Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド 11g リリース1(11.1.1.6.0) B72085-01 |
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この章では、Frameworkアプリケーションで使用できる実行時管理コンソールについて説明します。Frameworkアプリケーションは、JDeveloperでWebCenter Portal: Frameworkを使用して構築されたポータル・アプリケーションです。
この章の内容は次のとおりです。
対象読者
この章の内容は、ユーザー、ロールおよびリソースの管理と、Frameworkアプリケーションのデフォルト設定の構成を担当している、Administrator
ロールを持つユーザーを対象としています。
Frameworkアプリケーションでは、デフォルトでいくつかの管理ページ(図36-1)が提供されます。認証された管理者は、これらのページを使用して、次のような一般的な管理作業を実行できます。
アプリケーションレベルのプリファレンスの設定
ユーザーの管理とアプリケーション・ロールの付与
アプリケーション・リソースの管理と構成
コンテンツの管理
ポートレット・プロデューサの管理と構成
外部アプリケーションの管理と構成
投票の作成と管理
アプリケーションの更新の伝播
Frameworkアプリケーションの管理コンソールにアクセスする手順は、次のとおりです。
管理者としてアプリケーションにログインします。
最初は、システム管理者のみがWebCenter Portal管理コンソールを使用できます。他のユーザーにAdministrator
ロールを付与する方法の詳細は、第36.4.3.3項「ユーザーへの管理権限の付与」を参照してください。
次のいずれかを実行します。
「管理」リンクをクリックします(図36-2)。
ダイレクトURLを使用して、WebCenter Portal管理コンソールにアクセスします。
デフォルトのダイレクトURLは、次のとおりです。
http://www.server:port/context_root/admin
例: http://mycompany.com:8888/myapp/admin
ただし、アプリケーション開発者は、次のようにweb.xml
エントリを使用してダイレクトURLをカスタマイズできます。
<servlet-mapping>
<servlet-name>PortalAdminServlet</servlet-name>
<url-pattern>/admin</url-pattern>
</servlet-mapping>
WebCenter Portal管理コンソールが表示されます(図36-1を参照)。
Frameworkアプリケーションは、デプロイ時に様々なデフォルト設定によって事前構成されますが、管理者はWebCenter Portal管理コンソールから、それらの設定をユーザーに合わせてカスタマイズできます。「構成」タブ(図36-3)では、デフォルトのページ・テンプレート、スキン、リソース・カタログおよびナビゲーション・モデルを指定できます。
この項の内容は次のとおりです。
Frameworkアプリケーションでは、ページ・テンプレートによって、どのように個々のページとページ・グループがユーザーの画面に表示されるかが定義されます。どのページも、ページ・テンプレート内に表示されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のページ・テンプレートの使用に関する項を参照してください。
管理者は、ページの表示に使用するデフォルト・ページ・テンプレートを定義できます。
アプリケーションのデフォルト・ページ・テンプレートを選択する手順は、次のとおりです。
「構成」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
表示されたリストから「デフォルト・ページ・テンプレート」を選択します。
選択したテンプレートは、既存のページと新しく作成したすべてのページに適用されます。
注意: ユーザーがページを作成し、リンクをページ・テンプレートにハードコードした場合、「デフォルト・ページ・テンプレート」の効果はなくなります。 |
「適用」をクリックします。
Frameworkアプリケーションでは、リソース・カタログによって、レイアウト・コンポーネント、タスク・フロー、ポートレット、ドキュメントなど、認可されたユーザーが実行時にアプリケーションに追加できる要素の集合が指定されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のリソース・カタログの作成と管理に関する項を参照してください。
アプリケーションのデフォルト・リソース・カタログを選択する手順は、次のとおりです。
「構成」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
表示されたリストから「デフォルト・リソース・カタログ」を選択します。
選択したカタログは、ユーザーがコンテンツをページやページ・テンプレートなどに追加するときに提供されます。
「適用」をクリックします。
ナビゲーションを使用すると、ユーザーはFrameworkアプリケーション内を移動し、必要な情報にすばやくアクセスできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のポータル用ナビゲーション・モデルの構築に関する項を参照してください。
管理者は、${navigationContext.defaultNavigation}
へのEL参照が存在するときに使用されるナビゲーションを定義できます。これにより、管理者が一度デフォルト・ナビゲーション・モデルを指定した後、それをシステム全体で変更できるようになります。
アプリケーションのデフォルト・ナビゲーションを選択する手順は、次のとおりです。
「構成」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
表示されたリストから「デフォルト・ナビゲーション」を選択します。
選択したナビゲーションは、${navigationContext.defaultNavigation}
へのEL参照が存在するときに適用されます。
注意: ユーザーがナビゲーション・モデルの参照をハードコードした場合(タスク・フローのパラメータ内など)、「デフォルト・ナビゲーション」の効果はなくなります。 |
「適用」をクリックします。
アプリケーション管理者は、Frameworkアプリケーションのスキンを変更することによって、そのデフォルトの外観をカスタマイズできます。スキンによって、ユーザー・インタフェースの表示が変更されますが、アプリケーションの動作は変更されません。
デフォルト・スキンを選択する手順は、次のとおりです。
「構成」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
表示されたリストから「デフォルト・スキン」を選択します。
選択したスキンが、アプリケーション内のすべてのページに適用されます。
注意: WebCenter Portal管理コンソールによって使用される内部スキンは変化しないため、管理ページが「デフォルト・スキン」の影響を受けることはありません。 |
「適用」をクリックします。
開発者は、EL式を使用して、静的リソースのターゲットURLを動的に生成できます。これを実行する方法の1つは、ベースURLプリファレンスを定義して、リソースを目的のサーバーにリダイレクトすることです。この方法を使用する場合、EL式の形式は次のようになります。
<af:image source="#{preferenceBean.baseResourceURL}/images/globe.png"/>
管理者は、実行時に管理コンソール内でベースURLを構成できます。
デフォルト・ベース・リソースURLを選択する手順は、次のとおりです。
「構成」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「ベース・リソースURL」フィールドに、静的リソースに使用するサーバーの詳細を、次の形式に従って入力します。
protocol://serverName:serverPortcontextPath
次に例を示します。
http://myserver.com:7101/myFolder
ヒント: 有効なサーバーに解決されるEL式を使用することもできます。たとえば、デフォルトの設定は次のとおりです。 #{request.scheme}://#{request.serverName}:#{request.serverPort}#{request.contextPath} |
Administrator
ロールを付与されたユーザーは、WebCenter Portal管理コンソールを通じて、アプリケーション・メンバーおよびロールを管理できます。「セキュリティ」タブ(図36-4)では、メンバーの追加、ロールの定義、権限とロールの付与と取消し、およびメンバーの削除を実行できます。
この項の内容は次のとおりです。
注意: 「セキュリティ」タブには、「ロール・マネージャ」タスク・フローが表示されます。このタスク・フローは、任意のFrameworkアプリケーションに個別に追加できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のロール・マネージャ・タスク・フローの使用に関する項を参照してください。 |
Frameworkアプリケーションの各ユーザーには、既存のアイデンティティ・ストアから直接プロビジョニングされたログイン・アカウントが必要です。最初は、Fusion Middleware管理者(デフォルトではweblogic
)のみがログインでき、このデフォルト・ユーザーにAdministrator
ロールを通じて(表36-1を参照)すべての管理権限が付与されます。
Fusion Middleware管理者は、アイデンティティ・ストア内の個々のユーザーとユーザー・グループをWebCenter Portalのメンバーにし、各メンバーに適切なアプリケーション・ロールを割り当てる必要があります。デフォルトおよびカスタム・アプリケーション・ロールについては、第36.4.2.1項「アプリケーション・ロールの概要」を参照してください。
Fusion Middleware管理者は、1人以上の別のユーザーにアプリケーションのAdministrator
ロールを割り当て、それらのユーザーにこの職責を委任することもできます。
アプリケーション・ロールは、Frameworkアプリケーション内のリソースとサービスへのユーザーのアクセス・レベルを制御します。この項では、アプリケーション・ロールおよび権限について説明します。この項の内容は次のとおりです。
