ - 新規作成タスク・フローと関連付ける手順は次のとおりです。
mystyles
という名前のフォルダをFrameworkアプリケーションのpublic_html
フォルダの下に作成します。
mystyles
内に、default_pageservice_styles.xml
という名前のファイルを作成します。
templateDef
要素を使用して、即時利用可能なスタイルすべてに対するエントリを追加します。
templateDef
要素は、次の属性を取ります。
name
: この属性は、ページ・スタイルを定義する.jspx
ページへのパスを指定します。デフォルトのスタイルを使用する場合、使用するスタイルを定義するページへのパスを指定する必要があります。デフォルトのページ・スタイルのページ・ファイルは、ページ・サービス・ライブラリ内にあります。次に例を示します。
name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateThreeColumn.jspx"
TemplateThreeColumn.jspx
は、3列テンプレート・スタイルを定義するページ・サービス・ライブラリ内のページです。
title
: title
に入力した値は、「ページの作成」ダイアログのスタイルのラベルとして使用されます。即時利用可能なスタイルのタイトルは任意の名前に変更できます。例: title="Three Column Layout"
またはtitle="Sales Standard"
。
icon
: この属性は、スタイルのイメージ・アイコンを指定します。
即時利用可能なスタイルの場合、スタイルのアイコンを指定しないと、ページ・サービスは、即時利用可能なスタイルそれぞれに割り当てられたデフォルトのアイコンを自動的に使用します。
例19-12にその他の即時利用可能なスタイルをリストしているサンプルのdefault_pageservice_styles.xml
ファイルの内容を示します。
例19-12 サンプルのdefault_pageservice_styles.xmlファイル
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <templatesDef xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/page"> <templateDef name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateThreeColumn.jspx" title="Three Column Layout" /> <templateDef name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateText.jspx" title="Text Page" /> <templateDef name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateStretch.jspx" title="Stretch" /> <templateDef name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateWeb.jspx" title="Web Page" /> <templateDef name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateBlank.jspx" title="Blank" /> <templateDef name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateNarrowLeft.jspx" title="Left Narrow Column Layout" /> <templateDef name="/oracle/webcenter/page/pstemplates/TemplateNarrowRight.jspx" title="Right Narrow Column Layout" /> </templatesDef>
第19.3.1項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする方法」の説明のとおりに、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます。
oracle_webcenter_page_createpage_templatefile
パラメータ値を${'/mystyles/default_pageservice_style.xml'}
に設定します。
次に例を示します。
oracle_webcenter_page_createpage_templatefile = ${'/mystyles/default_pageservice_style.xml'}
「OK」をクリックします。
この例では、Newsというラベルの付いたカスタム・スタイルをページ - 新規作成タスク・フローと関連付けます。
カスタム・スタイルをページ - 新規作成タスク・フローと関連付ける手順は次のとおりです。
.jspx
ファイルでカスタム・スタイルを定義します(たとえば、NewsTemplate.jspx
)。
XMLファイルでカスタム・スタイルのエントリを追加します(たとえば、custom_pageservice_style.xml
)。
次に例を示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <templatesDef xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/page"> <templateDef name="NewsTemplate.jspx" title="News" icon="/images/news.png" /> </templatesDef>
custom_pageservice_style.xml
をアプリケーションのpublic_html
フォルダ内のフォルダに保存します。
次に例を示します。
…/public_html/mystyles/custom_pageservice_style.xml
次のファイルは、custom_pageservice_style.xml
と同じフォルダに配置する必要があります。
カスタム・スタイルを定義するファイル(たとえば、NewsTemplate.jspx
)。
カスタム・スタイル・ファイルのページ定義ファイル(たとえば、NewTemplatePageDef.xml
)。
カスタム・スタイルのベースであるADFテンプレート(たとえば、defaultTemplate.jspx
)。この手順は、ADFテンプレートを使用している場合のみ該当します。
注意: 次の項で説明するように |
第19.3.1項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする方法」の説明のとおりに、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます。
oracle_webcenter_page_createpage_templatefile
パラメータを${'/mystyles/custom_pageservice_style.xml'}
に設定します(ここで、mystyles
はアプリケーションのpublic_html
フォルダの下のフォルダです)。
次に例を示します。
oracle_webcenter_page_createpage_templatefile = ${'/mystyles/custom_pageservice_style.xml'}
設計時と実行時の両方のページで同じテンプレートを使用する場合、ADFテンプレートを使用できます。必要なことは、ページ - 新規作成タスク・フローがテンプレートの場所を指すようにすることのみです。
ADFテンプレートをページ - 新規作成タスク・フローと関連付ける手順は次のとおりです。
第19.3.1項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする方法」の説明のとおりに、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます。
oracle_webcenter_page_creatpage_adftemplate
パラメータの隣の「値」列で、ADFテンプレートへのパスを入力します。
次に例を示します。
${'templates/portalTemplate.jspx'}
図19-7では、portalTemplate.jspx
というADFテンプレートが使用されます。
図19-7 oracle_webcenter_page_createpage_adftemplateパラメータ
ADFテンプレートはアプリケーションのpublic_html
フォルダにあります。この場合、portalTemplate.jspx
