Oracle® Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイド リリース7.9.6.3 B66691-01 |
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この項では、Oracle Project Analyticsを構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Project Analyticsは、予測、予算、コスト、収益、請求、利益率およびその他のプロジェクト管理要素について深く考察することでプロジェクトのライフ・サイクル・ステータスを効果的に追跡できるようにする包括的な分析ソリューションを組織に提供します。パフォーマンスや収益性を向上させるためにパーソナライズされ、適切で、アクショナブルな、統合されたタイムリーな情報を提供します。さらにOracle Project Analyticsでは、Oracle BI Applicationsファミリーの他のアプリケーションと統合することで、買掛金および売掛金の請求経過分析やプロジェクトごとの調達トランザクションなどの相互機能分析もできます。
Oracle Project Analyticsでは、プロジェクト・ライフ・サイクルに関係する様々なロールについて、ロールベースのレポートや分析ができます。標準的なロールには、プロジェクト・エグゼクティブ、プロジェクト・マネージャ、プロジェクト・コスト・エンジニア/アナリスト、ビリング・スペシャリスト、プロジェクト会計担当者、契約管理者などがあります。
エグゼクティブは、特定のプログラムやプロジェクトを調べ、期間原価、累積原価、完了予測原価の予算/予測との比較状況を確認することで、組織の実績や組織が担当するプロジェクトの実績を綿密に監視できます。原価差異と動向を分析することで、プロジェクトを軌道に乗せたり必要な予測変更を行うための迅速なアクションを行い、意図しない結果や対応措置を最小限に抑えることができます。
Oracle Project Analyticsでは、過去、現在、未来の業績が示され、プロジェクト完了時の推定指標が含まれています。さらに、タスク・レベルの収益やコストなどの詳細情報を掘り下げることで、各プロジェクトを細かく分析できます。
プロジェクト・マネージャは、担当するプロジェクトを表示し、プロジェクト間の主要指標を比較し、特定のプロジェクトについて、タスク、リソース、人員ごとの原価配分などの詳細を分析できます。Oracle Project Analyticsでは、単一のプロジェクトやプロジェクト・グループの累積情報や動向情報に対する包括的で高レベルな考察と、プロジェクトや財源ごとの予算の精度や詳細といった詳細情報の両方が提供されます。プロジェクト・マネージャは、タスク、支出カテゴリまたはリソース・タイプごとにコストや収益を表示することも、プロジェクトやリソース別に表示することもできます。分析のレベルは、コスト、収益または予算トランザクションに合せて細分化できます。
Oracle Project Analyticsは、Oracle EBS 11.5.10 (Family Pack M)およびR12、PeopleSoft 8.9および9.0に対応するアダプタをデフォルトで提供しています。また、自社開発システムなどのレガシー・ソースや、事前にパッケージされたソース固有ETLアダプタが存在しないソースから、データを抽出およびロードするための汎用アダプタも提供されています。
Oracle Project Analyticsアプリケーションは、次のサブジェクト・エリアで構成されています。
資金。契約金額、資金額、基準額およびすべての資金変更を、プロジェクトのライフ・サイクル全体にわたって追跡できる詳細サブジェクト・エリアです。また、プロジェクト、タスク、顧客、組織、関連階層の全範囲にわたって、契約金額、資金額、請求金額、その他の資金を比較分析できます。
「予算」。プロジェクト、タスク、組織、リソース、期間、関連階層の全範囲にわたって、オリジナルと現在の予算の追跡を含む原価収益、予算マージン、予算変更に関するレポートを予算明細レベルで実行できる詳細サブジェクト・エリアです。この製品では、予算明細期間全体に予算金額を配分するために2通りの方法がレポートされています。
予算明細開始日が含まれる期間に全額を割り当てる方法。これは論理ファクト「ファクト - プロジェクト予算」によってサポートされています。
明細配分を使用して予算明細期間に予算金額を分割する方法。これは論理ファクト「ファクト - プロジェクト予算 - 線形拡散」によってサポートされています。このファクトの詳細は、第15.1.1項「プロジェクト予算ファクト用の線形拡散指標」を参照してください。
「売上予想」。原価、予測の収益およびマージン、予測の変更についてレポートできる詳細サブジェクト・エリアです。予測変更分析には、プロジェクト、タスク、組織、リソース、期間、関連階層の全範囲にわたる、オリジナルと現在の予測の追跡が組み込まれています。原価、収益、マージンの過去、現在、未来の業績を示す指標を追跡できます。
「費用」。プロジェクト、タスク、組織、リソース、サプライヤ、関連階層の全範囲にわたって、開始からの累計、年間の累計の比較を含む、過去と現在の期間に関するコスト(負担額)、原価、経費に関するレポートを実行できる詳細サブジェクト・エリアです。原価明細レベルでコストを追跡できます。
「売上」。プロジェクト、タスク、組織、リソース、関連階層の全範囲にわたって、開始からの累計、年間の累計の比較を含む、過去と現在の期間に関する収益トランザクションに関するレポートを実行できる詳細サブジェクト・エリアです。収益明細レベルで収益を追跡できます。
「請求」。プロジェクト、タスク、組織、リソース、関連階層の全範囲にわたって、請求金額、保有金額、未収金額、売掛未請求金額に関するレポートを実行できる詳細サブジェクト・エリアです。請求(手形請求)明細レベルのみで請求額を追跡できます。注意: このリリースでは課税額は取得されません。
「実績」。予算、予測、コスト、収益の結合情報を含み、プロジェクト、タスク、組織、リソース、関連階層の全範囲にわたって、実績(コスト、収益、マージン、マージン比率)と予算や予測を比較することで、業績達成能力を提供する統合サブジェクト・エリアです。
「プロジェクト取引約定」。Oracle EBSソース・システムにのみ存在します。プロジェクト取引約定に関するレポートを作成できる詳細サブジェクト・エリアです。このレポートには、組織、プロジェクト、タスク、リソースおよび関連する階層ごとの請求書、発注書、サプライヤ請求書の合計金額が含まれています。このサブジェクト・エリアでは、取引約定を取引約定のドキュメント・レベルで追跡できます。
Oracle EBS Projectアプリケーションでは、特定の期間に対する費用金額、ITD費用金額、またはPTD費用金額を計算する際に、予算明細金額が予算明細期間のすべての日(週末も含めて)に均等に分割されます。デフォルトでは、Oracle Project Analyticsはすべての予算明細金額を予算明細開始日も含めた期間に割り当てます。Oracle Projectアプリケーションで採用される計算方法をサポートするために必要なメタデータは、すべてRPDに用意されています。Oracle Projectアプリケーションでは、線形拡散を使用してPTDおよびITD指標を計算します。
「ファクト – プロジェクト予算 - 線形拡散」論理表には、線形拡散ロジックを使用してビジネス・モデルとマッピング・レイヤーで作成される予算指標が格納されます。ただし、新しい指標はプレゼンテーション・レイヤーには公開されません。プレゼンテーション・レイヤーの既存の予算指標を新しい指標に置き換えるか(新旧の論理予算ファクト表で使用されている指標名は同じ)、新しい指標を公開するための新規サブジェクト・エリアを作成できます。1つ目のオプションの場合、既存のレポートを変更せずに、予算指標とともに再利用できます。
この項では、データの完全ロードを実行する前にOracle Project Analyticsで実行が必要な構成手順について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、完全ロードを実行する前に、すべてのソース・システムに適用される構成手順について説明します。内容は次のとおりです。
Oracle BI Applicationsは、デフォルトで、Project Analyticsのディメンション間の次の階層をサポートしています。
プロジェクト - タスク
プロジェクト組織 - プロジェクト・マネージャ - プロジェクト
支出クラス - 支出カテゴリ
Oracle BI Applicationsの分析リポジトリ(RPD)のディメンション間には任意のタイプの階層ドリルダウンを設定できます。
ディメンション階層を構成する手順は次のとおりです。
ドリルダウンを開始するディメンションを選択します。
このディメンションに対応するRPD内の階層に移動します。
この階層の詳細レベルに移動して、それをダブルクリックします。
「優先ドリル・パス」タブに移動します。
「追加」ボタンをクリックします。
新しいウィンドウで、ユーザーが現在のディメンションからレコードをクリックしたときのドリル・ダウン先に設定する階層とレベルを、コア・ビジネス・モデルから選択します。
注意: RPD内のディメンション間の階層とドリル・ダウンの設定の柔軟性を保つため、Oracle EBSで使用できるリソース・ブレークダウン構造(RBS)は、データ・ウェアハウスには追加されていません。 |
表15-1に、Oracle EBSおよびPeopleSoft用のOracle Project Analyticsに関連するDACのメタデータを示します。
表15-1 Oracle EBSおよびPeopleSoft用のOracle Project Analyticsに対するDACメタデータ
DACメタデータ・タイプ | メタデータ名 |
---|---|
サポートされているコンテナ |
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サブジェクト・エリア |
プロジェクト |
タスク・グループ |
|
実行計画 |
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構成タグ |
|
DACの「Project Dimensions」と「Multiple Calendar Support」という2つの構成タグはProject Analyticsに固有のものなので注意してください。これらは、すべての正しいタスクを取得して、データ・ウェアハウス内のProject Analyticsテーブルに設定するために使用されます。
初期ETLを実行する前に、Project Cost Lines集計ファクト表の時間集計レベルに対して、COST_TIME_GRAINパラメータを構成する必要があります。
COST_TIME_GRAINパラメータを構成する手順は次のとおりです。
DACで、「Design」ビューに移動して、適切なカスタム・コンテナをドロップダウン・リストから選択します。
「Source System Parameters」タブを表示します。
Cost_Time_Grainパラメータを選択して、「Edit」タブの「Value」フィールドで適切な値を選択します。有効な値にはPERIOD、QUARTERまたはYEARがあります。
グローバル通貨のパラメータを構成する手順は次のとおりです。
DACで、「Design」ビューに移動して、適切なカスタム・コンテナをドロップダウン・リストから選択します。
「Source System Parameters」タブを表示します。
グローバル通貨コードのパラメータを選択し、必要に応じて変更します。
プロジェクト・コスト集計テーブル(W_PROJ_COST_A)を使用して、支出項目のプロジェクト原価配分に関する情報を取得します。初期ETLとそれに続く増分ETLを実行する前に、Project Cost Lines集計テーブルを構成する必要があります。
初期ETLを実行する前に、Project Cost Lines集計ファクト表の時間集計レベルに対して、DACでCOST_TIME_GRAINパラメータを構成する必要があります(詳細は前の項を参照)。
デフォルトでは、COST_TIME_GRAINパラメータの値はQUARTERに設定されています。COST_TIME_GRAINパラメータに使用できる値は次のとおりです。
PERIOD
QUARTER
YEAR
初期ETLの実行時には、Project Cost Lines集計テーブルは基本テーブルから全体ロードされます。テーブルのレコードは、数百万件になる可能性があります。そのため、以降の増分ETLの実行時には、Project Cost集計テーブルが基本テーブルから再び全体ロードされません。Oracle Business Analytics Warehouseでは、基本テーブルの更新に伴い集計テーブルを増分的に変更することで、増分集計の負荷が最小限になります。このプロセスは、次のとおりです。
Oracle Business Analytics Warehouseは、前回のETLの実行後に基本テーブルで更新されるレコードを検索し、それらのレコードをW_PROJ_COST_LINE_TMPテーブルにロードします。これらのレコードのメジャーは、-1で乗算されます。このタスクを管理するマッピングは、SIL_ProjectCostLinesFact_Derive_PreLoadImageです。
Oracle Business Analytics Warehouseは、前回のETLの実行後に基本テーブルで挿入または更新されるレコードを検索し、符号を変更せずに、それらのレコードをW_PROJ_COST_LINE_TMPテーブルにロードします。このタスクを実行するマッピングはSIL_ProjectCostLinesFact_Derive_PreLoadImageで、これはPLP_ProjectCostLinesFact_Derive_PostLoadImageが基本テーブルでレコードを更新または挿入する前に実行されます。
Oracle Business Analytics WarehouseはW_PROJ_COST_LINE_TMPテーブルを集計し、W_PROJ_COST_Aテーブルと同じ粒度のW_PROJ_COST_A_TMPにロードします。
PLP_ProjectCostLinesAggregate_DeriveマッピングによりW_PROJ_COST_A集計テーブルを検索し、集計テーブルに対して既存バケットが更新されるか、新規バケットが挿入されるかします(このマッピングはPLP_ProjectCostLinesAggregate_Load)。
集計期間の変更後にRPDメタデータを更新する方法については、My Oracle Supportのテクニカル・ノート1088171.1を参照してください。
この項では、データの完全ロードを実行する前に、Oracle EBSに適用される構成手順について説明します。内容は次のとおりです。
第15.2.2.1項「Oracle Project Analytics用のドメイン値とCSVワークシート・ファイルの構成について」
第15.2.2.2項「DomainValues_Project_Type_Class_code_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.4項「domainValues_Project_ServiceType_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.5項「domainValues_Project_ResourceClass_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.6項「domainValues_Project_InvoiceRevenue_Status_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.7項「domainValues_Project_Invoice_Line_Type_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.8項「domainValues_Project_Funding_Level_code_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.9項「domainValues_Project_Funding_Category_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.10項「domainValues_Project_Cost_Transfer_Status_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.11項「domainValues_Project_Budget_Time_Phased_Code_oraVersion.csvの構成方法」
第15.2.2.13項「domainValues_Project_CommitmentType_oraVersion.csvの構成方法」
Oracle Project Analyticsは、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるCSVファイルの列にドメイン値をマッピングすることで構成します。
CSVワークシート・ファイルでドメイン値を構成する方法については、第15.2.3.2項「Oracle Project Analytics用のドメイン値とCSVワークシート・ファイルの構成について」を参照してください。
ドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
注意: マッピングが適切でないと、Oracle Business Intelligence指標の計算が正確でない場合があります。 |
表15-2に、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるOracle Project Analytics用のCSVワークシート・ファイルとドメイン値を示します。
表15-2 Oracle Project Analytics用のCSVワークシート・ファイルとドメイン値
ドメイン値 | ドメイン値表の列 | 説明 | セッション |
---|---|---|---|
domainValues_Project_Type_Class_code_oraVersion.csv |
W_PROJECT_D.W_PROJECT_TYPE_CLASS_CODE |
プロジェクト・タイプ・クラス・コードと、Oracle 11i/12 Applicationのプロジェクト・タイプ・クラス・コードに対応するドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_Project |
domainValues_Project_Status_oraVersion.csv |
