構文
tadm create-instance common_options [--force] [--create-service] --config=config_name (node_host)+
説明
このコマンドを使用して、Oracle Traffic Directorのインスタンスを作成します。インスタンスとは、特定のノード上のOracle Traffic Directorデーモンの環境のことで、構成、ログ・ファイルおよび他の実行時アーティファクト(ロック・データベース、キャッシュ、一時ファイルなど)が含まれます。ノードとは、サーバーやホストなどのネットワーク・リソースです。一般的なデータ・センターでは、ノードのネットワークはサーバー・ファームと呼ばれます。
オプション
common_options
の詳細は、helpコマンドを実行してください。
--force|-f
このオプションを指定して、インスタンスの強制作成を有効にします。このオプションを指定すると、インスタンスの作成前に、指定したノードの指定した構成で既存のインスタンスがすべて削除されます。
--create-service|-C
このオプションを使用して、Oracle Traffic Directorの実行中インスタンスにサービスを作成します。詳細は、「create-service」を参照してください。
--config|-c
インスタンスを作成する構成の名前を指定します。
オペランド
node-host
ノードの名前を指定します。
例
tadm create-instance --user=admin --password-file=ORACLE_HOME/admin.passwd --host=serverhost --port=8989 --no-prompt --config=www.example.org serverhost
終了コード
次の終了値が戻されます。
0: コマンドの実行に成功しました。
>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。
関連項目
「help」、「delete-instance」、「list-instances」、「start-instance」、「stop-instance」、「restart-instance」、「reconfig-instance」、「list-nodes」、「list-nodes」、「remove-node」