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Oracle® Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイド
リリース7.9.6.3
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14 Oracle Pharma Analyticsの構成

この項では、Oracle Pharma Analyticsを構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。

14.1 Oracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesの概要

この項では、Oracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesのシンジケート化データおよび訪問活動データの主要な機能とアーキテクチャについて説明します。

14.2 Oracle Business Analytics Warehouseへのシンジケート化データのインポート

製薬会社は、シンジケート化データと呼ばれる週次および月次の販売データと処方データを、IMS、NDC、Cegedimなどのサード・パーティ・ベンダーから購入します。シンジケート化データのベンダーは、医薬品の卸売業者および小売業者から日次、週次、月次ベースでデータを入手して、顧客(卸売業者、薬局、病院、医師)のマスター・ファイルや、顧客向けの売上げまたは処方トランザクションをコンパイルします。測定情報には、間接販売、間接ユニット、処方データが含まれ、ベンダーや周期によってそれぞれ異なります。これらのデータは、営業員分析レポートや顧客のターゲット化に使用されます。

データは、医師や薬局などのパネルから導出され、全国的に予測されます。パネルは月次ベースで変更されるため、シンジケート化データのサプライヤはソースの予測を月次ベースで変更して、履歴データを完全に更新する傾向があります。したがって、製薬会社は自社のデータ・ウェアハウスのデータを完全に更新する必要があります。また、週次データには増分ロードが必要です。

ベンダーから配信されたシンジケート化データは、Oracle Business Analytics Warehouseに適切なタイミングですべてリロードし、営業員分析レポートを利用するユーザーに提供する必要があります。

この項には次のトピックが含まれます:

14.2.1 シンジケート化ロードの定義

表14-1に、シンジケート化ロードに関連する用語と定義を示します。

表14-1 シンジケート化ロードの定義

用語 定義

シンジケート化データ

クライアントが定めたマーケットでの販売と処方の結果を示すベンダーからのサード・パーティ・データ。

地域

ベンダーによって定義された、細分化された販売地域で、クライアントの製品グループ化やマーケットに関する処方および販売の動向が含まれています。米国では細分化された販売地域が郵便番号と共通しているので、地域は存在しません。

NRx

新規処方の略称。新しい処方は、必ずしも患者に対する新しい治療ではなく、薬局によって新しい番号で調剤された処方薬と定義されます。

TRx

処方合計の略称。処方合計は、新規処方と再処方を加算して算出されます。医薬品が最初に処方された後に再び処方されたときは、薬局が以前の薬剤ID番号を参照し、再処方として記録します。

間接販売

地域別または郵便番号別の、医薬品卸売業者による医薬品小売業者(薬局)への製品販売値の合計。販売値はユニットとクライアント選択価格を乗算することで算出されます。ここでの価格は、クライアントが直接販売または政府貯蔵販売に適用される別の価格を選択した場合を除き、ウェアハウスの取得価格になります。

間接ユニット

地域別または郵便番号別の、医薬品卸売業者による医薬品小売業者(薬局)への製品販売ユニットの合計。販売ユニットの数量は、パッケージ係数を乗算してユニット値を算出することで決定されます(たとえば、1カートン x 24ボトル = 24ユニット)。


14.2.2 Oracle Business Analytics Warehouseでサポートされるデータタイプ

Oracle Business Analytics Warehouseでは、表14-2に示すように、データソース・タイプと周期で定義される複数のデータタイプがサポートされます。

表14-2 Oracle Business Analytics Warehouseでサポートされるデータタイプ

データタイプ 説明

担当者別処方データ

医師別に集計された、競合他社の製品データを含むクライアントが定めたマーケットの新規処方および処方合計の月次データ。

間接販売地域レベル

地域別に集計された、競合他社の製品を含むクライアントが定めたマーケットの卸売業者販売値およびユニット値の月次データ。

間接販売取引先レベル

薬局別に集計された、企業製品の卸売業者販売値およびユニット値の月次データ。

間接販売郵便番号レベル

郵便番号別に集計された、競合他社の製品を含むクライアントが定めたマーケットの卸売業者販売値およびユニット値の月次データ。

直接販売取引先レベル

卸売業者別に集計された、企業製品の卸売業者への工場直販販売値およびユニット値の月次データ。

直接販売地域レベル

地域別に集計された、企業製品の卸売業者への工場直販販売値およびユニット値の月次データ。

直接販売郵便番号レベル

郵便番号別に集計された、企業製品の卸売業者への工場直販販売値およびユニット値の月次データ。

週次処方データ

医師別に集計された、競合他社の製品を含むクライアントが定めたマーケットの新規処方および処方合計の週次データ。

計画レベル処方データ

競合他社の製品を含むクライアントが定めたマーケットの、管理されたケア計画別の月次処方データ。

販売マーケット

報奨。内部報奨金システムから供給され、Oracle Business Analytics Warehouseに新しいいデータタイプとしてロードされる月別報奨金データ。

販売マーケット

修正後。内部報奨金システムから供給され、Oracle Business Analytics Warehouseに新しいいデータタイプとしてロードされる月別報奨金データ。

医師計画レベル処方薬剤データ

管理されたケア計画に関連付けられた医師の月次処方データ。

郵便番号別処方データ

郵便番号ごとに集計された、競合他社の製品を含むクライアントが定めたマーケットの月次処方データ。

地域別処方データ

地域別に集計された、競合他社の製品を含むクライアントが定めたマーケットの月次処方データ。


14.2.3 Oracle Business Analytics Warehouseへのシンジケート化データのロード

Oracle Business Analytics Warehouseにシンジゲート化データをロードする際には、次のオプションを使用できます。

14.2.3.1 シンジケート化データのステージング・テーブルと相互参照テーブルを使用したフラット・ファイル・ソースからのロード

このオプションは、Oracle Business Intelligence Applicationsリリース7.8.3でサポートされています。このオプションを使用してシンジケート化データをロードするには、第14.3項「シンジケート化データのフラット・ファイルの形式」表14-4表14-9および表14-15表14-19の説明に従って、シンジケート化データと相互参照データの外部データ・ファイルを準備する必要があります。

ETLプロセスでは、シンジケート化データのソース・ファイルは毎回完全ロードでロードされますが、相互参照データ・ファイルは増分でロードされます。適切な増分ロードをサポートするために、相互参照データ・ファイルには毎回新規の情報と更新された情報のみを含む必要があります。相互参照データ・ファイルを準備するときには、データがトランザクション・データベースにすでにロードされており、データ・ファイル内で適切なSiebel行IDと対応する外部ソース・キーが解決および設定されている必要があります。

フラット・ファイルを使用してデータをロードするには、適切なアライメント・タイプをシンジケート化データとともに使用するための設定が不可欠です。アライメント・タイプは、$PMServer\SrcFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesなど)にある外部ファイル、AlignmentType.csvで設定します。ETLを実行する前に、ALIGN_TYPEフィールドでアライメント・タイプを次のいずれかのオプションに設定する必要があります。

  • 郵便番号

  • Account/Contact

  • 地域

以前のリリースでは、1つのアライメント・タイプのみを設定して、すべてのシンジケート化データタイプに使用していました。リリース7.9では、様々なシンジケート化データタイプに対して複数のアライメント・タイプを設定できます。

たとえば、医師処方薬剤データはAccount/Contactアライメント・タイプでロードでき、地域レベル間接販売データはBrickアライメント・タイプでロードできます。さらに、同じターゲット・シンジケート化データ・テーブル(たとえば、医師処方薬剤テーブル)を、Account/ContactとZipcodeのように複数のアライメント・タイプで定義されたデータでロードできます。

シンジケート化データタイプとアライメント・タイプのルール・マッピングは、AlignmentType.csvファイルで設定され、そのデータがシンジケート化データのロードで使用できるようにETLプロセスの開始時にW_ALIGN_TYPE_Gテーブルにロードされます。AlignmentType.csvファイルのフォーマットは、表14-3を参照してください。


注意:

ETLを実行する前に、このファイルのALIGN_TYPEカラムの値を更新して、DATA_SRC_CDカラムにリストされた適切なシンジゲート化データタイプとともに使用される適切なアライメント・タイプを反映する必要があります。

表14-3 AlignmentType.csvマッピング・ファイル

ROW_WID DATA_SRC_CD ALIGN_TYPE

1

RXBrk

地域

2

RXEVM

郵便番号

3

RXPT

Account/Contact

4

RXPrf

Account/Contact

5

RXSMI

郵便番号

6

RXSMM

郵便番号

7

RXXPT

Account/Contact

8

RXZip

郵便番号

9

SlsDirAct

Account/Contact

10

SlsIndAct

Account/Contact

11

SlsIndBrk

地域

12

SlsIndZip

郵便番号


アライメント・タイプを変更できるのは、ETLの完全ロード・プロセスを実行するように選択した場合だけです。

シンジケート化データと相互参照ソース・ファイルを準備したら、Oracle Business Analytics Warehouseのステージング・テーブルに直接データをロードできます。シンジゲート化データ・ファイルで無効なデータ・ソース・タイプが使用されていても、ETLはそのままロードを行います。データ・ファイルでは適切なデータ・ソース・タイプを準備する必要があります。データ・ファイル内でNULL可能ではないのにNULLとなっているデータのみは別途取り除かれるので、次回のETL実行に対して却下されたデータを確認できます。

シンジケート化データがOracle Business Analytics Warehouseステージング・テーブルからW_SYNDD_RX_Fなどのターゲット・ベース・テーブルへロードされると、外部ソース・キーはOracle Business Intelligenceキーと置換され、データは正規化された形式でロードされます。

次に、前述のプライマリ・アライメント・タイプとして定義した内容に基づいて、ベース・ターゲット・テーブルのシンジケート化データが適切な所有者の役割にレプリケートされ、テリトリー・レベルでメインのターゲット・テーブル(W_SYND_RX_T_Fなど)にロードされます。これには、すべてのベース・テーブル属性およびランキングと役割情報が含まれます。

14.2.3.1.1 処方合計データをポピュレートするためのフラット・ファイル・データ・ポピュレート・ルール

この項では、処方合計データのポピュレートに関連するW_SYNDD_RX_Fテーブルの各種主要カラムについて説明します。

  • INTEGRATION_ID

    • データタイプはvarchar(30)です。

    • 値は任意の一意の数値、またはポストフィックス-##が付加された外部ファイル・ソースからの値の組合せになります。たとえば、データがバルク・シンジケート化データの最初の月に対応している場合は-1、バルク・データの2番目の月に対応している場合は-2などとなります。

    • INTEGRATION_IDの操作は、LS_EXP_FLATFILE_GENERATE_INTEGRATION_IDの変換によって行われます。これは、フラット・ファイル内の入力INTEGRATION_IDが、正規化されていない形式の26の異なるバルク・ロードを表しているために必要になります。Oracle Business Analytics Warehouseのターゲット・テーブル用に正規化された形式に変更する必要があるのです。

  • DATASOURCE_NUM_ID

    • ETL実行ごとに固有です(データのソースを示す数値)。

    • 標準のSiebelマッピングで、各レコードがそのソースを示す値を保持していることを確認するために使用されます。

    • 要素テーブル領域をポピュレートする際の次元テーブルでの検索で、均一のデータソースからロードされたデータが確実に参照されるように、ソース修飾子で使用されます。

    • データソース番号1は、Siebelトランザクション・データベース用に予約されています。外部ソースには1以外の番号を使用する必要があります。

    • シンジケート化データのフラット・ファイルのロードでは、外部ソース番号(1以外)がステージング・テーブルにロードされます。データがステージング・テーブルからターゲット・テーブルにロードされる際に、外部ソース・キーがSiebel IDと一致すると、データソース番号がターゲット・テーブル内で1に変換されます。

    • INTEGRATION_IDとDATASOURCE_NUM_IDの組合せは、一意の値であることが必要です(両方のカラムの一意のインデックスにより強制)。

      つまり、同じ一意のIDを持つ同じソースから同じレコードが受け入れられることはありません。

  • DATA_LEVEL_WID

    • 外部キーを、データのシンジケート化データソース・タイプに対応するレコードのW_LOV_UDテーブルに格納します。

    • 値は、フラット・ファイル内のDATA_SRC_CDから取得されます。たとえば、W_SYNDD_RX_Fテーブルでは、フラット・ファイルで定義された適切なデータソース・タイプが次のいずれかであることが必要です。

