8.1. 概要

Sun Ray Software は、PC/SC-lite API を使用して、スマートカード認証などのスマートカードサービスを自動的に提供します。PC/SC (パーソナルコンピュータ/スマートカード) は、複数の OS プラットフォームでスマートカードデバイスにアクセスするための標準フレームワークです。

スマートカードサービスには、Sun Ray クライアント上の統合されたスマートカードリーダーまたは Oracle Virtual Desktop Client を実行しているクライアントコンピュータに接続された有効なスマートカードリーダーとの相互運用性が組み込まれています。Oracle Solaris を実行している Sun Ray サーバーの場合、Sun Ray クライアントおよび Oracle Virtual Desktop Client 上の外部の CCID 準拠 USB スマートカードリーダーは CCID IFD ハンドラでサポートされています (別途ダウンロード可能)。

次のソリューションを提供するために、カスタムアプリケーションはよく使用されます。

すべての Sun Ray 2 シリーズクライアントおよび Sun Ray 3 シリーズクライアントは、ISO-7816 定義の 3 つのすべての Vcc 電圧 1.8 V (クラス C)、3 V (クラス B)、および 5 V (クラス A) で動作するスマートカードをサポートしています。クライアントファームウェアがカードの動作に最適な電圧を自動的に選択します。この機能の制御に利用可能または必要な管理者設定はありません。

Sun Ray Software でテストされたスマートカードの最新リストについては、Oracle Technology Network の「Smart Cards for Hotdesking」のページを参照してください。