W_STATUS_D.W_STATUS_CODE |
プロジェクト・ステータス・コードと、Oracle 11i/12 Applicationのプロジェクト・ステータス・コードに対応するドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_StatusDimension_ProjectStatus |
domainValues_Project_ServiceType_oraVersion.csv |
W_XACT_TYPE_D.W_XACT_TYPE_CODE |
サービス・タイプ・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_TransactionTypeDimension_ServiceType |
domainValues_Project_Security_Level_code_oraVersion.csv |
W_PROJECT_D.W_SECURITY_LEVEL |
プロジェクト・セキュリティ・レベル・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_Project |
domainValues_Project_ResourceClass_oraVersion.csv |
W_XACT_TYPE_D.W_XACT_TYPE_CODE |
リソース・クラス・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_TransactionTypeDimension_ResourceClass |
domainValues_Project_InvoiceRevenue_Status_oraVersion.csv |
W_STATUS_D.W_STATUS_CODE |
請求/収益ステータス・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_StatusDimension_Project_InvoiceStatus、SDE_ORA_StatusDimension_Project_RevenueStatus |
domainValues_Project_Invoice_Line_Type_Version.csv |
W_XACT_TYPE_D.W_XACT_TYPE_CODE |
請求明細タイプ・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_TransactionTypeDimension_Invoice_Line_Type |
domainValues_Project_Funding_Level_code_oraVersion.csv |
W_PROJECT_D.W_PROJECT_FUNDING_LEVEL_CODE |
プロジェクト資金レベル・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_Project |
domainValues_Project_Funding_Category_oraVersion.csv |
W_XACT_TYPE_D.W_XACT_TYPE_CODE |
資金カテゴリ・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_TransactionTypeDimension_FundingCategory |
domainValues_Project _Cost_Transfer_Status_oraVersion.csv |
W_STATUS_D.W_STATUS_CODE |
コスト転送ステータス・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_StatusDimension_Project_TransferStatus |
domainValues_Project_Budget_Time_Phased_Code_oraVersion.csv |
W_BUDGET_D.W_TIME_PHASED_CODE |
予算期間フェーズ・コードと、それに対応するOracle 11i/12 Applicationのドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_BudgetDimension_BudgetType、SDE_ORA_BudgetDimension_FinPlanType |
この項では、domainValues_Project_Type_Class_code_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムのプロジェクト・タイプを特定します。
SELECT DISTINCT PROJECT_TYPE_CLASS_CODE FROM PA_PROJECT_TYPES_ALL
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Type_Class_code_oraVersion.csvファイルを開きます。
PROJECT_TYPE_CLASS_CODEをこのファイルのPROJECT_TYPE_CLASS_CODE列にコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各プロジェクト・タイプ・クラス・コード(PROJECT_TYPE_CLASS_CODE)を1つのドメイン値にマッピングします。プロジェクト・タイプのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_Status_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムのプロジェクト・ステータスを特定します。
SELECT PROJECT_STATUS_CODE, PROJECT_STATUS_NAME FROM PA_PROJECT_STATUSES WHERE STATUS_TYPE = 'PROJECT'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Status_oraVersion.csvファイルを開きます。
PROJECT_ STATUS _CODEとPROJECT_ STATUS NAMEを、このファイルのSTATUS_CODE列とSTATUS_NAME列にそれぞれコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各プロジェクト・ステータス・コード(PROJECT_STATUS_CODE)を1つのドメイン値にマッピングします。プロジェクト・ステータスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_ServiceType_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムのプロジェクト・サービス・タイプを特定します。
SELECT LOOKUP_CODE FROM FND_LOOKUP_VALUES WHERE LOOKUP_TYPE = 'SERVICE TYPE'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_ServiceType_oraVersion.csvファイルを開きます。
LOOKUP_CODEをこのファイルのXACT_TYPE_CODEカラムにコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各参照コード(XACT_TYPE_CODE)を1つのドメイン値にマッピングします。プロジェクト・サービスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_ResourceClass_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムのプロジェクト・リソース・クラスを特定します。
SELECT PB.RESOURCE_CLASS_CODE,PT.NAME,PT.DESCRIPTION FROM PA_RESOURCE_CLASSES_B PB,PA_RESOURCE_CLASSES_TL PT WHERE PB.RESOURCE_CLASS_ID = PT.RESOURCE_CLASS_ID AND PT.LANGUAGE = 'US'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_ResourceClass_oraVersion.csvファイルを開きます。
RESOURCE_CLASS_CODE、NAME、DESCRIPTIONを、このファイルのXACT_TYPE_CODE列、XACT_TYPE_NAME列、XACT_TYPE_DESC列にそれぞれコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各リソース・クラス・コード(XACT_TYPE_CODE)を1つのドメイン値にマッピングします。リソース・クラスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_InvoiceRevenue_Status_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムの請求/収益ステータスを特定します。
SELECT LOOKUP_CODE,MEANING FROM FND_LOOKUP_VALUES WHERE LOOKUP_TYPE = 'INVOICE/REVENUE STATUS' AND LANGUAGE = 'US'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_InvoiceRevenue_Status_oraVersion.csvファイルを開きます。
LOOKUP_CODEとMEANINGを、このファイルのSTATUS_CODE列とSTATUS_NAME列にそれぞれコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各STATUS_CODEを1つのドメイン値にマッピングします。請求/収益のドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_ Invoice_Line_Type _oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムの請求明細タイプを特定します。
SELECT LOOKUP_CODE,MEANING,DESCRIPTION FROM FND_LOOKUP_VALUES WHERE LOOKUP_TYPE LIKE 'INVOICE LINE TYPE' AND LANGUAGE = 'US'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Invoice_Line_Type_oraVersion.csvファイルを開きます。
LOOKUP_CODE、MEANING、DESCRIPTIONを、このファイルのXACT_TYPE_CODE列、XACT_TYPE_NAME列、XACT_TYPE_DESC列にそれぞれコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各XACT_TYPE_CODEを1つのドメイン値にマッピングします。請求明細タイプのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_Funding_Level_code_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムの資金レベルを特定します。
SELECT DISTINCT PROJECT_LEVEL_FUNDING_FLAG FROM PA_PROJECTS_ALL
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Funding_Level_code_oraVersion.csvファイルを開きます。
PROJECT_FUNDING_LEVEL_FLAGをこのファイルのPROJECT_FUNDING_LEVEL_CODE列にコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各PROJECT_FUNDING_LEVEL_CODEを1つのドメイン値にマッピングします。プロジェクト資金のドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_Funding_Category_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムの資金カテゴリ・タイプを特定します。
SELECT LOOKUP_CODE,MEANING,DESCRIPTION FROM FND_LOOKUP_VALUES WHERE LOOKUP_TYPE = 'FUNDING CATEGORY TYPE' AND LANGUAGE = 'US'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Funding_Category_oraVersion.csvファイルを開きます。
LOOKUP_CODE、MEANING、DESCRIPTIONを、このファイルのXACT_TYPE_CODE列、XACT_TYPE_NAME列、XACT_TYPE_DESC列にそれぞれコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各XACT_TYPE_CODEを1つのドメイン値にマッピングします。プロジェクト資金のドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_Cost_Transfer_Status_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムのプロジェクト転送ステータスを特定します。
SELECT LOOKUP_CODE,MEANING FROM FND_LOOKUP_VALUES WHERE LOOKUP_TYPE = 'TRANSFER STATUS' AND LANGUAGE = 'US'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Cost_Transfer_Status_oraVersion.csvファイルを開きます。
LOOKUP_CODEとMEANINGを、このファイルのSTATUS_CODE列とSTATUS_NAME列にそれぞれコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各STATUS_CODEを1つのドメイン値にマッピングします。ステータス・コードのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、domainValues_Project_Budget_Time_Phased_Code_oraVersion.csvを構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムの予算期間フェーズを特定します。
SELECT LOOKUP_CODE FROM FND_LOOKUP_VALUES WHERE LOOKUP_TYPE = 'BUDGET TIME PHASED TYPE' AND LANGUAGE = 'US'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Budget_Time_Phased_Code_oraVersion.csvファイルを開きます。
LOOKUP_CODEをこのファイルのTIME_PHASED_CODE列にコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各TIME_PHASED_CODEを1つのドメイン値にマッピングします。予算期間フェーズ・コードについては、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
Oracle EBS用のOracle Project Analyticsには、プロジェクト取引約定に関するレポートの作成機能を提供する「プロジェクト取引約定」サブジェクト・エリアが含まれています。プロジェクト取引約定には、組織、プロジェクト、タスク、リソース、サプライヤおよび関連する階層ごとの請求書、発注書、サプライヤ請求書の合計額と負債額が組み込まれています。このサブジェクト・エリアでは、取引約定を取引約定のドキュメント・レベルで追跡できます。
Oracle Business Analytics Warehouseには、「プロジェクト取引約定」サブジェクト・エリアをサポートするためのスター・スキーマが含まれています。このスターには、すべての取引約定とその構成要素に関するレポートを作成するための指標が用意されており、請求書、発注書、サプライヤ請求書の数量と金額が組み込まれています。
スター・スキーマの中央に位置するW_PROJ_COMMITMENT_Fファクト表には、トランザクション・ソースPA_COMMITMENT_TXNSから取得された最新の取引約定データが格納されます。
「プロジェクト取引約定」サブジェクト・エリアを使用するには、Oracle EBSの実装で組織が使用する取引約定タイプをdomainValues_Project_CommitmentType_oraVersion.csvファイルに構成する必要があります。
表15-3に、「プロジェクト取引約定」サブジェクト・エリアのCSVワークシート・ファイルとドメイン値の説明を示します。
表15-3 「プロジェクト取引約定」サブジェクト・エリアのCSVワークシート・ファイルとドメイン値
ドメイン値 | ドメイン値表の列 | 説明 | セッション |
---|---|---|---|
domainValues_Project_CommitmentType_oraVersion.csv |
W_PROJ_COMMITMENT_F.W_COMMITMENT_TYPE |
取引約定タイプ・コードと、Oracle 11i/12アプリケーションの取引約定タイプに対応するドメイン値の一覧です。 |
SDE_ORA_ProjectCommitmentFact |
domainValues_Project_CommitmentType_oraVersion.csvファイルを構成する方法は次のとおりです。
次のSQLを使用して、Oracle EBSソース・システムのプロジェクト取引約定タイプを特定します。
SELECT LOOKUP_CODE FROM FND_LOOKUP_VALUES WHERE LOOKUP_TYPE = 'COMMITMENT LINE TYPE'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesフォルダにあるdomainValues_Project_CommitmentType_oraVersion.csvファイルを開きます。
