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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Interactionアップグレード・ガイド
10gリリース4(10.3.3.0.0)for Windows
B66151-01
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D Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesのインストールまたはアップグレードの完了

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesをインストールまたはアップグレードした場合は、「インストールまたはアップグレードの検証」の説明に従って、インストールまたはアップグレードを確認します。

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesを初めてインストールした場合、次の作業を実行してインストールを完了します。

  1. ドキュメント検出のセキュリティの構成

  2. コンテンツ・ソースの作成

  3. コンテンツ・クローラの作成

  4. ジョブの作成

  5. ドキュメント・アクセスのユーザー・プリファレンスの構成

  6. リモート・サーバーのロギングの構成

インストールまたはアップグレードの検証

インストールまたはアップグレードが成功したかどうかを検証する手順は次のとおりです。

  1. ASPNETユーザーに、IBM Lotus Notesデータ・ディレクトリの完全制御権があることを確認します。

  2. http://server_name:port/NotesCWS/Servlets/InstallTest.aspxにあるインストールのテスト・ページを開きます。

    IBM Lotus Notesの有効なIDとパスワードを使用して手順を実行します。

ドキュメント検出のセキュリティの構成

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesを初めてインストールした場合、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesのセキュリティ設定を構成する必要があります。ポータルのユーザーは、ナレッジ・ディレクトリを参照し、ポータル検索ツールを使用してドキュメントを検索します。ポータルでは、ポータル・ディレクトリに関連付けられたアクセス制御リスト(ACL)を使用してドキュメントの検出を管理します。

IBM Lotus Notesからポータルにクロールされたファイルを、ユーザーがIBM Lotus Notes環境と同等の権限レベルで参照できるようにするには、IBM Lotus Notesのユーザー権限の構成をポータルのACL読取り権限にマップし、その資格証明がドキュメント・アクセスに使用されるように設定します。

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesのセキュリティ設定を構成する手順は次のとおりです。

  1. 認証ソース(LDAPなど)をデプロイして、IBM Lotus Notesユーザーを管理します。詳細は、IBM Lotus Notesのドキュメントを参照してください。

  2. IBM Lotus Notesユーザーをインポートするためのリモート認証ソースをポータル内に作成します。詳細は、ポータルのオンライン・ヘルプまたはOracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Interaction管理者ガイドを参照してください。

  3. IBM Lotus Notesのドメイン名と認証ソースを関連付けるようにグローバルACL同期マップを構成します。

    1. ポータルに管理者としてログインします。

    2. 「管理」をクリックします。

    3. 「ユーティリティの選択」メニューから、「グローバルACL同期マップ」を選択します。

    4. 「マッピングの追加」をクリックし、手順2で作成した認証ソースを選択します。

    5. 「ドメイン名」列で編集アイコンをクリックして、IBM Lotus Notesユーザーのドメイン名(通常はLotus Domino Server名)を入力します。

    6. 「終了」をクリックします。


      注意:

      Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesは、IBM Lotus Notesグループのグループ・レベルのセキュリティ権限のみをポータル・グループにマップします。ユーザー・レベルのセキュリティ権限はマップしません。


「コンテンツ・クローラの作成」の説明に従い、コンテンツ・クローラ・エディタで追加のセキュリティ設定を構成します。

次の手順のために、ポータルにはログインしたままでいます。

コンテンツ・ソースの作成

コンテンツのインポート元のIBM Lotus Notesの領域を定義するコンテンツ・ソースを作成します。コンテンツ・ソースを作成するには、ポータルで次の手順を実行します。

  1. Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesフォルダを開きます。

  2. 「オブジェクトの作成」メニューから、「コンテンツ・ソース - リモート」を選択します。

  3. 「Webサービスの選択」ダイアログ・ボックスで、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notes Webサービスを選択します。

  4. オンライン・ヘルプの説明に従って、コンテンツ・ソースを構成します。

次の手順のために、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

コンテンツ・クローラの作成

コンテンツ・ソースからコンテンツをインポートするためのコンテンツ・クローラを作成します。コンテンツ・クローラを作成するには、ポータルのOracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesフォルダで、次の手順を実行します。

  1. 「オブジェクトの作成」メニューから、「コンテンツ・クローラ - リモート」を選択します。

  2. 「コンテンツ・ソースの選択」ダイアログ・ボックスで、前の手順で作成したコンテンツ・ソースを選択します。

  3. コンテンツ・クローラ・エディタ「メイン設定」ページで、「各ドキュメントと一緒にセキュリティ情報をインポートする」を選択します。オンライン・ヘルプの説明に従って、コンテンツ・クローラの残りを構成します。

次の手順のために、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

ジョブの作成

コンテンツをインポートするには、コンテンツ・クローラをジョブに関連付け、ジョブを実行する必要があります。ジョブを作成して実行するには、ポータルのOracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesフォルダで、次の手順を実行します。

  1. 「オブジェクトの作成」メニューから、「ジョブ」を選択します。

  2. 「操作の追加」をクリックして、前の手順で作成したコンテンツ・クローラを選択します。

  3. オンライン・ヘルプの説明に従って、ジョブの残りを構成します。

  4. ジョブの作成が終了したら、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesフォルダが自動化サービスに関連付けられていることを確認します。詳細は、「ユーティリティの選択」「自動化サービス」のオンライン・ヘルプを参照してください。

ドキュメント・アクセスのユーザー・プリファレンスの構成

ユーザーがIBM Lotus NotesドキュメントをクリックするとIBM Lotus Notesユーザーの資格証明情報が自動でリモート・サーバーに渡されるように、ポータルを構成できます。ユーザー・プリファレンスを構成しない場合、ドキュメントをクリックするたびにIBM Lotus Notesにログインする必要があります。

各ユーザーは、次の手順を実行してクリック用のユーザー・プリファレンスを設定する必要があります。

  1. ポータルにログインします。

  2. 「マイ・アカウント」をクリックします。

  3. Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesをクリックします。

  4. クリックで使用するクライアントと、IBM Lotus Notesのユーザー名およびパスワードを入力します。

  5. 「送信」をクリックします。

リモート・サーバーのロギングの構成

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesは、エラーなどの情報のログをリモート・サーバーに保持します。Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesのリモート・サーバーをトラブルシューティングする場合や、クロールの進捗が気になる場合、より詳細な情報を記録するようにロギングのレベルを変更できます。

ロギングのレベルを変更して現在のログを表示する手順は次のとおりです。

  1. ポータルに管理者としてログインします。

  2. 「管理」をクリックします。

  3. 「ユーティリティの選択」メニューから、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Lotus Notesを選択します。

  4. 適切なロギングのレベルを選択するか、最新のログを表示します。


    注意:

    ログ・ファイルを直接表示する場合、リモート・サーバーのデフォルトの場所はinstall_dir\ptnotescws\10.3.3\Webapp\NotesCWS\logになります。