適用対象
説明
指定したオブジェクトの値を取得または設定します。設計時には使用できず、実行時は読取りおよび書込みができます。
使用方法
orafield.Value = data_value data_value = orafield.Value oraparameter.Value = data_value data_value = oraparameter.Value
データ型
Variant
備考
Orafield.Value
フィールドの値をVariantとして戻します。
フィールドの内容は、data_value = orafield.Valueによって設定されます。フィールドにはNULL値を使用できます。戻り値がNULLかどうかを判断するには、Visual BasicのIsNull()ファンクションを使用してValueプロパティを検証できます。カレント・レコードが編集可能な場合は、ValueプロパティにNULLを割り当てることもできます。データベースからデータが取り出されると、フィールド値はローカルにキャッシュされます。ただし、LONGまたはLONG RAW型のフィールドの場合は、取出しおよびローカルへの格納が行われないデータもあります。その場合は、GetChunkフィールド・メソッドに記述されているメソッドを使用して、必要に応じてデータを取得します。Valueプロパティを介して直接取得できるLONGまたはLONG RAW型のフィールドの最大サイズは約64KBです。64KBを超えるデータ・フィールドは、GetChunkメソッドを使用して間接的に取得する必要があります。
OraParameter.Value
パラメータの値をVariantとして戻します。
パラメータの内容は、data_value = oraparameter.Valueによって設定されます。Variantデータ型の値を変更すると、関連するSQL文およびPL/SQL文の処理に重大な影響を与える可能性があります。
Oracleのデフォルト日付書式は"DD-MMM-YY"ですが、DATE型のフィールドは、Visual Basicのデフォルト日付書式"MM/DD/YY" で戻されることに注意してください。
Value引数には、OraBLOBなどのOracle Database 10gオブジェクトを使用できます。
ダイナセットと同様に、パラメータのValueプロパティから取得したオブジェクトは、常にParameterの最新の値を参照します。Visual BasicのNULL値を値として渡すこともできます。Visual Basicの値EMPTYは、BLOBおよびCLOBに対しては空のLOBを意味する目的で、OBJECT、VARRAYおよびNESTED TABLEに対しては、オブジェクトの属性がすべてNULLであることを意味する目的で使用できます。