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Oracle Solaris 11.1 の管理: デバイスとファイルシステム Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
フロッピーディスクをフォーマットする方法 (rmformat)
リムーバブルメディアに読み取り/書き込み保護とパスワードによる保護を適用する
リムーバブルメディアの書き込み保護を有効または無効にする方法
リムーバブルメディアの読み取り/書き込み保護を有効または無効にする方法とパスワードを設定する方法
6. InfiniBand デバイスの使用 (概要/タスク)
11. COMSTAR を使用したストレージデバイスの構成 (タスク)
12. Oracle Solaris Internet Storage Name Service (iSNS) の構成と管理
リムーバブルメディア上の情報にアクセスするには、ボリューム管理を使用する方法と使用しない方法があります。GNOME のファイルマネージャーを使用してリムーバブルメディア上の情報にアクセスする方法については、GNOME デスクトップのドキュメントを参照してください。
このセクションでは次の手順について説明します。
リムーバブルメディアは、/media ディレクトリに自動的にマウントされるようになりました。ただし、互換性を保つために、/media へのシンボリックリンクが、以前のメディアのマウントポイント /cdrom および /rmdisk から提供されます。
たとえば、コンパクトフラッシュメモリーカード (/dev/dsk/c4d0p0:1) は次のようにマウントされます。
$ ls /media/memory-card-name
たとえば、USB メモリースティック (/dev/dsk/c3t0d0s0) は次のようにマウントされます。
$ ls /media/U3
ほとんどの DVD は、ISO 9660 標準でフォーマットされています。このフォーマットには可搬性があります。そのため、DVD をボリューム管理によってマウントできます。
さまざまなフォーマットに対応するために、DVD はスライスに分割されます。スライスはハードディスクのパーティションに似ています。9660 部分には可搬性があります。DVD のマウントで問題が生じた場合、特にそれがインストール DVD の場合は、そのファイルシステムが、使用しているシステムのアーキテクチャーに適しているかどうかを確認してください。たとえば、DVD 上のラベルを確認できます。
一般に、最近のバスタイプのほとんどで、ホットプラグ機能がサポートされています。これは、ユーザーが空のスロットにディスクを挿入すれば、システムがそのディスクを認識してくれることを意味します。
ホットプラグ対応デバイスの詳細は、第 4 章デバイスの動的構成 (タスク)を参照してください。
詳細な手順については、該当するハードウェアのマニュアルを参照してください。
# rmformat Looking for devices...
場合によっては、リムーバブルメディアサービスを使用しないで、メディアを管理した方がよいことがあります。このセクションでは、リムーバブルメディアサービスを無効または有効にする方法について説明します。
これらのサービスを無効にした場合は、mount コマンドを使ってすべてのメディアを手動でマウントする必要があります。
メディアを使用中のすべてのユーザーを確認できた保証がない場合は、「リムーバブルメディアが使用中かどうかを調べる方法」の手順に従って fuser コマンドを使用してください。
# svcadm disable rmvolmgr
# svcadm disable rmvolmgr # svcadm disable dbus # svcadm disable hal
これらのサービスを無効にした場合は、mount コマンドを使ってすべてのメディアを手動でマウントする必要があります。
# svcadm enable rmvolmgr # svcadm enable dbus # svcadm enable hal
# ls /media/Oracle_Solaris-11_1-AI-SPARC auto_install export proc solarismisc.zlib bin home reconfigure system boot jack root tmp dev mnt sbin devices platform solaris.zlib
例 1-3 リムーバブルメディア上の情報にアクセスする
次の例は、USB メモリースティック上の情報にアクセスする方法を示しています。
$ ls /media/usb-name
次の例は、DVD 上の情報にアクセスする方法を示しています。
$ ls /media Oracle_Solaris-11_1-AI-SPARC cdrom
# fuser -u /media
-u は、メディアを使用しているユーザーなどを表示します。
詳細は、fuser(1M) のマニュアルページを参照してください。
# fuser -u -k /media
-k オプションは、メディアにアクセスしているプロセスを強制終了します。
注意 - メディアにアクセスしているプロセスの強制終了は、緊急の場合にのみ行います。 |
# pgrep process-ID
シェルまたはアプリケーションがメディア上のファイルまたはディレクトリのいずれかにアクセスしている場合、メディアは「使用中」であることを忘れないでください。DVD を使用しているシェルやアプリケーションなどをすべて検出したかどうかわからない (デスクトップツールの背後に隠れているシェルがアクセスしている可能性がある) 場合は、fuser コマンドを使用してください。「リムーバブルメディアが使用中かどうかを調べる方法」を参照してください。
# eject media
たとえば、DVD の場合は次のように入力します。
# eject cdrom
たとえば、USB メモリースティックの場合は次のように入力します。
# eject rmdisk0
ヒント - リムーバブルデバイスの名前は eject -l コマンドで表示できます。