アプリケーション・ロールの割当ては、アプリケーション管理者の職責です。管理者は、メンバーにデフォルトのアプリケーション・ロールを割り当てるか、アプリケーションに固有のカスタム・ロールを追加で作成できます。詳細は、次を参照してください。
Frameworkアプリケーション内で定義されたアプリケーション・ロールおよび権限は、そのアプリケーションのポリシー・ストアに格納されるため、適用範囲はそのアプリケーションに限定され、WebCenter Portalドメインまたはその他のドメイン内の権限には関与しません。エンタープライズ・ロールはこれとは異なり、アプリケーションのアイデンティティ・ストアに格納されるため、そのアプリケーション内の権限には関与しません。
Frameworkアプリケーションには、削除できないデフォルトのアプリケーション・ロールがあります(表36-2)。
表36-2 Frameworkアプリケーションのデフォルトのロール
アプリケーション・ロール | 説明 |
---|---|
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また、管理者はアプリケーションのユーザーとロールの管理、および他のユーザーへの権限の委任または権限の取消しを実行することもできます。 最初は、 |
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このロールを持つユーザーは、対応するタスク・フローを通じて、ポートレット・プロデューサと外部アプリケーションを管理(作成、更新および削除)できます。 最初は、 |
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このロールを持つユーザーは、対応するタスク・フローを通じて、ポートレット・プロデューサと外部アプリケーションを表示できます。 最初は、ログインした(
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認証されたユーザーには、標準OPSS (Oracle Platform Security Services)ロールの |
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アプリケーションにアクセスできるが、ログインしていないユーザーには、標準OPSS (Oracle Platform Security Services)アプリケーション・ロールの |
カスタム・アプリケーション・ロール(ユーザー定義ロールとも呼ばれます)は、使用するFrameworkアプリケーションに固有のロールです。必須のアプリケーション・ロールの識別、適切なロール名の選択および各ロールの職責の定義は、アプリケーションを設定する際に管理者が行う仕事です。
たとえば、教育環境では、先生、生徒、来賓などのロールが必要になります。一方、企業環境では、経理、営業、人事、サポートなどが適切なロールとなります。
ユーザーのアプリケーション・ロールの設定方法は、第36.4.4.1項「アプリケーション・ロールの定義」を参照してください。
すべてのアプリケーション・ロールには、権限と呼ばれる特定の定義済の権利があります。これらの権限により、各ユーザーは、アプリケーション内で特定のアクションを実行できます。他の権限からその内容を継承する権限はありません。
この項の内容は次のとおりです。
権限には、次のようなカテゴリがあります。表36-3に、各カテゴリのリストがあります。
アプリケーション
マッシュアップ・スタイル
コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート
スキン
タスク・フロー
リソース・カタログ
ページ・スタイル
データ・コントロール
ナビゲーション
ページ・テンプレート
ページ
リンク
リスト
ピープル・コネクション
「管理」
を除くすべての権限は、他の権限からその内容を継承しません。
表36-3 Frameworkアプリケーションのアプリケーション権限
カテゴリ | アプリケーション権限 |
---|---|
アプリケーション |
管理: すべての「WebCenter Spaces管理」ページ(「リソース」、「サービス」、「セキュリティ」、「構成」および「伝播」)へのアクセス。ユーザーはこれらのページを通じて、アプリケーション・セキュリティ(ユーザーやロール)の管理、アプリケーション全体のプロパティとサービスの構成、アプリケーション・リソースの管理、ページの作成と管理、およびアプリケーションの変更の伝播を実行できます。 構成: ユーザーによる、「構成」タブへの操作の表示とそれらの実行。 伝播: ユーザーによる、「伝播」タブへの操作の表示とそれらの実行。 |
マッシュアップ・スタイル |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、アプリケーションのマッシュアップ・スタイルの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのマッシュアップ・スタイルの作成。 編集: マッシュアップ・スタイルの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、アプリケーションのコンテンツ表示テンプレートの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのコンテンツ表示テンプレートの作成。 編集: アプリケーションレベルのコンテンツ表示テンプレートの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
スキン |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、スキンの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのスキンの作成。 編集: スキンの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
タスク・フロー |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、マッシュアップ・スタイルに基づくタスク・フローの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのタスク・フローの作成。 編集: タスク・フローの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
リソース・カタログ |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、アプリケーションのリソース・カタログの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのリソース・カタログの作成。 編集: リソース・カタログの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
ページ・スタイル |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、ページ・スタイルの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのページ・スタイルの作成。 編集: ページ・スタイルの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
データ・コントロール |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、アプリケーションのデータ・コントロールの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのデータ・コントロールの作成。 編集: データ・コントロールの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
ナビゲーション |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、アプリケーションのナビゲーションの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのナビゲーションの作成。 編集: ナビゲーションの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
ページ・テンプレート |
作成、編集および削除: WebCenter Portal管理コンソール(「リソース」タブ)を使用した、ページ・テンプレートの作成、編集および削除。 作成: アプリケーションのページ・テンプレートの作成。 編集: ページ・テンプレートの編集。 第36章「アプリケーション・リソースの管理」も参照してください。 |
ページ・サービス |
ページ・アクセス権の付与: ページのセキュリティの管理。 編集: ページ・コンテンツの追加または編集、コンテンツの再配置、およびページ・パラメータとページ・プロパティの設定。 カスタマイズ: すべてのユーザーを対象としたページのカスタマイズ。 パーソナライズ: コンテンツの追加、編集または削除による、ページの表示のパーソナライズ。 表示: ページの表示。 |
リンク |
作成および削除: オブジェクト間のリンクの作成と削除、およびリンク権限の管理。 削除: 2つのオブジェクト間のリンクの削除。 作成: オブジェクト間のリンクの作成。 |
リスト |
作成、編集および削除: リストとリスト・データの作成、編集および削除。 リストの作成: リストの作成。 リストの編集: リスト列定義の編集。 リストの削除: 任意のリストの削除。 リスト・データの編集: リスト・データの追加、編集および削除。 リストの表示: リストとリスト・データの表示。 |
ピープル・コネクション |
ピープル・コネクションの管理: ピープル・コネクション・サービスを対象としたアプリケーション全体の設定の管理。 ピープル・コネクション・データの更新: ピープル・コネクション・サービスに関連付けられたコンテンツの編集。 人とのコネクション: ピープル・コネクション・サービスに関連付けられたコンテンツの他のユーザーとの共有。 |
リモート(バックエンド)・リソースへのアクセスが必要なWebCenter Portalサービスでも、ロール・マッピング・ベースの認可が必要になります。つまり、Frameworkアプリケーション内でディスカッション・サービスを使用できるロールは、WebCenter Portalディスカッション・サーバー上の対応するロールにマップされている必要があります。
Frameworkアプリケーションは、アプリケーション・ロールを使用して、アプリケーション内のユーザー権限を管理します。ディスカッション・サーバーでは、異なるロールと権限のセットが適用されます。
Frameworkアプリケーション内でDiscussions-Create Edit Delete
