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Oracle Solaris 10 1/13 インストールガイド: ネットワークベースのインストール     Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

パート I ネットワーク経由のインストールの計画

1.  Oracle Solaris インストールの計画についての参照先

2.  システム構成情報の事前構成 (タスク)

3.  ネームサービスまたは DHCP による事前構成

ネームサービスの選択

ネームサービスによる事前構成

NIS を使ってロケールを事前構成する方法

NIS+ を使ってロケールを事前構成する方法

DHCP サービスによるシステム構成情報の事前構成 (タスク)

Oracle Solaris インストールパラメータ用の DHCP オプションとマクロの作成

DHCP オプションおよびマクロの値

DHCP マネージャを使用したインストールオプションとマクロの作成

dhtadm を使用してオプションとマクロを作成するスクリプトの作成

パート II ローカルエリアネットワーク経由のインストール

4.  ネットワークからのインストール (概要)

5.  DVD メディアを使用したネットワークインストール (タスク)

6.  CD メディアを使用したネットワークインストール (タスク)

7.  ミニルートイメージへのパッチの適用 (タスク)

8.  ネットワーク経由のインストール (例)

9.  ネットワークからのインストール (コマンドリファレンス)

パート III 広域ネットワーク経由のインストール

10.  WAN ブート (概要)

11.  WAN ブートによるインストールの準備 (計画)

12.  WAN ブート によるインストール (タスク)

13.  SPARC: WAN ブートによるインストール (タスク)

14.  SPARC: WAN ブートによるインストール (例)

15.  WAN ブート (リファレンス)

パート IV 付録

A.  トラブルシューティング (タスク)

B.  リモートからのインストールまたはアップグレード (タスク)

用語集

索引

DHCP サービスによるシステム構成情報の事前構成 (タスク)

DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使用すると、TCP/IP ネットワーク内のホストシステムを、ブート時にネットワークに合わせて自動的に構成できます。DHCP では、クライアント/サーバーメカニズムが使用されます。サーバーは、クライアントの構成情報を格納、管理し、クライアントの要求に応じてその構成情報を提供します。構成情報には、クライアントの IP アドレスと、クライアントが使用可能なネットワークサービス情報が含まれます。

DHCP の主な利点は、リースを通して IP アドレス割り当てを管理できることです。リースを使用すると、使用されていない IP アドレスを回収し、ほかのクライアントに割り当て直すことができます。この機能によって、1 つのサイトで使用する IP アドレスプールは、すべてのクライアントに常時アドレスを割り当てた場合に比べて、小さくなります。

ネットワーク上のいくつかのクライアントシステムでは、DHCP を使用すると Oracle Solaris OS をインストールできます。この機能を使用できるのは、Oracle Solaris OS がサポートしているすべての SPARC ベースのシステムと、Oracle Solaris OS を実行するためのハードウェア要件を満たしている x86 ベースのシステムです。

次のタスクマップに、クライアントが DHCP を使用してインストールパラメータを取得するために必要なタスクを示します。

表 3-2 タスクマップ: DHCP サービスによるシステム構成情報の事前構成

タスク
説明
指示
インストールサーバーを設定します。
Oracle Solaris OS をネットワークからインストールする必要があるクライアントをサポートするように Oracle Solaris サーバーを設定します。
DHCP を使用してネットワーク経由で Oracle Solaris をインストールできるようにクライアントシステムを構成します。
add_install_client -d を使用して、特定のクラスあるいはマシンタイプに属するクライアントや特定のクライアント ID に対して、DHCP ネットワークインストールのサポートを追加します。
DHCP サービスを使用するためにネットワークを準備します。
DHCP サーバーをどのように構成するかを決定します。
DHCP サーバーを構成します。
DHCP マネージャを使用して DHCP サーバーを構成します。
インストールパラメータ用の DHCP オプションとそのオプションを含むマクロを作成します。
DHCP マネージャーまたは dhtadm を使用して、DHCP サーバーがインストール情報をクライアントに渡すときに使用できる、新しいベンダーオプションとマクロを作成します。

Oracle Solaris インストールパラメータ用の DHCP オプションとマクロの作成

インストールサーバー上で add_install_client -d スクリプトを使用してクライアントを追加すると、そのスクリプトは DHCP 構成情報を標準出力にレポートします。この情報は、ネットワークインストール情報をクライアントに伝えるために必要なオプションとマクロを作成する際に使用できます。