      • RXPrf

      • RXZip

      • RXBrk

      • RXSMI

      • RXSMM

    • 標準マッピングでは、入力DATA_SRC_CDコードを使用してそのデータソース・タイプのROW_WIDを確保するためにW_LOV_UDテーブルに対して検索が実行され、そのROW_WIDがW_SYNDD_RX_FテーブルのDATA_LEVEL_WIDカラムに挿入されます。

  • PAYER_TYPE_WID

    • 外部キーを、CashやTotalなどの支払いタイプに対応するレコードのW_INS_PLAN_Dテーブルに格納します。

    • 値は、フラット・ファイル内のPAYER_TYPE_IDから取得されます。

  • PERIOD_TYPE_WID

    • 外部キーを、データの期間に対応するレコードのW_LOV_Dテーブルに格納します。

    • 値は、フラット・ファイル内のPERIOD_CD(MonthやWeekなど)から取得されます。

    • 標準マッピングでは、入力PERIOD_CDコードを使用してその期間タイプのROW_WIDを確保するためにW_LOV_Dテーブルに対して検索が実行され、そのROW_WIDがW_SYNDD_RX_FテーブルのPERIOD_TYPE_WIDカラムに挿入されます。

  • GEO_WID

    • GEO_WIDは、郵便番号に基づく地理階層を詳細の最下位レベルとして含んでいるW_GEO_D次元に対する外部キーです。これは、ユーザーが処方合計のメジャーを市、都道府県、地方、国、大陸などのレベルにロールアップできるように事前構成されています。

    • 処方合計データ・ロードのフラット・ファイル・ソースが郵便番号レベルである場合は、フラット・ファイルにZIPCODEフィールドが用意されている必要があります。これで、次のロジックを使用して値が実行され、ターゲットのGEO_WIDにロードされます。

      • MPLT_GEO_WID_ZIPCODEでは郵便番号が入力値として使用され、リテラルのNO_DUP_FLG = 'N'ポートでは、ZIPCODE列が入力郵便番号値と一致してDUP_ZIPCODE列= 'N'であるレコードのW_GEO_Dに対する参照が行われます。(W_GEO_D表のサンプル・データには郵便番号ごとに複数の市のレコードが含まれており、このうち1つのみがDUP_ZIPCODE = 'N'とマークされます)。このマッピングでは、複数レコードが一致して最初のレコードのみが取得される場合も、一致がない場合も、データは該当するUnspecifiedコードによって元に戻されます。

  • CON_GEO_WID

    • CON_GEO_WIDは、郵便番号に基づく地理階層を詳細の最下位レベルとして含んでいるW_GEO_D次元に対する外部キーです。

    • 市、国、郵便番号の3つの属性は、CON_GEO_WIDを決定する主要キーであり、フラット・ファイルのCON_CITY、CON_COUNTRY、CON_ZIPCODEの各フィールドから取得されます。

    • TRxデータ・ロードのフラット・ファイル・ソースが担当者レベルの場合は、フラット・ファイルにCON_CITY、CON_COUNTRY、CON_ZIPCODEの各フィールドが必要です。これで、次のロジックを使用して値が実行され、ターゲットのCON_GEO_WIDにロードされます。

      • LS_EXP_FLATFILE_CITY_COUNTRY_ZIP_CHKNULLおよびLS_MPLT_FLATFILE_GEO_WIDでは、市、国および郵便番号の組合せを使用して、重複が存在する場合でもNO_DUP_FLGとは関係なく、W_GEO_Dから最初の使用可能なレコードが取得されます。

  • ALIGN_WID

    • 選択したアライメントの項目タイプに応じて、次の変換が実行されます。

      • アライメントの項目タイプがZipcodeの場合:

        IIF(DATA_SRC_CD = 'RXPrf', IN_CON_GEO_WID, 
           IIF(DATA_SRC_CD = 'RXBrk' OR DATA_SRC_CD = 'RXSMI' OR DATA_SRC_CD =
        'RXSMM' OR DATA_SRC_CD = 'RXZip', IN_GEO_WID,
              ETL_UNSPEC_NUM))
        
      • アライメントの項目タイプがAccount/Contactの場合:

        IIF(DATA_SRC_CD = 'RXBrk' OR DATA_SRC_CD = 'RXPrf' OR DATA_SRC_CD = 'RXSMI' OR DATA_SRC_CD = 'RXSMM' OR DATA_SRC_CD = 'RXZip', IN_CONTACT_
        WID, ETL_UNSPEC_NUM)
        
      • アライメントの項目タイプがBrickの場合:

        IIF(DATA_SRC_CD = 'RXPrf', IN_CON_AREA_WID, 
           IIF(DATA_SRC_CD = 'RXBrk' OR DATA_SRC_CD = 'RXSMI' OR DATA_SRC_CD =
        'RXSMM' OR DATA_SRC_CD = 'RXZip', IN_AREA_WID,
              ETL_UNSPEC_NUM))
        

      結果の値は、要素テーブルのALIGN_WIDカラムにポピュレートされます。W_ALIGNMT_DHテーブルのALIGN_WIDカラムにもこの値が含まれている必要があります。

      このALIGN_WIDカラムに基づいて、Oracle Business Analytics Warehouseで適切なテリトリーがレプリケートされ、W_SYND_RX_T_Fテーブルのポピュレートも行われます。


    注意:

    この項で説明するW_SYNDD_RX_Fテーブルは、一例にすぎません。Oracle Business Analytics Warehouseには、同じ方法でロードされた異なるシンジケート化データソースに使用される6つのテーブルがあります(W_SYNDD_DS_F、W_SYNDD_IDS_F、W_SYNDD_RX_F、W_SYNDD_PT_F、W_SYNDD_XPT_FおよびW_SYNDD_W_F)。

14.2.3.2 シンジケート化マーケットのステージング・テーブルを使用したフラット・ファイル・ソースからのロード

Oracle Business Analytics Warehouseは、フラット・ファイルを使用したシンジケート化マーケット・データのロードをサポートしています。第14.3項「シンジケート化データのフラット・ファイルの形式」表14-10表14-14および表14-15表14-19の説明に従って、シンジケート化マーケット・データ・ソースのフラット・ファイルと相互参照データ・ソース・ファイルを準備する必要があります。

デフォルトでは、このオプションは無効になっています。この機能を使用するには、DACでオプションを手動でオンにする必要があります。このオプションをオンにすると、フラット・ファイルのシンジケート化マーケット・データをOracle Business Analytics Warehouseのステージング・テーブルW_SYNDM_RX_FSに直接ロードし、さらにターゲット・テーブルW_SYNDM_RX_Fにロードできます。

フラット・ファイルを使用してシンジケート化マーケット・データをロードするには:

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Tasks」タブを表示します。

  2. 次の問合せを入力してください。

    LS Load into SyndicatedMarket Fact for*
    

    11個のタスクが返されます。

  3. デフォルトでオンになっている次のタスクをオフにします。

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Exponent Plantrak

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Indirect Sales

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Plantrak

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Rx

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Weekly Early View


    注意:

    「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Direct Sales」はオフにしないでください。

  4. 次のタスクをアクティブにします。

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Exponent Plantrak

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Indirect Sales

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Plantrak

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Rx

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Weekly Early View

  5. 作業内容を保存します。

14.3 シンジケート化データのフラット・ファイルの形式

ETLの実行前に、この項で説明する形式に基づくフラット・ファイルを準備して、書式設定済のフラット・ファイルをInformaticaサーバー・コンピュータのSrcFilesディレクトリ(たとえば、INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFiles)にコピーします。

この項では、シンジケート化データのロード・プロセスで使用される次のフラット・ファイルについて説明します。

14.3.1 直接販売データのシンジケート化データ・フラット・ファイル

表14-4に、直接販売データのシンジケート化データのフラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndData_DS.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-4 シンジケート化データのフラット・ファイル - 直接販売データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

SlsDirAct

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

AMT_DT

VARCHAR2(15)

-

通貨コードに対する為替の日付。日付形式はYYYYMMDD。

ACCNT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部アカウントID。

注意: 対応するSiebel S_ORG_EXT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

アカウント・レベルのアカウントのプライマリ・アドレスの外部地域(Brick)ID。

注意: 対応するSiebel S_REGION_EXT.ROW_ID(S_CON_ADDR.BRICK_ID)は、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_CITY

VARCHAR2(50)

-

取引先の市。先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

ACCNT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

取引先の国。先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

ACCNT_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

取引先の郵便番号。

AMT_CURCY_CD

VARCHAR2(30)

-

取引先の通貨コード。

PAYER_TYPE_ID

VARCHAR2(30)

-

外部支払いタイプID。このカラムは、Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払タイプの定義に使用されます。

注意: 対応するSiebel S_INS_PLAN.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

PROD_ID

VARCHAR2(30)

-

外部製品ID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

S_AMT_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの販売額を格納します。

S_AMT_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの販売額を格納します。

S_AMT_M03からS_AMT_M26

NUMBER(22,7)

-

-

S_UNIT_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータ(たとえば20050301データ)の販売ユニットを格納します。

S_UNIT_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータ(たとえば20050201データ)の販売ユニットを格納します。

S_UNIT_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101データの販売ユニットを格納します。

S_UNIT_M04からS_UNIT_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.2 間接販売データのシンジケート化データ・フラット・ファイル

表14-5に、間接販売データのシンジケート化データのフラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndData_IDS.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-5 シンジケート化データのフラット・ファイル - 間接販売データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

SlsIndAct(間接販売取引先レベル)

SlsIndZip(間接販売郵便番号レベル)

SlsIndBrk(間接販売地域レベル)

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

AMT_DT

VARCHAR2(15)

-

通貨コードに対する為替の日付。日付形式はYYYYMMDD。

ACCNT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部アカウントID。

注意: 対応するSiebel S_ORG_EXT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

アカウント・レベルのアカウントのプライマリ・アドレスの外部地域(Brick)ID。

注意: 対応するSiebel S_REGION_EXT.ROW_ID(S_CON_ADDR.BRICK_ID)は、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_CITY

VARCHAR2(50)

-

取引先の市。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

ACCNT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

取引先の国。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

ACCNT_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

取引先の郵便番号。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

AMT_CURCY_CD

VARCHAR2(30)

-

シンジケート化データにのみ適用します。

取引先の通貨コード。

AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

外部シンジケートの地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PAYER_TYPE_ID

VARCHAR2(30)

-

外部支払いタイプID。このカラムは、Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払タイプの定義に使用されます。

注意: 対応するSiebel S_INS_PLAN.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

PROD_ID

VARCHAR2(30)

-

シンジケート化データにのみ適用します。

外部製品ID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

シンジケートの郵便番号。DATA_SRC_CDが郵便番号レベルの場合には、値を入力します。

S_AMT_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの販売額を格納します。

S_AMT_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの販売額を格納します。

S_AMT_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101データの販売額を格納します。

S_AMT_M04からS_AMT_M26

NUMBER(22,7)

-

-

S_UNIT_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの販売ユニットを格納します。

S_UNIT_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの販売ユニットを格納します。

S_UNIT_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101データの販売ユニットを格納します。

S_UNIT_M04からS_UNIT_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.3 処方データのシンジケート化データ・フラット・ファイル

表14-6に、処方データのシンジケート化データのフラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndData_RX.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-6 シンジケート化データのフラット・ファイル - 処方データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

RXPrf(担当者ごとのPrescriptionデータ)

RXZip(郵便番号ごとのPrescriptionデータ)

RXBrk(地域ごとのPrescriptionデータ)

RXSMI(マーケット – 報奨)

RXSMM(マーケット – 修正)

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

外部シンジケートの地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CONTACT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部担当者ID。

注意: 対応するS_CONTACT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

担当者のプライマリ・アドレスの外部シンジケートの地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_CITY

VARCHAR2(50)

-

担当者の市。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

CON_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

担当者の国。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

CON_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

担当者の郵便番号。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

PAYER_TYPE_ID

VARCHAR2(30)

-

外部支払いタイプID。このカラムは、Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払タイプの定義に使用されます。

注意: 対応するSiebel S_INS_PLAN.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

PROD_ID

VARCHAR2(30)

-

外部製品ID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

シンジケートの郵便番号。DATA_SRC_CDが郵便番号レベルの場合には、値を入力します。

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

NRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの新規処方を格納します。

NRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの新規処方を格納します。

NRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの新規処方を格納します。

NRX_M04からNRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

TRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの処方合計を格納します。

TRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの処方合計を格納します。

TRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの処方合計を格納します。

TRX_M04からTRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.4 計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データ・フラット・ファイル

表14-7に、計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データ・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndData_PT.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-7 シンジケート化データのフラット・ファイル - 計画レベル処方薬剤データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

