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Oracle Solaris Cluster ソフトウェアのインストール Oracle Solaris Cluster 4.1 (日本語) |
1. Oracle Solaris Cluster 構成の計画
2. グローバルクラスタノードへのソフトウェアのインストール
このセクションでは、特定のソフトウェア製品をグローバルクラスタからアンインストールまたは削除する次の手順について説明します。
インストールしたノードがクラスタに参加できなかったり、構成情報を修正する場合、次の手順を実行します。たとえば、トランスポートアダプタやプライベートネットワークアドレスを再構成する場合にすべてのノードで実行してください。
注 - ノードがすでにクラスタに参加しており、インストールモードでない場合 (「定足数構成とインストールモードを確認する方法」の手順 2 を参照) は、この手順を実行しないでください。代わりに、『Oracle Solaris Cluster システム管理』の「クラスタノードから Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをアンインストールする」に進みます。
始める前に
scinstall ユーティリティーを使用して、ノードのクラスタ構成を再実行します。ノード上で Oracle Solaris Cluster ソフトウェアの構成を繰り返すことにより、クラスタノードの構成エラーを修正できる場合があります。
単一ノードクラスタを構成解除する場合は、手順 2 に進みます。
phys-schost# /usr/cluster/bin/claccess allow -h nodename
認証リストに追加するノードの名前を指定します。
clsetup ユーティリティーを使用してこのタスクを実行することもできます。手順については、『Oracle Solaris Cluster システム管理』の「既存のクラスタにノードを追加する方法」を参照してください。
phys-schost# shutdown -g0 -y -i0
ok boot -x
GRUB ベースのブートについては、『Oracle Solaris 11.1 システムのブートおよびシャットダウン』の「システムのブート」を参照してください。
画面には編集されたコマンドが表示されます。
注 - カーネルブートパラメータコマンドへのこの変更は、システムをブートすると無効になります。次にノードをリブートする際には、ノードはクラスタモードでブートします。非クラスタモードでブートするには、上記の手順を実行してもう一度カーネルのブートパラメータコマンドに -x オプションを追加してください。
phys-schost# cd /
phys-schost# /usr/cluster/bin/clnode remove
ノードはクラスタ構成から削除されていますが、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアはノードから削除されていません。
詳細については、clnode(1CL) のマニュアルページを参照してください。
phys-schost# /usr/cluster/bin/scinstall -r [-b BE-name]
クラスタノードから、クラスタの構成情報を削除し、Oracle Solaris Cluster のフレームワークおよびデータサービスソフトウェアをアンインストールします。その後、このノードを再インストールしたり、クラスタから削除したりできます。
アンインストール処理の完了後のブート先となる新しいブート環境の名前を指定します。名前の指定はオプションです。ブート環境の名前を指定しなかった場合は、名前が自動的に生成されます。
詳細については、scinstall(1M) のマニュアルページを参照してください。
注意事項
削除しようとしているクラスタノードで少なくとも部分的にクラスタが構成されている場合、clnode remove コマンドを実行しても、Node is still enabled などのエラーでコマンドが終了してしまう可能性があります。そのようなエラーが発生する場合は、clnode remove コマンドに -F オプションを追加します。
次の手順
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをノードで再インストールまたは再構成する前に、表 2-1 を参照してください。この表には、すべてのインストールタスクとタスクを実行する順序を示しています。
クラスタからノードを物理的に削除する場合は、『Oracle Solaris Cluster 4.1 Hardware Administration Manual』の「How to Remove an Interconnect Component」、およびお使いのストレージアレイの Oracle Solaris Cluster マニュアルに記載されている削除手順を参照してください。
始める前に
Oracle Solaris Cluster Quorum Server ソフトウェアをアンインストールする前に、次のタスクが完了していることを確認します。
定足数サーバーを使用する各クラスタで、定足数デバイスとして使用されている定足数サーバーを削除します。『Oracle Solaris Cluster システム管理』の「定足数デバイスを削除する方法」の手順を実行します。
通常の動作では、この手順により定足数サーバーホスト上の定足数サーバーの情報も削除されます。この手順の間にクラスタと定足数サーバーホストコンピュータの間の通信がダウンした場合は、定足数サーバーホストコンピュータ上の無効な定足数サーバーの情報をクリーンアップします。『Oracle Solaris Cluster システム管理』の「期限切れの定足数サーバークラスタ情報のクリーンアップ」の手順を実行します。
各定足数サーバーホストコンピュータ上で、『Oracle Solaris Cluster システム管理』の「定足数サーバーを停止する方法」の手順に従って、定足数サーバーを停止します。
あるいは、ユーザーアカウントに System Administrator プロファイルが割り当てられている場合、プロファイルシェル経由で非 root としてコマンドを発行するか、コマンドの先頭に pfexec コマンドを付加します。
quorumserver# pkg uninstall ha-cluster/group-package/ha-cluster-quorum-server* \ ha-cluster/service/quorum-server*
デフォルトでは、このディレクトリは /var/scqsd です。
この手順のすべてのステップは、グローバルクラスタの 1 つのノードから実行します。
注 - 次の手順は、グローバルクラスタノードから実行します。代わりに、ゾーンクラスタのノードからこれらの手順を実行するには、ゾーンクラスタノードにログインし、各コマンドから「-Z zone-cluster」を省略します。
phys-schost# clresource offline -Z zone-cluster resource-group
phys-schost# clresource show -Z zone-cluster -p Enabled === Resources === Resource: resource Enabled{nodename1}: True Enabled{nodename2}: True …
phys-schost# clresource show -Z zone-cluster -p resource_dependencies === Resources === Resource: node Resource_dependencies: node …
依存先のリソースを無効にする前に、まず依存元のリソースを無効にしてください。
phys-schost# clresource disable -Z zone-cluster resource
詳細については、clresource(1CL) のマニュアルページを参照してください。
phys-schost# clresource show -Z zone-cluster -p Enabled === Resources === Resource: resource Enabled{nodename1}: False Enabled{nodename2}: False …
phys-schost# clresourcegroup unmanage -Z zone-cluster resource-group
phys-schost# cluster status -Z zone-cluster -t resource,resourcegroup
phys-schost# clresourcegroup delete -F -Z zone-cluster +
phys-schost# clzonecluster halt zone-cluster-name
phys-schost# clzonecluster uninstall zone-cluster-name
phys-schost# clzonecluster delete zone-cluster-name
Oracle Solaris ソフトウェアの Availability Suite 機能をアンインストールする各ノードで次の手順を実行します。
phys-schost# pkg uninstall group/feature/storage-avs \ storage/avs/avs-cache-management \ storage/avs/avs-point-in-time-copy \ storage/avs/avs-remote-mirror \ driver/storage/sv