Oracle NoSQL Databaseは、プランという管理コマンドで構成します。プランは複数の操作で構成されます。プランは管理サービスで管理される状態を変更し、ストレージ・ノードおよびレプリケーション・ノードなどのkvstoreコンポーネントに要求を発行する場合があります。単純な状態変更操作のプランもあれば、ストア内のすべてのノードに後々影響するような、長時間実行される操作のプランもあります。
たとえば、データ・センターやストレージ・ノードを作成するためのプランや、レプリケーション・ノードでパラメータを再構成するためのプランを使用します。
管理コマンドライン・インタフェースでplan
コマンドを使用して、プランを作成および実行します。デフォルトで、コマンドライン・プロンプトはすぐに返され、プランはバックグラウンドで非同期に実行されます。プランの進行状況は、show plan idコマンドを使用して確認できます。
オプションの-wait
フラグをplanコマンドに使用すると、プランは同期的に実行され、コマンドライン・プロンプトはプランの完了時のみに返されます。plan wait
コマンドは同じ用途で使用することが可能で、期間を指定することもできます。-waitフラグとplan waitコマンドは、スクリプトからプランを発行する際に特に役立ちます。スクリプトでは、各コマンドは次のコマンドが発行される前に終了することが求められる場合が多いためです。
作成はしますが、オプションの-noexecute
フラグを使用してプランの実行を延期することもできます。-noexecuteが指定された場合、プランは後でplan execute -id <id>
コマンドを使用して実行できます。
プランの進捗を追跡する方法がいくつかあります。
show plan -id
コマンドは実行中のプランの進捗に関する情報を提供します。オプションの-verbose
プラン・フラグを使用するとさらなる詳細を得られます。
Oracle NoSQL Databaseサービスが作成されてオンラインになると、管理コンソールの「Topology」タブがリフレッシュされます。
プランの実行中に「Topology」タブまたはCLIを使用してverify
コマンドを発行します。プランのverify
では、サービスが起動されると、サービスのステータス情報が表示されます。
「Topology」タブとverifyコマンドは、実際にはトポロジ関連プランのみに関係します。たとえば、ユーザーがパラメータを変更している場合、その変更は「Topology」タブまたはverifyコマンド経由では表示されない場合があります。
管理コンソールの「Logs」タブまたはCLIのlogtail
コマンドを使用してストア全体のログを追跡できます。