このファイルのCOMMITMENT_TYPE列にLOOKUP_CODEをコピーします。6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各参照コード(COMMITMENT_TYPE)を1つのドメイン値とそれに対応する意味にマップします。プロジェクト取引約定の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
プロジェクト・ディメンション(W_PROJECT_D)のデータは、Oracle EBSのPA_PROJECTS_ALLテーブルから取得されます。プロジェクト・タイプ、プロジェクト・マネージャ、国、都道府県、市、プロジェクト組織、プロジェクト・ステータス、プロジェクト営業単位ID、プロジェクト主顧客ID、プロジェクト主顧客の施設IDなどの重要なプロジェクト属性は、次のOracle EBSテーブルから取得されます。
PA_LOCATIONS
HR_ORGANIZATIONS_ALL
PA_PROJECT_TYPES
PA_PROJECT_STATUSES
PA_IMPLEMENTATIONS_ALL
Oracle BI Applicationsは、デフォルトでプロジェクトをサポートしていますが、プロジェクト・テンプレートはサポートしていません。次のフィルタにより、プロジェクト・テンプレート・データが表示されないようになります。
PA_PROJECTS_ALL.TEMPLATE_FLAG = N
ソースのプロジェクト・テンプレートの情報が必要な場合は、このフィルタ条件を削除できます。ただし、プロジェクト・テンプレートは請求、原価、収益の計算には使用できません。
事前構築されたレポートのすべての分析は、プロジェクト営業単位に基づいています。これは、プロジェクトの営業単位です。
一部の財務分析およびサプライ・チェーン分析ファクトでは、プロジェクト・ディメンションも参照されます。他のOracle BI Analyticsソリューションとの統合については、第15.4.1項「Oracle EBS用のProject Analyticsとの統合」を参照してください。
タスク・ディメンションのデータは、Oracle EBSのタスク・テーブル(PA_TASKS)と、次に示すような他のタスク関連のOLTPテーブルから取得されます。
PA_PROJ_ELEMENTS
PA_PROJ_ELEMENT_VERSIONS
PA_PROJ_ELEM_VER_STRUCTURE
PA_PROJ_ELEM_VER_SCHEDULE
WBS_NUMBER、PRIORITY_CODE、SCHEDULE_START_DATE、SCHEDULE_END_DATEなどの属性は、これらのテーブルから取得されます。Oracle BI Applicationsは、次に示すフィルタ条件を使用して、最新バージョンの財務構造のみをサポートしています。
PA_PROJ_ELEM_VER_STRUCTURE.STATUS_CODE = 'STRUCTURE_PUBLISHED' AND PA_PROJ_ELEM_VER_STRUCTURE.LATEST_EFF_PUBLISHED_FLAG = 'Y'
W_TASK_DH階層テーブルには、W_TASK_D内のすべてのタスクの平坦な階層が格納されています。W_TASK_Dと同じ単位で、タイプIのディメンションとしてモデル化されています。階層内のすべてのタスクが次の列をサポートしています。
TASK_NAME
TASK_NUMBER
WBS_LEVEL
WBS_NUMBER
2つのテーブル(W_TASK_DとW_TASK_DH)はどちらも同じ単位なので、ファクト表にはこのテーブルと結合するための個別の外部キーは存在しません。結合はタスク外部キーによって行われます。
Oracle BI Applicationsは、デフォルトで、平坦な階層の20レベルをサポートしています。レベルは、基本、1、2から18、そして最上位です。基本レベルは階層レコードを表し、最上位レベルはプロジェクト下の最上位階層になります。財務構造に含まれるレベルが20を超える場合、スキーマとETLのレベル数を拡大することで、すべてのレベルをサポートできます。
レベル数を拡大するには、W_TASK_DHテーブルに追加するすべての新しいレベルに、すべてのチェンジ・キャプチャ列(TASK_NAME、TASK_NUMBER、WBS_LEVEL、WBS_NUMBER)を追加する必要があります。SILOSフォルダで、ETLに対して次のマッピングを更新します。
SIL_Project_TaskDimensionHierarchy
SIL_Project_TaskDimensionHierarchy_Full
SIL_Project_TaskDimensionHierarchy_IdentifyBaseModified
SIL_Project_TaskDimensionHierarchy_IdentifyModifiedRecords
さらに、物理スキーマから新しい列をインポートすることで、DACスキーマを更新する必要があります。メタデータ・リポジトリ内で次のオブジェクトを更新する必要があります。
物理レイヤーのW_TASK_DHテーブル
論理レイヤーの「Dim - Task Hierarchy」論理表とタスク階層ディメンション
プレゼンテーション・エリアのすべてのタスク階層プレゼンテーション・テーブル
収益とコストは同じレポート内で並行して分析されることがよくあります。収益のデータは、通常は支出タイプとイベント・タイプに基づいています。コストのデータは、通常は支出タイプに基づいています。このため、支出タイプとイベント・タイプが両方同じディメンションに格納されています。
同一セットの列がオーバーロードされるので、支出タイプとイベント・タイプによるすべての支出データを同じレポート内に表示できます。
支出タイプのデータはPA_EXPENDITURE_TYPESテーブルから取得されます。OLTPのEXPENDITURE_TYPE、EXPENDITURE_CATEGORY_CODE、REVENUE_CATEGORY_CODE列が、ディメンション・テーブルのRESOURCE_TYPE_CODE、 EXPENDITURE_CATEGORY_CODE、REVENUE_CATEGORY_CODE列にそれぞれ移入されます。
イベント・タイプのデータはPA_EVENT_TYPESテーブルから取得されます。OLTPのEVENT_TYPE、EVENT_TYPE_CLASSIFICATION、REVENUE_CATEGORY_CODE列が、ディメンション・テーブルのRESOURCE_TYPE_CODE、EVENT_TYPE_CLASS_CODE、REVENUE_CATEGORY_CODE列にそれぞれ移入されます。
どのプロジェクトもオプションで様々なカテゴリに分類できます。これらのカテゴリ内で、プロジェクトはさらに様々な分類コードに分類できます。アプリケーション内でのこれらの分類カテゴリの定義方法によっては、一部のカテゴリで、プロジェクトを複数の分類コードで分類できます。
プロジェクト分類テーブル(W_PROJ_CLASSIFICATION_D)の単位は、プロジェクト、分類カテゴリ、分類コードです。プロジェクト・ファクトにはプロジェクト分類ディメンションと結合するための明示的な外部キーは存在せず、結合はプロジェクト外部キーによって行われます。プロジェクトに対する分類カテゴリの指定はオプションなので、プロジェクトが分類されていない場合にレコードが失われるのを防ぐために、ファクトとプロジェクト分類ディメンション間のメタデータ・リポジトリにおける論理結合は、RIGHT OUTER結合として設定されています。
注意: 複数の分類カテゴリに1つの特定の分類コードが存在する可能性があります。このため、二重カウントを防ぐために、レポート属性の1つに分類コードがあるレポートでは、分類カテゴリを固定化することが重要です。1つのプロジェクトが同じ分類の下の複数の分類カテゴリに属している場合、そのプロジェクトの指標(コストや収益など)が二重にカウントされることになるからです。 |
W_WORK_TYPE_Dディメンションには、様々なプロジェクトで実行される実装定義の作業タイプが格納されています。ORACLE EBSソースでは、作業タイプIDはプロジェクト・レベル、タスク・レベル、支出項目レベルで定義できます。コスト/収益ファクトの移入時には、作業タイプIDは、支出項目レベルでNullであればタスク・レベルで定義されます。
ジョブ・ディメンションはHuman Resources Analyticsモジュールで維持されます。このディメンションの構成方法については、第7.2.3.2項「ジョブ次元のキー・フレックスフィールドの構成方法」を参照してください。
Project Analyticsのすべてのファクト表は、営業単位(ビジネス・ユニット)ごとにセキュリティ保護されています。このセキュリティ・フィルタはOU_ORGセッション変数を使用します。この変数は、ユーザーがOLTPシステムでアクセス可能な営業単位のリストによって初期化されます。各ファクト・レポートにはさらに結合が追加され、ユーザーがアクセス可能なプロジェクト営業単位によって所有されているプロジェクトのトランザクション・データのみが、レポートに表示されます。ディメンション・レポートはフィルタによって保護されません。
Oracle EBSによるディメンションへのセキュリティの追加方法と、営業単位ベースのセキュリティの実装手順については、Oracle Business Intelligence Applicationsセキュリティ・ガイドを参照してください。
デフォルトでは、Oracle EBSのPA_PROJECT_CUSTOMERS表には「PRIMARY」関係コードしかありません。そのため、Informaticaの参照に値が追加されました。この参照は、ソースの抽出マッピングでプロジェクト・ディメンションにプロジェクトの顧客を取得する際に使用されます。顧客は、関係値として「OVERRIDE CUSTOMER」などの値を追加で定義できます。この場合、追加する値がすべて参照に含まれるように編集する必要があります。
参照を編集するには:
PowerCenter Designerを開いて、この変更の反映先となるInformaticaリポジトリに接続します。
Informaticaリポジトリの「SDE_ORA_11510_Adaptor」フォルダまたは「SDE_ORA_R12_Adaptor」フォルダを開きます。
マッピングSDE_ORA_ProjectDimensionを開いて、そこにあるmplt_SA_ORA_ProjectDimensionマップレットを開きます。
mplt_SA_ORA_ProjectDimensionマップレットをチェックアウトします。
参照LKP_PROJ_CUSTを開いて、「Properties」タブを選択し、SQL問合せを開きます。
既存のSQLを削除して、次のサンプルSQLを追加します。ここでは、値として「PRIMARY」および「OVERRIDE CUSTOMER」を使用することを想定しています。構成内容に応じて値を変更してください。いずれの関係からも独立させる場合は、PROJECT_RELATIONSHIP_CODEのフィルタを削除してください。
SELECT MAX(PA_PROJECT_CUSTOMERS.CUSTOMER_ID) AS CUSTOMER_ID, PA_PROJECT_CUSTOMERS.PROJECT_ID AS PROJECT_ID FROM PA_PROJECT_CUSTOMERS WHERE UPPER(PA_PROJECT_CUSTOMERS.PROJECT_RELATIONSHIP_CODE) in ('PRIMARY','OVERRIDE CUSTOMER') AND PA_PROJECT_CUSTOMERS.CUSTOMER_BILL_SPLIT = (SELECT MAX(CUSTOMER_BILL_SPLIT) FROM PA_PROJECT_CUSTOMERS A WHERE A.PROJECT_ID = PA_PROJECT_CUSTOMERS.PROJECT_ID and UPPER(a.PROJECT_RELATIONSHIP_CODE) in ('PRIMARY','OVERRIDE CUSTOMER') ) GROUP BY PA_PROJECT_CUSTOMERS.PROJECT_ID
参照SQLを検証して「OK」を2回クリックしたら、リポジトリを保存してマップレットをチェックインします。マッピングが有効になっていることを確認します。
PowerCenter Workflow Managerを開いて、リポジトリ・フォルダ「SDE_ORA_11510_Adaptor」または「SDE_ORA_R12_Adaptor」のいずれかに接続します。
「Task Developer」タブでSDE_ORA_Projectセッションをチェックアウトします。
セッションで検証、保存、および確認を行います。
リポジトリを保存します。
基準予算は予算ファクト(W_PROJ_BUDGET_F)テーブルに抽出されます。このテーブルの単位は予算明細です。抽出されるのは基準予算のみなので、データ・ウェアハウスへのロード後もこのテーブルのレコードは更新されません。増分ETLの実行時には新しいレコードのみが挿入されます。予算は予算ディメンション(W_BUDGET_D)に格納されます。
注意: Oracle EBSでは、取引通貨はこのファクトのドキュメント通貨になります。 |
予算指標に対するフィルタの定義。ユーザーは、1つのプロジェクトに対して複数の予算を作成したり、同じ予算タイプに複数バージョンを作成できます。このため、公開されるすべての指標に次のフィルタが適用されます。
承認済予算タイプ。プロジェクトには、予算タイプが承認済コスト予算であるコスト予算を1つのみと、予算タイプが承認済収益予算である収益予算を1つのみ指定できます。したがって、すべてのコスト予算指標に承認済コスト予算と承認済収益予算のフラグによるフィルタが適用され、指標には1つの予算のデータのみが含まれるようになります。
現在または元の予算。各プロジェクト予測には複数バージョンを指定できます。現在のバージョンは元のバージョンと同じではない可能性があります。このため、一度に1つのみの予測バージョンを表示するために、現在のバージョンと元のバージョン用に別々の指標が存在しています。これらのフラグは、予測が基準化されていればOLTPで自動的に設定されますが、ユーザーが手動で更新することもできます。
さらにユーザーは、フィルタの適用されていない指標を「ファクト - プロジェクト予算」ファクト表からプレゼンテーション・エリアに取り込むことで、他の予算タイプやバージョンの指標を表示することもできます。ただし、重複データを防ぐため、レポートでは「Dim - Budget.Budget Type」と「Dim - Budget.Budget Version」に対するフィルタを指定する必要があります。
最初にETLを実行する前に、HTMLアプリケーションで財務計画タイプページに移動して、承認済コスト予算タイプと承認済収益予算タイプを設定します。さらに、承認済コスト予算と承認済収益予算のタイプを選択する必要もあります。
フォーム・クライアントで作成された予算。フォーム・クライアントを介して入力される予算で、PA_BUDGET_ TYPES.PLAN_TYPE列には、ACとARという2つの事前定義された予算タイプは移入されません。このため、SDE_ORA_Budget Dimension_BudgetTypeマッピングのmplt_BC_ORA_BudgetVersion_BudgetTypeには、次のETLロジックが組み込まれています。
IIF(ISNULL(INP_PLAN_TYPE),DECODE(NAME,'AC','BUDGET','AR','BUDGET','FC','FORECAST','FR', 'FORECAST',INP_PLAN_TYPE) , INP_PLAN_TYPE)
予算ファクトの基準日付。予算ファクトには、次の2つのセットの会計日付と期間のWIDが含まれています。
PROJ_ACCT_START_DT_WID、PROJ_ACCT_END_DT_WID、PROJ_PERIOD_WID
PROJ_ACCT_START_DT_WIDとPROJ_ACCT_END_DT_WIDは、プロジェクト会計(PA)カレンダによって時間フェーズ化された予算にのみ関する予算明細のSTART_DATEとEND_DATEを使用して移入されます。
GL_ACCT_START_DT_WID、GL_ACCT_END_DT_WID、GL_PERIOD_WID
GL_ACCT_START_DT_WIDとGL_ACCT_END_DT_WIDは、総勘定元帳(GL)カレンダによって時間フェーズ化された予算に関する予算明細のSTART_DATEとEND_DATEを使用して移入されます。
時間フェーズが'P'(PA)、'N'(時間フェーズなし)または'R'(日付範囲)に定義された予算では、GL_ACCT_START_DT_WIDとGL_PERIOD_WIDは、予算明細のSTART_DATEを使用して、(GL_MCAL_CAL_WIDによって求められた)GLカレンダでその日付を含む期間を選択することで解決します。
このアプローチは、時間フェーズ'P'、'N'、'R'にはOLTPデータベース内の特定のGLカレンダのSTART_DATEを含む期間が存在することを前提としています。
フォームをベースにした予算では、アプリケーションがプロジェクト機能通貨と異なる通貨で予算明細を作成することを許可していない場合でも、ドキュメント通貨フィールドのデフォルト値にはプロジェクト機能通貨の通貨が設定されます。これにより、予算金額をグローバル通貨で分析できます。たとえば、ドキュメント原価額は次のように移入されます。
IIF(ISNULL(INP_DOC_RAW_COST),IIF((TXN_CURRENCY_CODE = PROJFUNC_CURRENCY_CODE),INP_ LOC_RAW_COST,NULL),INP_DOC_RAW_COST)
予測ファクト表はPA_BUDGET_LINESに基づいています。予算バージョン・テーブルには、予測ファクトの基準予測のみを抽出するためのフィルタが適用されます。このテーブルの単位は予測明細です。ETLが抽出するのは基準予算のみなので、データ・ウェアハウスへのロード後もこのテーブルのレコードは更新されません。増分の実行時には新しいレコードのみが挿入されます。予測は予算ディメンション(W_BUDGET_D)にも格納されます。
注意: Oracle EBSでは、取引通貨はこのファクトのドキュメント通貨になります。 |
予測指標に対するフィルタの定義。ユーザーは1つのプロジェクトに対して複数の予測を作成したり、同じ予測タイプに複数バージョンを作成できます。このため、Oracle BI Applicationsは公開されるすべての指標に次のフィルタを適用します。
