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Oracle Fusion Applications共通ユーザー・ガイド
11g リリース1(11.1.4)
B69963-01
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8 パーソナライズ

この章の内容は次のとおりです。

ページのパーソナライズに関するよくある質問

プリファレンス

ページのパーソナライズに関するよくある質問

サイン・アウト後にマイナーなパーソナライズを保持するにはどのようにしますか。

ページから移動またはサイン・アウトした後で、表レイアウトの変更や領域の非表示などのマイナーなパーソナライズが存続するかどうかは、表示していたページによって異なります。ページに対するマイナーなパーソナライズのすべてをサイン・アウト後にも必ず保持するには、使用可能な場合は、「パーソナライズ」 - 「現在のページの編集」を選択してパーソナライズを変更します。

検索結果の表を保持するには、検索を実行し、結果表レイアウトを変更してから、結果レイアウトの保存チェック・ボックスを選択して保存済検索を作成します。ページを開くたびに保存済検索の基準と結果表レイアウトをページに設定する場合は、デフォルトとして設定チェック・ボックスも選択します。

ページをデフォルトのコンテンツとレイアウトに復元するとどうなりますか。

表示しているページで使用可能な場合に、グローバル領域で「パーソナライズ」 - 「デフォルトのコンテンツとレイアウトにリセット」を選択すると、同じメニューから「現在のページの編集」を選択してページに対して行った変更はすべて削除されます。リセットすると、ページ・レベルのオブジェクト、たとえば追加あるいは移動したダッシュボード領域と、ダッシュボードのレイアウト変更にも影響します。このオプションを選択すると、ページのコンポーネント内で行った変更、たとえば表で列の順序を変更したり、ページ・セクションをデフォルトの設定とは反対に開閉した場合もリセットされます。

プリファレンス

アクセシビリティのプリファレンス: 詳細

Oracle Fusion Applicationsのアクセシビリティ・モードを選択するには、アクセシビリティのプリファレンスを使用します。グローバル領域からアクセシビリティのプリファレンスを開くには、「アクセシビリティ」リンクをクリックするか、「パーソナライズ」 - 「プリファレンスの設定」 - 「アクセシビリティ」を選択します。

アクセシビリティ

スクリーン・リーダー・モードでは、スクリーン・リーダーのユーザーとキーボードのみを使用するユーザーのために強化された別の形式でユーザー・インタフェース・コンポーネントが表示されます。

カラー・コントラスト

ハイ・コントラスト・モードでは、ハイ・コントラスト機能を有効にしたオペレーティング・システムやブラウザに対応して視覚的なコンテンツが表示されます。たとえば、バックグラウンド画像とバックグラウンド・カラーは、ハイ・コントラスト・モードでも視覚的な情報が失われないように最適化されています。このモードは、ブラウザやオペレーティング・システムのコントラスト・モードも併用しないと、あまり効果がありません。必要に応じ、ハイ・コントラスト・モードとあわせて大きいフォントのモードも使用すると効果的です。

フォント・サイズ

大きいフォントのモードを使用すると、大きいフォント・サイズに設定した、またはズーム機能を持つブラウザに対応して視覚的なコンテンツが表示されます。中フォントのモードでは、ほとんどのテキストと多くのユーザー・インタフェース・コンテナが固定サイズになり、明瞭で一貫した表示が得られます。大きいフォントのモードでは、テキストとコンテナはサイズがスケーラブルです。大きいフォントやブラウザのズーム機能を使用しない場合には、中フォントのモードを使用してください。必要に応じ、大きいフォントのモードとあわせてハイ・コントラスト・モードも使用すると効果的です。

プロキシ: 詳細

プロキシとは、指定した期間に自身のアカウントへのアクセス権を持つユーザーです。たとえば、自分の休暇中にタスクを実行する人をプロキシとして指名できます。プロキシは、Oracle Fusion Applicationsのプリファレンスで定義します。同様に、自分が他のユーザーのプロキシとして指名された場合には、グローバル領域に「切替え」メニューが表示され、他のユーザーとして作業できるようになります。

重要

プリファレンスで、プロキシとして選択したユーザーがすでに自分のプロキシとして定義されていた場合は、自動的に既存の定義が上書きされます。

偽装セッション

偽装セッションは、プロキシが「切替え」メニューでアカウントを選択し、そのユーザーとしてタスクにアクセスすると開始されます。どの時点でも、プロキシはそのメニューで選択可能な他のアカウントに切り替えることや、自分自身のアカウントに戻ることができます。完全にサイン・アウトしてから再度サイン・インしたプロキシは、必ず自分自身のアカウントに戻ります。