DHCP サービス内のオプションおよびマクロをカスタマイズして、次の種類のインストールを実行できます。

DHCP サーバーを使用してネットワークインストールを行うようにクライアントを設定する方法については、次の手順を参照してください。

DHCP オプションおよびマクロの値

ネットワークから DHCP クライアントに対してインストールを行うには、ベンダーカテゴリオプションを作成して、Oracle Solaris OS をインストールするために必要な情報を伝える必要があります。次の表では、DHCP クライアントのインストールに使用できる一般的な DHCP オプションを説明します。

DHCP オプションの詳細は、『Oracle Solaris の管理: IP サービス』の「DHCP のオプション情報」を参照してください。

表 3-3 標準的な DHCP オプションの値

オプション名
コード
データ型
オプションの最小値
最大値
説明
BootFile
なし
ASCII
1
1
クライアントのブートファイルへのパス
BootSrvA
なし
IP アドレス
1
1
ブートサーバーの IP アドレス
DNSdmain
15
ASCII
1
0
DNS ドメイン名
DNSserv
6
IP アドレス
1
0
DNS ネームサーバーの一覧
NISdmain
40
ASCII
1
0
NIS ドメイン名
NISservs
41
IP アドレス
1
0
NIS サーバーの IP アドレス
NIS+dom
64
ASCII
1
0
NIS+ ドメイン名
NIS+serv
65
IP アドレス
1
0
NIS+ サーバーの IP アドレス
Router
3
IP アドレス
1
0
ネットワークルーターの IP アドレス

次の表に示すベンダーカテゴリオプションは、クライアントへの Oracle Solaris のインストールを DHCP サーバーでサポートするために必須のものです。これらのオプションは、Oracle Solaris クライアントの起動スクリプトで使用されます。


注 - ここに示されているベンダークライアントクラスは単なる例です。ネットワークからインストールする必要がある実際のクライアントについて、クライアントクラスを指定する必要があります。


表 3-4 Oracle Solaris クライアント用に必須のベンダーカテゴリオプションを作成するための値

名前
コード
データ型
オプションの最小値
最大値
ベンダークライアントクラス *
説明
SrootIP4
2
IP アドレス
1
1
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
ルートサーバーの IP アドレス
SrootNM
3
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
ルートサーバーのホスト名
SrootPTH
4
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
ルートサーバーにあるクライアントのルートディレクトリへのパス
SinstIP4
10
IP アドレス
1
1
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
JumpStart インストールサーバーの IP アドレス
SinstNM
11
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
インストールサーバーのホスト名
SinstPTH
12
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
インストールサーバーにあるインストールイメージへのパス

次の表に示すオプションは、クライアントの起動スクリプトで使用できますが、必須ではありません。


注 - ここに示されているベンダークライアントクラスは単なる例です。ネットワークからインストールする必要がある実際のクライアントについて、クライアントクラスを指定する必要があります。


表 3-5 Oracle Solaris クライアント用のオプションのベンダーカテゴリオプションの値

名前
コード
データ型
オプションの最小値
最大値
ベンダークライアントクラス *
説明
SrootOpt
1
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
クライアントのルートファイルシステム用の NFS マウントオプション
SbootFIL
7
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
クライアントのブートファイルへのパス
SbootRS
9
数値
2
1
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
カーネルを読み込む際にスタンドアロンのブートプログラムが使用する NFS 読み込みサイズ
SsysidCF
13
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
server:/path という形式での、sysidcfg ファイルへのパス
SjumpsCF
14
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
server:/path という形式での、JumpStart 構成ファイルへのパス
SbootURI
16
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
スタンドアロンのブートファイルへのパスまたは WAN ブートファイルへのパス。スタンドアロンのブートファイルの場合は、次の形式を使用します。

tftp://inetboot.sun4u

WAN ブートファイルの場合は、次の形式を使用します。

http://host.domain/ path-to-file

このオプションを使用すると、BootFilesiaddr の設定をオーバーライドし、スタンドアロンのブートファイルを検出させることができます。サポートされているプロトコルは、tftp (inetboot) および http (wanboot) です。たとえば、次の形式を使用します。tftp://inetboot. sun4u

SHTTPproxy
17
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
ネットワーク上で使用されているプロキシサーバーの IP アドレスとポート番号。このオプションが必要なのは、クライアントが WAN を介してブートされる場合で、ローカルネットワークでプロキシサーバーが使用されているときのみです。たとえば、次の形式を使用します。 198.162.10.5:8080

