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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Interactionアップグレード・ガイド
10gリリース4(10.3.3.0.0)for Unix and Linux
B66150-01
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3 Oracle WebCenter Interactionコンポーネントのアップグレード

この章では、インストーラを実行してOracle WebCenter Interactionコンポーネントをアップグレードする方法について説明します。

これらの手順を実行する前に、第2章「前提条件」に記載されている作業を完了しておく必要があります。

インストーラの実行前に

インストーラを使用してOracle WebCenter Interactionコンポーネントをアップグレードする前に、次の手順を完了しておく必要があります。

  1. 検索クラスタに複数の検索ノードがある場合、cadminツールを使用して検索クラスタのコンテンツを消去します。


    注意:

    クラスタのコンテンツを消去するには、クラスタ内のすべてのノードが実行されている必要があります。


    1. クラスタ・ノードをホストしているいずれかのコンピュータにログインします。

    2. クラスタ管理ユーティリティを含むディレクトリに変更します。

      ディレクトリはinstall_dir/ptsearchserver/10.3.3/binです。

    3. cadmin purge --removeを実行します。

  2. 次のように検索ノードを停止します。

    install_dir/ptsearchserver/10.3.3/bin/searchserverd.sh stop
    

    注意:

    この操作は、検索ノードをホストする各コンピュータで行う必要があります。


  3. アプリケーション・サーバーを停止します。

インストーラの実行

インストーラを実行するには、次の手順に従います。

  1. ALIユーザーとしてホストにログインします。

  2. すべてのプログラムを終了します。

  3. Oracle WebCenter Interactionインストーラを起動します。

    インストーラのファイル名はWebCenterInteraction_10.3.3.0.0です。Oracle WebCenter Interactionインストーラは、対話型モードで実行すると、グラフィカルなX Windowクライアントになります。インストーラをリモート端末上で実行する場合は、DISPLAYが正しく設定されていることを確認してください。

  4. インストーラ・ウィザードの各ページに入力します。

    ウィザードのページ 説明

    概要

    このインストーラ・ウィザード・ページには、インストーラの簡単な説明が表示され、インストーラをサイレント・モードで実行する方法が記載されています。

    インストール・フォルダ

    デフォルトのインストール・フォルダを受け入れるか、Oracle WebCenter Interactionをインストールする別のフォルダを選択します。

    デフォルト: /opt/oracle/middleware/wci

    コンポーネントの選択

    「完全」または「カスタム」を選択します。「完全」を選択すると、Oracle WebCenter Interactionコンポーネントがすべてインストールされます。「カスタム」を選択すると、デプロイメント・プランに応じてインストールする個々のポータル・コンポーネントを選択できます。

    構成マネージャ - ポートとパスワード

    構成マネージャWebツールのポートとパスワードを入力します。構成マネージャはOracle WebCenter Interactionのインストールを完了するために使用します。

    スタンドアロンまたはクラスタ

    単一のスタンドアロン検索ノードをインストールするのか、検索クラスタ・ノードを追加するのかを選択します。スタンドアロン検索ノードをインストールすることを選択すると、ローカル・コンピュータに1つのノードがインストールされます。フェイルオーバーをサポートする場合は、検索クラスタ・ノードを追加します。

    新しい検索ノードの追加

    新しい検索ノードの名前とポート番号を入力します。

    検索ノードはinstall_dir/ptsearchserver/10.3.3にインストールされます。

    検索クラスタ・ファイル

    検索クラスタ・ノードをインストールすることを選択した場合は、検索クラスタ・ファイルの場所を選択します。これらのファイルのインストール先に対するアクセスおよび書込み権限が必要です。

    例: install_dir/ptsearchserver/10.3.3/cluster

    Content Service for Documentum - アプリケーション・ポート

    Oracle WebCenter Interaction Content Service for Documentumに対してセキュアなプロトコル(https)または標準プロトコル(http)のどちらを使用するかを選択します。

    ポート番号を指定します。デフォルト・ポートは11951です。httpsを使用する場合はSSLポート番号を入力してください。

    Documentumクライアント・ライブラリ

    Documentumクライアント・ライブラリへのパスを入力します。

    例: $DOCUMENUM_SHARED/dfc/dfcbase.jar

    完全修飾ドメイン名

    Oracle WebCenter Interaction Content Service for Windows Filesをホストするコンピュータの完全修飾ドメイン名を入力します。

    Identity Service for LDAP - アプリケーション・ポート

    Oracle WebCenter Interaction Identity Service for LDAPに対してセキュアなプロトコル(https)または標準プロトコル(http)のどちらを使用するかを選択します。

    ポート番号を指定します。デフォルト・ポートは11950です。httpsを使用する場合はSSLポート番号を入力してください。

    完全修飾ドメイン名

    Oracle WebCenter Interaction Identity Service for Microsoft Active Directoryをホストするコンピュータの完全修飾ドメイン名を入力します。

    Interaction Development Kit: .NET署名付きまたは署名なし

    .NET署名付きまたは署名なしのいずれのバージョンのOracle WebCenter Interaction Development Kit(IDK)をインストールするかを選択します。

    完全修飾ドメイン名

    Oracle WebCenter Console for Microsoft SharePointをホストするコンピュータの完全修飾ドメイン名を入力します。

    インストール前のサマリー

    インストールするコンポーネントのリストを確認します。

    「インストール」をクリックします。

    構成マネージャの起動

    構成マネージャを起動します。

    構成マネージャは次の場所にあります。

    https://host:port

    hostはインストール先のホスト、portは指定したポートです。

    ユーザー名administratorと構成マネージャ – ポートとパスワード・ページで指定したパスワードを使用して、構成マネージャにログインします。

    構成マネージャに、最近インストールされたすべてのコンポーネントのリストが表示されます。各コンポーネントの横のリンクをクリックすると、インストールを完了するために構成する必要がある設定が表示されます。構成マネージャの設定の詳細は、構成マネージャのオンライン・ヘルプまたはOracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Interaction管理者ガイドを参照してください。

    構成マネージャでのすべてのタスクを完了したら、インストーラに戻ります。

    アプリケーション設定の確認

    アプリケーション設定の構成を完了したか、または後で構成を完了するかを選択します。

    インストール完了

    インストーラの終了時に、インストールを完了するためにコンピュータを再起動するように要求される場合があります。要求された場合は、この時点でコンピュータを再起動するのか、後で手動で再起動するのかを選択します。「完了」をクリックします。

    注意: インストールするように選択したコンポーネントに応じて、Oracle WebCenter Interactionインストーラにより追加のインストーラが起動されます。Oracle WebCenter Interactionインストーラが終了する前に、追加コンポーネントのインストーラにより、コンピュータを再起動するように要求される場合があります。別のインストーラの実行中にコンピュータの再起動が求められた場合、コンピュータを後から手動で再起動するオプションを選択します。最後のインストーラの完了後にコンピュータを再起動するように要求されなかった場合は、コンピュータを手動で再起動します。