ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Interactionアップグレード・ガイド
10gリリース4(10.3.3.0.0)for Unix and Linux
B66150-01
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

C Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのインストールの完了

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementをインストールした場合は、次の作業を実行してインストールを完了します。

  1. インストールの検証

  2. ドキュメント検出のセキュリティの構成

  3. ドキュメント・アクセスのセキュリティの構成

  4. コンテンツ・ソースの作成

  5. コンテンツ・クローラの作成

  6. ジョブの作成

この付録には、デプロイメントの監視とトラブルシューティングに関する次の情報を提供する「デプロイメントの監視およびトラブルシューティング」という項もあります。

インストールの検証

Content Service for UCMのインストールの検証ページの手順を実行します。このページは、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのホスト・コンピュータ上にあります(http://RemoteServer:port/ptucmcws/web/install/index.html)。

ドキュメント検出のセキュリティの構成

ポータルのユーザーは、ナレッジ・ディレクトリを参照し、ポータル検索ツールを使用してドキュメントを検索します。ポータルでは、ポータル・ディレクトリに関連付けられたアクセス制御リスト(ACL)を使用してドキュメントの検出を管理します。

Oracle Universal Content Managementからポータルにクロールされたファイルを、ユーザーがOracle Universal Content Management環境と同等の権限レベルで参照できるようにするには、Oracle Universal Content Managementのユーザー権限の構成をポータルのACL読取り権限にマップし、その資格証明がドキュメント・アクセスに使用されるように設定します。


注意:

ドキュメント検出(レコードの表示)の管理は次に示す手順で行います。ドキュメント・アクセス(ファイルを開く)の管理は、「ドキュメント・アクセスのセキュリティの構成」に示すように、クリック・セキュリティを使用して行います。


Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのセキュリティ設定を構成する手順は次のとおりです。

  1. Oracle Universal Content Managementユーザーを管理するための認証ソース(LDAPなど)をデプロイします。詳細は、Oracle Universal Content Managementのドキュメントを参照してください。

  2. Oracle Universal Content Managementユーザーをインポートするためのリモート認証ソースをポータル内に作成します。詳細は、ポータルのオンライン・ヘルプまたはOracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Interaction管理者ガイドを参照してください。

  3. Oracle Universal Content Managementのドメイン名と認証ソースを関連付けるようにグローバルACL同期マップを構成します。

    1. ポータルに管理者としてログインします。

    2. 「管理」をクリックします。

    3. 「ユーティリティの選択」メニューから、「グローバルACL同期マップ」を選択します。

    4. 「マッピングの追加」をクリックし、手順2で作成した認証ソースを選択します。

    5. 「ドメイン名」列で編集アイコンをクリックし、Oracle Universal Content Managementユーザーのドメイン名(通常はLotus Domino Server名)を入力します。

    6. 「終了」をクリックします。

次の手順のために、ポータルにはログインしたままでいます。

ドキュメント・アクセスのセキュリティの構成

ポータル・ユーザーがポータルにインポートされたファイルを開けるようにするには、クリック・セキュリティを構成します。次の表では、クリック・セキュリティ・メソッドについて説明します。

表C-1 クリック・セキュリティ・メソッド

クリック・セキュリティ・メソッド

説明と手順

ユーザー・プリファレンス

ユーザー・プリファレンスは、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのデフォルトのクリック・セキュリティ・メソッドです。ユーザー・プリファレンス・メソッドでは、Oracle Universal Content Managementユーザーに対して保存されている値を使用して、Oracle Universal Content Managementファイルへのアクセスを有効にます。

ユーザー・プリファレンス・メソッドを実装するには、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのconfig.xmlファイル(デフォルトではC:\Oracle\Middleware\wci\ptucmcws\10.3.3\settings\config)で、clickthroughAuthTypeを次のように設定します。

<clickthroughAuthType>1</clickthroughAuthType>

ユーザーがOracle Universal Content Managementファイルを初めてクリックすると、Oracle Universal Content Management資格証明を入力するように求められます。ポータルによって資格証明がユーザー・プリファレンスとして保存されるため、ユーザーはそれを再度入力する必要はありません。ユーザーは「マイ・アカウント」Oracle WebCenter Content Service for UCMをクリックすることにより、これらの資格証明の値を変更できます。

Basic認証

Basic認証は、 Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementに実装できる2つのSSOクリック・セキュリティ・メソッドのうちの1つです。ユーザー・ポータル・セッションの認証情報を使用して、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementファイルへのアクセスを有効にします。ポータル・ユーザー名はOracle Universal Content Managementユーザー名と一致していなければならないため、ポータル・ユーザーとOracle Universal Content Managementユーザーを、LDAPなどの共通のソースから同期させる必要があります。

