Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド 12c リリース1 (12.1.1) B65933-02 |
|
前 |
次 |
この章では、様々なオペレーティング・システム環境にあるWebLogic Serverインストーラをコンソール・モードで実行する方法を説明します。
コンソール・モードでWebLogic Serverをインストールする場合、各セクションでのプロンプトに応えて選択肢の番号を入力するか、[Enter]キーを押してデフォルトを受け入れます。インストール・プロセスを終了するには、任意のプロンプトに応えて「exit」
(または「x」
)を入力します。選択内容を確認または変更する場合は、プロンプトに「previous」
(または「p」
)を入力します。次のウィンドウに進むには、「next」
(または「n」
)を入力します。
注意: この項で提供されるサンプルのコンソール・テキストおよびディレクトリのパス名では、Windowsの規約(パス名におけるバックスラッシュなど)が使用されています(例: |
この章には次の項が含まれます:
この項では、様々な環境においてコンソール・モードでインストール・プログラムを使用する方法について説明します。次の項が含まれます:
Windowsプラットフォーム上でコンソール・モードでのインストール・プログラムを起動するには、次の手順に従います。
ターゲットのWindowsシステムにログインします。
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。
インストール・プログラムを含むディレクトリに移動します。
インストール・プログラム名を入力して、インストールを開始します。
たとえば、コンソール・モードでWindows用のWebLogic Serverパッケージ・インストーラを開始するには、次のように入力します。
wls1036_win32.exe -mode=console
注意: コマンド・ラインに 詳細は、「詳細なインストール・ログの生成」を参照してください。 |
しばらくすると、インストール・プログラムがソフトウェアのインストールを開始します。続行するには、コンソール・モードでWebLogic Serverのインストールに進みます。
.bin
インストール・ファイルを使用してコンソール・モードでインストール・プログラムを開始するには、次の手順に従います。
ターゲットのUNIXシステムにログインします。
インストール・プログラムを含むディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストールを開始します。
chmod a+x
file_name.bin
./
file_name.bin
-mode=console
file_name.bin
は、インストール・プログラムの名前です。たとえば、WebLogic Server 12.1.1の場合、Solaris用のパッケージ・インストーラ・ファイル名はwls1211_solaris32.bin
です。
注意: サーバー・サンプルのインストールは、インストール・コマンドに次のパラメータを指定します。そうしないと、インストールに予想以上に時間がかかる場合があります。
|
しばらくすると、インストール・プログラムがソフトウェアのインストールを開始します。続行するには、コンソール・モードでWebLogic Serverのインストールに進みます。
.jar
インストール・ファイルを使用してコンソール・モードでインストール・プログラムを起動するには、次の手順に従います。
注意: 64ビット・プラットフォームでWebLogic Serverをインストールする場合、詳細は、「64ビットJDKを使用した64ビット・プラットフォームでのWebLogic Serverのインストール」を参照してください。 UNIXまたはLinuxオペレーティング・システムでWebLogic Serverをインストールするとき、サーバー・サンプルをインストールするには次のパラメータをインストール・コマンドに組み込みます。そうしないと、インストールに予想以上に時間がかかる場合があります。
|
ターゲットのシステムにログインします。
適切なJDKのディレクトリをターゲット・システムのPATH
変数定義に追加します。たとえば、UNIXまたはLinuxシステムでは、bin
ディレクトリをPATH
変数の最初に追加します。
PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH; export PATH
インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストールを開始します。
java -jar
file_name
.jar -mode=console
file_name
.jar
はインストール・ファイルの名前です。
しばらくすると、インストール・プログラムがソフトウェアのインストールを開始します。続行するには、コンソール・モードでWebLogic Serverのインストールに進みます。
.jar
のインストール・プログラムを使用して64ビット・プラットフォームでWebLogic Serverをインストールする場合:
適切なJDKのディレクトリをターゲット・システムのPATH
変数定義に追加します。たとえば、UNIXでは、適切な64ビットJDKのbin
ディレクトリをターゲット・システムのPATH
変数の最初に追加します。
JAVA_HOME=
path_to_64-bit_JDK
; export JAVA_HOME
PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH; export PATH
