サポート対象製品

このセクションでは、発行時点における Oracle Solaris Cluster 4.1 および Oracle Solaris Cluster Geographic Edition 4.1 ソフトウェアのソフトウェアとメモリーの要件について説明します。このリリースでサポートされる製品および製品バージョンに関する最新情報は、Oracle Solaris Cluster 4 の互換性に関するガイドを参照してください。

• 「データ複製」

• 「データサービス」

• 「ファイルシステム」

• 「Geographic Edition ソフトウェア要件」

• 「メモリーの要件」

• 「Oracle Solaris オペレーティングシステム」

• 「Oracle VM Server for SPARC」

• 「ボリューム管理ソフトウェア」

データ複製

このリリースでは、次のデータ複製製品がサポートされます。

• Oracle Solaris の Availability Suite 機能

• EMC Symmetrix Remote Data Facility (SRDF)

• Oracle Data Guard – サポートは、Oracle Database 11g リリース 2 ソフトウェアを使用する構成に限定されます。

• Oracle Solaris Cluster Geographic Edition のスクリプトベースのプラグイン。

• Sun ZFS Storage Appliance – Geographic Edition ソフトウェアとともに使用する場合、サポートには少なくとも Sun ZFS 7000 Storage Appliance 2011.1.5 ソフトウェアが必要です。

次の表に、各データ複製ソフトウェア製品に対してこのリリースでサポートされるボリュームマネージャーを示します。

¹ストレージ管理オプションの追加サポートについては、『Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド』の「ストレージ管理の要件」を参照してください。

データサービス

公開時点では、次のアプリケーション向けのデータサービスが Oracle Solaris Cluster 4.1 でサポートされています。

• Apache

• Apache Tomcat

• DHCP

• DNS

• MySQL

• MySQL Cluster

• NFS

• Oracle eBusiness Suite

• Oracle External Proxy

• Oracle GlassFish Server Message Queue

• Oracle Database の単一インスタンス (バージョン 11g リリース 2 のみ)

• Oracle iPlanet Web Server

• Oracle PeopleSoft Enterprise

• Oracle Real Application Clusters (バージョン 11g リリース 2 のみ)

• Oracle Solaris Zones

• Oracle Traffic Director

• Oracle VM Server for SPARC

• Oracle Web Tier

• Oracle WebLogic Server

• PostgreSQL

• Samba

• SAP liveCache

• SAP MaxDB

• SAP NetWeaver

• Siebel

• Sybase ASE

ファイルシステム

次の表に、SPARC および x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris Cluster 4.1 ソフトウェアで動作するファイルシステムを示します。

Geographic Edition ソフトウェア要件

Oracle Solaris Cluster Geographic Edition (Geographic Edition) 4.1 ソフトウェアは、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアのバージョン 4.1 または 4.0 上でのみ動作します。

Geographic Edition 4.1 ソフトウェアを実行するクラスタは、Geographic Edition ソフトウェアのバージョン 4.1 または 4.0 を実行する別のクラスタのみとパートナーシップになることができます。

メモリーの要件

Oracle Solaris Cluster 4.1 ソフトウェアでは、クラスタノードごとに次のメモリーの要件が必要です。

• 1.5 GB 以上の物理 RAM (標準 2 GB)

• 6 GB 以上のハードディスクドライブ空き容量

物理メモリーとハードディスクドライブの実際の必要条件は、インストールされているアプリケーションによって決まります。追加のメモリーおよびハードディスクドライブの必要条件を計算するには、アプリケーションのドキュメントを参照するか、アプリケーションベンダーにお問い合わせください。

Oracle Solaris オペレーティングシステム

Oracle Solaris Cluster 4.1 および定足数サーバーソフトウェアでは、Oracle Solaris 11.1 OS が必要です。Oracle Solaris 11.0 リリースは Oracle Solaris Cluster 4.1 ソフトウェアではサポートされていません。

また、Oracle Solaris 11.1 ソフトウェアに直接アップグレードする場合、アップグレードする前に、システムで少なくとも SRU 10 が適用された Oracle Solaris 11 を実行している必要があります。SRU 10 が適用された Oracle Solaris 11 未満から Oracle Solaris 11.1 へ直接アップグレードすることはサポートされていません。

Oracle VM Server for SPARC

この Oracle Solaris Cluster リリースは、SPARC 2.1、2.2、および 3.0 用の Oracle VM Server と連携します。このソフトウェアは、以前は Sun Logical Domains (LDoms) と呼ばれていました。

Oracle Solaris 11.1 の SR-IOV 機能を SPARC 2.2 用 Oracle VM Server で使用するためにサポートされている使用方法と制限されている使用方法について次に説明します。

• SR-IOV デバイスは、HA for Oracle VM Server for SPARC データサービスのライブ移行でサポートされていません。この制限は、Oracle Solaris Cluster 4.1 ソフトウェアの初期リリース時点で存在します。SR-IOV 機能のサポートが使用可能になるかどうかについては、Oracle のサポート担当者にお問い合わせください。

• SR-IOV デバイスは、HA for Oracle VM Server for SPARC データサービスの通常の移行でサポートされています。このサポートには、データサービスのリソースグループでプライマリになる可能性のあるすべてにおいて、SR-IOV デバイスパスが同一であることが必要です。

• SR-IOV デバイスは、クラスタノードとして動作するように構成された Oracle VM Server for SPARC 論理ドメインでサポートされています。

ボリューム管理ソフトウェア

次の表に、SPARC および x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris 11.1 で動作するボリュームマネージャーを示します。Veritas Volume Manager (VxVM) は、Oracle Solaris Cluster および Oracle Solaris Cluster Geographic Edition 4.1 ソフトウェアではサポートされません。