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Oracle® Load Testing ServerStatsユーザーズ・ガイド
バージョン9.31
B62627-03
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1 ServerStats

ServerStatsでは、様々なサーバー側アプリケーション、データベース、システム、およびWebサーバー統計を監視できます。ServerStatsの構成により、サーバーから利用可能な様々なホストおよびサービスのリアルタイム・パフォーマンス統計(CPU使用率、メモリー使用率、Webサーバー統計など)を表示することができます。

ServerStats構成には、負荷テストの際にアプリケーション・インフラストラクチャのパフォーマンスを監視するために設定された1つ以上の構成済モニターが含まれます。保存した構成にモニターを追加し、監視対象のシステムにそのモニターを適用できます。

「ServerStats」メニューのメトリック・プロファイルおよびメトリック・オプションを使用して汎用のメトリック・プロファイルとメトリックを作成して保存すると、複数の構成で使用できます。これらの汎用的な定義は、モニターを構成に追加するときに使用できます。メトリック定義は個別のデータ・ポイントを監視します。メトリック・プロファイルはデータ・ポイントのグループを監視します。

メトリック・プロファイルおよびメトリックには、デフォルトのメトリック・セットが組み込まれています。デフォルト・メトリックに含まれていないメトリックは、カスタム・プロファイルまたはメトリックを作成することによりアクセスできます。

Oracle Load Testingでは次のメトリック・プロファイルをサポートしています。

アプリケーション・サーバー

データベース

ネットワーク・デバイス

システム

Webサーバー

各プロファイルに含まれるメトリックの詳細は、付録Bを参照してください。

リモート・データ・コレクタを構成して、ServerStatsモニターをリモートで実行できます。

この章では、構成ファイルを使用する方法、サーバーおよびシステムをデータ・ソースとして追加する方法、モニターにカウンタを追加する方法について説明します。

1.1 モニター作成の概要

ServerStatsモニターを作成するには、次のタスクを完了する必要があります。

例については付録Aを参照してください。

1.2 構成ファイルの使用

ServerStatsを使用すると、サーバー、システム、カウンタについて、異なる構成ファイルに複数の構成を保持でき、負荷テストを実行するときに「オートパイロットの設定」タブでそれを選択することができます。構成ファイルには、負荷時におけるサーバーのパフォーマンスを監視するための特定セットのServerStats構成が格納されます。ファイルに格納される情報は次のとおりです。

構成は、「オートパイロットの設定」タブの「ServerStats構成」セクションにリストされます。


注意:

ServerStats構成は、負荷テストの一部として初期化され実行されるだけです。負荷テスト中に別のメトリックを追加する必要がある場合には、新しいセッションを追加し、レポート上の絶対時間を利用して後からデータを比較してください。

1.2.1 新しい構成ファイルの作成

新しい構成ファイルを作成するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「構成」を選択し、「構成」オプションを開きます。

    新規: 「構成の追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    編集: 「構成の編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    削除: 選択した構成を削除します。

    テスト: 選択した構成をテストします。

    <構成リスト>: 定義した構成をリストします。

    名前: 選択した構成の名前が表示されます。

    説明: 選択した構成の説明が表示されます。

    モニター: この構成に含まれるメトリックをリストします。

    • 新規: 新しいモニターを構成に追加する「モニターの追加: 手順1/3」が表示されます。

    • 編集: 「モニターの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 削除: 選択したメトリックを削除します。

    • <モニター・リスト>: 構成のメトリックをリストします。

  2. 「新規」をクリックし、「新規構成の追加」ダイアログ・ボックスを開きます。

    名前: 構成の名前が表示されます。構成は、モニターに追加する前に保存する必要があります。

    説明: 構成の説明が表示されます。

  3. 構成の名前と説明を入力します。

  4. 「保存」をクリックします。

  5. 「新規」をクリックし、「モニターの追加: 手順1/3」ダイアログ・ボックスを表示します。この章で後述するように、追加できるモニターのタイプは次のとおりです。

    • データ・ソース・モニター

    • メトリック・プロファイル・モニター

    • メトリック・モニター

  6. モニターを追加して「終了」をクリックすると、「構成」ダイアログが表示されます。「テスト」をクリックし、モニターが正しく構成されていることを確認します。Oracle Load Testingがモニターを開始し、モニター対象として構成されているシステムからデータを収集しようとします。

  7. 「閉じる」をクリックして「構成」ダイアログ・ボックスを終了します。

1.2.2 構成の編集

構成を編集するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「構成」を選択し、「構成」オプションを開きます。

  2. 変更する構成を選択します。

  3. 構成リストの上にある「編集」をクリックし、構成の名前と説明を変更するための「構成の編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

    名前: 構成の名前が表示されます。

    説明: 構成の説明が表示されます。

  4. 「モニター」ペインで「新規」をクリックし、専用のモニター、メトリック・モニターまたはメトリック・プロファイル・モニターを追加します。

  5. 既存のモニターを選択して「編集」をクリックし、「モニターの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。このダイアログ・ボックスで、サーバーの場所や収集間隔、このモニターに関連するその他のプロパティを変更できます。

  6. モニターを構成から削除する場合は、既存のモニターを選択して「削除」をクリックします。

  7. 「テスト」をクリックし、モニターが機能することを確認します。Oracle Load Testingがモニターを開始し、モニター対象として構成されているシステムからデータを収集しようとします。

  8. 「閉じる」をクリックして「構成」ダイアログ・ボックスを終了します。

1.2.3 構成の削除

構成を削除するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「構成」を選択し、「構成」オプションを開きます。

  2. 削除する構成を選択して「削除」をクリックします。

  3. 「はい」をクリックして削除を確定します。

  4. 「閉じる」をクリックします。

1.3 データ・ソース・モニターの追加

次のデータ・ソース・モニターを追加できます。

COM+: ComPlusモニターは、Windows 2000以上のオペレーティング・システムでComPlusオブジェクトによって提供されるカウンタのデータを取得します。使用可能なカウンタは、システムにインストールされているComPlusアプリケーションによって異なります。

データベース: 個々のマシンに対してデータベース問合せを実行するモニターを設定できます。

Enterprise Manager: 負荷セッション中またはセッション後に、Oracle Load TestingからEnterprise Managerにドリルダウンするために表示するEnterprise Managerメトリックを設定します。このデータ・ソース構成には、Weblogicドメイン・メトリック、Weblogic JVMメトリック、OracleデータベースにアクセスするためにEnterprise ManagerへのURLリクエストを作成するとき使用するデータを指定します。

IBM WebSphere PMI: WebSphere PMIを使用すると、ホストが応答しているかどうかを簡単に確認できます。

JMX: JMXモニターでは、Javaアプリケーションが正常に動作しているかどうかを確認できます。JMXモニターは、指定されたJMX MBeanの属性値をチェックし、Javaアプリケーションが予定どおりに動作していることを確認します。JMXモニターを使用すると、JMXアプリケーションが動作しているかどうかも簡単に確認できます。

Perfmon: Perfmonモニターは、単一のマシンで特定のPerfmonメトリックのパフォーマンスをチェックします。モニターには、監視対象マシンのPerfmon統計にアクセスできる適切な権限が必要です。

Ping: Pingを使用すると、ホストが応答しているかどうかを簡単に確認できます。Pingモニターは、指定されたホストにエコー・リクエストを送信し、応答を待ちます。モニターはラウンド・トリップ時間を返します。

SNMP: SNMP (Simple Network Management Protocol)モニターは、ルーターなどのネットワーク・デバイス、またはワークステーションやメインフレームなどのホストに関するパフォーマンスおよび構成について特定の情報を示します。このモニターを使用するには、監視しようとするマシンでSNMPを有効にしてください。また、収集する予定のMIBデータが、監視対象マシンでSNMPデーモンによってサポートされていることも確認してください。

URL: URLモニターでは、Webサイトにとって重要なURLが、意図したとおりに機能しているかどうかを判定できます。また、URLモニターを使用すると、正規表現を使用してApacheサーバーのステータス・ページからのデータを解析することもできます。

仮想エージェント: 仮想エージェントを設定し、システムのコマンドラインから実行可能プログラムを実行することができます。コマンドからメトリックを返すには、Perl正規表現を指定します。仮想エージェントは、ホスト上でオペレーティング・システムのプログラムやカスタム・プログラムを実行して特定のメトリックを返す簡単な方法です。使用される仮想エージェントをリモート・エージェントと呼びます。

例については付録Bを参照してください。

1.3.1 ディスク・パフォーマンスを監視するための構成

Windowsマシンでディスク・パフォーマンスを監視するには、そのマシンでDiskperf -yvを有効にする必要があります。詳細は、この章で後述する「Diskperfの使用」を参照してください。

1.3.2 モニターの追加

データ・ソース・モニターを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「構成」を選択し、「構成」オプションを開きます。

  2. 専用のモニターを追加する構成を選択し、「モニター」ペインで「新規」をクリックすると、「モニターの追加: 手順1/3」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    このダイアログ・ボックスで、追加するモニターのタイプを選択します。適切なノードを拡張し、追加するデータ・ソース、メトリック、またはメトリック・プロファイルを選択します。

  3. 「データ・ソース」ノードを開き、追加するモニターのタイプに対するデータ・ソースを選択して「次」をクリックします。「モニターの追加: ステップ 2 / 3」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    モニター