注意: このメソッドをデプロイする場合は、ユーザーはユーザー名とパスワードの両方を入力してポータルにログインする必要があります。「このパスワードを保存する」オプションは選択できません。

Basic認証クリックを有効にする手順は次のとおりです。

ポータルでユーザー・プリファレンスのクリックを無効にします。

  1. ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリで、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開きます。

  2. 「Webサービス」セクションを開き、Oracle WebCenter Content Service for UCM Webサービスをクリックします。

  3. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「URLの詳細設定」をクリックします。

  4. 「ユーザー構成URL」ボックスからエントリを削除します。

  5. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「プリファレンス」をクリックします。

  6. すべてのユーザー・プリファレンスを削除し、「終了」をクリックします。

次の手順のために、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

ポータルでBasic認証を有効にします。

  1. ポータルのPTConfig.xmlファイルで、CaptureBasicAuthenticationForPortletsパラメータを1に設定します。

  2. ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリのOracle WebCenter Content Service for UCMフォルダで、Oracle WebCenter Content Service for UCM Webサービスをクリックします。

  3. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「認証設定」をクリックします。

  4. 「ユーザーの基本認証情報」を選択します。

  5. ポータル・アプリケーション・サーバーを再起動します。

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementホスト・コンピュータ上でBasic認証クリックを有効にします。

  1. Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのconfig.xmlファイル(デフォルトではC:\Oracle\Middleware\wci\ptucmcws\10.3.3\settings\config)で、clickthroughAuthTypeを次のように設定します。

    <clickthroughAuthType>2</clickthroughAuthType>
    

トラステッド認証

トラステッド認証は、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementに実装できる2つのSSOクリック・セキュリティ・メソッドのうちの1つです。SSOパートナからの認証情報を使用して、Oracle Universal Content Managementファイルへのアクセスを有効にします。ポータル・ユーザー名はOracle Universal Content Managementユーザー名と一致していなければならないため、ポータル・ユーザーとOracle Universal Content Managementユーザーを、LDAPなどの共通のソースから同期させる必要があります。

トラステッド認証クリックを有効にする手順は次のとおりです。

ポータルでユーザー・プリファレンスのクリックを無効にします。

  1. ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリで、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開きます。

  2. 「Webサービス」セクションを開き、Oracle WebCenter Content Service for UCM Webサービスをクリックします。

  3. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「URLの詳細設定」をクリックします。

  4. 「ユーザー構成URL」ボックスからエントリを削除します。

  5. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「プリファレンス」をクリックします。

  6. すべてのユーザー・プリファレンスを削除し、「終了」をクリックします。

次の手順のために、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementホスト・コンピュータ上でトラステッド認証クリックを有効にします。

  1. Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのconfig.xmlファイル(デフォルトではC:\Oracle\Middleware\wci\ptucmcws\10.3.3\settings\config)で、clickthroughAuthTypeを次のように設定します。

    <clickthroughAuthType>3</clickthroughAuthType>
    
  2. config.xmlファイルで、SSOパートナの次のパラメータを指定します。

    <trustedUserName></trustedUserName>
    <trustedPassword></trustedPassword> 
    <trustedDomain></trustedDomain>
    

注意: <trustedPassword>パラメータの値は暗号化する必要があります。http://RemoteServer:port/ptdctmcws/web/install/index.htmlにあるパスワードの暗号化リンクを使用します。

管理のプリファレンス/コンテンツ・ソースの資格証明

必要な場合、コンテンツ・ソースで構成された資格証明を使用して、クリックしたときにドキュメントを取得するようにすべてのクリック・リクエストを設定できます。これはスーパーユーザー・クリック・メソッドと呼ばれています。

スーパーユーザー・クリックを有効にする手順は次のとおりです。

ポータルでユーザー・プリファレンスのクリックを無効にします。

  1. ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリで、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開きます。

  2. 「Webサービス」セクションを開き、Oracle WebCenter Content Service for UCM Webサービスをクリックします。

  3. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「URLの詳細設定」をクリックします。

  4. 「ユーザー構成URL」ボックスからエントリを削除します。

  5. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「プリファレンス」をクリックします。

  6. すべてのユーザー・プリファレンスを削除し、「終了」をクリックします。

次の手順のために、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementホスト・コンピュータ上でコンテンツ・ソース資格証明クリックを有効にします。