RXPT

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

ACCNT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部アカウントおよびプランID。

注意: 対応するSiebel S_ORG_EXT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

アカウントのプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_CITY

VARCHAR2(50)

-

取引先の市。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

ACCNT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

取引先の国。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

ACCNT_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

取引先の郵便番号。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

PROD_ID

VARCHAR2(30)

-

シンジケート化データにのみ適用します。

外部製品ID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

NRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの新規処方を格納します。

NRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの新規処方を格納します。

NRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの新規処方を格納します。

NRX_M04からNRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

TRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの処方合計を格納します。

TRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの処方合計を格納します。

TRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの処方合計を格納します。

TRX_M04からTRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.5 医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データ・フラット・ファイル

表14-8に、医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データ・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndData_XPT.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-8 シンジケート化データのフラット・ファイル - 医師計画レベル処方薬剤データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

RXXPT

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

ACCNT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部アカウントID。

注意: 対応するSiebel S_ORG_EXT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

アカウントのプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_CITY

VARCHAR2(50)

-

取引先の市。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

ACCNT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

取引先の国。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

ACCNT_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

取引先の郵便番号。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

CONTACT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部担当者ID。

注意: 対応するS_CONTACT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

担当者のプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_CITY

VARCHAR2(50)

-

担当者の市。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

CON_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

担当者の国。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

CON_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

担当者の郵便番号。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

PROD_ID

VARCHAR2(30)

-

シンジケート化データにのみ適用します。

外部製品ID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

NRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの新規処方を格納します。

NRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの新規処方を格納します。

NRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの新規処方を格納します。

NRX_M04からNRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

TRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの処方合計を格納します。

TRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの処方合計を格納します。

TRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの処方合計を格納します。

TRX_M04からTRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.6 週次初期ビュー・データのシンジケート化データ・フラット・ファイル

表14-9に、週次初期ビュー・データのシンジケート化データ・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndData_W.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-9 シンジケート化データのフラット・ファイル - 週次初期ビュー・データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

RXEVM

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

CONTACT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部担当者ID。

注意: 対応するS_CONTACT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

担当者のプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_CITY

VARCHAR2(50)

-

担当者の市。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

CON_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

担当者の国。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

CON_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

担当者の郵便番号。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

PAYER_TYPE_ID

VARCHAR2(30)

-

外部支払いタイプID。このカラムは、Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払タイプの定義に使用されます。

注意: 対応するSiebel S_INS_PLAN.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

PROD_ID

VARCHAR2(30)

-

シンジケート化データにのみ適用します。

外部製品ID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

NRX_W01

NUMBER(22,7)

-

今週のデータの新規処方を格納します。

NRX_W02

NUMBER(22,7)

-

前週のデータの新規処方を格納します。

NRX_W03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの新規処方を格納します。

NRX_W04からNRX_W13

NUMBER(22,7)

-

-

TRX_W01

NUMBER(22,7)

-

今週のデータの処方合計を格納します。

TRX_W02

NUMBER(22,7)

-

前の週のデータの処方合計を格納します。

TRX_W03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの処方合計を格納します。

TRX_W04からTRX_W13

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.7 間接販売データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイル

表14-10に、間接販売データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndMarket_IDS.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-10 シンジケート化マーケットのフラット・ファイル - 間接販売データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

SlsIndAct(間接販売取引先レベル)

SlsIndZip(間接販売郵便番号レベル)

SlsIndBrk(間接販売地域レベル)

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

MKT_AMT_DT

VARCHAR2(15)

-

通貨コードに対する為替の日付。日付形式はYYYYMMDD。

ACCNT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部アカウントID。

注意: 対応するSiebel S_ORG_EXT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

アカウント・レベルのアカウントのプライマリ・アドレスの外部地域(Brick)ID。

注意: 対応するSiebel S_REGION_EXT.ROW_ID(S_CON_ADDR.BRICK_ID)は、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_CITY

VARCHAR2(50)

-

取引先の市。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

ACCNT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

取引先の国。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

ACCNT_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

取引先の郵便番号。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

外部シンジケートの地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

MARKET_ID

VARCHAR2(30)

-

製品の外部マーケットID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

MKT_AMT_CURCY_CD

VARCHAR2(30)

-

取引先の通貨コード。

PAYER_TYPE_ID

VARCHAR2(30)

-

外部支払いタイプID。このカラムは、Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払タイプの定義に使用されます。

注意: 対応するSiebel S_INS_PLAN.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

シンジケートの郵便番号。DATA_SRC_CDが郵便番号レベルの場合には、値を入力します。

MKT_S_AMT_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの販売額を格納します。

MKT_S_AMT_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの販売額を格納します。

MKT_S_AMT_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101データの販売額を格納します。

MKT_S_AMT_M04からMKT_S_AMT_M26

NUMBER(22,7)

-

-

MKT_S_UNIT_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの販売ユニットを格納します。

MKT_S_UNIT_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの販売ユニットを格納します。

MKT_S_UNIT_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101データの販売ユニットを格納します。

MKT_S_UNIT_M04からMKT_S_UNIT_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.8 処方データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイル

表14-11に、処方データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndMarket_RX.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-11 シンジケート化マーケットのフラット・ファイル - 処方データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

RXPrf(担当者ごとのPrescriptionデータ)

RXZip(郵便番号ごとのPrescriptionデータ)

RXBrk(地域ごとのPrescriptionデータ)

RXSMI(マーケット – 報奨)

RXSMM(マーケット – 修正)

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

外部シンジケートの地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CONTACT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部担当者ID。

注意: 対応するS_CONTACT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

担当者のプライマリ・アドレスの外部シンジケートの地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_CITY

VARCHAR2(50)

-

担当者の市。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

CON_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

担当者の国。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

CON_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

担当者の郵便番号。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

MARKET_ID

VARCHAR2(30)

-

製品の外部マーケットID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PAYER_TYPE_ID

VARCHAR2(30)

-

外部支払いタイプID。このカラムは、Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払タイプの定義に使用されます。

注意: 対応するSiebel S_INS_PLAN.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

シンジケートの郵便番号。DATA_SRC_CDが郵便番号レベルの場合には、値を入力します。

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

MKT_NRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの新規処方を格納します。

MKT_NRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの新規処方を格納します。

MKT_NRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの新規処方を格納します。

MKT_NRX_M04からMKT_NRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

MKT_TRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_M04からMKT_TRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.9 計画レベル処方薬剤データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイル

表14-12に、計画レベル処方薬剤データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndMarket_PT.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-12 シンジケート化マーケットのフラット・ファイル - 計画レベル処方薬剤データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

RXPT

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

ACCNT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部アカウントおよびプランID。

注意: 対応するSiebel S_ORG_EXT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

アカウントのプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_CITY

VARCHAR2(50)

-

取引先の市。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

ACCNT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

取引先の国。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

ACCNT_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

取引先の郵便番号。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

MARKET_ID

VARCHAR2(30)

-

製品の外部マーケットID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

MKT_NRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの新規処方を格納します(たとえば、20050301データ)

MKT_NRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの新規処方を格納します(たとえば、20050201データ)。

MKT_NRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101データの新規処方を格納します。

MKT_NRX_M04からMKT_NRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

MKT_TRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの処方合計を格納します(たとえば、20050301データ)。

MKT_TRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの処方合計を格納します(たとえば、20050301データ)。

MKT_TRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_M04からMKT_TRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.10 医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイル

表14-13に、医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndMarket_XPT.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-13 シンジケート化マーケットのフラット・ファイル - 医師計画レベル処方薬剤データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

RXXPT

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

ACCNT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部アカウントID。

注意: 対応するSiebel S_ORG_EXT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

アカウントのプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

ACCNT_CITY

VARCHAR2(50)

-

取引先の市。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

ACCNT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

取引先の国。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

ACCNT_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

取引先の郵便番号。DATA_SRC_CDが取引先レベルの場合には、値を入力します。

CONTACT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部担当者ID。

注意: 対応するS_CONTACT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

担当者のプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_CITY

VARCHAR2(50)

-

担当者の市。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

CON_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

担当者の国。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

CON_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

担当者の郵便番号。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

MARKET_ID

VARCHAR2(30)

-

製品の外部マーケットID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

Month

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

MKT_NRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの新規処方を格納します(たとえば、20050301データ)

MKT_NRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの新規処方を格納します(たとえば、20050201データ)。

MKT_NRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの新規処方を格納します(たとえば、20050301データ)。

MKT_NRX_M04からMKT_NRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

MKT_TRX_M01

NUMBER(22,7)

-

今月のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_M02

NUMBER(22,7)

-

前月のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_M03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_M04からMKT_TRX_M26

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.11 週次初期ビュー・データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイル

表14-14に、週次初期ビュー・データのシンジケート化マーケット・フラット・ファイルに関する情報を示します。このフラット・ファイルはLoadSyndMarket_W.txtという名前で保存し、フィールドの区切り文字にはパイプ(|)記号を使用します。

表14-14 シンジケート化マーケットのフラット・ファイル - 週次初期ビュー・データ

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

DATASOURCE_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

DATA_SRC_CD

VARCHAR2(30)

NOT NULL

次のSiebelデータソース・タイプのコードを入力します。

RXEVM

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(25)

NOT NULL

外部統合ID。

START_DT

VARCHAR2(15)

NOT NULL

日付フォーマットYYYYMMDDのシンジケート化データ。

CONTACT_ID

VARCHAR2(30)

-

外部担当者ID。

注意: 対応するS_CONTACT.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_AREA_ID

VARCHAR2(30)

-

担当者のプライマリ・アドレスの外部地域ID。DATA_SRC_CDが地域レベルの場合には、値を入力します。

注意: 対応するSiebel S_REGION.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

CON_CITY

VARCHAR2(50)

-

担当者の市。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Short Hillsなど)。

CON_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

担当者の国。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

先頭を大文字にした形式(Franceなど)または省略形式(USAなど)。

CON_ZIPCODE

VARCHAR2(30)

-

担当者の郵便番号。DATA_SRC_CDが担当者レベルの場合には、値を入力します。

MARKET_ID

VARCHAR2(30)

-

製品の外部マーケットID。

注意: 対応するSiebel S_PROD_INT.ROW_IDが相互参照ファイル内に必要です。

PAYER_TYPE_ID

VARCHAR2(30)

-

外部支払いタイプID。このカラムは、Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払タイプの定義に使用されます。

注意: 対応するSiebel S_INS_PLAN.ROW_IDは、相互参照ファイルに記載されています。

PERIOD_CD

VARCHAR2(30)

-

次のSiebel期間コードを入力します。

CONV_FACTOR

NUMBER(22,7)

-

処方データにのみ適用します。処方数量をドル化する際に使用する、測定可能な単位への処方数量の変換に使用されます。

MKT_NRX_W01

NUMBER(22,7)

-

現在のデータの新規処方を格納します。

MKT_NRX_W02

NUMBER(22,7)

-

前のデータの新規処方を格納します。

MKT_NRX_W03

NUMBER(22,7)

-

20050101のデータの新規処方を格納します。

MKT_NRX_W04からMKT_NRX_W13

NUMBER(22,7)

-

-

MKT_TRX_W01

NUMBER(22,7)

-

今週のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_W02

NUMBER(22,7)

-

前の週のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_W03

NUMBER(22,7)

-

20050214のデータの処方合計を格納します。

MKT_TRX_W04からMKT_TRX_W13

NUMBER(22,7)

-

-

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1パーティションが有効な場合は、パーティション・キーを提供するフィールドを使用します。パーティションを使用しない場合は空白のままにします。第14.4項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート」を参照してください。

14.3.12 フラット・ファイル相互参照データ・ポピュレート・ルール

次の各表に、フラット・ファイル相互参照データ・ポピュレート・ルールに関する情報を示します。各ファイルの準備では、フィールド区切り文字にパイプ(|)記号を使用します。

表14-15 エリア(地域)データのフラット・ファイル相互参照データ・ポピュレート・ルール(LoadXRef_Area.txt)

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

EXT_DATASRC_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

EXT_INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

外部エリア(地域)ID。

注意: これと同じIDが、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルのACCNT_AREA_ID、AREA_IDおよびCON_AREA_IDで使用されている必要があります。

EXT_AREA_NAME

VARCHAR2(50)

-

エリア名。

注意: 同じ値がSiebel S_REGION.NAMEにロードされている必要があります。

EXT_PROVINCE

VARCHAR2(50)

-

エリアの地方。

注意: 同じ値がSiebel S_REGION.PROVINCEにロードされている必要があります。

EXT_STATE

VARCHAR2(50)