権限を割り当てられたユーザーは、自動的にディスカッション・サーバーに追加され、Category Admin
権限を持つAdministrator
ロールを(ディスカッション・サーバー上で)割り当てられます。Frameworkアプリケーションでは、Administrator
ロールにデフォルトでDiscussions-Create Edit Delete
権限が割り当てられます(表36-4)。
同じエンタープライズ・グループに属する個々のユーザーまたは複数のユーザーに、Frameworkアプリケーション・ロールを割り当てることができます。バックエンドのアイデンティティ・ストアにおける、その後のエンタープライズ・グループの更新内容は、自動的にFrameworkアプリケーションに反映されます。まず、エンタープライズ・グループにFrameworkアプリケーション・ロールを割り当てると、そのエンタープライズ・グループに属するすべてのユーザーに同じロールが割り当てられます。ユーザーがグループから抜けると、ロールが取り消されます。ユーザーがグループに入ると、ロールが付与されます。
Frameworkアプリケーションで、エンタープライズのグループからロールへのマッピングを正しくメンテナンスするには、ディスカッション・サーバーおよびコンテント・サーバーなどのバックエンド・サーバーもエンタープライズ・グループをサポートする必要があります。このリリースで提供されるWebCenter Portalディスカッション・サーバーとWebCenter Contentコンテンツ・サーバーのバージョンでは、エンタープライズ・グループがサポートされますが、以前のバージョンではサポートされない場合があります。
管理者は、すべてのアプリケーション・ユーザーに適切な権限を割り当てる必要があります。ユーザーが権限を得るには、適切なアプリケーション・ロールを通じて、そのユーザーにアプリケーションのメンバーシップを付与する必要があります。
この項では、メンバーを追加してロールを割り当てる方法を説明します。内容は次のとおりです。
同じエンタープライズ・グループに属する個々のユーザーまたは複数のユーザーにメンバーシップを付与するには、「セキュリティ」タブを使用します。メンバーシップの対象となるのは、アイデンティティ・ストア内で定義された任意のユーザーまたはグループです。第29.4項「組込みLDAPアイデンティティ・ストアへのユーザーの追加」も参照してください。
新規ユーザーやエンタープライズ・グループから除外されたユーザーなど、バックエンド・アイデンティティ・ストアの更新内容は、自動的にFrameworkアプリケーションに反映されます。まず、エンタープライズ・グループにアプリケーション・ロールを割り当てると、そのグループに属するすべてのユーザーに同じロールが割り当てられます。ユーザーがグループから抜けると、ロールが取り消されます。ユーザーがグループに入ると、ロールが付与されます。
注意: Frameworkアプリケーションで、エンタープライズのグループからロールへのマッピングを正しくメンテナンスするには、ディスカッション・サーバーおよびコンテント・サーバーなどのバックエンド・サーバーもエンタープライズ・グループをサポートする必要があります。WebCenter Portal 11.1.1.2.0以降で提供されるWebCenter Portalのディスカッション・サーバーとOracle WebCenter Contentではエンタープライズ・グループがサポートされますが、それ以前のバージョンではサポートされない場合があります。 |
適切なアプリケーション・ロールを通じてユーザーにメンバーシップを付与する手順は、次のとおりです。
「セキュリティ」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「ロール名」ペインで、ユーザーに割り当てるロールを選択します。
選択したロールをすでに割り当てられているメンバーのリストが右側(「メンバー」ペイン内)に表示されます。
アプリケーションのすべての管理権限を割り当てる場合にのみ、「管理者」を選択します。必要なロールがリストにない場合は、要件を満たす新規ロールを作成します(第36.4.4.1項「アプリケーション・ロールの定義」を参照)。
「ユーザーの追加」、「グループの追加」または「ロールの追加」をクリックします(図36-5)。
ユーザーの追加: 個々のユーザーへのメンバーシップの付与
グループの追加: ユーザー・グループに属するすべてのユーザーへのメンバーシップの付与
ロールの追加: 特定のアプリケーション・ロールを割り当てられたすべてのユーザーへのメンバーシップの付与
ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールの正確な名前がわかっている場合は、検索ボックス(「ユーザーの追加」、「グループの追加」または「ロールの追加」)にその名前を入力し、矢印アイコンをクリックします。正確な名前がわからない場合は、次のように名前の一部を使用して、アイデンティティ・ストア内を検索できます(図36-6を参照)。
選択したロールを割り当てるユーザー、グループまたはロールを選択し、「{0}に追加」をクリックします。複数の名前を選択するには、[Ctrl]キーを使用します。
注意: 直接、間接を問わず、ユーザー、グループまたはロールがすでにロールを保持している場合、ロールを割り当てることはできません。周期的なロールの割当ては許可されません。 |
新規メンバーが「メンバー」ペインに表示されます(図36-7を参照)。
完了したら、「完了」をクリックします。
Frameworkアプリケーションのユーザー・ロールは、変更されることがあります。たとえば、ユーザーが営業から経理部門に異動になった場合、ユーザーのロール割当ては「営業」から「経理」に変更されます。ユーザーのロールを変更するには、まずユーザーの以前のロールのメンバーシップを取り消した後、そのユーザーを新しいロールに追加します。詳細は、第36.4.3.4項「アプリケーション・ロールの取消し」と第36.4.3.1項「アプリケーション・ロールへのメンバーの追加」を参照してください。
Administrator
ロールを使用すると、Frameworkアプリケーションのすべての管理権限を簡単にユーザーに付与できます。管理者は最高レベルの権限を持ち、アプリケーションのすべてを表示および変更できるため、Administrator
ロールの割当ては慎重に行います。
ユーザーとロールの管理など、ほとんどの管理タスクはAdministrator
ロールにのみ許可されています。第36.4.2.1.1項「デフォルトのアプリケーション・ロール」も参照してください。
該当しないアプリケーション・ロール割当てを取り消すのは簡単です。ただし、ユーザーのアプリケーション・ロールをすべて取り消しても、そのユーザーはアイデンティティ・ストアから削除されません。
アプリケーション・ロールを取り消す手順は、次のとおりです。
「セキュリティ」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「ロール名」ペインからロールを選択します。
「メンバー」リストからユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールを選択します。
「メンバーの削除」をクリックします。
プロンプトが表示されたら、「削除」をクリックしてユーザーのロールを取り消します。
管理者は、Frameworkアプリケーションのアイデンティティ・ストアで直接新しいユーザー・データの追加またはユーザー資格証明の削除を実行できません。アイデンティティ・ストアの管理はシステム管理者の職責であり、WLS管理コンソールを通じて実行するか、組込みLDAPアイデンティティ・ストアに対し、LDAPコマンドを使用して直接実行します。第29.4項「組込みLDAPアイデンティティ・ストアへのユーザーの追加」も参照してください。
Frameworkアプリケーションは、アプリケーション・ロールを使用して、アプリケーション内のユーザーの権限を管理します。この項では、「セキュリティ」管理ページ(図36-8)からアプリケーション・ロールとその権限を管理する方法を説明します。
Frameworkアプリケーションでは、デフォルトのアプリケーション・ロールがいくつか提供されます。デフォルトのアプリケーション・ロールは削除できませんが、各ロールのデフォルトの権限割当てを変更できます。詳細は、第36.4.2項「アプリケーション・ロールおよび権限の概要」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
ロールを使用してアプリケーション・ユーザーのグループの特性を示し、Frameworkアプリケーションでユーザーが何を表示でき、どのような操作を実行できるかを決定します。
アプリケーション・ロールを定義する際には、自己記述的なロール名を使用し、ロール・ポリシーは可能なかぎり簡単なものにします。最小限のロールを選択し、効果的なポリシーを維持します。
新規のロールに対する権限の割当ては、適切なアクセス権を割り当てるように注意します。ロールに必要のない追加のアクションをユーザーが実行できないようにすると同時に、必要なアクティビティの実行までも不注意に制限しないようにします。場合によっては、ユーザーが複数のロールに該当することもあります。
新規のアプリケーション・ロールを定義する手順は、次のとおりです。
「セキュリティ」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「ロール名」ペインの上にある追加アイコン(プラス記号)をクリックします。
「ロールの作成」ダイアログが表示されます(図36-9)。
新規ロールの名前と説明を入力し、「ロールの作成」をクリックします。
自己記述的なロール名を付けます。どのユーザーがどのロールに所属するかを可能なかぎり明白にします。ロール名には、英数字、空白、@およびアンダースコアを使用できます。
新規ロールが「ロール」ペインにリストされます(図36-10)。
第36.4.4.2項「アプリケーション・ロールの権限の変更」の説明に従って、ロールのユーザー権限を定義します。
新規ロールの作成後に権限を設定する必要がありますが、管理者はアプリケーション・ロールに関連付けられた権限をいつでも変更できます。
アプリケーション・ロールの権限により、各ユーザーは、アプリケーション内で特定のアクションを実行できます。アプリケーション権限については、第36.4.2項「アプリケーション・ロールおよび権限の概要」を参照してください。
ロールに関連付けられた権限を変更する手順は、次のとおりです。
「セキュリティ」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
権限を表示または変更するロールを選択し、編集アイコン(鉛筆)をクリックします。
「ロールの編集」ダイアログに、ロールの現在の権限が表示されます(図36-11)。