  1. Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのconfig.xmlファイル(デフォルトではC:\Oracle\Middleware\wci\ptucmcws\10.3.3\settings\config)で、clickthroughAuthTypeを次のように設定します。

    <clickthroughAuthType>4</clickthroughAuthType>
    

コンテンツ・ソースの作成

コンテンツのインポート元のOracle Universal Content Managementの領域を定義するコンテンツ・ソースを作成します。コンテンツ・ソースを作成するには、ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリのOracle WebCenter Content Service for UCMフォルダで、次の手順を実行します。

  1. ポータルに管理者としてログインします。

  2. 「管理」をクリックします。

  3. Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開きます。

  4. 「オブジェクトの作成」メニューから、「コンテンツ・ソース・リモート」を選択します。

  5. 「Webサービスの選択」ダイアログ・ボックスで、Oracle WebCenter Content Service for UCM Webサービスを選択します。

  6. オンライン・ヘルプの説明に従って、コンテンツ・ソースを構成します。

次の手順のために、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

コンテンツ・クローラの作成

コンテンツ・ソースからコンテンツをインポートするためのコンテンツ・クローラを作成します。コンテンツ・クローラを作成するには、ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリのOracle WebCenter Content Service for UCMフォルダで、次の手順を実行します。

  1. 「オブジェクトの作成」メニューから、「コンテンツ・クローラ・リモート」を選択します。

  2. 「コンテンツ・ソースの選択」ダイアログ・ボックスで、前の手順で作成したコンテンツ・ソースを選択します。

  3. コンテンツ・クローラ・エディタの「メイン設定」ページで、「各ドキュメントと一緒にセキュリティ情報をインポートする」を選択します。オンライン・ヘルプの説明に従って、コンテンツ・クローラの残りを構成します。

次の手順のために、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

ジョブの作成

コンテンツをインポートするには、コンテンツ・クローラをジョブに関連付け、ジョブを実行する必要があります。ジョブを作成して実行するには、ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリのOracle WebCenter Content Service for UCMフォルダで、次の手順を実行します。

  1. 「オブジェクトの作成」メニューから、「ジョブ」を選択します。

  2. 「操作の追加」をクリックします。

  3. 前の手順で作成したコンテンツ・クローラを選択します。

  4. ジョブのスケジュール値を選択して、「終了」をクリックします。

  5. ジョブに名前を付け、「OK」をクリックします。

  6. ジョブの作成が完了したら、Oracle WebCenter Content Service for UCMフォルダが自動化サービスに関連付けられていることを確認します。詳細は、「ユーティリティの選択」「自動化サービス」のオンライン・ヘルプを参照してください。

デプロイメントの監視およびトラブルシューティング

この項では、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementの使用時に発生する可能性がある問題をトラブルシューティングするための参考情報を提供します。ここの内容は、次のとおりです。

ログ・ファイルの確認

クロール・ジョブで問題が発生した場合は、ポータルの自動化サービス・ユーティリティによって提供されるジョブ・ログを確認できます。詳細は、ポータルのオンライン・ヘルプまたはOracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Interaction管理者ガイドを参照してください。

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementで問題が発生した場合は、Logging Spyを使用してポータルの通信を分析できます。

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementでも、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementホスト・コンピュータ上の通信がログに記録されます。Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementプロセスに固有のログを分析するには、install_dir/ptucmcws/10.3.3/settings/logsのログを確認します。

構成ファイルの変更

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementのconfig.xmlファイルで構成ミスを示すエラー・メッセージまたはログが生成された場合は、config.xmlファイルを編集して、構文または不一致の値を修正できます。

次の表は、config.xml構成パラメータの構文と値について説明しています。

表C-2 構成パラメータ

構成(太字はサンプル値) 値の説明

baseURL

Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementホスト・コンピュータ上のOracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content ManagementアプリケーションのURL。

Oracle WebCenter Interactionアプリケーションの構成時には、ホストとドメインの名前解決の不一致を避けるために、必ずホストの完全修飾ドメイン名を指定してください。

<clickthroughAuthType>1</clickthroughAuthType>

<trustedUserName></trustedUserName>

<trustedPassword></trustedPassword>

<trustedDomain></trustedDomain>

clickthroughAuthTypeパラメータは、クリックで使用する認証のタイプを決定します。有効な値は次のとおりです。

  • 1 = ユーザー・プリファレンス

  • 2 = Basic認証

  • 3 = トラステッド認証

  • 4 = 管理のプリファレンス

clickThroughAuthTypeが4または5の場合は、accessLevelMapping値は3(読取り)に設定することをお薦めします。

accessLevelMappingの詳細は、「ドキュメント検出のセキュリティの構成」を参照してください。

トラステッド認証(オプション3)については、この下に資格証明を指定する必要があります。パスワードは暗号化する必要があります。暗号化されたパスワードを生成するには、http://RemoteServer/ptucmcws/web/install/index.htmlの手順に従ってください。