-

エリアの都道府県。

注意: 同じ値がSiebel S_REGION.STATEにロードされている必要があります。すべて大文字の省略形を使用します(NJなど)。

EXT_COUNTRY

VARCHAR2(30)

-

エリアの国。

注意: 同じ値がSiebel S_REGION.COUNTRYにロードされている必要があります。最初の文字を大文字にする形式を使用します(Franceなど)。

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Siebelエリア(地域)ID。

注意: この値は、Siebel S_REGION.ROW_IDに由来する必要があります。


表14-16 施設および計画データのフラット・ファイル相互参照データ・ポピュレート・ルール(LoadXRef_Account.txt)

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

EXT_DATASRC_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

注意: 同じ値を、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルの「DATASOURCE_NUM_ID」フィールドで使用する必要があります。

EXT_INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

外部アカウントおよびプランID。

注意: 同じIDが、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルのACCNT_AREA_ID、AREA_IDおよびCON_AREA_IDで使用されている必要があります。

EXT_ACCNT_NAME

VARCHAR2(100)

-

施設および計画の名前。

注意: 同じ値がSiebel S_ORG_EXT.NAMEにロードされている必要があります。

EXT_ACCNT_NUM

VARCHAR2(30)

-

施設の直販番号。

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Siebelの施設ID。

注意: この値は、Siebel S_REGION.ROW_IDに由来する必要があります。


表14-17 支払いタイプ・データのフラット・ファイル相互参照データ・ポピュレート・ルール(LoadXRef_Payer.txt)

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

EXT_DATASRC_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

注意: 同じ値を、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルの「DATASOURCE_NUM_ID」フィールドで使用する必要があります。

EXT_INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

外部支払いID。

注意: 同じ値を、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルの「PAYER_TYPE_ID」フィールドで使用する必要があります。

EXT_PLAN_TYPE

VARCHAR2(30)

-

PayerやPlanなどの計画タイプ。

注意: 同じ値がSiebel S_INS_PLAN.PLAN_TYPEにロードされている必要があります。

EXT_PAYER_NAME

VARCHAR2(100)

-

Cash、Government、Third Party、Totalなどの支払いタイプ。

注意: 同じ値がSiebel S_INS_PLAN.NAMEにロードされている必要があります。

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Siebel支払いID。

注意: この値は、Siebel S_REGION.ROW_IDに由来する必要があります。


表14-18 担当者データのフラット・ファイル相互参照データ・ポピュレート・ルール(LoadXRef_Contact.txt)

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

EXT_DATASRC_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

注意: 同じ値を、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルの「DATASOURCE_NUM_ID」フィールドで使用する必要があります。

EXT_INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

外部担当者ID。

注意: 同じ値が、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルのCONTACT_IDフィールドで使用されている必要があります。

EXT_CON_FULL_NAME

VARCHAR2(102)

-

担当者名。

注意: 同じ値がSiebel S_CONTACT.LAST_NAMEおよびS_CONTACT.FST_NAMEにロードされている必要があります。

EXT_ME_NUM

VARCHAR2(50)

-

担当者ME番号。

注意: 同じ値がSiebel S_CONTACT.CSNにロードされている必要があります。

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Siebel担当者ID。

注意: この値は、Siebel S_CONTACT.ROW_IDから取得する必要があります。


表14-19 製品およびマーケット・データのフラット・ファイル相互参照データ・ポピュレート・ルール(LoadXRef_Product.txt)

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

EXT_DATASRC_NUM_ID

NUMBER(10)

NOT NULL

1以外の外部データソース番号ID。

注意: 同じ値を、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルの「DATASOURCE_NUM_ID」フィールドで使用する必要があります。

EXT_INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

外部製品およびマーケットID。

注意: 同じ値を、シンジケート化データおよびシンジケート化マーケットのフラット・ファイルの「PAYER_TYPE_ID」フィールドで使用する必要があります。

EXT_PROD_TYPE

VARCHAR2(30)

-

製品およびマーケット・タイプ。

注意: 同じ値がSiebel S_PROD_INTにロードされている必要があります。

EXT_PROD_NAME

VARCHAR2(50)

-

製品およびマーケット名。

注意: 同じ値がSiebel PROD_INT.NAMEにロードされている必要があります。

INTEGRATION_ID

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Siebel製品ID。

注意: この値はSiebel S_PROD_INT.ROW_IDから取得する必要があります。


14.4 シンジケート化データとマーケット・ロードにおけるデータベース・パーティション化のサポート

この項には次のトピックが含まれます:

14.4.1 概要

Oracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesは、6つの異なるタイプのシンジケート化データを高レベルで処理するために設計されたものです。シンジケート化データのロード時に、ETLでは常にシンジケート化データとマーケットの完全ロードが実行され、これにより既存のデータは切り捨てられ、新しいデータが再ロードされます。シンジケート化データのロードでは、本来、増分ロードはサポートされていないからです。しかし、ユーザー要件として、複数の国や地域のシンジケート化データを管理し、表の中の他の国や地域のデータに影響を与えることなく、一度に1つの国または1つの地域のみのデータをロードすることが求められています。このリリースでは、以前のリリースでこのタイプのデータ・ロードを実行する際に直面した問題点に対処しています。

リリース7.9.6.3のOracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesでは、データベース・パーティション機能を使用することで、複数の国または地域に関するシンジケート化データとマーケットをサポートしています。同じターゲット表にある他の国のデータに影響を与えることなく、1つのETL内で1つ以上の国または地域のシンジケート化データを、柔軟にドロップおよび再ロードできます。

シンジケート化データとマーケット・フラット・ファイルを準備するときには、国または地域の名前を表すパーティション・キーの新しいフィールド(COUNTRY_REGION_NAME)に値を入力する必要があります。COUNTRY_REGION_NAMEに入力された値に基づいて、各国または各地域のデータが、それぞれの指定されたパーティションにロードされます。


注意:

シンジケート化データのパーティション化がサポートされているのはOracleプラットフォームのみです。他のデータベース・プラットフォームでパーティションが必要な場合は、要件に合せてパーティション機能をカスタマイズする必要があります。

14.4.2 データベース・パーティション・コンポーネントの定義

表14-20に、データベース・パーティションに関連する用語と定義を示します。

表14-20 シンジケート化データとマーケット・ロードのデータベース・パーティション定義

用語 定義

パーティション列[または、パーティション・キー]

表のパーティションに使用するキー列の名前。

シンジケート化データとマーケット・ロードでは、デフォルトで各表にパーティション列(COUNTRY_REGION_NAME)が作成されます。

パーティション方法

パーティションの定義方法。

レンジ、リスト、ハッシュ、コンポジットがあります。シンジケート化データとマーケット・ロードには、リスト・パーティション方法が使用されます。

パーティション名

COUNTRY_REGION_NAMEの各パーティションに指定する名前。脚注1

パーティション値

各パーティション名と各フラット・ファイルで使用される実際の値。脚注2

デフォルトのパーティション

各表にはデフォルトのパーティション値が必要です。

フラット・ファイルとパーティション値を比較して一致しないデータが見つかった場合、そのデータはデフォルトのパーティション値に格納されます。脚注3


脚注1パーティション名に空白は入力できず、すべてを大文字にする必要があります。パーティション名はパーティション値と同じにする必要があります。たとえば、パーティション名はUSA、UNITEDKINGDOM、FRANCEなどになります。

脚注2パーティション値に空白は入力できず、すべてを大文字にする必要があります。パーティション値はパーティション名と同じにする必要があります。また、各フラット・ファイル・ソースのCOUNTRY_REGION_NAMEフィールドでも同じ値を使用する必要があります。たとえば、パーティション名は'USA'、'UNITEDKINGDOM'、'FRANCE'などになります。

脚注3パーティション名をUNSPECIFIEDに設定します。パーティション・リストにパーティション・キーが存在しないデータの場合、パーティション値をDEFAULTに設定します。

14.4.3 パーティション名と値の識別

データベース・パーティション機能を使用する場合、ビジネス要件に基づいて、次の内容を決定します。

  • パーティションを必要とするシンジケート化データのタイプ。

  • COUNTRY_REGION_NAMEに対して必要なパーティションの数。

  • 必ず使用するパーティション名。

  • 必ず使用する各パーティション名のパーティション値。

リリース7.9.6.3では、パーティション名とパーティション値を選択するときに、いくつかの重要な制限事項に従う必要があります。

  • 1つのパーティション名に定義できるパーティション値は1つのみです。

  • パーティション名はパーティション値と同じにする必要があります。

  • パーティション名と値に空白は使用できず、すべてを大文字にする必要があります。

たとえば、毎月の直接販売データに関するシンジケート化データとマーケットをロードしようとしており、データは米国、イギリス、フランスという3つの異なる国のものであり、直接販売データ用にデータベース・パーティションを使用することに決めた場合は、次のパーティション名と値を使用します。

表14-21 シンジケート化直接販売データのパーティション名と値の例

直接販売のシンジケート化データ パーティション名 パーティション値

米国

USA

'USA'

イギリス

UNITEDKINGDOM [またはUK]

'UNITEDKINGDOM' [または'UK']

フランス

FRANCE

'FRANCE'


14.4.4 パーティション表の作成方法

製薬会社のビジネス要件に基づいて、シンジケート化データとマーケットの表でパーティション化される国や地域は大きく異なる可能性があります。したがって、パーティション機能を有効にするときには、これらの関連する表を再構築する必要があります。

表14-22から表14-27までの表では、ファクト表をシンジケート化データ・タイプごとのグループにまとめて示します。たとえば、パーティション化された直接販売データのシンジケート化データとマーケットをロードするには、表14-22に示されたすべてのファクト表グループをパーティション化して再作成する必要があります。

パーティションを使用して表を再作成するには、次の手順をお薦めします。

  1. DACでデータ・ウェアハウス・スキーマを作成します。


    注意:

    DACを使用したデータ・ウェアハウス表の作成方法については、Oracle Business Intelligence Applicationsインストレーション・ガイドを参照してください。

    データベース・パーティションをシンジケート化データとマーケットのファクト表全体に対して使用するのか、いくつかのシンジケート化データ・タイプを選択して使用するのかを決定します。

    たとえば、直接販売データのみをパーティション化する手順は次のとおりです。

  2. Oracle SQL Developerなどのユーティリティを使用して、直接販売データのファクト表グループについて表14-22に示されたリストに基づき、データ・ウェアハウスの既存のスキーマからDDLスクリプトをエクスポートします。

  3. DDLスクリプトをエクスポートしたら、パーティション表を再作成するために、次の構文に基づいてスクリプトを変更します。

    DROP TABLE [table_name];
    CREATE TABLE [table_name] ( [column_1],[column_2],…[column_N] ) 
    PARTITION BY LIST ( COUNTRY_REGION_NAME )
    ( PARTITION [partition_name_1] VALUES ( [partition_value_1] ), … PARTITION
    [partition_name_N] VALUES ( [partition_value_N] ),PARTITION UNSPECIFIED VALUES
    (DEFAULT));
    

    注意:

    1つのパーティション名に定義できるパーティション値は1つのみです。

    パーティション名はパーティション値と同じにする必要があります。

    パーティション名と値に空白は使用できず、すべてを大文字にする必要があります。


    たとえば、米国、イギリス、フランスの3か国に対してW_SYNDD_DS_Fファクト表のパーティションを有効にする場合は、次のSQL文を使用します。

    DROP TABLE W_SYNDD_DS_F;
    CREATE TABLE W_SYNDD_DS_F 
    ( 
    ACCNT_AREA_WID      NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    ACCNT_GEO_WID       NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    ACCNT_WID           NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    ALIGN_WID           NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    DATASOURCE_NUM_ID   NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    DATA_LEVEL_WID      NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    ETL_PROC_WID        NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    EXT_INTEGRATION_ID  VARCHAR2 (30 CHAR)  DEFAULT '0' NOT NULL, 
    INTEGRATION_ID      VARCHAR2 (30 CHAR)  DEFAULT '0' NOT NULL, 
    MONTH_WID           NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    PAYER_TYPE_WID      NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    PERIOD_DAY_WID      NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    PERIOD_TYPE_WID     NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    PROD_WID            NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    ROW_WID             NUMBER (10)  DEFAULT 0 NOT NULL, 
    MAT_S_AMT           NUMBER (22,7),
    MAT_S_UNIT          NUMBER (22,7),
    S_AMT               NUMBER (22,7),
    S_UNIT              NUMBER (22,7),
    U_AMT_DT            DATE,
    U_SALES_AMT         NUMBER (22,7), 
    U_AMT_CURCY_CD      VARCHAR2 (30 CHAR), 
    ACCNT_ID            VARCHAR2 (30 CHAR), 
    PROD_ID             VARCHAR2 (30 CHAR), 
    PERIOD_DT           DATE, 
    X_CUSTOM            VARCHAR2 (10 CHAR), 
    COUNTRY_REGION_NAME VARCHAR2 (30 CHAR) DEFAULT 'UNSPECIFIED' NOT NULL
    )
    PARTITION BY LIST (COUNTRY_REGION_NAME)
    (PARTITION USA VALUES ('USA'),
    PARTITION UNITEDKINGDOM VALUES ('UNITEDKINGDOM'),
    PARTITION FRANCE VALUES ('FRANCE'),
    PARTITION UNSPECIFIED VALUES (DEFAULT)
    );
    
