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Oracle Solaris 11.1 ソフトウェアパッケージの追加および更新 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
イメージは、IPS パッケージとそれらの関連ファイル、ディレクトリ、リンク、および依存関係をインストールでき、その他の IPS 操作を実行できる場所です。
イメージには次の 3 つの種類があります。
フルイメージは完全なシステムを提供することができます。フルイメージでは、イメージ自体の中ですべての依存関係が解決され、IPS が一貫した方法で依存関係を維持します。Oracle Solaris OS のインストールを完了した時点で、ルートファイルシステムとその内容がフルイメージに含まれています。
部分イメージはフルイメージ (親イメージ) にリンクされますが、それ自体では完全なシステムを提供しません。非大域ゾーンは部分イメージです。-z または --zone オプションを使用して、適切なバリアントを設定します。ゾーンイメージでは、IPS は、パッケージ内の依存関係によって定義されているとおりに、非大域ゾーンと大域ゾーンの一貫性を維持します。非大域ゾーンについては、『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris ゾーン、Oracle Solaris 10 ゾーン、およびリソース管理)』のパート II「Oracle Solaris ゾーン」を参照してください。
ユーザーイメージは、再配置可能なパッケージのみを含みます。
/usr/bin/pkg image-create [-FPUfz] [--force] [--full | --partial | --user] [--zone] [-k ssl_key] [-c ssl_cert] [--no-refresh] [--variant variant_name=value ...] [-g path_or_uri | --origin path_or_uri ...] [-m uri | --mirror uri ...] [--set-property name_of_property=value] [--facet facet_name=(True|False) ...] [(-p | --publisher) [name=]repo_uri] dir
dir によって指定された場所に、パッケージ操作に適したイメージを作成します。デフォルトのイメージタイプはユーザー (-U または - -user) です。イメージタイプはフルイメージ (--F または --full)、または指定された -dir パスを包含するフルイメージにリンクされた部分イメージ (-P または -partial) に設定できます。
非大域ゾーンコンテキストで新しいイメージを実行するには、-z または - -zone オプションを使用して、適切なバリアントを設定します。
パッケージリポジトリの URI は、-p または --publisher オプションを使用して提供する必要があります。発行元の名前も提供した場合、イメージの作成時にその発行元のみが追加されます。発行元の名前を提供しない場合、指定されたリポジトリによって認識されているすべての発行元がイメージに追加されます。この発行元に関連付けられたカタログは、初期作成操作に続いて取得が試みられます。
追加の起点を指定する場合は、-g オプションを使用します。ミラーを指定する場合は、-m オプションを使用します。
クライアント SSL 認証を使用する発行元の場合、-c オプションまたは -k オプションを使用して、クライアント鍵とクライアント証明書を登録します。この鍵と証明書は、イメージ作成中に追加されるすべての発行元のために使用されます。
既存のイメージを上書きするイメージを強制的に作成する場合は、-f オプションを使用します。このオプションは慎重に使用してください。
-no-refresh オプションを指定した場合、使用可能なパッケージやその他のメタデータの最新のリストを取得するために、イメージの発行元のリポジトリに接続しません。
指定したバリアントを指示した値に設定する場合は、--variant オプションを使用します。指定したファセットを指示した値に設定する場合は、--facet オプションを使用します。