Oracle® Fusion Applicationsマーケティング・キャンペーン・ガイド 11g リリース1(11.1.4) B69965-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
インポート・アクティビティは、特定のオブジェクトのインポート・アクティビティの作成をサポートする段階的なガイド付きのプロセスで構成されています。
このトピックでは、ソース・ファイル・データを検索して解析するためにインポート・プロセスで使用される、インポート・アクティビティで定義されているソース・ファイル・オプションについて説明します。
次のように、ソース・ファイルに関連する属性詳細を入力します。
オプション |
説明 |
---|---|
ファイル・タイプ |
ソース・ファイルはテキストまたはXMLである必要があります。 |
データ型、デリミタおよびヘッダー行を含む |
テキスト・ファイル・タイプは、データの区切り方法、およびソース・ファイルに各列の見出し行を含めるかどうかに基づいて、さらに詳しく定義できます。 |
インポート・マッピング |
このインポート・アクティビティ用に選択されたオブジェクトの事前定義されたマッピングのリストを表示します。選択したマッピングは、次のインポート・アクティビティ・ステップでソース・ファイルをマッピングするためのベースとして使用されます。 |
インポート対象のソース・ファイルを検索するときに使用できるオプションについて説明します。
オプション |
説明 |
---|---|
ファイル選択 |
次のファイル選択から選択します。
|
アップロード元 |
次の3つの場所からソース・ファイルをアップロードできます。
「デスクトップ」を選択すると、関連する「更新」ボタンとともに「ファイル名」フィールドが表示されます。「更新」をクリックし、アップロードするファイルを参照し、検索および選択します。 「URL」を選択した場合は、 「ネットワーク」を選択した場合は、 注意 ファイル選択オプションとして「特定のファイル」を選択した場合は、「URL」と「ネットワーク」の両方のファイル・パスの場所にファイル名を含める必要があります。 |
多くのオブジェクトに複数の文書を添付できます。ファイル・インポート・アクティビティ・プロセスを使用すると、特定のオブジェクトに添付された文書をインポートできます。
「要約」セクションで、インポート・アクティビティ名、説明およびソース・ファイルからデータをインポートするプライマリ・オブジェクトを入力します。表示されるオブジェクトのリストは、データ・セキュリティ権限によって制御されます。このトピックでは、インポート・アクティビティに関連する添付オプションを定義する方法について説明します。
ファイル添付インポート・プロセスの設定の一部として、次のことを実行する必要があります。
それぞれが添付に関連するファイル名を参照する複数の列を使用して、添付ファイルとソース・ファイル内のオブジェクトの関係を指定します。
各オブジェクト・レコード(行)に対応する添付のソース・ファイル列にファイル名を指定します。
現在のファイル・インポート・アクティビティ・プロセスでターゲットとされるすべてのオブジェクトに関連付けられたファイルをすべて選択します。
ファイル名に関連する列を、カテゴリ、ファイル名、ファイルのタイトル、ファイルの説明など、共通の添付インタフェースに関連する特定のオブジェクトおよび属性にマップします。
ファイル・インポート・アクティビティ・プロセスの一部としてアクティブ化される添付をアップロードするプロセスを監視します。
データをソース・ファイルに含めるプライマリ・オブジェクトを追加するために、インポート・アクティビティのパラメータを定義します。インポートされるオブジェクトに添付がある場合、「添付」セクションでインポートされるレコードごとに添付として機能する文書を追加する追加ステップを実行する必要があります。複数のファイルオプションを選択し、「参照」をクリックしてUniversal Content Manager(UCM)を表示します。ここから次のようにして、添付として機能する個別の文書、またはこれらのすべての文書を含む1つのファイルを選択できます。