  4. 表14-22の直接販売グループのすべてのファクト表に対して手順3を繰り返します。

  5. DDLスクリプトを実行して、パーティション表を再作成します。

表14-22 直接販売データのシンジケート化データとマーケットのファクト表グループ

Type テーブル名

シンジケート化データ・レベル

W_SYNDD_DS_F

W_SYND_DS_T_F

W_SD_DS_PAR1_A

W_SD_DS_PAR2_A

W_SD_DS_PAR3_A

W_SD_DS_TOP_A

シンジケート化マーケット・レベル

W_SYNDM_DS_F

W_SYNM_DS_T_F

W_SM_DS_PAR1_A

W_SM_DS_PAR2_A

W_SM_DS_PAR3_A

W_SM_DS_TOP_A


表14-23 間接販売データのシンジケート化データとマーケットのファクト表グループ

Type テーブル名

シンジケート化データ・レベル

W_SYNDD_IDS_F

W_SYND_IDS_T_F

W_SYND_IDS_D_F

W_SD_IDS_PAR1_A

W_SD_IDS_PAR2_A

W_SD_IDS_PAR3_A

W_SD_IDS_TOP_A

シンジケート化マーケット・レベル

W_SYNDM_IDS_F

W_SYNM_IDS_T_F

W_SYNM_IDS_D_F

W_SM_IDS_PAR1_A

W_SM_IDS_PAR2_A

W_SM_IDS_PAR3_A

W_SM_IDS_TOP_A


表14-24 処方データのシンジケート化データとマーケットのファクト表グループ

Type テーブル名

シンジケート化データ・レベル

W_SYNDD_RX_F

W_SYND_RX_T_F

W_SD_RX_PAR1_A

W_SD_RX_PAR2_A

W_SD_RX_PAR3_A

W_SD_RX_TOP_A

シンジケート化マーケット・レベル

W_SYNDM_RX_F

W_SYNM_RX_T_F

W_SM_RX_PAR1_A

W_SM_RX_PAR2_A

W_SM_RX_PAR3_A

W_SM_RX_TOP_A


表14-25 医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケットのファクト表グループ

Type テーブル名

シンジケート化データ・レベル

W_SYNDD_XPT_F

W_SYND_XPT_D_F

W_SYND_XPT_T_F

W_SD_XPT_PAR1_A

W_SD_XPT_PAR2_A

W_SD_XPT_PAR3_A

W_SD_XPT_TOP_A

シンジケート化マーケット・レベル

W_SYNDM_XPT_F

W_SYNM_XPT_D_F

W_SYNM_XPT_T_F

W_SM_XPT_PAR1_A

W_SM_XPT_PAR2_A

W_SM_XPT_PAR3_A

W_SM_XPT_TOP_A


表14-26 計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケットのファクト表グループ

Type テーブル名

シンジケート化データ・レベル

W_SYNDD_PT_F

W_SYND_PT_T_F

W_SD_PT_PAR1_A

W_SD_PT_PAR2_A

W_SD_PT_PAR3_A

W_SD_PT_TOP_A

シンジケート化マーケット・レベル

W_SYNDM_PT_F

W_SYNM_PT_T_F

W_SM_PT_PAR1_A

W_SM_PT_PAR2_A

W_SM_PT_PAR3_A

W_SM_PT_TOP_A


表14-27 週次初期ビュー・データのシンジケート化データとマーケットのファクト表グループ

Type テーブル名

シンジケート化データ・レベル

W_SYNDD_W_F

W_SYND_W_T_F

W_SD_W_PAR1_A

W_SD_W_PAR2_A

W_SD_W_PAR3_A

W_SD_W_TOP_A

シンジケート化マーケット・レベル

W_SYNDM_W_F

W_SYNM_W_T_F

W_SM_W_PAR1_A

W_SM_W_PAR2_A

W_SM_W_PAR3_A

W_SM_W_TOP_A


14.4.5 データベース・パーティションのフラット・ファイルの準備方法

この項には次のトピックが含まれます:

14.4.5.1 シンジケート化データとマーケットのフラット・ファイルの形式

シンジケート化データとマーケットのファクト・データ・ロード用のフラット・ファイル形式では、データベース・パーティション機能がサポートされています。シンジケート化データとマーケットの各フラット・ファイルには、最終位置のフィールドとして、COUNTRY_REGION_NAMEという新しいフィールドが追加されています。

データベース・パーティションを使用しない場合は、フラット・ファイル内のCOUNTRY_REGION_NAMEフィールドの値は空にする必要があります。データベース・パーティションを使用する場合、各フラット・ファイルのCOUNTRY_REGION_NAMEフィールドの値は、第14.4.4項「パーティション表の作成方法」のDDLスクリプトで設定したパーティション名(およびパーティション値)のいずれかと同じにする必要があります。

表14-28は、シンジケート化データとマーケットの各フラット・ファイルで使用されるフィールド定義を表しています。

表14-28 シンジケート化データとマーケット・フラット・ファイルのパーティション列のフィールド定義

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

-

国または地域名。脚注1


脚注1データベース・パーティションが無効の場合、このフィールドはパーティション列で、このフィールドの値はNULLになります。それ以外の場合は、DDLスクリプトで使用されるパーティション値(およびパーティション名)として提供される値を入力します。文字列に空白は使用できず、すべてを大文字にする必要があります。たとえば、パーティション列に使用できる文字列の形式は、'USA'、'UNITEDKINGDOM'または'FRANCE'のようになります。

14.4.5.2 フラット・ファイルの最上位レベル・ポジションとパーティション値の関係の定義

データベース・パーティションを有効にした後、Life Sciencesの分析サーバーにログインするユーザーは、自分の属している国や地域に関する固有の情報を必要とします。これは、ユーザーが適切な国または地域に関連するパーティション・データにアクセスするために重要な情報です。この情報をユーザーに提供するためには、表14-29に示す形式に基づいて、Load_TopPostnPartition.txtフラット・ファイルを準備する必要があります。

シンジケート化データとマーケットのロードを開始する前に、フラット・ファイル内に、最上位レベルの営業員のポジションとパーティション値との関係を示す一意の完全なリストを入力し、フィールドの区切り文字としてパイプ(|)記号を使用し、Load_TopPostnPartition.txtという名前でこのファイルを保存して、さらにこのファイルを$PMServer\SrcFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesなど)にコピーします。

表14-29 Load_TopPostnPartition.txtのフラット・ファイル・レイアウト

フィールド名 データタイプ フィールドの要件 フィールドの説明

CURRENT_TOP_LVL_POSTN

VARCHAR2 (50)

NULL以外

現在の最上位レベル・ポジションの名前脚注1

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2 (30)

NULL以外

国または地域名。脚注2


脚注1対応するW_POSITION_DH。CURRENT_TOP_LVL_POSTNがフラット・ファイル内に必要です。このフィールドでは大文字と小文字が区別されるので、大文字と小文字の一致を設定する必要があります。

脚注2COUNTRY_REGION_NAMEフィールドの値は、DDLスクリプト内のパーティション名(およびパーティション値)のいずれかと同じにする必要があります。文字列に空白は使用できず、すべてを大文字にする必要があります。たとえば、'USA'、'UNITEDKINGDOM'または'FRANCE'などのテキストを使用します。


注意:

これらのルールに従ってフラット・ファイルを準備します。これらの重要なルールに従わずにフラット・ファイルを準備すると、Life Sciences用に構成された分析サーバーにログインしようとするときに予期しない動作が発生する可能性があります。
  • 現在の最上位レベル・ポジションはCOUNTRY_REGION_NAMEの値と1対1の関係を持つ必要があり、この関係はそれぞれの最上位レベル・ポジションに必須です。

  • 各最上位レベル・ポジションのすべての従属者は、親のポジションに対して多対1の関係を持つ必要があります。

  • CURRENT_TOP_LVL_POSTNフィールドでは大文字と小文字が区別されます。CURRENT_TOP_LVL_POSTNフィールドの値は、W_POSITION_DH.CURRENT_TOP_LVL_POSTN列の値と同じである必要があります。

  • COUNTRY_REGION_NAMEフィールドの値は、パーティション表の作成に使用するDDLスクリプトで定義したパーティション名およびパーティション値と同じにする必要があります。

  • COUNTRY_REGION_NAMEフィールドの値に空白を含むことはできません。また、フィールド内の文字はすべて大文字にする必要があります。

  • このフラット・ファイル・データは常に完全ロードとして、W_TOP_POSTN_PARTITION_M表にロードされます。増分的な挿入や更新はサポートされていません。


14.4.6 シンジケート化データとマーケット・ファクトに対してデータベース・パーティション機能を有効にする方法

第14.4.4項「パーティション表の作成方法」を参照して、パーティション表を作成したら、シンジケート化データとマーケットのファクト表データをロードする前に、データベース・パーティションを有効にする必要があります。この機能は、Oracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesでは、デフォルトで無効になっています。

データベース・パーティションはDACのパラメータに依存しています。表14-30に、親レベルのパラメータの一覧と、データベース・パーティションの有効化または無効化に関する説明を示します。

表14-30 データベース・パーティションの親レベルのパラメータ

パラメータ名 説明

$$SYND_DS_PARTITION_ENABLED

直接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトのデータベース・パーティションを有効化または無効化(Y/N)します。

$$SYND_IDS_PARTITION_ENABLED

間接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトのデータベース・パーティションを有効化または無効化(Y/N)します。

$$SYND_RX_PARTITION_ENABLED

処方データのシンジケート化データとマーケット・ファクトのデータベース・パーティションを有効化または無効化(Y/N)します。

$$SYND_XPT_PARTITION_ENABLED

医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトのデータベース・パーティションを有効化または無効化(Y/N)します。

$$SYND_PT_PARTITION_ENABLED

計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトのデータベース・パーティションを有効化または無効化(Y/N)します。

$$SYND_W_PARTITION_ENABLED

週次初期ビュー・データのシンジケート化データとマーケット・ファクトのデータベース・パーティションを有効化または無効化(Y/N)します。



注意:

表14-30の各パラメータは、シンジケート化データとマーケットの両方のファクト表で共有されています。たとえば、$$SYND_DS_PARTITION_ENABLEDパラメータの値がYに設定されていれば、直接販売データのシンジケート化データとマーケットの両方のファクト表のデータベース・パーティションが有効になっています。

第14.4.3項「パーティション名と値の識別」および第14.4.4項「パーティション表の作成方法」に示された手順を使用すれば、シンジケート化データ・タイプのパーティション化に対する決定に基づいて、適切なパーティション表を作成できます。ただし、データベース・パーティションをアクティブにするためには、パーティション表の作成後に、表14-30に示された情報に基づいて、適切なパラメータを有効にする必要があります。たとえば、直接販売データのみのパーティション機能を有効にする場合は、$$SYND_DS_PARTITION_ENABLEDパラメータの値をYに設定します。すべてのシンジケート化データ・タイプにパーティションを設定する場合は、表14-30に示されているすべてのパラメータの値をYに設定します。

DACメタデータでパーティションを有効にする手順は次のとおりです。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、適切なカスタム・コンテナをドロップダウン・リストから選択します。

  2. 「Source System Parameters」タブを表示します。

  3. 「Name」フィールドで、$$SYND_*_PARTITION_ENABLED値に対する問合せを行います。

  4. 問合せ結果で、パーティションを有効にするパラメータを選択します。

  5. たとえば、すべてのシンジケート化データ・タイプのパーティションを有効にする場合は、$$SYND_DS_PARTITION_ENABLEDパラメータを選択し、「Value」フィールドを「Y」に設定して、「Save」をクリックします。

  6. 表14-30で定義されている他のパラメータに対して、前述の手順を繰り返します。

    • $$SYND_IDS_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_RX_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_XPT_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_PT_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_W_PARTITION_ENABLED