のパスは、../public_html/templates/portalTemplate.jspx
です。
「OK」をクリックします。
デフォルトでは、ページ - 新規作成タスク・フローはコマンド・ボタンとしてレンダリングされます。かわりに、これをコマンド・リンク(図19-8)としてレンダリングすることを指定できます。
ページ - 新規作成タスク・フローをコマンド・リンクとしてレンダリングする手順は次のとおりです。
第19.3.1項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする方法」の説明のとおりに、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます。
oracle_webcenter_page_createpage_uitype
パラメータを次の値に修正します: ${'link'}
。
次に例を示します。
oracle_webcenter_page_createpage_uitype = ${'link'}
「OK」をクリックします。
アイコンをページ - 新規作成タスク・フロー・ボタンまたはリンクと関連付けることができます。たとえば、図19-9にページ・アイコンを備えたコマンド・リンクとしてレンダリングされたタスク・フローを示します。
図19-10にページ・アイコンを備えたコマンド・ボタンとしてレンダリングされたタスク・フローを示します。
「ページ - 新規作成」タスク・フロー・ボタンまたはリンクのアイコンを指定する手順は次のとおりです。
第19.3.1項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする方法」の説明のとおりに、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます。
oracle_webcenter_page_createpage_icon
パラメータを次の値に修正します: {'/images/page.jpg'}
。
次に例を示します。
oracle_webcenter_page_createpage_icon = ${'/images/page.jpg'}
「OK」をクリックします。
デフォルトでは、ページ - 新規作成タスク・フローのコマンド・ボタンまたはリンクのラベルは「ページの作成」です。oracle_webcenter_page_createpage_label
パラメータ値を使用して、独自の値を指定できます。
図19-11にカスタム・ラベルを備えたコマンド・ボタンとしてレンダリングされたタスク・フローを示します。
コマンド・ボタンまたはリンクのラベルを変更する手順は次のとおりです。
第19.3.1項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする方法」の説明のとおりに、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます。
oracle_webcenter_page_createpage_label
パラメータを希望する文字列値に修正します。
次に例を示します。
oracle_webcenter_page_createpage_label = ${'Create New Page'}
「OK」をクリックします。
タスク・フローのビュー・ページの作成には、次のタイプのオブジェクトが必要です。
タスク・フローのビュー・ページ(JSFFファイル)
ページ・ビューのページ定義
タスク・フローを定義するタスク・フロー定義XMLファイル
ページ - 新規作成タスク・フローによりタスク・フローのビュー・ページの作成を有効にする手順は次のとおりです。
設計時に、ページ - 新規作成タスク・フローをページ(home.jspx
)に追加します。
第19.3.1項「ページ - 新規作成タスク・フローのパラメータにアクセスする方法」の説明のとおりに、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを開きます。
oracle_webcenter_page_createpage_label
パラメータに指定された値を修正して「ページの作成」ボタンまたはリンクのラベルを変更します。
次に例を示します。
oracle_webcenter_page_createpage_label = ${'Create Task Flow'}
「OK」をクリックします。
XMLファイル(たとえば、custom_taskflow_styles.xml
)を作成し、すべてのタスク・フローのスタイルのエントリを含めます。
次に例を示します。
<?xml version='1.0' encoding="UTF-8"?> <templatesDef xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/page"> <templateDef name="mytaskflow_view.jsff" title="News" icon="/images/news.png" type="taskflow"/> </templatesDef>
XMLファイルの要素templateDef
には、次の属性が含まれています。
name
: タスク・フローのビュー・ページの名前を指定します
title
: 「ページの作成」ダイアログでタスク・フローのビュー・ページ・スタイルと関連付けるラベルを指定します
icon
: タスク・フローのイメージ・アイコンを指定します
アプリケーションのpublic_html
フォルダの下に、フォルダ(たとえば、mystyles
)を作成し、これにcustom_taskflow_styles.xml
ファイルを追加します。
次のファイルもmystyles
フォルダの下にあることを確認します。
mytaskflow_view.jsff
(タスク・フローのビュー・ページ)
mytaskflow_viewPageDef.xml
(タスク・フローのビュー・ページ定義)
mytaskflow_view.xml
(タスク・フロー定義)
「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを再び開き、手順5で作成したXMLファイルへのパスをoracle_webcenter_page_createpage_templatefile
パラメータに指定します。
次に例を示します。
oracle_webcenter_page_createpage_templatefile=${'/mystyles/custom_taskflow_styles.xml' }
この例では、mystyles
は、アプリケーションのpublic_html
フォルダの下のフォルダです。
home.jspx
ページを実行し、「タスク・フローの作成」ボタンをクリックします。
タスク・フローのタイトルを入力し、「ニュース」スタイルを選択し(第19.3.4.2項「カスタム・スタイル」を参照)、「作成」をクリックします。
新しいタスク・フローのビュー・ページがレンダリングされます。
タスク・フローが作成される場所の詳細は、第19.2.1.4項「実行時に作成したページの構造」を参照してください。
ページ・サービス・データ・コントロールまたはページ・サービスAPIのいずれかを使用してページを管理できます。この項の内容は、次のとおりです。
ページ・サービス・データ・コントロールを使用してページ・サービス・ビューをカスタマイズできます。データ・コントロールを使用すると、実行時に既存のページの情報を表示したり、リストされたページを削除することができます。ページ・サービス・データ・コントロール(PageServiceDC
)は、ページ・サービス・ライブラリに含まれていて、設計時、このライブラリをアプリケーションに追加した後に使用できます。
ページ・サービス・データ・コントロールの詳細は、第19.8.2項「ページ・サービス・データ・コントロールの使用」を参照してください。
ページ・サービスは、ページおよびタスク・フローを管理するAPIを提供します。これらには、ページおよびタスク・フローの削除、非表示ステータスの変更、ページ・スキーム(名前、背景色、背景イメージ)の変更およびページのコピーを行うAPIが含まれています。
ページ・サービスAPIの詳細は、第19.8.1項「ページ・サービスJava APIの使用方法」を参照してください。
実行時、ユーザーが「ページの作成」オプションをクリックすると、「ページの作成」ダイアログは、ページを作成するための一連の事前定義されたスタイルを表示します(図19-1を参照)。ユーザーは、これらのページ・スタイルの1つを選択し、関連するスタイルのテンプレートに基づいてページを作成します。スタイルは、ページに特別なルック・アンド・フィールを提供します。テンプレートは、ページ・レイアウトを提供します。テンプレートは、実行時ページの基になるADFページです。ページは、デフォルトまたはカスタムのスタイルおよびテンプレートに基づくことができます。
「ページの作成」ダイアログにカスタムの選択肢を用意するには、それを、たとえば/mytemplates/templates.xml
