ネットワーク構成を開始する前に

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この Oracle Solaris リリースでは、システムのネットワーク構成はアクティブなネットワーク構成プロファイル (NCP) によって管理されます。アクティブな NCP がリアクティブ (automatic NCP など) の場合、システムのネットワーク構成は自動になります。アクティブな NCP が DefaultFixed の場合、システムのネットワーク構成モードは固定になります。リアクティブなネットワーク構成を備えたシステムは、固定ネットワーク構成を備えたシステムとは異なった動作をします。

実行する構成はすべてアクティブな NCP に適用されます。このため、どの構成手順を実行する前にも、まずどの NCP が正常にアクティブになっているかを知っておく必要があります。したがって、構成手順が完了したあと、システムは予想どおりに動作します。システム上でアクティブになっている NCP を確認するには、次のコマンドを入力します。

# netadm list
TYPE        PROFILE        STATE
ncp         DefaultFixed   online
ncp         Automatic      disabled
loc         Automatic      offline
loc         NoNet          offline
loc         User           offline
loc         DefaultFixed   online

ステータスがオンラインとしてリストされているプロファイルは、システム上でアクティブな NCP です。

システム上の NCP の詳細を表示するには、netadm コマンドで - x オプションを使用します。

netadm list -x
TYPE        PROFILE        STATE          AUXILIARY STATE
ncp         DefaultFixed   online         active
ncp         Automatic      disabled       disabled by administrator
loc         Automatic      offline        conditions for activation are unmet
loc         NoNet          offline        conditions for activation are unmet
loc         User           offline        conditions for activation are unmet
loc         DefaultFixed   online         active

プロファイルの種類を切り替える (リアクティブなプロファイルから固定プロファイルに切り替えるなど) には、次のコマンドを入力します。

# netadm enable -p ncp NCP-name

ここで、NCP-name は NCP タイプの名前です。

プロファイル管理によるネットワーク構成の概要については、『Oracle Solaris 11 ネットワーキングの紹介』の「ネットワーク構成プロファイル」を参照してください。NCP の詳細は、『Oracle Solaris 11.1 でのリアクティブネットワーク構成を使用したシステムの接続』を参照してください。

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	Oracle Solaris 11.1 ネットワークの構成と管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語)