次の表に示すオプションは、Oracle Solaris クライアントの起動スクリプトで現在は使用されていません。起動スクリプトを編集する場合だけ、これらのオプションを使用できます。


注 - ここに示されているベンダークライアントクラスは単なる例です。ネットワークからインストールする必要がある実際のクライアントについて、クライアントクラスを指定する必要があります。


表 3-6 起動スクリプトのベンダーカテゴリオプション

名前
コード
データ型
オプションの最小値
最大値
ベンダークライアントクラス *
説明
SswapIP4
5
IP アドレス
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
スワップサーバーの IP アドレス
SswapPTH
6
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
スワップサーバーにあるクライアントのスワップファイルへのパス
Stz
8
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
クライアントのタイムゾーン
Sterm
15
ASCII テキスト
1
0
SUNW.Sun-Blade-1000, SUNW.Sun-Fire-880, SUNW.i86pc
端末タイプ

オプションがすでに作成されていれば、これらのオプションを含んだマクロを作成できます。次に、クライアントに対する Oracle Solaris のインストールをサポートするために作成できるマクロの例を示します。

表 3-7 ネットワークインストールクライアントをサポートするマクロの例

マクロ名
含まれるオプションとマクロ
Solaris
SrootIP4、SrootNM、SinstIP4、SinstNM
sparc
SrootPTH、SinstPTH
sun4u
Solaris マクロと sparc マクロ
sun4v
Solaris マクロと sparc マクロ
i86pc
Solaris マクロ、SrootPTH、SinstPTH、SbootFIL
SUNW.i86pc
i86pc マクロ

注 - SUNW.i86pc ベンダークライアントクラスは、Solaris 10 3/05 リリースおよびその互換バージョンに対してのみ有効です。


SUNW.Sun-Blade-1000
sun4u マクロ、SbootFIL
SUNW.Sun-Fire-880
sun4u マクロ、SbootFIL
PXEClient:Arch:00000:UNDI: 002001
BootSrvABootFile
xxx.xxx.xxx.xxx ネットワークアドレスマクロ
BootSrvA オプションは既存のネットワークアドレスマクロに追加できます。BootSrvA の値は tftboot サーバーを示す必要があります。
01client-MAC-address クライアント固有のマクロ (たとえば、010007E9044ABF)
BootSrvABootFile

上記の表に示されているマクロ名は、ネットワークからインストールする必要のあるクライアントのベンダークライアントクラスと一致します。これらの名前は、ネットワーク上にあるクライアントの例です。クライアントのベンダークライアントクラスを調べる方法については、『Oracle Solaris の管理: IP サービス』の「DHCP オプションを使用した作業 (作業マップ)」を参照してください。

これらのオプションとマクロは、次の方法で作成できます。

特定のクライアントに提供されているベンダーオプションは、オプションコードや長さの情報も含めて、合計のサイズが 255 バイトを超えてはいけません。一般に、渡すベンダー情報は、必要最小限に留めるべきです。パス名を必要とするオプションでは、短いパス名を使用します。長いパス名に対してシンボリックリンクを作成すると、短いリンク名を使用できます。

DHCP マネージャを使用したインストールオプションとマクロの作成

DHCP マネージャーを使用すると、表 3-4 に一覧表示されているオプションおよび表 3-7 に一覧表示されているマクロを作成できます。

Oracle Solaris のインストールをサポートするオプションを作成する方法 (DHCP マネージャー)

始める前に

インストール用の DHCP マクロを作成する前に、次のタスクを実行してください。

  1. DHCP サーバーシステムでスーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    注 - 役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理: セキュリティーサービス』の「RBAC の構成 (タスクマップ)」を参照してください。


  2. DHCP マネージャを起動します。
    # /usr/sadm/admin/bin/dhcpmgr &

    「DHCP マネージャ」ウィンドウが表示されます。

  3. DHCP マネージャで「オプション」を選択します。
  4. 「編集」メニューから「作成」を選択します。

    「オプションの作成」パネルが表示されます。

  5. 最初のオプションのオプション名を入力し、そのオプションに値を入力します。

    add_install_client コマンドの出力結果、および 表 3-3表 3-4 の情報を使用して、作成するオプションの名前と値を調べます。

  6. すべての値を入力したら、「了解」をクリックします。
  7. 「オプション」タブで、今作成したオプションを選択します。
  8. 「編集」メニューから「複製」を選択します。