14.4.7 シンジケート化データとマーケット・ファクトに対してデータベース・パーティション機能を無効にする方法

DACメタデータでパーティションを無効にする(デフォルトに戻す)手順は次のとおりです。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、適切なカスタム・コンテナをドロップダウン・リストから選択します。

  2. 「Source System Parameters」タブを表示します。

  3. 「Name」フィールドで、$$SYND_*_PARTITION_ENABLED値に対する問合せを行います。

  4. 問合せ結果で、$$SYND_DS_PARTITION_ENABLEDパラメータを選択し、「Value」フィールドを「N」に設定して、「Save」をクリックします。

  5. 表14-30で定義されている他のパラメータに対して、前述の手順を繰り返します。

    • $$SYND_IDS_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_RX_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_XPT_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_PT_PARTITION_ENABLED

    • $$SYND_W_PARTITION_ENABLED

14.4.8 データベース・パーティション機能がデフォルトでサポートされるのはOracleプラットフォームのみ

シンジケート化データとマーケットのデータベース・パーティションがサポートされるのはOracleデータベース・プラットフォームのみです。他のデータベース・プラットフォームでデータベース・パーティションを使用するには、現行の機能をカスタマイズする必要があります。

Oracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesの主要なデータベース・パーティション機能は次のとおりです。

  • 実行時に現在のETLのアクティブ・パーティション値を追跡する機能

  • アクティブ・パーティション値のみでパーティションを切り捨てる機能

  • パーティション表から索引を作成する機能

次の項では、Oracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesのデータベース・パーティションに適用される一般的な設計ロジックについて説明します。この情報を使用して、他のデータベース・プラットフォームのパーティションを変更します。

14.4.8.1 W_SYND_PARTITION_TMPテーブル

アクティブ・パーティションとは、現在のETLで処理されているパーティションのことです。テーブルW_SYND_PARTITION_TMPは、現在のETLのアクティブ・パーティションを処理するために使用されます。この一時テーブルでは、フラット・ファイル・ソースからすでにロード済の各シンジケート化データのステージング・テーブルから、アクティブ・パーティションの値を取得します。このテーブル内の情報は、シンジケート化マーケット・レベル・データのロードにも適用されます。

表14-31 W_SYND_PARTITION_TMPテーブルのスキーマ定義

カラム名 データタイプ 必須カラム カラムの説明

SOURCE

VARCHAR2(30)

NOT NULL

データ・ソースを示します。脚注1

COUNTRY_REGION_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

国または地域名で、アクティブ・パーティション値(およびパーティション名)にもなります。


脚注1ハードコードされた値が使用されます。実際の値については、表14-32を参照してください。

  • ソース

    シンジケート化データのステージング・テーブルとタイプ・データのソースを示します。

    表14-32 W_SYND_PARTITION_TMP.SOURCEで使用される値の定義

    ソースの値 説明

    W_SYNDD_DS_FS

    直接販売データのシンジケート化データのステージング・テーブル・ソースから取得したパーティション値

    W_SYNDD_IDS_FS

    間接販売データのシンジケート化データのステージング・テーブル・ソースから取得したパーティション値

    W_SYNDD_RX_FS

    処方データのシンジケート化データのステージング・テーブル・ソースから取得したパーティション値

    W_SYNDD_PT_FS

    計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データのステージング・テーブル・ソースから取得したパーティション値

    W_SYNDD_XPT_FS

    医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データのステージング・テーブル・ソースから取得したパーティション値

    W_SYNDD_W_FS

    週次初期ビュー・データのシンジケート化データのステージング・テーブル・ソースから取得したパーティション値


  • COUNTRY_REGION_NAME

    現在のETLの実行時にシンジケート化データ・フラット・ファイルで使用されるアクティブで一意のパーティション値(パーティション名と同じ)。

14.4.8.2 パーティション表を切り捨てるためのアクティブ・パーティションのSQLの動的な生成

現在のETLの実行用に選択したアクティブ・パーティションに応じて、パーティション表を切り捨てるためのSQL文がそのアクティブ・パーティションに対して動的に生成されます。

たとえば、直接販売データのシンジケート化データとシンジケート化マーケットに3つのパーティション(USA、UNITEDKINGDOM、FRANCEパーティション)が存在し、現在のETLの実行でロード可能なデータは米国(USA)のデータのみだとします。この場合、アクティブ・パーティションはUSAになり、ETLプロセスでは、パーティション化された直接販売の表をUSAパーティションのみになるように切り捨てる必要があります。動的なSQL文の生成は、DACで提供されるパラメータを使用して行います。表14-33では、SQL文の生成に使用される親レベルのパラメータを定義しています。親レベルのパラメータは、表14-34に示されているそれぞれの子レベルのパラメータを単純にコールします。

表14-33 SQL生成用の親レベルのパラメータ

親の名前 説明

$$SYND_DS_PARTITION_TRUNCATE_SQL

直接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの子レベルのパラメータをコールします。

$$SYND_IDS_PARTITION_TRUNCATE_SQL

間接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの子レベルのパラメータをコールします。

$$SYND_RX_PARTITION_TRUNCATE_SQL

処方データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの子レベルのパラメータをコールします。

$$SYND_XPT_PARTITION_TRUNCATE_SQL

医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの子レベルのパラメータをコールします。

$$SYND_PT_PARTITION_TRUNCATE_SQL

計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの子レベルのパラメータをコールします。

$$SYND_W_PARTITION_TRUNCATE_SQL

週次初期ビュー・データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの子レベルのパラメータをコールします。


表14-34では、SQLの生成に使用できる子レベルのパラメータを定義しています。W_SYND_PARTITION_TMPテーブルでアクティブ・パーティション用に取得したデータに基づいて、パラメータが各SQL文を連結することで、すべてのアクティブ・パーティションのパーティション表を切り捨てるための実際のSQL文を生成します。前述の例で、現在のETLの実行時に3つの国のすべてのパーティションがアクティブである場合、子レベルのパラメータは次のように動的に生成されます。

execute immediate 'ALTER TABLE getTableName() TRUNCATE PARTITION "USA"';
execute immediate 'ALTER TABLE getTableName() TRUNCATE PARTITION "UNITEDKINGDOM"'; 
execute immediate 'ALTER TABLE getTableName() TRUNCATE PARTITION "FRANCE"';

子レベルのパラメータはOracle固有の構文を使用するように指定されており、Oracleデータベース・プラットフォームのみで実行されます。その他のプラットフォームでは、これらのパラメータは機能しません。

表14-34 SQL生成用の子レベルのパラメータ

パラメータ名 説明

$$SYND_DS_PARTITION_TRUNCATE_SQL_TEXT

直接販売データのパーティション化されたシンジケート化データとマーケット・ファクトを切り捨てるために連結されたSQL文。このSQLはアクティブ・パーティションにのみ機能します。

$$SYND_IDS_PARTITION_TRUNCATE_SQL_TEXT

間接販売データのパーティション化されたシンジケート化データとマーケット・ファクトを切り捨てるために連結されたSQL文。このSQLはアクティブ・パーティションにのみ機能します。

$$SYND_RX_PARTITION_TRUNCATE_SQL_TEXT

処方データのパーティション化されたシンジケート化データとマーケット・ファクトを切り捨てるために連結されたSQL文。このSQLはアクティブ・パーティションにのみ機能します。

$$SYND_XPT_PARTITION_TRUNCATE_SQL_TEXT

医師計画レベル処方薬剤データのパーティション化されたシンジケート化データとマーケット・ファクトを切り捨てるために連結されたSQL文。このSQLはアクティブ・パーティションにのみ機能します。

$$SYND_PT_PARTITION_TRUNCATE_SQL_TEXT

計画レベル処方薬剤データのパーティション化されたシンジケート化データとマーケット・ファクトを切り捨てるために連結されたSQL文。このSQLはアクティブ・パーティションにのみ機能します。

$$SYND_W_PARTITION_TRUNCATE_SQL_TEXT

週次初期ビュー・データのパーティション化されたシンジケート化データとマーケット・ファクトを切り捨てるために連結されたSQL文。このSQLはアクティブ・パーティションにのみ機能します。


14.4.8.3 シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表のパーティション表を切り捨てる方法

Oracle Business Analytics Warehouseのリリース7.9.6.3では、DACでアクション関数を使用できます。アクションを使用すると、DACにデフォルトで組み込まれている既存の表切捨て関数がオーバーライドされ、第14.4.8.2項「パーティション表を切り捨てるためのアクティブ・パーティションのSQLの動的な生成」で生成したSQLを実行してパーティション表が切り捨てられます。

シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表はデータベース・パーティション機能と再起動性機能の両方に影響されるので、シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表は他のファクト表とは少し異なる方法で設計されています。再起動性機能の詳細は、第14.5項「シンジケート化データとマーケット・ロードにおける再起動性のサポート」を参照してください。

表14-35に、シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表のタスク・アクションに関する情報を示します。

表14-35 シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表のタスク・アクション

タスク・アクション名 説明

Task Action: LS Syndicated Data Fact_DirectSales Truncate Table

直接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのタスク・アクション。

Task Action: LS Syndicated Data Fact_IndirectSales Truncate Table

間接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのタスク・アクション。

Task Action: LS Syndicated Data Fact_Rx Truncate Table

処方データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのタスク・アクション。

Task Action: LS Syndicated Data Fact_ExponentPlantrak Truncate Table

医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのタスク・アクション。

Task Action: LS Syndicated Data Fact_Plantrak Truncate Table

計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのタスク・アクション。

Task Action: LS Syndicated Data Fact_WeeklyEarlyView Truncate Table

週次初期ビュー・データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのタスク・アクション。


タスク・アクションの主要なロジックは次のとおりです。

  • Oracleデータベース・プラットフォーム

    データベース・パーティションが有効な場合は、表14-33に示す$$SYND_DS_PARTITION_TRUNCATE_SQLなどの親レベルのパラメータを実行して、パーティション表を切り捨てます。

    データベース・パーティションが無効な場合には、表全体に対する通常の切捨てを実行します。

  • その他のデータベース・プラットフォーム

    表全体に対する通常の切捨てを実行します。

タスク・アクションの定義はDACにあります。定義を表示するには次の手順を実行します。

  1. DACで、「Tools」→「Seed Data」→「Actions」→「Task Actions」の順に選択します。

  2. 「Name」フィールドで、「Task Action: LS Syndicated Data Fact*Truncate Table」値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果で、確認するタスク・アクションを選択します。

  4. 「Value」フィールドをクリックして定義を表示します。

タスク・アクションが、シンジケート化データとマーケットのテリトリー/地区レベルおよび集計ファクトのタスクごとに呼び出され、定義が実行されます。

たとえば、シンジケート化データの直接販売ベース・ファクトは次のように確認します。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Tasks」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで次のように問合せを行います。

    • データベース・パーティションは有効だが、再起動性は無効になっている場合は、「Name」フィールドで「LS Load into SyndicatedData Fact for Direct Sales」値に対する問合せを行います。

    • データベース・パーティションも再起動性も有効になっている場合は、「Name」フィールドで「LS Load into SyndicatedData Fact for Direct Sales_Restart」値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果の下部で、「Actions」タブを選択します。

  4. 「Action」フィールドに埋め込まれている「Task Action: LS Syndicated Data Fact_DirectSales Truncate Table」値を見つけます。

ETLの実行を開始したら、タスクに埋め込まれたタスク・アクションが実行されます。

14.4.8.4 シンジケート化データとマーケットのテリトリー/地区レベルおよび集計ファクト表のパーティション表を切り捨てる方法

シンジケート化データとマーケットのテリトリー/地区レベルおよび集計ファクト表は、再起動性に影響されません。タスク・アクションのかわりに、テーブル・アクションを使用してパーティション表の切捨てを行います。表14-36に、シンジケート化データとマーケットのテリトリー/地区レベルおよび集計ファクト表のテーブル・アクションと説明を示します。

表14-36 シンジケート化データとマーケットのテリトリー/地区レベルおよび集計ファクト表のテーブル・アクション

テーブル・アクション名 説明

Table Action: LS Syndicated Data Fact_DirectSales Truncate Table

直接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのテーブル・アクション。

Table Action: LS Syndicated Data Fact_IndirectSales Truncate Table

間接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのテーブル・アクション。

Table Action: LS Syndicated Data Fact_RX Truncate Table

処方データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのテーブル・アクション。

Table Action: LS Syndicated Data Fact_ExponentPlantrak Truncate

医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのテーブル・アクション。

Table Action: LS Syndicated Data Fact_Plantrak Truncate Table

計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのテーブル・アクション。

Table Action: LS Syndicated Data Fact_WeeklyEarlyView Truncate Table

週次初期ビュー・データのシンジケート化データとマーケット・ファクトの表を切り捨てるためのテーブル・アクション。


テーブル・アクションのロジックはタスク・アクションのロジックとよく似ています。タスク・アクションの詳細は、第14.4.8.3項「シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表のパーティションを切り捨てる方法」を参照してください。