    • タイプ: 追加するデータ・ソース・モニターのタイプが表示されます。

    監視されるシステム: 監視されるシステムの情報が表示されます。

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。Oracle Load Testingサーバーは、Oracle Load Testingがインストールされているシステムです。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 監視されるシステム: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ


    注意:

    データ・コレクタは、Enterprise Managerデータ・ソースには使用できません。このセクションは、Enterprise Managerモニターには表示されません。

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

    収集間隔

    • データの収集頻度: このモニターに対してサンプルを取得する頻度を秒単位で指定します。

    IBM WebSphere PMIの「検出のプロパティ」

    • ドキュメント: カウンタを識別するための問合せのルートとして使用するURLを指定します。たとえば、wasPerfTool/servlet/perfservletのようにします。

    JMXの「検出のプロパティ」

    • MBeansのフィルタ基準: MBeanのフィルタ基準とするサーバー・タイプを選択するか、「すべてのカウンタ」を選択してサポートされているすべてのMBeanを返します。

    • MBeansの検出: 検出するMBeanのタイプを選択するか、「すべてのカウンタ」を選択してすべてのタイプのMBeanを検出します。

  4. 「監視されるシステム」と「データ・コレクタ」を入力するか、下矢印をクリックしてリストから選択します。

  5. 収集間隔を入力します。

  6. IBM WebSphere PMIには、検出する追加の情報が必要です。このデータを入力し、「次」をクリックします。「モニターの追加: ステップ 3 / 3」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    このダイアログ・ボックスのフィールドは、選択したデータ・ソースのタイプによって異なります。それぞれの説明は、後続の各項を参照してください。


    注意:

    カウンタの検出には、メモリーを大量に使用する場合があります。検索が正常に行われない場合は、サーバーで使用できるメモリーを増やした方がいい場合があります。この章で後述する「サーバー・メモリー・サイズの設定」を参照してください。

  7. 必要があるモニターの場合には、モニターの名前とプロパティを入力します。これらのフィールドは、モニターのタイプによって異なります。検出を実行したモニターに対し、使用するメトリックを選択して「追加」をクリックします。

  8. 「終了」をクリックします。

  9. 「構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。「テスト」をクリックし、モニターが正しく構成されていることを確認します。

  10. 「閉じる」をクリックして「構成」ダイアログ・ボックスを終了します。

1.3.3 「COM+」構成

この項では、「COM+」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

モニター

  • タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

カウンタの選択: 使用するカウンタを選択し、「追加」をクリックします。

追加: 選択したカウンタを「カウンタ」リストに追加します。

カウンタ: 選択したカウンタが表示されます。

  • オブジェクトID: オブジェクトIDが表示されます。

  • オブジェクト名: オブジェクト名が表示されます。

  • カウンタ名: カウンタの名前が表示されます。

  • カウンタID: カウンタのIDが表示されます。

1.3.4 「データベース」構成

この項では、「データベース」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

名前: モニターの名前を入力します。

タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

問合せ: 有効なデータベース文を入力します。たとえば、次のようなOracle SELECT文を入力できます。

select value from v$sysstat where statistic# = 1

使用しているデータベース・サーバーが、ストアド・プロシージャからの結果セットを返すことに対応している場合には、プロシージャを呼び出すことができます。たとえば、データベースに存在する次のSQL Serverのストアド・プロシージャは、構成済のサンプルの割合(サンプル/分)を表す結果セット(出力パラメータではない)を返します。

p_computeSampleRate

レポート・タイプ

  • 問合せ時間の測定: 問合せにかかる時間を参照する場合はこのオプションを選択します。

  • 結果セットの読取り: 結果の値を照合する場合はこのオプションを選択します。

結果パターン: 指定されたクエリーで返す値のPerl正規表現を入力します。

サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

  • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

  • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


注意:

レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

1.3.5 「Enterprise Manager」構成

この項では、「Enterprise Manager」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

モニター

  • 名前: 追加する監視対象システムの名前が表示されます。

  • タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

モニターのプロパティ

  • メトリック・タイプ: メトリック・タイプを選択します(必須)。

    • Weblogicドメイン・メトリック: このタイプでは、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、weblogic_domain問合せ文字列パラメータを追加することで、Enterprise ManagerのWeblogicドメイン・メトリックの問合せを行います。

    • Weblogic JVMメトリック: このタイプでは、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、weblogic_j2eeserver問合せ文字列パラメータを追加することで、Enterprise ManagerのWeblogic JVMメトリックの問合せを行います。

    • Oracle Databaseメトリック: このタイプでは、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLへのパラメータとして、固有のデータベース・インスタンスをポイントする「ターゲット」を使用します。URLはEnterprise Managerのデータベース履歴パフォーマンス・ページにリンクしています。

  • ターゲット: メトリックの収集元となるWebLogicドメイン、JVMまたはデータベースを指定します(必須)。WebLogicドメインとJVMの場合は、Enterprise Managerインスタンスにログインし、「ターゲット」タブ→「ミドルウェア」の順に選択します。Enterprise Managerのミドルウェア・ページから、このフィールドに名前の文字列をコピーし、ターゲットを指定します。Oracle Databaseメトリックの場合は、表示するデータベースのインスタンスを入力します。

  • メソッド名: ドリルダウンする特定のJavaメソッドのJavaメソッド名文字列を指定します(オプション)。使用可能なメソッド名は、Enterprise Managerインスタンスに指定されているターゲットによって異なります。メソッド名は、Enterprise Managerインスタンスの管理者が指定する必要があります。指定されている場合、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、methodNameパラメータが追加されます。省略されている場合は、指定されたメトリック・タイプのメイン・ページが表示されます。

  • リクエスト名: ドリルダウンする特定リクエストの名前付きのHTTPリクエスト文字列を指定します(オプション)。使用可能なリクエスト名は、Enterprise Managerインスタンスに指定されているターゲットによって異なります。リクエスト名は、Enterprise Managerインスタンスの管理者が指定する必要があります。指定されている場合、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、requestNameパラメータが追加されます。省略されている場合は、指定されたメトリック・タイプのメイン・ページが表示されます。

  • スレッド状態: スレッド・ステートのタイプを選択します(オプション)。

    • 合計: 合計待機時間。

    • IO待機: ディスク・アクセスの待機にかかる時間。

    • ネットワーク待機: ネットワーク・アクセスの待機にかかる時間。

    • DB待機: データベースの待機にかかる時間。

    • CPU: CPUの待機にかかる時間。

    • ロック: スレッドがロックされる時間。

1.3.6 「IBM WebSphere PMI」構成

この項では、「IBM WebSphere PMI」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

モニター

  • タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

カウンタの選択: 使用するカウンタを選択し、「追加」をクリックします。

追加: 選択したカウンタを「カウンタ」リストに追加します。

カウンタ: 選択したカウンタが表示されます。

  • サーバー: サーバー・インスタンスを指定します。

  • ノード: ホスト名を大文字で指定します。

  • カウンタ: 監視するメトリックを指定します。

1.3.7 「JMX」構成

この項では、「JMX」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

モニター

  • タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

カウンタの選択: 使用するカウンタを選択し、「追加」をクリックします。

追加: 選択したカウンタを「カウンタ」リストに追加します。

カウンタ: 選択したカウンタが表示されます。

  • MBean名: 完全修飾されたMBean名を表示します。

  • 属性名: リクエストのMBean属性名が表示されます。

1.3.8 「Perfmon (Windowsパフォーマンス・モニター)」構成

この項では、「Perfmon (Windowsパフォーマンス・モニター)」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

パフォーマンス・オブジェクト: 監視するオブジェクトを選択します。

すべてのカウンタ: 選択したパフォーマンス・オブジェクトのカウンタがすべて表示されます。「カウンタ」リストに追加するには、「追加」をクリックします。

リストからカウンタを選択: 選択したパフォーマンス・オブジェクトに追加するカウンタを選択します。「カウンタ」リストに追加するには、カウンタを選択して「追加」をクリックします。

すべてのインスタンス: 選択したカウンタのインスタンスをすべて選択します。「カウンタ」リストに追加するには、「追加」をクリックします。

リストからインスタンスを選択: 選択したカウンタに追加するインスタンスを選択します。「カウンタ」リストに追加するには、インスタンスを選択して「追加」をクリックします。

追加: 選択したカウンタを「カウンタ」リストに追加します。

カウンタ: モニターに含まれるカウンタをリストします。

  • オブジェクト: パフォーマンス・オブジェクト名を指定します。

  • カウンタ: カウンタ名を指定します。

  • インスタンス: 監視するカウンタのインスタンスを指定します。

1.3.9 「Ping」構成

この項では、「Ping」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

名前: モニターの名前を入力します。

タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

測定: Pingモニターに使用するメトリックを指定します。「平均ラウンドトリップ時間」(PingAvgRTT)または「成功率」(PingPercentSuccess)から、使用するメトリックを選択します。

長さ: 各エコー・リクエスト・パケットに含めるバイト数を指定します。

存続時間: 許容される最大のルーター・ホップ数を指定します。最大ホップ数内でエコー・リクエストを処理できない場合、そのリクエストは破棄され、Pingは失敗とみなされます。

サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

  • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

  • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


注意:

レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

1.3.10 「SNMP」構成

この項では、「SNMP」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

モニター

  • タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

  • ターゲット・マシンの検証: マシンとデータ・ソースが利用可能であること、ログイン資格証明が正しいこと、モニターがカウンタに接続できることをそれぞれ確認するために、選択したMIBファイルのカウンタがターゲット・マシンに対して検証されます。

OIDの選択

  • MIBファイル: 監視するOIDが含まれるMIBファイルを選択します。

  • ファイルのアップロード: アップロードするMIBファイルを選択するダイアログ・ボックスが開きます。

  • 「OID」リスト: 選択したMIBファイルのOIDをリストします。使用するOIDを選択して「追加」をクリックします。

追加: 選択したカウンタを「カウンタ」リストに追加します。

カウンタ: 選択したカウンタが表示されます。

  • 名前: カウンタの名前が表示されます。

  • ノート: カウンタに関する情報が表示されます。

  • OID: オブジェクトIDが表示されます。

1.3.11 「URL」構成

この項では、「URL」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

名前: モニターの名前を入力します。

タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

URL使用状況: 「監視されるシステムの追加」/「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスの「システム・ホームページ」フィールドに指定されたURLを使用するかどうかを指定します。

  • システム・ホームページの使用: 「監視されるシステムの追加」/「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスの「システム・ホームページ」フィールドに指定されたURLを使用します。

  • 指定: 監視するページのURLを指定するURLフィールドを有効にします。

URL: 確認するWebページのURLを入力します。URLは、HTTPまたはHTTPSの完全なプロトコルの宛先を使用して指定する必要があります。たとえば、http://www.company.comのようにします。

HTTPメソッドとしてGET (デフォルト)を使用する場合は、次のようにURL文字列の一部として含める追加のパラメータを指定します。

http://search.yahoo.com/bin/search?p=electronics

URL方式

  • POST: POSTメソッド。通常はフォームに関連付けられており、これを使用すると、リクエストにさらに大量の情報を関連付けることができます。

  • GET: 追加の問合せ文字列をURLアドレスの一部として指定します。


注意:

URLおよび問合せ文字列の長さが、約240文字に制限されているサーバーもあります。

ポスト・データ: 「URL方式」に「POST」を選択した場合は、一連の名前/値ペアを追加できます。たとえば、フォームの完成後に生成されるURLは、次のようになります。

POST http://www.company.com/cgi-bin/guestbook.pl 
...(additional headers)
name=Harold&nickname=Harry

このページを参照するには、このフィールドにname=Harold&nickname=Harryと入力します。

ユーザー・エージェント: URLを監視する際には、特定のユーザー・エージェントを指定できます。ユーザー・エージェントを構成する際、指定するブラウザおよびオペレーティング・システムはURLのリクエスト・ヘッダーに追加されます。これにより、特定のブラウザURL用に作成されたページをテストし、複数のブラウザ用に作成されたページが、各ブラウザに対して適切に動作するかどうかを確認できます。

Cookieの有効化

  • False: このオプションは、ページにアクセスする際に、URLテストでCookieを使用しないようにする場合に選択します。

  • True: このオプションは、URLモニターで、URLリクエストの一部としてCookieをサポートする場合に選択します。テストが実行されるたびに新しいCookieが取得されます。

カスタムCookie: 監視するページのCookie値を入力します。特定の値を指定する場合は、Cookieは保存され、期限切れになる可能性があることを覚えておいてください。Cookieのリフレッシュ・リクエストは無視されます。

メトリック・タイプ

  • ダウンロード時間: ダウンロード時間を返します。

  • ダウンロード・サイズ(バイト数): ファイル・サイズを返します。

  • Perl正規表現の結果: データの取得に使用するPerl正規表現を指定します。

イメージ・ダウンロード時間を含む: URLの可用性と、埋込みイメージ(.gifや.jpegファイルおよび<img>タグ内の参照)の取得を含めたアクセス時間が計算されます。

オブジェクト・ダウンロード時間を含む: URLの可用性と、埋込みオブジェクト(ActiveXオブジェクトやJavaアプレットなど)の取得を含めたアクセス時間が計算されます。Oracle Load Testingは、オブジェクトが使用したデータの取得に要した時間を計測しますが、データの解析に必要な実行可能ファイルの取得にかかった時間は含まれません。HTML以外のコンテンツ・タイプおよびイメージもオブジェクトとみなされます。

Perl正規表現の結果: メトリック・タイプとしてPerl正規表現の結果を選択した場合は、使用するPerl正規表現を入力します。たとえば、Apache Serverのステータス・ページからリクエストを毎秒抽出するには、次のようなPerl正規表現を使用します。

 /([0-9]+\.[0-9]) requests\/sec/

ユーザー名: 指定したURLへのアクセスに名前とパスワードが必要な場合は、このフィールドに名前を入力します。

パスワード: 指定したURLへのアクセスに名前とパスワードが必要な場合は、このフィールドにパスワードを入力します。

HTTPプロキシの使用: ネットワークでプロキシ・サーバーを使用している場合は「True」を選択します。

プロキシ・ホスト: プロキシ・サーバーの名前またはIPアドレスを指定します。

プロキシ・ポート: プロキシ・サーバーのポート。

プロキシ・ユーザー名: プロキシ・サーバーのログイン・ユーザー名。

プロキシ・パスワード: プロキシ・サーバーのログイン・パスワード。

サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

  • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

  • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


注意:

レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

1.3.12 「仮想エージェント」構成

この項では、「仮想エージェント」データ・ソース・モニターに必要な追加のフィールドについて説明します。

名前: モニターの名前を入力します。

タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

詳細: 仮想エージェント・モニターの詳細を入力します。

コマンド・ライン: ホスト・マシンで実行するコマンドを指定します。

一致する正規表現: 実行可能なプログラムから返されたデータの報告に使用するPerl正規表現を指定します。

正規表現の値のキー: キー値を指定します。

インスタンス名: インスタンス名を指定します。

サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

  • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

  • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


注意:

レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

1.3.13 サーバー・メモリー・サイズの設定

検出に失敗する場合は、Oracle Load Testingのサーバー・メモリー・サイズを増やした方がいい場合があります。サーバー・メモリー・サイズを変更するには、次のようにします。

  1. サーバーを起動します。

  2. <installdir>\agentmanager\bin\AgentManagerService.confファイルで、wrapper.java.maxmemoryの値を384以上に変更します。

  3. ファイルを保存します。

  4. サーバーを再起動します。

1.4 メトリック・プロファイルを使用してモニターを作成

メトリック・プロファイルは、WebSphereやOracleなど一般的なシステム・タイプを監視するメトリック定義の集合です。プロファイルを使用すると、ServerStats構成に追加された特定のサーバーを監視することができます。

  1. 「ServerStats」メニューから「構成」を選択します。

  2. メトリック・プロファイル・モニターを追加する構成を選択し、「モニター」ペインで「新規」をクリックすると、「モニターの追加: 手順1/3」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    このダイアログ・ボックスで、追加するモニターのタイプを選択します。適切なノードを拡張し、追加するデータ・ソース、メトリック、またはメトリック・プロファイルを選択します。

  3. 「メトリック・プロファイル」ノードを開き、追加するモニターのタイプを選択して「次」をクリックします。「モニターの追加: ステップ 2 / 3」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    モニター

    • タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 監視されるシステム: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

    収集間隔

    • データの収集頻度: このモニターに対してサンプルを取得する頻度を秒単位で指定します。

  4. 「ターゲット システム」と「データ・コレクタ」を入力するか、下矢印をクリックしてリストから選択します。

  5. 収集間隔を入力して「次へ」をクリックします。2種類のうちいずれかの「モニターの追加: ステップ 3 / 3」ダイアログ・ボックスが表示されます。コンポーネントに検出が必要な場合には、次のダイアログ・ボックスが表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: 監視されるシステムの名前が表示されます。

    システム・コンポーネントの選択

    • すべて選択: リストされているすべてのコンポーネントを選択します。

    • すべて選択解除: リストされているすべてのコンポーネントの選択を解除します。

    • 検出: 監視されるシステムの検出を実行します。検出できなくなったコンポーネントがある場合には、「コンポーネントの削除の確認」ダイアログ・ボックスが表示されます。削除する場合は「OK」、保持する場合は「取消」をクリックしてください。

    • <コンポーネント・リスト>: 既知のコンポーネントをすべてリストします。これは、検出されたコンポーネントか、システム・エディタでシステムを構成するとき手動で入力したコンポーネントです。

  6. 「ディスカバー」をクリックしてコンポーネントを検出してから、監視するコンポーネントを選択して「次へ」をクリックします。

  7. コンポーネントに検出が不要な場合には、次のダイアログ・ボックスが「モニターの追加: 手順3/3」として表示されます。検出が必要だった場合、表示されるダイアログ・ボックスは「ステップ 4/4」となります。

    モニター: モニターのタイプと名前が表示されます。

    モニター: 使用可能なモニターをリストします。無効にするには、モニターの選択を解除します。

    追加の検出: プロファイルにあるカウンタと類似したカウンタを追加で検出します。このボタンが有効になるのは、Fujitsu Interstage SNMPとHitachi Cosminexusのプロファイルの場合のみです。

