インストレーション・ガイド

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Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for OSI TP製品のインストール

この項では、以下の情報について説明します。

 


インストール前の考慮事項

OSI TP製品をインストールする前に、次のタスクを完了します。

TMA OSI TPをインストールする環境の構成

TMA OSI TP製品をインストールするには、Oracle Tuxedoシステムがインストールされており、使用する環境に正しく構成されていることを確認する必要があります。Tuxedo環境変数の設定については、Tuxedoドキュメントを参照してください。

TMA OSI TPをインストールするには、InstallAnywhereインストール製品でJDKが必要です。JDKはTuxedoと併せてインストールされます。システムPATH環境変数が、TuxedoによってインストールされたJDKの正しいバージョンに設定されていることを確認してください。

Tuxedo環境変数に加え、TMA OSI TPシステムではゲートウェイを再起動、またはosiadminユーティリティを実行する前に、追加の環境変数OSIRUNDIRが必要です。osiadminユーティリティの詳細は、Oracle Tuxedo Mainframe Adapter for OSI TPユーザー・ガイドを参照してください。OSIRUNDIR環境を設定せずにゲートウェイを起動すると、OSIRUNDIRの設定を求めるメッセージが表示されます。この環境変数は、TMAゲートウェイでランタイム・ファイルに使用されるパスを指定します。OSIRUNDIR環境変数はスクリプト、コマンド・ライン入力、またはWindowオペレーティング・システムの場合は「コントロール パネル」の「Windowsシステムのプロパティ」で設定できます。変数値にはオペレーティング・システムに応じたパスとディレクトリが含まれます。

eLink OSI TP 4.0からのアップグレード

eLink OSI TP 4.0からアップグレードする場合は、udmconfig入力ファイルを変更する必要はありません。udmconfigファイルのdmloadcfを実行し、dmconfigバイナリ・ファイルBDMCONFIGを作成します。eLink OSI TP 4.0を実行している場合は、eLink OSI TP 4.0をアンインストールします。

注意: eLink OSI TP 4.1から、バージョン4.0 udmloadcfユーティリティ、BUDMCONFIGバイナリ・ファイルおよびeLink OSI TP管理サーバーUDADMは存在しません。バージョン4.0の udmloadcfコマンドで実行していた機能は現在、dmloadcfコマンドが実行します。バージョン4.0の BUDMCONFIGファイルに格納されていた情報は現在、BDMCONFIGファイルに組み込まれています。ubbconfigUDMADMサーバーが組み込まれている場合は、これを削除し、変更済のubbconfigファイルのtmloadcfを実行します。

 


UNIXプラットフォームにおけるコンソール・モードでのOracle TMA OSI TPのインストール

Tuxedo Mainframe Adapter for OSITPソフトウェアをコンソール・モードでインストールするには、次のステップを実行します。

  1. ルートとしてログオンします。
  2. $ su -
    Password:
  3. 文字ベース・モードで使用しているオペレーティング・システムに適したインストール・プログラムを実行します。たとえば、AIXプログラムはTuxedo Mainframe Adapter for OSITP Gatewayのインストールのみに実行します。
  4. # sh <installer>.bin -i console
  5. インストール・プログラムが実行され、リスト0-1に示すようにレスポンスが求められます。
  6. リスト0-1 UNIXにおけるコンソール・モードのインストール例、AIX 53のゲートウェイ
    Preparing to install...
    Preparing CONSOLE Mode Installation...

    ==============================================================================
    BEA Tuxedo Mainframe Adapter OSITP (created with InstallAnywhere by Zero G)
    ------------------------------------------------------------------------------
    ==============================================================================
    Introduction
    ------------

    InstallAnywhere will guide you through the installation of Tuxedo Mainframe
    Adapter for OSITP.

    It is strongly recommended that you quit all programs before continuing with
    this installation.

    Respond to each prompt to proceed to the next step in the installation. If you
    want to change something on a previous step, type 'back'.

    You may cancel this installation at any time by typing 'quit'.

    PRESS <ENTER> TO CONTINUE: ENTER

    ==============================================================================
    Choose BEA Home Directory
    -------------------------

    1- Create a New BEA Home
    2- Use Existing BEA Home

    Enter a number: 2
    1- /bea/
    2- /bea/tuxedo

    Existing BEA Home: 2

    ==============================================================================
    Pre-Installation Summary
    ------------------------

    Please Review the Following Before Continuing:

    Product Name:
        Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP

    Install Folder:
        /bea/tuxedo

    Java VM to be Used by Installed Product:

        /bea/tuxedo/jre

    Product Version
        xxx

    Disk Space Information (for Installation Target):
        Required: 7,117,715 bytes
        Available: 531,012,902,912 bytes

    PRESS <ENTER> TO CONTINUE: ENTER

    ==============================================================================
    Installing...
    -------------

    [==================|==================|==================|==================]
    [------------------|------------------|------------------|------------------]

    Press <ENTER> to continue.:
    ==============================================================================
    Install Complete
    ----------------

    Congratulations. 'Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP' has been successfully installed to:

    /bea/tuxedo
    PRESS <ENTER> TO EXIT THE INSTALLER: ENTER

AIX用の配布ライブラリおよび実行可能ファイル

TMA OSI TPソフトウェアには、AIXオペレーティング・システムのための次のライブラリと実行可能ファイルが組み込まれています。

表1 AIX 5.3用のTMA OSI TP配布ライブラリ
ディレクトリ
ファイル
/bin
getulogpfx
GWOSITP
osiadmin
osiltmain
portproxy
prdebuginfo
setPROXYpriv
/lib
libgwo.so
libnwunisys.so
libtasn1.so
/locale/C
LIBGWO.text
LIBGWO_CAT
libnwunisys.cat
/udataobj
gbebc2u.fld
jbis82u.fld
ksc2u.fld
u2gbebc.fld
u2jbis8.fld
u2ksc.fld

Solaris用の配布ライブラリおよび実行可能ファイル

TMA OSI TPソフトウェアには、Solarisオペレーティング・システムのための次のライブラリと実行可能ファイルが組み込まれています。

表2 Solaris用のTMA OSI TP配布ライブラリ
ディレクトリ
ファイル
/bin
getulogpfx
GWOSITP
osiadmin
osiltmain
portproxy
prdebuginfo
setPROXYpriv
/lib
libgwo.so
libnwunisys.so
libtasn1.so
/locale/C
LIBGWO.text
LIBGWO_CAT
libnwunisys.cat
/udataobj
gbebc2u.fld
jbis82u.fld
ksc2u.fld
u2gbebc.fld
u2jbis8.fld
u2ksc.fld

注意: The $TUXDIR/bin/portproxy実行可能ファイルはGWOSITPのかわりに権限ポート(< 1024)をリスニングします。スクリプト$TUXDIR/bin/setPROXYprivを使用して、適切な権限が設定されます。UNIXプラットフォームについては、インストール後にrootとしてログインし、setPROXYprivを手動で実行してください。

 


グラフィック・モードでのOracle TMA OSI TPのインストール

WindowsまたはUNIXプラットフォームにおいて、Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP Gateway をグラフィック・モードでインストールするには、次のステップを実行します。

  1. プラットフォームに応じて次のいずれかを実行します。
  2. Windowsの場合:

    1. 「スタート」矢印記号「ファイル名を指定して実行」を選択します。「ファイル名を指定して実行」 ダイアログが表示されます。
    2. 「参照」をクリックしてインストーラのフォルダにナビゲートします。
    3. installerプログラムを選択します。
    4. 「開く」をクリックします。選択したパスと実行可能ファイルが「実行」ダイアログに表示されます。
    5. 「OK」をクリックしてインストールを開始します。「概要」 画面が表示されます。
    6. 注意: この項のすべての画面はWindows用です。

      UNIXの場合 :

    7. rootとしてログオンし、Tuxedo Mainframe Adapter for OSITPソフトウェアをインストールします。
    8. $ su -
      Password:
    9. 使用しているオペレーティング・システム向けのインストール・プログラムを実行します。たとえば、AIX向けのプログラムを実行します。
    10. /mnt/> sh <installer>.bin

      「概要」画面が表示されます。

  3. 「次へ」をクリックしてインストールを続行します。BEAホーム・ディレクトリを選択画面が表示されます。
  4. 新規BEAホームまたは既存のBEAホーム・オプションを選択し、BEAホーム・ディレクトリ(デフォルトはc:\bea)を指定します。BEAホーム・ディレクトリは、すべてのOracle製品をインストールするルート・ディレクトリです。このディレクトリは、Tuxedoをインストールしたときに設定されています。
  5. 新規BEAホーム・ディレクトリを作成する場合は、次の手順に従います。

    1. 新規BEAホームの作成オプションを選択します。
    2. BEAホーム・ディレクトリのデフォルトの場所を受け入れるか、「参照」をクリックして別の場所を指定します。デフォルトの場所を受け入れる場合、BEAホーム・ディレクトリはc:\beaになり、Tuxedo Mainframe Adapter for OSITPソフトウェアのデフォルトのインストール・ディレクトリがTuxedoホーム・ディレクトリになります。
    3. 「次へ」をクリックしてインストールを続行します。
    4. システムにすでに1つ以上のBEAホーム・ディレクトリがある場合、それらのディレクトリのいずれかを次のようにして使用できます。

    5. 既存のBEAホームを使用しますオプションを選択します。
    6. オプションの右側に表示されるリストから、BEAホーム・ディレクトリを選択します。このリストには、有効なBEAホーム・ディレクトリがすべて表示されます。有効なBEAホーム・ディレクトリとは、標準のインストール・プログラムを使用してOracle製品がインストールされているディレクトリのことです。
    7. 「次へ」をクリックしてインストールを続行します。
  6. インストール・プログラムにより、選択したBEAホームディレクトリにTuxedo Mainframe Adapter for OSITPの前のバージョンが検出された場合、「以前のインストールが見つかりました」というメッセージ・ボックスが表示されます。
  7. このメッセージ・ボックスで次のいずれかを実行します。