個別の添付文書をすべて含む、事前に構成された圧縮ファイル(ZipまたはJar形式)を選択します。圧縮されたファイルにフォルダの階層が含まれている場合、添付インポート・プロセスは、特定のファイル名を検索するためにその階層を移動します。
UCMがZip形式に自動的に圧縮する個別の添付文書を選択します。この場合、個別の文書を圧縮ファイルにすることはできません。
ファイル・システムを参照し、様々なフォルダから複数のファイルを選択します。1回の操作ですべての添付を選択する必要があります。たとえば、いくつかのファイルを選択した後、添付ファイルの選択に戻ることはできません。
ファイル・インポート・アクティビティは、特定のオブジェクトのインポート・アクティビティの作成をサポートする段階的なガイド付きのプロセスで構成されています。
このトピックでは、ソース・ファイル・データを解釈し、インポート・インタフェース表のデータをターゲット・アプリケーション表にインポートするために、インポート・プロセスで使用される「インポート・アクティビティ」で定義されるインポート・オプションについて説明します。
インポート・プロセスでデータが正しく解釈および変換されるように、次のオプションを使用して、ソース・ファイル・データの形式を識別します。
オプション |
説明 |
---|---|
小数点記号 |
小数点属性タイプを持つ属性にマップされる列の数値の小数部分の形式。 |
日付書式 |
日付属性タイプを持つ属性にマップされた列の値の書式。 |
タイムスタンプ書式 |
タイムスタンプ属性タイプを持つ属性にマップされた列の値の書式。 |
ファイル・エンコーディング |
ファイル内の文字全体のエンコーディング。 |
インタフェース表の情報をターゲット・アプリケーション表にインポートする場合、次のオプションを使用します。
オプション |
説明 |
---|---|
インポート・モード |
インポート・アクティビティ・プロセスで新しいレコードを作成するか、既存のレコードを更新するかを決定します。 既存のレコードを更新する場合、ソース・ファイルにレコードIDを指定する必要があります。既存のレコードが見つからない場合は、新しいレコードが作成されます。すべてのインポート・オブジェクトで更新モードはサポートされていません。したがって、「インポート・モード」は「作成」に設定され、そのオブジェクトについては更新不可能です。 新しいレコードを作成する場合、インポート・プロセスでは、重複する可能性があるターゲット・アプリケーション表の既存のオブジェクトを使用してインタフェース表のデータを評価します。顧客データ管理オブジェクトは、照合構成のセットに定義されているルールを使用して評価されます。他のオブジェクトはすべて、事前定義されたインポート・マッピングの重複の検証に対して選択された属性の組合せを使用して評価されます。 |
許容できるエラー数 |
エラー件数がしきい値を上回る場合は、すべてのレコードのインポート・プロセスが停止します。エラー件数がしきい値を下回る場合は、エラーのないレコードがインポートされます。どちらの場合も、エラーのあるレコードはエラーおよび例外ファイルでレポートされます。 検証エラーには次のものがあります。
顧客データ管理オブジェクトの照合構成を使用して見つかった重複は、エラー件数には関係しません。 |
通知Eメール |
インポート処理通知の対象とする受信者のEメール。 |
顧客データ管理重複 |
それ自体で、または別のオブジェクトのコンポーネントとしてインポートされたコンシューマ、顧客および法的エンティティ・オブジェクトは、重複検証の対象となります。重複は、次の照合構成を使用して判断されます。
次のいずれかを選択できます。
|
重複再調査日数 |
このオプションは、引合インポート・オブジェクトにのみ適用されます。事前定義されたインポート・マッピングの重複の検証に対して選択された属性に基づいて、再調査日数の値によって決定された期間内に作成された既存の引合のみが重複していると判断されます。重複が見つかった場合、引合はインポートされず、重複レコードが例外レポートでレポートされます。重複する引合は、許容できるエラー数しきい値の計算に含まれます。 |
インポート・オプションを入力した後、インポート・アクティビティの2番目のステップでは、ソース・ファイル内のフィールドを対応するターゲット属性にマップします。
