Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverストア・アンド・フォワードの構成と管理 12c リリース1 (12.1.1) B65899-01 |
|
前 |
次 |
この章では、このガイド、『Oracle WebLogic Serverストア・アンド・フォワードの構成と管理』の内容と構成について説明します。
このドキュメントは、WebLogic JMSおよびWeb Services Reliable Messaging (WSRM)で使用するWebLogicストア・アンド・フォワード・サービスの構成、管理、およびモニターに携わるシステム管理者を対象としています。
このドキュメントでは、本番段階での管理、モニター、パフォーマンス・チューニングに関するトピックを取り上げます。このドキュメントでは、ソフトウェア・プロジェクトの本番前の開発またはテスト段階については説明しません。これらのトピックに関するWebLogic Serverのドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください。
このドキュメントは、WebLogic Serverのシステム管理に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、WebLogic Server SAFの付加価値機能と、WebLogic Server機能を使用してWebLogic Serverを本番環境で管理するための主要な情報を重点的に扱います。
第1章「概要とロードマップ」では、このドキュメントの構成を紹介します。
第2章「ストア・アンド・フォワード・サービスについて」では、ストア・アンド・フォワード・サービスの概念と機能、およびそれらとWebLogic Serverとの連携の仕組みについて説明します。
第3章「JMSメッセージに対するSAFの構成」では、JMSメッセージに対してストア・アンド・フォワード・リソースを構成する方法について説明します。
第4章「SAFエージェントのモニターと管理」では、ストア・アンド・フォワード・サービスの実行時統計をモニターし、メッセージ処理を管理する方法について説明します。
第5章「WebLogic SAFのトラブルシューティング」では、格納および転送されたJMSメッセージのSAFメッセージ・ライフ・サイクルのロギングを構成および管理する方法について説明します。また、SAFデバッグ・ツールについて解説し、SAFの構成に関するよくある質問のリストを示します。
このドキュメントには、SAF固有の構成および管理上の情報が含まれています。
WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Server JMSの構成と管理』では、JMSサーバー、JMSモジュール、パス・サービスなどのJMSリソースを構成および管理する手順が説明されています。
『Oracle WebLogic Server JAX-RPC Webサービスの高度な機能のプログラミング』のWeb Services Reliable Messagingの使用に関する項では、Web Services Reliable Messaging (WSRM)でSAFを使用する手順が説明されています。
『Oracle WebLogic Serverサーバー環境の構成』のWebLogic永続ストアの使用に関する項では、システム・レベルの永続ストアの利点と使用方法に関する情報が記載されています。
『Oracle WebLogic Serverパフォーマンスおよびチューニング』のWebLogic JMSストア・アンド・フォワードのチューニングに関する項では、ストア・アンド・フォワード(SAF)アプリケーションから最高のパフォーマンスを引き出す方法について紹介します。
このドキュメントの他にも、様々なコード・サンプルとチュートリアルが用意されています。これらのサンプルとチュートリアルでは、WebLogic Serverの構成とAPIの使い方、および主要な開発タスクを実行する実際的な手順が示されています。独自のシステムを構成する前に、まずサンプルの一部またはすべてを実行することをお勧めします。
このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。