で定義する必要があります。ディレクトリ/mytemplates
はWebコンテンツのルートの下に配置してください。
「ページの作成」ダイアログで使用可能なデフォルトのオプションを使用しないことを選択した場合、次のタイプのカスタム・テンプレートをアプリケーションで使用できます。
実行時ページで使用するページおよびページ・フラグメントのテンプレート
ページおよびページ・フラグメントのテンプレートのベースとして使用するADFテンプレート
「ページの作成」ダイアログ自体が使用するテンプレート
この項では、ページ - 新規作成タスク・フローをカスタマイズし、「ページの作成」ダイアログおよび実行時に作成した新しいページに様々なテンプレートを使用する方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
設計の要件に応じてカスタム・ページ・テンプレートを作成し、ページ・スタイルをこれらのテンプレートと関連付けることができます。「ページの作成」ダイアログのスタイル・オプションを制限するか、または様々なスタイル・セットを提供する場合、次の高水準のタスクを実行する必要があります。
様々なページ・スタイル用のテンプレートとして使用するページまたはページ・フラグメントを作成します。
「ページの作成」ダイアログのパラメータを編集して、新しいページ・スタイルを指定します。
この項では、両方の手順を行います。この項の内容は、次のとおりです。
ページまたはページ・フラグメントのスタイルを作成する手順は次のとおりです。
Oracle JDeveloperで、必要なすべての情報(ヘッダー、ようこそメッセージ、ログイン/ログアウトのリンクなど)を含むJSFテンプレートを作成します。
ページを作成するとき、そのテンプレートに基づいてページ(JSPX)を作成します。
タスク・フローを作成するとき、そのテンプレートに基づいてページ・フラグメント(JSFF)を作成します。
テンプレートに基づいてページを作成するとき、ページ・サービスは、実際にテンプレートをコピーし、これに基づいて新しいページを作成します。
必要なすべての内容をJSPXファイルまたはJSFFファイルに入れます。
たとえば、コンテンツを表示するファセットがある場合、Page Customizableコンポーネントをコンポーザからその周囲にドロップし、実行時にページを編集可能にできます。document title
、styleClass
およびinlineStyle
の各属性に正しい値を設定したことを確認します。
注意: このページまたはページ・フラグメントが実行時にカスタマイズできるページのテンプレートとして使用される場合、このページまたはフラグメントのすべてのコンポーネントの |
例19-13にページ・フラグメントのスタイルpstemplateview.jsff
のサンプル・コードを示します。
例19-13 新しいページ・スタイルのサンプル・コード
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?> <!-- Copyright (c) 2006, 2008, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. --> <jsp:root xmlns:jsp="http://java.sun.com/JSP/Page" version="2.1" xmlns:pe="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor" xmlns:cust="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable" xmlns:f="http://java.sun.com/jsf/core" xmlns:af="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich"> <jsp:directive.page contentType="text/html;charset=utf-8"/> <f:loadBundle basename="oracle.webcenter.page.view.resource.PGUIBundle" var="res"/> <f:view> <af:document title="#{pageDocBean.title}" id="docrt"> <af:form usesUpload="true" id="f1"> <af:pageTemplate viewId="/oracle/webcenter/page/pstemplates/defaultTemplate.jspx" id="T"> <f:facet name="content"> <pe:pageCustomizable id="pcl1"> <af:panelStretchLayout id="psl2" styleClass="replace_with_scheme_name" inlineStyle="replace_with_inline_style"> <f:facet name="center"> <af:panelGroupLayout id="pgl1" layout="scroll"> <pe:layoutCustomizable id="lc1" showLayoutChanger="#{pageServiceBean.isEditMode}" text="Change Layout" showIcon="false" type="threeColumnNarrow" shortDesc="Layout Changer"> <cust:panelCustomizable id="mainC"/> <f:facet name="contentA"> <cust:panelCustomizable id="cnta"/> </f:facet> <f:facet name="contentB"> <cust:panelCustomizable id="cntb"/> </f:facet> </pe:layoutCustomizable> </af:panelGroupLayout> </f:facet> </af:panelStretchLayout> <f:facet name="editor"> <pe:pageEditorPanel id="pep1"/> </f:facet> </pe:pageCustomizable> </f:facet> </af:pageTemplate> </af:form> </af:document>
注意: スタイルを定義するJSPXページのページ定義ファイルには、 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <pageDefinition xmlns="http://xmlns.oracle.com/adfm/uimodel" version="11.1.1.41.30" id="ps_pagedefusage" Package="ps_package"> |
または、作成しているJSPXテンプレート・ファイルまたはJSFFテンプレート・ファイルは、ADFテンプレートに基づくことができます。
例19-14にADFテンプレートのサンプル・コードを示します。
注意: 独自のADFテンプレートを設計することを選択してページ・スタイルを設定する場合、 |
例19-14 ADFテンプレートを使用するページ・スタイルのサンプル・コード
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?> <!-- Copyright (c) 2006, 2008, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. --> <jsp:root xmlns:jsp="http://java.sun.com/JSP/Page" version="2.1" xmlns:pe="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor" xmlns:cust="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable" xmlns:f="http://java.sun.com/jsf/core" xmlns:af="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich"> <jsp:directive.page deferredSyntaxAllowedAsLiteral="true"/> <jsp:directive.page contentType="text/html;charset=utf-8"/> <f:view> <af:document title="#{pageDocBean.title}" id="docrt"> <af:form usesUpload="true" id="f1"> <af:pageTemplate