プライマリ予測タイプ。プロジェクトには、予測タイプがプライマリ・コスト予測であるコスト予測を1つのみと、予測タイプがプライマリ収益予測である収益予測を1つのみ指定できます。したがって、すべてのコスト/収益予測指標にプライマリ・コスト予測およびプライマリ収益予測という2つのフラグによるフィルタが適用され、指標には1つの予測のデータのみが含まれます。
現在または元の予測。1つのプロジェクト予測には複数バージョンを指定できます。このため、一度に1つのみの予測バージョンを表示するために、現在のバージョンと元のバージョン用に別々の指標が存在しています。これらのフラグは、予測が基準化されていればOLTPで自動的に設定されますが、ユーザーが手動で更新することもできます。
さらにユーザーは、フィルタの適用されていない指標を「ファクト - プロジェクト予測」ファクト表からプレゼンテーション・エリアに取り込むことで、他の予測タイプやバージョンの指標を表示することもできます。ただし、重複データを防ぐため、レポートでは「Dim - Budget.Budget Type」と「Dim - Budget.Budget Version」に対するフィルタを指定する必要があります。
最初にETLを実行する前に、HTMLクライアントで財務計画タイプページにアクセスして、プライマリ・コスト予測タイプとプライマリ収益予測タイプを選択します。
フォーム・クライアントで作成された予測。フォーム・クライアントを介して入力される予測で、PA_BUDGET_ TYPES.PLAN_TYPE列には、FCとFRという2つの事前定義された予算タイプは移入されません。このため、SDE_ORA_Budget Dimension_BudgetTypeマッピングのmplt_BC_ORA_BudgetVersion_BudgetTypeには、次のETLロジックが組み込まれています。
IIF(ISNULL(INP_PLAN_TYPE),DECODE(NAME,'AC','BUDGET','AR', 'BUDGET','FC','FORECAST','FR', 'FORECAST',INP_PLAN_TYPE) , INP_PLAN_TYPE)
フォーム・クライアントで作成された'FC'および'FR'タイプの予測バージョンの場合、PA_BUDGET_VERSIONS内のPRIMARY_COST_FORECAST _FLAGとPRIMARY_REV_FORECAST_FLAGは移入されません。このため、SDE_ORA_Budget Dimension_BudgetTypeマッピングのmplt_BC_ORA_BudgetVersion_BudgetTypeには、次のETLロジックが組み込まれています。
IIF(ISNULL(INP_PRIMARY_COST_FORECAST_FLAG),IIF(NAME='FC','Y'),INP_PRIMARY_COST_ FORECAST_FLAG) IIF(ISNULL(INP_PRIMARY_REV_FORECAST_FLAG),IIF(NAME='FR','Y'),INP_PRIMARY_REV_ FORECAST_FLAG)
フォームをベースにした予算では、アプリケーションがプロジェクト機能通貨と異なる通貨で予測明細を作成することを許可していない場合でも、ドキュメント通貨フィールドのデフォルト値にはプロジェクト機能通貨が設定され、予測金額もグローバル通貨で分析できます。たとえば、ドキュメントEAC原価額は次のように移入されます。
IIF(ISNULL(INP_DOC_EAC_RAW_COST),IIF((DOC_CURRENCY_CODE = LOC_CURRENCY_CODE),INP_LOC_EAC_RAW_COST,NULL),INP_DOC_EAC_RAW_COST)
予測ファクトの基準日付。予測ファクトには、次の2つのセットの会計日付と期間のWIDが含まれています。
PROJ_ACCT_START_DT_WID、PROJ_ACCT_END_DT_WID、PROJ_PERIOD_WID
PROJ_ACCT_START_DT_WIDとPROJ_ACCT_END_DT_WIDは、プロジェクト会計(PA)カレンダによって時間フェーズ化された予測にのみ関する予測明細のSTART_DATEとEND_DATEを使用して移入されます。
GL_ACCT_START_DT_WID、GL_ACCT_END_DT_WID、GL_PERIOD_WID
GL_ACCT_START_DT_WIDとGL_ACCT_END_DT_WIDは、総勘定元帳(GL)カレンダによって時間フェーズ化された予測に関する予測明細のSTART_DATEとEND_DATEを使用して移入されます。
時間フェーズが'P'(PA)、'N'(時間フェーズなし)または'R'(日付範囲)に定義された予測では、GL_ACCT_START_DT_WIDとGL_PERIOD_WIDは、予測明細のSTART_DATEを使用して、対応するGLカレンダでその日付を含む期間を選択することで解決します。
このアプローチは、時間フェーズ'P'、'N'、'R'にはOLTPデータベースの特定GLカレンダのSTART_DATEを含む期間が常に存在することを前提としています。
資金は資金明細に基づいており、資金明細とはプロジェクトやタスクに対して作成された割当てを表します。明細レベルの資金情報は資金明細ファクト(W_PROJ_ FUNDING_ LINE_F)内に保持されており、これはOracle EBSの請求モジュールにあるPA_PROJECT_FUNDINGSテーブルに基づいています。
また、サマリー資金テーブル(PA_SUMMARY_PROJECT_FUNDINGS)からデータが抽出され、非基準金額、基準金額、請求済金額、未収収益などの追加の指標が取得されます。これらは資金明細ファクトでは提供されません。資金ヘッダー・ファクト(W_PROJ_FUNDING_HDR_F)で入手できる場合があります。ETLジョブを実行する前に、Oracle EBSで「PRC: Refresh Project Summary Amounts」プロセスを実行して、このテーブルを更新する必要があります。
注意: Oracle EBSでは、資金通貨はこのファクトのドキュメント通貨になります。 |
次のCSVファイルを使用して、プロジェクト資金のドメイン値を構成する必要があります。
domainValues_Project_Funding_Category_oraVersion.csv。資金割当てタイプの分類に使用します。ドメイン値を変更した場合は、RPDで対応する指標定義も変更する必要があります。このファイルの構成方法の詳細は、第15.2.2.9項「domainValues_Project_Funding_Category_oraVersion.csvの構成方法」を参照してください。
domainValues_Project_Funding_Level_code_oraVersion.csv。このフラット・ファイルは、資金明細がタスクとプロジェクトのどちらに対するものなのか示すために使用します。デフォルトの指標定義では使用されません。このファイルの構成方法の詳細は、第15.2.2.8項「domainValues_Project_Funding_Level_code_oraVersion.csvの構成方法」を参照してください。
資金ファクトの基準日付。OLTPアプリケーションではGL日付は移入されません。したがってデータ・ウェアハウスでは、Oracle EBSのGL日付は、プロジェクトOUのGLカレンダを使用して、資金割当て日付に基づきます。これにより、GLカレンダに対する相互機能分析が可能になります。たとえば、資金ファクトにGL日付が存在しない場合、会計年度による資金および請求の相互分析ができません。GLカレンダに基づく分析を実行しない顧客は、企業カレンダに基づく分析ができます。
注意: GL日付(資金割当て日付)はこのテーブルの基準日付で、グローバルな為替レートの計算にも使用します。 |
コスト実績はOracle EBSのプロジェクト・コスト計算モジュールにある原価配分明細テーブルから抽出され、コスト明細ファクト(W_PROJ_COST_LINE_F)テーブルにロードされます。
Oracle EBSでは、取引通貨はこのファクトのドキュメント通貨になります。
注意: コスト配分のためのOracle EBS同時実行プログラム(「PRC: Distribute Labor Costs」および「PRC: Distribute Usage and Miscellaneous Costs」など)は、ETLを実行してデータ・ウェアハウスをロードする前に実行する必要があります。それぞれの増分ETLの実行前に原価配分プログラムを実行しなかった場合、原価配分ファクト内のデータが支出ファクト・テーブル内の支出実績と同期化されません。 |
支出ファクト。支出ファクト(W_PROJ_EXP_LINE_F)は、PA_EXPENDITURE_ITEMS_ALLに基づいています。これは配分前の支出実績を示します。このファクトは、日常的に支出を配分していないものの、頻繁に更新された支出データのビューを必要とするユーザーを抱える顧客によって使用されます。
注意: GL日付は(原価配分時に)原価配分明細にのみ割り当てられ、支出項目レコードには割り当てられません。そのため、支出データは企業カレンダ・ディメンションのみで分析でき、GLカレンダでは分析できません。また、総勘定元帳勘定が関連付けられるのはデータの配分時のみなので、支出データを総勘定元帳勘定によって分析することもできません。 |
コスト・ファクトの基準日付。コスト・ファクトの基準日付ディメンションは、配分明細テーブルのRCVR_GL_DATEに基づいています。一方、支出ファクトの基準日付ディメンションは、支出項目テーブルのEXPENDITURE_DATEに基づいています。
複数のカレンダ日付ディメンションに、複数組織のカレンダが格納されています。会計カレンダ(Dim - Fiscal Calendar)によってデータを分析しているレポート内のすべてのレコードが同じカレンダを指していることが不可欠です。このため、プロジェクト・ビジネス・ユニット上では、ダッシュボードのすべてのレポートにフィルタが適用されます。プロジェクト・ビジネス・ユニットのすべてのコスト・レコードが同じカレンダを指すようにするには、RCVR_GL_DATE列とRCVR_PA_DATE列を、ファクト表のGL_ACCOUNTING_DT_WID列とPROJ_ACCOUNTING_DT_WID列にそれぞれ移入します。支出OUビュー(コスト・ファクト内)は、支出カレンダを使用して構築することもできます。
コスト・ファクトのドメイン値について。プロジェクト・コスト転送ステータスはドメイン値としてモデル化されており、domainValues_Project _Cost_Transfer_Status_ora11i.csvを使用して構成できます。詳細は、第15.2.2.10項「domainValues_Project_Cost_Transfer_Status_oraVersion.csvの構成方法」を参照してください。
コスト・ファクトの増分ロジック。コストのファクト表の増分抽出ロジックは、原価配分明細テーブルの「REQUEST_ID」フィールドに依存しています。このロジックはW_PROJ_ETL_PSパラメータ・テーブルによって簡便化されています。個別のInformaticaプロセスを使用して、ETL実行時のソース・テーブル内の最大リクエストIDがこのテーブルに格納され、次にそれがSDEタスク(SDE_ORA_ProjectCostLine)レベルのDAC変数$$EBS_REQUEST_ID_1に移入されます。これは次の問合せを使用して初期化されます。
SELECT COALESCE(PRE_REQUEST_ID,0) FROM W_PROJ_ETL_PS WHERE TBL_NAME = 'PA_COST_DISTRIBUTION_LINES_ALL'
注意: 増分更新後にW_PROJ_COST_LINE_Fのコスト・レコードが不足している場合は、My Oracle Supportからパッチ9896800をダウンロードしてください。パッチに含まれる技術ノートに、この事象の発生シナリオの説明と解決策の提案が掲載されています。 |
コスト集計テーブル。コスト集計テーブルによって、高機能な分析が簡便化されます。このテーブルの構成方法の詳細は、第15.2.1.3項「プロジェクト・コスト集計テーブルの構成」を参照してください。
収益実績明細レコードはOracle EBSのプロジェクト・コスト計算モジュールにある収益/イベント配分明細テーブル(PA_CUST_REV_DISTRIB_LINES_ALLとPA_CUST_EVENT_DIST_ALL)から抽出され、収益明細ファクト(W_PROJ_REVENUE_LINE_F)テーブルにロードされます。
Oracle EBSでは、収益取引通貨コードはこのファクトのドキュメント通貨コードになります。
注意: 収益配分のためのOracle EBS同時実行プログラム(単一プロジェクトの場合の「PRC: Generate Draft Revenue」や、プロジェクト範囲の場合の「PRC: Generate Draft Revenue」など)は、ETLを実行してデータ・ウェアハウスをロードする前に実行する必要があります。 |
収益ヘッダー・ファクト(W_PROJ_REVENUE_HDR_F)のプライマリ・ソースはPA_DRAFT_REVENUESテーブルになります。請求金額や収益額などの収益明細指標も、このテーブルで集計されます。
収益ファクト基準日付。基準日付ディメンションは、ドラフト収益テーブルのGL_DATEに基づいています。
収益ファクト・ステージング・テーブル。これは、ヘッダーと明細レベルの両方の収益ファクト表をロードする共通のステージング・テーブルです。
収益ファクトの複数通貨サポート。未収収益、売掛未請求、実現利益、実現損失などの一部の指標は、ローカル通貨とグローバル通貨のみで使用できます。w_proj-revenue_line_fとw_proj-revenue_hdr_fにはそれぞれに、DACで構成されたグローバル通貨の収益額に関する3つの列が存在します。
収益ファクトのドメイン値。プロジェクト収益ステータスはドメイン値としてモデル化されており、domainValues_Project _ InvoiceRevenue _Status_ora11i.csvを使用して構成できます。このファイルの構成方法の詳細は、第15.2.2.6項「domainValues_Project_InvoiceRevenue_Status_oraVersion.csvの構成方法」を参照してください。
収益ファクトの増分ロジック。収益ファクト表の増分抽出ロジックは、収益配分明細テーブルの「REQUEST_ID」フィールドに依存しています。このロジックはW_PROJ_ETL_PSパラメータによって簡便化されており、個別のInformaticaプロセスを使用して、ETL実行時のソース・テーブル内の最大リクエストIDがこのテーブルに格納され、次にそれが、DACのSDE_ORA_ProjectRevenueLineタスクの次の変数に移入されます。
$$EBS_REQUEST_ID_2
$$EBS_REQUEST_ID_3
$$EBS_REQUEST_ID_4
これらは次の問合せを使用して初期化されます。
SELECT COALESCE(PRE_REQUEST_ID,0) FROM W_PROJ_ETL_PS WHERE TBL_NAME ='PA_CUST_EVENT_RDL_ALL'
SELECT COALESCE(PRE_REQUEST_ID,0) FROM W_PROJ_ETL_PS WHERE TBL_NAME ='PA_CUST_REV_DIST_LINES_ALL'
SELECT COALESCE(PRE_REQUEST_ID,0) FROM W_PROJ_ETL_PS WHERE TBL_NAME ='PA_DRAFT_REVENUES_ALL'
注意: 増分更新後にW_PROJ_REVENUE_LINE_Fの収益レコードが不足している場合は、My Oracle Supportからパッチ9896800をダウンロードしてください。パッチに含まれる技術ノートに、この事象の発生シナリオの説明と解決策の提案が掲載されています。 |
明細レベルの請求情報はOracle EBSの請求モジュールにある請求明細テーブル(PA_DRAFT_INVOICE_ITEMS)から抽出され、請求明細ファクト(W_PROJ_INVOICE_LINE_F)にロードされます。作成、承認、リリース、転送など、請求生成プロセスのすべてのステージの全請求がこのテーブルにロードされ、顧客は請求生成プロセスを完全に見渡すことができます。Oracle EBSにおける、請求ヘッダー・テーブル(PA_DRAFT_INVOICES_ALL)で使用できる情報の一部(GL日付やPA日付など)とフラグ(書き込みオフ・フラグ、コンセッション・フラグ、キャンセル・フラグ、保有請求フラグなど)も、請求明細ファクト内で非正規化されます。
Oracle EBSでは、請求通貨はこのファクトのドキュメント通貨になります。
注意: ドラフト請求を生成するために単一プロジェクト用の「PRC: Generate Draft Invoices」やプロジェクト範囲用の「PRC: Generate Draft Invoices」、または請求を売掛金に転送するための「PRC: Interface streamline Process」など、Oracle EBS同時実行プログラムは、ETLを実行してデータ・ウェアハウスをロードする前に実行する必要があります。 |
請求ファクトの基準日付。このファクト表の基準日付はGL日付で、PA_DRAFT_INVOICES_ALLテーブルから入手できます。この日付は、グローバル為替レートの計算にも使用されます。
請求ファクトのドメイン値について。請求ステータスはドメイン値としてモデル化されており、domainValues_Project_ InvoiceRevenue_ Status_ora11i.csvを使用して構成できます。このファイルの構成方法の詳細は、第15.2.2.6項「domainValues_Project_InvoiceRevenue_Status_oraVersion.csvの構成方法」を参照してください。
請求明細タイプもドメイン値としてモデル化されており、domainValues_Project_ Invoice_Line_ Type_ora11i.csvファイルを使用して構成できます。このファイルの構成方法の詳細は、第15.2.2.7項「domainValues_Project_Invoice_Line_Type_oraVersion.csvの構成方法」を参照してください。
保有ファクト。保有ファクト表(W_PROJ_RETENTION_F)には、保有請求指標に関する集計情報が保持されます。これは、Oracle EBSのPA_SUMMARY _PROJECT_ RETNテーブルに基づいています。ETLジョブを実行する前に、Oracle EBSで「PRC: Refresh Project Summary Amounts」プロセスを実行して、このテーブルを更新する必要があります。そうでない場合、請求明細ファクト表のデータと集計された保有ファクト表のデータの整合がとれなくなります。