  • Oracleデータベース・プラットフォーム

    データベース・パーティションが有効な場合は、表14-33に示す$$SYND_DS_PARTITION_TRUNCATE_SQLなどの親レベルのパラメータを実行して、パーティション表を切り捨てます。

    データベース・パーティションが無効な場合には、表全体に対する通常の切捨てを実行します。

  • その他のデータベース・プラットフォーム

    表全体に対する通常の切捨てを実行します。

DACでテーブル・アクション定義を見つけるには、次の手順を実行します。

  1. DACで、「Tools」→「Seed Data」→「Actions」→「Table Actions」の順に選択します。

  2. 「Name」フィールドで、「Table Action: LS Syndicated Data Fact*Truncate Table」値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果で、確認するテーブル・アクションを選択します。

  4. 「Value」フィールドをクリックして定義を表示します。

テーブル・アクションが、シンジケート化データとマーケットのテリトリー/地区レベルおよび集計ファクトの表ごとに呼び出され、定義が実行されます。

たとえば、シンジケート化データの直接販売のテリトリー・レベルのファクトは次のように確認します。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Tables」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで、W_SYND_DS_T_F値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果の下部で、「Actions」タブを選択します。

  4. 「Action」フィールドに埋め込まれている「Table Action: LS Syndicated Data Fact_DirectSales Truncate Table」値を見つけます。

ETLの実行を開始したら、表に埋め込まれたテーブル・アクションが実行されます。

14.4.8.5 パーティション化されたシンジケート化データとマーケットのファクト表に索引を作成する方法

パーティション表の索引を作成するために、2つの方法(ローカル・ビットマップ索引とローカル一意索引)が提供されています。ローカル・ビットマップ索引は各パーティション内で使用可能で、ローカル一意索引には、各パーティション内の先頭の一意索引の列として、COUNTRY_REGION_NAMEパーティション列が含まれています。表14-37に、シンジケート化データとマーケットのファクト表の索引アクションと説明を示します。

表14-37 シンジケート化データとマーケットのファクト表の索引アクション

シンジケート化データ・タイプ 索引アクション名 説明

直接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクト。

  1. Index Action:LS Syndicated Data Fact_DirectSales Create BITMAP Index

  2. Index Action:LS Syndicated Data Fact_DirectSales Create UNIQUE Index

  1. ビットマップ索引を作成するための索引アクション。

  2. 一意索引を作成するための索引アクション。

間接販売データのシンジケート化データとマーケット・ファクト。

  1. Index Action:LS Syndicated Data Fact_IndirectSales Create BITMAP Index

  2. Index Action:LS Syndicated Data Fact_IndirectSales Create UNIQUE Index

  1. ビットマップ索引を作成するための索引アクション。

  2. 一意索引を作成するための索引アクション。

処方データのシンジケート化データとマーケット・ファクト。

  1. Index Action:LS Syndicated Data Fact_RX Create BITMAP Index

  2. Index Action:LS Syndicated Data Fact_RX Create UNIQUE Index

  1. ビットマップ索引を作成するための索引アクション。

  2. 一意索引を作成するための索引アクション。

医師計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクト。

  1. Index Action:LS Syndicated Data Fact_ExponentPlantrak Create BITMAP Index

  2. Index Action:LS Syndicated Data Fact_ExponentPlantrak Create UNIQUE Index

  1. ビットマップ索引を作成するための索引アクション。

  2. 一意索引を作成するための索引アクション。

計画レベル処方薬剤データのシンジケート化データとマーケット・ファクト。

  1. Index Action:LS Syndicated Data Fact_Plantrak Create BITMAP Index

  2. Index Action:LS Syndicated Data Fact_Plantrak Create UNIQUE Index

  1. ビットマップ索引を作成するための索引アクション。

  2. 一意索引を作成するための索引アクション。

週次初期ビュー・データのシンジケート化データとマーケット・ファクト。

  1. Index Action:LS Syndicated Data Fact_WeeklyEarlyView Create BITMAP Index

  2. Index Action:LS Syndicated Data Fact_WeeklyEarlyView Create UNIQUE Index

  1. ビットマップ索引を作成するための索引アクション。

  2. 一意索引を作成するための索引アクション。


ビットマップ索引のための索引アクションの主要なロジックは次のとおりです。

  • Oracleデータベース・プラットフォーム

    データベース・パーティションが有効な場合は、索引アクションを実行することでローカルのビットマップ索引を作成します。データベース・パーティションが無効な場合は、索引アクションを実行することで標準のビットマップ索引を作成します。

  • その他のデータベース・プラットフォーム

    索引アクションを実行して、標準のビットマップ索引を作成します。

一意索引のための索引アクションの主要なロジックは次のとおりです。

  • すべてのデータベース・プラットフォーム

    データベース・パーティションが有効な場合は、索引アクションを実行することでローカルの一意索引を作成します。ここには、先頭の索引列の値としてCOUNTRY_REGION_NAMEが含まれます。

    データベース・パーティションが無効な場合は、索引アクションを実行することで標準の一意索引を作成します。

DACで索引アクション定義を見つけるには、次の手順を実行します。

  1. DACで、「Tools」→「Seed Data」→「Actions」→「Index Actions」の順に選択します。

  2. 「Name」フィールドで次のように問合せを行います。

    • ビットマップの場合は、「Index Action:LS Syndicated Data Fact*Create BITMAP Index」として索引を作成します。

    • 一意の場合は、「Index Action:LS Syndicated Data Fact*Create UNIQUE Index」として索引を作成します。

  3. 問合せ結果で、確認する索引アクションを選択します。

  4. 「Value」フィールドをクリックして定義を表示します。

索引アクションが、シンジケート化データとマーケット・ファクトの索引ごとに呼び出され、定義が実行されます。

たとえば、シンジケート化データの直接販売ベース・ファクトは次のように確認します。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Indices」タブを表示します。

  2. 「Table Name」フィールドで、W_SYND_DS_T_F値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果で、W_SYNDD_DS_F_F1索引を選択し、下部にある「Actions」タブに移動します。

    「Action」フィールドに埋め込まれている「Index Action:LS Syndicated Data Fact_DirectSales Create BITMAP Index」値を見つけることができます。

  4. 問合せ結果で、W_SYNDD_DS_F_U1索引を選択し、下部にある「Actions」タブに移動します。

    「Action」フィールドに埋め込まれている「Index Action:LS Syndicated Data Fact_DirectSales Create UNIQUE Index」値を見つけることができます。

    ETLの実行を開始したら、索引に埋め込まれた索引アクションが実行されます。

14.5 シンジケート化データとマーケット・ロードにおける再起動性のサポート

この項の内容は、次のとおりです。

14.5.1 概要

Oracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesでは、シンジケート化データとマーケットに対して、常に完全ロードのみが実行されます。シンジケート化データとマーケットには、ETL実行間で各トランザクションを一意に追跡するためのキーが存在しないためです。以前のリリースでは、ETLが途中で失敗し、データが部分的にロードされた場合、ETLを再実行して最初からデータをロードしなおす必要がありました。障害ポイントよりも前にロードされたデータも同じように削除されていました。これはあまり効率的ではありません。

リリース7.9.6.3では、再起動性を有効にした場合、データを最初からロードしなおすのではなく、ETLを再開して直前の障害ポイントから続行できるようになりました。ただし、再起動性はDACメタデータではデフォルトで無効になっています。再起動性を有効にするには、Oracle Business Analytics Warehouseのインストール後に、DACでこの機能を有効化する必要があります。


注意:

再起動性は、シンジケート化データとマーケット・データをベース・ファクト表にロードするときに使用できます。テリトリー/地区レベルおよび集計ファクト表にデータをロードするときには、使用できません。

14.5.2 シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表に対してDACで再起動性機能を有効にする方法

この項の内容は、次のとおりです。

14.5.2.1 シンジケート化データのベース・ファクトに対してDACで再起動性機能を有効にする方法

シンジケート化データのベース・ファクトのフラット・ファイルのロード方法に対して再起動性を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Tasks」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで、「LS Load into SyndicatedData Fact*」値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果で、「LS Load into SyndicatedData Fact for Direct Sales」タスクを選択し、「Inactive」を選択して、「Save」をクリックします。

  4. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Indirect Sales

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Exponent Plantrak

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Plantrak

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Rx

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Weekly Early View

  5. 「LS Load into SyndicatedData Fact for Direct Sales_Restart」タスクを選択し、「Inactive」の選択を解除して、「Save」をクリックします。

  6. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Indirect Sales_Restart

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Exponent Plantrak_Restart

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Plantrak_Restart

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Rx_Restart

14.5.2.2 シンジケート化マーケットのベース・ファクトに対してDACで再起動性機能を有効にする方法

シンジケート化マーケットのベース・ファクト表をOracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesにロードする方法は2通りあります。

  • 計算済ロード方法

    サード・パーティ・ベンダーからシンジケート化データのみのフラット・ファイルを購入した場合は、この方法を使用します。計算済ロードを実行するには、フラット・ファイルによってシンジケート化データをLife Sciences Analyticsのデータ・ウェアハウスにロードします。シンジケート化データが製品レベルで集計されるので、製品-マーケット階層に基づいてデータを計算し、マーケット・レベルのデータとしてシンジケート化マーケットのベース・ファクトにデータをロードします。第14.2項「Oracle Business Analytics Warehouseへのシンジケート化データのインポート」を参照してください。

  • フラット・ファイル・ロード方法

    サード・パーティ・ベンダーからシンジケート化データとシンジケート化マーケットのフラット・ファイルを購入した場合は、この方法を使用します。Life Sciences Analyticsのシンジケート化データとマーケットのベース・ファクトにフラット・ファイルを直接ロードします。

シンジケート化マーケット・ベース・ファクトの計算済ロード方法はデフォルトで有効になっています。ただし、集計データ内で同じ一意のキー値を追跡するのは困難なので、シンジケート化マーケット・ベース・ファクトの計算済ロード方法に対して再起動性はサポートされていません。

再起動性がサポートされているのは、シンジケート化マーケット・ベース・ファクトのフラット・ファイル・ロード方法のみです。

シンジケート化データのベース・ファクトと同様に、再起動性はDACメタデータではデフォルトで無効になっています。再起動性機能を使用するには、DACでこの機能を有効化する必要があります。

シンジケート化マーケットのベース・ファクトのフラット・ファイル・ロード方法に対して再起動性を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Tasks」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで、LS Load into SyndicatedMarket Fact*値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果で、「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Exponent Plantrak」タスクを選択し、「Inactive」を選択して、「Save」をクリックします。

    注意: シンジケート化マーケットのベース・ファクト表の計算済ロード方法は無効になっています。

  4. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Indirect Sales

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Plantrak

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Rx

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Weekly Early View


    「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Direct Sales」タスクに対する既存の設定を変更しないでください。

    直接販売データのシンジケート化マーケットのフラット・ファイルは、サード・パーティ・ベンダーから提供されていません。直接販売データをロードする場合は、計算済ロード方法のみを使用してください。

  5. 「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Exponent Plantrak_Restart」タスクを選択し、「Inactive」の選択を解除して、「Save」をクリックします。


    注意:

    シンジケート化マーケットのベース・ファクトでは、再起動性を持つフラット・ファイル・ロード方法が有効になっています。

  6. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Indirect Sales_Restart

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Plantrak_Restart

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Rx_Restart

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Weekly Early View_Restart


注意:

ビジネス要件に応じて、再起動性が必要なシンジケート化マーケット・タイプを選択します。

たとえば、医師計画レベル処方薬剤データのみ再起動性が必要な場合は、手順4で「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Exponent Plantrak」タスクを無効にして、手順6で「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Exponent Plantrak_Restart」タスクのみを有効にします。他のシンジケート化データ・タイプについては、手順5と7を繰り返さないでください。


14.5.2.3 サブジェクト・エリアを再アセンブルして実行計画を再構築する方法

シンジケート化データとマーケットの両方のベース・ファクトに対して再起動性を有効にしたら、サブジェクト・エリアを再アセンブルし、実行計画を再構築することで、次回のETLの実行に変更内容を組み込みます。サブジェクト・エリアのアセンブルと実行計画の構築については、Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイドを参照してください。