viewId="/oracle/webcenter/webcenterapp/view/templates/WebCenterAppShellTemplate.jspx" value="#{bindings.shellTemplateBinding}" id="T"> <f:facet name="content"> <pe:pageCustomizable id="pcl1"> <af:panelStretchLayout id="psl2" styleClass="replace_with_scheme_name" inlineStyle="replace_with_inline_style"> <f:facet name="center"> <af:panelGroupLayout id="pgl1" layout="scroll"> <pe:layoutCustomizable id="lc1" showLayoutChanger="#{pageServiceBean.isEditMode}" text="#{uib_o_w_w_r_WebCenter.LABEL_CHANGE_LAYOUT}" showIcon="false" type="oneColumn" shortDesc="#{uib_o_w_w_r_WebCenter.LABEL_CHANGE_LAYOUT}"> <cust:panelCustomizable id="mainC"/> <f:facet name="contentA"> <cust:panelCustomizable id="cnta"/> </f:facet> <f:facet name="contentB"> <cust:panelCustomizable id="cntb"/> </f:facet> </pe:layoutCustomizable> </af:panelGroupLayout> </f:facet> </af:panelStretchLayout> <f:facet name="editor"> <pe:pageEditorPanel id="pep1"/> </f:facet> </pe:pageCustomizable> </f:facet> </af:pageTemplate> </af:form> </af:document> </f:view> </jsp:root>
例19-15にADFテンプレートportalTemplate.jspx
に基づくページ・スタイルNewsTemplate.jspx
のサンプル・コードを示します。af:pageTemplate
タグのviewId
属性は、使用されるADFテンプレートの名前を指定します。
ADFテンプレートの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Webユーザー・インタフェース開発者ガイド』を参照してください。
例19-15 ADFテンプレートのページ・スタイルのサンプル・コード
<?xml version='1.0' encoding='utf-8'?> <!-- Copyright (c) 2006, 2008, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. --> <jsp:root xmlns:jsp="http://java.sun.com/JSP/Page" version="2.1" xmlns:pe="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor" xmlns:cust="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable" xmlns:f="http://java.sun.com/jsf/core" xmlns:af="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich"> <jsp:directive.page contentType="text/html;charset=utf-8"/> <f:loadBundle basename="oracle.webcenter.page.view.resource.PGUIBundle" var="res"/> <f:view> <af:document title="#{pageDocBean.title}"> <af:form usesUpload="true"> <af:pageTemplate viewId="/mytemplates/portalTemplate.jspx" value="#{bindings.pageTemplateBinding}"> <f:facet name="pageContent"> <pe:pageCustomizable id="pgc1"> <af:panelStretchLayout id="psl1" styleClass="#{pageDocBean.CSSStyle}" inlineStyle="#{pageDocBean.inlineStyle}"> <f:facet name="center"> <af:panelGroupLayout id="pgl1" layout="scroll"> <pe:layoutCustomizable id="lc1" showLayoutChanger="#{pageServiceBean.isEditMode}" text="#{res['TEMPLATE.CHANGE_LAYOUT']}" showIcon="false" type="oneColumn" shortDesc="#{res['TEMPLATE.CHANGE_LAYOUT']}"> <cust:panelCustomizable id="mainC"> <cust:showDetailFrame id="sdf2" showMinimizeAction="none" showMoveAction="none" showRemoveAction="none" displayHeader="false" displayShadow="false" stretchContent="false" shortDesc="#{null}" background="light" showResizer="never" text="Text"> <af:richTextEditor id="rtepc" clientComponent="true" simple="true" label="#{null}" rows="20" readOnly="false" contentStyle="width:100%;"/> </cust:showDetailFrame> </cust:panelCustomizable> <f:facet name="contentA"> <cust:panelCustomizable id="cnta"/> </f:facet> <f:facet name="contentB"> <cust:panelCustomizable id="cntb"/> </f:facet> </pe:layoutCustomizable> </af:panelGroupLayout> </f:facet> </af:panelStretchLayout> <f:facet name="editor"> <pe:pageEditorPanel/> </f:facet> </pe:pageCustomizable> </f:facet> </af:pageTemplate> </af:form> </af:document> </f:view> </jsp:root>
別のスタイルを表示するまたはスタイルに別のテンプレートを使用するには、これを、たとえば/mytemplates/templates.xml
で定義する必要があります。ディレクトリ/mytemplates
はWebコンテンツのルートの下に配置してください。templates.xml
ファイルの詳細は、第19.3.4項「スタイルの指定」を参照してください。
例19-16にサンプルのtemplates.xml
ファイルを示します。
例19-16 templates.xmlファイル
<?xml version='1.0' encoding="UTF-8"?> <templatesDef xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/page"> <templateDef name="TemplateBlank.jspx" title="Blank"/> <templateDef name="TemplateNarrowLeft.jspx" title="Left Narrow Column Layout"/> <templateDef name="TemplateNarrowRight.jspx" title="Right Narrow Column Layout"/> <templateDef name="TemplateThreeColumn.jspx" title="Three Column Layout"/> <templateDef name="TemplateStretch.jspx" title="Stretch"/> <templateDef name="TemplateText.jspx" title="Text"/> <templateDef name="TemplateWeb.jspx" title="Web"/> <templateDef name="NewsTemplate.jspx" title="News"/> </templatesDef>