デフォルトで、メタデータ・リポジトリ(RPD)内のこのテーブルに基づく論理表ソースは無効になっています。このテーブルを使用する場合は有効化する必要があります。そのためには、Oracle BI Administration Toolを使用してRPDを開き、「Business Model and Mapping」レイヤーの「Fact - Project Billing」の下のFact_W_PROJ_RETENTION_F_Project_Retention LTSに移動して、「Disabled」オプションの選択を解除します。
DACでは、デフォルトでは対応するETLタスクは無効化されていません。このため、このファクト表を使用しない場合は、DACでOracle 11510およびOracle R12コンテナにアクセスし、SDE_ORA_ProjectRetentionタスクを無効化してください。さらに、DACのDataWarehouseコンテナにアクセスし、次のタスクも無効化します。
SIL_ProjectRetention_Fact
SIL_ProjectRetentionFact_IdentifyDelete
SIL_ProjectRetentionFact_SoftDelete
Oracle EBS用のProject AnalyticsのETLパフォーマンスは、Oracleデータベース・オプティマイザのハッシュ結合を使用することで向上できます。Informaticaで、表15-4に示したそれぞれのマッピングに対して$$HINT1パラメータを構成します。
注意: この構成が適用されるのはOracleデータベースのみです。デフォルトでは、このパラメータは空白になっています。 |
表15-4 Oracle EBS用にProject Analyticsのパフォーマンスを向上させるためのパラメータ
マッピング | $$HINT1パラメータ |
---|---|
SDE_ORA_ProjectCostLine_Fact |
|
SDE_ORA_ProjectInvoiceLine_Fact |
|
SDE_ORA_ProjectFundingHeader_Fact |
|
この項では、データの完全ロードを実行する前に、PeopleSoftに適用される構成手順について説明します。内容は次のとおりです。
第15.2.3.2項「Oracle Project Analytics用のドメイン値とCSVワークシート・ファイルの構成について」
第15.2.3.5項「プロジェクト・ディメンションに対してプロジェクト・タイプ・クラス・コードのドメイン値を構成する方法」
PeopleSoft用のOracle Project Analyticsは、次に示すPeopleSoft Project Analyticsエリアについて、増分ロード・プロセスに対する固定ステージ戦略を使用して配布されます。
予算
売上
コスト
これらの分析エリアに関するPeopleSoftソース・システムのテーブルでは、日付列の更新の信頼性が高くありません。そのため、標準的な増分ロード・プロセスを使用できないのです。
固定ステージ戦略により、これらのテーブルからデータを増分的にロードできます。固定ステージのワークフローでは、実行のたびにOLTPからOLAPへの完全抽出が実行されます。OLAP固定ステージ・テーブルにレコードが追加されるか、OLAP固定ステージ・テーブルの完全ロードが実行されるたびに、固定ステージ・テーブルの日付が現在のシステム日付に更新されます。OLAP固定ステージ・テーブルにレコードがすでに存在し、OLTP内で更新済である場合も、やはり日付は現在のシステム日付に更新されます。固定ステージ・テーブルにデータが移入されたら、ETLが実行され、新規または更新済のレコードのみが固定ステージ・テーブルからファクト・ステージング・テーブルに抽出されます。
増分ロード用に固定ステージを使用する利点は、前回のETLの実行より後に変更されたファクト・ステージング・テーブル内のレコードのみをシステムが更新することです。固定ステージ・テーブルは、データベース内に追加の領域を必要とします。このためOracleでは、ETLプロセスを固定ステージではなく非固定ステージで実行する(ETLの実行のたびに完全抽出と完全ロードを行う)ように構成するオプションを用意しています。
個々のエリア(予算、コスト、収益)に対して、固定ステージまたは非固定ステージを構成できます。ただし、どのエリアも、固定ステージと非固定ステージの両方を使用できるように構成できません。
予算、収益またはコストに対して非固定ステージを構成する方法は次のとおりです。
DACで、「Design」ビューに移動して、適切なカスタム・コンテナをドロップダウン・リストから選択します。
「Subject Areas」タブで、「Projects Subject」エリアを選択します。
非固定ステージに変更するエリアに応じて、次のいずれかの構成タグを追加します。
Project_NonPersistedStage_Budget
Project_NonPersistedStage_Cost
Project_NonPersistedStage_Revenue
非固定ステージの構成タグを追加したそれぞれのタグで、固定ステージの構成タグを削除します。
たとえば、次のタグのいずれか、またはすべてを削除します。
Project_PersistedStage_Budget
Project_PersistedStage_Cost
Project_PersistedStage_Revenue
「Projects Subject」エリアを再アセンブルします。
この手順は、更新後のタグを保存するために実行する必要があります。
該当バージョンのPeopleSoft実行計画を再構築します。たとえば、「Projects - PeopleSoft 8.9」です。
注意: 固定ステージに戻すには、この手順の逆の手順を実行します。つまり、非固定ステージの構成タグを削除して、固定ステージの構成タグを追加します。 |
生成された値リストを変更または拡張する場合は、ソース・システムの値をドメイン値にマップすることによって、Oracle Project AnalyticsにCSVファイルを構成する必要があります。
次からの各項では、ソース・システムから値リストを抽出し、それらを生成された値と比較する方法について説明します。値リストが生成された値と異なる場合は、ドメイン値とCSVワークシート・ファイルを手順に従って構成する必要があります。
表15-5 Oracle Project AnalyticsおよびPeopleSoft用のドメイン値とCSVワークシート・ファイル
ワークシート・ファイル名 | 説明 | セッション |
---|---|---|
domainValues_Resource_Class_XACT_TYPE_D_PSFT.csv |
トランザクション・タイプと、Oracle PSFT 89/90アプリケーションに対応するドメイン値の一覧です。このファイルの値の更新方法については、第15.2.3.3項「トランザクション・タイプのディメンションに対してリソース・クラスのドメイン値を構成する方法」を参照してください。 |
SDE_PSFT_TransactionTypeDimension_ResourceClass |
domainValues_Project_Invoice_Line_Type_psft.csv |
トランザクション・タイプと、Oracle PSFT 89/90アプリケーションに対応するドメイン値の一覧です。このファイルの値の更新方法については、第15.2.3.4項「トランザクション・タイプのディメンションに対して請求明細のドメイン値を構成する方法」を参照してください。 |
SDE_PSFT_TransactionTypeDimension_InvoiceLineType |
domainValues_Project_Type_Class_code_psft.csv |
プロジェクト・タイプと、Oracle PSFT 89/90アプリケーションに対応するドメイン値の一覧です。このファイルの値の更新方法については、第15.2.3.5項「プロジェクト・ディメンションに対してプロジェクト・タイプ・クラス・コードのドメイン値を構成する方法」を参照してください。 |
SDE_PSFT_CodeDimension_Project_Project_Type |
domainValues_Project_Status_code_psft.csv |
プロジェクト・ステータスと、Oracle PSFT 89/90アプリケーションに対応するドメイン値の一覧です。このファイルの値の更新方法については、第15.2.3.6項「ステータス・ディメンションに対してプロジェクト・ステータスのドメイン値を構成する方法」を参照してください。 |
SDE_PSFT_StatusDimension_ProjectStatus_Full |
domainValues_transfer_status_code_psft.csv |
転送ステータスと、Oracle PSFT 89/90アプリケーションに対応するドメイン値の一覧です。このファイルの値の更新方法については、第15.2.3.7項「ステータス・ディメンションに対して転送ステータスのドメイン値を構成する方法」を参照してください。 |
SDE_PSFT_StatusDimension_TransferStatus_Full |
domainValues_revenue_status_code_psft.csv |
収益ステータスと、Oracle PSFT 89/90アプリケーションに対応するドメイン値の一覧です。このファイルの値の更新方法については、第15.2.3.8項「ステータス・ディメンションに対して収益ステータスのドメイン値を構成する方法」を参照してください。 |
SDE_PSFT_StatusDimension_RevenueStatus_Full |
domainValues_invoice_status_code_psft.csv |
請求ステータスと、Oracle PSFT 89/90アプリケーションに対応するドメイン値の一覧です。このファイルの値の更新方法については、第15.2.3.9項「ステータス・ディメンションに対して請求ステータスのドメイン値を構成する方法」を参照してください。 |
SDE_PSFT_StatusDimension_InvoiceStatus_Full |
この項では、トランザクション・タイプのディメンションに対してリソース・クラスのドメイン値を構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、PeopleSoftソース・システムのリソース・クラス・タイプを特定します。
SELECT FIELDVALUE, XLATSHORTNAME, XLATLONGNAME, LASTUPDDTTM, LASTUPDOPRID FROM PSXLATITEM WHERE FIELDNAME='RESOURCE_CLASS' AND EFF_STATUS = 'A';
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Resource_Class_XACT_TYPE_D_PSFT.csvを開きます。
テキスト・エディタのビューでは、レコードごとに改行され、属性はカンマ区切りで表示されます。レコードは、最終更新行の後で改行して開始されます。
SQLの結果から参照コードと説明をコピーして、CSVファイルのSOURCE_TYPE_CODE列とSOURCE_TYPE_NAME列にそれぞれコピーします。
6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
各FIELDVALUEをXACT_TYPE_CODE列にマッピングします。
それぞれに対応するW_XACT_TYPE_CODEとW_XACT_TYPE_DESCを入力します。
トランザクション・タイプとリソース・クラスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、トランザクション・タイプのディメンションに対して請求明細のドメイン値を構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、PeopleSoftソース・システムの請求明細タイプを特定します。
SELECT FIELDVALUE, XLATSHORTNAME, XLATLONGNAME, LASTUPDDTTM, LASTUPDOPRID FROM PSXLATITEM WHERE FIELDNAME='LINE_TYPE' AND EFF_STATUS = 'A';
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Invoice_Line_Type_psft.csvファイルを開きます。
このCSVファイルをテキスト・エディタで開くと、レコードごとに改行され、属性はカンマ区切りで表示されます。レコードは、最終更新行の後で改行して開始されます。
SQLの結果から参照コードと説明をコピーして、CSVファイルのSOURCE_TYPE_CODE列とSOURCE_TYPE_NAME列にそれぞれコピーします。
6行目以降のデータをコピーしてください。カンマを使用してエントリを区切ります。
次の各値をSQLの問合せ結果からCSVファイルにマッピングします。
FIELDVALUEをXACT_TYPE_CODE列にマッピング
XLATSHORTNAMEをXACT_TYPE_NAME列にマッピング
XLATLONGNAMEをXACT_TYPE_DESC列にマッピング
それぞれに対応するW_XACT_TYPE_CODEとW_XACT_TYPE_DESCを入力します。
これらのドメイン値はユーザー定義です。
請求明細タイプ、トランザクション・タイプのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、プロジェクト・ディメンションに対してプロジェクト・タイプ・クラス・コードのドメイン値を構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、プロジェクト・ディメンションのプロジェクト・タイプ・クラス・コードを特定します。
SELECT T.PROJECT_TYPE||'~'||T.SETID AS PROJECT_TYPE, T.DESCR FROM PS_PROJ_TYPE_TBL T WHERE T.EFFDT = (SELECT MAX(EFFDT) FROM PS_PROJ_TYPE_TBL T1 WHERE T1.SETID = T.SETID AND T1.PROJECT_TYPE = T.PROJECT_TYPE AND T1.EFFDT <= CURRENT_TIMESTAMP GROUP BY T1.SETID, T1.PROJECT_TYPE)
注意: PeopleSoftにはプロジェクト・タイプ・クラスに直接対応する値は存在しないので、このフラット・ファイルを使用してこの列に使用する値を指定する必要があります。このフラット・ファイルはPROJECT_TYPE_CLASS_CODEとW_PROJECT_TYPE_CLASS_CODEに移入されます。このフラット・ファイルはW_PROJECT_TYPE_CLASS_DESC列にも移入されます。 |
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Type_Class_code_psft.csvファイルを開きます。
PROJECT_TYPE列のデータをCSVファイルのROJECT_TYPE_CLASS_CODE列にコピーします。
各プロジェクト・タイプ・クラスを1つのドメイン値にマッピングします。
プロジェクト・タイプ・クラス・コードのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
各プロジェクト・タイプ・クラスをCAPITALIZABLE_FLG列のYまたはNの値にマッピングします。プロジェクト・タイプ・クラスが資本化可能と考えられる場合は、Yを入力します。それ以外の場合はNを入力します。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、ステータス・ディメンションに対してプロジェクト・ステータスのドメイン値を構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、プロジェクト・ディメンションのプロジェクト・タイプ・クラス・コードを特定します。
SELECT T.PROJECT_STATUS ||'~'||T.SETID, T.DESCR, T.PROCESSING_STATUS, UPPER(P.XLATSHORTNAME) AS PROCESSING_STATUS_DESC FROM PS_PROJ_STATUS_TBL T, PSXLATITEM P WHERE T.PROCESSING_STATUS = FIELDVALUE AND FIELDNAME = 'PROCESSING_STATUS' AND T.EFFDT = (SELECT MAX(EFFDT) FROM PS_PROJ_STATUS_TBL X WHERE X.EFFDT <= SYSDATE AND X.PROJECT_STATUS=T.PROJECT_STATUS AND X.SETID = T.SETID GROUP BY X.SETID, X.PROJECT_STATUS) AND P.EFFDT = (SELECT MAX(EFFDT) FROM PSXLATITEM X1 WHERE X1.EFFDT <= SYSDATE AND X1.FIELDNAME = 'PROCESSING_STATUS' AND X1.FIELDVALUE = P.FIELDVALUE AND X1.EFF_STATUS = 'A' GROUP BY FIELDNAME)
PeopleSoftでは、ステータス・コードにプロジェクト・ステータス、サブステータス・コードに処理ステータスを使用します。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Status_code_psft.csvファイルを開きます。
PROJECT_STATUS列のデータをCSVファイルのSTATUS_CODE列にコピーします。
PROCESSING_STATUS_DESC列のデータをCSVファイルのW_SUBSTATUS列とW_SUBSTATUS_DESC列にコピーします。
各プロジェクト・ステータスを1つのドメイン値にマッピングします。
プロジェクト・ステータスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、ステータス・ディメンションに対して転送ステータスのドメイン値を構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、ステータス・ディメンションの転送ステータス・コードを特定します。
