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Oracle® Database Applianceスタート・ガイド
リリース2.3 for Linux x86-64
B69545-01
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B コア数およびPay-As-You-Grow (システム規模に応じた支払い)

この付録では、Oracle Database Applianceのコア数に関するトピックとpay-as-you-grow機能について説明します。この付録では、次の項目について説明します。

CPUおよびコア数の理解

Oracle Database Applianceには、2台のサーバーがあります。各サーバーには2つのCPUが含まれ、各CPUにはハイパー・スレッドに対応した6つのコアがあります。デフォルトでは、Oracle Appliance Managerを構成する場合、24のコア(サーバーごとに2つの6コア型CPU)がすべて有効で、ハイパー・スレッドに対応しています。

Oracle Database Applianceのライセンスは、システム上にあるライセンス保有コアの数によって決まります。pay-as-you-growライセンス機能を使用すると、システム・リソースのニーズの変化に応じてCPUのコア数を変更できます。

ライセンス保有コアの数は、アプリケーションに現在必要なレベルまで減らすことができます。後でアプリケーションの能力を高めることが必要になったら、コアの数を増やすことができます。ライセンス保有コアの数を変更するには、コア・キーを取得して適用し、表B-1のオプションの1つを構成します。

表B-1 Oracle Database ApplianceのCPU、サーバー・ノードおよびアプライアンス別のコア数

CPUコア数 各ノードのライセンス保有コア数(ハイパー・スレッドあり) アプライアンスのアクティブなコア

1

2

4

2

4

8

3

6

12

4

8

16

5

10

20

6

12

24


アプリケーションのパフォーマンス要件を確認した後、システムの初期コア数を必要なレベルまで減らし、要件の増加に応じて増やすことができます。

CPUコア数の変更に関するルールおよび制限

CPUコア数を変更する前に、次のルールおよび制限を確認してください。

CPUコア数の変更


注意:

初期デプロイ後にコア数を変更すると、両方のサーバーが再起動します。初期デプロイ後、ユーザーの停止時間を短縮するために、コア数をより適切な数に変更してください。

CPUコア数を変更するには、次の手順に従います。

  1. 次の情報を収集します。

    • サポートID (SI)

    • Oracle Database Applianceシリアル番号

    • 構成するコア数値

  2. My Oracle Supportにログインします。

    https://myoraclesupport.com
    
  3. 「Settings」タブをクリックし、メニューから「Assets」を選択します。

  4. アセット・リスト内のアプライアンスのシリアル番号を検索します。

    シリアル番号が見つからない場合は、Oracleサポート・サービスに連絡してください。

  5. アプライアンスのシリアル番号を選択します。

  6. 使用可能なアクションから、「Manage Key...」を選択します。

  7. 「Manage Cores Configuration Key」ダイアログ・ボックスで、アプライアンスのシリアル番号を表示できます。キーが以前に生成されていた場合、現在の構成を表示できます。

    1. 「Cores Per Server」リストで、必要なサーバーごとにアクティブなCPUコアの数を選択します。選択した値は、アプライアンス上の両方のサーバーに適用されます。

      最初は、246810または12から選択できます。

      それ以降は、現在の数より大きい数のみ選択できます。

    2. 「Generate Key」をクリックして、キーを生成します。

    3. 「Copy Key to Clipboard」をクリックして、キーをクリップボードにコピーします。

  8. キーを空のテキスト・ファイルに貼り付けて、そのファイルをOracle Database Appliance上の場所に保存します。

  9. Oracle Database Applianceサーバー・ノードの1つにrootとしてログオンします。

  10. 注意: このステップのコマンドを使用すると、両方のOracle Database Applianceサーバー・ノードが再起動し、再構成が完了します。

    次のコマンドを実行します。key_file_locationは、ステップ8で作成したテキスト・ファイルのフルパス名です。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_config_key key_file_location
    

    次に例を示します。

    /opt/oracle/oak/bin/oakcli apply core_config_key /home/myfile.txt
    

システムの再起動後、Oracle Database Applianceは再構成され、両方のサーバーは指定したCPUコア数で実行されます。


注意:

CPUコア数の変更の手順も、『Oracle Database Applianceライセンス情報』を参照してください。


関連項目:

コア数を変更するためのキーのリクエストの詳細は次のURLから入手できるMy Oracle Supportのノート1383197.1「Oracle Database Appliance - Generating a Key via MOS to change your CORE Count」を参照:

https://myoraclesupport.com