ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
パート II システム、ファイル、およびデバイスのセキュリティー
10. Oracle Solaris のセキュリティー属性 (参照)
22. Kerberos エラーメッセージとトラブルシューティング
暗号化による認証は通信を安全に行う基本です。認証を利用して、送信元と送信先が正しいユーザーまたはグループであることを保証します。通信は、送信元で暗号化され、送信先で復号化されます。暗号化されていれば、侵入者が通信を傍受できたとしても、その内容が解読されることはありません。通信を安全に行うための Oracle Solaris の機能には次のようなものがあります。
Secure Shell – データ転送と対話型ユーザーのネットワークセッションを、盗聴、セッションハイジャック、および「man-in-the-middle」攻撃から保護するプロトコルの 1 つ。公開鍵暗号化によって、強力な認証を提供します。X ウィンドウシステムなどのネットワークサービスは、Secure Shell 接続によって安全にトンネル化することで、セキュリティーが向上します。第 15 章Secure Shell の使用を参照してください。
Kerberos サービス – 暗号化による認証を行うクライアントサーバーアーキテクチャー。パート VI「Kerberos サービス」を参照してください。
インターネットプロトコルセキュリティーアーキテクチャー (IPsec) – IP データグラムを保護するアーキテクチャー。機密性、強力なデータ完全性、データ認証、部分的なシーケンス完全性を実現します。『Oracle Solaris 11.1 でのネットワークのセキュリティー保護』を参照してください。