SELECT FIELDVALUE AS TRANSFER_STATUS, EFF_STATUS, XLATSHORTNAME AS TRANSFER_ STATUS_NAME FROM PSXLATITEM WHERE FIELDNAME = 'GL_DISTRIB_STATUS' AND EFFDT <= SYSDATE
PeopleSoftでは、転送ステータスにGL配分ステータスを使用します。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_transfer_status_code_psft.csvファイルを開きます。
TRANSFER_STATUS列のデータをCSVファイルのSTATUS_CODE列にコピーします。
各転送ステータスを1つのドメイン値にマッピングします。
転送ステータスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
ステータス・ディメンションの収益ステータス・レコードのソースは、sourceValues_revenue_status_code_psft.csvフラット・ファイルです。これらの値は、システム・コードであるGL_DISTRIB_STATUSとBI_DISTRIB_STATUSに基づいて導出されます。これらの値は、GLステータスと請求ステータスがD配分であるかどうかに基づいて決定されます。
ステータス・ディメンションに対して収益ステータスのドメイン値を構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_revenue_status_code_psft.csvファイルを開きます。
STATUS_CODE列のデータをCSVファイルのSTATUS_CODE列にコピーします。
各収益ステータスを1つのドメイン値にマッピングします。
収益ステータスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、ステータス・ディメンションに対して請求ステータスのドメイン値を構成する方法について説明します。
次のSQLを使用して、ステータス・ディメンションの請求ステータス・コードを特定します。
SELECT DISTINCT FIELDVALUE AS INVOICE_STATUS, EFF_STATUS, XLATSHORTNAME AS INVOICE_STATUS_DESC FROM PSXLATITEM WHERE FIELDNAME = 'BILL_STATUS'
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_invoice_status_code_psft.csvファイルを開きます。
INVOICE_STATUS列のデータをCSVファイルのSTATUS_CODE列にコピーします。
各請求ステータスを1つのドメイン値にマッピングします。
請求ステータスのドメイン値の詳細は、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
コスト予算は、プロジェクトのコスト予算分析グループ内のすべての分析タイプのプロジェクト・コストから抽出されます。この項で説明する次のいずれか、または両方の構成を実行しないかぎり、抽出されたすべてのコスト予算は予算ファクト表に原価としてロードされます。
さらに、次の項に示す手順を実行する必要があります。
ETLプロセスでは、file_Project_Budget_Burden_Analysis_Type_psft.csvフラット・ファイルを使用して、プロジェクト予算経費のすべての分析タイプを一覧します。ETLプロセスでは、このフラット・ファイル内に分析タイプが見つかった場合は、プロジェクト予算経費の決定のためにこれ以上他の参照表を参照することはありません。
file_Project_Budget_Burden_Analysis_Type_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるfile_Project_Budget_Burden_Analysis_Type_psft.csvファイルを開きます。
プロジェクト予算経費と見なされる分析タイプのリストを入力します。形式はXXX,1です。このXXXは分析タイプです。1は、プロジェクト予算経費であることを示す戻り値として使用されます。
次に、分析タイプBURおよびBRDがプロジェクト予算経費である場合のコスト分類の例を示します。
BUR,1 BRD,1
ファイルを保存して閉じます。
ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せに基づいてプロジェクト予算経費を特定するには、次のフラット・ファイルを構成する必要があります。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csv
ETLプロセスではこのフラット・ファイルを使用して、参照に使用される列(ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリ)を指定します。実装に対してこの参照を実行するかどうかは、DACパラメータによって決まります。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_psft.csv
ETLプロセスではこのフラット・ファイルを使用して、プロジェクト予算経費に使用するソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せをすべて一覧します。
注意: プロジェクト予算とプロジェクト・コストの両方で、これらのフラット・ファイルとDACパラメータを使用して経費が特定されます。実装において予算とコスト間で要件が異なる場合は、これらのファイルをカスタマイズできます。 |
プロジェクト・コストの構成方法の詳細は、第15.2.3.11項「プロジェクト・コストの構成方法」を参照してください。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\SrcFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesなど)にあるfile_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csvファイルを開きます。
RowIDが1の行を1行のみ入力します。経費として評価される値の組合せを表す各列にYを入力します。その列は次のとおりです。
Row ID
Source Type
カテゴリ
Subcategory
次の例では、ソース・タイプとカテゴリの組合せの使用方法を示します。
1,Y,Y,
ファイルを保存して閉じます。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるfile_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_psft.csvファイルを開きます。
経費と見なされるリソース・タイプ、リソース・カテゴリ、リソース・サブカテゴリの組合せのリストを入力します。形式は次のとおりです。
XXXXX,XXXXX,XXXXX,1
XXXXXは、リソース・タイプ、リソース・サブカテゴリ、リソース・サブカテゴリの組合せを表しています。
1は、プロジェクト予算経費であることを示す戻り値です。参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。ワイルドカードはサポートされていません。
次に、ソース・タイプG&AまたはFRNGがプロジェクト予算経費である場合のコスト分類の例を示します。
G&A,,,1 FRNG,,,1
注意: このCSVファイルはfile_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csv構成ファイルと組み合せて使用します。この例では、この構成ファイルに値(1,Y)が格納されます。 |
前述の構成例の場合、次に示すソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの組合せによるプロジェクト・コスト・レコードがプロジェクト予算経費と見なされます。
Source Type | カテゴリ | Subcategory |
---|---|---|
G&A | - | - |
FRNG | LUX | TEMP |
FRNG | BONUS | - |
注意: 参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。参照では、構成ファイル内でYになっている列を使用します。 |
ファイルを保存して閉じます。
この項では、プロジェクト予算分析を構成する方法について説明します。
DACで、「Design」ビューに移動して、適切なカスタム・コンテナをドロップダウン・リストから選択します。
DACへのログイン方法については、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのインストレーション・ガイドを参照してください。
「Source System Parameters」タブを表示します。
次のパラメータを設定します。
パラメータ名 | 説明 |
---|---|
$$BURDEN_ANALYSIS_TYPE | このパラメータは、参照用の経費として分析タイプを指定するために使用します。有効な値は次のとおりです。
|
$$BURDEN_TYPECATSUB | このパラメータは、参照用の経費として、ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せを指定するために使用します。有効な値は次のとおりです。
|
注意: $$BURDEN_ANALYSIS_TYPEと$$BURDEN_TYPECATSUBパラメータは、プロジェクト予算分析とプロジェクト・コスト分析の両方に使用します。プロジェクト予算用のこれらのパラメータを変更すると、プロジェクト・コストに影響します。 |
コスト実績は、プロジェクトのコスト実績分析グループ内のすべての分析タイプのプロジェクト・コストから抽出されます。
次のいずれか、または両方の構成を実行しないかぎり、抽出されたすべてのコストはコスト・ファクト明細テーブルに原価としてロードされます。
次のいずれか、または両方の構成を実行しないかぎり、抽出されたすべてのコストはコスト・ファクト明細テーブルにリソース・クラスが割り当てられない状態でロードされます。
さらに、次の項に示す手順を実行する必要があります。
ETLプロセスは、file_Project_Cost_Burden_Analysis_Type_psft.csvフラット・ファイルを使用して、プロジェクト・コスト経費のすべての分析タイプを一覧します。ETLプロセスでは、このフラット・ファイル内に分析タイプが見つかった場合は、プロジェクト・コスト経費の決定のためにこれ以上他の参照表を参照することはありません。
分析タイプに基づいてプロジェクト・コスト経費を特定する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるfile_Project_Cost_Burden_Analysis_Type_psft.csvファイルを開きます。
経費と見なされる分析タイプのリストを入力します。形式はXXX,1です。このXXXは分析タイプです。1は、経費であることを示す戻り値です。
次に、分析タイプBURおよびBRDが経費である場合のコスト分類方法の例を示します。
BUR,1 BRD,1
ファイルを保存して閉じます。
ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せに基づいてプロジェクト・コスト経費を特定するには、次のフラット・ファイルを構成する必要があります。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csv
このフラット・ファイルを使用して、参照に使用される列(ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリ)を指定します。実装に対してこの参照を実行するかどうかは、DACパラメータによって決まります。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_psft.csv
このフラット・ファイルを使用して、プロジェクト・コスト経費として使用するソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せをすべて一覧します。
注意: プロジェクト予算とプロジェクト・コストの両方で、これらのファイルとDACパラメータを使用して経費が特定されます。実装においてプロジェクト予算とプロジェクト・コスト間で要件が異なる場合は、これらのファイルをカスタマイズできます。 |
プロジェクト予算の構成方法の詳細は、第15.2.3.10項「プロジェクト予算の構成方法」を参照してください。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\SrcFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesなど)にあるfile_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csvファイルを開きます。
RowIDが1の行を1行のみ入力します。プロジェクト・コスト経費として評価される値の組合せを表す各列にYを入力します。その列は次のとおりです。
Row ID
Source Type
カテゴリ
Subcategory
次の例では、ソース・タイプとカテゴリの組合せの使用方法を示します。
1,Y,Y
ファイルを保存して閉じます。
file_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるfile_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_psft.csvファイルを開きます。
プロジェクト・コスト経費と見なされるリソース・タイプ、リソース・カテゴリ、リソース・サブカテゴリの組合せのリストを入力します。形式は次のとおりです。
XXXXX,XXXXX,XXXXX,1
XXXXXは、リソース・タイプ、リソース・サブカテゴリ、リソース・サブカテゴリのそれぞれの組合せを表しています。
1は、経費であることを示す戻り値です。参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。ワイルドカードはサポートされていません。
次の例は、ソース・タイプG&AまたはFRNGがプロジェクト・コスト経費である場合のコストの分類方法を示しています。
G&A,,,1
FRNG,,,1
注意: このCSVファイルはfile_Project_Cost_Burden_TypeCatSub_config_psft.csv構成ファイルと組み合せて使用します。この例では、この構成ファイルに値(1,Y)が格納されます。
前述の例の場合、次に示すソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの組合せによるプロジェクト・コスト・レコードがプロジェクト・コスト経費と見なされます。
Source Type | カテゴリ | Subcategory |
---|---|---|
G&A | - | - |
FRNG | LUX | TEMP |
FRNG | BONUS | - |
参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。参照では、構成ファイル内でYになっている列を使用します。
ファイルを保存して閉じます。
ETLプロセスは、domainValues_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_psft.csvフラット・ファイルを使用して、リソース・クラスをプロジェクト・コスト・レコードに割り当てます。ETLプロセスでは、このフラット・ファイル内にリソース・クラスが見つかった場合は、プロジェクト・コストのリソース・クラスの決定のためにこれ以上他の参照表を参照することはありません。
ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せに基づいてリソース・クラスを特定するには、次のフラット・ファイルを構成する必要があります。
file_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_config_psft.csv
このファイルを使用して、参照に使用される列(ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリ)を指定します。実装に対してこの参照を実行するかどうかは、DACパラメータによって決まります。
domainValues_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_psft.csv
ETLプロセスではこのフラット・ファイルを使用して、リソース・クラスに使用するソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せをすべて一覧します。file_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_config_psft.csvファイルで選択した列の値のみを入力します。フラット・ファイルにはすべての列を含む必要があり、選択されていない列に値を格納できません。各行は末尾の値によって人(L)なのか機器(A)なのか識別する必要があります。
file_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_config_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\SrcFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesなど)にあるfile_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_config_psft.csvファイルを開きます。
RowIDが1の行を1行のみ入力します。リソース・クラスを割り当てられる値の組合せを表す各列にYを入力します。その列は次のとおりです。
Row ID
Source Type
カテゴリ
Subcategory
次の例では、ソース・タイプとカテゴリの組合せの使用方法を示します。
1,Y,Y,
この例では、domainValues_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_psft.csvに格納されているソース・タイプとカテゴリの組合せが、値が一致したときに人または機器に分類されます。
ファイルを保存して閉じます。