  8. Fujitsu Interstage SNMPを使用していて追加のカウンタが検出された場合には、使用するカウンタを1つ選択して「追加」をクリックします。完了したら「OK」をクリックします。

  9. このプロファイルのメトリックは、チェックボックス付きでリストされます。これらの全部または一部を使用して、選択したシステムを監視できます。監視を無効にする場合はチェックボックスの選択を解除します。

  10. 「終了」をクリックします。

  11. 「構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。「テスト」をクリックし、モニターが正しく構成されていることを確認します。

  12. 「閉じる」をクリックして「構成」ダイアログ・ボックスを終了します。

1.5 メトリックを使用してモニターを作成

メトリックを使用してモニターを作成するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「構成」を選択します。

  2. メトリック・プロファイル・モニターを追加する構成を選択して「新規」をクリックすると、「モニターの追加: 手順1/3」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    このダイアログ・ボックスで、追加するモニターのタイプを選択します。適切なノードを拡張し、追加するデータ・ソース、メトリック、またはメトリック・プロファイルを選択します。

  3. 「メトリック・プロファイル」ノードを開き、追加するモニターのタイプを選択して「次」をクリックします。「モニターの追加: ステップ 2 / 3」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    モニター

    • タイプ: 追加するモニターのタイプが表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 監視されるシステム: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

    収集間隔

    • データの収集頻度: このモニターに対してサンプルを取得する頻度を秒単位で指定します。

  4. 「ターゲット システム」と「データ・コレクタ」を入力するか、下矢印をクリックしてリストから選択します。

  5. 収集間隔を入力して「次へ」をクリックします。2種類のうちいずれかの「モニターの追加: ステップ 3 / 3」ダイアログ・ボックスが表示されます。コンポーネントに検出が必要な場合には、次のダイアログ・ボックスが表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: 監視されるシステムの名前が表示されます。

    システム・コンポーネントの選択

    • すべて選択: リストされているすべてのコンポーネントを選択します。

    • すべて選択解除: リストされているすべてのコンポーネントの選択を解除します。

    • 検出: 監視されるシステムの検出を実行します。検出できなくなったコンポーネントがある場合には、「コンポーネントの削除の確認」ダイアログ・ボックスが表示されます。削除する場合は「OK」、保持する場合は「取消」をクリックしてください。

    • <コンポーネント・リスト>: 既知のコンポーネントをすべてリストします。これは、検出されたコンポーネントか、システム・エディタでシステムを構成するとき手動で入力したコンポーネントです。

  6. 「ディスカバー」をクリックしてコンポーネントを検出してから、監視するコンポーネントを選択して「次へ」をクリックします。

  7. コンポーネントに検出が不要な場合には、次のダイアログ・ボックスが「モニターの追加: 手順3/3」として表示されます。検出が必要だった場合、表示されるダイアログ・ボックスは「ステップ 4/4」となります。

    モニター: モニターのタイプと名前が表示されます。

    モニター: 使用可能なモニターをリストします。無効にするには、モニターの選択を解除します。

  8. チェックボックスが選択された状態でメトリックがリストされます。監視を無効にする場合はチェックボックスの選択を解除します。

  9. 「終了」をクリックします。

  10. 「構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。「テスト」をクリックし、モニターが正しく構成されていることを確認します。

  11. 「閉じる」をクリックして「構成」ダイアログ・ボックスを終了します。


注意:

Windowsマシンでディスク・パフォーマンスを監視するには、そのマシンでDiskperf -yvを有効にする必要があります。詳細は、「Diskperfの使用」を参照してください。

1.6 構成でのモニターの編集

構成のモニターを編集するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「構成」を選択します。

  2. 編集する構成を選択します。

  3. 編集するモニターを選択して「編集」をクリックします。「モニターの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    モニター

    • 名前: モニター名が表示されます。

    • データ・ソース: モニターによって使用されるデータ・ソースが表示されます。

    サーバーの場所

    • ターゲット・システム: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • データ・コレクタ: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    収集間隔

    • データの収集頻度: このモニターに対してサンプルを取得する頻度を秒単位で指定します。

    プロパティ: このモニターに固有のプロパティをリストします。

    検出: 同じタイプのモニターを検出します。モニターを選択する「検出」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 変更を行います。

  5. 完了したら「OK」をクリックします。

  6. 「閉じる」をクリックして「構成」ダイアログ・ボックスを終了します。

1.7 メトリック・プロファイルの操作

この項では、メトリック・プロファイルの操作方法について説明します。

1.7.1 メトリック・プロファイルの追加

ユーザー定義のメトリック・プロファイルを追加でき、これにデフォルトとユーザー定義のメトリックを任意の組合せで含めることができます。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック・プロファイル」を選択し、「メトリック・プロファイル」ダイアログ・ボックスを開きます。

    新規: ユーザー定義のメトリック・プロファイルを追加する「プロファイルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    編集: 「プロファイルの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。このオプションを使用できるのは、ユーザー定義のメトリック・プロファイルの場合のみです。デフォルトのプロファイルは編集できません。

    クローン: プロファイルのクローン・ダイアログ・ボックスが表示されます。デフォルトのプロファイルをコピーし、編集可能なユーザー定義メトリック・プロファイルを作成することができます。

    削除: 選択したユーザー定義のメトリック・プロファイルを削除します。デフォルトのプロファイルは削除できません。

    メトリック・プロファイル・リスト: デフォルトのプロファイルとユーザー定義のメトリック・プロファイルをリストします。

    名前: プロファイル名が表示されます。

    説明: プロファイルの説明が表示されます。

    カテゴリ: プロファイルが属するカテゴリが表示されます。

    モニター: プロファイルのモニターが表示されます。モニターをクリックして詳細を表示します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリック・プロファイルの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: プロファイルの名前。

    説明: プロファイルの説明。

    カテゴリ: プロファイルが属するカテゴリが表示されます。

    メトリック: 使用可能なメトリックのリストが表示されます。

    追加: 選択したメトリックを「選択したメトリック」リストに追加します。

    選択したメトリック: 選択したメトリックがリストされます。リストから削除するには、メトリックの前にある「x」をクリックしてください。

    OK: ダイアログ・ボックスを閉じ、プロファイルを保存します。

    取消: プロファイルを保存せずにダイアログ・ボックスを閉じます。

    テスト: テストの詳細を設定する「テスト設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. プロファイルの名前と説明を入力します。

  4. 「メトリック」リストで選択してメトリックを追加し、「追加」をクリックします。

  5. メトリックの詳細を表示するには、「選択したメトリック」リストで選択します。

  6. 「選択したメトリック」リストから削除するには、メトリックの前にある「x」をクリックしてください。

  7. 「テスト」をクリックしてメトリックをテストします。

  8. 完了したら「OK」をクリックします。新しいプロファイルが、メトリック・プロファイルのリストの「ユーザー定義」カテゴリにリストされます。

1.7.2 メトリック・プロファイルの編集

ユーザー定義のメトリック・プロファイルは編集が可能です。デフォルトのプロファイルは変更できません。メトリック・プロファイルを変更しても、そのメトリック・プロファイルを使用する構成には影響しません。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック・プロファイル」を選択します。

  2. 編集するユーザー定義メトリック・プロファイルを選択し、「編集」をクリックします。「メトリック・プロファイルの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: プロファイルの名前。

    説明: プロファイルの説明。

    カテゴリ: プロファイルが属するカテゴリが表示されます。

    メトリック: 使用可能なメトリックのリストが表示されます。

    追加: 選択したメトリックを「選択したメトリック」リストに追加します。

    選択したメトリック: 選択したメトリックがリストされます。リストから削除するには、メトリックの前にある「x」をクリックしてください。

    OK: ダイアログ・ボックスを閉じ、プロファイルを保存します。

    取消: プロファイルを保存せずにダイアログ・ボックスを閉じます。

    テスト: テストの詳細を設定する「テスト設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. 「メトリック」リストで選択してメトリックを追加し、「追加」をクリックします。

  4. リストから削除するには、メトリックの前にある「x」をクリックしてください。

  5. メトリックの詳細を表示するには、「選択したメトリック」リストで選択します。

  6. 「テスト」をクリックしてメトリックをテストします。

  7. 完了したら「OK」をクリックします。

1.7.3 メトリック・プロファイルのクローン

プロファイルをクローニングすると、デフォルトのプロファイルからユーザー定義のメトリック・プロファイルを作成し、メトリックを追加または削除して必要なカスタマイズを加えることができます。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック・プロファイル」を選択します。

  2. クローニングするプロファイルを選択して「クローン」をクリックします。「メトリック・プロファイルのクローン」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: プロファイルの名前。

    説明: プロファイルの説明。

    カテゴリ: プロファイルが属するカテゴリが表示されます。

    メトリック: 使用可能なメトリックのリストが表示されます。

    追加: 選択したメトリックを「選択したメトリック」リストに追加します。

    選択したメトリック: 選択したメトリックがリストされます。リストから削除するには、メトリックの前にある「x」をクリックしてください。

    OK: ダイアログ・ボックスを閉じ、プロファイルを保存します。

    取消: プロファイルを保存せずにダイアログ・ボックスを閉じます。

    テスト: テストの詳細を設定する「テスト設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. プロファイルの名前を入力します。

  4. 選択したプロファイルのメトリックがすべて、「選択したメトリック」リストに自動的に追加されます。リストから削除するには、メトリックの前にある「x」をクリックしてください。

