SQL Developerをインストールし、起動すると、TimesTenデータベースに接続できます。
この章では、SQL DeveloperでTimesTenデータベースに接続するために必要な手順を中心に説明します。内容は次のとおりです。
Oracle SQL Developerのインストールおよび起動の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
SQL DeveloperからTimesTenデータベースへアクセスするには、TimesTen Data ManagerまたはTimesTen Clientと同じシステムにSQL Developerをインストールします。SQL Developerを使用してローカル・データベースにアクセスする場合、TimesTen Data Managerと同じシステムにSQL Developerをインストールします。SQL Developerを使用してリモート・データベースにアクセスする場合、TimesTen Clientと同じシステムにSQL Developerをインストールします。
SQL Developerを起動する前に、Linuxシステムでは、TimesTenのinstall_dir
/bin
/ttenv.sh
またはTimesTenのinstall_dir
/bin
/ttenv.csh
シェル・スクリプト、Microsoft Windowsシステムでは、TimesTenのinstall_dir
\bin
\ttenv.bat
バッチ・ファイルを実行します。シェル・スクリプトまたはバッチ・ファイルによって、環境変数が追加または変更されます。
CLASSPATHには、LinuxシステムではTimesTenのinstall_dir
/lib
/ttjdbc6.jar
ファイル、Microsoft WindowsではTimesTenのinstall_dir
\lib
\ttjdbc6.jar
ファイルが含まれています。SQL Developer 3.0では、Java Development Kit(JDK)6をインストールしておく必要があります。
SQL Developerで使用しているサード・パーティのJDBCドライバを確認するには、「ツール」 > 「プリファレンス」を選択します。「プリファレンス」ダイアログで、「データベース」ノードの左にある「+」をクリックします。「サード・パーティJDBCドライバ」を選択します。TimesTen JDBCドライバを含むすべてのサード・パーティJDBCドライバのパス名を表示します。
LD_LIBRARY_PATHには、LinuxシステムでのTimesTenのinstall_dir
/lib
ディレクトリが含まれています。
PATHには、LinuxシステムではTimesTenのinstall_dir
/bin
ディレクトリ、Microsoft WindowsシステムではTimesTenのinstall_dir
\bin
ディレクトリが含まれています。
TimesTenデータベースへの名前付き接続を作成するには、「接続」ノードを右クリックして、「新規接続」を選択します。
「データベース接続の作成/選択」ダイアログが表示されます。TimesTenタブを選択します。接続の情報を入力できます。
「接続名」フィールドに、接続名を入力します。
「ユーザー名」フィールドに、TimesTenユーザーを入力します。TimesTenデータベースを使用してOracle Databaseからデータをキャッシュする場合は、TimesTenキャッシュ・マネージャのユーザー名を入力します。
「パスワード」フィールドに、TimesTenユーザーのパスワードを入力します。
パスワードを保存するには、「パスワードの保存」を選択します。パスワードを保存すると、以降のTimesTenデータベースへの接続時に、「接続情報」ダイアログが表示されなくなります。
TimesTenデータベースを使用してOracle Databaseからデータをキャッシュする場合は、「Oracleパスワード(キャッシュ用)」フィールドに、OracleユーザーのOracleパスワードを入力します。Oracleユーザーは、「ユーザー名」フィールドで指定したTimesTenユーザーと同じ名前である必要があります。
そうでない場合は、このフィールドを空白のままにしておきます。
DSNで、TimesTenデータベースを参照する事前定義済のDSNを選択します。Data Manager DSNを選択して直接接続を確立するか、クライアントDSNを選択してクライアント/サーバー接続を確立することができます。
「ユーザー指定」を選択した場合は、「クライアント/サーバー」を選択してクライアント/サーバー接続を確立するか、「ダイレクト・ドライバ」を選択して直接接続を確立します。
TimesTenデータベースへのクライアント/サーバー接続の構成の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTen ClientおよびTimesTen Serverの構成に関する説明を参照してください。
「接続文字列」フィールドで、DSNに「ユーザー指定」を選択した場合は、接続文字列を指定して、DSNの定義およびDSNの属性の設定を行います。各属性設定をセミコロンで区切る必要があります。接続文字列を二重引用符で区切らないでください。
接続文字列の書式およびコンテンツの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』の接続文字列を使用したデータベースへの接続に関する説明を参照してください。
「保存」をクリックし、「接続」ノードの下の接続名を保存して、再度「データベース接続の作成/選択」ダイアログ・ボックスのフィールドに値を指定しなくても、名前付きの接続の設定を使用して、データベースへの接続を確立できるようにします。
「接続」をクリックします。
SQL Developerでのデータベース接続の作成および管理の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
「接続」ノードの下にTimesTenデータベース用の名前付き接続が存在する場合は、接続名のノードを右クリックして、「接続」を選択するか、接続名のノードの左側にある「+」をクリックします。
「接続情報」 ダイアログが表示された場合、「ユーザー名」フィールドに、TimesTenのユーザー名を入力します。「パスワード」フィールドに、ユーザーのパスワードを入力します。
「OK」をクリックします。
TimesTenデータベースに接続した後、既存のオブジェクトを参照するか、表、索引、ビュー、順序、シノニム、PL/SQLパッケージ、プロシージャ、ファンクションなどの新しいオブジェクトを作成できます。データベース・オブジェクトの作成の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
TimesTenデータベースから既存の接続を切断するには、「接続」タブを選択します。接続名のノードを右クリックして、「切断」を選択します。
詳細は、図1-3「TimesTen接続の表示」を参照してください。