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Solaris Volume Manager 管理ガイド Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語) |
1. Solaris Volume Manager の使用開始
4. Solaris Volume Manager for Sun Cluster (概要)
Solaris Volume Manager for Sun Cluster 構成
複数所有者ディスクセット内の RAID-1 (ミラー) ボリューム
Solaris Volume Manager for Sun Cluster での最適化された再同期
5. Solaris Volume Manager の構成と使用 (シナリオ)
8. RAID-0 (ストライプと連結) ボリューム (概要)
9. RAID-0 (ストライプおよび連結) ボリューム (タスク)
20. Solaris Volume Manager の保守 (タスク)
21. Solaris Volume Manager のベストプラクティス
25. Solaris Volume Manager のトラブルシューティング (タスク)
A. 重要な Solaris Volume Manager ファイル
B. Solaris Volume Manager のクイックリファレンス
Solaris 9 9/04 以降のリリースでは、Solaris Volume Manager は、複数所有者ディスクセットを使用して Sun Cluster 環境内のストレージを管理できます。「複数所有者ディスクセット」を使用すると、複数のノードがディスクセットの所有権を共有したり、共有ディスクに同時に書き込んだりすることができます。以前は、共有ディスクセットはそのディスクセットに参加しているすべてのホストから表示できましたが、一度にアクセスできるのは 1 つのホストだけでした。複数所有者ディスクセットは、Sun Cluster や、Oracle Real Application Clusters などのアプリケーションで動作します。
複数所有者ディスクセットと Solaris Volume Manager 共有ディスクセットは、同じノード上に共存できます。ただし、2 つの構成の間でのディスクセットの移動はサポートされていません。
Solaris Volume Manager for Sun Cluster は、ストライプ、連結、ミラー、ソフトパーティション、ホットスペアなどの、Solaris Volume Manager で作成できるのと同じコンポーネントを作成します。Solaris Volume Manager for Sun Cluster は、RAID-5 ボリュームやトランザクションボリュームはサポートしていません。
次の図は、標準的なクラスタ構成でのソフトウェアと共有ストレージの間の関連付けを示しています。
図 4-1 サンプルのクラスタ構成
各ノードには、ローカルストレージのほかに、共有ストレージへの少なくとも 1 つのパスがあります。クラスタ内の複数所有者ディスクセットは、Solaris オペレーティングシステム (Solaris OS) の一部である Solaris Volume Manager for Sun Cluster によって管理されます。
Solaris Volume Manager for Sun Cluster を使用するには、Solaris OS に加えて、次のソフトウェアがインストールされている必要があります。
Sun Cluster 初期クラスタフレームワーク
Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters ソフトウェア
Oracle Real Application Clusters ソフトウェア
注 - Sun Cluster および Oracle Real Application Clusters ソフトウェアの設定については、『Oracle Solaris Cluster ソフトウェアのインストール』と『Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド』を参照してください。