  5. 「メトリック」リストで選択してメトリックを追加し、「追加」をクリックします。

  6. メトリックの詳細を表示するには、「選択したメトリック」リストで選択します。

  7. 「テスト」をクリックしてメトリックをテストします。

  8. 完了したら「OK」をクリックします。新しいプロファイルが、メトリック・プロファイルのリストの「ユーザー定義」カテゴリにリストされます。

1.7.4 メトリック・プロファイルの削除

削除できるのは、ユーザー定義のメトリック・プロファイルのみです。ユーザー定義のメトリック・プロファイルを削除するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック・プロファイル」を選択します。

  2. 削除するユーザー定義メトリック・プロファイルを選択し、「削除」をクリックします。

  3. 削除の確認を要求されたら、「はい」をクリックします。

1.7.5 メトリック・プロファイルの表示

メトリック・プロファイルを表示するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック・プロファイル」を選択します。

  2. 表示するメトリック・プロファイルを選択します。プロファイルに含まれるモニターが、右側のペインに表示されます。

  3. メトリックをクリックすると「メトリックの表示」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 終了したら、「閉じる」をクリックします。

1.7.6 メトリック・プロファイルのテスト

メトリック・プロファイルをテストするには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック・プロファイル」を選択します。

  2. テストするプロファイルを選択して「テスト」をクリックします。「テスト設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    プロファイル

    • 名前: メトリック・プロファイルの名前が表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 監視されるシステム: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

    収集間隔

    • データの収集頻度: このモニターに対してサンプルを取得する頻度を秒単位で指定します。

  3. ターゲット・システム、データ・コレクタ、およびテストするデータの収集間隔を入力します。プロファイルによっては、追加の情報が必要です。

  4. 「OK」をクリックします。「テスト」ダイアログ・ボックスにテストの結果が表示されます。

    このダイアログにテスト結果が表示されます。カウンタごとに、次の情報があります。

    カウンタ定義: カウンタ定義が表示されます。

    最終値: 最後に収集される値が表示されます。

    タイム・スタンプ: 直前の操作が発生した時刻が表示されます。前回のサンプルの時刻の場合も、エラーが発生した時刻の場合もあります。

    エラー: 該当する場合には、エラーの説明が表示されます。

  5. 「閉じる」をクリックしてダイアログ・ボックスを終了します。

  6. 「閉じる」をクリックして「メトリック・プロファイル」構成を終了します。

1.8メトリックの操作

この項では、メトリックの操作方法について説明します。

1.8.1 メトリックの追加

任意の構成で使用可能なメトリックを追加できます。追加したメトリックは、メトリック・ツリーのユーザー定義ノードに表示されます。「メトリック」ダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。

新規: ユーザー定義メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

編集: 「メトリックの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。このオプションを使用できるのは、ユーザー定義メトリックの場合のみです。デフォルトのメトリックは編集できません。

クローン: 「メトリックのクローン」ダイアログ・ボックスが表示されます。デフォルトのメトリックをコピーし、編集可能なユーザー定義メトリックを作成することができます。

削除: 選択したユーザー定義メトリックを削除します。デフォルトのメトリックは削除できません。

メトリック・リスト: ユーザー定義メトリックと、それに続いてデフォルトのメトリックがリストされます。

右側のペインには、選択したメトリックの詳細とその構成方法が表示されます。

次の各項で、特定のメトリック・タイプを追加する方法について説明します。

1.8.1.1 COM+メトリックの追加

COM+メトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「COM+」を選択して「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリックのプロパティ


    注意:

    「サンプル乗数」フィールドを除くすべてのフィールドは、カウンタの検出結果として入力されます。

    • オブジェクト名: カウンタのオブジェクト名を入力します。

    • オブジェクトID: オブジェクト識別子を入力します。

    • カウンタ名: カウンタ名を入力します。

    • カウンタID: カウンタIDを入力します。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

    カウンタの検出: 検出に使用するターゲット・システムおよびデータ・コレクタを選択できる「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。検出されたメトリックのリストは、使用するメトリックを選択するため「検出」ダイアログ・ボックスに表示されます。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. システム上のメトリックを検索する場合は、「オブジェクト検出が必要ですか」「はい」に設定して検出タイプを選択し、「カウンタの検出」をクリックします。それ以外の場合は、ステップ8に進んでください。「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: データ・ソースの名前が表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. サーバーの場所の情報を入力し、「OK」をクリックします。Com+検出ダイアログ・ボックスが表示されます。

    カウンタの選択: 使用するカウンタを選択します。

    カウンタ: 選択したカウンタの詳細が表示されます。

  7. 使用するカウンタを選択して、「OK」をクリックします。

  8. メトリックの検出が不要な場合は、「メトリックのプロパティ」を入力して「終了」をクリックします。

  9. 次に、「テスト」をクリックしてテスト・パラメータを指定し、メトリックをテストします。

1.8.1.2 データベース・メトリックの追加

データベース・メトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「データベース」を選択して「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリックのプロパティ

    • 問合せ: 有効なデータベース文を入力します。たとえば、次のようなOracle SELECT文を入力できます。

      select value from v$sysstat where statistic# = 1
      

      使用しているデータベース・サーバーが、ストアド・プロシージャからの結果セットを返すことに対応している場合には、プロシージャを呼び出すことができます。たとえば、データベースに存在する次のSQL Serverのストアド・プロシージャは、構成済のサンプルの割合(サンプル/分)を表す結果セット(出力パラメータではない)を返します。

      p_computeSampleRate
      
    • レポート・タイプ

      • 問合せ時間の測定: 問合せにかかる時間を表示する場合は「true」を選択します。結果の値を一致させる場合は「False」を選択します。

      • 結果セットの読取り: 結果セットを返す場合は「true」を選択します(データベースでサポートされている場合)。出力パラメータを返す場合は「False」を選択します。

    • 結果パターン: 指定された問合せで返す値のPerl正規表現を入力します。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. 「メトリックのプロパティ」を入力します。

  6. 「テスト」をクリックし、テスト・パラメータを指定して、メトリックをテストします。

  7. 「終了」をクリックします。

1.8.1.3 Enterprise Managerメトリックの追加

Enterprise Managerメトリックは、Oracle Load TestingレポートからEnterprise Manager診断メトリックにアクセスする際に、Enterprise Managerインスタンスに使用するURL問合せ文字列パラメータを指定します。詳細は、付録Aの「Oracle Enterprise Managerメトリック・プロファイル」を参照してください。

前提条件

Oracle Load Testing ServerStatsでEnterprise Managerメトリックを構成する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  1. Enterprise Manager Grid Control 11.1インスタンスが設定されていて、アクセス可能であること。

  2. Enterprise Manager Grid Control 11.1インスタンスにAD4Jマネージャが設定されていること。

  3. テストするアプリケーションが実行されるターゲットにAD4Jエージェントが存在すること。

  4. WebLogicドメイン・メトリックまたはWebLogic JVMメトリックの場合は、Enterprise Manager/AD4Jデプロイメント(負荷テストされる、またはEnterprise Managerによって管理/監視されるWebアプリケーション)の「target」「targets」という名前が付いていること。


    注意:

    Enterprise ManagerおよびAD4Jの設定や構成の詳細は、Enterprise ManagerおよびAD4Jのドキュメントを参照してください。または、Enterprise Managerインスタンスの管理者に問い合せてください。

  5. Oracle Databaseメトリックの場合は、表示するデータベースのインスタンスの名前が付いていること。

Oracle Load Testingのその他のステップ

Oracle Load TestingでEnterprise Managerデータ・ソースを使用するには、Enterprise Manager/AD4Jインスタンスに必要な前提条件の他に、次に示すその他の汎用的なステップも実行する必要があります。

  1. Oracle Load Testingで監視システムを定義し、Weblogicドメイン・メトリック、Weblogic JVMメトリック、またはOracle Databaseメトリックを取得するEnterprise ManagerインスタンスのベースURLを指定します。監視されるシステムの定義については、『Oracle Load Testing ServerStatsユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  2. Enterprise Managerインスタンスに設定されているターゲット(Weblogicドメイン・メトリックとJVMメトリックの場合はEnterprise Managerインスタンスの「ターゲット」タブにある「ミドルウェア」セクションの「名前」列の文字列、Oracleデータベース・インスタンスの場合はEnterprise Manager Databaseの過去のパフォーマンス・ページに表示されるデータベース・インスタンスの名前)を指定する新規ServerStatsメトリックを追加します。

  3. 新規ServerStats構成を作成してEnterprise Managerメトリックを含め、Enterprise Managerデータ・ソースである監視システムを選択します。

  4. 監視システムを定義し、ServerStatsメトリックおよびServerStats構成を作成したら、Enterprise Managerインスタンスで監視するテスト対象のWebアプリケーションに対して再生するスクリプトを使用して、Oracle Load Testingにシナリオを作成します。

  5. 「ServerStats構成」セクションでEnterprise Managerの「監視されるシステム」用に定義したServerStats構成を、「オートパイロットの設定」タブで選択します。