    「オプションの複製」パネルが表示されます。

  9. 別のオプションの名前を入力し、その他の値を適宜変更します。

    コード、データ型、データの単位数、最大値は通常は変更する必要があります。これらの値については、表 3-3 および表 3-4 を参照してください。

  10. すべてのオプションを作成するまで、手順 7 から手順 9 までを繰り返します。

    注 - これらのオプションはすでに Oracle Solaris クライアントの /etc/dhcp/inittab ファイルに含まれているので、わざわざ追加する必要はありません。


次の手順

次の手順の説明に従って、ネットワークインストールクライアントにオプションを渡すマクロを作成できます。

Oracle Solaris のインストールをサポートするマクロを作成する方法 (DHCP マネージャー)

始める前に

インストール用の DHCP マクロを作成する前に、次のタスクを実行してください。

  1. DHCP マネージャで「マクロ」を選択します。
  2. 「編集」メニューから「作成」を選択します。

    「マクロの作成」パネルが表示されます。

  3. マクロの名前を入力します。

    使用できるマクロ名については、表 3-7 を参照してください。

  4. 「選択」ボタンをクリックします。

    「オプションの選択」パネルが開きます。

  5. 「カテゴリ」リストで「ベンダー」を選択します。

    作成したベンダーオプションがリストされます。

  6. マクロに追加するオプションを選択して、「了解」をクリックします。
  7. オプションの値を入力します。

    オプションのデータ型については、表 3-3 および表 3-4 を参照してください。add_install_client -d の報告も参照してください。

  8. すべてのオプションを追加するまで、手順 6 から手順 7 までを繰り返します。

    別のマクロを追加するには、オプション名に Include と入力し、オプション値にそのマクロ名を入力します。

  9. マクロが完成したら、「了解」をクリックします。

次の手順

DHCP を使ってネットワーク経由のインストールを行うには、インストールサーバーを設定し、システムをインストールクライアントとして追加する必要があります。詳細については、第 4 章ネットワークからのインストール (概要)を参照してください。

DHCP を使って WAN ブートインストールを行うには、追加のタスクを行う必要があります。詳細については、第 10 章WAN ブート (概要)を参照してください。

DHCP を使って JumpStart インストールを行うには、プロファイルと rules.ok ファイルを作成する必要があります。詳細は、『Oracle Solaris 10 1/13 インストールガイド: JumpStart インストール』の第 2 章「JumpStart (概要)」を参照してください。

参照

DHCP についての詳細は、『Oracle Solaris の管理: IP サービス』のパート III「DHCP」を参照してください。

dhtadm を使用してオプションとマクロを作成するスクリプトの作成

例 3-1 の例を応用して Korn シェルスクリプトを作成し、表 3-3 および表 3-4 に一覧表示されているすべてのオプションと、いくつかの便利なマクロを作成できます。引用符に囲まれたすべての IP アドレスと値を、実際のネットワークの IP アドレス、サーバー名、およびパスに変更してください。また、Vendor= キーを編集して、使用するクライアントのクラスを示す必要もあります。add_install_client -d の情報を使って、スクリプトを変更するために必要なデータを取得します。

