この章では、Oracle GoldenGate Veridata Javaエージェントのインストール方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
次の手順は、JavaベースのOracle GoldenGate Veridataエージェント・ソフトウェアの新規でクリーンなコピーをインストールするためのものです。既存のインストールのアップグレードの詳細は、第12章「Oracle GoldenGate Veridataのアップグレード」を参照してください。
Oracle GoldenGate Veridataエージェントをインストールし、次のデータベースとともに使用できます。
DB2 LUWおよびz/OS
Oracle
SQL Server
Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE)
Teradata
Javaエージェントはデータベース・ホストにネットワーク接続されたデータベース・ホストまたはリモート・ホスト上にインストールできます。エージェントはJDBC (Java Database Connectivity)によって接続されます。
注意: Oracle GoldenGate Veridataエージェントをインストールする前に、システム要件を確認してください。 |
エージェントのディレクトリを作成します。
付録A「Oracle GoldenGate Veridataのダウンロード」の手順に従ってソフトウェアを入手します。
mediapack.zip
ファイルを、ソフトウェアをインストールするUNIXまたはLinuxシステムおよびディレクトリに抽出します。
インストール・ディレクトリ内のagent
ディレクトリに、agent.properties.sample
ファイルのコピーを作成し、agent.properties
に名前を変更します。
テキスト・エディタでagent.properties
ファイルを開きます。ファイルには作業に役立つコメントが含まれています。
ファイルを編集し、次のパラメータ値を入力します。
パラメータ | 値 |
---|---|
server.port |
エージェントがOracle GoldenGate Veridataサーバーからの通信リクエストをリスニングするローカル・ポート。 |
database.url |
データベースの標準JDBC接続URLの文字列。使用する正しい形式例は、プロパティ・ファイルにコメントとともに表示されています。データベースに適切な次の値を指定する必要があります。
これは、OracleのURL例です。 database.url=jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:orcl |
server.driversLocation |
JDBCドライバの場所を指定します。デフォルトで、JDBCドライバは |
server.jdbcDriver |
JDBCドライバ名。ドライバはプロパティ・ファイルにコメントとともに表示されています。データベースに対して正しいものを非コメント化します。例 (Oracleの場合): server.jdbcDriver=ojdbc6.jar |
database.transaction.isolation |
初回比較手順中に使用されるトランザクション分離レベルを制御します。 |
ファイルを保存して閉じます。
注意: Oracle GoldenGate Veridataエージェントをインストールする前に、システム要件を確認してください。 |
このエージェントをインストールするデータベースを起動します。
付録A「Oracle GoldenGate Veridataのダウンロード」の手順に従ってソフトウェアを入手します。
ダウンロードした.zip
ファイルを解凍します。
次のいずれかの方法で、GoldenGate_Veridata_Agent_
platformrelease
.exe
実行ファイルを実行します。
GUIウィザードとして: プログラムをダブルクリックしてから手順に従います。この方法はこのドキュメントに表示されています。
シェル・プロセスとして: コマンド・コンソールから、次のコマンドを発行してから手順に従います。プロンプト表示は、ウィザード画面に表示されるものと類似しています。
Start /wait GoldenGate_Veridata_Agent_platformrelease.exe -c
「Welcome 」画面: 最初のページの「Next」をクリックしてインストールを開始します。
Destination Directory: インストール・ディレクトリを選択します。デフォルト(インストール中に作成)を受け入れるか、パス名を入力するか、「Browse」をクリックして別のディレクトリに移動します。このソフトウェアの複数のインスタンスをインストールする場合は、インストーラを実行するたびに別のディレクトリまたはサブディレクトリを選択します。
Start Menu Folder: Oracle GoldenGate Veridataエージェントを「スタート」メニューの「すべてのプログラム」リストに追加する場合は、デフォルト・ショートカット名(インストール中に作成)を受け入れるか、別の名前を入力するか、リストから名前を選択します。
このシステムの使用者すべてがショートカットを使用できるようにするには、「Create Shortcuts for all users」をクリックします。そうしないと、現在のユーザー以外は使用できません。
「スタート」メニューからOracle GoldenGate Veridataエージェントを除外するには、「Don't create a Start Menu folder」をクリックします。このソフトウェアをサービスとしてインストールする場合は、インストール・フォルダまたは「サービス」コントロール・パネルから起動できます。
Agent Port: Oracle GoldenGate Veridataサーバーとの通信に使用するエージェントのローカル・ポートを指定します。
Database Details: データベース・タイプを選択し、ホスト・システム名、データベースで使用するポート番号、データベース名(該当する場合)およびエージェントが接続するインスタンス名(Oracleの場合)を指定します。JDBC URLの下に、結果の接続文字列が表示されます。
Teradata JDBC Drivers: (Teradataの場合のみ)Teradata JDBCドライバの場所を指定します。
Database Connection Test: デフォルトの「Test Database Connection」を上書きしない場合、データベース・タイプに応じて、このデータベースで使用するためにエージェントに作成した認証の資格証明、またはODBCドライバの場所がテスト画面で要求されます。「Test Connection」をクリックします。接続エラーがある場合は、出力領域に表示されます。
Service Option: Oracle GoldenGate VeridataエージェントはWindowsサービスとしてインストールすることをお薦めします。サービスとしてインストールすると、誤って終了してしまう可能性があるユーザー接続とは独立してソフトウェアを操作でき、手動またはシステム起動で起動するように構成できます。デーフォルト・サービス名を承認、または必要に応じて変更します。ローカル・システムにこのソフトウェアのその他のインスタンスがある、または今後ある可能性がある場合は、各名前が一意になるようにします。サービスとしてインストールできないようにするには、チェックボックスを選択解除します。
Start Veridata Agent After Install: インストールを終了後、ソフトウェアを起動するかどうかを指定します。デフォルトでは、手動で起動するようにインストールされています。サービスとしてインストールする場合は、システム管理者がシステムが起動したときに自動的に起動するようにプロパティを変更できます。
Information: インストールの選択を確認します。変更する場合は「Back」を、インストールを開始する場合は「Next」をクリックします。
「Finish」をクリックし、インストーラを終了します。