権限のチェック・ボックスを選択または選択解除して、ロールの権限を有効または無効にします。
「適用」をクリックして保存するか、「OK」をクリックして保存および終了します。
新しい権限は即時有効になります。
Frameworkアプリケーションにログインしていないユーザーには、anonymous-role
が割り当てられます。最初は、anonymous-role
を持つユーザーに権限は付与されず、それらのユーザーは、ログイン・ページやランディング・ページなどのパブリック・アプリケーション・ページ、および個々のユーザーがパブリックにすることを選択したコンテンツのみを表示できます。
注意:
|
アプリケーション・ロールをパブリック・ユーザーに付与する手順は、次のとおりです。
「セキュリティ」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
認証されていないユーザーに適した権限を付与するロールをまだ定義していない場合は、その作業を実行します。
第36.4.4.1項「アプリケーション・ロールの定義」も参照してください。
認証されていないユーザーに適した権限を定義するロールを選択します。
「パブリック・アクセス用の匿名ロールの追加」をクリックします(図36-12)。(anonymous-role
がすでに追加されており、そのロールを削除する必要がある場合は、「削除」をクリックします。)
anonymous-roleが「メンバー」リストに追加されます(図36-13)。
Frameworkアプリケーションにログインしたユーザーには、authenticated-role
が割り当てられます。
その他の重要な注意事項:
authenticated-role
は、常に権限をanonymous-role
から継承します。
すべてのカスタム・アプリケーション・ロールは、権限をauthenticated-role
から継承します。
アプリケーション・ロールは、不要になった時点でアプリケーションから削除する必要があります。これにより、有効なロール・リストを維持し、不適切なロール割当てを防止できます。ただし、直接、間接を問わず、自分に割り当てられたロールは削除できません。
アプリケーション・ロールは、それらがまだユーザーに割り当てられている場合でも削除されます。
注意: デフォルトのロール |
デフォルトのロールは削除できないため、アプリケーション・ユーザーは、他のアプリケーション・ロールがすべて取り消された場合でも、authenticated-role
を通じてログインできます。
アプリケーション・ロールを削除する手順は、次のとおりです。
「セキュリティ」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
ロールのリストから削除するロールを選択し、削除アイコン(x)をクリックします。
プロンプトが表示されたら、「削除」をクリックしてロールの削除を確認します。
ロールが表から削除されます。このロールのみを割り当てられたユーザーは、引き続きauthenticated-user
ロールを通じてログインできます。
WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページを使用すると、アプリケーション・リソースを管理できます(図36-15)。アプリケーション・リソースには、ページ、ページ・テンプレート、ナビゲーション、リソース・カタログ、スキン、ページ・スタイル、コンテンツ・プレゼンタ・テンプレート、マッシュアップ・スタイル、データ・コントロールおよびタスク・フローがあります。実行できるタスクには、アプリケーション・リソースの作成、編集、コピー、公開、アップロード、ダウンロードなどがあります。各リソースの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのリソースの概要に関する項を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
実行時には、アプリケーション・ページを作成および管理できます。
この項の内容は次のとおりです。
ページの編集、コピーまたは削除については、この章の後半に記載されている、リソースに関する一般的な手順を参照してください。
実行時にアプリケーション・ページを作成する手順は、次のとおりです。
WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」タブを開きます。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
左側にあるナビゲーション・パネルの「ページ」をクリックします。
メニュー・バーの「ページの作成」をクリックします。
「ページの作成」ダイアログの「ページ名」フィールドに、ページの名前を入力します。
「ページ・テンプレート」リストから、ページのベースにするページ・テンプレートを選択します。
注意: ページ・テンプレートを指定しなかった場合、デフォルトのテンプレートが使用されます。デフォルトのテンプレートを上書きしない場合は、「ページ・テンプレート」リストを空白にしておくことをお薦めします。 |
「ページ・スタイル」リストから、ページに使用するスタイルを選択します。
ページ・スタイルの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのページ・スタイルに関する必要な知識に関する項を参照してください。
「作成」をクリックします。
新しく作成したページが「リソース」ページにリストされます。このページは、ページの「アクション」メニューで提供されるオプションを使用して管理できます(図36-17)。
サブページの作成手順は、第36.5.1.1項「ページの作成」で説明したメイン・ページの作成手順に似ています。「リソース」ページで、サブページを作成するページの隣にある「作成」をクリックする必要があります(図36-18)。デフォルトでは、サブページはその親ページのセキュリティを継承します。
すべてのアプリケーション・ページはルート・ノードの下にあり、デフォルトでそのルート・ノード用に定義された権限を継承します。ルート・ノード用のカスタム権限を定義することもできます。また、ルート・ノードのデフォルトの権限を上書きし、個々のページ用のカスタム権限を指定することもできます。デフォルトでは、サブページはその親ページのセキュリティを継承します。
ページのアクセス権限の設定時に、アクセス方法を「セキュリティの委譲」または「親のセキュリティの継承」から選択できます(図36-19)。
次のいずれかを選択します。
セキュリティの委譲: ページを管理および更新できるユーザーを定義する場合に選択します。このオプションを選択すると、ページが現在その親から継承しているすべての権限がダイアログに表示されます。これは実質的には、ページに適用される現在のセキュリティ・ポリシーを示しています。新しい権限付与の追加や既存の権限付与の削除によって、権限付与を調整することもできます。
親のセキュリティの継承: ページの親ノード用に定義された権限を継承する場合に選択します。このオプションを設定すると、ページ上で定義されたセキュリティ権限はすべて削除され、親ノードのセキュリティ設定が有効になります。
管理: 他のすべてのページ権限を付与します。通常は、スーパー管理者のアクセス・タイプを指定するために使用します。この権限アクションは、ルート・ノードでアクセスを定義するときにのみ使用できます。
付与: 自分と同様のアクセス権を他のユーザー、グループまたはロールに付与することをユーザーに許可します。たとえば、ユーザーが「付与」および「編集」権限を保持している場合、そのユーザーはこれら2つのアクションの実行権限のみを付与でき、「削除」や「パーソナライズ」など、他の権限を付与することはできません。
作成: 現在のページの下にサブページを作成することをユーザーに許可します。
削除: ページをそのすべてのサブページとともに削除することをユーザーに許可します。
編集: ページの編集をユーザーに許可します。
パーソナライズ: ページのパーソナライズをユーザーに許可します。
表示: ページの表示をユーザーに許可します。
すべての権限は、委任または包含という2つの権限モデルのいずれかに従います。委任モデルが適用されるのは、エンティティに特定の権限アクションが許可されているかどうかを評価する唯一の基準が、そのエンティティにページの特定の権限が付与されたかどうかである場合です。「表示」以外の権限アクションは、すべてこのカテゴリに分類されます。権限が包含タイプになるのは、エンティティに付与されたページの権限が、セキュリティを定義する、上の階層のすべてのノードにも付与されている場合です。「表示」権限アクションのみが、このカテゴリに分類されます。
このため、ページを表示するには、その特定のページと、ルート・ノードまで続くその上の階層に含まれるすべてのノードで「表示」権限アクションが許可されている必要があります。ページ階層の中間ノードで「表示」権限が付与されていない場合、その特定のページは表示できません。他の権限アクション(削除や編集など)は、そのページの該当する権限が付与されていれば実行できます。
この項の内容は次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルの「ページ」をクリックします。
ページのリストから、必要なページの「アクション」メニューを開き、「アクセスの設定」を選択します。
「ページのアクセス権限の設定」ダイアログで、アクセス方法を選択します(図36-21)。
セキュリティの委譲: 階層内のこのページ・ノード、およびその子の中でセキュリティが上書きされていないノードを管理および更新できるユーザーを定義する場合、この方法を選択します。この方法を選択すると、使用可能なデフォルトの権限が表示されます。新しい権限の追加や既存の権限の削除によって、権限を調整することもできます。
このオプションを選択した場合、手順5に進みます。
親のセキュリティの継承: ページの親ノード用に定義された権限を継承する場合、この方法を選択します。この方法を選択した場合、「OK」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
「セキュリティの委譲」を選択した場合、ページへのアクセス権限を付与するユーザー、グループまたはロールを指定します。
アイデンティティ・ストアに含まれる個々のユーザーを検索および選択するには、「ユーザーの追加」をクリックします。必要なユーザーを選択し、「OK」をクリックします。
アイデンティティ・ストアに含まれるユーザーのグループを検索および選択するには、「グループの追加」をクリックします。必要なグループを選択し、「OK」をクリックします。
ページへのアクセス権限を付与するアプリケーション・ロールを検索および選択するには、「ロールの追加」をクリックします。必要なロールを選択し、「OK」をクリックします。