あるユーザーのアカウントに切り替えたプロキシは、基本的にそのユーザーのアカウントを使用してサイン・インします。たとえば、そのユーザーがアクセス権を持つ対象にアクセスできます。ただし、偽装セッション中には、プロキシ自身のものでも他のユーザーのものでもプリファレンスにはアクセスできません。プロキシが実行する作業、たとえばレコードの作成、編集または削除は、サイン・インしているユーザーとして、そのアカウントを使用して実行されます。次にサイン・インすると、プロキシが実行した作業はそのユーザーとして実行されたことになっています。複数の人が1人のユーザーのアカウントを使用して同時にアプリケーションの使用を試みた場合、たとえば、複数のプロキシが重複する期間に同じユーザーのアカウントを使用する場合や、プロキシの偽装セッション中に本来のユーザーがサイン・インした場合であっても問題はありません。

パスワード

パスワードは、プロキシとの間で共有しないでください。プロキシがあるユーザー・アカウントに切り替えるときは、アイデンティティを認証するためにプロキシ自身のパスワードを入力するように求められます。したがって、偽装が可能なのは定義されているプロキシのみです。

ウォッチリスト項目の追加、表示、名前変更: 考慮すべき点

ウォッチリストには事前定義済のカテゴリと項目が付属しますが、独自のウォッチリストに対するカスタム項目の追加または削除、事前定義済項目およびカスタム項目の表示または非表示の切替え、カスタム項目の名前変更が可能です。

項目の追加または削除

ウォッチリスト項目を独自のウォッチリストに追加するには、「ウォッチリストの管理」ボタンまたはメニュー項目を有効にして、検索ページで保存済検索を作成します。たとえば、ウォッチリストでコーポレート・カード・トランザクションを追跡する場合は、適切な検索基準でコーポレート・カード・トランザクションに対する保存済検索を作成します。作成した保存済検索を選択するには、ボタンまたはメニュー項目を使用して「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスを開きます。

この検索ページで作成した任意の保存済検索をウォッチリスト項目として追加でき、その項目を独自のウォッチリストでも表示できます。同じ検索ページから作成した保存済検索はすべて、事前定義済の1つのウォッチリスト・カテゴリに表示されます。

保存済検索に基づいてウォッチリスト項目を削除するには、「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスで選択を解除します。保存済検索そのものを削除する場合は、その直後に「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスでも選択を解除する必要があります。そうしないと、次にウォッチリスト項目をリフレッシュするまで、削除した保存済検索が引き続きダイアログ・ボックスに表示され、対応するウォッチリスト項目もウォッチリストに表示されます。次のリフレッシュは、設定によっては何時間も後になる場合があります。

項目の表示または非表示

ウォッチリストのプリファレンスには、事前定義済のすべてのカテゴリと使用できる項目のみでなく、ウォッチリストで使用する保存済検索も含まれています。このリストから、ウォッチリストで表示するカテゴリおよび項目を指定できます。ウォッチリストのプリファレンスにアクセスするには、グローバル領域で「パーソナライズ」 - 「プリファレンスの設定」 - 「ウォッチリスト」を選択します。

表示するサブセットから、検索結果がない項目の非表示を選択することもできます。ウォッチリストのリフレッシュ時に、ウォッチリスト項目の基準に一致するレコードがない場合、その項目はウォッチリストに表示されなくなります。

項目の名前変更

事前定義済のウォッチリスト項目や保存済検索に基づく項目は、名前を変更できません。事前定義済のウォッチリスト項目名の編集を管理者に依頼することはできますが、変更はすべてのユーザーに適用されます。

保存済検索に基づくウォッチリスト項目の場合は、保存済検索の名前がウォッチリスト項目の名前として表示されます。保存済検索の名前は、対応する検索ページから「保存済検索のパーソナライズ」ダイアログ・ボックスを使用して変更できます。ウォッチリスト項目名は、次にウォッチリストがリフレッシュされるとき自動的に更新されます。

アプリケーション・コアのアクティビティ・ストリーム: 例

アクティビティ・ストリームでフォローするアプリケーション・コア(Oracle Fusion Middleware Extensions for Applications)のアクティビティを選択するには、アクティビティ・ストリームのプリファレンスを使用します。選択したアプリケーション・コア機能に関して、他の管理者が行っている内容を確認できます。アクセス権がある機能にのみ関連するアクティビティをフォローしてください。たとえばデータ・セキュリティ・ページに対してアクセス権がない場合、データ・セキュリティは選択しません。

アプリケーション・コアのアクティビティは、Oracle Fusion Applicationsの「ようこそ」ダッシュボードの「アクティビティ・ストリーム」領域でのみ追跡されます。次のシナリオでは、使用可能なアプリケーション・コア機能ごとに、追跡できるアクティビティ・タイプの例を紹介しますが、追跡できるすべてのアクティビティを網羅しているわけではありません。

