In-Memory Database Cacheの構成

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TimesTenキャッシュ・グリッドは、1つ以上のグリッド・メンバーで構成され、各グリッド・メンバーはTimesTenインメモリー・データベースでサポートされています。この項では、処理容量の増加に合わせて、キャッシュ・データベースを追加してキャッシュ・グリッドを拡大する方法について説明します。必須ではありませんが、グリッド・メンバーのキャッシュ・データベースは通常、他のグリッド・メンバーとは別のマシンで実行します。グリッド・メンバーは、アプリケーションがアクティブであるときに、オンラインで追加したり削除することができます。

TimesTenキャッシュ・グリッドにグリッド・メンバーを追加する方法

次に、キャッシュ・グリッドにグリッド・メンバーを追加するために必要な手順を示します。

1. 新しいグリッド・メンバー用のキャッシュ・データベースの作成および構成 「キャッシュ・データベースの設定方法」に記載された手順に従って、追加のキャッシュ・データベースを設定します。
  • 追加する各キャッシュ・データベースに対して、新しいDSNを使用します。
  • すべてのグリッド・メンバーで、同じキャッシュ・マネージャ・ユーザーを定義する必要があります。
2. キャッシュ・データベースへの必須のキャッシュ・グループの追加 「データベースへのキャッシュ・グループの追加方法」に記載された手順に従って、キャッシュするOracle表を定義します。
  • すべてのグリッド・メンバーに同じグローバル・キャッシュ・グループを定義する必要があります。
  • ローカル・キャッシュ・グループは、グリッド・メンバー間で異なってもかまいません。

 

TimesTenキャッシュ・グリッドからグリッド・メンバーを削除する方法

次に、キャッシュ・グリッドからグリッド・メンバーを削除するために必要な手順を示します。

1. キャッシュ・グリッドからのグリッド・メンバーのデタッチ ttGridDetach組込みプロシージャを使用して、キャッシュ・グリッドからグリッド・メンバー・データベースをデタッチします。この手順は、データベースがキャッシュ・グリッドにアタッチされている場合にのみ実行する必要があります。
2. レプリケーション・エージェントの停止 レプリケーション・エージェント・プロセスが停止されていない場合は、組込みプロシージャttRepStopを使用して停止します。
3. キャッシュ・グループの削除 DROP CACHE GROUP文を使用して、キャッシュ・データベースからすべてのキャッシュ・グループおよびキャッシュ表を削除します。
4. キャッシュ・エージェントの停止 組込みプロシージャttCacheStopを使用して、キャッシュ・エージェント・プロセスを停止します。

このは、前述の手順を使用して、キャッシュ・グリッドからグリッド・メンバーを削除する方法を示しています。


In-Memory Database Cacheの詳細は、『Oracle In-Memory Database Cache概要』および『Oracle In-Memory Database Cacheユーザーズ・ガイド』を参照してください。

キャッシュ・グリッドのデータの高可用性は、アクティブ・スタンバイ・ペア・スキームを使用して、TimesTenレプリケーションによって提供されます。アクティブ・スタンバイ・ペアの詳細は、「キャッシュ・データベースでのアクティブ・スタンバイ・ペアの設定および管理方法」を参照してください。

 

 

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