ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris 11.1 デスクトップ管理者ガイド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
デスクトップエントリファイルは、メニュー内の項目に関する情報を提供するデータファイルです。デスクトップエントリファイルは、名前、実行コマンド、アイコンなど、項目の詳細を指定します。デスクトップエントリファイルには、メニュー階層内の項目の位置を指定するキーワードも含まれます。デスクトップエントリファイルは、$XDG_DATA_DIRS/applications ディレクトリに置く必要があり、.desktop ファイル拡張子を持つ必要があります。
.desktop ファイルの場所を解決するためにデフォルトのパスを検索する順序は、次のとおりです。
$XDG_DATA_HOME/applications ディレクトリ内を検索します。$XDG_DATA_HOME 環境変数が設定されていない場合は、~/.local/share/applications デフォルトディレクトリ内を検索します。
$XDG_DATA_DIRS にある各ディレクトリの applications サブディレクトリを検索します。$XDG_DATA_DIRS 環境変数が設定されていない場合は、/usr/share/applications デフォルトディレクトリ内を検索します。
同じ名前を持つ複数の .desktop ファイルが見つかった場合は、最初に見つかったファイルが優先されます。
次の例では、サンプルのデスクトップエントリファイルを示します。
[Desktop Entry] Encoding=UTF-8 Name=Calculator Name[fr]=Calculatrice ... Comment=Perform calculations Comment[fr]=Effectue des calculs complique ... Exec=gcalctool Icon=accessories-calculator Terminal=false Type=Application StartupNotify=true Categories=GNOME;GTK;Utility;Calculator
次の表では、デスクトップエントリファイルの重要なキーの一部について説明します。デスクトップエントリファイルの詳細は、XDG デスクトップエントリ仕様を参照してください。
表 3-3 デスクトップエントリキー
|
デスクトップエントリファイルのキーの詳細は、デスクトップエントリ仕様を参照してください。
注 - パネルランチャーおよびデスクトップオブジェクトもデスクトップエントリファイルを使用します。ランチャーおよびデスクトップオブジェクトのデスクトップエントリファイルは、メニュー内の項目の場合と同じ情報を提供します。たとえば、デスクトップエントリファイルは、ユーザーがランチャーまたはオブジェクトを選択したときに実行するコマンドを提供します。