「ロールまたはユーザー」列にリストされているユーザー、グループまたはロールごとに、付与するアクセス・レベルを指定します。付与できる権限は、「付与」、「作成」、「削除」、「編集」、「パーソナライズ」および「表示」です。
オプションで、「ログイン・ユーザー・アクセス用の認証ロールの追加」アイコンをクリックしてauthenticated-roleを追加し、認証されたすべてのユーザーのアクセス権限を定義できます。anonymous-roleを追加し、必要な権限をすべてのユーザーに付与するには、「パブリック・アクセス用の匿名ロールの追加」アイコンをクリックします。
任意のユーザー、グループまたはロールの権限を取り消す場合は、そのエンティティを選択し、「アクセス権限の削除」をクリックします。
「OK」をクリックして、ページのセキュリティ設定を保存します。
ページの「アクセス」列に表示される鍵アイコンは、そのページのアクセス方法として「セキュリティの委譲」が設定されていることを示し、矢印アイコンは、そのページのアクセス方法として「親のセキュリティの継承」が設定されていることを示しています(図36-22)。
セキュリティが上書きされていないページ・ノードとサブページ・ノードのアクセス設定は、ルート・ノードから導出されます。ルート・ノードの権限を定義するには、「リソース」タブの「ページ」ページにある「デフォルト・アクセスの設定」オプションを使用します(図36-23)。残りの手順は、特定のページの権限を設定する手順と同じです。詳細は、第36.5.1.3.1項「個々のページの権限の設定」を参照してください。
ルート・ノードの設定時には、他の権限に加えて、「管理」権限も設定できます。この権限を持つユーザーは、個々のページの設定にかかわらず、ページ階層全体にアクセスできます。
ページは並べ替えることができます。この順序は、ページ問合せを通じてページをナビゲーション・モデルに含めるときに使用されます。
ページの順序を変更する手順は、次のとおりです。
WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
左側にあるナビゲーション・パネルの「ページ」をクリックします。
ページ階層内の必要な場所にページをドラッグします。
ページの順序を変更するために、「並替え」列に表示されたアイコンを使用することもできます(図36-24)。これらのアイコンを使用すると、ページをリストの先頭、リストの末尾、直前のページの前、またはリストの次に表示されているページの後に移動できます。
ページ階層でのページの表示レベルを変更できます。ページを移動して、サブページ、ルート・レベルのページ、または親ページとして表示できます。
ページ階層内でページを移動する手順は、次のとおりです。
WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
左側にあるナビゲーション・パネルの「ページ」をクリックします。
移動するページの「アクション」メニューを開き、「ページの移動」を選択します(図36-25)。
「ページの移動」ダイアログで、ページの移動先となるページ階層内のレベルを選択します。
たとえば、ページをMyPageのサブページとして表示する場合は、「MyPage」をクリックします(図36-26)。
「OK」をクリックします。
図36-27で、「サブページ」列に表示されているサブページ・アイコンは、MyPageにサブページが含まれていることを示しています。
ページ名を変更する手順は、次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルの「ページ」をクリックします。
名前を変更するページの「アクション」メニューを開き、「ページ名の変更」を選択します。
「ページ名の変更」ダイアログで、任意の名前を入力します。
「OK」をクリックします。
アプリケーションのデプロイ後も、管理者は組織の要件に合わせて、そのアプリケーションを定期的に更新する必要があります。Frameworkアプリケーションを使用すると、アプリケーションを再デプロイする必要なく、リソースを実行時に作成および編集できます。
リソースを作成する手順は、次のとおりです。
注意: データ・コントロールとページの作成手順は、他のリソースの場合と異なります。データ・コントロールを作成する方法については、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動し、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのデータ・コントロールの作成と管理に関する章の手順に従ってください。ページの作成については、第36.5.1.1項「ページの作成」を参照してください。 |
WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
左側にあるナビゲーション・パネルで、作成するリソースのカテゴリを選択します。
メニュー・バーの「作成」をクリックします。
「作成」ダイアログの「名前」フィールドに、リソースの名前を入力します。
「説明」フィールドに、リソースの説明を入力します。
「コピー元」リストから、新規リソースを作成するために拡張する既存のリソースを選択します。
注意: 「コピー元」リストは、ページ・テンプレート、ナビゲーション、リソース・カタログおよびスキン・リソースに対して提供されます。タスク・フロー・リソースに対しては提供されません。 タスク・フロー・リソースの場合、マッシュアップ・スタイルを選択する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのタスク・フローの作成に関する項を参照してください。 |
「作成」をクリックします。
新しく作成したリソースが「リソース」ページにリストされます。リソースの隣にある灰色のアイコンは、そのリソースがまだ公開されておらず、ユーザーが使用できないことを示しています。リソースの公開については、第36.5.6項「リソースの表示と非表示」を参照してください。
リソースのコピーを作成できます。この機能は、リソースのバックアップを作成する場合や、元のリソースの使用中にリソースを更新する場合に役立ちます。リソースのコピーを作成すると、そのコピーは非表示としてマークされます。
リソースのコピーを作成する手順は、次のとおりです。
WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
左側にあるナビゲーション・パネルで、任意のリソース・タイプを選択します。
リソースのリストから、コピーするリソースを選択します。
「編集」メニューの「コピー」を選択します。
注意: ページのコピーを作成するには、ページの「アクション」メニューから「ページのコピー」を選択します。「ページのコピー」ダイアログで、ページ名を指定し、「OK」をクリックします。 |
「コピー」ダイアログで、「表示名」フィールドにリソース・コピーの名前を入力します(図36-28)。
「説明」フィールドに、リソース・コピーの説明を入力します。
「OK」をクリックします。
実行時には、次の2つのタイプのリソースの編集が可能です。
単純な編集: リソースの基本設定を編集するための単純な方法が提供されます。単純な編集を実行するには、「編集」ダイアログを使用します。
ソースの編集: リソースのソース・コードを編集できます。ソースの編集を実行するには、「ソースの編集」ダイアログを使用します。
実行時のリソースの編集をよりきめ細かく制御するには、データ・コントロールとページを除く任意のカスタム・リソースの基礎となるソース・コードを編集します。
リソースのソース・コードを編集する手順は、次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルから、目的のリソース・タイプを選択します。
右側に表示されているリソースのリストから、コードを編集するリソースを選択します。
「編集」メニューの「ソースの編集」を選択します。
「ソースの編集」ダイアログに、リソース定義が表示されます。
必要に応じてコードを編集します(図36-29)。
コード内のXML構文は検証され、タグが欠けていたり誤って追加された場合は、エラー・メッセージが表示されます。検証は、CSSファイルなど、XML以外のファイルに対しては実行されません。
「OK」をクリックします。
WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
左側にあるナビゲーション・パネルで、任意のリソース・タイプを選択します。
リソースのリストから、編集するリソースを選択します。
「編集」メニューの「編集」を選択します。
注意: ページを編集するには、ページの「アクション」メニューから「ページの編集」オプションを選択します。 |
必要に応じてリソースを編集します。
編集できるプロパティは、リソースによって異なります。編集できるリソースのプロパティについては、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのSpacesで使用可能なリソースに関する表にリストされている、関連リソースの章を参照してください。Frameworkアプリケーション内のリソースを編集する手順は、Spacesアプリケーション内のリソースの場合に似ています。
各リソースには、その表示プロパティおよび属性を定義する、特定の関連プロパティがあります。認可されたユーザーは、「プロパティの編集」ダイアログを使用して、これらのプロパティを編集できます。「プロパティの編集」ダイアログに表示されるプロパティの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのリソースのプロパティに関する必要な知識に関する項を参照してください。
この項では、「プロパティの編集」ダイアログにアクセスし、リソースのプロパティを設定する方法を説明します。内容は次のとおりです。
注意: この項で説明するプロパティは、ページ・リソースには当てはまりません。 |
リソースの「プロパティの編集」ダイアログにアクセスする手順は、次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルから、編集するリソースのタイプを選択します。
関連リソースをハイライトし、「編集」メニューの「プロパティの編集」を選択します。
「プロパティの編集」ダイアログが開きます(図36-30)。
関連項目: 次に実行する手順は、目的によって異なります。詳細は、次を参照してください。 |
リソースは、その表示名に従って、「リソース」ページ上でソートされます。リソース・セットが整理された状態を維持するには、基準となる名前付けスキームと説明方法を決定することを検討します。これは必須手順ではありませんが、特定のリソースの用途を明確に識別するのに役立つ場合があります。
リソースは、関連グループに分類できます。たとえば、営業に関連付けられたすべてのページ・スタイルは、salesカテゴリに分類されます。この値は、「プロパティの編集」ダイアログでのみ公開され、使用できます。