「ページの作成」ダイアログのスタイルを編集し、参照を新しいページ・スタイルに追加する手順は次のとおりです。
/mytemplates/templates.xml
ファイルを作成し、表示しないデフォルトのページ・スタイルのtemplateDef
エントリをコメント・アウトします。
別のテンプレートと関連付けるスタイルのtemplateDef
エントリで、次の例に示すようにname
属性およびtype
属性を編集します。
<templateDef name="pstemplateview.jsff" title="News" icon="/images/news.png" type="taskflow"/>
これらの意味は、次のとおりです。
name
は、使用するページ・スタイルの名前です。
title
は、「ページの作成」ダイアログでスタイルに表示されるラベルです。
type
は、ページ・スタイルのタイプです。これは、値page
またはtask flow
を取ります。デフォルト値page
は、スタイルの関連付けられたテンプレートに基づいてページを作成します。値task flow
は、スタイルの関連付けられたテンプレートに基づいてページのタスク・フロー・ビューを作成します。
新しいスタイルを「ページの作成」ダイアログに追加する場合、次の例に示すように、templateDef
エントリを追加します。
<templateDef name="pstemplateview3.jsff" title="Rich Text" type="taskflow" forGroupSpace="false"/>
XMLファイルを保存します。
実行時、「ページの作成」ダイアログは指定したスタイルを表示します。これらのスタイルを使用してユーザーが作成するページおよびタスク・フロー・ページ・ビューは、定義したJSPXテンプレートまたはJSFFテンプレートに基づきます。
ページ・テンプレートがADFテンプレートに基づいている場合、ページ作成タスク・フローを構成して、ユーザーやスコープなどの異なる条件に応じて、異なるADFテンプレートを使用できます。
次のいずれかの方法で実行時ページ作成に使用するADFテンプレートを指定できます。
ページ作成タスク・フローでoracle_webcenter_page_createpage_adftemplate
パラメータを使用(第19.3.4項「スタイルの指定」を参照)。
createPage()
APIおよびcreateTaskflow()
APIでADFTemplateViewID
パラメータを使用。
ADFテンプレートに基づいたJSPXページ・テンプレートには、viewId
属性が指定されたaf:pageTemplate
タグが含まれています。viewId
属性には、このADFテンプレートの名前が含まれています。例19-15にADFテンプレートportalTemplate.jspx
に基づいたページ・テンプレートを示します。
ページ作成時に使用するADFテンプレート名を指定すると、ページ・サービスは、ページ・テンプレートでaf:pageTemplate
タグを探し、指定した値を持つviewId
属性を更新します。
この項では、指定された状況でどのADFテンプレートを使用するかを指定する方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
タスク・フローのパラメータを使用してADFテンプレート名を指定する手順は次のとおりです。
ページ - 新規作成タスク・フローを含むJSPXファイルを開きます。
ページ名を右クリックし、「ページ定義に移動」を選択します。
ページ定義ファイルの「実行可能ファイル」の下で「ページの作成」タスク・フローを選択し、ヘッダーにある「編集」アイコンをクリックします。
「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログが開かれ、このタスク・フローでサポートされる入力パラメータのリストが表示されます。
oracle_webcenter_page_createpage_adftemplate
パラメータを設定します。
一定の値(たとえば、${'/mytemplates/defaultTemplate2.jspx'}
)を定義する場合、このADFテンプレートは、ページの作成タスク・フローを使用して作成したすべてのページに使用されます。
ただし、パラメータにEL値を指定することによって、異なる条件(ユーザーやスコープなど)に基づいて異なるADFテンプレートを使用することができます。
たとえば、2人のユーザーuser1
とuser2
がいて、それぞれのユーザーが作成するページに異なるADFテンプレートを使用するとします。値${MyClass.ADFTemplate}
をoracle_webcenter_page_createpage_adftemplate
パラメータに入力し、メソッドMyClass.getADFTemplate()
を定義して、ログインしたユーザーに基づいて異なるADFテンプレートを返すようにする必要があります。
「OK」をクリックします。
APIパラメータを使用してADFテンプレート名を指定する手順は次のとおりです。
ページまたはタスク・フローを作成し、ADFテンプレートのビュー・アクティビティのIDを指定します。
続いてページまたはタスク・フローがそのADFテンプレートに基づいて作成されます。
ページを作成する手順は次のとおりです。
PageService.createPage( String pageType, String nameFormat, String title, String pageTemplate, String pageTemplatePath, String ADFTemplateViewID, String cssStyle, String schemeBGImage, String schemeBGColor)
ここでADFTemplateViewID
はADFテンプレートのビュー・アクティビティのIDです。
タスク・フローを作成する手順は次のとおりです。
PageService.createTaskflow( String nameFormat, String title, String pageTemplate, String pageTemplatePath, String ADFTemplateViewID, String cssStyle, String schemeBGImage, String schemeBGColor)
ここでADFTemplateViewID
はADFページ・テンプレートのビュー・アクティビティのIDです。
独自のページ・スタイルを使用するには、これを/mytemplates.templates.xml
ファイルで定義します。異なるページ・スタイルのセットを持つ個々のXMLファイルを管理する場合、XMLファイルを作成し、これをページ - 新規作成タスク・フローから参照できます。たとえば、異なる権限を持つ2人のユーザーに2つの異なるオプションを表示するには、2つのXMLファイルを作成し、各XMLファイルで異なるスタイルを定義する必要があります。これで「ページの作成」ダイアログで各ユーザーにそれぞれのオプションを表示できます。
この項では、実行時の「ページの作成」ダイアログの新しいスタイルを作成してこれを参照する方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
「ページの作成」ダイアログのスタイルを作成する手順は次のとおりです。
/mytemplates
ディレクトリで、XMLファイル(たとえばtemplates2.xml
)を作成します。
templatesDef
要素を追加し、その中に「ページの作成」ダイアログに含める各スタイルのtemplateDef
エントリを追加します。
例19-17に、前の項で作成したpstemplateview.jsff
フラグメントを参照するサンプルのXMLファイルtemplates2.xml
に入力するコードを示します。
例19-17 「ページの作成」ダイアログのスタイルのサンプル・コード
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> - <templatesDef xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/page"> <templateDef name="pstemplateview.jsff" title="News" icon="/images/news.png" type="taskflow" /> </templatesDef>