(UNIXまたはLinuxのみ)32/64ビット・ハイブリッドJDK(HP-PA、HPIAおよびSolaris64プラットフォームなど)を使用する場合、インストール・コマンドに-d64
フラグを含めます。たとえば、パッケージ・インストールを使用してグラフィック・モードでインストールする場合は次のとおりです。
java -d64 -jar wls
version
_generic.jar -mode=console
java -version
コマンド(または32/64ビット・ハイブリッドJDKを使用したUNIXまたはLinuxプラットフォームでのjava -d64 -version
コマンド)を実行して、JAVA_HOME
が64ビットJDKを参照することを確認します。
Sun 64ビットJDKを使用している場合、WebLogic Serverをインストールするために次のコマンドを使用します:
java -Xmx1024m -jar wls
version
_generic.jar -mode=console
インストール・プログラムの起動後、次の手順に従ってインストールを行います。
「ようこそ:」
のプロンプトが表示されたら、「next」
(または、「n」
)を入力するか、[Enter]キーを押して、インストール・プロセスを続行します。
「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」
のプロンプトが表示されます。
ターゲット・システムにインストールされるすべてのFusion Middleware製品(WebLogic Serverを含む)のためのセントラル・サポート・ディレクトリとして機能するミドルウェア・ホーム・ディレクトリを指定します。ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの詳細は、「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」を参照してください。
次のいずれかがシステムに表示されます。
システム上に既存のホーム・ディレクトリがある場合は、ディレクトリのリストが表示されます。
既存のホーム・ディレクトリを使用するには、ホーム・ディレクトリと関連付けられた番号を入力します。
ホーム・ディレクトリを作成するには、「1」
を入力するか、[Enter]キーを押します。
システムにミドルウェア・ホーム・ディレクトリが存在しない場合、または「新しいミドルウェア・ホームを作成する」
を選択した場合、次のいずれかを実行します。
デフォルトのホーム・ディレクトリを使用するには、「next」
(または、「n」
)を入力するか、[Enter]キーを押します。
ホーム・ディレクトリを作成するには、ホーム・ディレクトリのフルパス(たとえば、C:\Oracle\Middleware
)を入力します。指定したディレクトリが存在しない場合は、インストール・プログラムによってそのディレクトリが作成されます。
インストール・プログラムにより、指定したホーム・ディレクトリが表示されます。
コマンドラインで自分の選択を確定するには、[Enter]キーを押します。また、「1」
か「2」
を入力して「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」パネルに戻ると、そこで入力を修正できます。
ホーム・ディレクトリを選択して選択の確認を完了すると、「セキュリティ更新のための登録」
のプロンプトが表示されます。
セキュリティ更新のための登録には、アクティブなMy Oracle Supportアカウントが必要です。登録が完了すると、ご使用のインストールに関するセキュリティ更新がある場合は、Oracleサポートがすぐに通知します。
セキュリティ更新のための登録をするには:
「1」
を入力し、My Oracle Supportアカウントの電子メール・アドレスを入力します。
「2」
を入力し、My Oracle Supportアカウントのパスワードを入力します。
「セキュリティ・アップデートの受信」
が「Yes」
に設定されていることを確認します。「No」
に設定されている場合、「3」
を入力して、「Yes」
を入力します。
セキュリティ更新のための登録をしない場合、「3」
を入力して、「No」
を入力します。構成マネージャの初期化を無視することを確認するダイアログが表示されます。「Yes」
を入力します。
セキュリティ更新のためのオプションを選択して、[Enter]キーを押します。
初めてインストールを実行する場合、「インストール・タイプの選択」
のプロンプトが表示されます。ステップ5に進みます。
既存のインストールにコンポーネントを追加する場合、「製品とコンポーネントの選択」
のプロンプトが表示されます。ステップ6に進みます。
(このステップは、初めてインストールする場合のみ表示されます。)インストール・タイプと関連付けられた番号を入力して、実行するインストール・タイプを指定します。
標準インストールを選択する場合、「1」
を入力するか、[Enter]キーを押してステップ8に進みます。
カスタム・インストールを選択する場合、「2」
を入力します。インストールする製品とコンポーネントの選択
のプロンプトが表示されます。ステップ6に進みます。
標準およびカスタム・インストールの詳細は、「インストール・タイプの選択」を参照してください。
(このステップは、カスタム・インストールを実行する場合のみ適用されます) インストールするコンポーネントを選択します。選択されたコンポーネントにはチェックマークが付きます。デフォルトでは、次の項目がインストールのためにすでに選択されています。
Serverサンプル(1.11)
を除くWebLogic Serverとそのすべてのサブコンポーネント