リソースの名前、説明およびカテゴリを提供する手順は、次のとおりです。
「表示名」フィールドで、必要に応じてリソースの表示名を編集します。
オプションで、「説明」フィールドにリソースの説明を入力します。
オプションで、「カテゴリ」フィールドにカテゴリ名を入力します。
「OK」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
アイコンとリソースを関連付けることができます。Oracle WebCenter Portalの現在のバージョンでは、「ページの作成」ダイアログを使用してページを作成するときに、ページ・スタイルに対してのみ、それに関連付けられたアイコンが表示されます。
アイコンとリソースを関連付ける手順は、次のとおりです。
第36.5.5.1項「リソースの「プロパティの編集」ダイアログへのアクセス」の手順に従って、「プロパティの編集」ダイアログを開きます。
「アイコンURI」フィールドに、目的のアイコンへの標準URIパスを入力します。
たとえば、次のように入力します。
/mycompany/webcenter/page/images/myimage.png
指定できるのは、絶対URL(ブラウザのアドレス・フィールドに入力した場合でも機能するURL)か、アプリケーションの/oracle/webcenter/siteresources/scopedMD/shared
フォルダに格納されているイメージを指す相対URLです。
「OK」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
「プロパティの編集」ダイアログを通じて公開されるデフォルトの属性(「表示名」、「説明」など)に加えて、リソースのカスタム属性を公開することもできます。「プロパティの編集」ダイアログでは、属性の名前と値のペアを入力するための「属性」セクションが提供されます(図36-31)。
たとえば、editPageAfterCreation
属性をページ・スタイル・リソースと関連付けて、新しく作成したページを編集モードと表示モードのどちらで開くかを制御できます。この属性の値は、true
またはfalse
です。この属性を特定のページ・スタイルと関連付けると、選択したスタイルに基づいてユーザーがページを作成するたびに属性値が考慮され、それに従ってページが機能します。
この項では、カスタム属性をリソースと関連付ける方法、およびカスタム属性を削除する方法を説明します。内容は次のとおりです。
第36.5.5.1項「リソースの「プロパティの編集」ダイアログへのアクセス」の手順に従って、「プロパティの編集」ダイアログを開きます。
「属性」セクションの「名前」フィールドに、属性名を入力します。
「値」フィールドに、属性の値を入力します。
さらに属性を追加する場合は、「さらに追加」をクリックします。
これにより、新しい行が追加されます。その後、「名前」および「値」フィールドに、必要な詳細を入力できます。
「OK」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
リソースに関連付けられた属性を削除する手順は、次のとおりです。
第36.5.5.1項「リソースの「プロパティの編集」ダイアログへのアクセス」の手順に従って、「プロパティの編集」ダイアログを開きます。
「属性」セクションで、削除する属性に対応した「削除」アイコンをクリックします。
「OK」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
リソースを作成すると、そのリソースはデフォルトで非表示としてマークされます。非表示のリソースは、リソース・ピッカー内で使用できません。リソースを使用可能にするには、そのリソースを公開する必要があります。
「リソース」ページでは、使用可能なすべてのリソース名の隣に、緑色のチェックマークと「使用可能」という言葉が表示されます。リソース名の隣に、灰色のアイコンと「非表示」という言葉が表示されている場合、そのリソースは非表示としてマークされています(図36-32)。
リソースを表示または非表示にする手順は、次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルで、任意のリソース・タイプを選択します。
リソースのリストから、表示または非表示にするリソースを選択します。
「編集」メニューから、表示されたオプションに応じて「表示」または「非表示」を選択します。
リソースが非表示になっている場合、「編集」メニューには「表示」オプションが表示されます。「表示」をクリックすると、リソース名の隣に緑色のチェックマークと「使用可能」という言葉が表示され、リソースが使用可能になります。
リソースがすでに公開されている場合、「編集」メニューには「非表示」オプションがリストされます。「非表示」をクリックすると、リソース名の隣に灰色のアイコンと「非表示」という言葉が表示され、リソースは非表示になり、ユーザーはそのリソースを使用できなくなります。
注意: ページを使用可能としてマークするには、「リソース」ページで、ページ名の隣にある「ページを表示」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスが選択解除されている場合、ページは非表示としてマークされます。 |
アプリケーション内で作成したリソースに、すべてのユーザーがアクセスできるか、特定のユーザーまたはグループのみがアクセスできるかを制御できます。デフォルトでは、アプリケーションレベルの権限によって、リソースのアクセス権限が制御されます。「セキュリティ設定」ダイアログでは、アプリケーションレベルの権限とは別に、選択したリソースに対する特定の権限を定義できます。
ページのアクセス権限の設定については、第36.5.1.3項「ページのアクセス権限の設定」を参照してください。
ページ以外のリソースにアクセス権限を設定する手順は、次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルで、任意のリソース・タイプを選択します。
リソースのリストから、アクセス権限を設定するリソースを選択します。
「編集」メニューの「セキュリティ設定」を選択します。
「セキュリティ設定」ダイアログで、次のいずれかのオプションを選択して、アクセス方法を指定します(図36-33)。
カスタム権限の使用: 選択したリソースを管理および更新できるユーザーを定義する場合、このオプションを選択します。このオプションを選択した場合、ダイアログ内の他のコントロールは使用可能になります。手順6に進んでください。
注意: 「カスタム権限の使用」を選択した場合、1人以上のユーザーまたは1つ以上のグループに「管理」アクセス権限が付与されていることを確認してください。 |
アプリケーション権限の使用: 選択したリソースのアクセス設定を、アプリケーション用に定義した設定から継承する場合、このオプションを選択します。このオプションを選択した場合、「OK」をクリックして変更を保存し、ダイアログを終了します。
注意: 「アプリケーション権限の使用」を選択すると、すでに設定されているカスタム権限は削除されます。 |
「カスタム権限の使用」を選択した場合、リソースのアクセス権限を付与するユーザーまたはグループを指定します。「セキュリティ設定」ダイアログで、次の操作を実行します。
アイデンティティ・ストアに含まれる個々のユーザーを検索および選択できるダイアログを開くには、「ユーザーの追加」をクリックします。必要なユーザーを選択し、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
アイデンティティ・ストアに含まれる個々のユーザーのグループを検索および選択できるダイアログを開くには、「グループの追加」をクリックします。必要なグループを選択し、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
「ロールまたはユーザー」列にリストされているユーザーまたはグループごとに、付与するアクセス・レベルを次のように指定します。
リソースへの完全なアクセス権限を付与するには、「管理」チェック・ボックスを選択します。これらのユーザーは、リソース・プロパティの編集とリソースの削除を実行できます。
リソースを編集する権限を付与するには、「更新」チェック・ボックスを選択します。これらのユーザーは、リソースを編集できますが、削除できません。
任意のユーザーまたはグループの権限を取り消す場合は、そのエンティティを選択し、「アクセス権限の削除」をクリックします。
「OK」をクリックします。
デプロイ済のアプリケーションでは、実行時にリソースを編集できます。ただし、よりきめ細やかな制御を行う目的で、設計時にリソースを編集することもできます。この場合、実行時に作成したリソースをダウンロードし、設計時にJDeveloperで編集した後、更新されたリソースを再度アプリケーションにアップロードできるため、アプリケーションを再デプロイする必要はありません。
注意: データ・コントロールとページは、リソース・レベルでダウンロードまたはアップロードできません。 |
「ダウンロード」および「アップロード」オプションを使用すると、デプロイ後のラウンドトリップ・アプリケーション開発が可能になります。これらのアクションによって、より簡単に、新しいリソースや更新されたリソースをJDeveloperからアプリケーションに移動し、必要に応じて、それらのリソースをアプリケーションからJDeveloperでの開発に戻すことができます。
リソースをダウンロードすると、リソース構成が単一のエクスポート・アーカイブ(.earファイル)内に保存されます。エクスポート・アーカイブは、ローカル・ファイル・システムまたはリモート・サーバー・ファイル・システムに保存できます。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルで、任意のリソース・タイプを選択します。
リソースのリストから、EARファイルとしてダウンロードするリソースを選択します。
「ダウンロード」をクリックします。
「ダウンロード」ダイアログの「アーカイブ・ファイル名」フィールドに、エクスポート・アーカイブ・ファイルの名前を入力します。
「ダウンロード」ダイアログで、エクスポート・アーカイブ・ファイルの保存先を指定します。次のいずれかのオプションを使用します。
自分のコンピュータに保存: エクスポート・アーカイブ・ファイルをローカル・ファイル・システムに保存する場合にクリックします。その後、ファイルの保存先となるパスを指定します。
WebCenter Portalサーバーに保存: エクスポート・アーカイブ・ファイルをリモート・サーバー・ファイル・システムに保存する場合にクリックします。「パス」フィールドに、サーバーのパスを入力します。
「ダウンロード」をクリックして、リソースをダウンロードします。