このトピックの内容は次のとおりです。
フィールドのマップ
インポート・マッピングの保存
定数値
「フィールドのマップ」セクションは、ソース・ファイル列とターゲット属性列に分割されます。
ソース列ヘッダーの値は次のいずれかから導出されます。
事前定義マッピング(選択されている場合)
ソース・ファイル(インポート・アクティビティ定義の最初のステップで「ヘッダー行を含む」オプションが選択されている場合、テキスト・ファイル・タイプのみ)
列A、列Bなどの汎用値(「ヘッダー行を含む」オプションが選択されていない場合、テキスト・ファイル・タイプのみ)
XMLタグ付け構造(XMLファイル・タイプのみ)
次の表にソース列を示します。
ソース列 |
説明 |
---|---|
列ヘッダー |
列ヘッダー(テキスト・ファイル・タイプ)およびタグ付け構造(XMLファイル・タイプ)を表します。 |
値の例 |
値は、事前定義マッピングで保存された最初のソース・ファイルから導出されます。事前定義マッピングを選択しなかった場合、値の例は、インポート・アクティビティ定義の最初のステップで選択されたソース・ファイル内の最初のデータ行から取得されます。 |
無視 |
その列のソース・ファイル・データをインポートしない場合、このオプションを選択します。 |
次の表にターゲット列を示します。
ターゲット列 |
説明 |
---|---|
オブジェクト |
インポートされるビジネス・オブジェクトのコンポーネントを表すインポート・オブジェクトのグループ。 |
属性 |
オブジェクトの対応するインタフェース表を表す属性名。 |
ソース・ファイル情報とターゲット属性との間のマッピングは、マッピング名を導出するためのインポート・アクティビティ名と日付を使用して、インポート・アクティビティの保存時に再利用可能なマッピングとして保存されます。事前定義マッピングを選択した場合、ロック解除されたマッピングに対してインポート・アクティビティで行われる変更により、事前定義マッピングが更新され、変更が事前定義マッピングに保存されます。事前定義マッピングがロックされている場合、変更されたマッピングは新しいマッピングとして保存されます。新しいマッピングのマッピング名を指定するには、「フィールドのマップ」の「処理」メニューから「別名保存」 オプションを選択します。
定数値は、インポートされたすべてのオブジェクトが継承するターゲット属性の値を指定する方法を提供します。たとえば、ソース・ファイルにビジネス・ユニットの列が含まれておらず、ファイル内のすべてのオブジェクトが同じビジネス・ユニットに属している場合は、そのオブジェクトおよびビジネス・ユニット属性の定数値を入力します。
この例では、インタフェース表および宛先アプリケーション表へのインポートに使用されるソース・ファイル・データで見つかったエラーを解決する方法を示します。
次の表に、このシナリオの重要な決定事項を示します。
考慮する決定事項 |
この例の場合 |
---|---|
エラーを修正してインポートのために再び発行する必要がありますか。 |
はい。無効な値のエラーの場合、その必要があります。 いいえ、重複レコードが見つかった場合、その必要はありません。 |
インポート・アクティビティはソース・ファイルを繰返しスケジュールで処理していますか。 |
はい。インポート・アクティビティは、新しいソース・ファイルを毎週処理するように定義されています。 2番目のインポート・アクティビティは、週次ファイル内のエラーの修正を処理するように定義されています。 |
インポート・アクティビティのステータスおよびレポートをレビューします。
例外ファイル・データを修正し、デスクトップに保存します。
修正されたデータを含むファイルをインポートします。
ファイル・ベースのデータ・インポートを使用すると、コンシューマ、引合および応答インポート・オブジェクトをインポートするときに、マーケティング・リストにコンシューマ担当者および組織担当者を記録できます。既存のリストを選択するか、新しいリストを作成します。インポート・アクティビティの定義中に作成した場合、マーケティング・リストには「インポート済」のリスト・タイプ値が割り当てられます。オブジェクトが正常にインポートされた後、コンシューマおよび担当者がマーケティング・リストのメンバーとして追加されます。