Oracle Coherence/Oracle Coherence製品ファイル
コンポーネントまたは製品を追加する場合、現在のミドルウェア・ホーム・ディレクトリにすでにインストールされているすべてのコンポーネントに対して、「インストール完了」
が表示されます。
注意: 選択したコンポーネントのインストールの予測サイズが表示されます。 |
まだ選択されていないコンポーネントを選択するには、それに関連付けられた番号を入力します。たとえば、「WebLogic Server: Serverサンプル」
を選択する場合、「1.11」
を入力します。コンポーネントの横にチェック・マークが表示されます。
すでに選択されているコンポーネントの選択を解除するには、それに関連付けられた番号を入力します。たとえば、「サード・パーティJDBCドライバ」
コンポーネントがすでに選択されている場合、選択を解除するには、「1.7」
を入力します。
コンポーネントを選択または選択解除すると、インストール・プログラムはコンポーネント間の依存関係を確認して、選択されたコンポーネントのリストを自動的に変更します。
必要なコンポーネントを選択した後、「n」
を入力するか、[Enter]キーを押します。
(このステップは、初めてカスタム・インストールを実行する場合のみ適用されます。)「JDKの選択」
のプロンプトが表示されます。追加するJDKを選択します。現在選択されているJDKにはチェック・マークが付いています。
ローカルJDKを追加するには、「1」
を入力して、JDKの場所を指定します。
既存のJDKの選択を切り替えるには、適切な数字(2
以上)を入力します。
現在の選択を保存してインストールを続行するには、[Enter]キーを押します。
インストーラが必要なアーカイブ・ファイルを検索するまで、お待ちください。
「製品インストール・ディレクトリの選択」
のプロンプトが表示されます。ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定します。
注意: 既存のインストールにコンポーネントを追加する場合、 |
デフォルト製品のディレクトリを受け入れるには、[Enter]キーを押して続行します。
製品インストール・ディレクトリを変更するには:
インストール・ディレクトリを変更する製品の番号を入力します。
インストール・ディレクトリのフルパスを入力して、[Enter]キーを押します。
完了したら、[Enter]キーを押してインストールを続行します。
(このステップは、管理者権限を持ち、Windows上でカスタム・インストールを初めて実行する場合のみ適用されます。)「ノード・マネージャをWindowsのサービスとしてインストール」
のプロンプトが表示されます。ノード・マネージャをWindowsのサービスとしてインストールするかどうかを指定するには:
ノード・マネージャをWindowsサービスとしてインストールするには、「1」
を入力します。次に、プロンプトでノード・マネージャのリスニング・ポートを入力するか、[Enter]キーを押してデフォルト値(5556
)をそのまま使用します。指定したリスニング・ポートが実行中のアプリケーションによって使用中の場合は、インストール・プログラムから別のノード・マネージャ・リスニング・ポート番号を入力するよう求められます。選択内容を確認するよう求められます。
ノード・マネージャをWindowsサービスとしてインストールしない場合は、「2」
を入力します。
(このステップは、管理者権限を持ち、Windows上で初めてインストールを実行する場合のみ適用されます。)「ショートカットの場所の選択」
のプロンプトが表示されます。「スタート」メニューのショートカットを作成するフォルダを指定します。
次のいずれかを行います。
「All Users」フォルダに「スタート」メニューのショートカットを作成するには、「1」
を入力するか、[Enter]キーを押します。これで、マシンに登録されたすべてのユーザーに、インストールされたソフトウェアへのアクセス権が与えられます。ただし、管理者権限のあるユーザーだけが「All Users」フォルダにショートカットを作成できます。したがって、管理者権限を持たないユーザーが構成ウィザードを使用してWebLogicドメインを作成した場合、それらのドメインに対する「スタート」メニューのショートカットは作成されません。この場合、必要であれば、ローカルの「スタート」メニュー・フォルダに手動でショートカットを作成できます。
ローカル・ユーザーの「スタート」メニュー・フォルダにショートカットを作成するには、「2」
を入力します。その場合、このマシンに登録されている他のユーザーは、このインストールの「スタート」メニューのエントリにアクセスできません。
選択内容を確定するよう求められたら、「1」
を入力するか、[Enter]キーを押してインストールに続行します。または、「2」
を入力すると、前のパネルに戻ってエントリを変更できます。
(このステップは、アップグレード・インストーラを実行する場合は適用されません。)インストールする製品とJDKのリストおよびインストールの予測サイズが表示されます。
[Enter]キーを押して続行します。
インストール・プログラムによって指定されたコンポーネントのシステムへのコピーが開始されます。
注意: インストール・プログラムが長時間停止するのは、特に終盤では普通のことです。これが発生している間も、インストール・プログラムは動作しています。 |
インストールが完了すると、次のメッセージが表示されます。
Installation Complete Congratulations! Installation is complete. Press [Enter]to continue or type [Exit]>