domainValues_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_psft.csvファイルを開きます。
人または機器のリソース・クラスと見なされるリソース・タイプ、リソース・カテゴリ、リソース・サブカテゴリの組合せを入力します。リソース・クラスが人(People)の場合は、末尾の値としてLを入力します。リソース・クラスが機器(Equipment)の場合は、末尾の値としてAを入力します。形式は次のとおりです。
XXXXX,XXXXX,XXXXX,X
参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。ワイルドカードはサポートされていません。
次に、ソース・タイプLABORまたはSUBCN(カテゴリなし)が人件費であり、ソース・タイプDIRCT(HRDWRカテゴリ)が機器にかかるコストである場合のコスト分類の例を示します。
LABOR,,,L
SUBCN,,,L
DIRCT,HRDWR,,A
注意: このCSVファイルはfile_Project_Cost_Resource_Class_TypeCatSub_config_psft.csv構成ファイルと組み合せて使用します。この例では、この構成ファイルに値(1,Y,Y,)が格納されます。 |
前述の例の場合、次に示すソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの組合せによるプロジェクト・コスト・レコードがリソース・クラスに分類されます。
Source Type | カテゴリ | Subcategory | リソース・クラス |
---|---|---|---|
LABOR | - | - | People |
LABOR | TEMP | - | - |
SUBCN | - | - | People |
SUBCN | ANAL | - | - |
DIRCT | - | - | - |
DIRCT | HRDWR | - | Equipment |
注意: 参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。参照では、構成ファイル内でYになっている列を使用します。
リソース・クラス・タイプのフラット・ファイル内にリソース・クラスが見つかった場合は、リソース・クラスの決定のためにこれ以上他の参照表を参照することはありません。
ファイルを保存して閉じます。
ETLプロセスは、domainValues_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_psft.csvフラット・ファイルを使用して、リソース・クラスをプロジェクト・コスト・レコードに割り当てます。
Chartfieldの値の組合せに基づいてリソース・クラスを割り当てるには、次のフラット・ファイルを構成する必要があります。
file_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_config_psft.csv
このフラット・ファイルを使用して、参照に使用されるChartfield列を指定します。実装でこの参照を実行するかどうかは、DACパラメータによって決まります。
domainValues_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_psft.csv
このフラット・ファイルを使用して、すべてのChartFieldの値の組合せをリソース・クラスに割り当てます。file_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_config_psft.csvファイルで選択した列の値のみを入力します。フラット・ファイルにはすべての列を含む必要があり、選択されていない列に値を格納できません。各行は末尾の値によって人(L)なのか機器(A)なのか識別する必要があります。
file_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_config_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\SrcFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesなど)にあるfile_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_config_psft.csvファイルを開きます。
RowIDが1の行を1行のみ入力します。リソース・クラスを割り当てられる値の組合せを表す各列にYを入力します。その列は次のとおりです。
Row ID
勘定科目
代替勘定科目
業務ユニット
Fund
Dept ID
Program
Class
予算
プロジェクト
Business Unit
プロジェクト
Activity
Source Type
カテゴリ
Subcategory
関係会社
Affiliate 1
Affiliate 2
チャートフィールド1
チャートフィールド2
チャートフィールド3
次の例では、資金コードとプログラムの組合せの使用方法を示します。
,,,Y,,Y,,,,,,,,,,,,,,,
この例では、domainValues_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_psft.csvに格納されている資金コードとプログラム・コードの組合せが、値が一致したときに人または機器に分類されます。
ファイルを保存して閉じます。
domainValues_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_psft.csvファイルを構成する手順は次のとおりです。
テキスト・エディタを使用して、$PMServer\LkpFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesなど)にあるdomainValues_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_psft.csvファイルを開きます。
人または機器のリソース・クラスと見なされるChartFieldの組合せを入力します。リソース・クラスが人(People)の場合は、末尾の値としてLを入力します。リソース・クラスが機器(Equipment)の場合は、末尾の値としてAを入力します。形式は次のとおりです。
X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X,X
XはChartfieldの組合せを表しています。
参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。ワイルドカードはサポートされていません。
次に、資金コードFND01とプログラム・コードP2008が人件費である場合のコスト分類方法の例を示します。
,,,FND01,, P2008,,,,,,,,,,,,,,,,L
注意: このCSVファイルはfile_Project_Cost_Resource_Class_ChartField_config_psft.csv構成ファイルと組み合せて使用します。この例では、この構成ファイルに値(,,,Y,,Y,,,,,,,,,,,,,,,)が格納されます。 |
前述の例の場合、資金コードFND01およびプログラム・コードP2008のプロジェクト・コスト・レコードが人員のリソース・クラスに分類されます。
参照値の組合せをそれぞれ指定する必要があります。構成ファイル内でYになっている列が参照の対象になります。
ファイルを保存して閉じます。
この項では、プロジェクト・コスト分析を構成する方法について説明します。
DACで、「Design」ビューに移動して、適切なカスタム・コンテナをドロップダウン・リストから選択します。
DACへのログイン方法については、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのインストレーション・ガイドを参照してください。
「Source System Parameters」タブを表示します。
次のパラメータを設定します。
パラメータ名 | 説明 |
---|---|
$$BURDEN_ANALYSIS_TYPE | このパラメータは、参照用の経費として分析タイプを指定するために使用します。有効な値は次のとおりです。
|
$$BURDEN_TYPECATSUB | このパラメータは、参照用の経費として、ソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せを指定するために使用します。有効な値は次のとおりです。
|
$$RESOURCE_CLASS_TYPECATSUB | このパラメータは、参照用のリソース・クラスを決定するためのソース・タイプ、カテゴリ、サブカテゴリの値の組合せを指定するために使用します。有効な値は次のとおりです。
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$$RESOURCE_CLASS_CHARTFIELD | このパラメータは、参照用のリソース・クラスを決定するためのChartFieldの値の組合せを指定するために使用します。有効な値は次のとおりです。
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注意: $$BURDEN_ANALYSIS_TYPEと$$BURDEN_TYPECATSUBパラメータは、プロジェクト・コスト分析とプロジェクト予算分析の両方に使用します。プロジェクト・コスト用のこれらのパラメータを変更すると、プロジェクト予算に影響します。 |
ディメンション表「Dim - Date Fiscal Calendar」の論理表ソース「Dim_W_MCAL_PERIOD_D_Fiscal_Period」が有効であることを確認する必要があります。また、収益ファクト表のPeriod_Widには値が移入されないので、特定の物理レイヤー結合を削除する必要もあります。
Project Analyticsの論理表ソースを更新して、物理レイヤー結合を削除する手順は次のとおりです。
管理ツールを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE\bifoundation\OracleBIServerComponent\coreapplication_ obisn\repository
「Business Model and Mapping」レイヤーに移動して、「Core」ビジネス・モデルを開きます。
「Dim - Date Fiscal Calendar」論理表が表示されるまでスクロールして、そのSourcesフォルダを開きます。
論理表ソースの一覧で、Dim_W_MCAL_PERIOD_D_Fiscal_Periodを右クリックします。
「Properties」を選択します。
「Properties」ダイアログの「General」タブを表示して、「Disabled」オプションが選択されていないことを確認します。
「OK」をクリックします。
「Physical」レイヤーで、次の結合を削除します。
Dim_W_MCAL_PERIOD_D_Fiscal_Period.ROW_WID = Fact_W_PROJ_REVENUE_HDR_F_Revenue_Header.GL_ACCOUNTING_PERIOD_WID
Dim_W_MCAL_PERIOD_D_Fiscal_Period.ROW_WID = Fact_W_PROJ_REVENUE_LINE_F_Revenue_Lines.GL_ACCOUNTING_PERIOD_WID
Dim_W_MCAL_PERIOD_D_Project_Period.ROW_WID = Fact_W_PROJ_REVENUE_HDR_F_Revenue_Header.PROJ_ACCOUNTING_PERIOD_WID
Dim_W_MCAL_PERIOD_D_Project_Period.ROW_WID = Fact_W_PROJ_REVENUE_LINE_F_Revenue_Lines.PROJ_ACCOUNTING_PERIOD_WID
図15-1に、削除する必要のある結合を示します。
図15-1 PeopleSoft用に削除する必要があるOracle Project Analyticsの物理結合
リポジトリを保存します。
Oracle BIサーバーを再起動します。
Oracle BI EEキャッシュをクリアします。
Project Analyticsのすべてのファクト表は、営業単位(ビジネス・ユニット)ごとにセキュリティ保護されています。このセキュリティ・フィルタはOU_ORGセッション変数を使用します。この変数は、ユーザーがOLTPシステムでアクセス可能な営業単位のリストによって初期化されます。各ファクト・レポートにはさらに結合が追加され、ユーザーがアクセス可能なプロジェクト営業単位によって所有されているプロジェクトのトランザクション・データのみが、レポートに表示されます。ディメンション・レポートはフィルタによって保護されません。
PeopleSoftによるディメンションへのセキュリティの追加方法と、営業単位ベースのセキュリティの実装手順については、Oracle Business Intelligence Applicationsセキュリティ・ガイドを参照してください。
資金は資金明細に基づいており、資金明細とはプロジェクトやタスクに対して作成された割当てを表します。明細レベルの資金情報はプロジェクト資金明細ファクト(W_PROJ_ FUNDING_ LINE_F)内に保持されています。PeopleSoft Enterpriseは、契約詳細テーブルPS_CA_DETAILに基づく契約金額のみをソースにします。
プロジェクト資金ヘッダー・ファクト(W_PROJ_FUNDING_HDR_F)には、PeopleSoft Enterpriseの契約ごとに追加集計された契約金額指標が格納されています。
資金ファクトの基準日付。OLTPアプリケーションではGL日付も資金割当て日付も移入されません。したがってデータ・ウェアハウスでは、PeopleSoft EnterpriseのGL日付と資金割当て日付は、最終更新日付スタンプに基づいており、プロジェクト営業単位のGLカレンダを使用します。これにより、GLカレンダに対する相互機能分析が可能になります。たとえば、資金ファクトにGL日付が存在しない場合、会計年度による資金および請求の相互分析ができません。GLカレンダに基づく分析を実行しない顧客は、企業カレンダに基づく分析ができます。
注意: GL日付(最終更新日付スタンプ)はこのテーブルの基準日付で、グローバルな為替レートの計算にも使用します。 |
保有ファクト表(W_PROJ_RETENTION_F)には、保有請求指標に関する集計情報が保持されます。デフォルトで、メタデータ・リポジトリ(RPD)内のこのテーブルに基づく論理表ソースは無効になっています。このテーブルを使用する場合は、Oracle BI Administration Toolを使用してRPDを開き、有効にする必要があります。Administration Toolで、「Business Model and Mapping」レイヤーの「Fact - Project Billing」の下にあるFact_W_PROJ_RETENTION_F_Project_Retention LTSにアクセスして、「Disabled」オプションの選択を解除します。
DACでは、デフォルトでは対応するETLタスクは無効化されていません。このため、このファクト表を使用しない場合は、DACでPeopleSoft 8.9およびPeopleSoft 9.0コンテナにアクセスし、次のタスクを無効化してください。
SDE_PSFT_ProjectRetentionFact
SDE_PSFT_ProjectRetentionFact_Primary
さらに、DACのDataWarehouseコンテナにアクセスし、次のタスクも無効化します。
SIL_ProjectRetention_Fact
SIL_ProjectRetentionFact_IdentifyDelete
SIL_ProjectRetentionFact_SoftDelete
この項には次のトピックが含まれます:
Project Analytics用のユニバーサル・アダプタを使用すると、分析用のプロジェクト処理アプリケーションに事前パッケージされたビジネス・アダプタが使用できない場合に、これらのアプリケーションからデータを抽出できます。特定のソース・システムに対してのみ使用できる事前パッケージのビジネス・アダプタと異なり、Project Analytics用のユニバーサル・アダプタは、指定されたフラット・ファイル形式で提示できるソース・データであるかぎり、どのソース・データに対しても使用可能です。
プロジェクトのソース・データは、カスタム・アプリケーションやレガシー・システムにも存在する可能性があります。
Project Analytics用のユニバーサル・アダプタは、Oracle Project Analyticsアプリケーションの一部として提供されます。
Project Analytics用のユニバーサル・アダプタを使用するには、次の仕様に沿ったフラット・ファイルでソース・データを提示する必要があります。
データは、カンマ区切り形式(*.csvファイル)である必要があります。
日付値は、すべてYYYYMMDDHH24MISSの形式である必要があります。たとえば、2007年12月31日午後2時3分に対して、20071231140300を使用します。
文字列データ値に1つ以上のカンマが含まれる場合は、二重引用符で囲む必要があります。
データは各ファイルの6行目から開始する必要があります。ETLプロセスでは各ファイルの最初の5行はスキップされます。
Oracle Business Intelligence Applicationsでは、サポートされる各ソース・ファイル・タイプについて、サンプル・ソース・ファイルを提供しています。通常は、各サンプル・ソース・ファイルにはサンプル・データ行が格納されています。サンプル・ソース・ファイルは、MW_HOME\biapps\dwrep\Informatica\Sample Universal Source Filesにあります。
Project Analyticsのユニバーサル・アダプタ用のサンプル・ソース・ファイルは次のとおりです。
FILE_BUDGET.csv
FILE_EVENT_DS.csv
FILE_FINANCIAL_RESOURCE_DS.csv
FILE_MFG_RESOURCE_DS.csv
FILE_PROJ_BUDGET_FS.csv
FILE_PROJ_CLASSIFICATION_DS.csv
FILE_PROJ_CONTRACT_DS.csv
FILE_PROJ_COST_LINE_FS.csv
FILE_PROJ_EXP_LINE_FS.csv
FILE_PROJ_FORECAST_FS.csv
FILE_PROJ_FUNDING_HDR_FS.csv
FILE_PROJ_FUNDING_LINE_FS.csv