インポート・アクティビティでは現在実行中のプロセスは停止されません。ただし、開始されていない次のプロセス、および将来の繰返しファイル・インポート・アクティビティは停止されます。後のどのステージでもプロセスをアクティブ化できます。
次の表に、応答、引合、商談の主な違いを示します。
応答... |
引合... |
商談... |
---|---|---|
マーケティング刺激に応答して顧客が開始した対話。アウトバウンド・マーケティング・アクティビティはすべて、マーケティング刺激です。 |
潜在的な担当者または見込み客、および特定の購買関心を識別する、マーケティング・キャンペーンまたは他の手段を通じて取得された問合せ、照会などの情報。 注意 引合作成の時点で特定の購買関心が不明な場合でも、引合を作成できます。ただし、この引合が適格になるためには、主要な購買関心を記録する必要があります。 |
潜在的収益、営業ステージ、受注確度、予定クローズ日など、要約データを使用して予測および追跡できる製品またはサービスの保留販売。 |
マーケティング・アクティビティに応答して、応答者から記録された関心で作成されます。応答には、電話調査の質問に対する回答の指定、リストの購読、Eメール応答フォーム要求への応答などが含まれます。製品またはサービスに対する関心が高まると、応答者は引合として昇格します。 |
営業引合として適格な応答者を定期的に作成する、自動化された引合取得または引合インポート・プロセスによって主に作成されます。 企業が提供する製品またはサービスに対するニーズまたは関心を示した担当者または見込み客の応答データから作成されることもあります。 |
営業担当が、潜在的な収益機会を持つ適格引合を識別したときに作成します。ディールをクローズする多額の営業投資が予測される場合、引合は商談に変換されます。 注意 営業担当は、以前に応答または引合を作成していなくても、最初から商談を作成できます。 |
マーケティング部門のみが所有します。 販売予測の一部としては含まれません。 |
引合のライフサイクルの段階に基づいて、マーケティング部門と営業部門の間でやり取りされます。 販売予測の一部としては含まれません。 |
商談のライフサイクルを管理するための完全な職責を持つ営業部門のみが所有します。 営業担当の裁量で販売予測に含まれます。 すべての商談が販売予測に含まれるわけではありません。商談を予測に含めるかどうかの決定は、会社の要件によって異なります。 |
マーケティングのコンテキストでは、応答とは、見込み客または担当者のマーケティング・アクティビティに対する反応の記録を表します。顧客対応は、会社と見込み客、担当者または顧客の間の通信の記録です。
次の表に、応答と顧客対応に関する重要な点を示します。
応答 |
顧客対応 |
---|---|
資格取得または営業商談を追跡して販売予測に含めるために、マーケティング応答を営業引合に変換できます。 |
Eメール、電話、ダイレクト・メール、Webなどの通信チャネルを使用して顧客との通信が行われると、顧客対応が記録されます。 |
電話、EメールまたはWebで受信した応答は保存され、肯定的な応答を営業引合および商談に変換できます。 |
顧客対応は通常、インバウンド通信と同様に、アウトバウンドごとに作成されます。アウトバウンド通信は、電話による営業担当、Eメール・キャンペーンによるマーケティング・マネージャなど、会社の従業員によって開始されます。インバウンド通信は、Webアクティビティまたはコール・センターを通じて見込み客または担当者によって開始されます。 |
応答は通常、自動システム・プロセスによって取得されるか、システムにインポートされます。 |
特定の顧客または担当者の顧客対応を「顧客センター」に表示できます。 |
応答は、マーケティング・ソース・コードや特定の宛先URLなど、マーケティング・アクティビティに固有の情報を取得します。 |
マーケティング・トリートメントに関するチャネル詳細には、応答の作成時に顧客対応を作成するためのオプションが含まれます。 |
引合が作成され、引合リスト・ビューからフォロー・アップに使用できるようになります。応答を引合に変換したユーザーは、引合所有者としてリストされます。