例 3-1 ネットワークインストールをサポートするスクリプトの例

# Load the Solaris vendor specific options. We'll start out supporting 
# the Sun-Blade-1000, Sun-Fire-880, and i86 platforms. Note that the 
# SUNW.i86pc option only applies for the Solaris 10 3/05 release. 
# Changing -A to -M would replace the current values, rather than add them.
dhtadm -A -s SrootOpt -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,1,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SrootIP4 -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,2,IP,1,1'
dhtadm -A -s SrootNM -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,3,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SrootPTH -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,4,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SswapIP4 -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,5,IP,1,0'
dhtadm -A -s SswapPTH -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,6,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SbootFIL -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,7,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s Stz -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,8,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SbootRS -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,9,NUMBER,2,1'
dhtadm -A -s SinstIP4 -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,10,IP,1,1'
dhtadm -A -s SinstNM -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,11,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SinstPTH -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,12,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SsysidCF -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,13,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SjumpsCF -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,14,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s Sterm -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,15,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SbootURI -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,16,ASCII,1,0'
dhtadm -A -s SHTTPproxy -d \
'Vendor=SUNW.Sun-Blade-1000 SUNW.Sun-Fire-880 SUNW.i86pc,17,ASCII,1,0'
# Load some useful Macro definitions.
# Define all Solaris-generic options under this macro named Solaris.
dhtadm -A -m Solaris -d \
':SrootIP4=10.21.0.2:SrootNM="blue2":SinstIP4=10.21.0.2:SinstNM="red5":'
# Define all sparc-platform specific options under this macro named sparc.
dhtadm -A -m sparc -d \
':SrootPTH="/export/sparc/root":SinstPTH="/export/sparc/install":'
# Define all sun4u architecture-specific options under this macro named sun4u. 
#  (Includes Solaris and sparc macros.)
dhtadm -A -m sun4u -d ':Include=Solaris:Include=sparc:'
# Solaris on IA32-platform-specific parameters are under this macro named i86pc.
# Note that this macro applies only for the Solaris 10 3/05 release.
dhtadm -A -m i86pc -d \
':Include=Solaris:SrootPTH="/export/i86pc/root":SinstPTH="/export/i86pc/install"\
:SbootFIL="/platform/i86pc/kernel/unix":'
# Solaris on IA32 machines are identified by the "SUNW.i86pc" class. All
# clients identifying themselves as members of this class will see these
# parameters in the macro called SUNW.i86pc, which includes the i86pc macro.
# Note that this class only applies for the Solaris 10 3/05 release.
dhtadm -A -m SUNW.i86pc -d ':Include=i86pc:'
# Sun-Blade-1000 platforms identify themselves as part of the 
# "SUNW.Sun-Blade-1000" class.
# All clients identifying themselves as members of this class
#  will see these parameters.
dhtadm -A -m SUNW.Sun-Blade-1000 -d \
':SbootFIL="/platform/sun4u/kernel/sparcv9/unix":\
Include=sun4u:'
# Sun-Fire-880 platforms identify themselves as part of the "SUNW.Sun-Fire-880" class.
# All clients identifying themselves as members of this class will see these parameters.
dhtadm -A -m SUNW.Sun-Fire-880 -d \
':SbootFIL="/platform/sun4u/kernel/sparcv9/unix":Include=sun4u:'
# Add our boot server IP to each of the network macros for our topology served by our
# DHCP server. Our boot server happens to be the same machine running our DHCP server.
dhtadm -M -m 10.20.64.64 -e BootSrvA=10.21.0.2
dhtadm -M -m 10.20.64.0 -e BootSrvA=10.21.0.2
dhtadm -M -m 10.20.64.128 -e BootSrvA=10.21.0.2
dhtadm -M -m 10.21.0.0 -e BootSrvA=10.21.0.2
dhtadm -M -m 10.22.0.0    -e BootSrvA=10.21.0.2
# Make sure we return host names to our clients.
dhtadm -M -m DHCP-servername -e Hostname=_NULL_VALUE_
# Create a macro for PXE clients that want to boot from our boot server.
# Note that this macro applies for the Solaris 10 3/05 release.
dhtadm -A -m PXEClient:Arch:00000:UNDI:002001 -d \
:BootFile=nbp.i86pc:BootSrvA=10.21.0.2:
# Create a macro for PXE clients that want to boot from our boot server.
# Note that this macro applies for the Solaris 10 2/06 release.
dhtadm -A -m PXEClient:Arch:00000:UNDI:002001 -d \
:BootFile=i86pc:BootSrvA=10.21.0.2:
# Create a macro for the x86 based client with the Ethernet address 00:07:e9:04:4a:bf 
# to install from the network by using PXE.
dhtadm -A -m 010007E9044ABF -d :BootFile=010007E9044ABF:BootSrvA=10.21.0.2:
# The client with this MAC address is a diskless client. Override the root settings
# which at the network scope setup for Install with our client's root directory.
dhtadm -A -m 0800201AC25E -d \
':SrootIP4=10.23.128.2:SrootNM="orange-svr-2":SrootPTH="/export/root/10.23.128.12":'

スーパーユーザーになり、dhtadm をバッチモードで実行します。オプションとマクロを dhcptab に追加するためのスクリプトの名前を指定します。たとえば、スクリプトの名前が netinstalloptions の場合、次のコマンドを入力します。

# dhtadm -B netinstalloptions

Vendor= 文字列に指定されているベンダークライアントクラスを持つクライアントが、DHCP を使ってネットワーク経由でインストールできるようになります。

dhtadm コマンドの使用方法の詳細については、dhtadm(1M) のマニュアルページを参照してください。dhcptab ファイルの詳細は、dhcptab(4) のマニュアルページを参照してください。