これらの意味は、次のとおりです。
name
は、テンプレートとして使用するページまたはページ・フラグメントの名前です。
title
は、「ページの作成」ダイアログのスタイルのラベルです。
type
は、テンプレートのタイプです。これは、値page
またはtaskflow
を取ります。デフォルト値page
は、スタイルの関連付けられたテンプレートに基づいてページを作成します。値taskflow
は、スタイルの関連付けられたテンプレートに基づいてページのタスク・フロー・ビューを作成します。
XMLファイルを保存します。
新しいXMLファイルをページ - 新規作成タスク・フローから参照する手順は次のとおりです。
ページ - 新規作成タスク・フローを含むJSPXページを開きます。
JSPXページを右クリックし、「ページ定義に移動」を選択します。
ページ定義ファイルの「実行可能ファイル」の下で「ページの作成」タスク・フローを選択し、ヘッダーにある「編集」アイコンをクリックします。
「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログが開かれ、このタスク・フローでサポートされる入力パラメータのリストが表示されます。
oracle_webcenter_page_createpage_templatefile
パラメータにテンプレート・ファイル名を指定します。
一定の値(たとえば、${'/mytemplates/templates2.xml'}
)を定義する場合、このテンプレートは、「ページの作成」ダイアログで常に使用されます。
ただし、パラメータにEL値を指定することによって、異なるテンプレートを異なる条件(ユーザーやスコープなど)に基づいてダイアログに使用することができます。
たとえば、2人のユーザーuser1
とuser2
がいて、各ユーザーに異なるページ・スタイルを表示するとします。この場合、「ページの作成」ダイアログに2つのテンプレートを持っている必要があります。たとえば、新しいテンプレートtemplates2.xml
を作成し、デフォルトのテンプレートtemplates.xml
を更新したとします。ここで、${TemplateBean.template}
をoracle_webcenter_page_createpage_templatefile
パラメータに対して指定できます。
この値を使用するには、まずuser1
にtemplates.xml
をuser2
にtemplates2.xml
を戻すメソッドgetTemplate()
を指定してマネージドBeanのTemplateBean.java
を作成します。実行時、図19-12および図19-13に示すように、user1とuser2には「ページの作成」ダイアログにそれぞれ別のオプションが表示されます。
「OK」をクリックします。
「すべて保存」をクリックして作業を保存します。
この項では、ページ・サービス・ビューをカスタマイズする様々な方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
ADF Facesコンポーネントを使用して実行時ページをレンダリングできます。たとえば、ADF Facesコンポーネントを使用して、ページをタブ、リンクおよびイメージ・リンク(すなわち、ページのサムネイル・ビュー)としてレンダリングできます。この項では、ADF Facesコンポーネントを使用して作成できるページのタイプの例を示します。この項の内容は、次のとおりです。
アプリケーションを設計してページをタブとしてのレンダリングするとき、広範なADF Facesコンポーネントを使用してこれを実現できます。この項では、ページのタブとしてのレンダリングをサポートするADF Facesコンポーネントについて説明します。この項の内容は、次のとおりです。
例19-18は、navigationPane
コンポーネントを使用してページをタブとしてどのようにレンダリングできるかについて説明しています。
ここでは、ページ・リストの取得に、カスタムBean (MyPageServiceBean
)のpages
というメソッドが使用されます。ページ・サービスAPIを使用してページのリストを取得する方法の詳細は、ページ・サービスAPIの項のgetPages()
メソッドを参照してください。
例19-19は、navigationPane
コンポーネントを使用してページをタブとしてどのようにレンダリングできるかについて説明しています。
ここでは、ページ・リストの取得に、カスタムBean (MyPageServiceBean
)のpages
というメソッドが使用されます。ページ・サービスAPIを使用してページのリストを取得する方法の詳細は、ページ・サービスAPIの項のgetPages()
メソッドを参照してください。
この項では、ADF Facesコンポーネントを使用してページを様々なタイプのリンクとしてレンダリングする例を示します。この項の内容は、次のとおりです。
例19-20は、af:commandLink
を使用してページをリンクとしてどのようにレンダリングできるかについて説明しています。
例19-21は、af:goLink
を使用してページをリンクとしてどのようにレンダリングできるかについて説明しています。
例19-21 af:goLinkを使用したページのリンクとしてのレンダリング
<af:panelGroupLayout id="pgl2" layout="vertical"> <af:activeOutputText value="List Of Pages" id="aot2" inlineStyle="font-weight:bold; font-size:small;"/> <af:forEach var="tab" items="#{pageServiceBean.pages}"> <af:goLink text="#{tab.title}" id="gl1"/> </af:forEach> </af:panelGroupLayout>
イメージ・リンクは、フル・ページ・ビューにアクセスするためにユーザーがクリックする、ページのリンクされたサムネイル・ビューです。例19-22は、ページをイメージ・リンクとしてどのようにレンダリングできるかについて説明しています。
例19-22 ページのサムネイル・ビューのレンダリング
<af:panelGroupLayout id="pg1_11" layout="scroll"> <af:panelGroupLayout id="pg11" layout="horizontal" halign="center" valign="middle"> <h:panelGrid id="ds" columns="4" cellpadding="10" cellspacing="5" style="text-align: center;" rowClasses="bottomAlign"> <af:forEach varStatus="stat" begin="0" end="#{MyPageServiceBean.pageCount}"> <af:panelGroupLayout id="sdsd" layout="vertical" halign="center"> <af:commandImageLink text="" id="cil1" icon="/<image_name>}"/> <af:activeOutputText value="Page Title" id="aot3"/> </af:panelGroupLayout> </af:forEach> </h:panelGrid> </af:panelGroupLayout> </af:panelGroupLayout>
例19-22で、pageCount
は、現在のスコープでページ数を取得するカスタムBean (MyPageServiceBean
)からのメソッドです。ユーザーは、ページ・サービスAPIから他のメソッドを使用してこのメソッドを自分で書き込む必要があります。
例19-22で、<image_name>
は、ページを関連付けるイメージの名前です。
コンポーザの一部であるセキュリティ・パネルまたはページ・サービスAPIのいずれかを使用して、ページおよびタスク・フローへのアクセスを管理できます。
実行時のセキュリティの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのページ・アクセスの設定に関する項を参照してください。
ページ・サービスAPIを使用したページ・アクセスの設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal Java APIリファレンスを参照してください。
この項では、ページ・サービスで使用できるAPIおよびデータ・コントロールについて説明します。この章の内容は、次のとおりです。
この項では、ページ・サービスJava APIについて説明します。ここでは、これらのAPIの場所、アプリケーションでこれらを使用できるようにする方法およびこれらを使用してページを作成する方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。
