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Sun QFS および Sun Storage Archive Manager 5.3 インストールガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
1. Sun QFS および Sun Storage Archive Manager について
4. リリースパッケージの内容、ディレクトリ、およびファイル
SAM-QFS Manager でアクセスするサーバーを追加する方法
追加の SAM-QFS ユーザーアカウントを手動で作成する方法
複数のユーザーで使用される SAM-QFS Manager アカウントを作成する方法
8. マウントパラメータの設定とファイルシステム環境の初期化
10. Sun QFS と SAM-QFS のアップグレード
11. SAM-QFS Manager ソフトウェアのアンインストール
12. Sun QFS および Sun Storage Archive Manager のインストール -- クイックスタート
SAM-QFS Manager ソフトウェアをインストールするには、このセクションのタスクを実行します。
SAM-QFS Manager ソフトウェアは、次のいずれかの構成でインストールできます:
1 つ以上の SAM-QFS Manager のホストを管理するためのスタンドアロンの管理ステーションとして
SAM-QFS Manager のホスト上に追加するソフトウェアとして
SAM-QFS Manager ソフトウェアをインストールしたら、ネットワーク上でその Web サーバーへのアクセスが許可されているマシンであればいずれからでも SAM-QFS Manager にアクセスできます。
SAM-QFS Manager を構成するホストは、このセクションで説明する要件を満たす必要があります。
SPARC 400-MHz CPU または x64 AMD CPU
1G バイトのメモリー
20G バイトのディスク 1 台
/tmp に、少なくとも 250M バイトの空き容量があること
root パーティション (/) に、少なくとも 100M バイトの空き容量があること
10/100/1000 Base-T の Ethernet ポート
File System Manager ソフトウェアを利用するには、次に示すレベル以上のいずれかのブラウザが必要です。
Oracle Solaris OS または Windows 98 SE、ME、2000、XP OS 上の Netscape 7.1、Mozilla 1.7、または Firefox 1.5
Windows 98 SE、ME、2000、XP OS 上の Internet Explorer 6.0
ブラウザでは JavaScript テクノロジを有効にする必要があります
注 - 以前のバージョンの SAM-QFS Manager からアップグレードした場合は、SAM-QFS Manager をはじめて使用する前に、ブラウザのキャッシュをクリアしてください。
Web サーバーに、少なくとも Oracle Solaris 10 10/08 OS がインストールされていることを確認してください。
SAM-QFS Manager のインストールパッケージには、少なくとも次のソフトウェアのリビジョンが含まれています:
Java 2 Standard Edition version 1.5.0
JavaHelp 2.0
Java Studio Enterprise Web Application Framework (JATO) 2.1.2
Apache Tomcat version 4.0.5
これらのソフトウェアパッケージに対応するリビジョンがない場合、インストールソフトウェアはユーザーの入力を使用して適切なソフトウェアリビジョンをインストールします。
注 - SAM-QFS Manager は、Java Web Console に登録され、同じコンソールを使用するほかのアプリケーションと共存することが可能です。Java Web Console は、IANA で予約済みのポートであるポート 6789 を使用します。Java Web Console 以外のアプリケーションはこのポートを使用しないはずです。
始める前に
インストール要件を満たしていることを確認します。「SAM-QFS Manager の要件の確認」を参照してください。
このサーバーは、SUNWsamfsr パッケージと SUNWsamfsu パッケージをインストールしたサーバーでも、同じネットワーク上の別のサーバーでもかまいません。
役割には、承認と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (タスクマップ)」セクションを参照してください。
# ./fsmgr_setup
fsmgr_setup スクリプトは、自動的に SUNWfsmgrr パッケージと SUNWfsmgru パッケージをインストールします。
インストールスクリプトは、ローカライズ版のパッケージをオプションでインストールするかどうかを尋ねます。
インストールソフトウェアは、パッケージをインストールしたあと Apache Tomcat Web Server を起動し、ログを有効にします。
詳細は、「コマンドおよびマニュアルページへのアクセスを設定する方法」を参照してください。
# ps -ef | grep rpcbind root 269 1 0 Feb 08 ? 0:06 /usr/sbin/rpcbind
出力に rpcbind が含まれていない場合は、rpcbind サービスを起動します。
# /usr/sbin/rpcbind
インストール時にSAM-QFS Manager デーモンを自動的に起動するよう設定しなかった場合は、次のいずれかを行います:
SAM-QFS Manager デーモンを起動し、デーモンプロセスが停止したときに自動的に再起動するようにします。この構成では、システムの再起動時にもデーモンが自動的に再起動します。
# /opt/SUNWsamfs/sbin/fsmadm config -a
1 回だけ起動し、自動再起動は行わないように SAM-QFS Manager デーモンに指示します。
# /opt/SUNWsamfs/sbin/fsmadm start
詳細は、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「fsmadm(1M)」を参照してください。
デフォルトで、root ユーザーには、SAM-QFS ソフトウェアからすべての操作を実行できる権限があります。追加ユーザーに SAM-QFS Manager へのアクセス権を与えるには、useradd コマンドを使用します。ユーザーの追加や、SAM-QFS Manager ユーザー権限レベルの割り当てについては、「追加の SAM-QFS ユーザーアカウントを手動で作成する方法」を参照してください。
SAM-QFS の ISO イメージを /tmp ファイルにダウンロードしたあと、SAM-QFS Manager をインストールするために次の手順に従って ISO イメージをマウントします。
# mkdir /SAM.5.3
# lofiadm -a /tmp/StorageTek_QFS_5.3.iso /dev/lofi/1
# mount -F hsfs /dev/lofi/1 /SAM.5.3
# /SAM.5.3/sparc/fsmgr_setup
これは SPARC システムの場合の例です。システムが x64 サーバーの場合は、x64 を使用してください。
SAM-QFS Manager を起動する前に、すべてのポップアップブロッカを無効にします。
https://hostname:6789
hostname は、SAM-QFS Manager ソフトウェアがインストールされているホストの名前です。ホスト名のほかにドメイン名を指定する場合は、hostname .domainname と指定します。この URL は、先頭が http ではなく https であることに注意してください。
Sun Java Web Console のログインページが表示されます。
注 - SAM-QFS Manager ソフトウェアを以前のバージョンからアップグレードした場合は、samadmin ユーザーを使用してログインします。samadmin のパスワードは samadmin です。
これで、SAM-QFS Manager にログインしました。
SAM-QFS Manager のセッションタイムアウトは、デフォルトで 60 分です。セッションタイムアウト値を別の値に変更することはできますが、安全性確保のため、60 分より大きい値には設定しないでください。
SAM-QFS 管理ステーションで次のコマンドを入力します:
# /opt/SUNWfsmgr/bin/fsmgr session timeout-in-minutes
たとえば、タイムアウト値を 45 分に変更する場合、次のように入力します。
# /opt/SUNWfsmgr/bin/fsmgr session 45