Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batch 11gリリース1 (11.1.1.3.0)
2011年12月
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchは、Oracle TuxedoにリホストされたIBMメインフレーム・アプリケーションをサポートします。それによって実現されるAPIとサービスの組合せは、OLTPおよびBatchメインフレーム・アプリケーションをそのままで実行することを可能にし、ビジネス・ロジックとデータに対する長年の投資を維持活用します。標準の3270ターミナル・エミュレータをサポートしているため、アプリケーション・ユーザーの変更が保護されます。また、開発者がメインフレーム・アプリケーションでよく使用するAPIと関数も提供しています。
結果として、レガシー・メインフレーム・アプリケーションを速やか(および低リスクで)に、COBOLやC/C++アプリケーション・サーバーを実行するオープン・システムに移行できるようになります。これによって、莫大なコスト削減と柔軟性の向上が実現します。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchの主要な機能は次のとおりです。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchのリリース11.1.1.3.0には、次の新機能と機能拡張があります。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchソフトウェアは、次のコンポーネントから構成されています。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batch 11gリリース1 (11.1.1.3.0)のインストールは、Oracle Tuxedoのインストールを必要としませんが、Oracle Tuxedoはランタイムの前提条件です。
詳細情報は、 『Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchインストレーション・ガイド』を参照してください。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batch 11gリリース1 (11.1.1.3.0)のサポート対象プラットフォームのリストは、『Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchインストレーション・ガイド』の「サポート対象のプラットフォーム」にあります。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchを旧リリースから新リリースにアップグレードする場合、CICS COBOLプログラムに対してCICSプリプロセッサを戻してからCOBOLプログラムを再コンパイルする必要があります。
リリース11.1.1.2.1以前からアップグレードする場合は、ARTADMサーバーがCICS Runtimeで構成されていることを確認する必要があります。
次以降の項では、Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS and Batchの制限事項と既知の問題について説明します。
GENERIC
、KEYLENGTH
、UPDATE
、NUMREC
は、サポートされないか、部分的にサポートされません。CICS SEND MAP
およびRECEIVE MAP
コマンドのMAPSET
名として使用できません。