ページ・サービスAPIを使用するには、次の手順を実行する必要があります。
adf-config.xmlファイルに次のエントリがあることを確認します。
<namespace path="/oracle/webcenter/page/scopedMD" metadata-store-usage="WebCenterFileMetadataStore"/> <namespace path="/pageDefs" metadata-store-usage="WebCenterFileMetadataStore"/> <namespace path="/mytemplates" metadata-store-usage="WebCenterFileMetadataStore"/>
adf-config.xmlにこれらのエントリが存在しない場合、テキスト・エディタを使用してこれらを追加します。
動的ページ・マッピングを使用するように.cpxファイルを構成します。
<Application xmlns="http://xmlns.oracle.com/adfm/application" version="11.1.1.51.35" id="DataBindings" SeparateXMLFiles="false" Package="view" ClientType="Generic" PageMapClass="oracle.jbo.uicli.mom.DynamicPageMapImpl" BasePageDefPackageName="pageDefs"> <definitionFactories> <factory nameSpace="http://xmlns.oracle.com/adf/controller/binding" className="oracle.adf.controller.internal.binding.TaskFlowBindingDefFactoryImpl"/> <dtfactory className="oracle.adf.controller.internal.dtrt.binding.BindingDTObjectFactory"/> </definitionFactories> <pageMap/> <page path="/page1.jspx" usageId="view_page1PageDef"/> </pageMap> <pageDefinitionUsages/> <page id="view_page1PageDef" path="view.pageDefs.page1PageDef"/> </pageDefinitionUsages> <dataControlUsages> <dc id="PageServiceDC" path="oracle.webcenter.page.internal.model.PageServiceDC"/> </dataControlUsages> </Application>
.cpxファイルにこれらのエントリが存在しない場合、テキスト・エディタを使用してこれらを追加します。
ページ・サービスAPIは、oracle.webcenter.page.model.PageService
クラスにあります。
createPage: 第19.8.1.4項「例: ページを作成する方法」を参照
deletePage
createTaskflow: 例19-23「ページ・サービスAPIを使用したタスク・フローのビュー・ページの作成」を参照
deleteTaskflow
createScope
deleteScope
copyPage
getPageList: 例19-24「ページ・サービスAPIを使用したページのリストの取得」を参照
setPageTitle - 例19-25「ページ・サービスAPIを使用したページのタイトルの設定」を参照
changeHiddenStatus
changePageScheme: 例19-26「ページ・サービスAPIを使用したページのスキームの設定」を参照
setPageAccess
ページ・サービスAPIの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal Java APIリファレンスを参照してください。
例19-23 ページ・サービスAPIを使用したタスク・フローのビュー・ページの作成
PageDef createTaskflow(String nameFormat, String title, String pageTemplate, String pageTemplatePath, String cssStyle, String schemeBGImage, String schemeBGColor) throws DuplicateNameException, InvalidNameException, LockUnavailableException;
これらの意味は、次のとおりです。
nameFormat
は、タスク・フローの名前のフォーマットです。これには、users/UserA/taskflow{0}.jspx
などのサブパスを含めることができます。
title
は、タスク・フローのタイトルです。
pageTemplate
は、タスク・フローに使用されるテンプレートです。
pageTemplatePath
は、タスク・フローのテンプレートのパスです。
cssStyle
は、このタスク・フローのCascading Style Sheetファイルです。
schemeBGImage
は、カスタム・スキームの背景イメージです。
schemeBGColor
は、カスタム・スキームの背景色です。
これは、新しく作成されたタスク・フローのPageDef
を戻し、次のものをスローします。
指定された名前を更新に使用できない場合、InvalidNameException
。
同じ名前のページがすでに存在する場合、DuplicateNameException
。
別のページまたはタスク・フローの操作が進行中の場合、LockUnavailableException
。
これらの意味は、次のとおりです。
path
は、ユーザーがどのパスの下の閲覧できるすべてのページのリストを表示するのかを示すパス。パスを指定しないと、現在のスコープでユーザーが表示できるすべてのページのリストが戻されます。
現在のスコープまたは特定のパスの下で非表示ではないすべてのページのリストが戻されます。
例19-25 ページ・サービスAPIを使用したページのタイトルの設定
setPageTitle(String pagepath, String title) throws InvalidNameException, ObjectChangedException, LockUnavailableException, oracle.webcenter.framework.translations.exception.TranslationsException;
これらの意味は、次のとおりです。
pagepath
は、タイトルを変更するページのパスです。
title
は、ページの新しい名前です。
ページの名前が更新され、次のものがスローされます。
指定された名前を更新に使用できない場合、InvalidNameException
。
最後に取得されてからページが変更されている場合、ObjectChangedException
。
別のページの操作が進行中の場合、LockUnavailableException
。
例19-26 ページ・サービスAPIを使用したページのスキームの設定
setPageScheme(String pagepath, String schemeName, String schemeBGImage, String schemeBGColor, String otherCSS)
これらの意味は、次のとおりです。
pagepath
は、スキームを変更するページのパスです。
schemeName
は、ページのCSSの名前です。
schemeBGImage
は、カスタム・スキームの背景イメージです。
schemeBGColor
は、カスタム・スキームの背景色です。
otherCSS
は、指定するその他のCSS属性です。
jspxページでページのスキーム・プロパティが更新されます。
ページ・サービスAPIを使用するには、JDeveloperアプリケーションにWebCenter Portalのページ・サービス拡張機能が存在している必要があります。JDeveloperで、「ヘルプ」→「バージョン情報」メニューに進み、「拡張機能」タブをクリックします。図19-18に示すようにWebCenterページ・サービスを探します。
ページ・サービスがWebCenter Portalの拡張機能に含まれていることを確認した後、ページ・サービス・ライブラリをプロジェクトに追加する必要があります。
プロジェクトにページ・サービス・ライブラリを追加する手順は次のとおりです。
「ViewController」プロジェクトを右クリックし、「プロジェクト・プロパティ」、「ライブラリとクラスパス」の順に選択します。
