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Oracle Solaris 11.1 ブート環境の作成と管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
既存のアクティブでないブート環境上のパッケージを更新するには、環境にアクセスするためにその環境をまずマウントし、その後でパッケージを更新します。
注 - ブート環境をマウントすると、その環境内のサポートされているゾーンが、その環境のマウントポイントに相対位置でマウントされます。
beadm mount BeName mount-point
このコマンドは、指定されたブート環境を指定されたマウントポイントにマウントします。マウントポイントがすでに存在する場合は、空でなければなりません。マウントポイントのディレクトリが存在しない場合、beadm ユーティリティーはそのディレクトリを作成してから、そのディレクトリにブート環境をマウントします。ブート環境はマウントされますが、アクティブでない状態です。
指定されたブート環境がすでにマウントされている場合、beadm mount コマンドは失敗し、新しく指定した場所にブート環境は再マウントされません。
詳細は、『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「割り当てられている管理権限を使用する方法」を参照してください。
# beadm mount BeName mount-point
たとえば、pkg install コマンドを -R オプションとともに使用すると、ブート環境の特定のパッケージを更新できます。
# pkg -R /mnt install package-name
ここで、/mnt はブート環境のマウントポイントです。
beadm コマンドを使用して、既存のブート環境をマウント解除できます。ブート環境をマウント解除すると、そのブート環境内のゾーンもマウント解除されます。すべてのマウントポイントは、マウントされる前の状態に戻ります。
注 - 現在ブートされているブート環境をマウント解除することはできません。
beadm unmount [-f] BeName
このコマンドは、指定されたブート環境をマウント解除します。
-f オプションは、ブート環境が現在ビジー状態であっても強制的にマウント解除します。