ページのカスタマイズ

別の管理者が、Oracle Fusion Applicationsですべてのユーザーの「ようこそ」ダッシュボードに領域を追加しました。この情報は「アクティビティ・ストリーム」領域に表示され、このカスタマイズを行った管理者の名前と、カスタマイズされたページ、カスタマイズが適用される組織を確認できます。カスタマイズされたページにもナビゲートできます。

データのセキュリティ

別の管理者が、従業員データベース・リソースのインスタンス・セット123に対するマネージャ・ロール・アクセス権を付与しました。この情報は「アクティビティ・ストリーム」領域に表示され、アクセス権を付与した管理者の名前と、ロール、インスタンス・セット、データベース・リソースの名前またはIDを確認できます。

サンドボックス

別の管理者が、「Financials Sandbox」という名前でサンドボックスを発行しました。この情報は「アクティビティ・ストリーム」領域に表示され、このサンドボックスを発行した管理者の名前と、サンドボックスの名前を確認できます。サンドボックス名をクリックすると、その詳細も確認できます。

同じように、別の管理者がサンドボックスのコンテキストで変更を行った、たとえばページをカスタマイズした場合は、その情報もアクティビティ・ストリームで追跡されます。特定のサンドボックスを選択して追跡するには、「サンドボックスの管理」ダイアログ・ボックスからサンドボックスの詳細にアクセスします。

フレックスフィールド

別の管理者が、「Account」という名前でフレックスフィールドをデプロイしました。この情報は「アクティビティ・ストリーム」領域に表示され、このフレックスフィールドをデプロイした管理者の名前と、フレックスフィールドの名前を確認できます。

ツリー

別の管理者が、「Financials Hierarchy」という名前のツリーに対して、「Ledger」という名前で新しいバージョンのツリー・コードを作成しました。この情報は「アクティビティ・ストリーム」領域に表示され、このバージョンを作成した管理者の名前と、ツリー・コードおよびツリーの名前を確認できます。

プリファレンスに関するよくある質問

一般プリファレンス設定が自動的に変更されたのはなぜですか?

一般プリファレンスには、Oracle Fusion Applicationsの外部でもアクセスされるユーザー・ディレクトリと統合されるものがあります。ユーザーまたは管理者が別の場所で設定を変更した可能性があり、新しい値はユーザーのプリファレンスに反映されます。ユーザーのプリファレンスで設定を変更すると、それが最新の値になり、ユーザー・ディレクトリの統合時には常に反映されます。この影響があるプリファレンスは、アプリケーション言語、「地域」、「日付書式」、「時間書式」、「通貨」および「タイム・ゾーン」です。

表示名言語プリファレンスとは何ですか。

表示名言語プリファレンスは、自身の名前も含めてすべての個人名がグローバル領域に表示されるときの言語です。米国英語など、インストールされている言語が1つのみの場合でも、Oracle Fusion Applicationsには個人名を他の言語で、たとえば、米国英語の「Alexander」とスペイン語の「Alejandro」を入力できるページがあります。

たとえば表示名言語をスペイン語に設定し、スペイン語の値がまったく存在しない場合は、LDAPのデフォルト表示名が表示されます。表示名プリファレンスを設定しない場合は、すべてのユーザー名がデフォルトの言語プリファレンスで選択されている言語に基づいて表示されます。

プロキシとして設定する特定の個人が見つからないのはなぜですか。

プロキシとして設定するユーザーは、適切な権限、FND_IMPERSONATE_USER_PRIVがあるロールを持っていることが必要です。

ウォッチリストに表示されない項目があるのはなぜですか。

ウォッチリストに実際に表示される内容は、ウォッチリストのプリファレンスによって決まります。特定の項目を非表示にする、または検索結果のない項目をすべて非表示にするようにプリファレンスを設定した可能性があります。プリファレンスの設定内容によって1つのカテゴリの項目がすべての非表示になる場合は、そのカテゴリも非表示になります。プリファレンスを確認するには、グローバル領域で「パーソナライズ」 - 「プリファレンスの設定」 - 「ウォッチリスト」を選択します。

「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスで、ウォッチリスト項目として追加する保存済検索を選択するときに、その項目をウォッチリストに対して使用可能にしても、常に表示されるよう指定したことにはなりません。したがって、保存済検索がウォッチリストに含まれる場合でも、ウォッチリストのプリファレンスによっては非表示になることがあります。

次のような可能性もあります。

このような場合は、ウォッチリストでもウォッチリストのプリファレンスでも、対応するウォッチリスト項目は表示されません。