JDeveloperでリソースを編集したら、それらを実行時にアプリケーションにアップロードできます。アップロードするリソースは、エクスポート・アーカイブ(.earファイル)形式になっている必要があります。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルで、任意のリソース・タイプを選択します。
「アップロード」をクリックします。
「アップロード」ダイアログで、リソース・アーカイブ・ファイルの場所を指定します。EARファイルの場所に応じて、次のいずれかを選択します。
自分のコンピュータで表示: アーカイブがローカル・ファイル・システム上にある場合に選択します。EARファイルへのパスを入力するか、「参照」ボタンを使用します。
WebCenter Portalサーバーで表示: アーカイブがリモート・サーバー上にある場合に選択します。「パス」フィールドに、EARファイルへのパスを入力します。
「アップロード」をクリックします。
実行時にリソースを編集し、変更をプレビューした後、必要に応じてさらに調整を行うことができます。
リソースをプレビューする手順は、次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルで、目的のリソース・カテゴリを選択します。
プレビューするリソースを選択します。
「プレビュー」をクリックします。
注意: データ・コントロールとページのプレビューはサポートされていません。「プレビュー」オプションへのアクセス方法は、一部のリソースでは異なります。特定のリソースについては、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのSpacesで使用可能なリソースに関する表にリストされている、リソースごとの章を参照してください。 |
リソースが不要になったら、そのリソースをアプリケーションから削除できます。
リソースを削除する手順は、次のとおりです。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、WebCenter Portal管理コンソールの「リソース」ページに移動します。
左側にあるナビゲーション・パネルで、任意のリソース・タイプを選択します。
リソースのリストから、削除するリソースを選択します。
「編集」メニューの「削除」を選択します。
注意: ページを削除するには、ページの「アクション」メニューから「ページの削除」オプションを選択します。ページを削除すると、そのサブページも削除されます。 |
「削除」確認ダイアログで、「OK」をクリックしてリソースを削除します。
WebCenter Portal管理コンソールを通じて、いくつかのWebCenter Portalサービスを管理および構成できます。「サービス」タブ(図36-34)からは、コンテンツ・リポジトリ、投票、ポートレット・プロデューサおよび外部アプリケーションを管理および構成できます。
分析など、一部のサービスはデフォルトで使用できるため、管理者レベルでの構成は不要です。投票など、その他のサービスを稼働させるには、管理権限を持つユーザーによる追加の構成が必要です。
この章の内容は次のとおりです。
アプリケーション管理者は、WebCenter Portal管理コンソールを通じて、アプリケーションのプライマリ・コンテンツ・リポジトリに格納されたコンテンツを管理できます(図36-35)。管理者は、ここからコンテンツの追加、編集、更新、ドキュメント・バージョン履歴の管理、および役立つ情報(ファイルとフォルダのダイレクトURLやダウンロードURLなど)へのアクセスを実行できます。
Frameworkアプリケーションのコンテンツ・リポジトリを登録し、プライマリ(またはデフォルト)・コンテンツ・リポジトリを決定するのは、システム管理者の職責です。この管理ページに、異なるコンテンツ・リポジトリのコンテンツを表示する必要がある場合は、プライマリ(またはデフォルト)・コンテンツ・リポジトリ接続の再構成をシステム管理者に依頼します。第11.7項「アクティブな(またはデフォルトの)コンテンツ・リポジトリ接続の変更」も参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
新規フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
新規フォルダの作成先となるディレクトリを選択します。
「ファイル」メニューの「新規フォルダ」を選択します。
「フォルダの作成」ダイアログで、「フォルダ名」フィールドにわかりやすい名前を入力し、「作成」をクリックして、選択したディレクトリにフォルダを作成します。
ヒント: フォルダの名前を変更したり、フォルダを削除するには、「ファイル」メニューから適切なオプションを選択します。このメニューでは、フォルダに格納されたコンテンツの切取り、コピーおよび貼り付けを実行するためのオプションも提供されます。 ディレクトリ内のフォルダを非表示にするには、「表示」メニューの「フォルダの非表示」を選択します。非表示のフォルダを表示するには、「フォルダの非表示」オプションを選択解除します。 |
Wikiドキュメントを作成する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
Wikiページの作成先となるディレクトリを選択します。
「新規Wikiドキュメント」をクリックします。リッチ・テキスト・エディタが表示されます。
「タイトル」フィールドにわかりやすいタイトルを入力し、「作成」をクリックして、選択したディレクトリにWikiページを作成します。
Wikiドキュメントなどのコンテンツを編集する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
編集するアイテムを選択します。
「ファイル」メニューの「編集」を選択します。ファイルがリッチ・テキスト・エディタ内で開きます(図36-36)。
「保存して閉じる」をクリックし、ドキュメントを保存して閉じます。
ドキュメントをアップロードする手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
ドキュメントのアップロード先となるディレクトリを選択します。
「ドキュメントのアップロード」をクリックします。「<フォルダ名>へのドキュメントのアップロード」ダイアログが表示されます。
「ドキュメントのアップロード」セクションで、「参照」をクリックし、必要なドキュメントを選択します。必要に応じて「説明」セクションに説明を入力し、「アップロード」をクリックします。選択したディレクトリにドキュメントがアップロードされます。
ヒント: 一度に複数のドキュメントをアップロードできます。「追加」をクリックしてフィールドを追加することによって、任意の数のドキュメントをアップロードできます。 ドキュメントをダウンロードするには、そのドキュメントを選択し、「ダウンロード」をクリックします。 |
ドキュメントをチェックアウトする手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
チェックアウトするドキュメントを選択します。
「ファイル」メニューの「チェックアウト」を選択します。ドキュメントがチェックアウトされ、チェックアウト済のステータスを示す鍵アイコンが表示されます(図36-37)。
ヒント: チェックアウトを取り消すには、ディレクトリ内でそのドキュメントを選択し、「ファイル」メニューの「チェックアウトの取消」を選択します。 |
ドキュメントの新規バージョンをアップロードする手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
チェックアウトするドキュメントを選択します。
「ファイル」メニューの「新規バージョンのアップロード」を選択します。
「新規バージョンのアップロード」ダイアログで、「参照」をクリックし、ドキュメントの別のバージョンを選択します(図36-38)。必要に応じて説明を入力し、「アップロード」をクリックします。
イメージやWikiページなどのドキュメントのバージョン履歴を表示する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
ドキュメントがあるディレクトリに移動します。
バージョン履歴を表示するドキュメントを選択します。
「表示」メニューの「バージョン履歴」を選択します。バージョン履歴が表示されます(図36-39)。
ヒント: アイテムのプロパティを表示するには、ディレクトリ内でそのアイテムを選択し、「表示」メニューの「プロパティ」を選択します。 |
ダイレクトURLを使用するとドキュメントを表示でき、ダウンロードURLを使用するとそのドキュメントをダウンロードできます。これらのURLを取得する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
ドキュメントがあるディレクトリに移動します。
URLを取得するドキュメントを選択します。
「表示」メニューの「リンクの取得」を選択します。
「リンクの取得」ダイアログで、このドキュメントを表示する場合は、「ダイレクトURL」をクリックします。このドキュメントをダウンロードする場合は、「ダウンロードURL」をクリックします。
プライマリ・リポジトリ内のアイテムごとに、コンテンツ・アイテムの名前、最終変更日、チェックアウト・ステータスなど、表示する関連情報を選択できます。また、選択した列を並べ替えて、任意の情報を特定の順序で表示することもできます。
コンテンツ・アイテムに関して表示する情報の列を選択する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
ドキュメントがあるディレクトリに移動します。
「表示」メニューの「列」を選択し、コンテンツ・アイテムに関して表示する情報のタイトルを選択します(図36-9)。
列を並べ替える手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「コンテンツ」を選択します。
ドキュメントがあるディレクトリに移動します。
「表示」メニューの「列の並替え」を選択します。「列の並替え」ダイアログが表示されます(図36-42)。
次の条件を満たすと、「ファイル」メニューの「コンテンツ」タブに「セキュリティ」メニュー・アイテムが表示されます。
第11.2.3.10項「WebCenter Portalアプリケーションでのアイテム・レベルのセキュリティの構成」の説明に従って、Oracle WebCenter Content Serverでアイテム・レベルのセキュリティを有効化した。
第11.2.3.10項「WebCenter Portalアプリケーションでのアイテム・レベルのセキュリティの構成」の説明に従って、Oracle WebCenter Content Serverでアイテム・レベルのセキュリティを有効化したときに、該当するドキュメントに割り当てられたセキュリティ・グループが、SpecialAuthGroups