  6. テスト対象のアプリケーションに対して負荷テストを開始します。

  7. 負荷テストの最後(または負荷テスト中)に、「レポートの作成」タブをクリックし、オートパイロット・タブで、開始したセッションを選択します。

  8. レポート/カウンタ・ツリーで、「使用可能なデータ系列」および「Enterprise Manager診断」を展開します。

  9. レポート/カウンタ・ツリーの「Enterprise Manager診断」の下にあるメトリックをダブルクリックし、外部ブラウザ・ウィンドウを起動して、Enterprise Managerのログイン画面を表示します。

  10. Enterprise Managerインスタンスにログインすると、ベースURLとOracle Load Testing ServerStatsメトリックに指定されたパラメータの組合せで指定されたEnterprise Managerの診断ページにリダイレクトされます。ページには、次のようにして、フィルタされた時間(開始時間 + 終了時間 = Epoch時間)が表示されます。

    • セッションが終了している場合は、開始時間から終了時間まで。

    • セッションが実行中の場合は、開始時間から現在の時間まで。

Oracle Databaseメトリックに関するその他の注意

1つ以上のOracle Databaseメトリックが連結されている負荷セッションを1つ開始または終了するたびに、Oracle Load Testingはデータベースのスナップショットを取得します。2番目のスナップショットを利用して、2つのスナップショット間のデータベース診断情報を保存するベースラインが作成されます。スナップショットとベースラインのIDは、Oracle Load Testingのセッション情報とともに格納されます。これによって、Enterprise Managerにリンクし、ターゲット・データベースの定期的なデータ保存を過ぎて有効なデータを表示できます。

1つ以上のOracle Databaseメトリックが連結されている負荷セッションの場合、「実行グラフの表示」タブと「レポートの作成」タブにデータベース診断グラフが含まれます。

また、データベース・モニターのセッション・ツリーには「Enterprise Manager診断」ノードが追加されます。このモニターをダブルクリックすると、Enterprise Managerの新しいブラウザが開き、選択したデータベースのドリルダウン情報が表示されます(ログイン後に)。

Enterprise Managerメトリックを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「Enterprise Manager」を選択し、「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリックのプロパティ

    • メトリック・タイプ: メトリック・タイプを選択します(必須)。

      • Weblogicドメイン・メトリック: このタイプでは、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、weblogic_domain問合せ文字列パラメータを追加することで、Enterprise ManagerのWeblogicドメイン・メトリックの問合せを行います。

      • Weblogic JVMメトリック: このタイプでは、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、weblogic_j2eeserver問合せ文字列パラメータを追加することで、Enterprise ManagerのWeblogic JVMメトリックの問合せを行います。

      • Oracle Databaseメトリック: このタイプでは、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLへのパラメータとして、固有のデータベース・インスタンスをポイントする「ターゲット」を使用します。URLはEnterprise Managerのデータベース履歴パフォーマンス・ページにリンクしています。

    • ターゲット: (必須)メトリック収集元のWebLogicドメイン、JVM、またはOracleデータベースを指定します。ドメイン・メトリックとJVMメトリックの場合は、Enterprise Managerインスタンスにログインし、「ターゲット」タブ→「ミドルウェア」の順に選択します。Enterprise Managerのミドルウェア・ページから、このフィールドに名前の文字列をコピーし、ターゲットを指定します。Oracle Databaseメトリックの場合は、表示するデータベースのインスタンスを入力します。

    • メソッド名: ドリルダウンする特定のJavaメソッドのJavaメソッド名文字列を指定します(オプション)。使用可能なメソッド名は、Enterprise Managerインスタンスに指定されているターゲットによって異なります。メソッド名は、Enterprise Managerインスタンスの管理者が指定する必要があります。指定されている場合、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、methodNameパラメータが追加されます。省略されている場合は、指定されたメトリック・タイプのメイン・ページが表示されます。

    • リクエスト名: ドリルダウンする特定リクエストの名前付きのHTTPリクエスト文字列を指定します(オプション)。使用可能なリクエスト名は、Enterprise Managerインスタンスに指定されているターゲットによって異なります。リクエスト名は、Enterprise Managerインスタンスの管理者が指定する必要があります。指定されている場合、Oracle Load Testing監視システムでEnterprise Managerのデータ・ソースに指定されているEnterprise ManagerのベースURLに、requestNameパラメータが追加されます。省略されている場合は、指定されたメトリック・タイプのメイン・ページが表示されます。

    • スレッド状態: スレッド・ステートのタイプを選択します(オプション)。

      • 合計: 合計待機時間。

      • IO待機: ディスク・アクセスの待機にかかる時間。

      • ネットワーク待機: ネットワーク・アクセスの待機にかかる時間。

      • DB待機: データベースの待機にかかる時間。

      • CPU: CPUの待機にかかる時間。

      • ロック: スレッドがロックされる時間。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. 「メトリックのプロパティ」を入力します。

  6. 「テスト」をクリックし、テスト・パラメータを指定して、メトリックをテストします。

  7. 「終了」をクリックします。

1.8.1.4 IBM WebSphere PMIメトリックの追加

IBM WebSphere PMIメトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「IBM WebSphere PMI」を選択して「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリックのプロパティ

    • ドキュメント: カウンタを識別するための問合せのルートとして使用するURLを指定します。たとえば、wasPerfTool/servlet/perfservletのようにします。

    • サーバー: 通信するサーバー・インスタンスを指定します。

    • ノード: ホスト名を大文字で指定します。

    • カウンタ: 監視するメトリックを指定します。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


      注意:

      レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. メトリックのプロパティを入力し、「カウンタの検出」をクリックします。「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: データ・ソースのタイプが表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • IBM WebSphere PMI: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

    検出のプロパティ

    • ドキュメント: カウンタを識別するための問合せのルートとして使用するURLを入力します。

  6. 検出のサーバー・ロケーション情報とプロパティを入力し、「OK」をクリックします。WebSphere検出ダイアログ・ボックスが表示されます。

  7. 使用するカウンタを選択して、「OK」をクリックします。

  8. 「テスト」をクリックし、テスト・パラメータを指定して、メトリックをテストします。

  9. 「終了」をクリックします。

1.8.1.5 JMXメトリックの追加

JMXメトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「JMX」を選択して「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリックのプロパティ

    • MBean名: 完全修飾されたMBean名を指定します。

    • 属性名: MBeanの属性名を指定します。

    • サブ属性名: MBeanのサブ属性名を指定します。

    • 説明: メトリックの詳細を入力します。

    • MBeansのフィルタ基準: MBeanのフィルタ基準とするサーバー・タイプを選択するか、「すべてのカウンタ」を選択してサポートされているすべてのMBeanを返します。

    • MBeansの検出: 検出するMBeanのタイプを選択するか、「すべてのカウンタ」を選択してすべてのタイプのMBeanを検出します。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. メトリックのプロパティを入力して「カウンタの検出」をクリックし、それ以外の場合はステップ8に進んでください。「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: データ・ソースの名前が表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • JMX: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. 検出のサーバー・ロケーション情報とプロパティを入力し、「OK」をクリックします。JMX検出ダイアログ・ボックスが表示されます。

  7. 使用するカウンタを選択して、「OK」をクリックします。

  8. メトリックの検出が不要な場合は、「メトリックのプロパティ」を入力して「終了」をクリックします。

  9. 次に、「テスト」をクリックしてテスト・パラメータを指定し、メトリックをテストします。

1.8.1.6 Perfmon (Windowsパフォーマンス・モニター)メトリックの追加

Perfmonメトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「Perfmon (Windowsパフォーマンス・モニター)」を選択して「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリック検出

    • システム検出が必要ですか。: メトリックを検出する場合は「はい」を選択します。

    • 検出するシステム・コンポーネント: 検出タイプを選択します。

    カウンタの検出: 検出に使用するターゲット・システムおよびデータ・コレクタを選択できる「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。検出されたメトリックのリストは、使用するメトリックを選択するため「検出」ダイアログ・ボックスに表示されます。

    メトリックのプロパティ

    • カウンタ名: カウンタ名を指定します。たとえば、% Processor Timeなどです。カウンタ名は、Perfmonエディタに表示されているとおりに入力する必要があります。カウンタ名の空白や大文字/小文字の区別に注意してください。

    • インスタンス名: メトリックに関連付けられているインスタンスがある場合は、ここに指定します。

    • オブジェクト名: などのオブジェクト名を指定します。たとえば、ProcessorやMemoryなどです。オブジェクト名は、Perfmonエディタに表示されているとおりに入力する必要があります。オブジェクト名の空白や大文字/小文字の区別に注意してください。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. システム上のメトリックを検索する場合は、「システム検出が必要ですか。」「はい」に設定して検出タイプを選択し、「カウンタの検出」をクリックします。それ以外の場合は、ステップ8に進んでください。「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: データ・ソースの名前が表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 監視されるシステム: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. 検出のサーバー・ロケーション情報とプロパティを入力し、「OK」をクリックします。「Perfmon検出」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    パフォーマンス・オブジェクト: 監視するパフォーマンス・オブジェクトを選択します。

    <カウンタ・リスト>: 選択したパフォーマンス・オブジェクトに関連付けられているカウンタをリストします。カウンタを選択します。

    <インスタンス・リスト>: 選択したカウンタ・オブジェクトに関連付けられているインスタンスをリストします。インスタンスを選択します。

    カウンタ: 選択したカウンタが表示されます。

  7. 使用するカウンタを選択して、「OK」をクリックします。

  8. メトリックの検出が不要な場合は、「メトリックのプロパティ」を入力して「終了」をクリックします。

  9. 次に、「テスト」をクリックしてテスト・パラメータを指定し、メトリックをテストします。


注意:

