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Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11g リリース2 (11.1.2)
B69543-02
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7 Oracle Privileged Account Manager

この章では、Oracle Privileged Account Managerに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

7.1 一般的な問題と対処方法

この項では、一般的な問題および回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

7.1.1 ターゲット・ページ文字列のいくつかが翻訳されない

管理者ユーザー・インタフェースのターゲット・ページのいくつかの文字列は翻訳されません。それは、それらの文字列はOracle Privileged Account Managerサーバー側で外部化されないことが原因です。

7.1.2 OPAMコマンドライン・ツールに対する翻訳(メッセージまたはヘルプ)サポートがない

Oracle Privileged Account Managerコマンドライン・ツール・メッセージおよびヘルプは、Oracle Privileged Account Manager 11.1.2.0.0リリースでは翻訳されていませんでした。

Oracle Privileged Account Managerコマンドライン・ツールのメッセージおよびヘルプの翻訳サポートは、11.1.2.0.0リリースの後に提供されます。

7.1.3 ブラウザ・ロケールがドイツ語の場合、OPAMでのターゲットの作成が機能しない

任意のブラウザで新しいターゲットを作成する際にドイツ語のロケールを選択すると、Connection to OPAM server could not be established:というエラー・メッセージが表示されます。この問題は、他のロケールでは発生しません。

この問題を回避するには、優先言語に英語を選択します。
たとえば、Firefoxを使用する場合、手順は次のとおりです。

  1. Firefoxのブラウザ・ウィンドウを開いて、「ツール」「オプション」を選択します。

  2. 「オプション」ダイアログが表示されたら、「コンテンツ」アイコンを選択します。

  3. 「コンテンツ」ページで「言語」セクションを探し、「言語設定」をクリックします。

  4. 「Webページの言語」ダイアログが表示されたら、「英語」を選択し、言語リストの一番上が英語になるまで「上へ」をクリックします。


    注意:

    言語リストに英語が表示されない場合、「追加する言語を選択」ボタンをクリックします。「英語」を探して選択し、「追加」ボタンをクリックします。


  5. 「OK」をクリックし、ダイアログ・ボックスを閉じます。

7.1.4 OPAMコンソールでは、WebLogicで構成したアイデンティティ・ストアからユーザーを参照できない

Oracle Privileged Account Managerコンソールでは、WebLogicアイデンティティ・ストアからユーザーにアカウントを付与できません。Oracle Privileged Account Managerコンソールでは、プライマリ・アイデンティティ・ストア(WebLogicセキュリティ・レルム構成のプロバイダ・リストの先頭)からユーザーを参照するユーザー・インタフェースを提供します。

Oracle Privileged Account Managerコンソールのユーザー参照は、次の理由で失敗することがあります。

  • ユーザーが、WebLogicセキュリティ・レルムの最初のアイデンティティ・ストア・プロバイダに含まれていない可能性があります。

  • サービス指向アーキテクチャ(SOA) (SOAを備えるOracle Identity Manager)およびOracle Privileged Account Managerが、同じWebLogicドメインに構成されています。

    SOAをインストールすると、JPSデフォルト・コンテキストのアイデンティティ・ストア構成が変更されます。これにより、Oracle Privileged Account Managerなどの他のコンポーネントでユーザー参照が失敗します。

解決策:

  • プロバイダ・リストがWeblogicセキュリティ・レルム構成で適切に順序付けられていること、およびユーザーがリストの最初のプロバイダに含まれていることを確認します。そうでない場合、プロバイダ・リストの順番を適切に変更します。

  • SOAおよびOracle Privileged Account Managerが、同じWebLogicドメインに構成されているかどうかを確認します。そうであれば、回避策は、SOAおよびOracle Privileged Account Managerを別々のドメインに構成することです。

7.2 構成に関する問題と対処方法

この項では、構成に関する問題およびその回避方法について説明します。内容は次のとおりです。

7.2.1 -m Joinを指定してconfigureSecurityStore.pyを実行するときは絶対パスを使用する

-m joinconfigureSecurityStore.pyを使用してwlst.shを実行中に、ORACLE_HOMEMW_HOMEなどの変数を使用すると、セキュリティ・ストアの構成では、ポリシー・ストア・オブジェクトの作成に失敗します。

-m joinに対してコマンドを実行するときは、常にORACLE_HOMEおよびMW_HOMEの絶対パスを使用してください。