設定にリストされた。
ユーザーがOracle WebCenter Content Serverのドキュメントまたはフォルダの管理権限を持っている。
セキュリティ機能の使用については、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのファイルのセキュリティ・オプションの設定に関する項を参照してください。
Frameworkアプリケーション内でポートレット・プロデューサを登録して管理するには、ユーザーにAppConnectionManager
ロールが割り当てられている必要があります。デフォルトでは、Administrator
ロールを持つユーザーにAppConnectionManager
ロールが割り当てられるため、アプリケーション管理者は、WebCenter Portal管理コンソールを通じてポートレット・プロデューサを構成できます。第36.4.4項「アプリケーション・ロールおよび権限の管理」も参照してください。
ポートレット・プロデューサを登録すると、そのプロデューサによって所有されているすべてのポートレットが、アプリケーションのリソース・カタログを通じて自動的に使用可能になります。一度登録されると、編集ページの適切な権限を持つユーザーは、そのプロデューサのポートレットを自分のページに追加できるようになります。アクセスする必要がある特定のポートレットがリソース・カタログ内に見つからない場合は、それに関連付けられたプロデューサの登録を管理者に依頼します。
この項の内容は次のとおりです。
注意: Fusion Middleware管理者は、Fusion Middleware ControlとWLSTコマンドを使用して、Frameworkアプリケーションのポートレット・プロデューサを登録することもできます。詳細は、第24章「ポートレット・プロデューサの管理」を参照してください。 |
Frameworkアプリケーションのポートレット・プロデューサを実行時に登録する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「ポートレット・プロデューサ」を選択します(図36-43)。
「登録」をクリックします。
ポートレット・プロデューサの接続の詳細を入力します。
1つ以上のフィールドの詳細は、次の表を参照してください。
WSRPプロデューサ
Oracle PDK Javaプロデューサ
ページレット・プロデューサ
「テスト」をクリックして、接続の詳細を検証します。
「OK」をクリックして、ポートレット・プロデューサを登録します。
Frameworkアプリケーションのポートレット・プロデューサを実行時に変更または削除する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「ポートレット・プロデューサ」を選択します(図36-43)。
必要なポートレット・プロデューサを選択し、次のいずれかをクリックします。
ポートレット・プロデューサの接続の詳細を更新するには、「編集」をクリックします。
プロデューサを登録解除するには、「登録解除」をクリックします。これにより、登録データがFrameworkアプリケーションとリモート・プロデューサの両方から削除されます。
登録を解除しても、Frameworkアプリケーション・ページからポートレット・インスタンスは削除されません。ユーザーには、ポートレットのかわりに「ポートレットがありません」
というメッセージが表示されます。
このポートレット・プロデューサに関連付けられている外部アプリケーションの目的がこのプロデューサをサポートすることのみであれば、その外部アプリケーションを削除することを考慮してください。第36.6.3.2項「外部アプリケーションの編集と削除」を参照してください。
Frameworkアプリケーション内で外部アプリケーションを登録して管理するには、ユーザーにAppConnectionManager
ロールが割り当てられている必要があります。デフォルトでは、Administrator
ロールを持つユーザーにAppConnectionManager
ロールが割り当てられるため、アプリケーション管理者は、WebCenter Portal管理コンソールを通じて外部アプリケーションを構成できます。第36.4.4項「アプリケーション・ロールおよび権限の管理」も参照してください。
外部アプリケーションとは、自身の認証プロセスを実装するアプリケーションです。つまり、Frameworkアプリケーションのシングル・サインオン・プロセスに参加しないアプリケーションのことです。Frameworkアプリケーションが、自身の認証を行うアプリケーションと対話する場合、資格証明プロビジョニングを可能にする外部アプリケーションを登録できます。
アプリケーション管理者は、WebCenter Portal管理コンソールを通じて、実行時にFrameworkアプリケーションの外部アプリケーションを登録、編集および削除できます。
この項の内容は次のとおりです。
注意: Fusion Middleware管理者は、Fusion Middleware ControlとWLSTコマンドを使用して、Frameworkアプリケーションの外部アプリケーションを登録することもできます。詳細は、第24章「ポートレット・プロデューサの管理」を参照してください。 |
Frameworkアプリケーションの外部アプリケーションを実行時に登録する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「外部アプリケーション」を選択します(図36-44)。
「登録」をクリックします。
外部アプリケーションの接続の詳細を入力します。
1つ以上のフィールドの詳細は、次の表を参照してください。
「テスト」をクリックして、接続の詳細を検証します。
「OK」をクリックして、アプリケーションを登録します。
Frameworkアプリケーションの外部アプリケーションを実行時に変更または削除する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「外部アプリケーション」を選択します(図36-44)。
必要な外部アプリケーションを選択し、次のいずれかをクリックします。
外部アプリケーションの接続の詳細を更新するには、「編集」をクリックします。
外部アプリケーションを削除するには、「登録解除」をクリックします。
外部アプリケーション接続を削除すると、Frameworkアプリケーション・ユーザーはそのアプリケーションにアクセスできなくなり、外部アプリケーションに依存するサービスが正常に機能しなくなる可能性があるため、削除する際は注意してください。
アプリケーション管理者は、WebCenter Portal管理コンソールを通じて、実行時にFrameworkアプリケーションのオンライン投票を作成および構成できます。投票を使用すると、関係者への調査(意見および経験レベルなど)、重要な情報を再表示できるかどうかの確認、およびプレゼンテーションの効果に対するフィードバックの収集が可能です。
この項の内容は次のとおりです。
投票サービスを使用すると、投票を実施するだけでなく、次のことを実行できます。
「投票の作成」アイコンをクリックし、セクション・ヘッダーと質問を追加することによって、投票を作成します。
投票の配信スケジュールを設定します。
投票を、新規投票で使用できるテンプレートとして保存します。
投票の結果を分析します。
投票サービスは、RSS、検索(投票テキストの検索)、インスタント・メッセージおよびプレゼンス、最近のアクティビティなど、多くのWebCenter Portalサービスと統合されています。
図36-45は、投票の例を示しています。
ユーザーが投票を完了するには、その投票が公開され、オープンしている必要があります。未公開またはクローズした投票は完了できません。
「投票」ページ(図36-46)では、投票を作成した後、現在の投票のステータスを表示し、それらに対して、編集、保存(投票または投票テンプレートとして)、公開、クローズ、分析、削除などの操作を実行できます。「投票」ページ上の投票データは、いつでも「リフレッシュ」アイコンをクリックして更新できます。
新規投票を追加する手順は、次のとおりです。
「サービス」管理タブに移動します。
第36.2項「WebCenter Portal管理コンソールへのアクセス」も参照してください。
「投票」を選択します(図36-46)。
「投票の作成」をクリックします。
「投票の作成」ダイアログが表示されます(図36-47)。
投票の名前と説明を入力し、「作成」をクリックします。
「デザイン」タブが表示されます(図36-48)。
「追加」をクリックして、既存のテンプレートから投票を作成したり、質問や周囲のテキストを投票に移入します。
「セクションの追加」をクリックして、リッチ・テキスト・エディタに説明テキストを入力し(図36-49)、完了したら「OK」をクリックします。
「質問の追加」をクリックして、投票の質問をそれぞれ追加します(図36-50)
質問のタイプをドロップダウン・リストから選択します。
質問のタイプには、次の4つがあります。
複数選択肢(1回答のみ)
複数選択肢(複数回答)
マトリックス選択肢(1行当たり1回答のみ)
マトリックス選択肢(1行当たり複数回答)
質問のテキストと選択肢を入力し(異なる選択肢は、別の行に入力する必要があります)、完了したら「OK」をクリックします。
この例の場合、現在のデザインは図36-52のようになります。
「スケジュール」タブを開き、投票の公開およびクローズ・オプションを選択します(図36-53を参照)。投票を実施するには、その投票が公開され、オープンしている必要があります。未公開またはクローズした投票は実施できません。
「公開オプション」では、投票を編集用に下書きモードのままにするか、すぐに公開するか、指定日に公開するかを選択します。カレンダーから公開時間を入力するには、「日付および時間の選択」アイコンをクリックします。投票の始めに表示されるテキストをリッチ・テキスト・エディタでカスタマイズするには、「導入メッセージの編集」をクリックします。
「クローズ・オプション」では、公開済の投票を、特定のレスポンス数に達した時点でクローズするか、特定の日にクローズするかを選択できます。両方のオプションを選択した場合、投票はいずれかの条件が満たされたときにクローズします。カレンダーからクローズ時間を入力するには、「日付および時間の選択」アイコンをクリックします。投票の終わりに表示されるテキストをリッチ・テキスト・エディタでカスタマイズするには、「結びのメッセージの編集」をクリックします。
「設定」タブを開き、投票を実施した後に何を表示するか、ユーザーが入力後にレスポンスを編集できるかどうか、および必須質問をアスタリスクでマークするかどうかを選択します(図36-54を参照)。
投票の実施後、「分析」タブを開いて投票データを表示します。別の質問に切り替えるには、右側の「質問」ボックスを使用します(図36-55)。