Windowsマシンでディスク・パフォーマンスを監視するには、そのマシンでDiskperf -yvを有効にする必要があります。詳細は、「Diskperfの使用」を参照してください。

1.8.1.7 Pingメトリックの追加

Pingメトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「Ping」を選択し、「次」をクリックします。「メトリックの追加: 手順2/2」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリックのプロパティ

    • 測定: Pingモニターに使用するメトリックを指定します。「平均ラウンドトリップ時間」(PingAvgRTT)または「成功率」(PingPercentSuccess)から、使用するメトリックを選択します。

    • 長さ: 各エコー・リクエスト・パケットに含めるバイト数を指定します。

    • 存続時間: 許容される最大のルーター・ホップ数を指定します。最大ホップ数内でエコー・リクエストを処理できない場合、そのリクエストは破棄され、Pingは失敗とみなされます。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. 「メトリックのプロパティ」を入力します。

  6. 「テスト」をクリックし、テスト・パラメータを指定して、メトリックをテストします。

  7. 「終了」をクリックします。

1.8.1.8 SNMPメトリックの追加

SNMPメトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「SNMP」を選択して「追加」.をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリック検出

    • システム検出が必要ですか。: メトリックを検出する場合は「はい」を選択します。

    • 検出するシステム・コンポーネント: 検出タイプを選択します。

    メトリックのプロパティ

    • 名前: メトリック名を入力します。

    • オブジェクトID: 取得するオブジェクトIDを入力します。

    • 比率の第2 OID: 比率を使用している場合は、取得する第2オブジェクトIDを入力します。このOIDは除数です。たとえば、使用可能なディスク領域の割合を計算する場合は、使用されている領域を、使用可能な合計量で割る必要があります。

    • 検索のタイプ: 実行するルックアップのタイプを選択します。

    • 文字列の検索: 次に指定するOID列で検索する文字列を入力します。この設定は、TableGetが選択されている場合にのみ適用されます。

    • OID列内: 前に指定した文字列を検索する列を入力します。この設定は、TableGetが選択されている場合にのみ適用されます。

    • 結果のデータ・タイプ: 結果のデータ・タイプを選択します。

    • OIDのデータ・タイプ: 最初のOIDのデータ・タイプを選択します。

    • セカンドOIDのデータ・タイプ: セカンドOIDのデータ・タイプを選択します。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

    カウンタの検出: 検出に使用するターゲット・システムおよびデータ・コレクタを選択できる「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。検出されたメトリックのリストは、使用するメトリックを選択するため「検出」ダイアログ・ボックスに表示されます。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. システム上のメトリックを検索する場合は、「システム検出が必要ですか。」「はい」に設定して検出タイプを選択し、「カウンタの検出」をクリックします。それ以外の場合は、ステップ8に進んでください。「検出の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: データ・ソースの名前が表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 監視されるシステム: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. 検出のサーバー・ロケーション情報とプロパティを入力し、「OK」をクリックします。「SNMP検出」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    OIDの選択

    ターゲット・マシンの検証: 選択したMIBファイルのSNMPメトリックを、選択したシステムに適用します。

    MIBファイル: 使用するMIBファイルを選択します。

    ファイルのアップロード: MIBファイルをサーバーにアップロードする「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    カウンタ: 選択したカウンタの情報が表示されます。

  7. 使用するカウンタを選択して、「OK」をクリックします。

  8. メトリックの検出が不要な場合は、「メトリックのプロパティ」を入力して「終了」をクリックします。

  9. 次に、「テスト」をクリックしてテスト・パラメータを指定し、メトリックをテストします。

1.8.1.9 URLメトリックの追加

URLメトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「URL」を選択して「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリックのプロパティ

    • URL使用状況

      • 指定: URLを指定する場合は、このオプションを選択します。「URL」フィールドにURLを入力します。

      • システム・ホームページの使用: (デフォルト)システムに定義されているホームページを自動的に使用する場合は、このオプションを選択します。

    • URL: 「URL使用状況」「指定」に設定する場合は、チェックするWebページのURLを入力します。URLは、HTTPまたはHTTPSの完全なプロトコルの宛先を使用して指定する必要があります。たとえば、http://www.company.comのようにします。

      HTTPメソッドとしてGET (デフォルト)を使用する場合は、次のようにURL文字列の一部として含める追加のパラメータを指定します。

      http://search.yahoo.com/bin/search?p=electronics

    • URL方式

      • POST: POSTメソッド。通常はフォームに関連付けられており、これを使用すると、リクエストにさらに大量の情報を関連付けることができます。

      • GET: 追加の問合せ文字列をURLアドレスの一部として指定します。


      注意:

      URLおよび問合せ文字列の長さが、約240文字に制限されているサーバーもあります。

    • ポスト・データ: 「URL方式」に「POST」を選択した場合は、一連の名前/値ペアを追加できます。たとえば、フォームの完成後に生成されるURLは、次のようになります。

      POST http://www.company.com/cgi-bin/guestbook.pl 
      ...(additional headers)
      name=Harold&nickname=Harry
      

      このページを参照するには、このフィールドにname=Harold&nickname=Harryと入力します。

    • ユーザー・エージェント: URLを監視する際には、特定のユーザー・エージェントを指定できます。ユーザー・エージェントを構成する際、指定するブラウザおよびオペレーティング・システムはURLのリクエスト・ヘッダーに追加されます。これにより、特定のブラウザURL用に作成されたページをテストし、複数のブラウザ用に作成されたページが、各ブラウザに対して適切に動作するかどうかを確認できます。

    • Cookieの有効化

      • False: このオプションは、ページにアクセスする際に、URLテストでCookieを使用しないようにする場合に選択します。

      • True: このオプションは、URLモニターで、URLリクエストの一部としてCookieをサポートする場合に選択します。テストが実行されるたびに新しいCookieが取得されます。

    • カスタムCookie: 監視するページのCookie値を入力します。特定の値を指定する場合は、Cookieは保存され、期限切れになる可能性があることを覚えておいてください。Cookieのリフレッシュ・リクエストは無視されます。

    • メトリック・タイプ

      • ダウンロード時間: ダウンロード時間を返します。

      • ダウンロード・サイズ(バイト数): ファイル・サイズを返します。

      • Perl正規表現の結果: ファイル・サイズの取得に使用するPerl正規表現を指定します。

      HTML以外のタイプおよびイメージもオブジェクトとみなされます。

    • イメージ・ダウンロード時間を含む: URLの可用性と、埋込みイメージ(.gifや.jpegファイルおよび<img>タグ内の参照)の取得を含めたアクセス時間が計算されます。

    • オブジェクト・ダウンロード時間を含む: URLの可用性と、埋込みオブジェクト(ActiveXオブジェクトやJavaアプレットなど)の取得を含めたアクセス時間が計算されます。Oracle Load Testingは、オブジェクトが使用したデータの取得に要した時間を計測しますが、データの解析に必要な実行可能ファイルの取得にかかった時間は含まれません。

    • Perl正規表現の結果: メトリック・タイプとしてPerl正規表現の結果を選択した場合は、使用するPerl正規表現を入力します。

    • ユーザー名: 指定したURLへのアクセスに名前とパスワードが必要な場合は、このフィールドに名前を入力します。

    • パスワード: 指定したURLへのアクセスに名前とパスワードが必要な場合は、このフィールドにパスワードを入力します。

    • プロキシの有効化: ネットワークでプロキシ・サーバーが使用されている場合は、このチェック・ボックスを選択します。

    • プロキシ・ホスト: プロキシ・サーバーの名前またはIPアドレスを指定します。

    • プロキシ・ポート: プロキシ・サーバーのポート。

    • プロキシ・ユーザー名: プロキシ・サーバーのログイン・ユーザー名。

    • プロキシ・パスワード: プロキシ・サーバーのログイン・パスワード。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. 「メトリックのプロパティ」を入力します。

  6. 「テスト」をクリックし、テスト・パラメータを指定して、メトリックをテストします。

  7. 「終了」をクリックします。

1.8.1.10 仮想エージェント・メトリックの追加

仮想エージェント・メトリックを追加するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・タイプ: 使用可能なデータ・ソースをリストします。

    追加: メトリックを追加する「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック: 選択したメトリックをリストします。「閉じる」をクリックすると、各メトリックが「ServerStats」ダイアログ・ボックスの「ユーザー定義」ノードにリストされます。

  3. 「仮想エージェント」を選択して「追加」をクリックします。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名前: メトリックの名前を入力します。

    詳細: メトリックの詳細を入力します。

    カテゴリ: メトリックのタイプが表示されます。

    メトリック検出

    • システム検出が必要ですか。: メトリックを検出する場合は「はい」を選択します。

    • 検出するシステム・コンポーネント: 検出タイプを選択します。

    メトリックのプロパティ

    • 詳細: 説明を入力します。

    • コマンド・ライン: ホスト・マシンで実行するコマンドを指定します。

    • 一致する正規表現: 実行可能なプログラムから返されたデータの報告に使用するPerl正規表現を指定します。

    • 正規表現の値のキー: キー値を指定します。

    • インスタンス名: インスタンス名を指定します。

    • サンプル乗数: 収集されたデータに適用する乗数を入力します。サンプル乗数を1に設定すると、データはそのまま報告されます。メトリック測定がKBで表されている場合、サンプル乗数を1024に設定すると、バイトに変換されます。メトリック測定がミリ秒で表されている場合は、サンプル乗数を.001に設定すると秒に変換されます。