FILE_PROJ_INVOICE_LINE_FS.csv
FILE_PROJ_RETENTION_FS.csv
FILE_PROJ_REVENUE_LINE_FS.csv
FILE_PROJECT_DS.csv
FILE_TASK_DS.csv
FILE_WORK_TYPE_DS.csv
第15.2.4.3項「Project Analyticsのユニバーサル・アダプタ用のサンプル・ソース・ファイル」に一覧されているCSVファイルの他に次のCSVファイルを構成して、コード・ディメンションが正常にロードされた後、コードと名前の組合せがディメンション表で正しく解決されるようにする必要があります。
file_codes_project_bill_hold.csv
file_codes_project_budget_changereason.csv
file_codes_project_budget_class.csv
file_codes_project_budget_entrylevel.csv
file_codes_project_budget_status.csv
file_codes_project_budget_timephasedtype.csv
file_codes_project_budget_versiontype.csv
file_codes_project_budgettype.csv
file_codes_project_contract_type.csv
file_codes_project_cost_code_type.csv
file_codes_project_event_class.csv
file_codes_project_event_source_code.csv
file_codes_project_expenditure_category.csv
file_codes_project_expenditure_class.csv
file_codes_project_finplantype.csv
file_codes_project_funding_category.csv
file_codes_project_fundingapproval.csv
file_codes_project_invoice_class.csv
file_codes_project_invoice_line_type.csv
file_codes_project_invoice_status.csv
file_codes_project_priority_code.csv
file_codes_project_projecttype.csv
file_codes_project_resource_class.csv
file_codes_project_resource_type.csv
file_codes_project_resource_type_code.csv
file_codes_project_revenue_category.csv
file_codes_project_revenue_distributed.csv
file_codes_project_revenue_status.csv
file_codes_project_role.csv
file_codes_project_securitylevel.csv
file_codes_project_service_type.csv
file_codes_project_status.csv
file_codes_project_task_priority_code.csv
file_codes_project_task_status.csv
file_codes_project_task_type.csv
file_codes_project_transfer_status.csv
file_codes_project_type_class.csv
file_codes_project_uom.csv
ETLの実行時に「Not Null」エラーが発生しないようにするために、原則として数値の列にはデフォルト値の0を、文字列の列には「N/A」または「Unspecified」を使用します。日付フィールドもNullにしてかまいません。
ファクト・ステージング表内の次元IDフィールドには、各種次元のintegration_idを移入する必要があります。そうしないと、そのファクト表の次元IDフィールドがデフォルトで0になるため注意してください。
次のSQLを使用して、DACメタデータからプロジェクトのファクトの外部キー情報を取得します。また、スター・スキーマのダイアグラムとその他の外部キー情報については、Oracle Business Analytics Warehouseデータ・モデル・リファレンスを参照してください。
SELECT A.NAME TBL, B.NAME COL, AA.NAME FK_TBL, BB.NAME FK_COL FROM W_ETL_TABLE A, W_ETL_TABLE_COL B,W_ETL_TABLE AA, W_ETL_TABLE_COL BB WHERE A.ROW_WID = B.TABLE_WID AND B.FK_TABLE_WID = AA.ROW_WID AND B.FK_COL_WID = BB.ROW_WID AND A.NAME LIKE 'W_PROJ%F' AND B.NAME LIKE '%WID' AND B.NAME NOT IN ('ETL_PROC_WID') ORDER BY 1,2;
同様に、プロジェクトが使用する共通の次元(W_INT_ORG_D、W_MCAL_DAY_D、W_MCAL_CONTEXT_G、W_EMPLOYE_D、W_JOB_D、W_INVENTORY_PRODUCT_Dなど)についても、ソース・ファイルから正しく移入する必要があります。
W_MCAL_CONTEXT_Gには、2つの値(GLまたはPROJECTS)を保持するためのクラス・フィールドがあります。ファクト表のプロジェクト会計日付を解決するには、この表にクラス「PROJECTS」のデータが存在する必要があります。
データ・ファイルの作成には、提供されているサンプル・ソース・ファイルを使用することをお薦めします。サンプル・ソース・ファイルの一覧については、第15.2.4.3項「Project Analyticsのユニバーサル・アダプタ用のサンプル・ソース・ファイル」を参照してください。
Project Analyticsのユニバーサル・アダプタ用のデータ・ファイルを作成する手順は次のとおりです。
サンプル・ソース・ファイル(file_xxx.csv)を、MW_HOME\biapps\dwrep\Informatica\Sample Universal Source Filesフォルダから$PMServer\SrcFilesディレクトリ(INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesなど)にコピーします。
各サンプル・ソース・ファイルからサンプルのデータ行を削除します。
ETL実行計画を中断なく実行するためには、INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesディレクトリ内にすべての空のファイルを最初に用意する必要があります。一部のETL実行計画には必要のないタスクが含まれる場合がありますが、タスクによって想定されるソース・ファイルがINFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesディレクトリ内に見つからない場合、ETLの実行で失敗や中断が発生する可能性があります。
INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesディレクトリ内の必要なファイルにデータを移入します。このとき、データが6行目から開始していることを確認してください。
たとえば、予算データをロードするには、file_budget.csvファイルを移入します。
DACで、実行プランを作成してデータをこれらのファイルからロードします。
この項では、Oracle Project Analyticsの追加構成手順について説明します。内容は次のとおりです。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle Project Analyticsは、GLカレンダとプロジェクト・カレンダの両方をサポートしています。大部分のファクトには2つの別々のキーがあり、1つはGLカレンダ日付を指し、もう1つはプロジェクト・カレンダ日付を指しています。Oracle EBSテーブルでは、ファクトは通常GL_DATEとPA_DATEからそれぞれ取得されます。
注意: PeopleSoftでは、GLカレンダとプロジェクト・カレンダは同じです。 |
すべてのファクトで、基準日付はGL日付になります。GL_ACCOUNTING_DT_WIDは複数カレンダのディメンション(W_MCAL_DAY_D)テーブルを指しており、レポートでは異なるカレンダの日付を組み合せることはできないので、すべてのダッシュボードでプロジェクトOUに対してフィルタを適用し、元帳カレンダに正しい日付が記載される必要があります。
PROJ_ACCOUNTING_DT_WIDも同じテーブル(W_MCAL_DAY_D)を指しているので、プロジェクト日付による分析にも同じことが適用されます。ただし、GLカレンダではなくプロジェクト・カレンダが使用されます。
ユーザーは企業カレンダを使用して、営業単位全体のデータを同じ画面に表示ができます。企業日付はW_DAY_Dを指しています。これはデータ・ウェアハウス内のすべての営業単位で同じです。
支出営業単位に関するすべてのデータを表示するレポートを構築する場合、このレポートではGL日付またはプロジェクト日付フィールドではなく、企業日付フィールドを使用する必要があります。1つの支出OUが所有するトランザクションが複数のプロジェクトを参照(相互請求の場合)するために、複数のプロジェクト・カレンダを参照する場合があるからです。営業単位全体のデータを同じ画面に表示するには、企業カレンダを使用できます。
会計カレンダの構成方法については、第3章「共通のエリアと次元の構成」を参照してください。
ダッシュボードではすべての指標が複数通貨でサポートされています。サポートされる通貨タイプは次のとおりです。
トランザクション(ドキュメント)通貨
プロジェクト機能(ローカル)通貨
プロジェクト通貨
3つのグローバル通貨
注意: デフォルトでは、Oracle BI Answersはすべての指標をローカル通貨で表示します。未収収益、売掛未請求、実現利益、実現損失などの一部の指標は、ローカル通貨のみで使用できます。 |
デフォルトで、すべてのプロジェクトのダッシュボードには「通貨タイプ」という名前のプロンプトがあります。このプロンプトの値は、各国通貨、プロジェクト通貨、グローバル1通貨、グローバル2通貨、グローバル3通貨です。これらの値のいずれかを選択し、そのプロンプトの「実行」ボタンをクリックすると、ページ内のすべての金額の値がその特定の通貨に変換され、レポートの「通貨コード」フィールドには選択した通貨タイプに対応する通貨コードが表示されるようになります。
注意: 未収収益などの一部の指標は、プロジェクト通貨では使用できません。 |
同様のプロンプトを追加することで、カスタム・レポートにも同じ機能を追加できます。この機能の拡張方法については、My Oracle Support Webサイトで、複数通貨での動的レポートに関するサポート・ドキュメントを参照してください。
Oracle Project Analyticsで複数通貨のサポートを構成する手順は次のとおりです。
管理ツールを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルは次の場所にあります。
ORACLE_INSTANCE\bifoundation\OracleBIServerComponent\coreapplication_ obisn\repository
「管理」メニューを選択し、「変数」→「リポジトリ」→「静的」の順にクリックします。
GLOBAL1_CURR_CODE、GLOBAL2_CURR_CODE、GLOBAL3_CURR_CODE変数の値を、DACで構成したグローバル通貨に変更します。
デフォルトでは、この通貨は「USD」になっています。グローバル通貨の構成方法については、第3章「共通のエリアと次元の構成」を参照してください。
このセクションには次のトピックが含まれます。
基準予算は予算ファクト(W_PROJ_BUDGET_F)テーブルに抽出されます。このテーブルの単位は予算明細です。
予算指標に対するフィルタの定義。ユーザーは、同じ予算タイプに複数バージョンを作成できます。このため、公開されるすべての指標に、現在の予算と元の予算というフィルタが適用されます。1つのプロジェクト予算には複数バージョンを指定できます。一度に1つのみの予算バージョンを表示するために、現在のバージョンと元のバージョンのそれぞれに指標が表示されます。これらのフラグは予算のバージョン番号に基づいて設定されます。予算に1つのバージョンしか存在しない場合、現在の予算と元の予算には同じ情報が表示されます。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle EBS用のProject Analyticsのディメンションを使用するように、Oracle EBS用の他の分析モジュールを構成できます。この項では、この統合方法について説明します。項目は次のとおりです。
Oracle Project Analyticsでは、デフォルトで、Oracle Procurement and Spend Analyticsとの統合機能が提供されています。この情報を活用することで、プロジェクト取引約定やプロジェクトの調達トランザクションの履歴(プロジェクトからの請求書やそれに関連付けられる購入オーダーなど)を分析できます。ただし、Project Analyticsで取引約定情報を利用するには、Oracle Procurement and Spend Analyticsのライセンスと実装が必要です。
この統合を構成する前に、Oracle EBS用のProcurement and Spend AnalyticsとProject Analyticsの両方のモジュールを構成する必要があります。これら2つのモジュール間の統合を構成する方法については、第4.3.2.2項「Project AnalyticsとProcurement and Spend Analyticsのサブジェクト・エリアとの統合を有効化する方法」を参照してください。
注意: 統合を構成する前に、Oracle Business Analytics Warehouseがリリース7.9.6以上にアップグレード済であることを確認してください。詳細は、『Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
Oracle Project Analyticsでは、デフォルトで、Oracle Financial Analyticsとの統合機能が提供されています。この情報を活用することで、プロジェクト・ユーザーは複数のバケットの各プロジェクトについて、AR請求書とAP請求書の詳細情報をサマリー・レベルで取得し、キャッシュ・フローを把握できます。さらに、売掛金または買掛金情報までドリルダウンして、キャッシュ・フロー問題の原因となる特定の顧客請求またはサプライヤ請求を表示し、問題発生の前に対策を講じることができます。プロジェクト請求書機能は、現在はOracle Financial Analyticsの一部になっています。この機能を利用するには、Oracle Financials Analyticsに対するライセンス契約と、APおよびARモジュールの実装が必要です。
この統合を構成する前に、Oracle EBS用のFinancial AnalyticsとProject Analyticsの両方のモジュールを構成する必要があります。これら2つのモジュール間の統合を構成する方法については、第5.3.2.10項「Project Analyticsの財務サブジェクト・エリアとの統合を有効化する方法」を参照してください。
注意: 統合を構成する前に、Oracle Business Analytics Warehouseがリリース7.9.6以上にアップグレード済であることを確認してください。詳細は、『Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
PeopleSoft用のProject Analyticsのディメンションを使用するように、PeopleSoft用の他の分析モジュールを構成できます。この項では、この統合方法について説明します。項目は次のとおりです。
PeopleSoft用のOracle Project Analyticsでは、デフォルトで、PeopleSoft用のProcurement and Spend Analyticsとの統合機能が提供されています。この統合を実行するには、Oracle Procurement and Spend Analyticsのライセンスと実装が必要です。
この統合を構成する前に、PeopleSoft用のProject AnalyticsとProcurement and Spend Analyticsの両方のモジュールを構成する必要があります。これら2つのモジュール間の統合を構成する方法については、第4.3.3.1項「Project AnalyticsとProcurement and Spend Analyticsのサブジェクト・エリアとの統合を有効化する方法」を参照してください。
注意: 統合を構成する前に、Oracle Business Analytics Warehouseがリリース7.9.6以上にアップグレード済であることを確認してください。詳細は、『Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのアップグレード・ガイド』を参照してください。 |
PeopleSoft用のFinancial Analyticsでは、PeopleSoft用のProject Analyticsのディメンションを使用できます。この統合を実行するには、Oracle Financial Analyticsのライセンスと実装が必要です。
この統合を構成する前に、PeopleSoft用のProject AnalyticsとFinancial Analyticsの両方のモジュールを構成する必要があります。これら2つのモジュール間の統合を構成する方法については、第5.3.3.5項「Project Analyticsの財務サブジェクト・エリアとの統合を有効化する方法」を参照してください。
注意: 統合を構成する前に、Oracle Business Analytics Warehouseがリリース7.9.6以上にアップグレード済であることを確認してください。詳細は、『Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのアップグレード・ガイド』を参照してください。 |