<accessLevelMapping>2</accessLevelMapping>

accessLevelMappingは、Oracle Universal Content Managementのアクセス・レベル設定をポータルのアクセス権限設定にマップします。ここで構成された値以上のアクセス・レベル設定を持つOracle Universal Content Managementユーザーは、ポータルでの読取りアクセス権を付与されます。デフォルト設定は2であり、これは参照アクセス権限以上を持つOracle Universal Content Managementユーザーに、ポータルでの読取りアクセス権が付与されることを意味します。ただし、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementはクリック時にユーザーの資格証明を検証し、Oracle Universal Content Management内で読取りアクセス権がなければドキュメントを戻さないため、参照ユーザーはクリックしてファイルの内容を読むことはできません。ポータルではこのようにしてOracle Universal Content Managementと同様の参照レベルのセキュリティが提供されます。この機能の重要な依存関係は、userCredentialClickThroughをtrueに設定する必要があるという点です(userCredentialClickThroughがfalseに設定されている場合にこのパラメータを3に設定することに関する前述の注意を参照)。

このパラメータに有効な値は、次のとおりです。

  • 2 = 参照

  • 3 = 読取り

<preferredRenditionFormat>default</preferredRenditionFormat>

preferredRenditionFormatを、クリック時に戻されるドキュメントの希望形式に設定します。ポータルでは、次の形式がサポートされます。

  • default(または空白): ドキュメントのネイティブ形式

  • pdf: Acrobat PDF

  • msw8: Microsoft Word 97/2000

  • crtext: テキスト(Windows)

pdf、msw8またはcrtextが利用できない場合はドキュメントにはネイティブ・フォーマットが戻されるため、この設定はあくまでも優先設定です。

このオプションはuserCredentialClickThroughがtrueに設定されている場合にのみ適用されます。


予期しない結果の診断

次の表は、Oracle WebCenter Content Service for Oracle Universal Content Managementで発生する予期しない結果をまとめたものです。この表は、特定の問題が発生した場合の参考として、または同様の問題のトラブルシューティングのガイドとして使用できます。

表C-3 トラブルシューティング

症状 解決策

クリック時のHTTP 500エラー

ユーザーにより、ドキュメントの「プロパティ」ページのURLプロパティはクリック可能であるが、リンクでエラーが戻されることが報告されます。

「ドキュメント・プロパティ」ページ(ポータルにクロールされたドキュメントに対して「プロパティ」をクリックすることによりアクセス)でクリック可能なため、URLプロパティは一意です。値は技術的であり、それをクリックするとHTTP 500エラーが発生するため、ユーザーは混乱する可能性があります。

混乱を防ぐには、コンテンツ・タイプ内のURLプロパティを空白などのオーバーライド値にマップすることにより、「プロパティ」ページに技術的なURLが表示されないようにします。

ポートの競合、使用中のポート、BindException

HTTPとHTTPSのポート番号は、install_dir/ptdctmcws/10.3.3/settings/config/application.confで構成されています。application.confでhttpとhttpsの設定を編集して、値を使用可能なポートに設定します。構成ファイルに加えた変更を反映させるには、サービスを再起動する必要があります。サービスのポート番号を変更するには、そのポート番号を参照するWebサービスまたはリモート・サーバーの設定に、対応する変更を加える必要があります。

メモリー使用率、メモリー不足エラー

サービスJVMが使用できるメモリーの最大量(MB単位)は、install_dir/ucmcws/10.3.3/settings/config/wrapper.confファイルで構成されているwrapper.java.maxmemoryプロパティによって制御されます。たとえば、次の行は1GBの最大メモリー設定を示しています。

wrapper.java.maxmemory=1024

この設定は、Java実行可能ファイルによって使用される-Xmxパラメータに直接対応しています。ほとんどの構成では、構成ファイル内のこの設定のデフォルト値で十分なはずです。大規模な本番構成(特にサービスが専用のホスト・コンピュータにインストールされているような構成)では、この値は、ホスト・コンピュータ上の物理RAM量を越えない範囲内で、できるだけ大きく(たとえば1024または1536に)設定する必要があります。