注意:

直接販売データのみの再起動性を有効にした場合は、それに対応するサブジェクト・エリアと実行計画のみを再アセンブルします。

たとえば、「CRM ePharma–Direct Sales」と「CRM ePharma–Objective」のサブジェクト・エリアを再アセンブルします。


サブジェクト・エリアを再アセンブルする手順は次のとおりです。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Subject Areas」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで、CRM ePharma*Sales値、CRM ePharma*Prescription値、CRM ePharma*Objective値のいずれかに対する問合せを行います。

  3. Assembleボタンをクリックします。

  4. ポップアップ・ウィンドウで、リスト内のすべてのレコードを選択し、「OK」をクリックします。

  5. 各サブジェクト・エリアで、「Calculate Task List」をクリックします。

    アセンブルする必要があるタスクのリストが表示されます。

  6. タスク・リストをチェックして、「Accept」をクリックします。

  7. Life Sciences Analyticsのサブジェクト・エリアのアセンブル後、各サブジェクト・エリアに再起動性が正しく組み込まれていることを確認します。

    1. たとえば、「CRM ePharma - Direct Sales」サブジェクト・エリアを選択して、下部の「Tasks」タブを表示します。

    2. 「Name」フィールドで、*Restart値に対する問合せを行います。


      注意:

      問合せ結果が返ってきたら、サブジェクト・エリアの再アセンブルが成功しているということです。

実行計画を再構築する手順は次のとおりです。

  1. DACで、「Execute」ビューに移動して、「Execution Plans」タブを表示します。

  2. 実行する実行計画(たとえば、「CRM ePharma - Siebel 8.1.1」実行計画)を選択して、「Build」をクリックします。

  3. ポップアップ・ウィンドウで、「Selected Record Only」オプションを選択し、「OK」をクリックします。

  4. Life Sciences Analyticsの実行計画が再構築されたら、その実行計画を確認します。

    1. 「CRM ePharma - Siebel 8.1.1」実行計画を選択して、下部の「Ordered Tasks」タブを表示します。

    2. 「Name」フィールドで、*Restart値に対する問合せを行います。


      注意:

      問合せ結果が返ってきたら、実行計画の再構築が成功しており、ETLで再起動性が有効化されているということです。

14.5.3 シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表に対してDACで再起動性を無効にする方法

この項では、シンジケート化データとマーケットのベース・ファクト表に対する再起動性を無効にする方法について説明します。

14.5.3.1 シンジケート化データのベース・ファクトに対してDACで再起動性を無効にする方法

シンジケート化データのフラット・ファイルのロード方法に対して再起動性を無効にするには、次の手順を実行します。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Tasks」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで、「LS Load into the SyndicatedData Fact*」値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果で、「LS Load into SyndicatedData Fact for Direct Sales」タスクを選択し、「Inactive」の選択を解除して、「Save」をクリックします。

  4. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Indirect Sales

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Exponent Plantrak

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Plantrak

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Rx

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Weekly Early View

  5. 「LS Load into SyndicatedData Fact for Direct Sales_Restart」タスクを選択し、「Inactive」を選択して、「Save」をクリックします。

  6. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Indirect Sales_Restart

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Exponent Plantrak_Restart

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Plantrak_Restart

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Rx_Restart

    • LS Load into SyndicatedData Fact for Weekly Early View_Restart

14.5.3.2 シンジケート化マーケットのベース・ファクトに対してDACで再起動性を無効にする方法

シンジケート化マーケットのベース・ファクトのフラット・ファイル・ロード方法に対して再起動性を無効にする(デフォルトに戻す)には、次の手順を実行します。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Tasks」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで、LS Load into SyndicatedMarket Fact*値に対する問合せを行います。

  3. 問合せ結果で、「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Exponent Plantrak」タスクを選択し、「Inactive」の選択を解除して、「Save」をクリックします。


    注意:

    シンジケート化マーケット・ベース・ファクトでは、計算済ロード方法が有効になっています。

  4. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Indirect Sales

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Plantrak

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Rx

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Weekly Early View

    注意: 「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Calculated Direct Sales」タスクは常にアクティブにしておく必要があります。

  5. 「LS Load into SyndicatedMarket Fact for Exponent Plantrak_Restart」タスクを選択し、「Inactive」を選択して、「Save」をクリックします。

  6. 次のタスクに対して前述の手順を繰り返します。

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Indirect Sales_Restart

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Plantrak_Restart

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Rx_Restart

    • LS Load into SyndicatedMarket Fact for Weekly Early View_Restart

14.5.3.3 サブジェクト・エリアを再アセンブルして実行計画を再構築する方法

シンジケート化データとマーケットの両方のベース・ファクトに対して再起動性を無効にしたら、サブジェクト・エリアを再アセンブルし、実行計画を再構築することで、次回のETLの実行に変更内容を組み込みます。サブジェクト・エリアのアセンブルと実行計画の構築については、Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール・ガイドを参照してください。


注意:

直接販売データのみの再起動性を無効にした場合は、それに対応するサブジェクト・エリアと実行計画のみを再アセンブルします。

たとえば、「CRM ePharma – Direct Sales」と「CRM ePharma – Objective」のサブジェクト・エリアを再アセンブルします。


サブジェクト・エリアを再アセンブルする手順は次のとおりです。

  1. DACで、「Design」ビューに移動して、「Subject Areas」タブを表示します。

  2. 「Name」フィールドで、CRM ePharma*Sales値、CRM ePharma*Prescription値、CRM ePharma*Objective値のいずれかに対する問合せを行います。

  3. Assembleボタンをクリックします。

  4. ポップアップ・ウィンドウで、リスト内のすべてのレコードを選択し、「OK」をクリックします。

  5. 各サブジェクト・エリアで、「Calculate Task List」をクリックします。

    アセンブルする必要があるタスクのリストが表示されます。

  6. タスク・リストをチェックして、「Accept」をクリックします。

  7. Life Sciences Analyticsのサブジェクト・エリアのアセンブル後、各サブジェクト・エリアで再起動性が削除されていることを確認します。

実行計画を再構築する手順は次のとおりです。

  1. DACで、「Execute」ビューに移動して、「Execution Plans」タブを表示します。

  2. 再構築する実行計画(たとえば、「CRM ePharma - Siebel 8.1.1」実行計画)を選択して、「Build」をクリックします。

  3. ポップアップ・ウィンドウで、「Selected Record Only」オプションを選択し、「OK」をクリックします。

  4. Life Sciences Analyticsの実行計画が再構築されたら、その実行計画から再起動性が削除されていることを確認します。

14.6 Oracle Business Analytics Warehouseでのライフサイエンス・データのロードの問題

これはAnalytics for Life Sciences固有の問題であり、他の製品には影響しません。

ETLプロセスでは、完全更新または増分更新を使用してOracle Business Analytics Warehouse for Life Sciencesが更新されます。DACでは、「Tools」→「ETL Management」→「Reset Data Warehouse」を選択することで完全ロードを実行できます。通常は、最初の構築時にのみこの手順を使用します。「Reset Data Warehouse」を再確認せずに同じ実行計画を実行すると、ETLがOracle Business Analytics Warehouseを増分更新します。

「Reset Data Warehouse」機能を確認して完全更新ロードを実行すると、要素テーブルと次元テーブルに格納されている情報がすべて削除されます。要素テーブルでサポートされている増分更新ルールのタイプは、次のとおりです。

14.6.1 シンジケート化データの要素テーブルに関する既知の問題

シンジケート化データの要素テーブルには、集計情報カラムの作成に関する次の既知の問題があります。

  • 大量のシンジケート化データでは、Oracle Business Analytics Warehouseでの集計情報の作成にかかる時間が、要素テーブルのロードにかかる時間の4倍になる可能性があります。シンジケート化データが大量にある環境では、この点が容認されない場合があります。

    • Oracle Business Analytics Warehouse LSの次元テーブルでの増分更新。

    • MAT集計情報は、メタデータではなくETLプロセスによって処理されます。それ以外の集計情報は、すべてメタデータによって処理されます。

14.7 Oracle Business Analytics Warehouse LSの次元テーブルでの増分更新

これはOracle Business Analytics Warehouse for Life Sciences固有の問題であり、他の製品には影響しません。LSの次元テーブルでは、次の増分更新がサポートされています。一部の次元には、複数の属性セットが含まれています。

14.7.1 W_ALIGNMT_DH

ベース次元階層テーブル

属性。Zipcode、BrickまたはAccount/Contactの階層は、どのアライメント項目タイプが選択されたかによって決まります。


注意:

リリース7.9では、Zip Code、BrickおよびAccount/Contactのすべての階層アライメントをロードできます。

説明。現在のバージョンのアライメントのみが含まれます。

14.7.2 W_ALIGNVER_DH

緩やかに変化する次元のタイプ。

属性。履歴のZipcode、BrickまたはAccount/Contactの階層は、どのアライメント項目タイプが選択されたかによって決まります。


注意:

リリース7.9では、Zip Code、BrickおよびAccount/Contactのすべての階層アライメントをロードできます。

説明。履歴アライメントを追跡します。次の事項に注意してください。

  • AlignmentType.csvで選択したアライメント・タイプに応じて、選択したアライメント・ルールのみが抽出されて、Oracle Business Analytics Warehouseにロードされます。アライメント・タイプを変更できるのは、完全更新ETLを実行する場合だけです。


    注意:

    リリース7.9では、Zipcode、Brick、Account/Contactの各アライメント・タイプすべてを抽出してロードできます。

    • アライメント・ルールをOracle Business Analytics Warehouseにロードすると、現在のアライメント・ルールがW_ALIGNMT_DHベース・テーブルに格納され、既存の履歴アライメント・ルールがW_ALIGNVER_DHテーブルに格納されます。

  • アライメントのバージョンの作成は、DACコンソールの「Alignment Version」フラグの設定によって制御されます。Pharma Analytics 7.9では、このフラグがDACの「Design」ビューにある「Source System Parameters」タブで設定されるようになりました。パラメータ名は「$$ALIGNMENT_VER」で、YまたはNのいずれかの値を取ります。

    • $$ALIGNMENT_VERパラメータがNに設定されていると、割当てルールに変更があった場合に、ETLによって既存のアライメントが変更されます。

    • $$ALIGNMENT_VERパラメータがYに設定されていると、新しいアライメント・バージョンが作成されます。既存のアライメントは履歴としてW_ALIGNVER_DHテーブルに移されます。W_ALIGNVER_DHテーブルは、$$ALIGNMENT_VERパラメータがYに設定されている場合にのみ使用されます。

この次元には次の特徴があります。

  • 完全ロード後の最初のアライメントは1です。

  • Oracle Business Analytics Warehouse LSの次元テーブルでの増分更新。

  • 「Alignment Version」フラグがYに設定されている場合に、新しい割当てルール(新しい役割または役割関係)または割当て基準が変更されると(郵便番号、地域、担当者または施設の変更)、新しいバージョンが作成されます。

  • 割当て基準:

    • 担当者の郵便番号または施設の郵便番号では、郵便番号の範囲は使用できません。テリトリーに割り当てられた各郵便番号は別々の行にする必要があるので、「ZIP Code Low」と「ZIP Code High」には同じ値を入力する必要があります。たとえば、1つのテリトリーに郵便番号09654が割り当てられた場合、「ZIP Code Low」と「ZIP Code High」の値はどちらも09654にする必要があります。また、担当者の郵便番号または施設の郵便番号の割当て基準を使用する場合、同じテリトリーに同じ郵便番号を2回割り当てることはできず、郵便番号はテリトリーに対して一意である必要があります。

    • 「Contact Brick」または「Account Brick」では、テリトリーに一意の地域を割り当てる必要があります。

    • 新しいバージョンが作成されるたびにカウンタが1ずつ増加し、通し番号が割り振られます。新しいバージョンが作成されると、既存の履歴バージョンのアライメント・データがW_ALIGNVER_DH履歴アライメント・テーブルに移されます。つまり、$$ALIGNMENT_VERパラメータがYに設定されている場合は、W_ALIGNMT_DHテーブルに常に最新バージョンが保持され、W_ALIGNVER_DHテーブルに残りの履歴バージョンが保持されます。したがって、履歴アライメント次元テーブルが大きくなりすぎた場合、管理者はW_ALIGNVER_DHテーブルからバージョン番号のすべての属性を削除するSQLクエリーを作成できます。

    • 割当ての有効日がアライメントの有効日になります。