    • 変換タイプ: 変換タイプは、メトリックのデータがレポートにどのように表示されるかを制御します。

      • 変換がありません: データは、メトリックのデータ・ソースによって提供されたとおりに表示されます。

      • レート(分): データは数値(分単位)で表されます。たとえば、2つのサンプルの時間間隔が10分で50のエラーが検出された場合、レート(分)は毎分5つのエラーとなります。


    注意:

    レート(分)は、値が無制限に増加するカウンタとして返されるデータ・ソースを変換します。データ・ソースのデータの返し方がこれと異なる場合は、「変換なし」を使用してください。

  4. メトリックの名前と説明を入力します。

  5. 「メトリックのプロパティ」を入力します。

  6. 「テスト」をクリックし、テスト・パラメータを指定して、メトリックをテストします。

  7. 「終了」をクリックします。

1.8.1.11 その他のSNMPメトリックの追加

メトリックのオブジェクトIDがある場合、またはデバイス・ベンダーのMIBファイルをOracle Load Testingにアップロードしている場合は、その他のSNMPメトリックを追加できます。

その他のSNMPメトリックを追加する手順:

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 「新規」を選択します。「メトリックの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  3. SNMPを選択して「追加」をクリックします。

  4. メトリックの名前およびオブジェクトIDを入力します。MIBファイルをアップロードした場合は、「カウンタの検出」までスキップします。

  5. 必要に応じて追加情報を入力します。

  6. 「カウンタの検出」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「OK」をクリックします。

  9. MIBファイルを選択します。

  10. 追加するカウンタのそれぞれについて、カウンタを選択して「追加」をクリックします。

  11. 「OK」をクリックし、必要に応じて「閉じる」をクリックして終了します。メトリックが「ユーザー定義」メトリック・ツリーに追加されます。詳細は、1.8.1.8項「SNMPメトリックの追加」を参照してください。

1.8.1.12 MIBファイルのアップロード

デバイス・ベンダーから取得されたMIBファイルを、Oracle Load Testingアプリケーション・サーバーにアップロードできます。

MIBファイルをアップロードする手順:

  1. 「ツール」メニューから「ファイルのアップロード」を選択します。

  2. 「SNMP MIB ファイル」をファイル・タイプとして選択します。

  3. 「参照」をクリックしてからファイルを選択して、「開く」をクリックします。

  4. 「アップロード」をクリックします。

  5. 使用するメトリックを定義します。詳細は、1.8.1.11項「その他のSNMPメトリックの追加」を参照してください。

1.8.2 メトリックの編集

編集できるのは、ユーザー定義メトリックのみです。デフォルトのメトリックは変更できません。メトリックを変更すると、そのメトリックを使用する構成でも変更されます。

ユーザー定義メトリックを編集するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 編集するユーザー定義メトリックを選択し、「編集」をクリックします。「メトリックの編集」ダイアログ・ボックスに、選択したメトリックのプロパティが表示されます。

  3. 必要な変更を行います。

  4. 「テスト」をクリックし、テスト・パラメータを指定して、メトリックをテストします。

  5. 「OK」をクリックします。

1.8.3 メトリックのクローン

デフォルトのメトリックをクローニングすると、編集、保存、構成での使用が可能なユーザー定義メトリックを作成できます。

メトリックをクローニングするには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. クローニングするメトリックを選択して「クローン」をクリックします。「メトリックのクローン」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスには、メトリックの名前や詳細な説明と、該当する場合にはメトリック検出およびプロパティ情報が表示されます。

  3. 必要な変更を行って、「OK」をクリックします。メトリック・ツリーの「ユーザー定義」ノードの下にメトリックがリストされます。

1.8.4 メトリックの削除

ユーザー定義メトリックは削除できます。デフォルトのメトリックは削除できません。

メトリックを削除するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 削除するユーザー定義メトリックを選択し、「削除」をクリックします。

  3. 削除の確認を要求されたら、「はい」をクリックします。

1.8.5 メトリックのテスト

メトリックをテストするには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. テストするメトリックを選択して「テスト」をクリックします。メトリックのテスト方法を設定する「テスト設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    メトリック・テスト設定

    • 名前: メトリック・プロファイルの名前が表示されます。

    監視されるシステム

    • 名前: サンプル対象のシステムを入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ユーザー名: システムのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: システムのパスワードが表示されます。

    • ドメイン名: システムのドメイン名が表示されます。

    • 追加: 監視する新規システムを指定する「監視されるシステムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したシステムを編集する「監視されるシステムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 監視されるシステム: 監視されるシステムの詳細が表示されます。表示される情報は、使用しているデータ・ソースのタイプによって異なります。

    データ・コレクタ

    • 名前: システムのサンプルに使用するデータ・コレクタの名前を入力または選択します。

    • ホスト名またはIP: 選択したシステムのホスト名またはIPアドレスが表示されます。

    • ポート: データ・コレクタのポートが表示されます。

    • ユーザー名: データ・コレクタのユーザー名が表示されます。

    • パスワード: データ・コレクタのパスワードが表示されます。

    • 追加: 新規データ・コレクタを指定するデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。

    • 編集: 選択したデータ・コレクタを編集するデータ・コレクタの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。

    収集間隔

    • データの収集頻度: このモニターに対してサンプルを取得する頻度を秒単位で指定します。

  3. サーバーの場所と収集間隔の情報を入力し、「OK」をクリックします。「テスト」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    このダイアログにテスト結果が表示されます。カウンタごとに、次の情報があります。

    カウンタ定義: カウンタ定義が表示されます。

    最終値: 最後に収集される値が表示されます。

    タイム・スタンプ: 直前の操作が発生した時刻が表示されます。前回のサンプルの時刻の場合も、エラーが発生した時刻の場合もあります。

    エラー: 該当する場合には、エラーの説明が表示されます。

  4. 「閉じる」をクリックして「テスト」ダイアログ・ボックスを閉じます。

  5. 「閉じる」をクリックして「メトリック」構成を終了します。

1.8.6 メトリックの表示

メトリックの説明と構成の詳細は、「メトリック・プロファイル」ダイアログ・ボックスと「メトリック」ダイアログ・ボックスのどちらからでも表示できます。

「メトリック・プロファイル」ダイアログ・ボックスからメトリックを表示するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック・プロファイル」を選択します。

  2. 表示するメトリックを含むメトリック・プロファイルを開きます。

  3. 右側のペインからメトリックを選択します。

    名前: メトリック名が表示されます。

    説明: メトリックのプロファイルが表示されます。

    カテゴリ: メトリックのカテゴリが表示されます。

    データ・ソース: メトリックのデータ・ソースが表示されます。

    メトリックのプロパティ: このメトリックに固有のプロパティと、その構成方法が表示されます。プロパティの詳細は、「メトリックの追加」で適切な項を参照してください。

    メトリック検出: オブジェクトの検出が必要かどうかと、検出するオブジェクト・タイプが表示されます。

  4. 「閉じる」をクリックして「メトリックの表示」ダイアログ・ボックスを閉じます。

「メトリック」ダイアログ・ボックスからメトリックを表示するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「メトリック」を選択します。

  2. 表示するメトリックを選択します。右側のペインにメトリックの詳細とその構成方法が表示されます。

  3. 「閉じる」をクリックして「メトリック」構成を終了します。

1.9 ServerStatsステータスの表示

セッションの実行中に、ServerStatsのステータスを表示できます。ServerStatsステータスを表示するには、次のようにします。

  1. 「ServerStats」メニューから「ServerStats表示」を選択し、「ServerStats表示」ダイアログ・ボックスを表示します。

    このダイアログに、テストを実行中のServerStatsのステータスが表示されます。

    カウンタ定義: カウンタの説明が表示されます。

    最終値: 最後にサンプルが取得された値が表示されます。

    タイム・スタンプ: 最終値のサンプルが取得された時刻が表示されます。

    エラー: エラーが発生した場合には、エラー・メッセージが表示されます。

  2. 終了したら、「閉じる」をクリックします。

1.10 Diskperfの使用

Diskperfは、コンピュータのディスク・パフォーマンスを測定するWindows Perfmonカウンタを有効にするコマンドです。

Windows 2000マシンのモニターでPerfmonを使用する場合には、Diskperfの有効化が必要になる場合があります。このカウンタは、Windows NTマシンではデフォルトで有効、Windows 2000マシンではデフォルトで無効になっているのが一般的です。

Diskperfコマンドを実行するには、次のようにします。

  1. ディスクのパフォーマンスを監視しようとするNTまたはWindows 2000マシンに、管理者権限でログオンします。

  2. コマンドラインで、次のいずれかを入力します。

    RAID非RAIDまたはハードウェアRAIDのPC: diskperf -y

    ソフトウェアRAIDのPC: diskperf -y e

    Windows 2000のPC: diskperf -yv


    注意:

    各システムで使用できるオプションの詳細は、diskperf -?を実行して確認できます。

  3. [Enter]を押します。

  4. コンピュータを再起動します。