「ライブラリの追加」をクリックし、「WebCenterページ・サービス」および「WebCenterページ・サービス・ビュー」ライブラリを選択します(図19-19を参照)。
「OK」をクリックします。
JDeveloperをコード・エディタとして使用しない場合、CLASSPATHを次のjarファイルに設定できます。
Jdev_Home/jdeveloper/webcenter/jlib/pagem.jar
Jdev_Home/jdeveloper/webcenter/jlib/pages.jar
Jdev_Home/jdeveloper/webcenter/jlib/page-service-view.jar
Jdev_Home/jdeveloper/webcenter/jlib/page-service-skin.jar
この項では、ページ・サービスAPIを使用してページを作成する方法の例を示します。要件によっては別のメソッドが必要な場合があります。PageService
オブジェクトで必要なメソッドを起動するモデルとして、このサンプル・コードではcreatePage
メソッドを起動する方法を使用します。
通常、ページ・サービスAPIを使用して作成されるページは、テンプレートに基づきます。APIを使用してページの作成を開始する前に、各テンプレート・ファイル(MyPageTemplate1.jspx
など)が、JSPXページと同じディレクトリにページ定義ファイル(この場合MyPageTemplate1PageDef.xml
)を持っていることを確認する必要があります。
例19-27に、createPage() API
を使用してMyScope
というスコープを作成し、MDSセッション・インスタンスを作成して、この新しいスコープを持つページ・サービス・クラスをインスタンス化し、このスコープ内にページを作成する方法を示します。新しいページは、MyPageTemplate1.jspx
テンプレートに基づいて作成されます。
例19-27 ページの作成方法を示すサンプル
... public void createMyPage { try { MDSSession mdsSess = (MDSSession)ADFContext.getCurrent().getMDSSessionAsObject(); PageServiceConfig config = new PageServiceConfig(mdsSess, "defaultScope"); mPageService = PageServiceFactory.createInstance(config); String pageNameFormat ="Page{0}.jspx"; String pageTitle ="New Page"; // // The template used to create the new page is /mytemplates/MyPageTemplate1.jspx // path "/mytemplates" should be defined as a MDS namespace. // Also MyPageTemplate1.jspx should have a pageDef called "MyPageTemplate1PageDef.xml and // it has the same path as the jspx file. PageDef newPage = mPageService.createPage( "personaluserpage", pageNameFormat, pageTitle, "MyPageTemplate1.jspx", "/mytemplates/", null, null, null); } catch(Exception e) { // Handle exception } } ...
注意: ページ・サービスAPIを使用して作成されるページおよびタスク・フローには、デフォルトでは権限が付与されません。明示的にページの権限を定義する必要があります。 |
ページ・サービスAPIの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal Java APIリファレンスを参照してください。
ページ・サービス・データ・コントロールを使用すると、実行時に既存のページの情報を表示したり、リストされたページを削除することができます。
この項では、ページ・サービス・データ・コントロールをプロジェクトに追加する方法およびこれを使用してページを表示、編集および削除する方法を説明します。この項の内容は、次のとおりです。
この項では、設計時にページ・サービス・データ・コントロールを追加する例を示します。
プロジェクトにページ・サービス・データ・コントロールを追加する手順は次のとおりです。
アプリケーション・ナビゲータにPageServiceDCを表示できることを確認します。
PageServiceDCは、次のいずれかのアクションを実行すると、アプリケーション・ナビゲータに表示されます。
プロジェクトにページ - 新規作成タスク・フローを追加(第19.2.1.1項「ページ - 新規作成タスク・フローの追加方法」を参照)。
第7.1.3項「WebCenter Portalのデータ・コントロールの使用」の説明に従って、「ページ・データ・コントロール」を追加。
アプリケーション・ナビゲータの「データ・コントロール」パネルで、図19-20に示すように、「PageServiceDC」を開きます。
「getPageTree()」の下で、「PageTreeNode」をドラッグし、これをページにドロップします。
「作成」メニューで「表」を選択し、「ADF読取り専用表」を選択します。
ダイアログで、scopeName
パラメータを入力し、指定したスコープの下にリストされたすべてのページを表示します。
値を入力しないと、データ・コントロールはデフォルトのスコープを取ります。図19-21では、スコープ値は、カスタム・マネージドBeanからフェッチされます。
新しい列を手順4で作成した表に追加します。
実行時にページを削除する列を追加するには、deletePage(string)メソッドをドラッグし、これを新しい列にドロップします。
「作成」メニューで「メソッド」を選択し、「ADFリンク」を選択します。
「アクション・バインディングの編集」ダイアログの「パラメータ」セクション(図19-22を参照)で、pageName
パラメータに次の値を指定します。
#{bindings.PageTreeNode.treeModel.rowData.pagePath}
「OK」をクリックします。
「データ・コントロール」パネルから、「PageServiceDC」、「getPageTree()」、「PageTreeNode」、「操作」の順に開きます。
「実行」をドラッグし、ページにADFボタンとしてドロップします。
「ソース」ビューで、ボタンのText
属性をRefresh
に設定します。
これでページのリストにリフレッシュ機能が付き、ユーザーは、ページの追加またはリストからのページの削除の後にリストをリフレッシュできます。
オプションで、ページ編集モードを起動するリンクとしてページを表示するには、ページ・ソースを表示し、次のように表のページ・パス列のoutputText
要素をgoLink
に置き換えます。
置換前
<af:outputText value="#{row.pagePath}"/>
置換後
<af:goLink destination="/faces#{row.pagePath}" text="#{row.title}" targetFrame="_top"/>
ページを保存し、ブラウザで実行します。
作成したデータ・コントロール表は図19-23のようになります。
ページを表示するには、前の項の手順14で生成したリンクに従います。アプリケーションが正しく保護されていた場合、編集リンクは実行時にページにレンダリングされるはずです。ページを削除するには、該当するページの行で「deletePage」ボタンをクリックします。このボタンは、前の項の手順7で生成されました。表の「リフレッシュ」ボタンをクリックし、削除したページの行を表から削除します。
実行時にページを表示、編集および削除する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドの「ページの作成、編集および削除」の章を参照してください。
カスタム・ポータル・デモのサンプルは、次を含む一部のページ・サービス機能について説明しています。
ページ - 新規作成タスク・フローの追加方法
タスク・フローのパラメータの構成方法
ADFテンプレートの使用方法
カスタム・スタイルの使用方法
ページの管理方法
カスタム・ポータル・デモのサンプルは、Oracle Technology Network (OTN)のOracle WebCenter Suite 11gのデモとサンプルのページ(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/webcenter/overview/index.html
)にポストされています。