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Oracle Solaris 11.1 パッケージリポジトリのコピーおよび作成 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
このセクションでは、パッケージ集積サーバーを使用してローカルリポジトリパッケージを提供する方法について説明します。
異なるポートで実行されている複数の pkg.depotd デーモンを使用して複数のリポジトリを提供する方法については、「複数の集積サーバーインスタンスを使用した複数のリポジトリの提供」を参照してください。異なるプレフィックスを使用して 1 つのドメイン名で複数のリポジトリを実行する方法については、「1 つのドメインでの複数リポジトリ」を参照してください。
クライアントが HTTP 経由でローカルリポジトリにアクセスできるようにするには、application/pkg/server サービス管理機能 (SMF) サービスを有効にします。
$ svccfg -s application/pkg/server setprop pkg/inst_root=/export/repoSolaris11 $ svccfg -s application/pkg/server setprop pkg/readonly=true
作業を確認します。
$ svcprop -p pkg/inst_root application/pkg/server /export/repoSolaris11
リポジトリをクライアントに提供するには、pkg.depotd を使用します。デフォルトでは、pkg.depotd はポート 80 で接続を待機します。pkg/port プロパティーをリセットすることでポートを変更できます。
$ svccfg -s application/pkg/server setprop pkg/port=port_number
application/pkg/server プロパティーの完全なリストについては、pkg.depotd(1M) のマニュアルページを参照してください。
複数のサービスプロパティーを設定するには、次のコマンドを使用してすべてのプロパティーを一度に編集します。
$ svccfg -s pkg/server editprop
変更するすべての行の先頭にあるコメントマーカー (#) を削除してください。
pkg.depotd リポジトリサービスを再起動します。
$ svcadm refresh application/pkg/server $ svcadm enable application/pkg/server
リポジトリサービスが動作しているかどうかを確認するには、localhost の場所を指定してブラウザウィンドウを開きます。デフォルトでは、pkg.depotd はポート 80 で接続を待機します。ポートを変更した場合、localhost:port_number の場所を指定してブラウザウィンドウを開きます。
クライアントシステムでローカルファイルリポジトリからパッケージを取得できるようにするには、発行元の起点を設定します。次のコマンドを使用して、新しいリポジトリ内にあるパッケージの発行元の名前を確認します。
$ pkgrepo info -s /export/repoSolaris11 PUBLISHER PACKAGES STATUS UPDATED solaris 4400 online 2012-07-25T23:40:03.496688Z
各クライアントで次のコマンドを実行して、solaris 発行元の起点をリセットします。
$ pfexec pkg set-publisher -G '*' -M '*' -g http://localhost:port_number/ solaris
solaris 発行元についての既存の起点をすべて削除します。
solaris 発行元についての既存のミラーをすべて削除します。
新しく追加されたローカルリポジトリの URI を solaris 発行元の新しい起点として追加します。
発行元の構成方法の詳細は、『Oracle Solaris 11.1 ソフトウェアパッケージの追加および更新』の「発行元の構成」を参照してください。