    • 「次へ」をクリックして以前のバージョンに上書きインストールします。
    • 「取消」をクリックしてBEAホーム・ディレクトリの選択画面に戻り、別のディレクトリを選択します。
    • 「終了」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。
  8. BEAホーム・ディレクトリにTuxedoの成功したインストールがない場合、Tuxedoが見つかりませんメッセージ・ボックスが表示されます。
  9. このメッセージ・ボックスで次のいずれかを実行します。

    • 「終了」をクリックしてインストール・プログラムを終了し、Tuxedoをインストールできるようにします。
    • 「前へ」をクリックしてBEAホーム・ディレクトリの選択画面に戻り、別のディレクトリを選択します。
  10. BEAホーム・ディレクトリにTuxedoの成功したインストールがある場合、「インストール前の概要」画面が表示されます。
  11. このメッセージ・ボックスで次のいずれかを実行します。

    • 「次へ」をクリックしてインストールを開始します。
    • 「前へ」をクリックしてBEAホーム・ディレクトリの選択画面に戻り、別のディレクトリを選択します。
  12. Tuxedo Mainframe Adapterをインストールしていますメッセージ画面が表示されます。
  13. 製品のインストール後、「インストール完了」画面が表示されます。
  14. インストール・プログラムを終了する場合は、 「完了」 をクリックします。

Windows用の配布ライブラリおよび実行可能ファイル

TMA OSI TPソフトウェアには、Windowsオペレーティング・システム用の次のライブラリと実行可能プログラムが組み込まれています。TMA OSI TP製品のインストール後は、これらのファイルとプログラムがインストールされていることを確認します。

表3 Windows用のTMA OSI TP配布ライブラリ
ディレクトリ
ファイル
/bin
DbgHelp.dll
gwo.dll
GWOSITP.exe
nwunisys.dll
osiadmin.exe
osilt.dll
osiltmain.exe
osiltpp.dll
osiltppmain.exe
osimsg.dll
Psapi.dll
tasn1.dll
/locale/C
LIBGWO.text
LIBGWO_CAT
/udataobj
gbebc2u.fld
jbis82u.fld
ksc2u.fld
u2gbebc.fld
u2jbis8.fld
u2ksc.fld
$TUXDIR/tma/osi/
samples/simpapp
dmconfig
ubbsimple
tailor.txt

UNIXプラットフォームにおけるコンソール・モードでのOracle TMA OSI TPのアンインストール

UNIXプラットフォームにおけるTuxedo Mainframe Adapter for OSITPを削除する手順:

  1. 次の例のようなコマンドを使用して、ディレクトリをuninstaller_TMAOSIディレクトリに変更します。
  2. > cd /bea/tuxedo/uninstaller_TMAOSI
  3. 次のコマンドを使用してアンインストール・プログラムを起動します。
  4. /bea/tuxedo/uninstaller_TMAOSI> sh UninstallTMAOSI -i console

    リスト0-1 にTuxedo Mainframe Adapter for OSITPのアンインストールを示します。

    注意: リスト0-1二重破線の下の一重破線は進捗インジケータです。一重破線が二重破線と同じ長さになると、アンインストールが完了します。
    リスト0-1 UNIXにおけるコンソール・モードでのアンインストールの例
    Preparing CONSOLE Uninstall...
    ==============================================================================
    BEA Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP (InstallAnywhere Uninstaller by Zero G)
    ------------------------------------------------------------------------------

    Uninstall Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP
    ----------------------------------------------
    About to uninstall...

    BEA Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP

    This will remove features installed by InstallAnywhere. It will not remove files and folders created after the installation.

    PRESS <ENTER> TO CONTINUE: <ENTER>

    ==============================================================================
    Uninstalling...
    ------------

    [==================|==================|==================|==================]
    [------------------|------------------|------------------|------------------]

    ==============================================================================
    Uninstall Complete
    ------------------

    All items were successfully uninstalled.

    PRESS <ENTER> TO EXIT THE UNINSTALLER: <ENTER>

グラフィック・モードでのOracle TMA OSI TPのアンインストール

WindowsまたはUNIXプラットフォームにおいて、Tuxedo Mainframe Adapter for OSITPソフトウェアを削除するには、次のステップを実行します。

注意: アンインストールの前に、TMA OSI TPが停止していることを確認してください。
  1. 「スタート」メニューから「スタート」矢印記号「プログラム」矢印記号「BEA WebLogic E-Business Platform」矢印記号「Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP」矢印記号「Uninstall BEA Tuxedo Mainframe Adapter for OSITP」を選択します。Tuxedo Mainframe Adapter for OSITPアンインストーラ画面が表示されます。
  2. 「アンインストール」をクリックしてTuxedo Mainframe Adapter for OSITPの削除を開始します。処理が完了すると、「アンインストールの完了」画面が表示されます。
  3. 「終了」をクリックしてアンインストールを完了します。
注意: 一部のファイルは、別のOracle製品に使用されているため削除されない場合があります。

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